JPH0761952A - ハロメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体の製造法 - Google Patents

ハロメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体の製造法

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JPH0761952A
JPH0761952A JP34948393A JP34948393A JPH0761952A JP H0761952 A JPH0761952 A JP H0761952A JP 34948393 A JP34948393 A JP 34948393A JP 34948393 A JP34948393 A JP 34948393A JP H0761952 A JPH0761952 A JP H0761952A
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hydroxymethyl
biphenylcarboxylic acid
acid ester
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JP34948393A
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English (en)
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Yoshio Urawa
世志雄 浦和
Takeshi Furukawa
健 布留川
Juichi Shimizu
寿一 清水
Yoji Yamagishi
洋二 山岸
Tomio Tsuruki
外美雄 鶴来
Tomio Ichino
富雄 市野
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Eisai Chemical Co Ltd
Original Assignee
Eisai Chemical Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗高血圧剤・血管病変治療剤等として有用な
アンギオテンシンII受容体拮抗剤の置換基前駆体である
ハロメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(II)
の工業的に優れた製造法を提供する。 【構成】 メチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IX)
から誘導されたヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン
酸エステル誘導体(I)をハロゲン化することにより、ハ
ロメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(II)を
収率・純度よく安全かつ高経済効率で製造できる。また
従来法では得られなかった優れた反応性を有する2−
(4’−クロロメチルフェニル)安息香酸エステル(X)
を製造できる。2−(4’−クロロメチルフェニル)安
息香酸エステル(X)は新規化合物であり医薬中間体とし
て有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬の合成中間体として
有用なハロメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導
体(II)の製造法に関する。さらに詳しくは、特開平3-95
181号公報、特開平3-236377号公報、特願平4-328986号
公報等に開示されている、抗高血圧剤・血管病変治療剤
等として有用なアンギオテンシンII受容体拮抗剤の置換
基前駆体であるハロメチル−ビフェニルカルボン酸エス
テル誘導体(II)の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アンギオテンシンII受容体拮抗剤
である 2-アルキル-3-(2'-アルコキシカルボニルビフェ
ニル-4-イル)メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン誘
導体のビフェニル側鎖は、特開平3-236377号公報等に記
載されているように、4'-ブロモメチル-2-ビフェニルカ
ルボン酸エステルを用いてN-アルキル化する方法により
製造されてきた。
【0003】これらの4'-ブロモメチル-2-ビフェニルカ
ルボン酸エステルは、ジャーナル・オブ・オーガニック
・ケミストリー(J.Org.Chem.),43(7),1372-79,1978.に
記載された方法により4'-メチル-2-オキサゾリルビフェ
ニルを製造し、次いで加水分解して4'-メチル-2-ビフェ
ニルカルボン酸とし、次いでエステル化して4'-メチル-
2-ビフェニルカルボン酸エステルとし、さらに特開昭63
-23868号公報に開示された方法によりブロム化して製造
される。この製造工程を以下に示す。
【0004】
【化11】
【0005】
【本発明が解決しようとする問題点】4'-ブロモメチル-
2-ビフェニルカルボン酸エステルの製造にあたって、特
開昭63-23868号公報に開示された方法では、ブロム化の
ためにN-ブロモコハク酸イミドを用いるが、この試薬は
高価であり、かつブロム化がラジカル反応であるため反
応が急激でありコントロールが難しいなど、工業生産に
は適していない欠点があった。
【0006】また従来用いられている4'-ブロモメチル-
2-ビフェニルカルボン酸エステルは、活性が高く反応し
やすいが、一方ではその高活性ゆえに安定性が悪く保存
することができなかった。このため要時調製しなければ
ならず、作業性が極めて悪かった。さらに高活性なた
め、反応中に分解または副反応を起こしやすい欠点もあ
り、N-アルキル化生成物の純度が低く、副生成物の種類
も多いため精製が困難であった。このため操作性に優れ
た活性を有する4'-クロロメチル-2-ビフェニルカルボン
酸エステル等も求められていたが、特開昭63-23868号公
報に開示された方法では製造することができなかった。
【0007】このように従来用いられている4'-ブロモ
メチル-2-ビフェニルカルボン酸エステルは、合成中間
体として作業効率が劣る上に、N-アルキル化生成物の分
離精製に多くの手間を要し、さらに経済性・安全性上の
欠点があるなど、工業生産に用いる中間体として必ずし
も満足できるものではなかった。また従来開示されてい
る方法では、N-アルキル化に際して好ましい反応性を有
する、4'-クロロメチル-2-ビフェニルカルボン酸エステ
ルを製造することはできなかった。このためアンギオテ
ンシンII受容体拮抗剤として有用なイミダゾピリジン誘
導体を、収率・純度よく安全かつ高経済効率で製造で
き、かつ好ましい活性を有する4'-クロロメチル-2-ビフ
ェニルカルボン酸エステル等のハロメチル−ビフェニル
カルボン酸エステル誘導体も製造できる、工業的に優れ
た方法が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記の欠点を改善した、新規なハロメチル−ビフェニルカ
ルボン酸エステル誘導体(II)の製造法を目指して鋭意研
究を重ねてきた。その結果、下記のいずれかの方法によ
り目的を達成できることを見い出し、本発明を完成し
た。 (1) ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸エステル
誘導体(I)をハロゲン化する。 (2) ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(I
II)をエステル化してヒドロキシメチル−ビフェニルカ
ルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲン化す
る。 (3) ヒドロキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体
(IV)を脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニルカル
ボン酸誘導体(III)とし、次いでエステル化してヒドロ
キシメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I)
とし、さらにハロゲン化する。 (4) アルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体
(V)を脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニルオキ
サゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基してヒドロキ
シメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)とし、次
いでエステル化してヒドロキシメチル−ビフェニルカル
ボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲン化す
る。 (5) 4−ブロモベンジルエーテル誘導体(VI)をグリニア
反応によりオキサゾリルアニソールとカップリングして
アルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(V)
とし、次いで脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニ
ルオキサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基してヒ
ドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)と
し、次いでエステル化してヒドロキシメチル−ビフェニ
ルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲン
化する。 (6) 4−ブロモベンジルアルコールを保護して4−ブロ
モベンジルエーテル誘導体(VI)とし、次いでグリニア反
応によりオキサゾリルアニソールとカップリングしてア
ルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(V)と
し、次いで脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニル
オキサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基してヒド
ロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)と
し、次いでエステル化してヒドロキシメチル−ビフェニ
ルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲン
化する。 (7) カルボキシ−ビフェニルオキサゾリン誘導体(VII)
またはアルコキシカルボニル−ビフェニルオキサゾリン
誘導体(VIII)を、金属水素錯化合物で還元してヒドロキ
シメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IV)とし、次
いで脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニルカルボ
ン酸誘導体(III)とし、次いでエステル化してヒドロキ
シメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I)と
し、さらにハロゲン化する (8) カルボキシ−ビフェニルオキサゾリン誘導体(VII)
を低級アルコールとエステル化してアルコキシカルボニ
ル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(VIII)とし、次いで
金属水素錯化合物で還元してヒドロキシメチル−ビフェ
ニルオキサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基して
ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)
とし、次いでエステル化してヒドロキシメチル−ビフェ
ニルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲ
ン化する (9) メチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IX)を酸化
剤で酸化してカルボキシ−ビフェニルオキサゾリン誘導
体(VII)とし、次いで低級アルコールとエステル化して
アルコキシカルボニル−ビフェニルオキサゾリン誘導体
(VIII)とし金属水素錯化合物で還元するかまたは直ちに
金属水素錯化合物で還元してヒドロキシメチル−ビフェ
ニルオキサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基して
ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)
とし、次いでエステル化してヒドロキシメチル−ビフェ
ニルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲ
ン化する。なお本発明における反応経路の概略は、下記
化学反応式により示され、式中R1、R2、R3、Xは前
記と同様の意味を有する。
【0009】
【化12】
【0010】従って本発明の目的は、抗高血圧剤・血管
病変治療剤として有用なアンギオテンシンII受容体拮抗
剤である 2-アルキル-3-(2'-アルコキシカルボニルビフ
ェニル-4-イル)メチル-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン
誘導体の製造にあたり、ビフェニル側鎖を導入するため
の有用な活性中間体であるハロメチル−ビフェニルカル
ボン酸エステル誘導体(II)の製造法を提供することにあ
る。
【0011】ここで、本発明にかかるヒドロキシメチル
−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I)は下記一般
式を有する。
【0012】
【化13】
【0013】式中R1は低級アルキル基、アリール基、
アラルキル基、シクロエーテル基、トリアルキルシリル
基、トリアリールシリル基、ビニル基、低級アルコキシ
アルキル基、アリールオキシアルキル基、アラルキルオ
キシアルキル基、チオアルコキシアルキル基またはトリ
フェニルメチル基を意味する。ここで低級アルキル基と
は、具体的には例えばメチル基、エチル基、n-プロピル
基、i-プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、t-ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜6の基を、
アリール基とは例えばフェニル基、トルイル基、キシリ
ル基等を、アラルキル基とは例えばベンジル基、フェネ
チル基等を、シクロエーテル基とは例えばテトラヒドロ
ピラニル基、テトラヒドロフラニル基等を、トリアルキ
ルシリル基とは例えばトリメチルシリル基、トリエチル
シリル基、トリプロピルシリル基、トリイソプロピルシ
リル基、ジメチルエチルシリル基、t-ブチルジメチルシ
リル基、i-プロピルジメチルシリル基等を、トリアリー
ルシリル基とは例えばトリフェニルシリル基、フェニル
ジメチルシリル基等を、低級アルコキシアルキル基とは
例えばメトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキ
シメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プ
ロポキシエチル基、プロポキシプロピル基等を、アリー
ルオキシアルキル基とは例えばフェノキシメチル基、フ
ェノキシエチル基、トルイルオキシメチル基等を、アラ
ルキルオキシアルキル基とは例えばベンジルオキシメチ
ル基、フェネチルオキシメチル基等を、チオアルコキシ
アルキル基とは例えばメチルチオメチル基、メチルチオ
エチル基、エチルチオメチル基、フェニルチオメチル
基、ベンジルチオメチル基等を挙げることができる。
【0014】ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸
エステル誘導体(I)としてさらに具体的には、例えば下
記化合物を挙げることができるが、本発明におけるヒド
ロキシメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体
(I)はこれらに限定されない。 (1) 2−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)安息香酸
メチル (2) 3−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)安息香酸
メチル (3) 4−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)安息香酸
メチル (4) 2−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)安息香酸
エチル (5) 3−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)安息香酸
エチル (6) 4−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)安息香酸
エチル
【0015】次に本発明にかかるハロメチル−ビフェニ
ルカルボン酸エステル誘導体(II)は下記一般式を有す
る。
【0016】
【化14】
【0017】式中R1およびXは、前記と同様の意味を
有する。さらに具体的には、例えば下記化合物を挙げる
ことができるが、本発明にかかるハロメチル−ビフェニ
ルカルボン酸エステル誘導体(II)はこれらに限定されな
い。 (1) 2−(4’−ブロモメチルフェニル)安息香酸メチ
ル (2) 2−(4’−クロロメチルフェニル)安息香酸メチ
ル (3) 2−(4’−ヨードメチルフェニル)安息香酸メチ
ル (4) 2−(4’−フルオロメチルフェニル)安息香酸メ
チル (5) 3−(4’−ブロモメチルフェニル)安息香酸メチ
ル (6) 3−(4’−クロロメチルフェニル)安息香酸メチ
ル (7) 4−(4’−ブロモメチルフェニル)安息香酸メチ
ル (8) 4−(4’−クロロメチルフェニル)安息香酸メチ
ル (9) 2−(4’−ブロモメチルフェニル)安息香酸エチ
ル (10)2−(4’−クロロメチルフェニル)安息香酸エチ
ル (11)3−(4’−ブロモメチルフェニル)安息香酸エチ
ル (12)3−(4’−クロロメチルフェニル)安息香酸エチ
ル (13)4−(4’−ブロモメチルフェニル)安息香酸エチ
ル (14)4−(4’−クロロメチルフェニル)安息香酸エチ
【0018】次にヒドロキシメチル−ビフェニルカルボ
ン酸誘導体(III)は下記化学構造式を有する。
【0019】
【化15】
【0020】ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸
誘導体(III)としてさらに具体的には、例えば下記化合
物を挙げることができるが、本発明におけるヒドロキシ
メチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)はこれらに
限定されない。 (1) 2−(4’−ヒドロキシメチル)安息香酸 (2) 3−(4’−ヒドロキシメチル)安息香酸 (3) 4−(4’−ヒドロキシメチル)安息香酸
【0021】また本発明にかかるヒドロキシメチル−ビ
フェニルオキサゾリン誘導体(IV)は下記化学構造式を有
する。
【0022】
【化16】
【0023】さらに具体的には具体的には例えば下記化
合物を挙げることができるが、本発明にかかるヒドロキ
シメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IV)はこれら
に限定されない。 (1) 4,4−ジメチル−2−(4’−ヒドロキシメチル
ビフェニル−2−イル)オキサゾリン (2) 4,4−ジメチル−2−(4’−ヒドロキシメチル
ビフェニル−3−イル)オキサゾリン (3) 4,4−ジメチル−2−(4’−ヒドロキシメチル
ビフェニル−4−イル)オキサゾリン
【0024】次にアルコキシメチル−ビフェニルオキサ
ゾリン誘導体(V)は下記化学構造式を有する。
