JPH0761047A - 情報入出力媒体における情報の入出力方法と出力情報転写記録材 - Google Patents
情報入出力媒体における情報の入出力方法と出力情報転写記録材Info
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- JPH0761047A JPH0761047A JP4357191A JP35719192A JPH0761047A JP H0761047 A JPH0761047 A JP H0761047A JP 4357191 A JP4357191 A JP 4357191A JP 35719192 A JP35719192 A JP 35719192A JP H0761047 A JPH0761047 A JP H0761047A
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- output
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 突点字を一字ごとに順次出力させ、多数の突
点字を紙面単位で出力させ通常の文字、記号、大小各種
の図形をも突状に出力する。また、情報入出力媒体相互
間の通信を可能にする。 【構成】 情報入出力媒体の入力部(A1またはB1)
で、文字、記号、図形等からなる任意の情報または墨点
字による情報を入力する一方、出力部(A3またはB
3)で、感熱発泡剤入りのインク(A5またはB5)と
普通紙(A6、B6)、または、通常のインク(A5、
B5)と感熱発泡剤が塗布された特殊記録紙(A6、B
6)との組合せを使用して出力情報をプリントアウト
し、その後、前記プリントアウトされた部分の感熱発泡
剤を加熱して、発泡させ、突起または突点字を得る。
点字を紙面単位で出力させ通常の文字、記号、大小各種
の図形をも突状に出力する。また、情報入出力媒体相互
間の通信を可能にする。 【構成】 情報入出力媒体の入力部(A1またはB1)
で、文字、記号、図形等からなる任意の情報または墨点
字による情報を入力する一方、出力部(A3またはB
3)で、感熱発泡剤入りのインク(A5またはB5)と
普通紙(A6、B6)、または、通常のインク(A5、
B5)と感熱発泡剤が塗布された特殊記録紙(A6、B
6)との組合せを使用して出力情報をプリントアウト
し、その後、前記プリントアウトされた部分の感熱発泡
剤を加熱して、発泡させ、突起または突点字を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータ、ワー
ドプロセッサ、ファクシミリ及び複写機等の情報入出力
媒体において、文字、図形、記号等(以下文字等とい
う)から成る情報の入出力方法と、出力情報の転写記録
材すなわちインク及びまたは記録紙に関し、より詳言す
れば、主として視覚障害者が触覚によって情報を解読す
るのに好適な情報の入出力方法及び出力情報の転写記録
材に関する。
ドプロセッサ、ファクシミリ及び複写機等の情報入出力
媒体において、文字、図形、記号等(以下文字等とい
う)から成る情報の入出力方法と、出力情報の転写記録
材すなわちインク及びまたは記録紙に関し、より詳言す
れば、主として視覚障害者が触覚によって情報を解読す
るのに好適な情報の入出力方法及び出力情報の転写記録
材に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の日本における視覚障害者数は30
数万人にのぼると言われ、世界中にはこの約20倍に及
ぶ視覚障害者が生活しているものと推定され、現在、こ
れらの視覚障害者達が、音声のみならず、文字等の面に
おいても容易に情報の伝達を可能にする方法の開発が期
待されている。
数万人にのぼると言われ、世界中にはこの約20倍に及
ぶ視覚障害者が生活しているものと推定され、現在、こ
れらの視覚障害者達が、音声のみならず、文字等の面に
おいても容易に情報の伝達を可能にする方法の開発が期
待されている。
【0003】西暦1824年に、フランスの盲人ルイ
ブレイユ(英語読みではブレイルと発音される)が、紙
の裏面にピンで圧力を加えることによってその紙の表面
に突起した点の押型を形成させ、それらの突起点の配列
と組合せによって構成される点字という記号文字を発明
した。この点字の解読は盲人の指先の接触によって行わ
れる。その後、点字を書く手段として、点筆と定規と点
字板とから成る点字器や、点字タイプライタ及び点字製
版印刷が開発された。
ブレイユ(英語読みではブレイルと発音される)が、紙
の裏面にピンで圧力を加えることによってその紙の表面
に突起した点の押型を形成させ、それらの突起点の配列
と組合せによって構成される点字という記号文字を発明
した。この点字の解読は盲人の指先の接触によって行わ
れる。その後、点字を書く手段として、点筆と定規と点
字板とから成る点字器や、点字タイプライタ及び点字製
版印刷が開発された。
【0004】最近、米国のブラジー・エンジニアリング
社(Brazie Engineering)では、低
価格の点字プリンタ「ブレイル・ブレザー」を開発して
販売を開始した。
社(Brazie Engineering)では、低
価格の点字プリンタ「ブレイル・ブレザー」を開発して
販売を開始した。
【0005】1992年1月に、日本の日本電気株式会
社では、ノート型パーソナルコンピュータPC−980
1NS/Eと視覚障害者用入出力装置ブレイル・ノート
40Bと統合ソフトウエアLWORKSとの組合せから
成る視覚障害者用の点字パーソナルコンピュータ「ブレ
イル・パートナー」を開発して販売を開始した。
社では、ノート型パーソナルコンピュータPC−980
1NS/Eと視覚障害者用入出力装置ブレイル・ノート
40Bと統合ソフトウエアLWORKSとの組合せから
成る視覚障害者用の点字パーソナルコンピュータ「ブレ
イル・パートナー」を開発して販売を開始した。
【0006】他方において、日本の松本油脂製薬株式会
社は、粒径10〜20μmの低沸点炭化水素を主剤とす
るマイクロスフェアー(微小球体)の感熱発泡剤を開発
し、このマイクロスフェアーは、100〜180°Cの
