JPH076201Y2 - 地下構造物用開蓋工具 - Google Patents
地下構造物用開蓋工具Info
- Publication number
- JPH076201Y2 JPH076201Y2 JP1988020079U JP2007988U JPH076201Y2 JP H076201 Y2 JPH076201 Y2 JP H076201Y2 JP 1988020079 U JP1988020079 U JP 1988020079U JP 2007988 U JP2007988 U JP 2007988U JP H076201 Y2 JPH076201 Y2 JP H076201Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- tip
- tool
- locked
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はマンホールその他地下構造物の蓋体をあけるた
めの開蓋工具に関するものである。
めの開蓋工具に関するものである。
(従来の技術) この種の工具には汎用のバールや、こじり棒或いは手鍵
等があり、開蓋の前に枠体に嵌合している蓋体をこじっ
てずり上げるのに使用されている。そのためずらせた蓋
体をあけて取除くには別の操作が必要である。中には実
公昭57−50375号のように、前記2段階操作を連続して
行なおうとするものもある。
等があり、開蓋の前に枠体に嵌合している蓋体をこじっ
てずり上げるのに使用されている。そのためずらせた蓋
体をあけて取除くには別の操作が必要である。中には実
公昭57−50375号のように、前記2段階操作を連続して
行なおうとするものもある。
(技術的課題) しかし前記のものは先端がT字型であるため、蓋体の側
にもその先端を受入れる特殊な構造を設けなければなら
ず、既設のマンホール蓋には全く不向きである。
にもその先端を受入れる特殊な構造を設けなければなら
ず、既設のマンホール蓋には全く不向きである。
本考案の課題は蓋体をずり上げるのと取除く操作を安定
に行なうことができ、その結果作業を円滑に行なえると
ともに、既設のマンホールの殆んどのものにも使用する
ことができるようにすることにある。
に行なうことができ、その結果作業を円滑に行なえると
ともに、既設のマンホールの殆んどのものにも使用する
ことができるようにすることにある。
(技術的手段) 前記課題を解決するため本考案は、棒状に形成された工
具本体2の先端部を蓋体10の外周に形成された小開口12
に挿入し、蓋体10をこじり上げる梃子作用をなすため
に、蓋体10を受け止める枠体11の上縁に係止し、梃子作
用の支点となる支持突起6を工具本体2の先端部近くの
後側に突設し、前記小開口12の縁に沿った蓋体10の上面
に係止し、梃子作用の力点となる押圧突起3を前記支持
突起6よりは上位の工具本体2の前面に1個設けるか、
又は工具本体2の左右側面に夫々押圧突起13を突設し、
前記小開口12より蓋体10の内方にて蓋体10の下面に係止
し、梃子作用の作用点となる先端鉤1を蓋体10の厚さを
やや上回る程度の間隔だけ前記押圧突起3、13から先端
方向へ離れた位置の工具本体2に突設するという手段を
講じたものである。
具本体2の先端部を蓋体10の外周に形成された小開口12
に挿入し、蓋体10をこじり上げる梃子作用をなすため
に、蓋体10を受け止める枠体11の上縁に係止し、梃子作
用の支点となる支持突起6を工具本体2の先端部近くの
後側に突設し、前記小開口12の縁に沿った蓋体10の上面
に係止し、梃子作用の力点となる押圧突起3を前記支持
突起6よりは上位の工具本体2の前面に1個設けるか、
又は工具本体2の左右側面に夫々押圧突起13を突設し、
前記小開口12より蓋体10の内方にて蓋体10の下面に係止
し、梃子作用の作用点となる先端鉤1を蓋体10の厚さを
やや上回る程度の間隔だけ前記押圧突起3、13から先端
方向へ離れた位置の工具本体2に突設するという手段を
講じたものである。
押圧突起3、13と先端鉤1とは蓋体を挾むようにその小
開口12にて上下に配置され、蓋体をこじる作用力に耐え
る必要があるから、それらは概ね蓋体の厚さに対して上
記作用力を得ることができる程度の軸方向の間隔をおい
て設けられる。本出願人の先願である実開昭61−159442
号の考案には、蓋体の上面に接する抑え部材を前後動可
能に設けた開蓋補助具が開示されている。しかしその抑
え部材は前後に動き得るため蓋体の重さで動き、滑って
外れる危険があり、固定機構の増設が必要になる。しか
し本考案の場合、押圧突起3、13は工具本体2に突設し
てあるため、滑り動く危険はない。
開口12にて上下に配置され、蓋体をこじる作用力に耐え
る必要があるから、それらは概ね蓋体の厚さに対して上
記作用力を得ることができる程度の軸方向の間隔をおい
て設けられる。本出願人の先願である実開昭61−159442
号の考案には、蓋体の上面に接する抑え部材を前後動可
能に設けた開蓋補助具が開示されている。しかしその抑
え部材は前後に動き得るため蓋体の重さで動き、滑って
外れる危険があり、固定機構の増設が必要になる。しか
し本考案の場合、押圧突起3、13は工具本体2に突設し
