JPH0762089B2 - 微細気泡含有ポリエステルフィルム - Google Patents

微細気泡含有ポリエステルフィルム

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JPH0762089B2
JPH0762089B2 JP63166535A JP16653588A JPH0762089B2 JP H0762089 B2 JPH0762089 B2 JP H0762089B2 JP 63166535 A JP63166535 A JP 63166535A JP 16653588 A JP16653588 A JP 16653588A JP H0762089 B2 JPH0762089 B2 JP H0762089B2
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敏 音成
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、その表面及び内部に多数の微細気泡を含有す
るポリエステルフィルムに関する。詳しくは耐光性及び
耐スリキズ性が高度に改良された軽量且つ高隠蔽性の微
細気泡含有白色延伸ポリエステルフィルムに関する。
<従来の技術および発明が解決しようとする問題点> 従来、ポリエステルフィルムとりわけポリエチレンテレ
フタレートフィルムは、優れた機械的特性、電気的特
性、平面性、耐楽品性等を有することから情報記録材
用、コンデンサー用、製版用、包装用、電気絶縁用等の
各種用途分野で広く利用されている。近年、かかるポリ
エステルフィルムの有す優れた特性を生かし、例えばオ
フィスや会議室で使用されている電子白板のホウイトボ
ード部基材として白色高隠蔽性の二軸延伸ポリエステル
フィルムが用いられており、またNTTのテレホンカード
やJRのオレンジカードで代表される磁気カードでもその
基材として該白色フィルムが用いられ、今後更に利用範
囲は広がろうとしている。
しかしながら、隠蔽性を高度に上げるために例えば二酸
化チタンのような比重の大きな無機粒子を多量配合した
白色フィルムは、フィルムの単位体積当りの重量が通常
のポリエステルフィルムに比べ3〜5割を大きくなる。
このようにフィルムの単位体積当りの重量の増加によっ
て、例えば電子白板のホウイトボード面として用いた場
合、長期間使用していると自重による弛み老化が極めて
速くなり商品価値を著しく低下させてしまう。また、フ
ィルム中にこれらの無機粒子が含まれると、フィルムス
リット加工やカード等のカッティング加工においてナイ
フの寿命を著しく短くし生産性を損なうばかりか、フィ
ルムエッジで手を切傷するなど取扱い性においても問題
があった。
そこで本発明者らは、かかる諸問題を解決するため、例
えば特願昭61−313896号明細書で提案したように、フィ
ルムを発泡耐構造すなわち微細な独立気泡を無数に含有
せしめたフィルムにすることにより単位体積当りの重量
を減少させフィルム自重により弛み老化を大幅に改良し
た。また、該フィルムは無数に微分散した独立気泡によ
り隠蔽性も得ることができるので顔料の添加量を抑える
ことが可能となり、ナイフの寿命も長くなって生産性が
向上し、フィルム取扱い性も改良された。
しかしながら、該微細気泡含有ポリエステルフィルムは
かかる優れた効果を発揮するものの、従来の白色フィル
ムに比べると隠蔽性がやや劣ることから、極めて高度な
隠蔽力を必要とする用途、例えば前述したた電子白板の
ボードや磁気カードの基材に使用する場合には白色顔料
の併用の余儀なくされているのが現状である。
かかる電子白板は、日光や蛍光灯特に電子白板に内蔵さ
れる蛍光灯などによる紫外線の影響を受けつつ長時間使
用されることから、ボード部基材として用いられる白色
ポリエステルフィルムが該紫外線のため経日的に黄変し
たり、機械的強度が低下するという問題が以前として残
されていた。
特にフィルムの黄変現象は商品価値を著しく低下させる
ため深刻な問題であり、その改良要求は強い。かかる黄
