JPH0762026B2 - N−グリコリルノイラミン酸含有糖脂質およびその製造方法 - Google Patents

N−グリコリルノイラミン酸含有糖脂質およびその製造方法

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JPH0762026B2
JPH0762026B2 JP61254992A JP25499286A JPH0762026B2 JP H0762026 B2 JPH0762026 B2 JP H0762026B2 JP 61254992 A JP61254992 A JP 61254992A JP 25499286 A JP25499286 A JP 25499286A JP H0762026 B2 JPH0762026 B2 JP H0762026B2
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昌明 沼田
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庄平 柴山
昌治 吉村
正善 伊藤
善保 志鳥
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハンガーニッツ・ダイハー抗原(以下、D-H
抗原と略す)活性を有するガングリオシドの製造方法に
関する。
(発明の背景) H-D抗体は、1920年代にハンガーニッツおよびダイハー
らによって別々にウマ抗血清が治療目的で注射された患
者にみつけられた抗体であり、注射された血清成分のみ
ならずヒツジ、ウマ、ブタ、ウサギ、モルモットなどの
多種類の動物赤血球と反応する抗体として知見された。
また、H-D抗原は、最近ウマ赤血球からガングリオシド
として抽出され、分子的に単一なまでに精製された。ま
た、このH-D抗原活性ガングリオシドは“ヘマトシド”
と命名されたウマ赤血球の主要糖脂質成分であることが
証明された。
更に、このH-D抗原の化学構造は、Gc Neu(α2−3)G
al(β1−4)Glc-Cerと推定されている。
加えて、現在では、H-D抗体も異種抗血清の投与とは関
係なく病的な患者血清に高頻度に検出されている。さら
に、人間とニワトリのガン化したリンパ球細胞表面にこ
の抗原が出現することも確認されている。
この抗原は、ガンの早期発見のためのマーカーになるだ
けでなく、ガンの免疫療法として使える可能性もあり、
ガン予防や治療面への応用が期待されている。
(発明の目的) 本発明は、前記医療分野に関連のある新規なガングリオ
シド関連中間化合物及びその製造方法を提供することを
目的としている。
(発明の構成) 本発明は、 式: で示されるガングリオシド関連化合物に関し、また、本
発明は、 を有する化合物を加水分解して、 を得ることを特徴とする、ガングリオシド関連化合物の
製造方法に関し、 さらに、本発明は (SitBuPh2はジフェニル−t−ブチルシリル基を示す) を有する化合物のSitBuPh2基を脱離したのち、アセチル
化して、 を有する化合物を得、この化合物を加水分解して、 を得ることを特徴とする、ガングリオシド関連化合物の
製造方法に関する。
以下、本発明を製造スキーム(I〜V)に基き詳細に説
明する。
(1)化合物(1)の製造: で示される公知化合物(A)をMonatsh chem.97654(19
66)の方法により調製する。
(参考例1、2を参照) (2)化合物(2)の製造: 前記化合物(1)を、まずアセチルクロライドなどの溶
媒中に加え、氷冷下で、塩化水素ガスを加え、24時間攪
拌する。減圧濃縮し、残渣にトルエンなどの溶媒を加え
て共沸蒸留することにより化合物(2)を得る。
(3)化合物(3)及び(4)の製造: 以下の反応条件により、前記化合物(2)と化合物
(B)とを反応させて化合物(3)及び(4)を得る。
まず、触媒としては、例えばHgBr2、Hg(CN)2、AgClO4
Ag2CO3、AgOTf(Tfはトリフリックアシッドを表わし、
以下このように略記する。) 銀シリケートなどを使用できる。好ましくはAgOTfある
いはHgBr2とHg(CN)2とを1:3〜1:1の割合の触媒を使用す
る。また、溶媒としては、CH2Cl2、ベンゼン、トルエ
ン、クロロホルム、CH3CN、CH3NO2、テトラヒドロフラ
ンなどを使用する。
CH2Cl2若しくはテトラヒドロフランの使用が好ましい。
反応温度は、氷−メタノールなどで冷却し約−25°〜約
90℃の範囲で行うことができ、好ましくは、室温であ
る。
反応時間は、約30分間〜約24時間攪拌しながら反応させ
る。好ましくは、約24時間の攪拌反応である。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