【0025】
【化17】
【0026】式中R2は低級アルコキシアルキル基、ア
リールオキシアルキル基、アラルキルオキシアルキル
基、低級アルコキシアルコキシアルキル基、チオアルコ
キシアルキル基、シクロエーテル基、トリアルキルシリ
ル基、トリアリールシリル基、低級アルキル基、ビニル
基、アラルキル基またはトリフェニルメチル基を意味す
る。
【0027】ここでさらに具体的には、低級アルコキシ
アルキル基として例えばメトキシメチル基、エトキシメ
チル基、プロポキシメチル基、メトキシエチル基、エト
キシエチル基、プロポキシエチル基、プロポキシプロピ
ル基等を、アリールオキシアルキル基として例えばフェ
ノキシメチル基、フェノキシエチル基、トルイルオキシ
メチル基等を、アラルキルオキシアルキル基として例え
ばベンジルオキシメチル基、フェネチルオキシメチル基
等を、低級アルコキシアルコキシアルキル基として例え
ばメトキシエトキシメチル基、エトキシエトキシメチル
基等を、チオアルコキシアルキル基として例えばメチル
チオメチル基、メチルチオエチル基、エチルチオメチル
基、フェニルチオメチル基、ベンジルチオメチル基等
を、シクロエーテル基として例えばテトラヒドロピラニ
ル基、テトラヒドロフラニル基等を、トリアルキルシリ
ル基として例えばトリメチルシリル基、トリエチルシリ
ル基、t-ブチルジメチルシリル基、i-プロピルジメチル
シリル基等を、トリアリールシリル基として例えばトリ
フェニルシリル基、フェニルジメチルシリル基等を、低
級アルキル基として例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基、t-ブチル基等を、アラルキル基として例えばベン
ジル基、フェネチル基、メチルベンジル基、トリメチル
ベンジル基、ニトロベンジル基、フェナシル基等を挙げ
ることができる。
【0028】さらに、アルコキシメチル−ビフェニルオ
キサゾリン誘導体(V)の具体的な代表例として、例えば
下記化合物を挙げることができるが、本発明にかかるア
ルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(V)は
これらに限定されない。
【0029】(1) 4,4−ジメチル−2−(4’−メト
キシメトキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリ
ン (2) 4,4−ジメチル−2−(4’−メトキシエトキシ
メトキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (3) 4,4−ジメチル−2−(4’−チオメトキシメト
キシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (4) 4,4−ジメチル−2−(4’−テトラヒドロピラ
ニルオキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (5) 4,4−ジメチル−2−(4’−テトラヒドロフラ
ニルオキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (6) 4,4−ジメチル−2−(4’−トリメチルシリル
オキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (7) 4,4−ジメチル−2−(4’−t-ブトキシメチル
ビフェニル−2−イル)オキサゾリン (8) 4,4−ジメチル−2−(4’−ベンジルオキシメ
チルビフェニル−2−イル)オキサゾリン
【0030】さらに本発明にかかる4−ブロモベンジル
エーテル誘導体(VI)は下記化学構造式を有する。
【0031】
【化18】
【0032】式中R2は前記と同様の意味を有する。4
−ブロモベンジルエーテル誘導体(VI)としてさらに具体
的には、例えば下記化合物を挙げることができるが、本
発明における4−ブロモベンジルエーテル誘導体(VI)は
これらに限定されない。 (1) 4−ブロモベンジル−メトキシメチルエーテル (2) 4−ブロモベンジル−メトキシエトキシメチルエー
テル (3) 4−ブロモベンジル−チオメトキシメチルエーテル (4) 4−ブロモベンジル−テトラヒドロピラニルエーテ
ル (5) 4−ブロモベンジル−テトラヒドロフラニルエーテ
ル (6) 4−ブロモベンジル−トリメチルシリルエーテル (7) 4−ブロモベンジル−t-ブチルエーテル (8) 4−ブロモベンジル−ベンジルエーテル
【0033】さらに本発明にかかるカルボキシ−ビフェ
ニルオキサゾリン誘導体(VII)は下記化学構造式を有す
る。
【0034】
【化19】
【0035】さらに具体的には、例えば下記化合物を挙
げることができるが、本発明におけるカルボキシ−ビフ
ェニルオキサゾリン誘導体(VII)はこれらに限定されな
い。 (1) 4,4−ジメチル−2−(4’−カルボキシルビフ
ェニル−2−イル)オキサゾリン (2) 4,4−ジメチル−2−(4’−カルボキシルビフ
ェニル−3−イル)オキサゾリン (3) 4,4−ジメチル−2−(4’−カルボキシルビフ
ェニル−4−イル)オキサゾリン
【0036】さらに本発明にかかるアルコキシカルボニ
ル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(VIII)は下記化学構
造式を有する。
【0037】
【化20】
【0038】式中R3は低級アルキル基、アリール基、
アラルキル基、シクロエーテル基、トリアルキルシリル
基、トリアリールシリル基、ビニル基、低級アルコキシ
アルキル基、アリールオキシアルキル基、アラルキルオ
キシアルキル基、チオアルコキシアルキル基またはトリ
フェニルメチル基を意味する。ここで低級アルキル基と
は、具体的には例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜
6の基を、アリール基とは例えばフェニル基、トルイル
基、キシリル基等を、アラルキル基とは例えばベンジル
基、フェネチル基等を、シクロエーテル基とは例えばテ
トラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基等を、
トリアルキルシリル基とは例えばトリメチルシリル基、
トリエチルシリル基、t-ブチルジメチルシリル基、i-プ
ロピルジメチルシリル基等を、トリアリールシリル基と
して例えばトリフェニルシリル基、フェニルジメチルシ
リル基等を、低級アルコキシアルキル基とは例えばメト
キシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル
基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プロポキシ
エチル基、プロポキシプロピル基等を、アリールオキシ
アルキル基とは例えばフェノキシメチル基、フェノキシ
エチル基、トルイルオキシメチル基等を、アラルキルオ
キシアルキル基とは例えばベンジルオキシメチル基、フ
ェネチルオキシメチル基等を、チオアルコキシアルキル
基とは例えばメチルチオメチル基、メチルチオエチル
基、エチルチオメチル基、フェニルチオメチル基、ベン
ジルチオメチル基等を挙げることができる。
【0039】アルコキシカルボニル−ビフェニルオキサ
ゾリン誘導体(VIII)としてさらに具体的には、例えば下
記化合物を挙げることができるが、本発明におけるアル
コキシカルボニル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(VII
I)はこれらに限定されない。 (1) 4,4−ジメチル−2−(4’−メトキシカルボニ
ルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (2) 4,4−ジメチル−2−(4’−エトキシカルボニ
ルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (3) 4,4−ジメチル−2−(4’−プロポキシカルボ
ニルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (4) 4,4−ジメチル−2−(4’−フェノキシカルボ
ニルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (5) 4,4−ジメチル−2−(4’−ベンジルオキシカ
ルボニルビフェニル−2−イル)オキサゾリン (6) 4,4−ジメチル−2−(4’−テトラヒドロピラ
ニルオキシカルボニルビフェニル−2−イル)オキサゾ
リン
【0040】さらに本発明にかかるメチル−ビフェニル
オキサゾリン誘導体(IX)は下記化学構造式を有する。
【0041】
【化21】
【0042】また具体的な代表例として例えば下記化合
物を挙げることができるが、本発明にかかるメチル−ビ
フェニルオキサゾリン誘導体(IX)はこれらに限定されな
い。 (1) 4,4−ジメチル−2−(4’−メチルビフェニル
−2−イル)オキサゾリン (2) 4,4−ジメチル−2−(4’−メチルビフェニル
−3−イル)オキサゾリン (3) 4,4−ジメチル−2−(4’−メチルビフェニル
−4−イル)オキサゾリン
【0043】次に、本発明にかかる製法の各工程につい
て以下に詳述する(前記化学反応式[化12])。工程1 本工程は、4−ブロモベンジルアルコールを保護して4
−ブロモベンジルエーテル誘導体(VI)を得る工程であ
る。本工程においては、有機合成における水酸基の保護
基導入の定法に従って実施することができる。本発明に
おいて使用可能な保護基導入試薬としては、具体的には
例えばクロロメチルメチルエーテル、2−クロロエチル
メチルエーテル、クロロメチルフェニルエーテル、クロ
ロメチルベンジルエーテル、クロロメチルメトキシエチ
ルエーテル、クロロメチルメチルスルフィド、ジヒドロ
ピラン、ジヒドロフラン、クロロトリメチルシラン、ク
ロロトリエチルシラン、クロロトリフェニルシラン、ヨ
ウ化メチル、塩化ベンジル、クロロトリフェニルメタン
等を挙げることができる。
【0044】工程2 この工程は、4−ブロモベンジルエーテル誘導体(VI)と
オキサゾリルアニソールをグリニア反応によりカップリ
ングさせて、アルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリ
ン誘導体(V) とする工程である。本反応は、ジャーナル
・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.),4
3(7),1372-79,1978.等に記載されている、グリニア反応
の定法に従って実施することができる。
【0045】工程3 本工程では、アルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリ
ン誘導体(V)の保護基を除去してヒドロキシメチル−ビ
フェニルオキサゾリン誘導体(IV)を製造する。本反応は
加水分解、接触還元等の一般的な保護基脱離法に従って
実施することができる。
【0046】工程4 工程4は、メチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IX)
を酸化してカルボキシ−ビフェニルオキサゾリン誘導体
(VII)とする工程である。本反応には酸化剤を用いる
が、本発明において使用できる酸化剤の具体例として
は、例えば過マンガン酸塩、酸化クロム、重クロム酸塩
等を挙げることができ、過マンガン酸塩がより好まし
い。また本反応はオーガニック・シンセシス(Organic
Synthesis),Col.Vol.II,135.等に記載された方法に従っ
て実施できるが、本発明においては、メチル−ビフェニ
ルオキサゾリン誘導体(IX)を溶媒に溶解し、過マンガン
酸カリウム等の過マンガン酸塩を加えて加熱する。
【0047】過マンガン酸塩の使用量は限定されない
が、通常はメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IX)
の1当量に対して約1〜100当量を、より好ましくは約2
〜50当量を、さらに好ましくは約3〜20当量を用いる。
【0048】本反応に使用する溶媒は、メチル−ビフェ
ニルオキサゾリン誘導体(IX)または酸化剤に対して不活
性なものであれば限定されないが、具体的には例えば
水、ピリジン、ギ酸、酢酸等を挙げることができる。ま
た溶媒は単独でも2種類以上の混合物を用いてもいずれ
でもよい。溶媒の使用量は限定されないが、通常はメチ
ル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IX)の1重量に対し
て約0.5〜100容を、より好ましくは約0.5〜50容を、さ
らに好ましくは約1.0〜20容を使用する。
【0049】本反応は、通常は50℃〜溶媒還流温度に加
熱して実施する。反応時間は酸化剤の種類、量、温度等
により異なるが、通常は1〜48時間程度で終了する。
【0050】工程5・工程7 本工程は、カルボキシ−ビフェニルオキサゾリン誘導体
(VII)またはアルコキシカルボニル−ビフェニルオキサ
ゾリン誘導体(VIII)を、金属水素錯化合物で還元してヒ
ドロキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IV)と
する工程である。本発明における金属水素錯化合物と
は、具体的には例えば水素化アルミニウムリチウム、水
素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウ
ム、水素化ジイソブチルアルミニウム、ジボラン等を挙
げることができる。金属水素錯化合物の使用量は限定さ
れないが、通常はカルボキシ−ビフェニルオキサゾリン
誘導体(VII)またはアルコキシカルボニル−ビフェニル
オキサゾリン誘導体(VIII)の1当量に対して約0.2〜50
当量を、より好ましくは約0.5〜20当量を、さらに好ま
しくは約1〜10当量を用いる。
【0051】本反応においては溶媒を用いるのが好まし
い。使用できる溶媒は、カルボキシ−ビフェニルオキサ
ゾリン誘導体(VII)あるいはアルコキシカルボニル−ビ
フェニルオキサゾリン誘導体(VIII)または金属水素錯化
合物に対して不活性なものであれば限定されない。具体
例としては、例えばテトラヒドロフラン、1,2-ジメトキ
シエタン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、2-
メトキシエチルエーテル、ジオキサン、ジオキソラン、
ベンゼン、トルエン、ヘキサン、オクタン等を挙げるこ
とができる。溶媒は単独でも2種類以上の混合物を用い
てもいずれでもよい。また使用量も限定されないが、通
常はカルボキシ−ビフェニルオキサゾリン誘導体(VII)
またはアルコキシカルボニル−ビフェニルオキサゾリン
誘導体(VIII)の1重量に対して約0.5〜100容を、より好
ましくは約0.5〜50容を、さらに好ましくは約1.0〜20容
を使用する。
【0052】本反応は、通常は-70℃〜溶媒還流温度に
おいて実施できるが、通常は氷冷下にて行う。反応時間
は金属水素錯化合物の種類、量、温度等により異なる
が、通常は5分〜6時間程度で終了する。
【0053】工程6 本工程は、工程4で得られたカルボキシ−ビフェニルオ
キサゾリン誘導体(VII)をエステル化してアルコキシカ
ルボニル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(VIII)とする
工程である。本反応は一般的なエステル合成法に従って
実施することができる。
【0054】工程8 本工程は、ヒドロキシメチル−ビフェニルオキサゾリン
誘導体(IV)を脱保護基して、ヒドロキシメチル−ビフェ
ニルカルボン酸誘導体(III)を得る工程である。この反
応は、オキサゾリンを加水分解してカルボン酸とする有
機合成の常法、すなわち酸加水分解、塩基加水分解、ジ
ャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.
Chem.),39(3),2778,1974. に記載されているヨウ化メチ
ルと水酸化ナトリウムを用いる方法またはそれらの組み
合わせ等により実施できるが、本発明においては硫酸加
水分解、塩酸加水分解と水酸化ナトリウム加水分解の組
み合わせ、あるいは前記ヨウ化メチルと水酸化ナトリウ
ムを用いる方法が好ましい。
【0055】工程9 この工程は、ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸
誘導体(III)をエステル化してヒドロキシメチル−ビフ
ェニルカルボン酸エステル誘導体(I)とする工程であ
る。本反応は一般的なエステル合成法に従って実施する
ことができる。
【0056】工程10 本工程は、ヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸エ
ステル誘導体(I)をハロゲン化してハロメチル−ビフェ
ニルカルボン酸エステル誘導体(II)を製造する工程であ
る。本反応にあたっては、塩酸、塩化チオニル、塩化ス
ルフリル、三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン、
塩化オキザリル、ホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲ
ン、臭化水素酸、臭化チオニル、三臭化リン等のハロゲ
ン化試薬を用い、定法に従って実施する。ハロゲン化試
薬の使用量は限定されないが、通常はヒドロキシメチル
−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I)の1当量に
対して約1〜50当量を、より好ましくは約1.5〜20当量
を、さらに好ましくは約2〜10当量を用いる。
【0057】本発明にかかるハロメチル−ビフェニルカ
ルボン酸エステル誘導体(II)は安定性が高く、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー、真空蒸留等の定法により
さらに精製することもできる。
【0058】また下記一般式で表される(4’−クロロ
メチルフェニル)安息香酸エステル(X)は新規化合物で
あり、医薬合成中間体として有用である。
【0059】
【化22】
【0060】[式中R1は前記と同様の意味を有す
る。](4’−クロロメチルフェニル)安息香酸エステ
ル(X)としてさらに具体的には、例えば下記化合物を挙
げることができるが、本発明における(4’−クロロメ
チルフェニル)安息香酸エステル(X)はこれらに限定さ
れない。 (1) 2−(4’−クロロメチル)安息香酸メチル (2) 3−(4’−クロロメチル)安息香酸メチル (3) 4−(4’−クロロメチル)安息香酸メチル (4) 2−(4’−クロロメチル)安息香酸エチル (5) 3−(4’−クロロメチル)安息香酸エチル (6) 4−(4’−クロロメチル)安息香酸エチル (7) 2−(4’−クロロメチル)安息香酸プロピル (8) 3−(4’−クロロメチル)安息香酸プロピル (9) 4−(4’−クロロメチル)安息香酸プロピル (10) 2−(4’−クロロメチル)安息香酸フェニル (11) 3−(4’−クロロメチル)安息香酸フェニル (12) 4−(4’−クロロメチル)安息香酸フェニル
【0061】次に、本発明の実施にあたり必要な出発物
質を製造するための製造例を、実施例に先立って掲げ
る。
【0062】
【製造例】製造例1 4−ブロモベンジル−メトキシメチルエーテ
ルの合成
【0063】
【化23】
【0064】4−ブロモベンジルアルコール 10.0g(53.
5mmol)をテトラヒドロフラン(200ml) に溶解した。氷冷
下、ここにカリウム−t-ブトキシド 6.6g(58.8mmol)を
加えて1時間攪拌し、続いてクロロメチルメチルエーテ
ル 5.2g(64.6mmol)を滴下した。その後室温でさらに12
時間攪拌後、反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液に加
え、酢酸エチルで抽出した。水洗、乾燥後、減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
し、油状の標題化合物 11.0gを得た。(収率 89%)
【0065】1H-NMR(90MHz,CDCl3) ; δ(ppm) 3.40(3
H,s)、4.52(2H,s)、4.66(2H,s)、7.16(2H,d,J=8.0Hz)、7.40
(2H,d,J=8.0Hz)
【0066】製造例2 4−ブロモベンジル−テトラヒ
ドロピラニルエーテルの合成
【0067】
【化24】
【0068】4−ブロモベンジルアルコール 10.0g(53.