温度範囲における所定の設定温度にて、30〜60秒の
間、加熱することにより、発泡して20〜80倍に不可
逆的に膨張する性質を有するマイクロカプセルであっ
て、前記松本油脂製薬株式会社は、この感熱発泡剤が普
通紙の片面全体に塗付された特殊発泡紙を開発して販売
している。
社は、粒径10〜20μmの低沸点炭化水素を主剤とす
るマイクロスフェアー(微小球体)の感熱発泡剤を開発
し、このマイクロスフェアーは、100〜180°Cの
温度範囲における所定の設定温度にて、30〜60秒の
間、加熱することにより、発泡して20〜80倍に不可
逆的に膨張する性質を有するマイクロカプセルであっ
て、前記松本油脂製薬株式会社は、この感熱発泡剤が普
通紙の片面全体に塗付された特殊発泡紙を開発して販売
している。
【0007】更に、日本の帝国インキ製造株式会社で
は、上記の感熱発泡剤を混入させたインクを開発して、
販売している。この特殊なインクを使用して、ペンによ
り文字図形等を普通紙に手書きし、それを乾燥させた
後、加熱することにより、手書きしたインクの部分が発
泡して突状に盛り上がり膨張することが知られている。
は、上記の感熱発泡剤を混入させたインクを開発して、
販売している。この特殊なインクを使用して、ペンによ
り文字図形等を普通紙に手書きし、それを乾燥させた
後、加熱することにより、手書きしたインクの部分が発
泡して突状に盛り上がり膨張することが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレイユ(またはブレイル)式の点字形成手段は、前述
した通り、点字器から点字タイプライタ、点字プリンタ
及び点字パーソナルコンピュータに至るまで、ピンを操
作して紙面に圧力を加え、点状の突起押型を形成させる
機械的処理によるものであり、従って、紙面に形成され
る出力情報は、点字を1字ごとに順次打ち出されたもの
の集合体になるため、情報の出力に時間がかかり、短時
間に大量の情報を出力する能力に欠ける憾があった。
ブレイユ(またはブレイル)式の点字形成手段は、前述
した通り、点字器から点字タイプライタ、点字プリンタ
及び点字パーソナルコンピュータに至るまで、ピンを操
作して紙面に圧力を加え、点状の突起押型を形成させる
機械的処理によるものであり、従って、紙面に形成され
る出力情報は、点字を1字ごとに順次打ち出されたもの
の集合体になるため、情報の出力に時間がかかり、短時
間に大量の情報を出力する能力に欠ける憾があった。
【0009】更に、従来のブレイユ(またはブレイル)
式の点字形成手段は、文字または特定の記号に限定さ
れ、例えば、物の形状をあらわす大小各種の図形情報な
どを自由に出力することが不可能であり、従って、視覚
障害者に対する情報の伝達に制約があった。
式の点字形成手段は、文字または特定の記号に限定さ
れ、例えば、物の形状をあらわす大小各種の図形情報な
どを自由に出力することが不可能であり、従って、視覚
障害者に対する情報の伝達に制約があった。
【0010】この発明の第1の目的は、現在既製のコン
ピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ及び複写機
等からなる各種の情報入出力媒体を使用して、突点字を
1字ごとに順次出力可能であり、かつ、多数の突点字を
紙面単位で一挙に出力可能であり、更に、通常の文字、
記号、大小各種の図形を突状に出力可能であり、また更
に、情報入出力相互間の通信が可能な視覚障害者用の情
報入出力方法及び出力情報転写記録材を提供することで
ある。
ピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ及び複写機
等からなる各種の情報入出力媒体を使用して、突点字を
1字ごとに順次出力可能であり、かつ、多数の突点字を
紙面単位で一挙に出力可能であり、更に、通常の文字、
記号、大小各種の図形を突状に出力可能であり、また更
に、情報入出力相互間の通信が可能な視覚障害者用の情
報入出力方法及び出力情報転写記録材を提供することで
ある。
【0011】この発明の第2の目的は、従来のブレイユ
(又はブレイル)式の点字出力に必要とされるピンとそ
れに対応する押型及びそれらの操作手順を伴なった機械
的処理とそれらの設備が不要であり、従って、情報入出
力媒体における入力部と出力部を通常型のそれらと構造
的にほとんど変らず、操作容易であり、コスト低廉な、
視覚障害者用の情報入出力方法及び出力情報の転写記録
材を提供することである。
(又はブレイル)式の点字出力に必要とされるピンとそ
れに対応する押型及びそれらの操作手順を伴なった機械
的処理とそれらの設備が不要であり、従って、情報入出
力媒体における入力部と出力部を通常型のそれらと構造
的にほとんど変らず、操作容易であり、コスト低廉な、
視覚障害者用の情報入出力方法及び出力情報の転写記録
材を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による情報入出
力方法は、コンピューター、ワードプロセッサ、ファク
シミリ及び複写機等の情報入出力媒体において、入力部
で文字、記号、図形等からなる任意の情報を入力し、出
力部で前記情報を、特殊なインク、すなわち感熱発泡剤
入りのトナー、感熱発泡剤入りのインクジェットのイン
ク、感熱発泡剤が混入するインクが付着するインクリボ
ン、または、感熱発泡剤入りの感熱転写用インクフィル
ムを使用して、普通紙または静電記録紙にプリントアウ
トし、前記普通紙または静電記録紙を加熱することによ
り、前記トナー、インクジェットのインクまたはインク
リボンもしくはインクフィルムのインクが付着した部分
の感熱発泡剤を発泡させて突起を形成させる。
力方法は、コンピューター、ワードプロセッサ、ファク
シミリ及び複写機等の情報入出力媒体において、入力部
で文字、記号、図形等からなる任意の情報を入力し、出
力部で前記情報を、特殊なインク、すなわち感熱発泡剤
入りのトナー、感熱発泡剤入りのインクジェットのイン
ク、感熱発泡剤が混入するインクが付着するインクリボ
ン、または、感熱発泡剤入りの感熱転写用インクフィル
ムを使用して、普通紙または静電記録紙にプリントアウ
トし、前記普通紙または静電記録紙を加熱することによ
