JPH0761215B2 - 回転式草刈機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、少なくとも一つの切断具を備えた回転切断装
置群を有し、切断装置の少なくとも一つはその下側に位
置したハウジングに収容された動力伝達手段によって駆
動される草刈機に関するものである。

従来の技術 上記形式の草刈機はフランス国特許第2,566,992号に開
示されている。この草刈機のハウジングは回転式切断装
置の回転を案内する複数のモジュールで構成され、各モ
ジュールはクランブ（brides）すなわち連結機構を有
し、各モジュールはクランブを貫通した連結部材によっ
て互いに連結できるようになっている。

この草刈機は、ハウジング構造をモジュール化したこと
によって、作業幅の異なる種々の草刈機を製作すること
ができ、しかも、作業幅が違っても必要な部品の数を最
小限度に減らし、あるいは不要にすることができるとい
う点で極めて有利である。このモジュール化によって草
刈機の生産が非常に簡単になり、任意の作業幅の草刈機
を低価格で提供することが可能になる。

発明が解決しようとする課題 本発明の目的は上記形式の草刈機のハウジングを構成す
るモジュールのクランブの形状および強度を改良して、
モジュールの製作をさらに容易にすることにある。

課題を解決するための手段 本発明は、少なくとも一つの切断具を備えた回転切断装
置を有し、この回転切断装置の少なくとも一つはその下
側に設けられたハウジングに収容された動力伝達手段に
よって駆動され、ハウジングはモジュールで構成され、
回転切断装置の回転はこのモジュールの内部で案内さ
れ、各モジュールは互いに隣接したモジュールを連結す
るためのクランプを有し、各モジュールはクランプを貫
通した連結部材によって互いに連結されている草刈機に
おいて、クランブの少なくとも一部分がハウジングの長
手方向の軸線を横切る方向を向いた少なくとも２つのフ
ランジによって形成されており、各フランジは互いに所
定間隔だけ離れ且つ作業方向を横切る方向を向いた少な
くとも一つの連結フランジによって互いに連結されてお
り、各連結フランジはモジュールの本体に連結している
ことを特徴とする草刈機を提供する。

作用 本発明では、上記構造によって連結部材を十分に長くす
ることが可能になり、しかも、連結部材に加わる力に完
全に耐えることが可能になり、また、互いに隣接した２
つのモジュール間の接触面積が十分大きくなるため、接
触面にパッキンを入れる必要がなくなり、クランブおよ
びモジュール本体を鋳造で簡単に製造することが可能に
なる。

本発明の上記構造では、作業中または運搬中にハウジン
グに加わる力がモジュールのクランブに最も効果的に伝
えられるので、クランブの耐久性が大幅に高くなる。

本発明の好まし実施例では、モジュールが切断装置の回
転を案内するケースとスペーサーとで構成され、このス
ペーサーの長さ方向の少なくとも一部は中空断面部分で
形成され、この中空断面部分の後部に作業方向を横切る
方向に延びた２つの補強フランジが接続され、この２つ
の補強フランジはほぼ作業方向を向いた少なくとも一つ
のリブで接続される。このモジュールはリブがハウジン
グの長手方向軸線を横切る方向を向いている点で優れて
いる。この構造にすることによって本発明のモジュール
は従来よりはるかに製作し易くなり、また、草刈機の作
業中または運搬中に受ける力に対してモジュールの強度
が大幅に大きくなる。

本発明の上記以外の特徴は、添付図面を参照した下記実
施例の説明から明らかになろう。しかし、本発明が下記
実施例に限定されるものではない。

実施例 第１図は草刈機、正確には草刈機の切断棒１を示してい
る。この切断棒１は４つの切断装置２、３を有し、各切
断装置２、３は上方に向いた軸線37の周りを回転する。
各切断装置２、３の外側端縁上には、その直径方向反対
位置に２つの切断具４が取付けられている。切断具４は
遠心力で外側に飛出し、回転中に障害物にぶつかった時
には軸の周りを回転して後方へ引込むような状態で切断
装置２、３に取付けられている。矢印６で示す作業方向
に向かって見て右端部５にある切断装置３にはカバー７
がかぶせてある。このカバー７は刈り取った草の幅を狭
くする装置、例えば刈り草整列板８と共同して刈り取っ
た草とまだ刈られていない草とを分離する役目をする。