5mmol)、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン 4.95g(58.8m
mol)を塩化メチレン(50ml)に溶解した。氷冷下、ここに
p-トルエンスルホン酸1水和物 100mgを加え3時間攪拌
した。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、クロ
ロホルムで抽出した。水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残
渣を減圧蒸留(160℃/1mmHg)し、油状の標題化合物 12.
0gを得た。(収率 83%)
【0069】1H-NMR(90MHz,CDCl3) ; δ(ppm) 1.40-
2.10(6H,m)、3.38-3.70(1H,m)、3.70-4.02(1H,m)、4.41(1
H,d,J=13.0Hz)、4.64(1H,s)、4.70(1H,d,J=13.0Hz)、7.18
(2H,d,J=8.0Hz)、7.44(2H,d,J=8.0Hz)
【0070】製造例3 4,4−ジメチル−2−(4’
−メチルビフェニル−2−イル)オキサゾリンの合成
【0071】
【化25】
【0072】マグネシウム片 2.5g(103mmol)にテトラヒ
ドロフラン(200ml)を加え、攪拌下 少量のジブロモエタンを加えた。発泡を確認後、4−ブ
ロモトルエン 13ml(106mmol)を滴下した。マグネシウム
の溶解を確認後、室温でさらに1時間攪拌を続けた。こ
の反応液を4,4−ジメチル−2−(2’−メトキシフ
ェニル)オキサゾリン10.0g(48.7mmol)のテトラヒドロ
フラン(100ml)溶液に滴下し、その後12時間攪拌を続け
た。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、クロ
ロホルムで抽出した。水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサ
ン:酢酸エチル系)で精製して標題化合物 11.0gを得
た。(収率85%)
【0073】融点; 56-59℃1 H-NMR(200MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.30(6H,s)、2.38(3
H,s)、3.80(2H,s)、7.00-7.50(7H,m)、7.70(1H,dd,J=7.5,
1.5Hz) FAB-MS; 266(MH+)
【0074】続いて本発明を具体的に説明するために、
以下に実施例を掲げるが、本発明がこれらに限定されな
いことは言うまでもない。
【実施例】
【0075】実施例1 4,4−ジメチル−2−(4’
−メトキシメトキシメチルビフェニル−2−イル)オキ
サゾリンの合成
【0076】
【化26】
【0077】マグネシウム片 408mg(16.8mmol)にテトラ
ヒドロフラン(15ml)を加え、攪拌下、少量のジブロモエ
タンを加えた。発泡を確認後、4−ブロモベンジル−メ
トキシメチルエーテル 3.23g(14.0mmol)のテトラヒドロ
フラン(15ml)溶液を滴下した。マグネシウムの溶解を確
認後、室温でさらに1時間攪拌を続けた。続いて4,4
−ジメチル−2−(2’−メトキシフェニル)オキサゾ
リン 2.10g(10.2mmol)のテトラヒドロフラン(15ml)溶液
を滴下し12時間攪拌した。反応液を飽和塩化アンモニウ
ム水溶液にあけ、クロロホルムで抽出した。水洗、乾燥
後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル系)で精製し、油状
の標題化合物 3.20gを得た。(収率 96%)
【0078】1H-NMR(400MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.30(6
H,s)、3.45(3H,s)、3.80(2H,s)、4.64(2H,s)、4.74(2H,s)、
7.34-7.40(6H,m)、7.48(1H,ddd,J=8.5, 8.0, 1.5Hz)、7.7
3(1H,dd,J=8.0, 1.5Hz) FAB-MS; 326(MH+)
【0079】実施例2 4,4−ジメチル−2−(4’
−テトラヒドロピラニルオキシメチルビフェニル−2−
イル)オキサゾリンの合成
【0080】
【化27】
【0081】マグネシウム片 1.2mg(49.4mmol)にテトラ
ヒドロフラン(15ml)を加え攪拌下、少量のジブロモエタ
ンを加えた。発泡を確認後、4−ブロモベンジル−テト
ラヒドロピラニルエーテル 11.0g(40.6mmol)のテトラヒ
ドロフラン(15ml)溶液を滴下した。マグネシウムの溶解
を確認後、室温でさらに1時間攪拌を続けた。続いて
4,4−ジメチル−2−(2’−メトキシフェニル)オ
キサゾリン 7.0g(34.1mmol) のテトラヒドロフラン(5m
l)溶液を滴下し、12時間攪拌した。反応液を飽和塩化ア
ンモニウム水溶液にあけ、クロロホルムで抽出した。水
洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル系)で精製
し、油状の標題化合物 6.61gを得た。(収率 53%)
【0082】1H-NMR(400MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.29(6
H,s)、1.50-1.94(6H,m)、3.52-3.59(1H,m)、3.80(2H,s)、3.
91-3.97(1H,m)、4.55(1H,d,J=12.3Hz)、4.73(1H,t,J=3.7H
z)、4.84(1H,d,J=12.3Hz)、7.38(4H,s)、7.34-7.40(2H,m)、
7.48(1H,ddd,J=8.0, 7.5, 1.5Hz)、7.72(1H,ddd,J=8.0,
1.5, 1.0Hz) FAB-MS; 366(MH+)
【0083】実施例3 4,4−ジメチル−2−(4’
−ヒドロキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリ
ンの合成
【0084】
【化28】
【0085】4,4−ジメチル−2−(4’−メトキシ
メトキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン
2.62g(8.05mmol)をメタノール(20ml)に溶解し、6N-塩酸
(10ml)を加えて40℃で2時間攪拌した。反応液を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液にあけ、クロロホルムで抽出し
た。水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル系)
で精製して標題化合物の結晶 2.20gを得た。(収率 97
%)
【0086】融点; 97-100 ℃1 H-NMR(400MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.30(6H,s)、1.75(1
H,br-s)、3.80(2H,s)、4.75(2H,s)、7.40(4H,s)、7.35-7.42
(2H,m)、7.48(1H,ddd,J=8.0, 7.5, 1.3Hz)、7.73(1H,dd,J
=8.1, 1.3hz) EI-MS; 280(M-H+)
【0087】実施例4 4,4−ジメチル−2−(4’
−ヒドロキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリ
ンの合成 4,4−ジメチル−2−(4’−テトラヒドロピラニル
オキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン 4.0
g(10.9mmol)をメタノール(50ml)に溶解し、6N-塩酸(15m
l)を加えて室温で2時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液にあけ、クロロホルムで抽出した。
水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル系)で精
製して標題化合物 3.0g を得た。(収率 98%)
【0088】実施例5 4,4−ジメチル−2−(4’
−カルボキシビフェニル−2−イル)オキサゾリンの合
【0089】
【化29】
【0090】4,4−ジメチル−2−(4’−メチルビ
フェニル−2−イル)オキサゾリン20.0g(75.4mmol)を
ピリジン(75ml)と水(150ml)に溶解し、加熱還流下、過
マンガン酸カリウム 71.4g(452mmol)を少量ずつ加え、
投入後さらに4時間還流した。反応液を冷却し不溶物を
濾別した。残渣を熱水で洗浄後、濾液をまとめて減圧濃
縮した。残渣に濃塩酸を加えて析出した結晶を濾取し、
標題化合物 20.4gを得た。(収率 92%)
【0091】融点; 190-193℃1 H-NMR(600MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.16(6H,s)、3.79(2
H,s)、7.43-7.48(4H,m)、7.49(1H,dt,J=7.5, 1.5Hz)、7.58
(1H,dd,J=7.5,1.0Hz)、7.96(2H,dd,J=8.6, 1.9Hz)、12.90
(1H,br) FAB-MS; 296(MH+)
【0092】実施例6 4,4−ジメチル−2−(4’
−ヒドロキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリ
ンの合成 水素化アルミニウムリチウム 1.28g(33.7mmol)をテトラ
ヒドロフラン(20ml)に懸濁した。室温下、ここに4,4
−ジメチル−2−(4’−カルボキシビフェニル−2−
イル)オキサゾリン 5.0g(16.9mmol)をゆっくりと加
え、投入後2時間攪拌した。反応液を氷冷後、水(100m
l)を加えて加水分解し、クロロホルムで抽出した。水
洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル系)で精製
して標題化合物 4.2gを得た。(収率88%)
【0093】実施例7 4,4−ジメチル−2−(4’
−メトキシカルボニルビフェニル−2−イル)オキサゾ
リンの合成
【0094】
【化30】
【0095】4,4−ジメチル−2−(4’−カルボキ
シビフェニル−2−イル)オキサゾリン10.0g(33.8mmo
l)を塩化メチレン(200ml)に溶解した。ここに塩化チオ
ニル 4.8g(40.3mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮して、残渣にメタノール(100ml)を加
え3時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、残渣に塩化
メチレンと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え分液し
た。水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n-ヘキサン系)
で精製し、油状の標題化合物 9.53gを得た。(収率 91
%)
【0096】1H-NMR(400MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.26(6
H,s)、3.77(2H,s)、3.92(3H,s)、7.28-7.56(5H,m)、7.75(1
H,d,J=8.5Hz)、8.03(2H,d,J=7.5Hz) FAB-MS; 310(MH+)
【0097】実施例8 4,4−ジメチル−2−(4’
−ヒドロキシメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリ
ンの合成 4,4−ジメチル−2−(4’−メトキシカルボニルビ
フェニル−2−イル)オキサゾリン 2.0g(6.46mmol)を
テトラヒドロフラン(20ml)に溶解した。氷冷下、ここに
水素化アルミニウムリチウム 0.49g(12.9mmol)をゆっく
り加え、そのまま2時間攪拌した。水(50ml)を加えて加
水分解後、クロロホルムで抽出した。水洗、乾燥後、減
圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n-ヘキサン:酢酸エチル系)で精製して、標題化合
物 1.69gを得た。(収率 93%)
【0098】実施例9 2−(4’−ヒドロキシメチル
フェニル)安息香酸の合成
【0099】
【化31】
【0100】4,4−ジメチル−2−(4’−ヒドロキ
シメチルビフェニル−2−イル)オキサゾリン 2.0g(7.
11mmol)を塩化メチレン(10ml)に溶解し、ヨウ化メチル
3.0g(21.1mmol)を加えて12時間撹拌した。反応液を濃縮
乾固した後、メタノール(20ml)と 20%水酸化ナトリウム
水溶液(20ml)を加えて13時間加熱還流した。室温まで冷
却し塩酸でpH6に調整した後、クロロホルムで抽出し
た。水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
系)で精製し、標題化合物の結晶 1.24gを得た。(収率
77%)
【0101】融点; 140-142℃1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 4.70(2H,s)、5.25(1H,
br-s)、7.20-7.62(7H,m)、7.90(1H,dd,J=7.6, 1.5Hz) FAB-MS; 228(M+)
【0102】実施例10 2−(4’−ヒドロキシメチ
ルフェニル)安息香酸の合成 4,4−ジメチル−2−(4’−ヒドロキシメチルビフ
ェニル−2−イル)オキサゾリン 2.0g(7.11mmol)をエ
タノール(30ml)に溶解し、2N-塩酸(10ml)を加えて3時
間加熱還流した。反応液を冷却、濃縮後、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(100ml)を加えクロロホルムで抽出し
た。有機層を水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣に20%-
水酸化ナトリウム水溶液(20ml)とエタノール(20ml)を加
え流8時間、加熱還した。反応液を室温まで冷却し、塩
酸でpH6に調整した後,クロロホルムで抽出した。有機
層を水洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
系)で精製して標題化合物 1.31gを得た。(収率 81%)
【0103】実施例11 2−(4’−ヒドロキシメチ
ルフェニル)安息香酸の合成 4,4−ジメチル−2−(4’−ヒドロキシメチルビフ
ェニル−2−イル)オキサゾリン 2.0g(7.11mmol)に水
(6ml)と硫酸(3.6g)加え、30時間加熱還流した。反応液
を冷却後、10%-水酸化ナトリウム水溶液で中和し、クロ
ロホルムで抽出した。有機層を水洗、乾燥後、減圧濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール系)で精製して標題化合物 1.0
5gを得た。(収率 65%)
【0104】実施例12 2−(4’−ヒドロキシメチ
ルフェニル)安息香酸メチルの合成
【0105】
【化32】
【0106】2−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)
安息香酸 4.0g(17.5mmol)をメタノール(50ml)に溶解
し、硫酸(1ml)を加えて8時間加熱還流した。減圧濃縮
後、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水
洗、乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル系)で精製
し、油状の標題化合物 3.8gを得た。(収率 89%)
【0107】1H-NMR(400MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.60(1
H,br-s)、3.64(3H,s)、4.72(2H,s)、7.29(2H,d,J=8.0Hz)、
7.33(1H,dd,J=7.7, 1.4Hz)、7.38(1H,td,J=7.7, 1.4Hz)、
7.39(2H,d,J=8.0Hz)、7.51(1H,td,J=7.7, 1.4Hz)、7.81(1
H,dd,J=7.7, 1.4Hz) FAB-MS; 242(M+)
【0108】実施例13 2−(4’−ブロモメチルフ
ェニル)安息香酸メチルの合成
【0109】
【化33】
【0110】2−(4’−ヒドロキシメチルフェニル)
安息香酸メチル 10.0g(41mmol)をピリジン 7.9gとn-ヘ
キサン(100ml)に溶解した。氷冷下、ここに三臭化リン
8.3g(31mmol)を滴下し、そのまま2時間撹拌した。反応
液を炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、n-ヘキサンで抽
出した。有機層を水洗、乾燥、減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エ
チル系)で精製し、標題化合物 9.5gを得た。(収率 75
%)
【0111】融点; 50-51℃1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 3.62(3H,s)、5.01(2H,
s)、7.12-7.60(7H,m)、7.68-7.85(1H,m) FAB-MS; 305,307(MH+)
【0112】実施例14 2ー(4'−クロロメチルフ
ェニル)安息香酸メチルの合成
【0113】
【化34】
【0114】2ー(4'−ヒドロキシメチルフェニル)
安息香酸メチル 5.0g(20.6mmol)の塩化メチレン溶液(50
ml)に、氷冷下、塩化チオニル 4.8g(40.3mmol)を滴下し
た。滴下終了後室温に戻し、4.5時間攪拌した。反応液
に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(150ml)を滴下した
後、酢酸エチルで2回(150ml,100ml)で抽出し、有機
層をまとめて水洗した。この有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧濃縮し、油状残渣 5.8gを得た。こ
の粗生成物をシリカゲルカルムクロマトグラフィー(n-
ヘキサン:酢酸エチル系)で精製し、標題化合物 4.9g
を得た。(収率; 91%)
【0115】1H-NMR(400MHz,CDCl3): δ(ppm) 3.65(3
H,s)、4.64(2H,s)、7.30(2H,d,J=7.8Hz)、7.36(1H,dd,J=7.