てあるため、滑り動く危険はない。
(実施例) I.第1の実施例につき図面を参照して説明すると、工具
本体2は棒状に形成されており、僅か後退した部分5を
有する先端に前方へ屈曲するように突設された先端鉤1
を有する。先端鉤1は蓋体10の下側(裏面)に係止する
が、蓋体10の上側(表面)に係止する押圧突起3は、先
端鉤1と同方向でかつ蓋体10の厚さをやや上回る程度離
れた部位に1個突設されており、そのため先端鉤1との
間に蓋体10の一部が係入する凹部4が形成される。
本体2は棒状に形成されており、僅か後退した部分5を
有する先端に前方へ屈曲するように突設された先端鉤1
を有する。先端鉤1は蓋体10の下側(裏面)に係止する
が、蓋体10の上側(表面)に係止する押圧突起3は、先
端鉤1と同方向でかつ蓋体10の厚さをやや上回る程度離
れた部位に1個突設されており、そのため先端鉤1との
間に蓋体10の一部が係入する凹部4が形成される。
6は工具本体2の先端背面に突設された支持突起で、先
端鉤1と反対方向にあり枠体11に係止する。7はハンド
ル、8は本体他端に設けたこじり部、また9は先端鉤下
側の段部を示す。蓋体10には開蓋工具先端を挿入する小
開口12が形成されており、さらにその内方に先端鉤1の
係止部14が設けられている。なお係止部14はなくても良
い。
端鉤1と反対方向にあり枠体11に係止する。7はハンド
ル、8は本体他端に設けたこじり部、また9は先端鉤下
側の段部を示す。蓋体10には開蓋工具先端を挿入する小
開口12が形成されており、さらにその内方に先端鉤1の
係止部14が設けられている。なお係止部14はなくても良
い。
(作用) 上記の構成を有する開蓋工具により、第3図に示す蓋体
10を開くには、まず小開口12より先端鉤1を挿入し、背
面の支持突起6を枠体11の上縁に係止させ(第4図)、
ハンドル7を操作して蓋体10の喰込みを解除する。さら
にハンドル7を操作すると先端鉤1の先方上部と押圧突
起3の後方下部の2点a、bで蓋体10に上下から係止
し、蓋体10は点bを力点、支持突起6を支点、点aを作
用点として梃子作用によりこじり上げられ(第5図)、
続いて工具本体2を引き上げると、蓋体10を前記2点
a、bで支えられたまま枠体11より外されることとなる
(第6図)。
10を開くには、まず小開口12より先端鉤1を挿入し、背
面の支持突起6を枠体11の上縁に係止させ(第4図)、
ハンドル7を操作して蓋体10の喰込みを解除する。さら
にハンドル7を操作すると先端鉤1の先方上部と押圧突
起3の後方下部の2点a、bで蓋体10に上下から係止
し、蓋体10は点bを力点、支持突起6を支点、点aを作
用点として梃子作用によりこじり上げられ(第5図)、
続いて工具本体2を引き上げると、蓋体10を前記2点
a、bで支えられたまま枠体11より外されることとなる
(第6図)。
II.第7図以下は第2の実施例に関するものであり、押
圧突起13は先端鉤1の突出方向とは略90度異なる本体側
面より左右方向へ2個突設されている。この2個の押圧
突起13、13の係止点c、cの位置は前記押圧突起3の後
方下部の点bと同程度の間隔だけ先端鉤1より離れてい
る。なお他の構成は第1実施例の場合と同様であるので
説明を略し援用する符号を図面に付す。
圧突起13は先端鉤1の突出方向とは略90度異なる本体側
面より左右方向へ2個突設されている。この2個の押圧
突起13、13の係止点c、cの位置は前記押圧突起3の後
方下部の点bと同程度の間隔だけ先端鉤1より離れてい
る。なお他の構成は第1実施例の場合と同様であるので
説明を略し援用する符号を図面に付す。
(作用) 上記の如く構成された場合、工具本体2の先端鉤1を小
開口12より挿入して蓋体裏面に係止させると、先端鉤1
の先方上部の1点aと2個の押圧突起13、13の下面係止
点c、cの3点で蓋体10と接する。この3点a、c、c
は前後上下に分布して作用点、力点をなし、かつ左右対
称であるので、支持突起6を受枠上縁に係止し、支点と
してこじり上げる操作(第9図)のみならず、その後前
記第6図と同様に蓋体10の全荷重を支えて引出す操作ま
で安定に行なえる。
開口12より挿入して蓋体裏面に係止させると、先端鉤1
の先方上部の1点aと2個の押圧突起13、13の下面係止
点c、cの3点で蓋体10と接する。この3点a、c、c
は前後上下に分布して作用点、力点をなし、かつ左右対
称であるので、支持突起6を受枠上縁に係止し、支点と
してこじり上げる操作(第9図)のみならず、その後前
記第6図と同様に蓋体10の全荷重を支えて引出す操作ま
で安定に行なえる。
(考案の効果) 従って本考案によれば、蓋体10の下側に係止する先端鉤
1と蓋体10の上側に係止する押圧突起3、13とによっ
て、蓋体10に対して工具本体2が係止状態で固定され、
支持突起6は枠体11の上縁に係止するので、開蓋作業
中、工具は非常に安定し、しかも先端鉤1と押圧突起
3、13が蓋体10の上、下面を接近した位置で挾んでいる
ので、枠体にきつく嵌合している蓋体をこじり上げたあ
と、引続いて引き上げる作業が連続して行なえるのであ
り、かつまた先端鉤1は小開口12を有する既設マンホー
ルの殆んどのものに使用できるので用途が広いという効
果を奏する。
