JPH0761559A - ベルトコンベヤの制動制御装置 - Google Patents

ベルトコンベヤの制動制御装置

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JPH0761559A
JPH0761559A JP20676193A JP20676193A JPH0761559A JP H0761559 A JPH0761559 A JP H0761559A JP 20676193 A JP20676193 A JP 20676193A JP 20676193 A JP20676193 A JP 20676193A JP H0761559 A JPH0761559 A JP H0761559A
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JP
Japan
Prior art keywords
belt conveyor
pulse
speed
proximity switch
conveyor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20676193A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Yoshitake
典雄 吉竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP20676193A priority Critical patent/JPH0761559A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】悪環境でも故障の恐れがなく且つ小形で安価な
速度検出手段を使用して、下り勾配でのベルトコンベヤ
の制動を適切に制御できるようにすることにある。 【構成】速度実際値を検出するための速度発信手段とし
てプーリー13に近接スイッチ41を備えてその回転を
検出する。別途に定周期パルスを発生させておき、近接
スイッチ41のパルスと次のパルスとの間で定周期パル
スの数を計数し、機械定数をこの定周期パルス数で割り
算する演算を繰り返して、常時ベルトコンベヤ2の速度
実際値を演算する。この速度実際値を速度指令値に一致
させるように電気制動手段を制御して、下り勾配で運転
するベルトコンベヤ2が搬送物3の重量で暴走するのを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下り勾配で運転する
ベルトコンベヤの速度を電気制動手段で抑制するベルト
コンベヤの制動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は下り勾配で運転するベルトコンベ
ヤの速度を電気制動手段で抑制する従来例を示した構成
図であって、2台の巻線形誘導電動機で駆動する場合を
示している。2台の巻線形誘導電動機10と20は減速
ギヤ12と22を介してそれぞれのプーリー13と23
とに結合して、ベルトコンベヤ2を駆動する。このベル
トコンベヤ2はその上に搬送物3を載せて移送するが、
このベルトコンベヤ2が下り勾配の場合は搬送物3の重
量でベルトコンベヤ2の速度が異常値まで上昇してしま
う、所謂逸走状態になる恐れがある。そこで巻線形誘導
電動機10と20にはそれぞれ電気制動手段としての渦
電流ブレーキ15と25とを設け、この渦電流ブレーキ
15と25とに流れる電流を制御することにより制動力
を調節して、ベルトコンベヤ2の走行速度が過大になる
のを抑制する。尚、図4に図示している11と21は、
各電動機の2次側に接続してベルトコンベヤ2を起動す
る際に大きなトルクを発生させると共に、起動電流を抑
制するための2次抵抗器であり、14と24は、ベルト
コンベヤ2を停止させ或いはこの停止状態を保持するた
めのスラスタブレーキである。
【0003】直流電磁石が発生する磁束を回転する金属
板が切ると、この金属板に渦電流が流れ、この渦電流と
磁束との相互作用で制動トルクを発生するが、この制動
トルクは電磁石の励磁電流に依存して変化する。渦電流
ブレーキ15又は25はこの原理を応用したブレーキで
ある。図4の従来例では、制動制御装置30は速度設定
器31,速度調節器32,制限電流設定器33,電流調
節器34,点弧角調整器35,及びサイリスタ整流器3
6で構成しており、プーリー13に結合した速度発信器
5で検出するベルトコンベヤ2の速度実際値を制動制御
装置30へ入力すると、速度調節器32と電流調節器3
4の調節動作によりサイリスタ整流器36を位相制御し
て、制動電源6から渦電流ブレーキ15と25とへ与え
る電流を制限電流設定器33で設定した値に制限しつ
つ、前述の速度発信器5が検出する速度実際値を速度設
定器31で設定した速度指令値に一致させることで、ベ