り、前記トナー、インクジェットのインクまたはインク
リボンもしくはインクフィルムのインクが付着した部分
の感熱発泡剤を発泡させて突起を形成させる。
【0013】他方において、前記情報入出力媒体におい
て、出力部で前記情報を、インクは任意の通常インクを
使用し、記録紙として、特殊な記録紙、すなわち、感熱
発泡剤が混入された放電破壊記録紙、感熱発泡剤が塗付
された感熱記録紙または感熱発泡剤が塗付された特殊発
泡紙を使用してプリントアウトし、前記各特殊記録紙を
加熱することにより、前記各特殊記録紙にプリントアウ
トされた部分の前記感熱発泡剤を発泡させて突起を形成
させる。
て、出力部で前記情報を、インクは任意の通常インクを
使用し、記録紙として、特殊な記録紙、すなわち、感熱
発泡剤が混入された放電破壊記録紙、感熱発泡剤が塗付
された感熱記録紙または感熱発泡剤が塗付された特殊発
泡紙を使用してプリントアウトし、前記各特殊記録紙を
加熱することにより、前記各特殊記録紙にプリントアウ
トされた部分の前記感熱発泡剤を発泡させて突起を形成
させる。
【0014】前記入力情報を墨点字によるものとした場
合に、前記出力部には突点字による情報が出力される。
合に、前記出力部には突点字による情報が出力される。
【0015】前記の情報の入力と出力は、同一のシステ
ムの情報入出力媒体に生起させる場合と、別個のシステ
ムの情報入出力媒体に生起させるいわゆる通信の場合の
双方の使用方法が可能である。
ムの情報入出力媒体に生起させる場合と、別個のシステ
ムの情報入出力媒体に生起させるいわゆる通信の場合の
双方の使用方法が可能である。
【0016】前記情報入出力媒体がファクシミリまたは
複写機の場合には、前記入力部において、用紙に記載さ
れた状態で情報を入力することが可能である。
複写機の場合には、前記入力部において、用紙に記載さ
れた状態で情報を入力することが可能である。
【0017】この発明に使用される感熱発泡剤は、例え
ば、100〜180°Cの温度範囲における所定の設定
温度で加熱することにより、20〜80倍に発泡する性
質を有する粒径10〜20μmの低沸点炭化水素を主剤
とするマイクロスフェアー(微小球体)である。
ば、100〜180°Cの温度範囲における所定の設定
温度で加熱することにより、20〜80倍に発泡する性
質を有する粒径10〜20μmの低沸点炭化水素を主剤
とするマイクロスフェアー(微小球体)である。
【0018】
【実施例】本発明による具体的実施例について、図を参
照しつつ、以下に詳述する。まず、図1において、本発
明に使用される情報入出力媒体のシステムは符号A及び
符号Bで示される。その各システムの概括的構成は、シ
ステムAにおいては、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリまたは複写機等の制御部A2と、それ
を中心にして、キーボード、スキャナーまたはセンサ等
からなる入力部A1と、プリンタからなる出力部A3
と、メモりからなるファイル部A4とを備え、更にその
出力部A3には、出力情報転写記録材として、インクA
5と記録材A6とが供給される。他方の情報入出力媒体
Bにおける各部の構成B1、B2、B3、B4、B5及
びB6は、前記一方の情報入出力媒体Aにおける各部の
構成と全く同一である。
照しつつ、以下に詳述する。まず、図1において、本発
明に使用される情報入出力媒体のシステムは符号A及び
符号Bで示される。その各システムの概括的構成は、シ
ステムAにおいては、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリまたは複写機等の制御部A2と、それ
を中心にして、キーボード、スキャナーまたはセンサ等
からなる入力部A1と、プリンタからなる出力部A3
と、メモりからなるファイル部A4とを備え、更にその
出力部A3には、出力情報転写記録材として、インクA
5と記録材A6とが供給される。他方の情報入出力媒体
Bにおける各部の構成B1、B2、B3、B4、B5及
びB6は、前記一方の情報入出力媒体Aにおける各部の
構成と全く同一である。
【0019】前記各情報入出力媒体A及びBにおいて、
本発明による情報の入出力方法は、各システムAまたは
B内においてそれ自体が完結する(A1→A2→A3)
または(B1→B2→B3)の場合、すなわち、例え
ば、通常のコンピュータ、ワードプロセッサまたは複写
機として入出力される場合と、双方のシステムA及びB
の間の通信を経由する(A1→A2→B2→B3)また
は(B1→B2→A2→A3)の場合、すなわち、例え
ば、コンピュータ通信またはファックス通信として一方
の入力情報が他方の出力情報として送信される場合と、
更に、一方のシステムAから他方のシステムBの情報検
索をして一方のシステムAに出力する(A1→A2→B
2→B4→B2→A2→A3)または(B1→B2→A
2→A4→A2→B2→B3)の場合、すなわち、例え
ば、コンピュータまたはファクシミリの通信による情報
検索の場合等が含まれる。
本発明による情報の入出力方法は、各システムAまたは
B内においてそれ自体が完結する(A1→A2→A3)
または(B1→B2→B3)の場合、すなわち、例え
ば、通常のコンピュータ、ワードプロセッサまたは複写
機として入出力される場合と、双方のシステムA及びB
の間の通信を経由する(A1→A2→B2→B3)また
は(B1→B2→A2→A3)の場合、すなわち、例え
ば、コンピュータ通信またはファックス通信として一方
の入力情報が他方の出力情報として送信される場合と、
更に、一方のシステムAから他方のシステムBの情報検
索をして一方のシステムAに出力する(A1→A2→B
2→B4→B2→A2→A3)または(B1→B2→A
2→A4→A2→B2→B3)の場合、すなわち、例え
ば、コンピュータまたはファクシミリの通信による情報
検索の場合等が含まれる。
【0020】かかる概括的構成を有する情報入出力媒体
AまたはBにおいて、前記入力部A1またはB1に入力
されるべき情報は、文字、記号、図形等からなる任意の
情報による場合と、墨点字による場合とに大別され、出
力部A3またはB3に出力される情報は、後に詳述する