変現象はポリエステルフィルム中に白色顔料として含有
されている二酸化チタン粒子の黄変の基ずくものである
ことが判っており、一般には紫外線吸収剤を含有させて
黄変を防止する対策がとられている。
しかしながら、従来使用されている紫外線吸収剤は、ベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ハイドロキノ
ン系といった有機系紫外線吸収剤であり、かかる紫外線
吸収剤は一般的に熱分解や酸化分解がされ易く、しかも
高温で昇華するものが多い。例えばポリエチレンテレフ
タレートにかかる紫外線吸収剤を添加してフィルム化し
た場合、270〜300℃という高温で押出成形されるため、
紫外線吸収剤は熱分解あるいは昇華により紫外線吸収能
が著しく低下する。また、所望の紫外線吸収能を得るた
め紫外線吸収剤の添加量を多くすると得られるフィルム
の色調を低下させたり、押出基機周辺やテンターなどで
昇華して、付着堆積し種々のトラブルの原因となる。こ
のように、従来の有機系紫外線吸収剤を添加する方法
で、フィルム色調を損なうことなく、耐光性を改良する
ことは極めて難かしく、抜本的改良が望まれている。
ところで、上記微細気泡含有ポリエステルフィルムは、
表面及び内部に微細な独立気泡を無数含有していること
から、フィルムの見掛け密度が小さいだけでなく、フィ
ルム自体に柔軟性が同時に付与されている。しかし、該
フィルムはかかる柔軟性が付与される反面そのフィルム
表面は極めて傷つき易いとの欠点がある。すなわち該フ
ィルムは、フィルム製造工程や加工工程において、各種
ロール間を走行する際スリキズが入り易く、またロール
状に巻き上げたり巻き出す際もフィルム同志の摩擦によ
るスリキズが発生し易いことから、細心の注意を払って
製造されているのが現状である。更に本発明者らは、こ
のような欠点を有する微細気泡含有ポリエステルフィル
ムに対し前述した二酸化チタン粒子を併用した場合、更
にスリキズが生成し易くなり、しかもキズが極めて顕著
で数が多いという新たな問題を知見した。そこで本発明
者らはフィルム製造工程や加工工程における装置運転条
件の見直しを試みたが、これらの手段では、かかる問題
を解消することができなかった。
このように、前述した耐光性の改良と共に耐スリキズ性
も同時に改良することが望まれている。
<問題点を解決するための手段> 本発明者らは、かかる実情に鑑み、まずスリキズ発生要
因につき検討を加えた結果、隠蔽性を付与するために配
合した二酸化チタン粒子のうちフィルム表層部に存在す
る粒子フィルムの延伸応力や各種ロールとの摩擦力によ
りフィルム表面に突出あるいは脱落して付着し、ロール
間を走行したり、フィルムをロール状に巻取る際、フィ
ルム表面をキズつけることを知見した。更に、このスリ
キズの程度は、フィルムに含有せしめる粒子の硬度と深
い関係を有し、この硬度を低く保てばよいことを見い出
し本発明に到達した。
すなわち本発明の要旨は、少なくとも1軸方向に延伸さ
れたフィルムであって、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化
亜鉛及び炭酸カルシウムから選ばれた少なくとも一種類
の白色粒子を2〜20重量%及び結晶性ポリプロピレンを
3〜40重量%含有することを特徴とする微細気泡含有ポ
リエステルフィルムに存する。
以下本発明を詳しく説明する。
本発明でいうポリエステルとは、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族ジカル
ボン酸又はそのエステルとエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオールネオペンチルグ
リコールのごときグリコールを重縮合させて製造される
ポリエステルである。これらのポリエステルは芳香族ジ
カルボン酸とグリコールとを直接反応させて製造される
ほか、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステルとグリコ
ールとをエステル交換反応させた後、重縮合させるか、
あるいは芳香族ジカルボン酸のジグリコールエステルを
重縮合させる等の方法によっても製造できる。かかるポ
リエステルの代表例としてポリエチレンテレフタレート
やポリエチレン−2,6−ナフタレートあるいはポリブチ
レンテレフタレート等が挙げられる。本発明のポリエス
テルはホモポリマーがあってもよく、また、第三成分を
共重合したものでもよい。いずれにしても本発明におい
てはエチレンテレフタレート単位及び/又はエチレン−
2,6−ナフタレート単位及び/又はブチレンテレフタレ
ート単位を好ましくは70モル%以上、更に好ましくは80
モル%以上、特に好ましくは90モル%以上有するポリエ
ステルである。
また、本発明においてはポリエステルの重合度が低すぎ
ると機械的強度が低下するため、その固有粘度は、通常
0.4以上、好ましくは0.5〜1.2、更に好ましくは0.55〜
0.85の範囲である。
さて、通常ポリエステルをフィルム化する場合、フィル
ム間同志あるいはフィルムと金属ロール類間の滑り性、
すなわち摩擦係数を低減して生産性や取扱い作業性を損
なわないようにするためフィルム表面粗度付与剤、すな
わち微細な不活性粒子を適度に含有せしめたポリエステ
ルを用いるが、本発明に用いるポリエステルはかかる不
活性微粒子を含有しないものが好ましく使用される。な
ぜならば該不活性微粒子により得られたフィルムの白色
度や隠蔽度の制御に支障をきたす場合があるからであ
る。しかしながら、得られるフィルムに要求される白色
度や隠蔽度に支障をきたさない限り、かかる不活性微粒
子を含有したポリエステルフィルムを使用しても何ら差
しつかえはない。
本発明においては、かかる芳香族ポリエステルに対し、
特定の白色粒子を特定量配合する。本発明でいう白色粒
子とは、自らも白色であって、芳香族ポリエステルフィ
ルムに配合した場合、フィルム白色隠蔽性を与える微粒
子のことである。かかる白色粒子は数多く存在するが、
それらの中でも本発明に用いる白色粒子は、該粒子のモ
ース硬度が5以下である必要があり、好ましくは4.5以
下、更に好ましくは4以下である。かかるモース硬度が
5を越えると本発明の主眼である耐スリキズ性が極めて
悪くなるため好ましくない。
また、該白色粒子の平均粒径は0.05〜5μmの範囲であ
ることが望ましく、好ましくは0.1〜3μmの範囲であ
る。かかる平均粒径が0.05μm未満であるとフィルムの
隠蔽性を付与する効果が劣り、一方、5μmを越えると
隠蔽力が低下するだけでなく、フィルム表層部に存在す
る粒子が脱落く易くなり、耐スリキズ性をも悪化させる
ようになるため好ましくない。
本発明で用いる白色粒子は、かかる特性及び要件を具備
していれば、その他の特性に関し特に限定されるもので
はないが、該粒子の比重は、好ましくは6以下、更に好
ましくは5以下である。比重が6を越えると本発明の特
徴であるフィルム見掛け密度の低域が達成し難くなり好
ましくない。また、該粒子の屈折率は、隠蔽性を支配す
る重要な特性であり、本発明においては使用するポリエ
ステルの屈折率より大きいことが望まれ、例えばポリエ
チレンテレフタレートの場合、1.5以上が望ましい。し
かしながらフィルムの隠蔽性は該粒子とポリエステルの
屈折率差のみでなく、両者間に生じる空隙によっても付
与できることから、かから空隙を生ずる粒子であれば屈
折率1.5未満であっても許容される。
本発明においては、以上述べたような要件を具備した各
種粒子の中から、更に耐光性の良好な白色粒子である、
硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸カルシウムを
好ましい例として挙げることができる。
本発明においては、該粒子を芳香族ポリエステルに配合
するが、芳香族ポリエステルに対する含有量は2〜20重
量%の範囲であることが必要であり、好ましくは3〜15
重量%、更に好ましくは3〜10重量%の範囲である。か
かる含有量が2重量%未満であると、フィルムの隠蔽性
を十分付与できず、一方20重量%を越えると、本発明の