切断装置２、３の回転部材はその下側に設置されたハウ
ジング９によって案内される。このハウジング９は一連
のモジュール10で構成され、切断棒１の右端部５には端
部モジュール11を有している。この端部モジュール11は
切断装置３が描く外側端縁の軌跡の所またはこの軌跡の
少し外側まで延びている。ハウジング９の左端部12には
歯車箱13が取付けられている。

ハウジング９の内部には動力伝達手段14、例えば切断装
置２、３を回転駆動するための歯車（図示せず）と噛み
合った伝動軸が収容されている。この動力伝達手段14は
歯車箱13内に収容した駆動機構（この駆動手段は当業者
に周知のものである）によって回転駆動される。この駆
動機構は入力シャフト16に固定したプリー15によって駆
動され、このプリー15はベルト17を介して図示していな
い別の滑車によって回転駆動される。当業者に周知のよ
うに、この別の滑車は、自在継手（図示せず）を介して
本発明の草刈機が接続されるトラクタ（図示せず）の動
力取出し装置によって駆動される。

歯車箱13は、歯車箱13の入力シャフト16とほぼ同軸な２
つの円筒形支持部18を有し、これら支持面18はシャーシ
20に固定されたＵリンク19を支持する。草刈機はこのシ
ャーシ20を介してトラクタに接続されている。この構造
によって切断棒１は各駆動部材に余分な応力を加えずに
支持面18の軸線の周りを回動して地面の凹凸に追従する
ことができる。また、草刈機を道路上で運搬する際に、
切断棒１を入力シャフト16の周りで回動してほぼ鉛直方
向に立てることによって草刈機の幅を狭くすることがで
きる。

ハウジング９の左端部12の下側、さらに正確には歯車箱
13の下側には、摺動シュー21が取付けてある。この摺動
シュー21の前部22はスキーの前部と同じように上方に曲
げてある。草刈機は摺動シュー21によって作業時に地表
を滑ることができる。摺動シュー21は歯車箱13に刈り取
った草が引っ掛かるのを防ぐ役目もする。

ハウジング９の各切断装置２、３の下側前方には保護板
23が取付けてある。この保護板23の前面部24は上方から
見た形がほぼ円形で、その半径は切断装置２、３の軌跡
の最大半径よりも大きいが、切断具４の軌跡の最大半径
よりは小さい。この保護板23の後部25はスケート靴の形
をしており、切断棒１は作業中にこの後部25の上に載
る。

第２〜６図は切断棒１のハウジング９を形成する各モジ
ュール10の間の接続方法を示す詳細図である。

各モジュール10は切断装置２、３を内部で回転案内する
ケース26と、このケース26と隣りのモジュール10のケー
ス26との間に延びているスペーサー27とで構成されてい
る。各モジュール10は連結部材28によって互いに連結さ
れている。各モジュール10は各端部にクランプ29,30を
有し、互いに隣接した２つのモジュール10のクランプ2
9、30は連結部材28によって互いに連結される。

本発明では、クランプ29、30が特殊な構造をしており、
各図面から分かるように、クランプ29は２つのフランジ
31,32を有し、クランプ30には２つのフランジ33,34を有
している。クランプ29、30のこれらフランジ31、32、3
3、34はモジュール10の前方および後方に向かって延び
且つハウジングの長手方向の軸線を横切る方向、好まし
くは作業方向６とほぼ同じ方向に向ってほぼ直角に延び
ている。各フランジ31、32、33、34は互いに所定間隔だ
け離れた位置にある。