ように、任意の情報の場合には、インキが付着した部分
が発泡して紙面から突起した状態となり、墨点字の場合
には、突点字が形成される。
AまたはBにおいて、前記入力部A1またはB1に入力
されるべき情報は、文字、記号、図形等からなる任意の
情報による場合と、墨点字による場合とに大別され、出
力部A3またはB3に出力される情報は、後に詳述する
ように、任意の情報の場合には、インキが付着した部分
が発泡して紙面から突起した状態となり、墨点字の場合
には、突点字が形成される。
【0021】さて、出力部A3またはB3のプリンタに
供給されるインクA5及び記録紙A6に関して、本発明
では、そのインクまたは記録紙のいずれか一方に感熱発
泡剤が混入され、または、塗付されたものが使用され
る。
供給されるインクA5及び記録紙A6に関して、本発明
では、そのインクまたは記録紙のいずれか一方に感熱発
泡剤が混入され、または、塗付されたものが使用され
る。
【0022】そのようにして使用される感熱発泡剤に
は、例えば、日本の松本油脂製薬株式会社が製造販売す
る商品名「マツモトマイクロスフェアー」があり、この
感熱発泡剤は、粒径10〜20μmの低沸炭化水素を主
剤とし、100〜180°Cの温度範囲における所定の
設定温度にて、30〜60秒の間、加熱することによ
り、発泡して20〜80倍に膨張する性質を有するマイ
クロカプセルである。
は、例えば、日本の松本油脂製薬株式会社が製造販売す
る商品名「マツモトマイクロスフェアー」があり、この
感熱発泡剤は、粒径10〜20μmの低沸炭化水素を主
剤とし、100〜180°Cの温度範囲における所定の
設定温度にて、30〜60秒の間、加熱することによ
り、発泡して20〜80倍に膨張する性質を有するマイ
クロカプセルである。
【0023】この感熱発泡剤には、F−30、F−5
0、F−80等の種類があり、例えば、F−30の加熱
温度と膨張倍率の関係は、図2で示すように、100°
C前後の温度から急速に膨張し始め、約130°Cにて
膨張が完了する特性を有しており、この特性は、前記感
熱発泡剤のそれぞれの種類により異なるので、文字等を
突起させる場合における発泡剤を発泡させる温度、時間
等の条件は、その特性に応じて最も効率的に発泡させる
最適値が設定される。
0、F−80等の種類があり、例えば、F−30の加熱
温度と膨張倍率の関係は、図2で示すように、100°
C前後の温度から急速に膨張し始め、約130°Cにて
膨張が完了する特性を有しており、この特性は、前記感
熱発泡剤のそれぞれの種類により異なるので、文字等を
突起させる場合における発泡剤を発泡させる温度、時間
等の条件は、その特性に応じて最も効率的に発泡させる
最適値が設定される。
【0024】次に、そのような感熱発泡剤をインクA5
に混入させる場合には、出力部A3の機能の相違に起因
して、インクの形態が、トナー、インクリボン、インク
フィルムまたはインクジェット用インク等に大別され
る。
に混入させる場合には、出力部A3の機能の相違に起因
して、インクの形態が、トナー、インクリボン、インク
フィルムまたはインクジェット用インク等に大別され
る。
【0025】トナーは、黒色の顔料を分散させた樹脂を
微粉化したものであって、通常、粒子(キャリヤ)の表
面に付着させて使用する。本発明では、更に、このトナ
ーに前記感熱発泡剤を混入させて使用し、図3で示すよ
うに、情報入出力媒体から出力情報の文字等を普通紙8
の面に転写した後、ヒーターで加熱、圧着して定着印字
させる。印字された後、更に、加熱装置(図示せず)を
通過させることにより、普通紙8の面に付着した感熱発
泡剤入りのトナーによる墨字部または墨点字部が発泡し
て立体化され、突起状の文字等または突点字9、10、
11、12が形成される。
微粉化したものであって、通常、粒子(キャリヤ)の表
面に付着させて使用する。本発明では、更に、このトナ
ーに前記感熱発泡剤を混入させて使用し、図3で示すよ
うに、情報入出力媒体から出力情報の文字等を普通紙8
の面に転写した後、ヒーターで加熱、圧着して定着印字
させる。印字された後、更に、加熱装置(図示せず)を
通過させることにより、普通紙8の面に付着した感熱発
泡剤入りのトナーによる墨字部または墨点字部が発泡し
て立体化され、突起状の文字等または突点字9、10、
11、12が形成される。
【0026】他方において、感熱発泡剤入りのインクが
付着したインクリボン(リボンの材質は布、紙、樹脂薄
膜を含み、ワンタイムリボン、マルチストライクリボン
を含む)を用いた場合には、図4で示すように、情報入
出力媒体からの出力情報の文字等を普通紙13の面に対
してインクリボンのインクを付着させることにより印字
し、その後、加熱装置(図示せず)を通過させることに
より、感熱発泡剤入りのインクの付着した墨字部または
墨点字部が発泡して立体化され、突起状の文字等または
突点字14、15、16、17が形成される。
付着したインクリボン(リボンの材質は布、紙、樹脂薄
膜を含み、ワンタイムリボン、マルチストライクリボン
を含む)を用いた場合には、図4で示すように、情報入
出力媒体からの出力情報の文字等を普通紙13の面に対
してインクリボンのインクを付着させることにより印字
し、その後、加熱装置(図示せず)を通過させることに
より、感熱発泡剤入りのインクの付着した墨字部または
墨点字部が発泡して立体化され、突起状の文字等または
突点字14、15、16、17が形成される。
【0027】図5は、感熱発泡剤入りの熱溶解性インク
38をフィルム37の裏面に塗付した熱転写用インクフ
ィルム36を示し、情報入出力媒体から出力される情報
の文字等の印字に用いた場合に、感熱記録ヘッド40に
て印字することにより熱溶解性インク38が普通紙39
の面に付着し、このようにして付着した熱溶解性インク
41部分を加熱すれば、突起状の文字等が形成される。
38をフィルム37の裏面に塗付した熱転写用インクフ
ィルム36を示し、情報入出力媒体から出力される情報
の文字等の印字に用いた場合に、感熱記録ヘッド40に
て印字することにより熱溶解性インク38が普通紙39
の面に付着し、このようにして付着した熱溶解性インク
