JPH0760581A - X−yステージ - Google Patents
X−yステージInfo
- Publication number
- JPH0760581A JPH0760581A JP5215967A JP21596793A JPH0760581A JP H0760581 A JPH0760581 A JP H0760581A JP 5215967 A JP5215967 A JP 5215967A JP 21596793 A JP21596793 A JP 21596793A JP H0760581 A JPH0760581 A JP H0760581A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contactor
- slide table
- base table
- contact
- slide
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70691—Handling of masks or workpieces
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型なX−Yステージを提供する。
【構成】 ベーステーブルの上面1aに沿って2軸の方
向に自由度をもつスライドテーブル2を、接触子3とそ
の移動機構で構成される一つの駆動系5で2次元方向
(X−Y)に移動する構造としている。
向に自由度をもつスライドテーブル2を、接触子3とそ
の移動機構で構成される一つの駆動系5で2次元方向
(X−Y)に移動する構造としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークや試料を保持す
るのに使用されるX−Yステージに関し、さらに詳しく
は、例えば表面分析等の分野においてウェハなどの軽負
荷保持用として利用するのに適したX−Yステージに関
する。
るのに使用されるX−Yステージに関し、さらに詳しく
は、例えば表面分析等の分野においてウェハなどの軽負
荷保持用として利用するのに適したX−Yステージに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のX−Yステージは、従来、例え
ば図5に示すように、ベース50に対してスライド自在
のY軸テーブル51と、このテーブルにスライド自在に
装着されたX軸テーブル52と、これらの各テーブル5
1,52に移動を与える駆動モータ51a,52aと送
りねじ(ボールねじ)機構によって構成されている。
ば図5に示すように、ベース50に対してスライド自在
のY軸テーブル51と、このテーブルにスライド自在に
装着されたX軸テーブル52と、これらの各テーブル5
1,52に移動を与える駆動モータ51a,52aと送
りねじ(ボールねじ)機構によって構成されている。
【0003】また、最近では、リンク機構と駆動モータ
の組み合わせた構造で、テーブルを積み上げずにX−Y
の各方向の駆動を行う構造のステージが提案されてい
る。
の組み合わせた構造で、テーブルを積み上げずにX−Y
の各方向の駆動を行う構造のステージが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示し
た構造のX−Yステージによれば、2軸のテーブルの積
み上げ構造であることから装置全体が大きくなる点、ま
た、上部(X軸)テーブル上の負荷が軽く駆動力が小さ
くて済む場合でも、この上部テーブルのスライド機構や
駆動系の荷重を下部(Y軸)テーブルが支えるため、下
部テーブルの移動に大きな駆動力が必要で、しかも、下
部テーブルに高い剛性が要求される等の問題がある。
た構造のX−Yステージによれば、2軸のテーブルの積
み上げ構造であることから装置全体が大きくなる点、ま
た、上部(X軸)テーブル上の負荷が軽く駆動力が小さ
くて済む場合でも、この上部テーブルのスライド機構や
駆動系の荷重を下部(Y軸)テーブルが支えるため、下
部テーブルの移動に大きな駆動力が必要で、しかも、下
部テーブルに高い剛性が要求される等の問題がある。
【0005】一方、リンク機構を組み合わせた構造のス
テージによると、テーブルを積み上げる必要がなく、こ
の点では小型化は達成できるものの、リンク機構が比較
的大型になること、また、X,Yの駆動用の2個のモー
タ(通常はDD:直接駆動)が必要なことから駆動系が
大きくなり、結局、装置全体をコンパクトに纏めること
はできない。