(4)化合物(5)及び(6)の製造: 以下の反応条件により、前記化合物(3)あるいは
(4)を反応させて、それぞれ化合物(5)あるいは
(6)を得る。
この反応における試薬としては、CH3COCl、Ac2Oを使用
することができ、好ましくは、Ac2Oである。
また、溶媒としては、ピリジン、TEA、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、THFを使用でき、好ましくは、ピ
リジンに溶かしジメチルアミノピリジンを触媒量添加し
て使用する。
反応温度は約0℃〜約100℃の範囲で使用でき、好まし
くは、約60℃である。
反応時間は、約30分〜24時間の攪拌反応で使用でき、好
ましくは、24時間の攪拌反応である。
(5)化合物(7)及び(8) 以下の反応条件により、前記化合物(5)あるいは
(6)を反応させてそれぞれ化合物(7)あるいは
(8)を得る。
この反応における触媒としては、水素雰囲気下Pd-C、Pd
(OH)2、PtO2を用いることができ、またHCOOH-MeOHなど
の還元剤も使用できるが、好ましくは10%Pd-Cである。
また溶媒としては、メタノール、メタノール−水混合溶
媒、メタノール−AcOH混合溶媒、AcOHを使用でき、好ま
しくはメタノールである。
反応温度は、氷冷温度から約60℃の範囲で使用でき、好
ましくは室温である。
反応時間は、約1時間から約24時間の攪拌反応で使用で
き、好ましくは、約24時間の攪拌反応である。
かくして得られた反応生成物を濾過などにより精製す
る。
(6)化合物(9)及び(10)の製造: 以下の反応条件により、前記化合物(7)あるいは
(8)を反応させて、それぞれ化合物(9)あるいは
(10)を得る。
この反応における試薬としては、Ac2O、CH3COClを使用
でき、好ましくはAc2Oである。
また、溶媒としては、ピリジン、TEA、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、DMF、THFなどを使用でき、好まし
くはピリジンに溶解しジメチルアミノピリジンを触媒量
添加して使用する。
反応温度は、約0℃〜約80℃の範囲であり、好ましくは
約60℃である。
反応時間は、約30分〜約24時間の攪拌反応であり、好ま
しくは約24時間の攪拌反応させる。
かくして得られた反応生成物をカラムなどの常法によ
り、精製する。
(7)化合物(11)及び(12)の製造: 以下の反応条件により、前記化合物(9)あるいは(1
0)を反応させて、それぞれ化合物(11)あるいは(1
2)を得る。
この反応における試薬としては、NH2・NH2ACOHを使用で
きる。
また、溶媒としては、DMFを使用できる。
反応温度は、室温から約80℃の範囲で使用でき、好まし
くは、約60℃である。
また、反応時間は、約5分〜約1時間の攪拌反応で使用
でき、好ましくは、約20分の攪拌反応である。
かくして得られた反応生成物をカラムなどの常法により
精製する。
(8)化合物(13)及び(14)の製造: 以下の反応条件により、前記化合物(11)あるいは(1
2)とCl3CCNとを反応させて、それぞれ化合物(13)あ
るいは(14)を得る。
この反応における触媒としては、CCl3CN‐DBU、CCl3CN
‐NaH、CCl3CN‐K2CO3、CCl3CN‐BuLiを使用でき、好ま
しくはCCl3CN‐DBUである。
また、溶媒としては、ジクロルエタン、ベンゼン、トル
エン、ジクロロメタン、クロロホルムを使用でき、好ま
しくはジクロロメタンである。反応温度は、約−25℃〜
約50℃までの範囲であり、好ましくは、約0℃である。
反応時間は、約30分〜約12時間の攪拌反応であり、好ま
しくは、約4時間の攪拌反応である。
かくして得られた反応生成物をカラムなどの常法により
精製する。
(9)化合物(15)及び(16)の製造: 以下の反応条件により、前記化合物(13)あるいは(1
4)と化合物(C)とを反応させて、それぞれ化合物(1
5)あるいは(16)を得る。
この反応における触媒としては、BF3・Et2O、TMSトリフ
レート、TiCl4、AlCl3、SnCl4などのルイス酸が使用で
き、好ましくはBF3・Et2Oである。
また溶媒としては、CH2Cl2、C2H4Cl2、THF、ベンゼン、
トルエン、CH3CN、CH2NO2、エーテルなどが使用でき、
好ましくは、CH2Cl2である。
さらに、反応温度は約−25℃〜約60℃の範囲で行うこと
ができ、好ましくは氷−メタノールでの冷却温度であ
る。
反応時間は、約1時間〜約24時間の攪拌で行うことがで
き、好ましくは約24時間の攪拌である。
(10)化合物(17)及び(18)の製造: 以下の反応条件により、前記化合物(15)あるいは(1
6)を反応させて、それぞれ化合物(17)あるいは(1