41部分を加熱すれば、突起状の文字等が形成される。
【0028】感熱発泡剤入りのインクジェット用インク
を、情報入出力媒体から出力される情報の文字等の印字
に用いた場合には、インクジェットにより普通紙の面に
印字した後、加熱することにより、付着したインクが発
泡して、突起状の文字等が形成される。
を、情報入出力媒体から出力される情報の文字等の印字
に用いた場合には、インクジェットにより普通紙の面に
印字した後、加熱することにより、付着したインクが発
泡して、突起状の文字等が形成される。
【0029】他方において、感熱発泡剤を記録紙A5に
塗付させる場合には、特殊記録紙の特性の相違に起因し
て、記録紙の型式が、放電破壊記録紙、感熱記録紙また
は特殊発泡紙に大別される。
塗付させる場合には、特殊記録紙の特性の相違に起因し
て、記録紙の型式が、放電破壊記録紙、感熱記録紙また
は特殊発泡紙に大別される。
【0030】図6で示すように、本発明による放電破壊
記録紙20は、基紙21の片面に黒鉛層22を介在させ
て白色の絶縁層23が塗布され、更に、その黒鉛層22
(導電層)に感熱発泡剤が混入されている。黒鉛層22
に感熱発泡剤を混入した放電破壊記録紙20を用いた場
合には、情報入出力媒体から出力される情報の文字等を
印字する際に、針状電極(図示せず)を白色絶縁層23
の面に接触させて放電を行うことにより、白色絶縁層2
3が破壊され、黒鉛層(通電層)22が露出して、印字
される。その後、放電破壊記録紙を加熱装置(図示せ
ず)を通過させることにより、露出した感熱発泡剤入り
の黒鉛層22の部分が発泡して、図7で示すように、突
起状の文字等24、25、26、27が形成される。
記録紙20は、基紙21の片面に黒鉛層22を介在させ
て白色の絶縁層23が塗布され、更に、その黒鉛層22
(導電層)に感熱発泡剤が混入されている。黒鉛層22
に感熱発泡剤を混入した放電破壊記録紙20を用いた場
合には、情報入出力媒体から出力される情報の文字等を
印字する際に、針状電極(図示せず)を白色絶縁層23
の面に接触させて放電を行うことにより、白色絶縁層2
3が破壊され、黒鉛層(通電層)22が露出して、印字
される。その後、放電破壊記録紙を加熱装置(図示せ
ず)を通過させることにより、露出した感熱発泡剤入り
の黒鉛層22の部分が発泡して、図7で示すように、突
起状の文字等24、25、26、27が形成される。
【0031】図8で示すように、本発明による感熱記録
紙30は、基紙31と発色体33との間に感熱発泡剤入
りの感熱発泡塗料32の層が設けられている。図8で示
す感熱記録紙30を用いた場合には、情報入出力媒体か
ら出力される情報の文字等を印字する際に、感熱ヘッド
34が発色体33の面に接触し、熱により変色が生じる
ことにより印字される。印字された感熱記録紙30は、
その後、加熱装置(図示しせず)を通過させることによ
り、変色部が強く加熱されて、その部分の感熱発泡塗料
32が発泡し、図9で示すように、突起状の文字等42
が形成される。
紙30は、基紙31と発色体33との間に感熱発泡剤入
りの感熱発泡塗料32の層が設けられている。図8で示
す感熱記録紙30を用いた場合には、情報入出力媒体か
ら出力される情報の文字等を印字する際に、感熱ヘッド
34が発色体33の面に接触し、熱により変色が生じる
ことにより印字される。印字された感熱記録紙30は、
その後、加熱装置(図示しせず)を通過させることによ
り、変色部が強く加熱されて、その部分の感熱発泡塗料
32が発泡し、図9で示すように、突起状の文字等42
が形成される。
【0032】図10で示すように、特殊発泡紙43は、
普通紙44の面に感熱発泡剤45が塗付されて乾燥した
ものであって、この特殊発泡紙43を用いた場合には、
ファクシミリ、コンピュータ等の情報入出力媒体からの
出力情報の文字等を、図11で示すように、特殊発泡紙
43の感熱発泡剤45を塗付した面に普通のトナーまた
はカーボン等を用いて墨点字で印字46、47、48、
49をし、印字された特殊発泡紙43は、加熱装置(図
示せず)を通過させることにより、黒色のトナーが付着
した墨点字部のみの感熱発泡剤が発泡して立体化され、
突点字46a、47a、48a、49aが形成される。
普通紙44の面に感熱発泡剤45が塗付されて乾燥した
ものであって、この特殊発泡紙43を用いた場合には、
ファクシミリ、コンピュータ等の情報入出力媒体からの
出力情報の文字等を、図11で示すように、特殊発泡紙
43の感熱発泡剤45を塗付した面に普通のトナーまた
はカーボン等を用いて墨点字で印字46、47、48、
49をし、印字された特殊発泡紙43は、加熱装置(図
示せず)を通過させることにより、黒色のトナーが付着
した墨点字部のみの感熱発泡剤が発泡して立体化され、
突点字46a、47a、48a、49aが形成される。
【0033】上記に記載された各種の実施例は、本発明
による技術思想を限定するものでなく、本発明は特許請
求の範囲に記載された技術思想を基礎にしたあらゆる改
変に及ぶものである。
による技術思想を限定するものでなく、本発明は特許請
求の範囲に記載された技術思想を基礎にしたあらゆる改
変に及ぶものである。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による情報
入出力方法によれば、現在既製のコンピュータ、ワード
プロセッサ、ファクシミリ、複写機等からなる各種の情
報入出力媒体を使用して、情報入出力媒体の入力部で、
文字、記号、図形等からなる任意の情報または墨点字に
よる情報を入力する一方、出力部で、感熱発泡剤入りの
インクと普通紙、または、通常のインクと感熱発泡剤が
塗付された特殊記録紙を使用して、出力情報をプリント
アウトし、その後、前記プリントアウトされた部分の感
熱発泡剤を加熱して、発泡させ、突起または突点字を得
るようにしたから、突点字を一字ごとに順次出力させる
ことが可能であり、かつ、多数の突点字を紙面単位で出
力することが可能であり、更に、通常の文字、記号、大
小各種の図形をも突状に出力することが可能であり、ま
た更に、情報入出力媒体相互間の通信が可能である。
入出力方法によれば、現在既製のコンピュータ、ワード
プロセッサ、ファクシミリ、複写機等からなる各種の情
