JPH076184Y2 - アース棒の打込装置 - Google Patents

アース棒の打込装置

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JPH076184Y2
JPH076184Y2 JP1988159394U JP15939488U JPH076184Y2 JP H076184 Y2 JPH076184 Y2 JP H076184Y2 JP 1988159394 U JP1988159394 U JP 1988159394U JP 15939488 U JP15939488 U JP 15939488U JP H076184 Y2 JPH076184 Y2 JP H076184Y2
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JP
Japan
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leader
hydraulic breaker
rod
hole
ground
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JP1988159394U
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JPH0280150U (ja
Inventor
彦逸 渡辺
Original Assignee
渡辺 嗣彦
彦逸 渡辺
玄間 燦治
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Publication date
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願考案は棒状アース極の打込装置である。
〔従来の技術〕
棒状アース極はその径が最大でも50m/m程度が通常であ
り、しかもこれを10m程度地中に打設するとなれば取扱
いの至便上、例えば1.5mのものを打設の都度逐次連結
し、7本として計10.5mとするものである。
処が最大径50m/m程度の棒状を10.5mとすると全丈長上の
耐振強度が弱少であり、且つ7本も連結する煩雑性を以
って杭等の如き充分なる耐振強度を有し、且つ殆どが1
本の単体である単純形状と異なって特殊な打設手段が必
要となるのである。
そのため従来は殆どが第7図の如く1名か若しくは2名
の作業者を以って容易に搬送操作し得る50kg程度の自重
にて、モーターとクラッチを結合内蔵したドロップハン
マー(16)をソレノイドに依ってガードパイプ(17)の
丈長上をフック(3)と結合されたワイヤー(11)に依
って自動的に上昇し且つ落下せしめる如くして、これを
アース棒(14)に加撃帽(15)を嵌着し、該加撃帽(1
5)にドロップハンマー(16)の落下衝撃力を加えてア
ース棒(14)を打設していたのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の如きドロップハンマー(16)に依る打設手段は、
その以前がすべて人力に依る打設に比して圧倒的に進歩
したとはいえ多くの問題点も指摘されるのである。
アースの接地効果は当該施工地質に於いて最も効率的な
大地比抵抗値の低い地層に対してなし得る限り接地面積
を大きく接地せしめることが最良の手段であり、又大地
比抵抗値は原則として地表上の湿度の影響を受けない地
下深部に及ぶにしたがって低値であることは周知であ
る。
そのためアース施工は要求される抵抗値に依って計算さ
れた地下深部に打設されるものであるが、例えば10m程
度の深部まで打設せんとするアース棒の場合これを若し
も1本の単体にしたとすれば、これを地表上に樹立して
打設を開始する加撃部位は地表上10mとなるのである
が、その径が上記もせる如く最大径でも精々50m/m程度
であるから10m間の耐振強度は余りにも弱体である。
そのため若しもそのまま10m頂辺を加撃するものとすれ
ば激しい横振現象に依って打設は不能となるのであり、
又弱体なる長尺物の搬送取扱いは仲々にして至難であ
る。
そこで50kgのドロップハンマーを作業者が持上げ得る範
囲の高さとしては1.5m程度が限界としてアース棒を1本
1.5mに分割し、これを逐次継足して7本を以って10.5m
としているのであるが、継足の都度ドロップハンマーを
持上げてアース棒の頂部にセットするのは決して容易で