特徴であるフィルム見掛け密度の低減が達成し難くな
り、また、本発明の改良主眼である耐スリキズ性をも悪
化させるため好ましくない。
なお、本発明においては芳香性ポリエステルに配合する
白色粒子はそれぞれ単独で使用してもよいし、また組み
合せて使用してもよい。
かかる粒子を芳香族ポリエステルに配合する方法は特に
限定されるものではなく、芳香族ポリエステルを製造す
る段階から最終的にポリエステルフィルムを製造する迄
の任意の時点で配合することができる。例えば、該粒子
類をグリコールスラリーとして、あるいは粉体のまま重
縮合開始前、重合反応途中、重縮合終了後のいずれの段
階で配合しても差しつかえない。また、芳香族ポリエス
テルと該粒子粉体を押出機にて溶融混合してもよい。い
ずれにしても本発明においては、予め芳香族ポリエステ
ル中に高濃度に配合した、いわゆるマスターバッチチッ
プを製造しておきフィルム化前所望の配合量となるよう
に稀釈する方法が好ましく採用される。
さて、本発明においては、更に特定量の結晶性ポリプロ
ピレンを配合するが、本発明でいう結晶性ポリプロピレ
ンとは少なくとも95モル%以上、好ましくは98モル%以
上がプロピレン単位を有するポリマーを指す。他に含ま
れる構造単位としてはエチレン単位、ブテン単位、イソ
プレン単位などが例示されるが、例えばエチレン単位を
5モル%を超えて共重合せしめたコポリマーを使用した
場合、フィルム中の微細気泡の生成が極めて少なくな
り、フィルム見掛け密度の低減を十分達成しないため好
ましくない。
かかる結晶性ポリプロピレンのメルトフローインデック
ス(以下MFIと略す)は0.2〜120g/10min、好ましくは0.
5〜50g/10minである。すなわち、かかるMFIが0.2g/10mi
n未満であるとフィルム中に生成する独立気泡径が極め
て大きくなるため延伸時の破断が頻発し、一方MFIが120
g/10minを越えるとテンターにおける延伸工程などでク
リップ外れが多発し、いずれにおいても生産性に劣るた
め好ましくない。
また、かかる結晶性ポリプロピレンのポリエステルに対
する含有量は3〜40重量%の範囲であることが必要であ
り、好ましくは5〜30重量%、更に好ましくは5〜20重
量%の範囲である。すなわち、かかる配合量が3重量%
未満であるとフィルム中に生成する微細気泡の量が少な
いためフィルム見掛けの密度の軽減に有効でなく、一40
重量%を超えると生成気泡型過多のためフィルムの機械
的強度が極めて低下し、延伸時破断を多発して生産性を
極めて阻害するため好ましくない。
本発明においては以上述べたモース硬度5以下の白色粒
子及び結晶性ポリプロピレンを芳香族ポリエステルに配
合して押出成形するが、本発明の特徴である最終的にフ
ィルムの表面及び内部に微細な独立気泡を無数含有せし
めるためには、該押出成形シートを少なくとも一軸方向
に延伸することが必須である。すなわち該押出成形した
シート中には、まだ十分な独立気泡の生成が認められ
ず、延伸工程を経て初めて該気泡が生成するのである。
かかる延伸方法自体は特殊な方法を用いる必要はなく、
通常の芳香族ポリエステルフィルムを製造する方法を採
用し得る。すなわち、かかる配合物を原料として押出機
にて250〜320℃の温度で溶融混練し、ダイからシート状
に押出し、約70℃以下の温度に冷却して実質的に無定形
のシートとする。次いで該シート状物を縦及び/又は横
方向に面積倍率で4倍以上、好ましくは8倍以上延伸
し、更に120〜250℃の温度で熱処理を行なうことにより
製造する。
なお、本発明において、配合物原料の配合方法について
は特に限定されるものではなく、予めモース硬度5以下
の白色粒子と結晶性ポリプロピレンチップ及び芳香族ポ
リエステルチップを均一に混合ブレンドして押出機ホッ
パーに投入すればよいが、前述したようにモース硬度5
以下の白色粒子を予め芳香族ポリエステル中に高濃度配
合したいわゆるマスターチップと結晶性ポリプロピレン
チップ及び芳香族ポリエステルチップを混合する方法が
好ましい。
また、該白色粒子マスターチップと芳香族ポリエステル