モジュール10のケース26側のクランプ29の一方のフラン
ジ31は作業方向６を向いた鉛直面36（ケース26内で回転
案内された切断装置２、３の回転軸線37はこの鉛直面36
を通る）の片方の側にある。一方、クランプ29の他方の
フランジ32はこの鉛直面36の他方の側にある。この構造
にすることによって、ケース26の所でモジュール10内で
力が確実に伝わり、ケース26が大きく変形することはな
い。

ケース26から遠いスペーサー27の端部にあるクランプ30
のフランジ33、34も互いに所定間隔だけ離れた位置にあ
る。しかし、クランプ30の２つのフランジ33,34の間の
間隔はクランプ29の２つのフランジ31,32の間の間隔よ
りも短い。この構造にすることによって、クランプ29、
30の前方部分と前方に位置した連結部材28とを保護板23
のほぼ内側に配置することができ、従って、草の屑がが
クランプ29、30および連結部材28に付着するのを防止す
ることができる。

第２、３図から分かるように、クランプ29および30はフ
ランジ32と34とを介して互いに接しており、フランジ3
1,33は連結部材28と当接する支持面となっている。

連結部材28は、クランプ29、30を普通の方法で鋳造した
ままの状態で、大きな接触面積を有する２つのフランジ
32、34間の接触面50、51の間にパッキンを入れずに、確
実に締付けることができるだけの強度と長さを有してい
る。

クランプ29のフランジ31、32は２つの連結フランジ38,3
9（第３図）で互いに連結され、クランプ30のフランジ3
3、34は２つの連結フランジ40、41で連結されている。
これらの連結フランジ38、39;40、41は作業方向６を横
切る方向にほぼ水平に延びている。また、これらの連結
フランジ38、39;40、41はモジュール10の本体と一体に
なっている。連結フランジ38、40はフランジ31、32;33,
34の上側にあり、連結フランジ39、41はフランジ31、3
2;33、34の下側にある。これらの連結フランジ38、39;4
0、41はクランプ29、30のフランジ31、32;33、34が大き
く撓むのを制限する役目をする。

クランプ29、30を作業方向６の前方および後方から見た
時には、断面がほぼ四角形の空洞部分（管状部分）が見
える。

クランプ29、30の各フランジ31、32;33、34は前方部分
に孔42、43を有し、後方部分に孔44、45を有している。
これらの孔42,44、44、45は各フランジ31,32、33,34を
貫通している。第２、３図から分かるように、これらの
孔42,43、44,45は同軸である。第４〜６図から分かるよ
うに、前方部分の孔42、43の共通軸線46および後方部分
の孔44、45の共通軸線47はクランプ29、30のフランジ3
2、34の接触面50、51のほぼ水平中央面49の近くにあ
る。

連結部材28はクランプ29、30のフランジ31、32;33、34
の孔42、44;43、45を貫通している。この連結部材28
は、作業方向６に向かって見た場合、フランジ31、32;3
3、34を連結する２つの接続フランジ38と39の間、40と4
1の間にある。各連結部材28はボルト52と、２枚の座金5
3と、ボルト52の本体55と螺合するナット54とで構成さ
れ、各座金53はボルト52の頭部56とクランプ30のフラン
ジ33との間およびナット54とクランプ29のフランジ31と
の間に挿入される。座金53は鋼、特に焼入れ鋼で作っ
て、ボルト52の頭部56と座金53との間の接触面およびナ
ット54と座金53との間の接触面が、ナット54をボルト52
に螺合した時に生ずる力およびボルト52とナット54が作
業中または運搬中に受ける力に十分耐えることができる
ようにするのが好ましい。

クランプ29、30のフランジ31、33は鋳鉄で作られるの
で、本発明では座金53と接触するフランジ31、33の支持
面57の面積を大きくする。そのために、フランジ31、33
の支持面57の形を円柱面（この円柱面の軸線35はほぼ作
業方向６に向いているのが好ましい）の一部にし、同様
に、フランジ31、33の支持面57と接触する座金53の形も
円柱面の一部にし、その大きさは支持面57とほぼ同じに
する。

