JPH076236U - かつらの強力な装着法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】従来のかつらの装着法に代わる、簡単で強力な
装着法を安価で提供する。 【構成】かつら内面周辺５の所要個所に、布等で作った
袋状部材の上部３ａを取付けおき、金属薄板小片１を中
央部で折り曲げ、一方１ａを袋状部材の下部３に挿入す
る。他方の金属薄板小片１ｂにはゴムテューブ２を被着
し、自毛をゴムテューブ２にＵ字状にひっかけてから、
金属薄板小片１ａと１ｂを強く挾むと、かつらは強力に
止着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、かつらの強力な装着法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のかつらの装着法には、接着剤や両面テープの他に、金属ストッパー等が ありました。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のかつらの装着法では、ダイビングやサッカー等の激しいスポーツ時や、 長期の海外旅行等において、装着個所が緩んでくるので安心できない問題点があ りました。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

金属薄板小片（１）を中央部で折り曲げ、一方（１ｂ）にゴムテューブ（２） を被着し、ゴムテューブの被着していない他方（１ａ）を、かつらの内面周辺の （５）の所要個所に取り付けた布等の薄い材質の袋状部材の下部（３）に挿入し 自毛（４）をゴムテューブ（２）にＵ字状に掛けてから、金属薄板小片（１ａ） と（１ｂ）をプライヤー等の工具（６）により自毛を根元で挾んで止着する装着 法である。

【０００５】

【作用】

二つ折りした金属薄板小片（１）の一方（１ａ）を、袋状部材の下部（３）に 挿入し、一方（１ｂ）にはゴムテューブ（２）を被着して自毛（４）のスベリを 防ぎ、金属薄板小片（１ａ）と金属薄板小片（１ｂ）を強く挾むことにより強力 に装着できる。

【０００６】

【実施例】 以下、本考案の強力なかつらの装着法について、実施例を図面に基づいて説明 する。図面の同じ部分には、同一の符号をつけてある。金属薄板小片（１）を中 央部で折り曲げ、一方（１ｂ）にゴムテューブ（２）を被着する。他方（１ａ） を、かつら内面周辺（５）の所要個所に取り付けた布等の薄い材質の袋状部材の 下部（３）に挿入する。次にかつらを頭にのせてから、ゴムテューブ（２）付近 の自毛（４）を１０本から３０本位を指でつまんでゴムテューブ（２）にＵ字状 に掛け、自毛（４）の根元を金属薄板小片（１ａ）と（１ｂ）をプライヤー等の 工具（６）で挾むことにより強力に止着できる。

【０００７】 かつらを外すときは、金属薄板小片（１ｃ）を指で少し開くことにより容易に 外すことができる。金属薄板小片（１）は、数回繰り返し使用可能な素材例えば 鉄板小片等が良い。

【０００８】 袋状部材（３）は、かつらの毛の間から目立たないように、光沢の無い黒色の 布等が良い。袋状部材下部（３）は、左右どちらからでも金属薄板小片（１ａ） が挿入できるものである。かつらを頭に装着する際に袋状部材の下部（３）だけ を動かすだけで、かつら本体をめくったりする必要がなく、かつらベースの破損 を予防できる。袋状部材上部（３ａ）をかつら内面周辺（５）の所要個所に取り 付けるには、接着剤でも良いが、後日取り付け個所を変更したり、かつらを補修 する時に容易に外せるように糸等で縫い付けても良い。

【０００９】 本考案の装着法は、全て薄い材質で構成されており、かつら本体の厚みと差が なく、しかも、装着後はかつらに植毛した毛が覆いかぶさってくるので、かつら の上から触っても他人に気付かれる心配は全く無い。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、上記した構造をなすものであるから、どんなに激しい運動をしても 長い期間使用しても、かつらが緩むことが無いので、日常生活が全く自毛と同じ 感覚で過ごせる効果がある。又、本装着法は簡単な構造なので、製作費用が安く 済むため、安価で提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の平面図

【図３】本考案の側面図

【図４】本考案の部分断面図

【符号の説明】

１は金属薄板小片 ２はゴムテューブ ３は袋状部材 ４は自毛 ５はかつら ６は工具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】金属薄板小片（１）を中央部で折り曲げて
   から、一方（１ｂ）にゴムテューブ（２）を被着する。
   ゴムテューブの被着してない方（１ａ）を、かつら内面
   周辺（５）の所要個所に取り付けた布等の薄い材質の袋
   状部材の下部（３）に挿入し自毛（４）をゴムテューブ
   （２）にＵ字状に掛けてから、金属薄板小片（１ａ）と
   （１ｂ）をプライヤー等の工具（６）により、自毛
   （４）を強く挾んで止着する装着法。