はなく、又地表上のドロップハンマーは何等の支持手段
が無いため継足初期は作業者がアース棒を支持しなくて
はならずして危険である。
そして又、ドロップハンマーは内蔵せるウインチに依っ
て上昇するのであるから上昇速度は緩慢であって打設の
所要時間も長時間となる不便もあるのである。
〔問題を解決するための手段〕
ここに於いてその解決策として最も有効な手段は、近時
工事の機械力普及化に依って電力関係に従事する大手工
事業者はその殆どがアースオーガーを装備した建柱車を
所有し、該建柱車の操作駆動源は油圧方式となっている
ため、これをアース打設に活用する手段である。
建柱車は電柱吊上用のクレーンを装備するため当然ブー
ムを以って吊上操作されるものであり、ここで油圧、ブ
ーム、クレーンを利用すると打設時の加撃力はドロップ
ハンマーに匹敵した油圧ブレーカーを以って適度の加撃
力に依る高速連続加撃が可能となり、同時にブームにリ
ーダーを結合し、該リーダーと油圧ブレーカーを上下に
自在に移行する如くに嵌合することに依り、地表上の横
振現象が相当量吸収され、更に又アース棒継足の都度相
当自重となる油圧ブレーカーはクレーンに依って操作し
得ることが可能となって極めて至便である。
〔作用及び実施例〕
以下本願考案について詳記する。
添付図面第1図平面図及び第2図に依るその正面図を以
って(1)は油圧ブレーカーであって、その中央部側面
には図示せる如き方形断面形状となる支持環(2)を油
圧ブレーカー(1)の2辺に密接せる如く製作し、該密
接面を油圧ブレーカー(1)と頑強に固着し、下辺の加
撃底面には下面を計画拡開工作せる加撃体(4)をこれ
又頑強に固着結合し、又油圧ブレーカー(1)の上辺中
央部にはフック(3)を固着するのである。
次に第3図正面図及び第4図に依るその平面図を以っ
て、(5)は上記支持環(2)内に緩く通入し得る角パ
イプにして計画せる丈長のリーダーであり、これは下辺
に長方形鋼板に依る定置板(7)を固着するのである
が、該定置板(7)のリーダー(5)固着部位より計画
せる離隔部位にはアース棒が緩く通入し得る通入孔
(8)を穿孔し、又リーダー上辺近部には定置板(7)
のリーダー(5)と通入孔(8)平行方向の両面を貫通
して結合孔(6)を穿孔せるものである。
以上説明せる如き各部材は第5図正面図及び第6図に依
る側面図の如く、先ずリーダー(5)に支持環(2)を
通入して油圧ブレーカー(1)と併列結合した上、油圧
ブレーカー(1)は定置板(7)上に降下定置せしめ、
続いてリーダー(5)の上辺結合孔(6)をクレーンの
ブーム(9)先端下辺部に突設せしめた結合ビス(12)
に通入結合し、結合ビス(12)に割ピン(13)を穿孔通
入してブーム(9)と油圧ブレーカー(1)と嵌合一体
化されたリーダー(5)を結合し、ここでブーム(9)
を上昇せしめてリーダー(5)を垂直状態に樹立し、続
いてクレーンの吊車(10)よりのワイヤー(11)を油圧
ブレーカー(1)のフック(3)と結合した上、油圧ブ
レーカー(1)をアース棒(14)の丈長頂辺まで吊上し
てアース棒(14)を油圧ブレーカー(1)の加撃体
(4)内に通入嵌合すると共に先端は定置板(7)の規
正孔(8)内に通入し。
以上を以ってクレーンのワイヤー(11)を解放して自在
化した上、ブレーカーを運行するとブレーカー(1)は
リーダー(5)に依って運行方向が正確に規制され、又
ブレーカー(1)と嵌合一体化されたアース棒(14)は
先端が定置板(7)の通入孔(8)に依って地表上の上
下両端を規正されて円滑にして且つ効率的打設が行われ
るのである。
〔考案の効果〕
杭等の一定丈長を有する被打込物体を地中に打設する場
合、杭自体に充分な耐張性があるためと又相当に強力の
打設性能を有する打設機を使用し得るため、従来は打設
機を併立する2本のリーダーを以って両側を支持した構
造として、これを被打込物体と結合一体化して打設する
所謂門懸ハンマー方式が行われているのである。
処が本願の如く被打込物体たるアース棒が耐振強度に不
足するため、油圧ブレーカーも比較的小容量性能でなく
てはならないのであるから、打設過程に於いて油圧ブレ
ーカー(1)を支持するリーダー(5)も油圧ブレーカ
ー(1)の一側を支持するのみで充分である。
そして又僅か10m程度の打込に当たり数回の連結打設と
いう煩雑性と取扱いの至便性を勘案する時、リーダー
(5)を一側のみとすることは施工に当たって極めて有
利である。
更には又アース棒(14)自体も従来の手段は逐次地中に
