JPH076229Y2 - 便器の凍結防止用ヒーターシート - Google Patents
便器の凍結防止用ヒーターシートInfo
- Publication number
- JPH076229Y2 JPH076229Y2 JP1989121334U JP12133489U JPH076229Y2 JP H076229 Y2 JPH076229 Y2 JP H076229Y2 JP 1989121334 U JP1989121334 U JP 1989121334U JP 12133489 U JP12133489 U JP 12133489U JP H076229 Y2 JPH076229 Y2 JP H076229Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- trap portion
- sheet
- heater sheet
- heater wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、便器の凍結を防止するために便器のトラッ
プ部裏面側等に貼着等されるヒーターシートの改良に関
するものである。
プ部裏面側等に貼着等されるヒーターシートの改良に関
するものである。
(従来技術及びその課題) 従来、冷寒地等において便器内の水が凍り便器が破裂等
する場合があり、このような凍結事故を防止するために
便器のトラップ部の裏面側等にヒーターを配設した便器
が存在するが、従来においてはヒーターを組み込んだヒ
ーターシートの貼着状態が不均一となり、ヒーターシー
トの一部が高温となって不具合を生ずるという問題点が
あり、又、ヒーターシートの温度の均一化を図ることが
困難となったり、ヒーターシートの温度制御が困難で異
常に高温となったりする等の問題点を有していた。
する場合があり、このような凍結事故を防止するために
便器のトラップ部の裏面側等にヒーターを配設した便器
が存在するが、従来においてはヒーターを組み込んだヒ
ーターシートの貼着状態が不均一となり、ヒーターシー
トの一部が高温となって不具合を生ずるという問題点が
あり、又、ヒーターシートの温度の均一化を図ることが
困難となったり、ヒーターシートの温度制御が困難で異
常に高温となったりする等の問題点を有していた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、機能の向上したヒーターシートを提供せんことを目
的とし、その要旨は、便器のトラップ部裏面側に貼着可
能に表皮側に接着剤層が形成され、内部にヒーター線を
組み込んだ可撓性の凍結防止用ヒーターシートであっ
て、該ヒーターシートは、前記トラップ部の展開形状で
ある略くの字状に形成され、トラップ部に貼着された時
に該トラップ部の上端部付近に配置されるサーミスタセ
ンサー組込用の突起部が突出状に一体形成されていると
ともに、該ヒーターシート内には、前記ヒーター線から
の熱を均一に伝えるためのアルミ箔層が内装されている
ことである。
て、機能の向上したヒーターシートを提供せんことを目
的とし、その要旨は、便器のトラップ部裏面側に貼着可
能に表皮側に接着剤層が形成され、内部にヒーター線を
組み込んだ可撓性の凍結防止用ヒーターシートであっ
て、該ヒーターシートは、前記トラップ部の展開形状で
ある略くの字状に形成され、トラップ部に貼着された時
に該トラップ部の上端部付近に配置されるサーミスタセ
ンサー組込用の突起部が突出状に一体形成されていると
ともに、該ヒーターシート内には、前記ヒーター線から
の熱を均一に伝えるためのアルミ箔層が内装されている
ことである。
(作用) トラップ部の展開形状に形成されているため、トラップ
部の裏側に密着させて良好に貼着させることができ、ト
ラップ部の裏側を均一に加温することが可能である。
又、サーミスタセンサはトラップ部の上端部付近に配置
されるため、トラップ部内の水温を設定温度に良好に保
持することができ、従来のようにヒーター線の熱のみを
検出してトラップ部内の水温を無視した制御を行なうこ
とがなく、トラップ部の凍結を良好に防止することがで
きる。又、ヒーターシート内にはアルミ箔層が内装され