報入出力媒体を使用して、情報入出力媒体の入力部で、
文字、記号、図形等からなる任意の情報または墨点字に
よる情報を入力する一方、出力部で、感熱発泡剤入りの
インクと普通紙、または、通常のインクと感熱発泡剤が
塗付された特殊記録紙を使用して、出力情報をプリント
アウトし、その後、前記プリントアウトされた部分の感
熱発泡剤を加熱して、発泡させ、突起または突点字を得
るようにしたから、突点字を一字ごとに順次出力させる
ことが可能であり、かつ、多数の突点字を紙面単位で出
力することが可能であり、更に、通常の文字、記号、大
小各種の図形をも突状に出力することが可能であり、ま
た更に、情報入出力媒体相互間の通信が可能である。
【0035】更に、本発明による情報入出力方法によれ
ば、突点字の形成が従来の機械的処理と異なり、科学的
処理によるため、構造が簡素、かつ、操作容易であり、
コスト低廉に提供し得るから、視覚障害者並びにその関
係者における情報の伝達が格段と向上される。
ば、突点字の形成が従来の機械的処理と異なり、科学的
処理によるため、構造が簡素、かつ、操作容易であり、
コスト低廉に提供し得るから、視覚障害者並びにその関
係者における情報の伝達が格段と向上される。
【図1】本発明に使用される情報入出力媒体の概括的構
成を示す説明図
成を示す説明図
【図2】本発明に使用される感熱発泡剤の一例の加熱温
度と膨張倍率との関係を示す線図
度と膨張倍率との関係を示す線図
【図3】普通紙の面に感熱発泡剤入りのトナーを用いて
突起状の文字等が形成された状態を示す断面図
突起状の文字等が形成された状態を示す断面図
【図4】感熱発泡剤入りのインクが付着するインクリボ
ンを用いて普通紙の面に突起状の文字等が形成された状
態を示す断面図
ンを用いて普通紙の面に突起状の文字等が形成された状
態を示す断面図
【図5】感熱発泡剤入りのインクフィルムを使用して、
普通紙上に突起状の文字等が形成された状態を示す断面
図
普通紙上に突起状の文字等が形成された状態を示す断面
図
【図6】感熱発泡剤を混入された放電破壊記録紙の断面
図
図
【図7】図6で示す放電破壊記録紙の印字部分に突起状
の文字等が形成された状態を示す断面図
の文字等が形成された状態を示す断面図
【図8】感熱発泡剤を混入された感熱記録紙に印字する
状態を示す断面図
状態を示す断面図
【図9】図8で示す感熱記録紙の印字部分に突起状の文
字等が形成された状態を示す断面図
字等が形成された状態を示す断面図
【図10】普通紙の片面に感熱発泡剤を塗付した特殊発
泡紙の一部断面図
泡紙の一部断面図
【図11】図10で示す特殊発泡紙の感熱発泡剤を塗付
した面に墨点字で印字した状態を示す平面図
した面に墨点字で印字した状態を示す平面図
【図12】図11で示す感熱発泡剤を塗付した特殊発泡
紙の墨点字で印字した部分を加熱により突起させ、突点
字が形成された状態を示す一部断面図
紙の墨点字で印字した部分を加熱により突起させ、突点
字が形成された状態を示す一部断面図
AまたはB 情報入出力媒体 A1またはB1 その入力部(キーボード、スキャナ
ー、センサ等) A2またはB2 その制御部(コンピュータ、ワードプ
ロセッサ、ファクシミリ、複写機等) A3またはB3 その出力部(プリンタ) A4またはB4 そのファイル部(メモリ) A5またはB5 その出力情報転写記録材としてのイン
ク A6またはB6 その出力情報転写記録材としての記録
紙 8、13 普通紙 9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、24、2526、27、42、46a、46a、4
7a、48a、49a 突起状の文字等乃至突点字 18、21 基紙 22 黒鉛層 23 絶縁層 30 感熱記録紙 31 基紙 32 感熱発泡塗料 33 発色体 34 感熱ヘッド 35 発色 36 インクフィルム 37 フィルム 38 熱溶解性インク 39 基紙 40 感熱記録ヘッド 41 転写後のインク 43 特殊発泡紙 44 基紙乃至普通紙 45 感熱発泡剤 46、47、48、49 墨点字
ー、センサ等) A2またはB2 その制御部(コンピュータ、ワードプ
ロセッサ、ファクシミリ、複写機等) A3またはB3 その出力部(プリンタ) A4またはB4 そのファイル部(メモリ) A5またはB5 その出力情報転写記録材としてのイン
ク A6またはB6 その出力情報転写記録材としての記録
紙 8、13 普通紙 9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、24、2526、27、42、46a、46a、4
7a、48a、49a 突起状の文字等乃至突点字 18、21 基紙 22 黒鉛層 23 絶縁層 30 感熱記録紙 31 基紙 32 感熱発泡塗料 33 発色体 34 感熱ヘッド 35 発色 36 インクフィルム 37 フィルム 38 熱溶解性インク 39 基紙 40 感熱記録ヘッド 41 転写後のインク 43 特殊発泡紙 44 基紙乃至普通紙 45 感熱発泡剤 46、47、48、49 墨点字
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/24 C09D 11/00 PSX PSZ G03G 9/08 9/087 G06T 1/00 H04N 1/23 101 Z 1/29 Z G03G 9/08 365 381 8125−5L G06F 15/62
Claims (29)
- 【請求項1】 情報入出力媒体において、入力部で文
字、記号、図形等からなる任意の情報を入力し、出力部
で前記情報を感熱発泡剤入りのトナーを用いて普通紙に
プリントアウトし、前記普通紙を加熱することにより、
前記トナーが付着した部分の前記感熱発泡剤を発泡させ
て突起を形成させることを特徴とする情報入出力媒体に
おける情報の入出力方法。 - 【請求項2】 前記入力情報が墨点字によるものであっ
て、プリントアウトした前記普通紙を加熱することによ
り、前記トナーが付着した部分の前記感熱発泡剤を発泡
させて突点字を形成させる請求項1に記載の情報入出力
媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項3】 前記普通紙を静電記録紙に代えた請求項
