JPH0760597A - 高圧クーラントノズル装置 - Google Patents

高圧クーラントノズル装置

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Publication number
JPH0760597A
JPH0760597A JP23408193A JP23408193A JPH0760597A JP H0760597 A JPH0760597 A JP H0760597A JP 23408193 A JP23408193 A JP 23408193A JP 23408193 A JP23408193 A JP 23408193A JP H0760597 A JPH0760597 A JP H0760597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coolant
nozzle
high pressure
coolant nozzle
cutting point
Prior art date
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Pending
Application number
JP23408193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
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Enshu Ltd
Original Assignee
Enshu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Enshu Ltd filed Critical Enshu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械のワーク切削点に安定した高圧クー
ラントを供給するクーラントノズル装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 高圧クーラントを切削点に供給するものにお
いて、クーラントノズル本体10内に多孔構造の異径筒
体21A,21B,21Cを同心状に複合構成させた整
流器20を内蔵配置し、前記クーラントノズルNからの
噴射流Cを整流する高圧クーラントノズル装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械のワーク切削
点に安定した高圧クーラントを供給するクーラントノズ
ルの改良に関をするものである。
【0002】
【従来技術と問題点】従来、工作機械のワーク切削点に
高圧クーラントを供給することで加工能率を飛躍的に向
上させたクーラント供給方法が提案されている。即ち、
ワークとツールとの接点である切削点に、70kgf/
cm2(7MPa)前後の高圧クーラントを供給するこ
とで切削熱を効率良く奪い、且つ潤滑性を上げて、切削
効率を飛躍的に向上させている。
【0003】しかし、高圧にてノズルから噴射されるク
ーラントは、ノズルに至る流路系の流れの中での乱れが
発生すると、噴射後の空気との衝突の影響で噴霧化し易
く、切削点での圧力は大幅に減少する。従って、切削点
での有効圧力を得るには、噴射圧を必要以上に高めなけ
れば成らないという事態になり、これが又衝突の影響で
噴霧化しを助長するという大きな問題点になっている。
【0004】このことは、ツールやワークに対しても高
圧クーラントの衝突力が、精度や切削性能にも悪影響を
及ぼすことに成り、切削効率の飛躍的な向上よりも加工
精度の低下を招きかねない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,目的】本発明は、前記
従来の問題点に鑑み、これを解消することを課題とし、
工作機械のワーク切削点に安定した高圧クーラントを供
給するクーラントノズル装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧クーラン
トを切削点に供給するものにおいて、クーラントノズル
内に、多孔構造の異径筒体を同心状に複合構成させた整
流器を内蔵配置し、前記クーラントノズルからの噴射流
を整流することを特徴とする高圧クーラントノズル装置
である。
【0007】
【作用】本発明によると、配管からクーラントノズル本
体内に送入される高圧のクーラントが管路の流れの中で
の乱れを発生するも、クーラントノズル内に配置した整
流器により、クーラントの流れが整流される。この結
果、ノズルから噴射するクーラントの収束性と速度が長
距離に渡り保たれ、切削点の冷却のための有効圧力が得
られる。このため、必要最低限のクーラント噴射圧で切
削効率が維持できてよく、高圧ポンプの耐久性の向上や
装置の簡素化にも寄与する。また、整流器自体の構成も
シンプルで安定した機能,性能を発揮する。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す実施例にて説明する。図1
は本発明の高圧クーラントノズル装置を展開して示す斜
視図であり、図2は従来装置と本発明装置との比較を示
すモデル図である。また、図3は作用状態を示す説明図
であり、図4は整流器の各実施例を示す斜視図である。
【0009】図1において、高圧ポンプPは、70kg
f/cm2(7MPa)前後の高圧クーラントをクーラ
ントノズルNへ供給する供給源をなし、配管1により主
軸2の近くの主軸頭3に配置したノズル本体10に接続
されている。このノズル本体10は1組乃至2組の一対
構成をなし、そのクーラントノズルNの方向をワークW
とツールTとの切削点に向けている。
【0010】前記クーラントノズルのノズル本体10内
に整流器20を内蔵配置し、前記クーラントノズルから
の噴射流を整流するものとしている。前記整流器20
は、ノズル本体10の筒体11内に対して着脱可能の多
重の筒体構成をなし、筒体11内に挿入した状態にて蓋
栓12により閉塞する。
【0011】上記整流器20は多孔構造の多孔構造の異