チップを予め混合しておき、該混合チップと結晶性ポリ
プロピレンチップを押出機投入口にそれぞれ定量的に供
給する方法が最も簡便で配合ムラも少ないことから特に
好ましく採用される。
され、本発明は基本的には芳香族ポリエステルと結晶性
ポリプロピレン及びモース硬度5以下の白色粒子を配合
することにより達成されるが、本発明の効果を損なわな
い限り、その他の添加物等その他の成分を配合しても何
ら差しつかえない。かかるその他の成分としては例えば
抗酸化剤、滑剤、マット化剤、螢光増白剤、界面活性
剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、帯電防止剤などが挙げ
られ、必要に応じ適切な方法で必要量添加することがで
きる。
また、本発明のフィルムは各種用途における必要特性例
えば磁性層や印刷インクとの接着性を改良するために各
種表面処理を行なうことができる。かかる表面処理とし
ては、例えば各種プライマー塗布処理、火炎処理、溶剤
処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線処理、イ
オンブレーティング処理、放射線処理、サンドブラスト
処理などが挙げられるが、必要に応じてかかる表面処理
を本発明のフィルムの片面又は両面の適当な時期必要量
だけ行なうことができる。更に、これらの処理方法は、
複数行なってもよいし、両面に行なう場合は、同一処理
方法を行なってもよく、行なっていてもよい。
<実施例> 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明は、その要旨を超えな限り以下の実施例によって限定
されるものではない。なお本発明における諸特性の測定
及び評価は、次に示す方法にて行なった。
(1) フィルム見掛け密度(g/cm3) ポリエステルフィルムの任意の部分から10cm×10cmの正
方形を5枚切出し、それぞれのサンプルについてマイク
ロメータにて任意の9ケ所の厚みを測定し、それぞれの
平均厚みを使用して体積を求めた後、各切出しサンプル
の重量を計量することにより1cm3当りの重量を計算し、
5枚のサンプルの平均値を求め、フィルム見掛け密度値
とした。
(2) 隠蔽度 マクベス濃度計TR−927型を使用したビジュアル光によ
る透過濃度を測定した。測定は3点行ないその平均値を
隠蔽度値とした。この値が大きい程隠蔽性が高いことを
示す。
(3) 白色度 b値 日本電色(株)製ND−K5型を使用し、b値を測定した。
測定は3点行ないそれぞれの平均値を測定値とした。こ
の値が+側に大きいと黄色味が強いことを示し通常、白
色度の指標とされる値である。
(4) 耐光性の評価 スガ試験機(株)製紫外線ロングライフフェードメータ
FAL−5型を使用し、63±3℃で100時間紫外線照射した
後、前記(3)と同様にしてb値を測定した。紫外線照
射前のサンプルのb値と100時間後のb値の差をΔb値
として計算し色調変化度とした。このΔb値が小さい程
耐光性が良好であることを示す。また、かかる紫外線照
射前後のフィルムを目視観察し色調の変化を次に示すラ
ンクにて目視評価した。
(5) 製膜性の評価 無定形シートを縦方向に延伸後、テンターにて横延伸を
行なった時の、フィルム端部を固定するクリップの固定
状況及び延伸によるフィルム破断状況を観察し、次に示
すランクにて評価した。この評価は連続製膜性を判定す
るものであり、生産性の良否を判別する重要な項目であ
る。
(6) 耐スリキズ性の評価 フィルム製膜後巻取ったロール状サンプルの表面を観察
してスリキズの度合いを観察し、次に示すランクにて評
価した。また、一旦巻取ったロール状サンプルを、更に
10本の硬質クロムメッキロール(50mmφ)間を交互に走
行させ、往復10回走行後のフィルム表面を観察し、スリ
キズ発生の度合を同じく次に示すランクにて目視評価し
た。
(7) 平均粒径 d50(μm) (株)島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定機SA−CP3