第２、３図から分かるように、円柱面の一部の形を有す
るフランジ31、33の支持面57は、互いに隣接した２つの
モジュール10の接合面となるフランジ32、34に向かって
湾曲している。この構造にすることによって、フランジ
31、33と座金53との接触が最適化するようにフランジ3
1、33の支持面57を加工することができ、各モジュール1
0を組み立てた後のハウジング９の強度が保障される。

既に述べたように、フランジ31、33の支持面57の表面積
が広くなるのでハウジング９は小型化することができ
る。

第２、５図から分かるように、ナット54の一つの側面58
はモジュール10の一部59の近くにある。こうすることに
よって、ネジを締める時および暖める時に、ナット54の
側面58がモジュール10の一部59にぶつかってナット54の
回転が自動的に止まり、従って、ナットの回転を止める
道具を使用する必要がない。ナット54の回転を効果的に
阻止し、しかもナット54の側面58とモジュール10の一部
59との間に鋳造で一般に許容される程度の遊びを残して
おくためには、ナット54を四角形にするのが望ましい。
従って、ナット54の側面58を相対的に長くして、常に回
転が効果的に阻止されるようにするのが好ましい。

第３、４図から分かるように、ボルト52の頭部56は丸
く、その中央部に６角形の凹部60が形成されている。こ
の構造の利点は後で説明する。

既に述べたように、モジュール10は各切断装置２、３の
回転運動を案内するケース26と、このケース26と隣りの
モジュール10のケース26との間に配置されるスペーサー
27とで構成される。このスペーサー27は、第４〜６図か
ら分かるように、その長さ方向の少なくとも一部分の断
面形状は管状61をしており、ハウジング９に収容された
動力伝達手段14はこの管状断面部分61によって取り囲ま
れている。この管状断面部分61から後部へ２つの補強フ
ランジ62,63が延びている。一方の補強フランジ62は管
状断面部分61の上側に連結し、他方の補強フランジ63は
管状断面部分61の下側に連結している。

上側補強フランジ62は下側補強フランジ63よりも幅が広
いので、後方の連結部材28は、ハウジング９の幅と厚さ
を特に大きくしなくても、ハウジング９内に組込むこと
ができる。これは刈り草の品質を良くする上で非常に大
切なことである。すなわち、上方から見た場合、後方の
連結部材28,52,53,54はほぼ全体が上側連結フランジ3
8、40および上側補強フランジ62の下側に収めることが
できる。また、補強フランジ62の幅は下側補強フランジ
63の幅の約２倍にするのが望ましい。これら２つの補強
フランジ62、63は作業方向６に対して横向きにほぼ水平
に延びている。第２〜５図から分かるように、上側補強
フランジ62の少なくとも一部分はクランプ29、30の上側
連結フランジ38、40の後部と連続している。上側補強フ
ランジ62の後方端縁部64（第２図）はクランプ29、30の
上側連結フランジ38、40の後方端縁部65、66と同一直線
上にある。

下側補強フランジ63の少なくとも一部分（特に端縁部）
もクランプ29、30の下側連結フランジ39、41の後部と連
続している。下側補強フランジ63の中央部67（第３図）
は上側補強フランジ62の方向へ後退した凹み68となって
いる。従って、ハウジング９が作業時に滑動する地面と
下部補強フランジ63との間の空間は非常に広く、スペー
サー27の前方端縁部70の下面69に沿って滑る土は下側補
強フランジ63の下側を容易に通過できるので、土詰まり
を避けることができる。