径筒体21A,21B,21Cを同心状に複合構成させ
たもので、この整流器をノズル本体10内に内蔵配置し
ている。前記異径筒体21A,21B,21Cは、図4
(a),(b)に示すよう金網Aを筒体21Aとした
り、パンチングプレスで小孔B・・・を穿った板を筒体
21Cとしたり、樹脂成形品での筒体21Bであっても
よい。即ち、前記筒体は、同一構造のものの組合せであ
っても、異なるもの同志の組合せであっても良い。
【0012】しかして、本発明の高圧クーラントノズル
装置によると、高圧ポンプPから70kgf/cm
2(7MPa)前後の高圧クーラントが配管1からクー
ラントノズル本体10内に送入される高圧クーラントが
管路の流れの中での乱れを発生するも、クーラントノズ
ル本体10内に配置した整流器20により、クーラント
の流れが整流される。即ち、図3に示すように、ノズル
本体10内に乱流を起こしながら進入するも、まず多孔
構造の筒体21Aにより、この外周全面から小孔を通っ
て筒内に入りながら第一の整流作用を行い、続いて、多
孔構造の筒体21Bの外周面を均等になりつつ軸心方向
へ進行して第二の整流作用を行い、ノズルNに至る。
【0013】上記多孔構造の異径筒体は、三重構造の筒
体21A,21B,21C、更に四重構造の異径筒体を
同心状に複合構成したものであっても良く、何れにして
も、整流器20によりでノズルNから噴射するクーラン
トCの収束性と速度が長距離に渡り保たれ、切削点の冷
却のための有効圧力が得られる。即ち、図2に示すよう
に、所定の「切削効率」を得る為には従来装置では70
kgf/cm2(7MPa)前後の高圧クーラントを必
要としていた。しかし、本発明装置では、30〜40k
gf/cm2(3〜4MPa)の必要最低限のクーラン
ト噴射圧で所定の切削効率が維持できる。このため、高
圧ポンプPの耐久性の向上や装置の簡素化にも寄与する
他、整流器20自体の構成もシンプルで安定した機能,
性能を発揮する。
【0014】本発明は、上記各実施例に限定されること
なく、発明の要旨内での設計変更が更に可能であること
勿論である。例えば、各種工作機械の高圧クーラントに
適用される。
【0015】
【効果】本発明は、上述のよう構成したから、配管から
クーラントノズル本体内に送入される高圧のクーラント
が管路の流れの中での乱れを発生するも、クーラントノ
ズル内に配置した整流器により、クーラントの流れが整
流される効果がある。この結果、ノズルから噴射するク
ーラントの収束性と速度が長距離に渡り保たれ、切削点
の冷却のための有効圧力が得られる。更に、必要最低限
のクーラント噴射圧で切削効率が維持でき、高圧ポンプ
の耐久性の向上や装置の簡素化にも寄与するし、整流器
自体の構成もシンプルで安定した機能,性能を長期間発
揮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧クーラントノズル装置を展開して
示す斜視図である。
【図2】従来装置と本発明装置との比較を示すモデル図
である。
【図3】本発明の作用状態を示す説明図である。
【図4】本発明整流器の各実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配管 P 高圧ポンプ N クーラントノズル C クーラント 10 クーラントノズル本体 11 筒体 12 蓋栓 20 整流器 21A,21B,21C 多孔構造の異径筒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧クーラントを切削点に供給するもの
    において、クーラントノズル内に、多孔構造の異径筒体
    を同心状に複合構成させた整流器を内蔵配置し、前記ク
    ーラントノズルからの噴射流を整流することを特徴とす
    る高圧クーラントノズル装置。
JP23408193A 1993-08-26 1993-08-26 高圧クーラントノズル装置 Pending JPH0760597A (ja)

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JP23408193A JPH0760597A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 高圧クーラントノズル装置

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JPH0760597A true JPH0760597A (ja) 1995-03-07

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ID=16965312

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JP23408193A Pending JPH0760597A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 高圧クーラントノズル装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101350135B1 (ko) * 2013-01-08 2014-01-08 여승훈 유체 소용돌이 발생장치
JP2018111197A (ja) * 2017-01-09 2018-07-19 株式会社塩 流体供給管

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101350135B1 (ko) * 2013-01-08 2014-01-08 여승훈 유체 소용돌이 발생장치
JP2018111197A (ja) * 2017-01-09 2018-07-19 株式会社塩 流体供給管
US10668438B2 (en) 2017-01-09 2020-06-02 Sio Co., Ltd. Fluid supply pipe

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