8)を得る。
この反応における触媒としては、Bu4NF、HF等を使用で
き、好ましくはBu4NFである。
また、溶媒としては、THF、CH3CN、CH3NO2、EtOAc、CH2
Cl2、CHCl3、DMF、エーテル、ベンゼン、トルエン等を
使用でき、好ましくは、THFである。
反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲で使用でき、好まし
くは、室温である。
反応時間は、約30分〜約48時間の攪拌反応であり、好ま
しくは、約48時間の攪拌反応である。
次いで以下の条件で反応させる。
この反応における試薬としては、AC2O、CH3COCl等を使
用でき、好ましくは、AC2Oである。
また、溶媒としては、ピリジン、TEA、ジメチルアミノ
ピリジン等を使用でき、好ましくは、ピリジンに溶かし
ジメチルアミノピリジンを触媒量添加して使用する。
反応温度は、約0℃〜約80℃の範囲であり、好ましくは
約60℃である。
反応時間は、約30分〜約24時間の攪拌反応であり、好ま
しくは約6時間の攪拌反応である。
かくして得られた反応生成物をカラムなどの常法により
精製する。
(12)化合物(19)及び(20) 以下の反応条件により、前記化合物(17)あるいは(1
8)を反応させて、それぞれ化合物(19)あるいは(2
0)を得る。
この反応における触媒としては、NaH-MeOH、K2CO3‐MeO
H、TEA-MeOH、KOH-MeOH、NaOH-MeOHを使用でき、好まし
くは、NaOCH3であり、より好ましくは、0.1NNaOCH3であ
る。
また溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、THF、ジオキサンであり、好ましくはメタノール
である。
反応温度は、約−10℃〜約50℃の範囲で使用でき、好ま
しくは、室温である。
反応時間は約30分〜約24時間攪拌反応であり、好ましく
は、約6時間の攪拌反応である。
次いで以下の条件を反応させる。
この反応における触媒としては、NaOH、KOH、LiOHなど
を使用でき、好ましくはNaOHである。
また、溶媒としては、MeOH-THF、MeOH−ジオキサンエタ
ノール−THF、エタノール−ジオキサン、プロパノール
−ジオキサン、プロパノール−THFなどを使用でき、好
ましくはMeOH-THFである。
反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲で使用でき、好まし
くは、室温である。
反応時間は約30分〜約24時間の攪拌反応であり、好まし
くは、約24時間の攪拌反応である。
(発明の有用性) 本発明のガングリオシド関連化合物は、ガンの早期発見
のためのマーカー、ガンの免疫療法として有用である。
(実施例) 本発明について、参考例及び実施例により詳述する。
参考例1(化合物(A)から化合物(A′)の製造) メチル 5−N−グリコリル−3,5−ジデオキシ−β−
D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネ
ートの製造 N−グルコリルノイラミン酸(N−Glycolylneuraminic
acid(NGNA)1.12g(3.4431mmol)に無水メタノール75
mlとダウエックス(Dowex)50W−X8(H+)1.12gを加え
室温で20時間攪拌した。NGNAが残って完全に反応が進ん
でいないので更に無水メタノール150mlとダウエックス
(Dowex)50W−X8(H+)2gを加え室温で4時間攪拌する
とNGNAがほとんど溶けた。反応液を濾過し、樹脂をメタ
ノールで洗った。濾液と洗液を合わせ減圧留去し無色無
定形晶1.08g(収率92%)を得た。
メタノールより再結晶。
〔化合物(A′)の物性値〕
融点170−173℃ 元素分析C12H21NO10・7/10H2O MW=351.92(339.31) 計算値 C:40.96 H:6.42 N:3.98 実測値 C:40.89 H:6.27 N:3.88 参考例2 (化合物(A′)から化合物(1)の製造) メチル 5−N−アセトキシアセチル−2,4,7,8,9−ペ
ンタ−O−アセチル−α,β−D−グリセロ−D−ガラ
クト−2−ノニュロピラノソネートの製造およびその精
製 メチル 5−N−グリコリル−3,5−ジデオキシ−β−
D−グリセロ−D−ガラクトー2−ノニュロピラノソネ
ート1.05g(3.0945mmole)を無水ピリジン15mlに溶かし
た後、無水酢酸10mlを加え室温で42時間攪拌した。反応
液を減圧留去しこれにトルエンを加え減圧下共沸を行い
(5回)無水酢酸の臭気がなくなるまで行うとアモルフ
ァス1.846gを得た。あらかじめクロロホルムで懸濁した