モジュール10の強度を増すために、２つの補強フランジ
62,63はハウジング９の長手方向軸線を横切る方向を向
いたリブ71,72によって互いに連結されている（第３
図）。各リブ71,72は下側補強フランジ63のほぼ端部か
ら上側補強フランジ62の中央部73へ向かって斜め上方へ
延びている。リブ71,72と上側補強フランジ62の接合部7
4,75は上側補強フランジ62の全長の約1/3の位置、2/3の
位置にある。リブ71,72の幅は最も幅の狭い下側補強フ
ランジ63の幅にほぼ等しい。

この構造ではリブ71,72が三角形を成すので、モジュー
ル10のスペーサー27が非常に丈夫になる。また、リブ7
1,72は鋳造で容易に製作できる。

既に述べたように、ボルト52の丸い頭部56の中央には６
角形の凹部60が形成してあるので、ハウジング９が小型
になり、組立てが簡単になる。すなわち、ボルト52の頭
部56へは例えば空気式ドライバー等の装置を用いて極め
て容易にアクセスすることができる。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々変
更することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の草刈機の切断棒の平面図。 第２図は第１図に示した切断棒から切断装置を取り除い
て示した拡大平面図で、一部は面II（第３図）による断
面図である。 第３図は第２図の切断棒の面III（第２図）による断面
図。 第４図は第２図の切断棒の面IV（第２図）による断面
図。 第５図は第２図の切断棒の面Ｖ（第２図）による断面
図。 第６図は第２図の切断棒の面VI（第２図）による断面
図。 （主な参照番号） １……切断棒、2,3……切断装置 ９……ハウジング、10……モジュール 13……歯車箱、14……動力伝達手段 19……Ｕリンク、21……シュー 23……保護板、26……ケース 27……スペーサー、28……連結部材 29、30……クランプ、31,32,33,34……フランジ 38、39,40,41……連結フランジ、42,43,44,45……孔 50、51……接触面、52……ボルト 53……座金、54……ナット 62、63……補強フランジ、71、72……リブ