型を使用して等価球形分布を測定し、該分布における積
算値(重量基準)の50%に相当する等価球形粒度値を平
均粒径とした。
(8) メルトフローインデックスMFI(g/10min)JIS
K−6758−1981に準じて測定した。この値が小さい程
ポリマー溶融時の粘性が大きいことを示す。
実施例1 (マスターバッチチップの製造) モース硬度2.5〜3.5でd50が0.6μmの硫酸バリウム粒子
40重量部と極限粘度(以下〔η〕と略す)0.715のポリ
エチレンテレフタレートチップ60重量部をブレンドし、
ベント付き二軸押出機にて290℃で溶融混練してストラ
ンド状に押出し、水冷後該ストランドをチップカッター
にてチップ化し、硫酸バリウム40重量%含有マスターバ
ッチチップ(A)とした。
(ポリエステルフィルムの製造) マスターバッチチップ(A)12.5重量部及びMFI5g/10mi
nの結晶性ポリプロピレンチップ10重量部を〔η〕0.675
のポリエチレンテレフタレートチプ77.5重量部に配合し
て均一にブレントした原料を押出機にて290℃で溶融
し、40℃冷却ドラム上にシート状に押出し約650μm厚
の無定計シートを得た。次いで該シートを縦方向に3
倍、横方向に3.2倍延伸し230℃にて5秒間熱処理して最
終的にフィルム厚100μm、見掛け密度0.92g/cm3の微細
気泡含有ポリエステルフィルムを得た。かかるフィルム
化時クリップ外れや破断もなく、製膜性は良好であっ
た。
得られたフィルムは、隠蔽度0.80、b値1.3を示す高隠
蔽性且つ白色度に優れるフィルムであり、フィルム表面
にスリキズは認められなかった。また、促進テストによ
るスリキズも殆ど認められず優れた耐スリキズ性を示す
と共に、フェードメータ100時間処理後の黄変が殆どな
い極めて優れた耐光性を有するフィルムであった。
実施例2 前記実施例1に使用した硫酸バリウム粒子の代りにモー
ス硬度が3で、d50が0.8μmの炭酸カウシウム粒子を用
いる以外は実施例1と同様にしてマスターバッチチップ
(B)を作製した。マスターバッチチップ(B)20重量
部及びMFI10g/10minの結晶性ポリプロピレンチップ20重
量部を〔η〕0.675のポリエチレンテレフタレートチッ
プ60重量部に配合して原料とする以外は実施例1と同様
にしてフィルムの製造を行ない、最終的にフィルム厚10
1μm、フィルム見掛け密度0.75g/cm3、隠蔽度0.95、b
値1.8である白色、高隠蔽性のフィルムを得た。得られ
たフィルムの表面にはスリキズが殆どなく、また、促進
テストでも殆んどスリキズの発生は認められず、優れた
耐スリキズ性を有するフィルムであった。更に、得られ
たフィルムはフェードメータテストでΔb値1.3と良好
な耐光性を示した。
実施例3 前記実施例1で使用しあ硫酸バリウムの代りにモース硬
度が4〜4.5でd50が0.5μmである酸化亜鉛粒子を使用
する以外は実施例1と同様にしてマスターバッチチップ
(C)を作製した。マスターバッチチップ(C)7.5重
量部及びMFI5g/10minの結晶性ポリプロピレンチップ5
重量部を〔η〕0.675のポリエチレンテレフタレートチ
ップ87.5重量部に配合して原料とする以外は実施例1と
同様にしてフィルム化を行ない、最終的にフィルム厚10
0μm、フィルム見掛け密度1.15g/cm3、隠蔽度0.75、b
値1.5の白色度に優れるポリエステルフィルムを得た。
フィルム表面には殆どスリキズは認められなかったが、
酸化亜鉛のモース硬度が若干高いためか促進テストでは
極く僅かにスリキズが発生した。一方、得られたフィル
ムの耐光性はΔb値0.7と優れたものであった。
実施例4 前記実施例1で使用した硫酸バリウムの代りに、モース
硬度が3.5〜4でd50が1.8μmである硫酸亜鉛粒子を用
いる以外は実施例1と同様にしてマスターバッチチップ
(D)を作製した。マスターバッチチップ(D)12.5重
量部及びMFI30g/10minのポリプロピレンチップ10重量部
を〔η〕0.675のポリエチレンテレフタレートチップ77.