シリカゲル(シリカゲル60K230:片山化学)185gをカラ
ムに充填し、アモルファス1.846gをクロロホルムに溶か
してカラムに付した。展開溶媒はクロロホルム:メタノ
ール=50:1で展開し分画分取した。溶出液は約15ml毎に
分取し、各分画液のTLC分析により目的物のみ分画液を
集め溶媒留去後水に溶かし凍結乾燥後真空乾燥(P2O5
しα体445mg、β体518mg、αβ混合物688mg、Total 1.6
51gを得た。(理論収量1.83g、収率90.2%)〈α体の物
性値〉 融点 74−78℃ 元素分析C24H33NO16・2/5H2O MW=598.74(591.54) 計算値 C:48.14 H:5.69 N:2.34 実測値 C:48.12 H:5.57 N:2.38 〈β体の物性値〉 融点 80−86℃ 元素分析C24H33NO16・7/10H2O MW=604.15(591.54) 計算値 C:47.71 H:5.74 N:2.32 実測値 C:47.66 H:5.43 N:2.35 参考例3(化合物(1)から化合物(2)の製造) 化合物(1)340mg(0.54m mol)にアセチルクロライド
50ml加え、氷冷下でHClガスを加え、1晩攪拌した。反
応液を留去(トルエンを加え共沸)した。
▲〔α〕21 D▼ −56.6° C=0.79 CHCl3 300mg
(97%) Rf=0.46(トルエン:酢酸エチル=1:2)NMR 400MHz CD
Cl3 δ(ppm)TMS δ2.039、2.062、2.095、2.123、2.210 s,OCOCH3 ×5 2.295、1H,dd,J=11.2,13.9,H-3ax 2.796、1H,dd,J=4.6,13.9,H-3eq 3.888、3H,s,-OCH3 4.074、1H,dd,J=5.9,12.5,H-9 4.213、td,J=10.2,10.5,H-5 4.312、d,J=15.3 -CH2OCO 4.414、1H,t,J=2.9,H-6 4.443、1H,dd,J=2.7,5.4 H-9 4.629、1H,d,J=15.3,-CH2OCO‐ 5.182、td,J=2.4,10.0,H-8 5.431、1H,dd,J=2.2,6.8 H-7 5.469、1H,m,H-4 6.068、d,J=10.0,NH 参考例4(化合物(2)から化合物(3)及び(4)の
製造) A〕活性化したモレキュラーシーブ4A1.5gに化合物
(B)1.4g(1.6m mol)、Hg(CN)21.125g(4.5m mo
l)、HgBr2 540mg(1.5m mol)、ジクロロエタン2mlを
加えて1時間攪拌後、氷−MeOH冷却下でジクロロエタン
4mlに溶かした化合物(2)500mg(0.8m mol)を加え、
そのまま1晩攪拌した。更に70℃で1日攪拌後、反応液
をセライトロ過し、酢酸エチルを加え、有機層をNaHCO3
水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥
後、留去した。残渣をカラムクロマト(C−30080g、ト
ルエン:酢酸エチル=2:1、続いて1:2)で精製した。
化合物(3) 195.8mg(17.3%) 化合物(4) 81mg(7.2%) B〕活性化したモレキュラーシーブ4A3gに化合物(B)
3g(3.4m mol)、Hg(CN)2 750mg(3m mol)、HgBr21.0
8g(3m mol)、ジクロロエタン5mlを加えて1時間攪拌
後、氷−MeOH冷却下でジクロロエタン7mlに溶かした化
合物(2)1g(1.6m mol)を加え、そのまま1晩攪拌し
た。更に70℃で1日攪拌後、反応液をセライトロ過し、
酢酸エチルを加え、有機層をNaHCO3水溶液、水、飽和食
塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥後留去した。残渣をカ
ラムクロマト(C−300、200g、トルエン:酢酸エチル
=2:1、続いて1:2)で精製した。
化合物(3) 408mg(18.1%) 化合物(4) 165mg(7.3%) C〕活性化したモレキュラーシーブ4A1gにTHF2.5mlに溶
かした化合物(B)755mg(1m mol)とAgOTf144mg(0.5
5m mol)を加え、−10℃で30分間攪拌後、THF2.5mlに溶
かした化合物(2)300mg(527μmol)を加え、室温で
1晩攪拌後、70℃で1日攪拌した。反応液をセライトロ
過し、酢酸エチルを加え、NaHCO3水溶液、水、飽和食塩
水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥後留去した。残渣をカラ
ムクロマト(C−300、50g、トルエン:酢酸エチル=2:
1、のち1:2)で精製した。