ているため、ヒーター線から発せられた熱はこのアルミ
箔層を通り全体に均一に広がり、ヒーターシート全体の
温度分布が均一化してトラップ部全体を均一な温度に保
温することができる。
部の裏側に密着させて良好に貼着させることができ、ト
ラップ部の裏側を均一に加温することが可能である。
又、サーミスタセンサはトラップ部の上端部付近に配置
されるため、トラップ部内の水温を設定温度に良好に保
持することができ、従来のようにヒーター線の熱のみを
検出してトラップ部内の水温を無視した制御を行なうこ
とがなく、トラップ部の凍結を良好に防止することがで
きる。又、ヒーターシート内にはアルミ箔層が内装され
ているため、ヒーター線から発せられた熱はこのアルミ
箔層を通り全体に均一に広がり、ヒーターシート全体の
温度分布が均一化してトラップ部全体を均一な温度に保
温することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はヒーターシートの展開平面図を示し、第2図は
ヒーターシートの要部断面構成図を示す。
ヒーターシートの要部断面構成図を示す。
図において、ヒーターシート1は全体が略くの字状に形
成されており、右片部2と左片部3が対称形状に一体形
成されたものであり、右片部2の上側の右外稜線2aが右
側から図示左方向に沿って上傾状の傾斜面となってお
り、一方、前記左片部3の上縁側の左外稜線3aも左側か
ら図示右側に向かって上傾した傾斜面となっており、前
記右外稜線2aと左外稜線3aの交差部が頂部4となってい
る。又、前記右外稜線2aとほぼ平行状に右片部2の下縁
部には上傾状の右内稜線2bが形成され、一方、左片部3
の下縁部にも上傾状の左内稜線3bが形成されて、全体が
前述した如く略くの字状に形成されている。又、前記右
外稜線2a及び左外稜線3a及び右内稜線2b及び左内稜線3b
の適所には切り込みK,K,Kが形成されており、ヒーター
シート1を前記頂部4を中心として折り曲げ易く形成さ
れている。又、このヒーターシート1は第2図に断面図
で示すような断面形状に形成されている。
成されており、右片部2と左片部3が対称形状に一体形
成されたものであり、右片部2の上側の右外稜線2aが右
側から図示左方向に沿って上傾状の傾斜面となってお
り、一方、前記左片部3の上縁側の左外稜線3aも左側か
ら図示右側に向かって上傾した傾斜面となっており、前
記右外稜線2aと左外稜線3aの交差部が頂部4となってい
る。又、前記右外稜線2aとほぼ平行状に右片部2の下縁
部には上傾状の右内稜線2bが形成され、一方、左片部3
の下縁部にも上傾状の左内稜線3bが形成されて、全体が
前述した如く略くの字状に形成されている。又、前記右
外稜線2a及び左外稜線3a及び右内稜線2b及び左内稜線3b
の適所には切り込みK,K,Kが形成されており、ヒーター
シート1を前記頂部4を中心として折り曲げ易く形成さ
れている。又、このヒーターシート1は第2図に断面図
で示すような断面形状に形成されている。
即ち、底面側が塩化ビニールの塩ビ層11であり、その上
面に接着剤の接着層10を介しアルミ箔のアルミ層9が配
設されており、このアルミ層9にヒーター線6が配設さ
れている。ヒーター線6はヒーターシート1の全域に亘
り均等に1本の発熱線を配設して形成されたものであ
る。又、前記アルミ層9の上面側には更に接着層8が形
成され、接着層8の上面側には剥離紙7が配設されてい
る。このような断面形状によりヒーター線6が塩ビ層11
とアルミ層9間に挾まれて、ヒーター線6の傷付きが良
好に防止されているとともに、ヒーター線が熱を発する
時に、発せられた熱がアルミ箔を通しヒーターシート1
全体に均一に伝えられるように構成されている。又、ア
ルミ層9は薄いアルミ箔で構成されているため可撓性を
有し、又、塩ビ層11も可撓性を有するためヒーターシー
ト1全体を前述した如く頂部4を中心として矢印方向に
湾曲状等に容易に折り曲げることができるものとなって
いる。
面に接着剤の接着層10を介しアルミ箔のアルミ層9が配
設されており、このアルミ層9にヒーター線6が配設さ
れている。ヒーター線6はヒーターシート1の全域に亘
り均等に1本の発熱線を配設して形成されたものであ