ルトコンベヤ2を下り勾配で運転する際でも、搬送物3
の重量のために当該ベルトコンベヤ2が逸走してしまう
のを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にベルトコンベヤ
2は屋外で使用することが多いので、プーリー13に結
合している速度発信器5は風雨にさらされることが多
く、又搬送物3により汚損されることも多い。更にベル
トコンベヤ2の運転に伴う振動や衝撃も受ける。速度発
信器5はこのような悪環境で使用するので故障が発生し
易いが、速度発信器5が故障して速度実際値が検出され
ないと、このベルトコンベヤ2は暴走する恐れがある。
そこで悪環境に耐えるように頑丈な構造にするので、大
形で高価な速度発信器5になってしまう欠点があった。
【0005】そこでこの発明の目的は、悪環境でも故障
の恐れがなく且つ小形で安価な速度検出手段を使用し
て、下り勾配でのベルトコンベヤの制動を適切に制御で
きるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明のベルトコンベヤの制動制御装置は、下り
勾配で運転する際の運転速度を抑制する電気制動手段を
備えているベルトコンベヤにおいて、前記ベルトコンベ
ヤのプーリー軸に結合した近接スイッチと、この近接ス
イッチが出力するパルス信号から当該ベルトコンベヤの
運転速度実際値を演算するコンベヤ速度演算手段と、こ
の運転速度実際値を別途設定している運転速度指令値に
一致させるように前記電気制動手段を制御する電気制動
制御手段とを備えるものとする。
【0007】
【作用】この発明は、プーリーに速度発信器を結合する
代わりに近接スイッチを設ける。近接スイッチはプーリ
ーに結合していないので振動・衝撃を受けないし、小形
で可動部分が無いので防水・防塵構造にするのも容易で
ある。この近接スイッチが出力するパルスをコンベヤ速
度演算手段へ入力し、パルスの時間間隔からプーリーの
回転速度、即ちベルトコンベヤの運転速度を演算する。
この演算結果である速度実際値を制動制御装置へ入力し
て、速度指令値に一致するように電気制動手段を制御す
る。コンベヤ速度演算手段は近接スイッチが出力するパ
ルスから次のパルスまでの間に別の一定周期パルスの数
を計数し、機械定数をこのパルス数で割り算することで
コンベヤ速度を演算する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を表した構成図である
が、この図1に図示の実施例ではプーリー13の回転を
近接スイッチ41で検出し、近接スイッチ41が出力す
るパルスの間隔から、コンベヤ速度演算回路40がベル
トコンベヤ2の運転速度実際値を検出しているところが
図4で既述の従来例とは異なっているが、これ以外の部
分はすべて図4で既述の従来例と同じであるから、その
説明は省略する。
【0009】例えばプーリー13が1回転する度に近接
スイッチ41がパルス信号を出力するとすれば、ベルト
コンベヤ2の運転速度の上昇と共にパルス信号の時間間
隔は短くなり、運転速度が遅くなればパルス信号の時間
間隔は長くなる。コンベヤ速度演算回路40は近接スイ
ッチ41からのパルスを入力して、その時間間隔からベ
ルトコンベヤ2の運転速度を演算し、その演算結果を速
度実際値として制動制御装置30へ入力する。この速度
実際値を速度設定器31で設定している速度指令値に一
致させるように渦電流ブレーキ15と25への電流を制
御するのは、図4で既述の従来例の場合と同じである。
【0010】図2は本発明の第2実施例であって図1に
図示のコンベヤ速度演算回路の動作を表したフローチャ
ートである。即ち近接スイッチ41が第1のパルス(奇
数番目パルス)を出力してから第2のパルス(偶数番目
パルス)を出力する迄はリレーM11が動作し、第2の
パルス(偶数番目パルス)が出力してから次の第3のパ
ルス(奇数番目パルス)を出力するまではリレーM12
が動作が動作する。一方では定周期パルス発生手段が一
定周期のパルスを出力しているので、リレーM11が動
作している期間における前記定周期パルスの数を計数
(第1パルス計数)し、リレーM12が動作している期
間における前記定周期パルスの数を計数(第2パルス計
数)する。
【0011】リレーM11がオンからオフへ切り換わる
のと同時にリレーM12はオフからオンへ切り換わる
が、これら両リレーが切り換わる瞬間を微分リレーが検
出して除算演算の指令を発する。この除算指令に従って
定数(ベルトコンベヤ2の機械定数や定周期パルスのパ
ルス間隔等で定まる値)をパルス数計数値で割り算すれ
ば、当該ベルトコンベヤ2の運転速度の実際値が得られ
る。リレーM12がオンからオフへ切り換わるのと同時
にリレーM11はオフからオンへ切り換わる際も同様の