1と蓋体10の上側に係止する押圧突起3、13とによっ
て、蓋体10に対して工具本体2が係止状態で固定され、
支持突起6は枠体11の上縁に係止するので、開蓋作業
中、工具は非常に安定し、しかも先端鉤1と押圧突起
3、13が蓋体10の上、下面を接近した位置で挾んでいる
ので、枠体にきつく嵌合している蓋体をこじり上げたあ
と、引続いて引き上げる作業が連続して行なえるのであ
り、かつまた先端鉤1は小開口12を有する既設マンホー
ルの殆んどのものに使用できるので用途が広いという効
果を奏する。
図面は本考案に係る地下構造物用開蓋工具を示すもので
第1図は第1実施例の斜視図、第2図は一部拡大斜視
図、第3図乃至第6図は作用説明図、第7図は第2実施
例の一部省略斜視図、第8図は一部拡大斜視図、第9図
は作用説明図、第10図は部分斜視図である。 1……先端鉤、2……工具本体、3、13……押圧突起、
4……凹部。
第1図は第1実施例の斜視図、第2図は一部拡大斜視
図、第3図乃至第6図は作用説明図、第7図は第2実施
例の一部省略斜視図、第8図は一部拡大斜視図、第9図
は作用説明図、第10図は部分斜視図である。 1……先端鉤、2……工具本体、3、13……押圧突起、
4……凹部。
Claims (2)
- 【請求項1】棒状に形成された工具本体2の先端部を蓋
体10の外周に形成された小開口12に挿入し、蓋体10をこ
じり上げる梃子作用をなすために、蓋体10を受け止める
枠体11の上縁に係止し、梃子作用の支点となる支持突起
6を工具本体2の先端部近くの後側に突設し、 前記小開口12の縁に沿った蓋体10の上面に係止し、梃子
作用の力点となる押圧突起3を前記支持突起6よりは上
位の工具本体2の前面に1個設けるか、又は工具本体2
の左右側面に夫々押圧突起13を突設し、 前記小開口12より蓋体10の内方にて蓋体10の下面に係止
し、梃子作用の作用点となる先端鉤1を蓋体10の厚さを
やや上回る程度の間隔だけ前記押圧突起3、13から先端
方向へ離れた位置の工具本体2に突設した ことを特徴とする地下構造物用開蓋工具。 - 【請求項2】棒状に形成された工具本体2の先端側に、
工具本体2の直線部分に対して後方へ僅かに曲げられた
後退部分5を形成し、その先端部分に支持突起6、押圧
突起3、13及び先端鉤1を形成した実用新案登録請求の
範囲第1項記載の地下構造物用開蓋工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988020079U JPH076201Y2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 地下構造物用開蓋工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988020079U JPH076201Y2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 地下構造物用開蓋工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124847U JPH01124847U (ja) | 1989-08-25 |
JPH076201Y2 true JPH076201Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31236150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988020079U Expired - Lifetime JPH076201Y2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 地下構造物用開蓋工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076201Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102765070A (zh) * | 2012-06-17 | 2012-11-07 | 淮北宇光纺织器材有限公司 | 用于拆卸盖板针布的扳手 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822029B2 (ja) * | 1975-10-07 | 1983-05-06 | 花王株式会社 | アルキルサルフエ−トガンユウブツ ノ フンムカンソウホウ |
JPH0248511Y2 (ja) * | 1985-03-23 | 1990-12-19 | ||
JPS6283778U (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-28 |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP1988020079U patent/JPH076201Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01124847U (ja) | 1989-08-25 |
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