る。又、前記アルミ層9の上面側には更に接着層8が形
成され、接着層8の上面側には剥離紙7が配設されてい
る。このような断面形状によりヒーター線6が塩ビ層11
とアルミ層9間に挾まれて、ヒーター線6の傷付きが良
好に防止されているとともに、ヒーター線が熱を発する
時に、発せられた熱がアルミ箔を通しヒーターシート1
全体に均一に伝えられるように構成されている。又、ア
ルミ層9は薄いアルミ箔で構成されているため可撓性を
有し、又、塩ビ層11も可撓性を有するためヒーターシー
ト1全体を前述した如く頂部4を中心として矢印方向に
湾曲状等に容易に折り曲げることができるものとなって
いる。
尚、ヒーターシート1の前記左外稜線3aの一部には上方
側へ突出状に突起部5が一体形成されており、この突出
部5内にはサーミスタセンサ12が配設されている。この
サーミスタセンサ12には接続部13を介しコード15が連結
されており、コード15は前記ヒーター線6へ通電するた
めのコードと一体化されて外方に延出され、取付用のゴ
ムブッシュ16に貫通されている。尚、コード15の先端に
は図示しないコントローラーが接続可能となっており、
コントローラーはマイコン等により構成されるもので、
ヒーター線6のON,OFF制御を前記サーミスタセンサ12か
らの温度検知信号に基づいて制御可能である。尚、図中
14は温度ヒューズであり、約70℃にヒーター線6が加熱
された状態で通電を遮断することができるものとなって
いる。
側へ突出状に突起部5が一体形成されており、この突出
部5内にはサーミスタセンサ12が配設されている。この
サーミスタセンサ12には接続部13を介しコード15が連結
されており、コード15は前記ヒーター線6へ通電するた
めのコードと一体化されて外方に延出され、取付用のゴ
ムブッシュ16に貫通されている。尚、コード15の先端に
は図示しないコントローラーが接続可能となっており、
コントローラーはマイコン等により構成されるもので、
ヒーター線6のON,OFF制御を前記サーミスタセンサ12か
らの温度検知信号に基づいて制御可能である。尚、図中
14は温度ヒューズであり、約70℃にヒーター線6が加熱
された状態で通電を遮断することができるものとなって
いる。
尚、前述したサーミスタセンサ12が組み込まれた突起部
5は前記ヒーター線6から離れた位置に配置されている
ため、外気温とヒーター線6の温度を共に良好に検出し
得る適正位置となっており、従来のようにヒーター線6
の熱温に直接的な影響を受けない位置となっている。即
ち、このサーミスタセンサ12の配置位置があまりヒータ
ー線6に近い位置であると、常にヒーター線6の温度を
感知して高い温度で制御を行ない凍結防止の用を成さな
いものとなり、逆にこのサーミスタセンサ12がヒーター
線6から遠い位置に配設されていると、常に低い温度で
制御を行ない、低い温度を検知してヒーター線6が常に
通電状態となってしまうため、このサーミスタセンサ12
は適度にヒーター線6から離れて、ヒーター線6の温度
を感知し得るとともに外気温をも良好に感知し得る位置
が好ましいのである。
5は前記ヒーター線6から離れた位置に配置されている
ため、外気温とヒーター線6の温度を共に良好に検出し
得る適正位置となっており、従来のようにヒーター線6
の熱温に直接的な影響を受けない位置となっている。即
ち、このサーミスタセンサ12の配置位置があまりヒータ
ー線6に近い位置であると、常にヒーター線6の温度を
感知して高い温度で制御を行ない凍結防止の用を成さな
いものとなり、逆にこのサーミスタセンサ12がヒーター
線6から遠い位置に配設されていると、常に低い温度で
制御を行ない、低い温度を検知してヒーター線6が常に
通電状態となってしまうため、このサーミスタセンサ12
は適度にヒーター線6から離れて、ヒーター線6の温度
を感知し得るとともに外気温をも良好に感知し得る位置
が好ましいのである。
又、前記図示しないコントローラーは、例えば4.5℃で
前記ヒーター線6に通電し、5℃で通電を遮断するよう
な制御を行なえるように設定されている。
前記ヒーター線6に通電し、5℃で通電を遮断するよう
な制御を行なえるように設定されている。
従って、サーミスタセンサ12が外気温を検知して、外気