5重量部に配合して原料とする以外は実施例1と同様に
してフィルム化を行ない、最終的にフィルム厚102μ
m、フィルム見掛け密度1.05g/cm3、隠蔽度0.73、b値
1.4のフィルムを得た。得られたフィルムの表面には殆
どスリキズは認められなかったが、配合粒子の平均粒径
が若干大きいためか促進テストでは極く僅かにスリキズ
が発生した。しかしながら該スリキズは実用上問題ない
程度であった。一方、得られたフィルムのフェートメー
タによる黄変はΔb値で0.8と殆ど認められず優れた耐
光性を示した。
実施例5 前記実施例1で作製したマスターバッチチップ(A)7.
5重量部、実施例4で作製したマスターバッチチップ
(D)5重量部及びMFI5g/10minのポリプロピレンチッ
プ10重量部を〔η〕0.670のポリエチレンテレフタレー
トチップ77.5重量部に配合して原料とする以外は実施例
1と同様にしてフィルム化を行なった。最終的に得られ
たフィルムは、厚さ101μm、見掛け密度1.02g/cm3、隠
蔽度0.76、b値1.4であり、フィルム表面のスリキズは
認められず、促進テストでもスリキズの発生しない優れ
た耐スリキズ性を有するフィルムであった。また、製膜
製も良好で、フェードメータテストによる黄変も殆どな
い耐光性に優れるフィルムであった。
実施例6 実施例3で用いたd500.5μmの酸化亜鉛粒子の代りにd
506.5μmの酸化亜鉛を使用する以外は実施例3と同様
にしてマスターバッチチップ(F)を作製した。マスタ
ーバッチチップ(F)を12.5重量部及びMFI10g/10minの
ポリプロピレンチップ10重量部を〔η〕0.675のポリエ
チレンテレフタレートチップ77.5重量部に配合して原料
とする以外な実施例1と同様にしてフィルム化を行な
い、最終的にフィルム厚100μm、見掛け密度1.08g/c
m3、隠蔽度0.70、b値1.7のフィルムを得た。得られた
フィルムの耐光性は実施例3と同様優れていたが、配合
粒子の平均粒径が大きいため耐スリキズ性にやや劣るフ
ィルムであった。
比較例1 実施例1で用いた硫酸バリウムの代りにモース硬度が6
でd50が0.3μmのアナターゼ型二酸化チタン粒子を用い
る以外は実施例1と同様にしてマスターバッチチップ
(E)を作製した。マスターバッチチップ(E)12.5重
量部及びMFI5g/10minの結晶性ポリプロピレンチップ10
重量部を〔η〕0.670のポリエチレンテレフタレートチ
ップ77.5重量部に配合して原料とする以外は実施例1と
同様にしてフィルム化を行ない、最終的にフィルム厚10
0μm、見掛け密度0.98g/cm3、隠蔽度0.85、b値1.5の
白色フィルムを得た。得られたフィルムの表面を観察す
ると微細ながら多数のスリキズが認められ、促進テスト
では極めて顕著なスリキズが発生する耐スリキズ性に劣
るフィルムであった。また、フィルム化直後のフィルム
のb値は1.5で良好な白色度であったものの、フェード
メータ100時間処理後の黄変は極めて大きく、Δb値が
5.0と実施例1〜6に比べ極めて耐光性に劣るフィルム
であった。
比較例2 実施例1で作製したマスターバッチチップ(A)2.5重
量部及びMFI10g/1minのポリプロピレンチップ10重量部
を〔η〕0.675のポリエチレンテレフタレートチップ87.
5重量部に配合した原料を用いる以外は実施例1と同様
にしてフィルム化を行ない、最終的に、フィルム厚103
μm、見掛け密度1.03g/cm3、b値1.4のフィルムを得
た。得られたフィルムの耐スリキズ性及び耐光性は実施
例1と同様優れたフィルムであったが、隠蔽度0.40と実
施例1〜6に比べ隠蔽性に劣るフィルムであった。
比較例3 実施例1で作製したマスターバッチチップ(A)62.5重
量部及びMFI5g/10minのポリプロピレンチップ5重量部
を〔η〕0.715のポリエチレンテレフタレートチップ32.