1または2に記載の情報入出力媒体における情報の入出
力方法。 - 【請求項4】 情報入出力媒体において、入力した情報
をプリントアウトするために用いられる感熱発泡剤入り
のトナー。 - 【請求項5】 情報入出力媒体において、入力部で文
字、記号、図形等からなる任意の情報を入力し、出力部
で前記情報を感熱発泡剤入りのインクジェットのインク
を用いて普通紙にプリントアウトし、前記普通紙を加熱
することにより、前記インクジェットのインクが付着し
た部分の前記感熱発泡剤を発泡させて突起を形成させる
ことを特徴とする情報入出力媒体における情報の入出力
方法。 - 【請求項6】 前記入力情報が墨点字によるものであっ
て、プリントアウトした前記普通紙を加熱することによ
り、前記インクジェットのインクが付着した部分の前記
感熱発泡剤を発泡させて突点字を形成させる請求項5に
記載の情報入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項7】 情報入出力媒体において、入力した情報
をプリントアウトするために用いられる感熱発泡剤入り
のインクジェットのインク。 - 【請求項8】 情報入出力媒体において、入力側が文
字、記号、図形等からなる任意の情報を入力し、出力側
で前記情報を感熱発泡剤入りのインクが付着するインク
リボンを用いて普通紙にプリントアウトし、前記普通紙
を加熱することにより、前記インクリボンのインクが付
着した部分の前記感熱発泡剤を発泡させて突起を形成さ
せることを特徴とする情報入出力媒体における情報の入
出力情報方法。 - 【請求項9】 前記入力情報が墨点字によるものであっ
て、プリントアウトされた前記普通紙を加熱することに
より、インクリボンのインクが付着した部分の前記感熱
発泡剤を発泡させて突点字を形成させる請求項8に記載
の情報入出力媒体における情報の入出力情報の印刷方
法。 - 【請求項10】 情報入出力媒体において、入力した情
報をプリントアウトするために使用される感熱発泡剤入
りのインクが付着するインクリボン。 - 【請求項11】 情報入出力媒体において、入力部で文
字、記号、図形等からなる任意の情報を入力し、出力部
で前記情報を感熱発泡剤入りのインクが付着する感熱転
写用インクフィルムを用いて普通紙にプリントアウト
し、前記普通紙を加熱することにより、前記インクフィ
ルムのインクが付着した部分の前記感熱発泡剤を発泡さ
せて突起を形成させることを特徴とする情報入出力媒体
における情報の入出力方法。 - 【請求項12】 前記入力情報が墨点字によるものであ
って、プリントアウトした前記普通紙を加熱することに
より、前記インクフィルムのインクが付着した部分の前
記感熱発泡剤を発泡させて突点字を形成させる請求項1
1に記載の情報入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項13】 情報入出力媒体において、入力した情
報をプリントアウトするために用いられる感熱発泡剤入
りのインクが付着する感熱転写用インクフィルム。 - 【請求項14】 情報入出力媒体において、入力側で文
字、記号、図形等かなる任意の情報を入力し、出力部で
前記情報を感熱発泡剤が混入された放電破壊記録紙を用
いて任意のインクにてプリントアウトし、前記放電破壊
記録紙を加熱することにより、前記放電破壊記録紙にプ
リントアウトされた部分の前記感熱発泡剤を発泡させて
突起を形成させることを特徴とする情報入出力媒体にお
ける情報の入出力方法。 - 【請求項15】 前記入力情報が墨点字によるものであ
って、プリントアウトした前記放電破壊記録紙を加熱す
ることにより、前記放電破壊記録紙のプリントアウトさ
れた部分の前記感熱発泡剤を発泡させて突点字を形成さ
せる請求項14に記載の情報入出力媒体における情報の
入出力方法。 - 【請求項16】 情報入出力媒体において、入力した情
報をプリントアウトするために用いられる感熱発泡剤が
混入された放電破壊記録紙。 - 【請求項17】 情報入出力媒体において、入力部で文
字、記号、図形等からなる任意の情報を入力し、出力部
で前記情報を感熱発泡剤が塗付された感熱記録紙を用い
てプリントアウトし、前記感熱記録紙を加熱することに
より、前記感熱記録紙にプリントアウトされた部分の前
記感熱発泡剤を発泡させて突起を形成させることを特徴
とする情報入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項18】 前記入力情報が墨点字によるものであ
って、プリントアウトした前記感熱記録紙を加熱するこ
とにより、前記感熱記録紙にプリントアウトされた部分
の前記感熱発泡剤を発泡させて突点字を形成させる請求
項17に記載の情報入出力媒体における情報の入出力方
法。 - 【請求項19】 情報入出力媒体において、入力した情
報をプリントアウトするために用いられる感熱発泡剤が
塗付された感熱記録紙。 - 【請求項20】 情報入出力媒体において墨点字により
情報を入力し、出力部で前記墨点字による情報を、任意
のインクにて片面に感熱発泡剤が塗付された特殊発泡紙
にプリントアウトし、前記特殊発泡紙を加熱することに
より、前記プリントアウトされた部分の前記感熱発泡剤
を発泡させて突点字を形成させることを特徴とする情報
入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項21】 前記情報の入力と出力を、同一システ
ムの情報入出力媒体に生起させる請求項1、5、8、1
1、14、17または20に記載の情報入出力媒体にお
ける情報の入出力方法。 - 【請求項22】 前記情報の入力と出力を、別個のシス
テムの情報入出力媒体に生起させる請求項1、5、8、
11、14、17または20に記載の情報入出力媒体に
おける情報の入出力方法。 - 【請求項23】 前記情報入出力媒体がコンピュータで
ある請求項1、2、3、5、6、8、9、11、12、
14、15、17、18、20、21または22に記載
の情報入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項24】 前記情報入出力媒体がワードプロセッ