化合物(3) 23.8mg(3.5%) 化合物(4) 26.7mg(3.9%) 化合物(3) Rf=0.574(トルエン:酢酸エチル=1:2) ▲〔α〕23 D▼ −3.57 (C=1.10、CHCl3) 元素分析 理論値C,64.53;H,6.20;N,0.99 実測値C,64.48;H,6.13;N,0.72 NMR 400MHz ppm(TMS) 1.913、1.996、2.044、2.103、2.183、s OCOCH3×5 2.555、1H,dd,J=4.6,13.4,H-3c 3.618、s,OCH3 5.259、1H,td,J=2.4,8.7,H-8c 5.297、1H,t,J=2.4 5.333、1H,ddd,J=4.6,10.9,10.9,H-4c 5.585、1H,d,J=10.2,NH 7.21〜7.37,3.OH,m,benzyl基×613 C NMR CDCl3 ppm 99.69(C-2c)102.29(C−1a)、1
02.40(C-1b) 化合物(4) Rf=0.479(トルエン:酢酸エチル=1:2) ▲〔α〕23 D▼ −7.12 (C=1.25、CHCl3) 元素分析 理論値C,64.53;H,6.20;N,0.99 実測値C,64.15;H,6.26;N,1.02 NMR 400MHz δ ppm(TMS) 1.883、1.984、2.001、2.100、2.189、s OCOCH3×5 2.521、1H,dd,J=4.6,13.1,H-3ceq 3.774、3H,s,-OCH3 4.20、1H,m,H-4c 5.261、1H,dd,J=1.7,8.0,H-7 5.416、1H,m,H-8 5.808、1H,d,J=9.7,NH 7.20〜7.40,30H,m,benzyl基×613 C NMR 22.5MHz CDCl3 ppm 99.96(C-2c)、103.75
(C−1a)、103.91(C-1b) 参考例5(化合物(3)から化合物(5)の製造) 化合物(3)144mg(101.8μmol)にピリジン5ml、無水
酢酸5ml加え、60℃で1晩攪拌し、反応液をそのまま乾
固した。
148mg(99.8%) Rf=0.397(トルエン:酢酸エチル=1:1) ▲〔α〕24 D▼ −13.30 (C=1.0、CHCl3) 元素分析 理論値C,64.32;H,6.16;N,0.96 実測値C,64.66;H,6.17;N,1.091 H NMR 400MHz ppm CDCl3 (TMS) 1.819、1.952、2.034、2.106、2.143、 2.169、s,OCOCH3×6 2.571、1H,dd,J=4.6,13.1,H-3ceq 3.444、3H,s,OCH3 4.095、1H,td,J=10.5,10.5 5.101、1H,m,H-4c 5.378、1H,d,J=3.2,H-4b 7.23〜7.38,30H,m,ベンゾイル基×613 C NMR ppm CDCl3 99.25 C-2c、101.86 C-1a、102.34 C-1b 参考例6(化合物(5)から化合物(7)の製造) 化合物(5)390mg(267.7μmol)をメタノール50mlに
溶かし、10%Pd−C200mgを加え、室温で1晩接触還元を
行った。反応液をセライトロ過し乾固した。
232mg(94.7%) Rf=0.632(BuOH:EtOH:H2O=2:1:1) ▲〔α〕24 D▼ +20.32 (C=1.08、メタノール) 元素分析 理論値C,47.22;H,5.83;N,1.53 実測値C,47.25;H,5.77;N,1.78 参考例7(化合物(7)から化合物(9)の製造) 化合物(7)220mg(240.2μmol)にピリジン8ml、無水
酢酸8ml加え、室温で3日間攪拌し、反応液を留去後、
カラムクロマト(C−300、20g、トルエン:酢酸エチル
=1:5)で精製した。
247mg(88%) Rf=0.833(CHCHl3:MeOH=10:0.5) ▲〔α〕24 D▼ +12.43 (C=1.0、CHCHl3) 元素分析 理論値C,49.63;H,5.61;N,1.20 実測値C,49.94;H,5.61;N,1.20 参考例8(化合物(9)から化合物(11)の製造) 化合物(9)220mg(188μmol)をDMF2mlに溶かし、H2N
NH2・AcOH24mg(240μmol)を加え、60℃で20分攪拌し
た。反応液に酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩
水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥後留去した。残渣をカラ
ムクロマト(C−300、20g、アセトン:CCl4=1:2)で
精製した。