温が4.5℃となった時に図示しないコントローラーへ検
知信号を出力し、コントローラーは前記ヒーター線6に
通電させる。又、サーミスタセンサ12がヒーター線6の
温度を感知して5℃となったことを検出すると、図示し
ないコントローラーへ検知信号を出力し、コントローラ
ーはヒーター線6への通電を遮断する。即ち、4.5℃〜
5℃の間でヒーター線6への通電及び遮断が繰り返され
て、無駄な電力をヒーター線6に供給することなく、か
つ良好に凍結を防止し得る温度を発生させるようにヒー
ターシート1は構成されている。
温が4.5℃となった時に図示しないコントローラーへ検
知信号を出力し、コントローラーは前記ヒーター線6に
通電させる。又、サーミスタセンサ12がヒーター線6の
温度を感知して5℃となったことを検出すると、図示し
ないコントローラーへ検知信号を出力し、コントローラ
ーはヒーター線6への通電を遮断する。即ち、4.5℃〜
5℃の間でヒーター線6への通電及び遮断が繰り返され
て、無駄な電力をヒーター線6に供給することなく、か
つ良好に凍結を防止し得る温度を発生させるようにヒー
ターシート1は構成されている。
このように構成されたヒーターシート1は、例えば第3
図に側面断面図で、又、第4図で要部正面断面図で示す
ように、便器17のトラップ部17aの裏側に取り付けられ
るものであり、トラップ部17は常に水が張られ水封部を
形成しているため、冬期において、このトラップ部17a
内の水が凍結して便器17が破損する恐れがあるため、こ
のトラップ部17aの裏面側にヒーターシート1を取り付
けて凍結が防止される。
図に側面断面図で、又、第4図で要部正面断面図で示す
ように、便器17のトラップ部17aの裏側に取り付けられ
るものであり、トラップ部17は常に水が張られ水封部を
形成しているため、冬期において、このトラップ部17a
内の水が凍結して便器17が破損する恐れがあるため、こ
のトラップ部17aの裏面側にヒーターシート1を取り付
けて凍結が防止される。
尚、前述した如く、本例のヒーターシート1は軟質で可
撓性を有したものとなっているため、このトラップ部17
aの裏面側の湾曲形状に対応させて良好に貼着すること
ができる。即ち、このヒーターシート1は予めトラップ
部17aを展開させた平面形状に相応させた展開形状に形
成されたものであり、トラップ部17aの裏面側の形状に
良好に馴染み、密着状にヒーターシート1を取り付ける
ことができる。取付時には前述した剥離紙7を剥離すれ
ば接着層8が露出するため、この接着層8をトラップ部
17aの裏面に当接させて、接着層8を介し強固かつ密着
状にヒーターシート1を貼着することができ、貼着時に
可撓性を有しかつ切り込みK,K,Kが形成されているた
め、良好にトラップ部17aの裏面に密着させることがで
きる。尚、この取付時に前記突起部5は第4図のよう
に、トラップ部17aの両端部付近に配置されるものであ
る。
撓性を有したものとなっているため、このトラップ部17
aの裏面側の湾曲形状に対応させて良好に貼着すること
ができる。即ち、このヒーターシート1は予めトラップ
部17aを展開させた平面形状に相応させた展開形状に形
成されたものであり、トラップ部17aの裏面側の形状に
良好に馴染み、密着状にヒーターシート1を取り付ける
ことができる。取付時には前述した剥離紙7を剥離すれ
ば接着層8が露出するため、この接着層8をトラップ部
17aの裏面に当接させて、接着層8を介し強固かつ密着
状にヒーターシート1を貼着することができ、貼着時に
可撓性を有しかつ切り込みK,K,Kが形成されているた
め、良好にトラップ部17aの裏面に密着させることがで
きる。尚、この取付時に前記突起部5は第4図のよう
に、トラップ部17aの両端部付近に配置されるものであ
る。
尚、このヒーターシート1を貼着した後に、その裏面側
にはセラミックファイバー等の耐火性緩衝材18が取り付
けられ、さらに底面側には発泡ポリエチレン等の防露断
熱材19が配設されて完全な凍結防止構造となる。従来に
おけるヒーターシートは硬質のシートであったため、良
好にトラップ部17aの裏側に貼着することができず、一
部がトラップ部17aから密着せずに浮き上がったりし