サである請求項23に記載の情報入出力媒体における情
報の入出力方法。 - 【請求項25】 前記情報入出力媒体がファクシミリで
ある請求項1、2、3、5、6、8、9、11、12、
14、15、17、18、20、21または22に記載
の情報入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項26】 前記情報入出力媒体が複写機である請
求項1、2、3、5、6、8、9、11、12、14、
15、17、18、20、21または22に記載の情報
入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項27】 前記入力部において、情報が用紙に記
載された状態で入力される請求項25または26に記載
の情報入出力媒体における情報の入出力方法。 - 【請求項28】 前記感熱部が、100〜180°Cの
温度範囲にて加熱をすることにより20〜80倍に発泡
する性質を有する粒径10〜20μmの低沸点炭化水素
のマイクロスフェアー(微小球体)である請求項1、
2、5、6、8、9、11、12、14、15、17、
18または20に記載の情報入出力媒体における情報の
入出力方法。 - 【請求項29】 前記感熱発泡剤が、100〜180°
Cの温度範囲にて加熱をすることにより20〜80倍に
発泡する性質を有する低沸点炭化水素のマイクロスフェ
アーで(微小球体)ある請求項4、7、10、13、1
6または,19に記載の情報入出力媒体における出力情
報の転写記録材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4357191A JPH0761047A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 情報入出力媒体における情報の入出力方法と出力情報転写記録材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4357191A JPH0761047A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 情報入出力媒体における情報の入出力方法と出力情報転写記録材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761047A true JPH0761047A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=18452862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4357191A Pending JPH0761047A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 情報入出力媒体における情報の入出力方法と出力情報転写記録材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761047A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6165667A (en) * | 1998-10-26 | 2000-12-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image-forming toner, preparation method thereof, three-dimensional image-forming method and image-forming apparatus |
JP2001134006A (ja) * | 1999-11-01 | 2001-05-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US6791590B2 (en) | 2002-10-29 | 2004-09-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image formation method and apparatus |
CN113789684A (zh) * | 2021-09-10 | 2021-12-14 | 中国制浆造纸研究院有限公司 | 一种盲文打印纸及其制备方法和应用 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP4357191A patent/JPH0761047A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6165667A (en) * | 1998-10-26 | 2000-12-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image-forming toner, preparation method thereof, three-dimensional image-forming method and image-forming apparatus |
JP2001134006A (ja) * | 1999-11-01 | 2001-05-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US6791590B2 (en) | 2002-10-29 | 2004-09-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image formation method and apparatus |
CN113789684A (zh) * | 2021-09-10 | 2021-12-14 | 中国制浆造纸研究院有限公司 | 一种盲文打印纸及其制备方法和应用 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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