144mg(68%) Rf=0.58(アセトン:CCl4=1:1) ▲〔α〕23 D▼ +17.40 (C=0.52、CHCl3) 元素分析 理論値C,49.07;H,5.64;N,1.24 実測値C,48.88;H,5.67;N,1.44 参考例9(化合物(11)から化合物(13)の製造) 化合物(11)140mg(124μmol)をジクロロメタン1mlに
溶かし、0℃でCl3CCN358μl(3.57m mol)、DBU18μ
l(0.126m mol)を加え、そのまま4時間攪拌した。反
応液をカラムクロマト(C−300、18g、アセトン:CCl4
=1:2)で精製した。
120mg(76%) Rf=0.367(アセトン:CCl4=1:2) ▲〔α〕24 D▼ +26.98 (C=0.825、CHCl3) 元素分析 理論値C,45.35;H,5.07;N,2.20 実測値C,45.61;H,5.04;N,2.301 H NMR CDCl3,ppm,TMS 1.982、2.017、2.043、2.061、2.062、2.069、2.083、
2.117、2.152、2.185、2.304、s,OCOCH3×11 1.777、1H,t,J=12.2,H-3cax 2.436、1H,dd,J=4.6,13.4,H-3ceq 3.840、s,OCH3 4.349、1H,d,J=15.6,AcOCH2‐CO- 4.601、1H,d,J=15.3,AcOCH2‐CO- 5.043、1H,m,H-4c 5.297、1H,d,J=2.9,H-4b 5.533、1H,t,J=9.7,H-3a 6.313、1H,d,J=10.2,NH 6.474、1H,d,J=3.6,H-1aα13 C NMR CDCl3 ppm 93.19 C-1a、99.63,C-2c、101.15,C-1b 参考例10(化合物(13)から化合物(15)の製造) 活性化したモレキュラーシーブAW−300 1.5gにジクロロ
メタン3mlに溶かした化合物(13)100mg(78.6μmo
l)、化合物(C)70mg(78.8μmol)を加えて、氷−Me
OH冷却下でBF3・Et2O 15μl(124μmol)を加え、その
まま1晩攪拌した。反応液をセライトロ過し、留去後、
カラムクロマト(C−300、25g、トルエン:酢酸エチル
=1:1)で精製した。
90.6mg(58%) Rr=0.229(トルエン:酢酸エチル=1:1) ▲〔α〕24 D▼ −11.86 (C=0.42、CHCl31 H NMR CDCl3,ppm,TMS 0.881、6H,t,J=7.0,-CH2CH3 0.997、9H,s,-CH3×3 1.251、s,-CH2‐ 1.960、1.981、2.032、2.042、2.052、2.060、2.070、
2.088、2.150、2.181、2.302、s,OCOCH3×11 2.434、1H、dd,J=4.6,13.4,H-4ceq 3.841、3H,s,OCH3 4.350、1H,d,J=15.3 4.598、1H,d,J=15.3,-OCH2CONH 5.041、1H,m,H-4c 5.291、1H,d,J=2.5 7.31〜7.40,6H,m,芳香族プロトン 7.61〜7.67,4H,m,芳香族プロトン 参考例11(化合物(15)から化合物(17)の製造) 化合物(15)20mg(10μmol)をTHF1mlに溶かし、Bu4NF
11.2μl(11μmol)加え、室温で1時間攪拌した。更
にBu4NF39.7μg(39μmol)を加え、2日間攪拌した。
反応液を留去し、残渣にピリジン1ml、無水酢酸1mlを加
え、60℃で6時間攪拌した。反応液を留去し、カラムク
ロマト(C−300、3g、CHCl3:MeOH=10:0.2)で精製し
た。
17mg(94%) Rf=0.70(CHCl3:MeOH=10:0.25) ▲〔α〕27 D▼ −5.33 (C=0.90、CHCl3) 元素分析 理論値C,59.45;H,8.21;N,1.54(1H2O) 実測値C,59.05;H,7.95;N,1.721 H NMR CDCl3,ppm,TMS 400MHz 0.880、6H,t,J=6.5,-CH2CH3×2 1.252、s,CH2×32 1.771、1H,t,J=12.2,H-3cex 1.981、2.004、2.040、2.042、2.053、2.060、2.066、
2.086、2.150、2.159、2.222、2.295、s,OCOCH3×12 2.438、1H,dd,J=4.6,12.1,H-3ceq 3.840、3H,s,OCH3 4.349、1H,d,J=15.6,-OCH2・CONH 実施例1(化合物(17)から化合物(19)の製造) 化合物(17)16mg(8.3μmol)をメタノール1.5mlに溶
かし、0.1N NaOCH 1mlを加え、室温で6時間攪拌し
た。反応液を乾固し、残渣にMeOH 1ml、THF1ml、H2O 0.