8, 1.5Hz)、7.40-7.44(3H,m)、7.53(1H,td,J=7.8, 1.4H
z)、7.85(1H,d,J=8.3Hz) FAB-MS: 261(MH+)
【0116】次に、抗高血圧剤・血管病変治療剤等とし
て有用なアンギオテンシンII受容体拮抗剤である2−ア
ルキル−3−(2’−アルコキシカルボニルビフェニル
−4−イル)メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピ
リジン誘導体の製造にあたり、本発明にかかるハロメチ
ル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(II)の合成中
間体としての有用性を示すために、以下に参考例を掲げ
る。
【0117】
【参考例】参考例1 2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフ
ェニル−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサ
ミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジンの
合成
【0118】
【化35】
【0119】カリウム・t-ブトキシド 3.14g(28mmol)の
テトラヒドロフラン(80ml)溶液に、2−シクロプロパン
カルボキサミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロ
ピリジン 7.0g(23mmol)を加え室温で1時間攪拌した。
次にこの溶液を加熱し、還流下2−(4’−ブロモメチ
ルフェニル)安息香酸メチル 8.5g(28mmol)のテトラヒ
ドロフラン(50ml)溶液を滴下し、滴下終了後 1.5時間攪
拌を続けた。反応混合物を室温に戻し酢酸エチル(200m
l)、飽和塩化アンモニウム水溶液(100ml)を加えて抽出
した。水層からさらに酢酸エチル(100ml)で2回抽出し
有機層をまとめて飽和食塩水で洗浄した。この有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して油状物質
13.3gを得た。この粗成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル:n-ヘキサン)で精製し、標題
化合物 9.2gを得た。(収率 75%)
【0120】1H-NMR(600MHz,CDCl3); δ(ppm) 0.70〜
0.85(2H,br)、1.00〜1.20(2H,br)、1.56(1H,br)、2.43(3H,
s)、3.60(3H,s)、5.00〜5.40(2H,br)、7.00〜7.45(4H,br)、
7.33(1H,dd,J=7.7, 1.1Hz)、7.37(1H,ddd,J=7.7, 7.7,
1.1Hz)、7.49(1H,ddd,J=7.7, 7.7,1.1Hz)、 7.78(1H,dd,J
=7.7, 1.1Hz)、8.67(1H,s) FAB-MS; 524,526(MH+)
【0121】参考例2 2−[N−(2’−メトキシ
カルボニルビフェニル−4−イル)メチル]シクロプロ
パンカルボキサミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニ
トロピリジンの合成 カリウム・t-ブトキシド 0.40g(3.56mmol)のテトラヒド
ロフラン(15ml)溶液に、2−シクロプロパンカルボキサ
ミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン
0.95g(3.17mmol)を加え、室温で30分間攪拌した。次
に、この溶液を加熱し、還流下、2ー(4'−クロロメ
チルフェニル)安息香酸メチル 0.91g(3.49g)のテトラ
ヒドロフラン(10ml)溶液を滴下した。滴下終了後、23時
間還流下攪拌した。反応液を室温に戻し、飽和塩化アン
モニウム水溶液(30ml)、酢酸エチル(20ml)を加えて抽出
した。水層からさらに酢酸エチルで2回(20ml×2)抽出
した。有機層をまとめて水洗し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧濃縮し、油状残渣 1.25gを得た。こ
の粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-
ヘキサン:酢酸エチル系)で精製し、標題化合物 1.01g
を得た。(収率; 61%)
【0122】参考例3 2−シクロプロピル−3−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル−7-メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジ
ンの合成
【0123】
【化36】
【0124】2−[N−(2’−メトキシカルボニルビ
フェニル−4−イル)メチル]シクロプロパンカルボキ
サミド−5−ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン
1.0g(1.9mmol)、10%Pd-C(40mg)、トリエチルアミン 2.
9g(29mmol)にトルエン(20ml)を加え攪拌下加熱還流し
た。この溶液にギ酸 1.0g(22mmol)を滴下し7時間攪拌
を続けた。反応液を室温に戻し触媒を濾別後、濾液を減
圧濃縮した。残渣にクロロホルム(50ml)、水(20ml)を加
えて分液し、水層からさらにクロロホルム(20ml)で2回
抽出した。有機層をまとめて無水硫酸マグネシウムで乾
燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n-ヘキサン:クロロホルム)で精製し、標題
化合物 0.65gを得た。(収率 86%)
【0125】1H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 0.82〜1.
30(4H,m)、 1.80〜2.10(1H,m)、2.64(3H,s)、3.60(3H,s)、
5.62(2H,s)、6.98(1H,d,J=5.0Hz)、7.22(4H,s)、7.10〜7.5
6(3H,m)、 7.63〜7.85(1H,m)、8.16(1H,d,J=5.0Hz) FAB-MS; 398(MH+)
【0126】参考例4 2−シクロプロピル−3−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジンの合成 2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5−
ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン 1.0g(1.9mmo
l)、10%Pd-C(100mg)、トリエチルアミン0.4g(3.9mmo
l)、酢酸(5ml)にエタノール(50ml)を加え常圧で水素添
加を22時間行った。触媒を濾別した後、濾液を減圧濃縮
した。残渣にクロロホルム(100ml)、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(100ml) を加えて分液し、水層からさらにクロ
ロホルム(100ml)で2回抽出した。有機層をまとめて無
水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エ
チル)で精製し、標題化合物 0.61gを得た。(収率 80
%)
【0127】参考例5 2−シクロプロピル−3−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジンの合成 2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5−
ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン 1.0g(1.9mmo
l)、水素化ホウ素ナトリウム 1.5g(39mmol)、塩化第二
銅二水和物 2.2g(12.9mmol)、にi-プロパノール(100ml)
を加え、60℃で6時間加熱下攪拌した。反応液を室温に
戻し不溶物を濾別後、濾液を減圧濃縮した。残渣にクロ
ロホルム(200ml)、水(100ml)を加えて分液し、水層から
さらにクロロホルム(50ml)で2回抽出した。有機層をま
とめて無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサ
ン:クロロホルム)で精製し、標題化合物 0.43gを得
た。(収率 57%)
【0128】参考例6 2−シクロプロピル−3−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジンの合成 2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5−
ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン 1.0g(1.9mmo
l)、10%Pd-C(400mg)にテトラヒドロフラン(100ml)を加
え攪拌した。室温でこの溶液に 30%次亜リン酸ナトリウ
ム水溶液(20ml)を1時間かけて滴下し、さらに60℃で2
時間撹拌した。反応液を室温に戻し触媒を濾別後、濾液
を減圧濃縮した。残渣にクロロホルム(50ml)、水(20ml)
を加えて分液し、水層からさらにクロロホルム(20ml)で
2回抽出した。有機層をまとめて無水硫酸マグネシウム
で乾燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n-ヘキサン:クロロホルム)で精製し、
標題化合物 0.35gを得た。(収率 46%)
【0129】参考例7 2−シクロプロピル−3−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チル−7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジンの合成 2−[N−(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド−5−
ブロモ−4−メチル−3−ニトロピリジン 1.0g(1.9mmo
l)、10%Pd-C(50mg)、鉄粉 2.0g(35.8mmol)、酢酸 10ml
(175mmol)にエタノール(100ml)を加え、11時間加熱還流
した。反応液を室温に戻し不溶物を濾別後、濾液を減圧
濃縮した。残渣にクロロホルム(200ml)、水(100ml)を加
えて分液し、水層からさらにクロロホルム(50ml)で2回
抽出した。有機層をまとめて無水硫酸マグネシウムで乾
燥し減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n-ヘキサン:クロロホルム)で精製して標題
化合物 0.46gを得た。(収率 61%)
【0130】参考例8 2−シクロプロピル−3−
(2’−カルボキシビフェニル−4−イル)メチル−7
−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジンの合
【0131】
【化37】
【0132】2−シクロプロピル−3−(2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イル)メチル−7−メチ
ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン 1.32g(3.