て、その部分が異常に高温となり、過熱事故等の危険性
があったが、本例のものは可撓性であり、かつトラップ
部17aの展開形状に相応する形状に予め形成されている
ため、トラップ部17aの裏側に密着させて良好に貼着さ
せることができ、トラップ部17aの裏側を均一に加温す
ることが可能である。
にはセラミックファイバー等の耐火性緩衝材18が取り付
けられ、さらに底面側には発泡ポリエチレン等の防露断
熱材19が配設されて完全な凍結防止構造となる。従来に
おけるヒーターシートは硬質のシートであったため、良
好にトラップ部17aの裏側に貼着することができず、一
部がトラップ部17aから密着せずに浮き上がったりし
て、その部分が異常に高温となり、過熱事故等の危険性
があったが、本例のものは可撓性であり、かつトラップ
部17aの展開形状に相応する形状に予め形成されている
ため、トラップ部17aの裏側に密着させて良好に貼着さ
せることができ、トラップ部17aの裏側を均一に加温す
ることが可能である。
又、前述した如く、サミスタセンサ12はトラップ部17a
の上端部付近に配置されるため、トラップ部17a内の水
温を設定した4.5℃〜5℃付近に良好に保持することが
でき、従来のようにヒーター線6の熱のみを検出してト
ラップ部17a内の水温を無視した制御を行なうことがな
く、トラップ部17aの凍結を良好に防止することができ
る。
の上端部付近に配置されるため、トラップ部17a内の水
温を設定した4.5℃〜5℃付近に良好に保持することが
でき、従来のようにヒーター線6の熱のみを検出してト
ラップ部17a内の水温を無視した制御を行なうことがな
く、トラップ部17aの凍結を良好に防止することができ
る。
又、前述した如く、本例ヒーターシート1内にはアルミ
層9が内装されているため、ヒーター線6から発せられ
た熱はこのアルミ層9を通り全体に均一に広がり、ヒー
ターシート1全体の温度分布が均一化してトラップ部17
a全体を均一な温度に保温することができる。
層9が内装されているため、ヒーター線6から発せられ
た熱はこのアルミ層9を通り全体に均一に広がり、ヒー
ターシート1全体の温度分布が均一化してトラップ部17
a全体を均一な温度に保温することができる。
(考案の効果) 本考案は、便器のトラップ部裏面側に貼着可能に表皮側
に接着剤層が形成され、内部にヒーター線を組み込んだ
可撓性の凍結防止用ヒーターシートであって、該ヒータ
ーシートは、前記トラップ部の展開形状である略くの字
状に形成され、トラップ部に貼着された時に該トラップ
部の上端部付近に配置されるサーミスタセンサー組込用
の突起部が突出状に一定形成されているとともに、該ヒ
ーターシート内には、前記ヒーター線からの熱を均一に
伝えるためのアルミ箔層が内装されていることにより、
トラップ部の展開形状に形成されているため、トラップ
部の裏側に密着させて良好に貼着させることができ、ト
ラップ部の裏側を均一に加温することが可能である。
又、サーミスタセンサはトラップ部の上端部付近に配置
されるため、トラップ部内の水温を設定温度に良好に保
持することができ、従来のようにヒーター線の熱のみを
検出してトラップ部内の水温を無視した制御を行なうこ
とがなく、トラップ部の凍結を良好に防止することがで
きる。又、ヒーターシート内にはアルミ箔層が内装され
ているため、ヒーター線から発せられた熱はこのアルミ
箔層を通り全体に均一に広がり、ヒーターシート全体の
温度分布が均一化してトラップ部全体を均一な温度に保
温することができる効果を有する。
に接着剤層が形成され、内部にヒーター線を組み込んだ
可撓性の凍結防止用ヒーターシートであって、該ヒータ
ーシートは、前記トラップ部の展開形状である略くの字
状に形成され、トラップ部に貼着された時に該トラップ
部の上端部付近に配置されるサーミスタセンサー組込用
の突起部が突出状に一定形成されているとともに、該ヒ
ーターシート内には、前記ヒーター線からの熱を均一に
伝えるためのアルミ箔層が内装されていることにより、
トラップ部の展開形状に形成されているため、トラップ
部の裏側に密着させて良好に貼着させることができ、ト
ラップ部の裏側を均一に加温することが可能である。
又、サーミスタセンサはトラップ部の上端部付近に配置