Claims (31)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも一つの切断具（４）を備えた回
   転切断装置（2,3）を有し、この回転切断装置（2,3）の
   少なくとも一つはその下側に設けられたハウジング
   （９）に収容された動力伝達手段（14）によって駆動さ
   れ、ハウジング（９）はモジュール（10）で構成され、
   回転切断装置（２、３）の回転はこのモジュール（10）
   の内部で案内され、各モジュール（10）は互いに隣接し
   たモジュール（10）を連結するためのクランプ（29,3
   0）を有し、各モジュール（10）はクランプ（29,30）を
   貫通した連結部材（28,52,53,54）によって互いに連結
   されている草刈機において、 クランブ（29,30）の少なくとも一部分がハウジング
   （９）の長手方向の軸線（48）を横切る方向を向いた少
   なくとも２つのフランジ（31,32;33,34）によって形成
   されており、各フランジ（31,32;33,34）は互いに所定
   間隔だけ離れ且つ作業方向（６）を横切る方向を向いた
   少なくとも一つの連結フランジ（38,39;40,41）によっ
   て互いに連結されており、各連結フランジ（38,39;40,4
   1）はモジュール（10）の本体に連結していることを特
   徴とする草刈機。
2. 【請求項２】ハウジング（９）の長手方向軸線（48）を
   横切る方向を向いた各フランジ（31,32;33,34）が作業
   方向（６）とほぼ同一な方向へ延びている特許請求の範
   囲第１項に記載の草刈機。
3. 【請求項３】ハウジング（９）の長手方向軸線（48）を
   横切る方向を向いた各フランジ（31,32;33,34）がほぼ
   鉛直方向へ延びている特許請求の範囲第１項または第２
   項に記載の草刈機。
4. 【請求項４】連結フランジ（38,39;40,41）がほぼ水平
   に延びている特許請求の範囲第１〜３項のいずれか一項
   に記載の草刈機。
5. 【請求項５】各フランジ（31,32;33,34）が２つの連結
   フランジ（38,39;40,41）によって連結され、一方の連
   結フランジ（38,40）は各フランジ（31,32;33,34）の上
   側に存在し、他方の連結フランジ（39,41）は各フラン
   ジ（31,32;33,34）の下側に存在し、連結部材（28,52,5
   3,54）はこれら２つの連結フランジ（38,39;40,41）の
   間に延びている特許請求の範囲第１〜４項のいずれか一
   項に記載の草刈機。
6. 【請求項６】クランブ（29,30）の作業方向（６）に向
   かって前方および後方の部分が断面がほぼ四角形の空洞
   部である特許請求の範囲第５項に記載の草刈機。
7. 【請求項７】連結部材（28,52,53,54）を通す孔（42,4
   3;44,45）がフランジ（31,32;33,34）の前部および後部
   に形成されており、前部の孔（42,43）の共通軸（46）
   および後部の孔（44,45）の共通軸（47）が、フランジ
   （32,34）の間の接触面（50,51）のほぼ水平な中央面
   （49）の近くを通っている特許請求の範囲第５項または
   第６項に記載の草刈機。
8. 【請求項８】モジュール（10）が切断装置（2,3）の回
   転を案内するるケース（26）と、互いに隣接した２つの
   モジュール（10）のケース（26）の間に延びたスペーサ
   ー（27）とで構成され、ケース（26）側のフランジ（2
   9）はスペーサー（27）のケース（26）から遠い方の端
   部にあるフランジ（30）よりも幅が広い特許請求の範囲
   第１〜７項のいずれか一項に記載の草刈機。
9. 【請求項９】ケース（26）側のフランジ（29）が、ケー
   ス（26）内で回転案内される切断装置（2,3）の回転軸
   線（37）を通る鉛直面（36）の片側で作業方向（６）に
   向かって延びたフランジ（31）と、上記鉛直面（36）の
   他方の側で作業方向（６）に向かって延びたフランジ
   （32）とで構成される特許請求の範囲第８項に記載の草
   刈機。
10. 【請求項１０】各連結部材（28）がボルト（52）と、２
    つの座金（53）と、ナット（54）とで構成される特許請
    求の範囲第１〜９項のいずれか一項に記載の草刈機。
11. 【請求項１１】座金（53）を支持するフランジ（31,3
    3）が円柱面の一部の形状を有する支持面（57）を有
    し、この支持面（57）と接する座金（53）の表面もこの
    支持面（57）の大きさとほぼ同じ大きさの円柱面の一部
    の形状を有する特許請求の範囲第10項に記載の草刈機。
12. 【請求項１２】円柱面の一部の形状を有するフランジ
    （31,33）の支持面（57）が、互いに隣接した２つのモ
    ジュール（10）間の接触面を形成するフランジ（32,3
    4）に向かって湾曲している特許請求の範囲第11項に記
    載の草刈機。
