JPH076235U - 靴下ずり落ち防止ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 膨らはぎ部分までの一般的な靴下に対
し、靴下ずり落ち防止ベルトを膝と膨らはぎの間に装着
し、靴下のずり落ちを防止する。 【構成】 輪にした帯（１）の両側に吊下げ帯
（２）を取付け、この吊下げ帯（２）の先端に止め具
（３）を取付ける。以上の構成を特徴とする靴下ずり落
ち防止ベルト。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、膨らはぎ部分までの一般的な靴下に対し、膝と膨らはぎの間 に装着し、靴下のずり落ちを防止する為のベルトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

（イ）靴下そのものに、ずり落ちにくくする加工を施していた。 （ロ）靴下の上部の内側と膨らはぎ部分の間にのり状の液体を塗り、皮膚と 靴下とを接着して、ずり落ち防止としていた。 （ハ）女性用衣料品に限っては、ガーターベルトとガーターストッキングの 組合わせにより、太ももの部分まであるストッキングのずり落ちを防止 していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これらには、次のような欠点があった。 （イ）従来の膨らはぎ部分までの一般的な靴下で、靴下そのものにずり落ち にくくする加工を施したものでは、ずり落ち防止効果はあまりなく、時 間がたつとともにずり落ちてしまっていた。 （ロ）皮膚と靴下とを接着する方法では、皮膚の弱い人は、皮膚がかぶれた り、赤く腫れたり、かゆみを伴ったりした。 （ハ）ガーターベルトとガーターストッキングは、男性が着用することはな かった。 本考案は、これらの欠点を解消するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

輪にした帯（１）の両側に吊下げ帯（２）を取付け、この吊下げ帯（２） の先端に止め具（３）を取付ける。 以上の構造からなる靴下ずり落ち防止ベルトである。

【０００５】

【作用】

輪にした帯（１）の部分を、膝と膨らはぎの間に装着し、吊下げ帯（２） の先端に取付けた止め具（３）で靴下を止める。こうすれば、輪にした帯（ １）の部分は、膨らはぎの太さにより靴下に引き降ろされにくくなり、 ベルト全体で靴下のずり落ちを防止することができる。

【０００６】

【実施例】

（イ）輪にした帯（１）及び吊下げ帯（２）を軟らかい材質のゴムベルト、 または軟らかい材質で伸縮性に豊んだ布とし、止め具（３）は、靴下を 挟むまたは靴下を刺し通す方式で靴下に取付ける。 （ロ）輪にした帯（１）及び吊下げ帯（２）に、巻付け長さ及び吊下げ長さ の調節機能を持たせる。そして吊下げ帯（２）の先端に止め具（３）を 取付ける。 （ハ）輪にした帯（１）の両側に吊下げ帯（２）を取付け、吊下げ帯（２） の先端を靴下そのものに縫い付けて、靴下と一体型とする。 または、靴下を織り上げる時に、輪にした帯（１）と吊下げ帯（２） の部分を、靴下と一体にして織り上げる。 （ニ）輪にした帯（１）または吊下げ帯（２）に、蓋付の小物入れを取付け る。そして吊下げ帯（２）の先端に止め具（３）を取付ける。

【０００７】

【考案の効果】

靴下ずり落ち防止ベルト全体は、非常に薄く出来上がり、ズボンを履いた 状態では外見から装着の有無が判断できず、機能的かつオシャレでもあり、 靴下がずり落ちた時の不快惑がなくなり、靴下がずり落ちたままのみっとも ない状態から解放される。 さらに、本考案の実施例について、その効果を説明すれば、 （イ）帯部分の材質を軟らかくすれば、装着したときの違和感を軽減でき、 足の動きに良くフィットする。 （ロ）帯部分に調節機能を付ければ、体形差による締付け加減や靴下のサイ ズ違いにも対応できる。 （ハ）靴下と一体型とすれば、本品が単独で存在することを知らなくても利 用でき、靴下と本品を別々に購入するより割安となる。 （ニ）蓋付小物入れを本品に取付ければ、海外旅行等での秘密の隠しサイフ としても利用でき、走っても小物入れの中の物は、脱落することはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施の一例を示す斜視図である。

【図２】 本考案の止め具部分の一例を示す斜視図であ
る。

【図３】 本考案の調節機能付ベルトの一例を示す斜視
図である。

【符号の説明】

１は輪にした帯 ２は吊下げ帯 ３は止め具 ４
は足 ５は靴下 ６は輪継手 ７は調節具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】輪にした帯（１）の両側に吊下げ帯（２）
   を取付け、この吊下げ帯（２）の先端に止め具（３）を
   取付けた靴下ずり落ち防止ベルト。