5mlを加え、室温で1晩攪拌した。反応液をアンバーラ
イトIRC−50で中和し、ロ過後Sephadex LH−20(CHCl3:
MeOH:H2O=5:3:0.46で溶出)で精製した。
10.8mg(94%) Rf=0.25(BuOH:EtOH:H2O=2:1:1) ▲〔α〕26 D▼ −7.60 (C=0.50、CHCl3:MeOH=1:
1) NMR 400MHz d・6DMSO-D2O 98:2(TMS)ppm 0.854、6H,t,J=6.5,-CH2CH×2 1.240、64H,s,-CH2‐×32 2.041、2H,t,J=7.0,H-2cer 1.934、2H,m,H-6,cer 3.057、1H,t,J=8.0,H-2a 4.176、1H,d,J=7.57,H-1a 4.193、1H,d,J=6.1,H-1b 5.372、1H,dd,J=6.8,15.3,H-4cer 5.557、1H,t,J=15.3,6.6,H-5cer 参考例13(化合物(4)から化合物(6)の製造) 化合物(4)81mg(57.2μmol)にピリジン5ml、無水酢
酸5mlを加え、60℃で1晩攪拌し、反応液をそのまま乾
固した。
84mg(100%) Rf=0.269(トルエン:酢酸エチル=1:1) ▲〔α〕24 D▼ −13.13 (C=0.515、CHCl3) 元素分析 理論値C,64.32;H,6.16;N,0.96 実測値C,64.02;H,6.00;N,1.08 NMR 400MHz ppm CDCl3TMS 1.749、1.971、1.997、2.000、2.123、2.185、s,OCOCH3
×6 1.851、1H,t,J=12.4,H-3cax 2.616、1H,dd,J=4.6,12.7,H-3ceq 4.103、1H,q,J=10.5,H-5c 5.049、1H,d,J=2.9,H-4b 5.598、1H,m,H-8c 5.779、1H,d,J=10.2NH 7.17〜7.39、30H m benzy基×6 参考例14(化合物(6)から化合物(8)の製造) 化合物(6)232mg(159.2μmol)をメタノール50mlに
溶かし、10%Pd−C150mgを加え、室温で1晩接触還元を
行った。反応液をセライトロ過し、乾固した。
141mg(97.2%) Rf=0.632(BuOH:EtOH:H2O=2:1:1) ▲〔α〕24 D▼ +24.52 (C=0.50、メタノール) 元素分析 理論値C,46.30;H,5.94;N,1.50(1H2O含む) 実測値C,46.53;H,5.82;N,1.86 参考例15(化合物(8)から化合物(10)の製造) 化合物(8)130mg(141.9μmol)にピリジン8ml、無水
酢酸8mlを加え、室温で3日間攪拌した。反応液を留去
し、カラムクロマト(C−300、20g、トルエン:酢酸エ
チル=1:5)で精製した。
151mg(95%) Rf=0.743(CHCl3:MeOH=10:0.5) ▲〔α〕24 D▼ +11.17 (C=0.60、CHCl3) 元素分析 理論値C,49.36;H,5.61;N,1.20 実測値C,49.21;H,5.63;N,1.54 参考例16(化合物(10)から化合物(12)の製造) 化合物(10)140mg(120μmol)をDMF2mlに溶かし、H2N
NH2・AcOH15mg(160μmol)を加え、60℃で25分攪拌し
た。反応液に酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩
水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥後留去した。残渣をカラ
ムクロマト(C−300、20g、アセトン:CCl4=1:2)で
精製した。
133mg(98%) Rf=0.549(アセトン:CCl4=1:1) ▲〔α〕23 D▼ +14.26 (C=0.70、CHCl3) 元素分析 理論値C,49.07;H,5.64;N,1.24 実測値C,48.79;H,5.70;N,1.70 参考例17(化合物(12)から化合物(14)の製造) 化合物(12)116mg(103μmol)をジクロロメタン1mlに
溶かし、0℃でCl3CCN358μl(3.53m mol)、DBU15μ
l(0.11m mol)を加え、そのまま4時間攪拌した。反
応液をカラムクロマト(C−300、20g、アセトン:CCl4
=1:2)で精製した。
121mg(92%) Rf=0.278(アセトン:CCl4=1:2) ▲〔α〕24 D▼ +34.0 (C=0.25、CHCl3) 元素分析 理論値C,44.40;H,5.20;N,1.16(+1.5H2O) 実測値C,44.14;H,4.80;N,2.52 NMR 400MHz CDCl3 ppm TMS 1.992、2.012、2.054、2.073、2.075、2.084、2.100、
2.180、2.186、s,OCOCH3×11 1.683、1H,t,J=12.4,H-3cax 2.604、1H,dd,J=4.6,12.7,H-3ceq 3.869、3H,s,OCH3 4.274、1H,d,J=15.1 -OCOCH2O‐ 4.571、1H,d,J=15.3 -OCOCH2O‐ 4.513、1H,dd,J=3.4,10.0,H-2a 4.664、1H,d,J=8.0,H-1b 4.899、1H,d,J=2.6,H-4b 4.975、1H,m,H-4c 4.962、1H,dd,J=7.8,10.0,H-2b 5.081、1H,dd,J=3.9,10.2,H-3b 5.373、1H,dd,J=2.6,9.2,H-7c 5.500、1H,m,H-8c 5.553、1H,t,J=9.7,H-3m 5.779、1H,d,J=10.0,-CONH- 6.492、1H,d,J=3.6,H-1a 8.649、1H,s,=NH 参考例18(化合物(14)から化合物(16)の製造) 活性化したモレキュラーシーブAW−300 1.5gに、ジク