5重量部に配合した原料を用いる以外は実施例1と同様
にしてフィルム化を行ない、最終的に、フィルム厚101
μm、見掛け密度1.35g/cm3、隠蔽度0.58、b値1.2のフ
ィルムを得た。得られたフィルムの耐スリキズ性や耐光
性は実施例1と同様良好であったが、フィルム見掛密度
の低減や隠蔽性は劣るものであった。また、フィルム化
時度々破断し、生産性に劣るものであった。
比較例4 実施例1で使用した硫酸バリウムの代りにモース硬度
7、d50が0.03μmの二酸化珪素微粒子を用いる以外
は、実施例1と同様にしてマスターバッチチップ(G)
を作製した。マスターバッチチップ(G)12.5重量部及
びMFI10g/10minのポリプロピレンチップ10重量部を
〔η〕0.675のポリエチレンテレフタレートチップ77.5
重量部に配合して原料とする以外は実施例1と同様にし
てフィルム化を行ない、最終的にフィルム厚105μm、
見掛け密度0.98g/cm3、隠蔽度0.45、b値3.8のフィルム
を得た。得られたフィルムは、配合粒子が小さ過ぎるた
め隠蔽性付与効果が小さく、白色度も実施例1〜6に比
べ劣るものがあった。更に得られたフィルムは耐光性及
び耐スリキズ性にも劣っていた。
比較例5 実施例1で使用した硫酸バリウムの代りにモース硬度が
9、d50が2.7μmの酸化アルミニウム粒子を用いて、実
施例1と同様にしてマスターバッチチップ(H)を作製
した。マスターバッチチップ(H)12.5重量部及びMFI1
0g/10minのポリプロピレンチップ3重量部を〔η〕0.67
0のポリエチレンテレフタレートチップ84.5重量部に配
合して原料とする以外は実施例1と同様にしてフィルム
化を行ない、最終的に、フィルム厚101μm、見掛け密
度1.35g/cm3、隠蔽度0.35、b値2.1のフィルムを得た。
得られたフィルムには、多数の大きなスリキズが認めら
れ、耐スリキズ性に極めて劣るフィルムであった。
比較例6 モース硬度が2でd50が5.5μmの硫酸カルシウム・2水
塩粒子粉体5重量部及びMFI35g/10minのポリプロピレン
チップ45重量部を〔η〕0.675のポリエチレンテレフタ
レートチップ50重量部に配合し、均一にブレンドして原
料とする以外は実施例1と同様にしてフィルム化を行な
ったが、テンターにおけるクリップ外れや破断が頻発し
て最終的二軸延伸フィルムは得られなかった。
以上、実施例1〜6及び比較例1〜7の原料組成、製膜
性及び得られたフィルムのフィルム特性及び耐光性、耐
スリキズ性の評価結果をまとめて下記表−1に示す。
<発明の効果> 以上詳述したように、本発明の微細気泡含有ポリエステ
ルフィルムは、フィルム表面欠陥のない、いわゆる耐ス
リキズ性及び耐光性に優れるものである。かかる耐光性
を改良したことから、例えば電子白板のボード用基材に
使用しても、日光や螢光灯などによる紫外線の影響で経
日的黄変現象は解消され、商品価値の著しい向上につな
がる。また、耐スリキズ性も良好となり、フィルム加工
工程での取扱いも容易となり、生産性が向上されただけ
でなく、フィルム加工製品の表面欠陥解消につながり商
品のイメージを著しく向上することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1軸方向に延伸されたフィルム
    であって、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛及び炭酸
    カルシウムから選ばれた少なくとも一種類の白色粒子を
    2〜20重量%及び結晶性ポリプロピレンを3〜40重量%
    含有することを特徴とする微細気泡含有ポリエステルフ
    ィルム。
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