されるため、トラップ部内の水温を設定温度に良好に保
持することができ、従来のようにヒーター線の熱のみを
検出してトラップ部内の水温を無視した制御を行なうこ
とがなく、トラップ部の凍結を良好に防止することがで
きる。又、ヒーターシート内にはアルミ箔層が内装され
ているため、ヒーター線から発せられた熱はこのアルミ
箔層を通り全体に均一に広がり、ヒーターシート全体の
温度分布が均一化してトラップ部全体を均一な温度に保
温することができる効果を有する。
図は本考案の一実施例を示し、第1図はヒーターシート
の展開平面図、第2図はヒーターシートの断面構成図、
第3図は第1図のヒーターシートを便器トラップ部の裏
面側に貼着した状態の側面断面図、第4図は第3図の正
面要部断面図である。 1……ヒーターシート、5……突起部 6……ヒーター線、7……剥離紙 8……接着層、9……アルミ層 11……塩ビ層、12……サーミスタセンサ 17a……トラップ部、K……切り込み
の展開平面図、第2図はヒーターシートの断面構成図、
第3図は第1図のヒーターシートを便器トラップ部の裏
面側に貼着した状態の側面断面図、第4図は第3図の正
面要部断面図である。 1……ヒーターシート、5……突起部 6……ヒーター線、7……剥離紙 8……接着層、9……アルミ層 11……塩ビ層、12……サーミスタセンサ 17a……トラップ部、K……切り込み
Claims (1)
- 【請求項1】便器のトラップ部裏面側に貼着可能に表皮
側に接着剤層が形成され、内部にヒーター線を組み込ん
だ可撓性の凍結防止用ヒーターシートであって、該ヒー
ターシートは、前記トラップ部の展開形状である略くの
字状に形成され、トラップ部に貼着された時に該トラッ
プ部の上端部付近に配置されるサーミスタセンサー組込
用の突起部が突出状に一体形成されているとともに、該
ヒーターシート内には、前記ヒーター線からの熱を均一
に伝えるためのアルミ箔層が内装されていることを特徴
とする便器の凍結防止用ヒーターシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989121334U JPH076229Y2 (ja) | 1989-10-17 | 1989-10-17 | 便器の凍結防止用ヒーターシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989121334U JPH076229Y2 (ja) | 1989-10-17 | 1989-10-17 | 便器の凍結防止用ヒーターシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0362171U JPH0362171U (ja) | 1991-06-18 |
JPH076229Y2 true JPH076229Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31669370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989121334U Expired - Lifetime JPH076229Y2 (ja) | 1989-10-17 | 1989-10-17 | 便器の凍結防止用ヒーターシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076229Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532941Y2 (ja) * | 1974-06-24 | 1980-08-05 | ||
JPS6359596U (ja) * | 1986-10-09 | 1988-04-20 |
-
1989
- 1989-10-17 JP JP1989121334U patent/JPH076229Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0362171U (ja) | 1991-06-18 |
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