3mmol)をエタノール(40ml)に溶解し、10%-水酸化ナトリ
ウム水溶液(20ml)を加えて、2時間加熱還流した。反応
液を約半量に濃縮した後、冷却し、2N-塩酸および酢酸
で中和し、析出した結晶を濾取した。これをエタノール
水から再結晶し、標題化合物 1.03gを得た。(収率 81
%)
【0133】1H-NMR(600MHz,DMSO-d6); δ(ppm) 1.60
(4H,m)、2.27(1H,tt,J=8.0, 5.0Hz)、2.50(3H,s)、5.63(2
H,s)、7.04(1H,d,J=5.0Hz)、7.27(4H,m)、7.33(1H,dd,J=8.
0, 1.0Hz)、7.43(1H,ddd,J=8.0, 8.0, 1.0Hz)、7.54(1H,d
dd,J=8.0, 8.0, 2.0Hz)、7.70(1H,dd,J=8.0, 2.0Hz)、8.1
3(1H,d,J=5.0Hz)、12.70(1H,br-s)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07D 263/10 263/12 (72)発明者 山岸 洋二 茨城県新治郡千代田町上稲吉2010−46 (72)発明者 鶴来 外美雄 千葉県銚子市豊里台1−1044−130 (72)発明者 市野 富雄 茨城県鹿島郡鹿島町宮中2333−197

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式を有するヒドロキシメチル−
    ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I)を 【化1】 [式中R1は低級アルキル基、アリール基、アラルキル
    基、シクロエーテル基、トリアルキルシリル基、トリア
    リールシリル基、ビニル基、低級アルコキシアルキル
    基、アリールオキシアルキル基、アラルキルオキシアル
    キル基、チオアルコキシアルキル基またはトリフェニル
    メチル基を意味する。]ハロゲン化することを特徴とす
    る下記一般式を有するハロメチル−ビフェニルカルボン
    酸エステル誘導体(II)の製造法。[式中R1は前記と同
    様の意味を有し、Xはハロゲン原子を意味する。] 【化2】
  2. 【請求項2】 下記一般式を有するヒドロキシメチル−
    ビフェニルカルボン酸誘導体(III)を 【化3】 エステル化してヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン
    酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲン化すること
    を特徴とするハロメチル−ビフェニルカルボン酸エステ
    ル誘導体(II)の製造法。
  3. 【請求項3】 下記一般式を有するヒドロキシメチル−
    ビフェニルオキサゾリン誘導体(IV)を 【化4】 脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸
    誘導体(III)とし、次いでエステル化してヒドロキシメ
    チル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、
    さらにハロゲン化することを特徴とするハロメチル−ビ
    フェニルカルボン酸エステル誘導体(II)の製造法。
  4. 【請求項4】 下記一般式を有するアルコキシメチル−
    ビフェニルオキサゾリン誘導体(V)を 【化5】 [式中R2は低級アルコキシアルキル基、アリールオキ
    シアルキル基、アラルキルオキシアルキル基、チオアル
    コキシアルキル基、シクロエーテル基、トリアルキルシ
    リル基、トリアリールシリル基、低級アルキル基、ビニ
    ル基、アラルキル基またはトリフェニルメチル基を意味
    する。]脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニルオ
    キサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基してヒドロ
    キシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)とし、
    次いでエステル化してヒドロキシメチル−ビフェニルカ
    ルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲン化す
    ることを特徴とするハロメチル−ビフェニルカルボン酸
    エステル誘導体(II)の製造法。
  5. 【請求項5】 下記一般式を有する4−ブロモベンジル
    エーテル誘導体(VI)を 【化6】 [式中R2は前記と同様の意味を有する。]グリニア反
    応によりオキサゾリルアニソールとカップリングしてア
    ルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(V)と
    し、次いで脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニル
    オキサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基してヒド
    ロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(III)と
    し、次いでエステル化してヒドロキシメチル−ビフェニ
    ルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハロゲン
    化することを特徴とするハロメチル−ビフェニルカルボ
    ン酸エステル誘導体(II)の製造法。
  6. 【請求項6】 4−ブロモベンジルアルコールを保護し
    て4−ブロモベンジルエーテル誘導体(VI)とし、次いで
    グリニア反応によりオキサゾリルアニソールとカップリ
    ングしてアルコキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘
    導体(V)とし、次いで脱保護基してヒドロキシメチル−
    ビフェニルオキサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護
    基してヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体
    (III)とし、次いでエステル化してヒドロキシメチル−
    ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらに
    ハロゲン化することを特徴とするハロメチル−ビフェニ
    ルカルボン酸エステル誘導体(II)の製造法。
  7. 【請求項7】 下記一般式を有するカルボキシ−ビフェ
    ニルオキサゾリン誘導体(VII) 【化7】 または下記一般式を有するアルコキシカルボニル−ビフ
    ェニルオキサゾリン誘導体(VIII)を 【化8】 [式中R3は低級アルキル基、アリール基、アラルキル
    基、シクロエーテル基、トリアルキルシリル基、トリア
    リールシリル基、ビニル基、低級アルコキシアルキル
    基、アリールオキシアルキル基、アラルキルオキシアル
    キル基、チオアルコキシアルキル基またはトリフェニル
    メチル基を意味する。]金属水素錯化合物で還元してヒ
    ドロキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体(IV)と
    し、次いで脱保護基してヒドロキシメチル−ビフェニル
    カルボン酸誘導体(III)とし、次いでエステル化してヒ
    ドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体
    (I)とし、さらにハロゲン化することを特徴とするハロ
    メチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(II)の製
    造法。
  8. 【請求項8】 下記一般式を有するカルボキシ−ビフェ
    ニルオキサゾリン誘導体(VII)を低級アルコールとエス
    テル化してアルコキシカルボニル−ビフェニルオキサゾ
    リン誘導体(VIII)とし、次いで金属水素錯化合物で還元
    してヒドロキシメチル−ビフェニルオキサゾリン誘導体
    (IV)とし、次いで脱保護基してヒドロキシメチル−ビフ
    ェニルカルボン酸誘導体(III)とし、次いでエステル化
    してヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸エステル
    誘導体(I)とし、さらにハロゲン化することを特徴とす
    るハロメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体(I
    I)の製造法。
  9. 【請求項9】 下記一般式を有するメチル−ビフェニル
    オキサゾリン誘導体(IX)を 【化9】 酸化剤で酸化してカルボキシ−ビフェニルオキサゾリン
    誘導体(VII)とし、次いで低級アルコールとエステル化
    してアルコキシカルボニル−ビフェニルオキサゾリン誘
    導体(VIII)とし金属水素錯化合物で還元するかまたは直
    ちに金属水素錯化合物で還元してヒドロキシメチル−ビ
    フェニルオキサゾリン誘導体(IV)とし、次いで脱保護基
    してヒドロキシメチル−ビフェニルカルボン酸誘導体(I
    II)とし、次いでエステル化してヒドロキシメチル−ビ
    フェニルカルボン酸エステル誘導体(I)とし、さらにハ
    ロゲン化することを特徴とするハロメチル−ビフェニル
    カルボン酸エステル誘導体(II)の製造法。
  10. 【請求項10】 Xが臭素原子または塩素原子である請
    求項1ないし9記載のハロメチル−ビフェニルカルボン
    酸エステル誘導体(II)の製造法。
  11. 【請求項11】 下記一般式で表される(4’−クロロ
    メチルフェニル)安息香酸エステル(X)。 【化10】 [式中R1は前記と同様の意味を有する。]
JP34948393A 1993-06-17 1993-12-28 ハロメチル−ビフェニルカルボン酸エステル誘導体の製造法 Pending JPH0761952A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002538129A (ja) * 1999-02-26 2002-11-12 ベーリンガー インゲルハイム ファルマ コマンディトゲゼルシャフト ビフェニル−2−カルボン酸の誘導体の調製方法

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