動作によりベルトコンベヤ2の速度実際値が得られる。
【0012】図3は図2で説明したコンベヤ速度演算回
路の動作を表したタイムチャートであって、図3は近
接スイッチ41が出力するパルス、図3は奇数番目の
近接スイッチ41の出力パルス、図3は偶数番目の近
接スイッチ41の出力パルス、図3はリレーM11の
動作、図3はリレーM12の動作、図3は定周期パ
ルス、図3は第1のパルス計数結果、図3は第2の
パルス計数結果をそれぞれが表している。
【0013】
【発明の効果】従来は、下り勾配で運転するベルトコン
ベヤでは、プーリーに速度発信手段として、例えばタコ
ジェネレータを結合して運転速度を検出し、この検出値
が異常になれば電気制動手段でその速度を抑制してい
た。これに対して本発明では近接スイッチを使ってプー
リーの回転に対応したパルスを出力させ、このパルスの
時間間隔からベルトコンベヤの運転速度を検出する。近
接スイッチはベルトコンベヤには取りつけていないの
で、このベルトコンベヤの運転に伴う振動・衝撃を受け
ないので故障の確率を大幅に低下させることができる
し、小形・軽量で可動部分が無いので、防水・防塵構造
も容易になり、安価な速度検出手段にすることができ
る。更に入力するパルスと次のパルスとの間隔で、別途
の定周期パルスの数を計数し、ベルトコンベヤの機械定
数をこの定周期パルス数で割り算することにより、当該
ベルトコンベヤの運転速度を容易に求めることができる
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表した構成図
【図2】本発明の第2実施例であって図1に図示のコン
ベヤ速度演算回路の動作を表したフローチャート
【図3】図2で説明したコンベヤ速度演算回路の動作を
表したタイムチャート
【図4】下り勾配で運転するベルトコンベヤの速度を電
気制動手段で抑制する従来例を示した構成図
【符号の説明】
2 ベルトコンベヤ 3 搬送物 5 速度発信器 6 制動電源 10,20 巻線形誘導電動機 11,21 2次抵抗器 12,22 減速ギヤ 13,23 プーリー 14,24 スラスタブレーキ 15,25 渦電流ブレーキ 30 制動制御装置 31 速度設定器 32 速度調節器 33 制限電流設定器 34 電流調節器 36 サイリスタ整流器 40 コンベヤ速度演算回路 41 近接スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下り勾配で運転する際の運転速度を抑制す
    る電気制動手段を備えているベルトコンベヤにおいて、 前記ベルトコンベヤのプーリー軸に結合した近接スイッ
    チと、この近接スイッチが出力するパルス信号から当該
    ベルトコンベヤの運転速度実際値を演算するコンベヤ速
    度演算手段と、この運転速度実際値を別途設定している
    運転速度指令値に一致させるように前記電気制動手段を
    制御する電気制動制御手段とを備えていることを特徴と
    するベルトコンベヤの制動制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のベルトコンベヤの制動制
    御装置において、前記コンベヤ速度演算手段は、一定周
    期のパルスを発生する定周期パルス発生手段と、前記近
    接スイッチが出力するパルスから次のパルスまでの時間
    内での前記定周期パルスの数を計数するパルス計数手段
    と、前記ベルトコンベヤの減速比や前記定周期パルスの
    周期で定まる定数を設定する定数設定手段と、この定数
    を前記パルス計数値で割り算する除算手段とを備え、こ
    の除算手段の演算結果を当該ベルトコンベヤの運転速度
    実際値とすることを特徴とするベルトコンベヤの制動制
    御装置。
JP20676193A 1993-08-23 1993-08-23 ベルトコンベヤの制動制御装置 Pending JPH0761559A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009242037A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Tcm Corp タンデム駆動式ベルトコンベヤ装置
JP2012246057A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hamba Filltec Gmbh & Co Kg 容器充填装置
CN115303756A (zh) * 2022-09-13 2022-11-08 福建龙净环保股份有限公司 带式输送机系统、带式输送机启动及停机控制方法

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