没入する部は地中の土壌側圧に依って比較的安定してい
るが、地表露出分は何等の支持手段がなくそのため作業
者がこれを支持しなくてはならない不安定性と危険性を
有するのであるが、本願はアース棒(14)後端はリーダ
ー(5)に支持された油圧ブレーカー(1)に依り、又
先端は定置板(7)の通入孔(8)内に通入され、即ち
上下両端を確実に支持するため極めて安定した打設施工
が行われることになるのである。
そのためアース棒(14)も1本の丈長は例えば1.5mより
2mと若干量伸長せしめることが可能となるのであるが、
これは1.5m×7=10.5mに対し2m×5=10mとなり、打設
全長は0.5m減少するがこの程度はアース効果に於いては
殆ど変化はないのであるが、継足本数を減少せしめ得る
ことは製作費に於いて継足部のねじ切削工程が節約さ
れ、且つ又打設に当たって最も煩雑なる継足工程が減少
して労費が節約される等して本願考案は極めて有利であ
る。
そして又リーダー(5)を角パイプとした理由はこれを
若しも丸パイプとする時は1本のリーダー(5)となる
ためブレーカー(1)が丸パイプの円周に沿って回動す
る危険性に対処したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧ブレーカー(1)に係る平面図であり、第
2図は同じくその正面図である。 第3図はリーダー(5)に係る正面図であり、第4図は
同じく平面図である。 第5図は本願考案の施工状態を示す正面図であり、第6
図は同じくその側面図である。 第7図は従来技術に係る説明図である。 記 1……油圧ブレーカー、10……吊車 2……支持環、11……ワイヤー 3……フック、12……結合ビス 4……加撃体、13……割ピン 5……リーダー、14……アース棒 6……結合孔、15……加撃帽 7……定置板、16……ドロップハンマー 8……通入孔、17……ガイドパイプ 9……ブーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ブレーカー(1)の側面に方形断面と
    なる支持環(2)を、又加撃下辺には加撃体(4)をそ
    れぞれ頑強に固着し、 又該方形断面形状の支持環(2)に緩く通入し得る角パ
    イプに依る一本のリーダー(5)の下辺に、通入孔
    (8)を穿孔せる定置板(7)を固着すると共に上辺近
    部には結合孔(6)を穿孔し、 油圧ブレーカー(1)と一本のリーダー(5)を支持環
    (2)に依って嵌合一体化すると共に、該一本のリーダ
    ー(5)に穿孔した該結合孔(6)をクレーンのブーム
    (9)先端部に突設せる結合ビス(12)に通入結合し、
    クレーンを以って一本のリーダー(5)を垂直状に樹立
    した上、油圧ブレーカー(1)の加撃体(4)にアース
    棒(14)の上端を通入すると共に該アース棒(14)の先
    端は定置板(7)の通入孔(8)に通入し、油圧ブレー
    カー(1)に依ってアース棒(14)を打設する如くせる
    ことを特徴としたアース棒の打込装置。
JP1988159394U 1988-12-09 1988-12-09 アース棒の打込装置 Expired - Lifetime JPH076184Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988159394U JPH076184Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 アース棒の打込装置

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Publication Number Publication Date
JPH0280150U JPH0280150U (ja) 1990-06-20
JPH076184Y2 true JPH076184Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31440569

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JPS4984908U (ja) * 1972-11-11 1974-07-23
JPS5531833U (ja) * 1978-08-17 1980-02-29

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