ロロエタン3mlに溶かした化合物(14)80mg(62.9μmo
l)と化合物(C)70mg(78.8μmol)を加えて、氷−Me
OH冷却攪拌下30分後、BF3・Et2O 15μl(124μmol)を
加え、そのまま1晩攪拌した。反応液をセライトロ過後
留去した。残渣をカラムクロマト(C−300、25g、トル
エン:酢酸エチル=1:1)で精製した。
65.4mg(52%) Rf=0.131(トルエン:酢酸エチル==1:1) ▲〔α〕24 D▼ +11.43(C=0.35、CHCl3) 元素分析 理論値C,62.54;H,8.23;N,1.40 実測値C,62.49;H,8.15;N,1.59 NMR 400MHz CDCl3 TMS ppm 0.878、3H,t,J=5.8 -CH2CH2 0.881、3H,t,J=5.6,-CH2CH2 0.993、9H,s,+Bu基 1.251、64H,s,-CH2‐ ×32 1.961、1.992、2.013、2.043、2.073、2.075、2.083、
2.095、2.175、2.183、2.245、s,OCOCH3×11 2.601、1H,dd,J=4.6,12.9,H-3eq 3.867、3H,s,OCH3, 4.275、1H,d,J=15.3,-OCH2COCH3 4.570、1H,d,J=15.3 -OCH2COCH3 4.428、1H,d,J=8.0,H-1a 4.640、1H,d,J=8.0,H-1b 4.950、1H,m,H-4c 5.500、1H,m,H-8c 5.773、1H,d,J=10.0,NH 7.30〜7.42,6H,mベンゼン環 7.60〜7.70,4H,mベンゼン環 参考例19(化合物(16)から化合物(18)の製造) 化合物(16)24mg(12μmol)をTHF2mlに溶かし、Bu4NF
60μl(59μmol)を加え、室温で1晩攪拌した。反応
液を乾固し、残渣にピリジン1ml無水酢酸1ml加え40℃で
1晩攪拌した。反応液を留去し、カラムクロマト(C−
300、10g、CHCl3:MeOH=10:0.2)で精製した。
14mg(64%) Rf=0.48(CHCl3:MeOH=10:0.25) ▲〔α〕26 D▼ −9.0(C=0.70、CHCl3) NMR 400MHz CDCl3 TMS ppm 0.880、6H,t,J=7.0,-CH2CH3×2 1.252、64H,s,-CH2‐ 1.682、1H,t,J=12.4,H-3cax 1.991、2.006、2.037、2.041、2.076、2.081、2.090、
2.108、2.179、2.184、2.239、s,OCOCH3×12 2.599、1H,dd,J=4.6,12.6 3.866、3H,s,-OCH3 4.274、1H,d,J=15.3,-OCH2CO‐ 4.425、1H,d,J=8.0,H-1a 4.570、1H,d,J=15.3,-OCH2CO‐ 4.660、1H,d,J=8.0,H-1b 5.520、1H,m,H-8c 実施例2(化合物(18)から化合物(20)の製造) 化合物(18)12mg(6.6μmol)をMeOH 2mlに溶かし、0.
1N NaOCH31ml加え、室温で1晩攪拌した。反応液を留去
し、MeOH 1ml、THF1ml H2O 0.5ml加え、室温で1晩攪拌
した。反応液をアンバーライトIRC−50で中和し、ロ過
後Sephadex LH−20(CHCl3:MeOH:H2O=5:3:0.46で溶
出)で精製した。
8.5mg(97%) Rf=0.25(BuOH:EtOH:H2O=2:1:1) ▲〔α〕26 D▼ −0.94(C=0.425、CHCl3:MeOH=1:
1) NMR 400MHz d-6 DMSO-D2O 98=2,TMS,ppm 0.852、6H,t,J=6.3,・CH2CH3×2 1.232、64H,s,-CH2‐ 1.930、2H,m,H-6 Cer 2.026、2H,t,J=7.3,H-2 Cer 2.757、1H,dd,J=5.1,11.9,H-3ceq 3.041、1H,t,J=8.5,H-2a 4.159、1H,d,J=7.8,H-1a 4.200、1H,d,J=7.8,H-1b 5.343、1H,dd,J=7.3,H-4 Cer 5.534、1H,td,J=14.9,6.8,H-5 Cer
フロントページの続き (72)発明者 柴山 庄平 埼玉県所沢市北中3−52−16 野口荘5号 室 (72)発明者 吉村 昌治 埼玉県入間市東町5−3−7−206 (72)発明者 伊藤 正善 東京都国立市富士見台1−27−22−303 (72)発明者 志鳥 善保 東京都新宿区西新宿6−12−6−1307

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: で示されるガングリオシド関連化合物。
  2. 【請求項2】式: を有する化合物を加水分解して、 を得ることを特徴とする、ガングリオシド関連化合物の
    製造方法。
  3. 【請求項3】式: を有する化合物のSitBuPh2基を脱離したのち、アセチル
    化して、 を有する化合物を得、次いでこの化合物を加水分解し
    て、 を得ることを特徴とする、ガングリオシド関連化合物の
    製造方法。
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FI874588A FI87573C (fi) 1986-10-20 1987-10-19 Foerfarande foer framstaellning av gangliosidlika foereningar
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