13. 【請求項１３】モジュール（10）が、ナット（54）の少
    なくとも一つの側面（58）が当接して止まる部分（59）
    を少なくとも１個所有し、ボルト（52）を締付けまたは
    外す際にナット（54）の回転を阻止するようになってい
    る特許請求の範囲第10項に記載の草刈機。
14. 【請求項１４】ナット（54）の外形が正方形である特許
    請求の範囲第13項に記載の草刈機。
15. 【請求項１５】ボルト（52）の頭部（56）が丸く、中央
    部に６角形の凹み（60）を有する特許請求の範囲第10項
    に記載の草刈機。
16. 【請求項１６】モジュール（10）が切断装置（2,3）の
    回転を案内するるケース（26）と、互いに隣接した２つ
    のモジュール（10）のケース（26）の間に延びたスペー
    サー（27）とで構成され、スペーサー（27）の長手方向
    の少なくとも一部に中空断面形状部分（61）を有し、こ
    の中空断面形状部分（61）の後部に、少なくとも一つの
    補強フランジ（62,63）が接続されている特許請求の範
    囲第１〜15項のいずれか一項に記載の草刈機。
17. 【請求項１７】補強フランジ（62,63）がほぼ水平に延
    びている特許請求の範囲第16項に記載の草刈機。
18. 【請求項１８】上側の補強フランジ（62）の少なくとも
    一部がクランブ（29,30）の上側の連結フランジ（38,4
    0）の後部と一体である特許請求の範囲第16項または第1
    7項に記載の草刈機。
19. 【請求項１９】上側の補強フランジ（62）の後方端縁部
    （64）がクランブ（29,30）の上側の連結フランジ（38,
    40）の後方端縁部（65,66）とほぼ同一直線上にある特
    許請求の範囲第16〜18項のいずれか一項に記載の草刈
    機。
20. 【請求項２０】下側の補強フランジ（63）の少なくとも
    一部がクランブ（29,30）下側の連結フランジ（39,41）
    の後部と一体である特許請求の範囲第16〜19項のいずれ
    か一項に記載の草刈機。
21. 【請求項２１】下側の補強フランジ（63）の中央部分
    （67）が上方に向って凹んだ凹部（68）となっている特
    許請求の範囲第16〜20項のいずれか一項に記載の草刈
    機。
22. 【請求項２２】上方から見た時に連結部材（28,52,53,5
    4）のほぼ全体が上側の連結フランジ（38,40）および上
    側の補強フランジ（62）の下側を延びている特許請求の
    範囲第16〜21項のいずれか一項に記載の草刈機。
23. 【請求項２３】一方の補強フランジ（62）が中空断面形
    状部分（61）の上部に接続され、他方の補強フランジ
    （63）が中空断面形状部分（61）の下部に接続されてい
    る特許請求の範囲第16〜22項のいずれか一項に記載の草
    刈機。
24. 【請求項２４】中空断面形状部分（61）の後部に２つの
    補強フランジ（62,63）が接続され、これらの補強フラ
    ンジ（62,63）には作業方向（６）を横切る方向を向い
    た少なくとも一つのリブ（71,72）が接続し、各リブ（7
    1,72）はハウジング（９）の長手方向軸線（48）を横切
    る方向を向いている特許請求の範囲第16〜23項のいずれ
    か一項に記載の草刈機。
25. 【請求項２５】一方の補強フランジ（62,63）が他方の
    補強フランジ（62,63）よりも幅が広い特許請求の範囲
    第16〜24項のいずれか一項に記載の草刈機。
26. 【請求項２６】幅が広い方の補強フランジ（62）の幅が
    幅が狭いほうの補強フランジ（63）の幅のほぼ２倍であ
    る特許請求の範囲第25項に記載の草刈機。
27. 【請求項２７】上側の補強フランジ（62）の幅が下側の
    補強フランジ（63）の幅よりも広い特許請求の範囲第１
    〜26項のいずれか一項に記載の草刈機。
28. 【請求項２８】リブ（71,72）が補強フランジ（62,63）
    の間を斜め方向に延びている特許請求の範囲第24〜27項
    のいずれか一項に記載の草刈機。
29. 【請求項２９】下側の補強フランジ（63）の両端部から
    上側の補強フランジ（62）の中央部（73）へ向かって斜
    め上方に延びた２本のリブによって２つの補強フランジ
    （62,63）が接続されている特許請求の範囲第28項に記
    載の草刈機。
30. 【請求項３０】一方のリブ（71）と上側の補強フランジ
    （62）との接合部（74）が上側の補強フランジ（62）の
    長さの最初の1/3の地点にあり、他方のリブ（72）と上
    側の補強フランジ（62）との接合部（75）が上側の補強
    フランジ（62）の長さの次の1/3の地点にある特許請求
    の範囲第29項に記載の草刈機。
31. 【請求項３１】リブ（71,72）の幅が幅の狭い方の補強
    フランジ（63）の幅にほぼ等しい特許請求の範囲第24〜
    30項のいずれか一項に記載の草刈機。