テージによると、テーブルを積み上げる必要がなく、こ
の点では小型化は達成できるものの、リンク機構が比較
的大型になること、また、X,Yの駆動用の2個のモー
タ(通常はDD:直接駆動)が必要なことから駆動系が
大きくなり、結局、装置全体をコンパクトに纏めること
はできない。
【0006】なお、駆動系が小型なステージとしては、
ピエゾ素子を組み合わせた機構が提案されてはいるが、
この機構では1軸方向への駆動のみに限られる。本発明
はそのような事情に鑑みてなされたもので、一つの駆動
系でX−Yの2軸の方向への駆動が可能で、しかも、駆
動系が小型なX−Yステージを提供することを所期の目
的とする。
ピエゾ素子を組み合わせた機構が提案されてはいるが、
この機構では1軸方向への駆動のみに限られる。本発明
はそのような事情に鑑みてなされたもので、一つの駆動
系でX−Yの2軸の方向への駆動が可能で、しかも、駆
動系が小型なX−Yステージを提供することを所期の目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明す
ると、本発明のX−Yステージは、ベーステーブル1の
上面1aに沿って2次元方向に摺動自在に配設されたス
ライドテーブル2と、このスライドテーブル2のベース
テーブル上面1aに対する垂直方向の移動のみを規制す
る規制手段(例えば埋め込みの永久磁石4)と、スライ
ドテーブル2の下方に設けた空間Aに配設された接触子
3と、この接触子3を、ベーステーブルの上面1aと平
行な面に沿って2次元方向に平行移動させる駆動手段
(電磁石5a〜5d等で構成される駆動系5)を備えて
いる。そして、接触子3は、上端面3aの位置がベース
テーブル上面1aに対して垂直方向に変位して、スライ
ドテーブル下面2bへの接触とその解除の状態のいずれ
かに動作し得るように構成されていることによって特徴
づけられる。
めの構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明す
ると、本発明のX−Yステージは、ベーステーブル1の
上面1aに沿って2次元方向に摺動自在に配設されたス
ライドテーブル2と、このスライドテーブル2のベース
テーブル上面1aに対する垂直方向の移動のみを規制す
る規制手段(例えば埋め込みの永久磁石4)と、スライ
ドテーブル2の下方に設けた空間Aに配設された接触子
3と、この接触子3を、ベーステーブルの上面1aと平
行な面に沿って2次元方向に平行移動させる駆動手段
(電磁石5a〜5d等で構成される駆動系5)を備えて
いる。そして、接触子3は、上端面3aの位置がベース
テーブル上面1aに対して垂直方向に変位して、スライ
ドテーブル下面2bへの接触とその解除の状態のいずれ
かに動作し得るように構成されていることによって特徴
づけられる。
【0008】
【作用】図2に示すように、接触子3の上端の位置を上
方へと変位させ、その上端面3aをスライドテーブル2
の下面2bに接触させた状態で(b) 、接触子3を駆動系
5により2次元方向(X−Y軸方向)へと平行移動させ
ると、この接触子3の移動に伴ってスライドテーブル2
が移動する(c) 。
方へと変位させ、その上端面3aをスライドテーブル2
の下面2bに接触させた状態で(b) 、接触子3を駆動系
5により2次元方向(X−Y軸方向)へと平行移動させ
ると、この接触子3の移動に伴ってスライドテーブル2
が移動する(c) 。
【0009】次に、接触子3の上端面3aの位置を下方
へと変位させて接触を解除し(d) 、次いで、接触子3を
元の位置に戻した後(e) 、再び、接触子3の上端面3a
をスライドテーブル下面2bに接触させ、以後、同様な
動作を順次に繰り返してゆくことで、スライドテーブル
2をX−Y平面内の所望の位置に移動させることができ
る。
へと変位させて接触を解除し(d) 、次いで、接触子3を
元の位置に戻した後(e) 、再び、接触子3の上端面3a
をスライドテーブル下面2bに接触させ、以後、同様な
動作を順次に繰り返してゆくことで、スライドテーブル
2をX−Y平面内の所望の位置に移動させることができ
る。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説
明する。図1は本発明実施例の構成図で、(a) はその実
施例の全体構成を示す分解斜視図,(b) は縦断面図,
(c) は駆動系5の構成を模式的に示す図である。
明する。図1は本発明実施例の構成図で、(a) はその実
施例の全体構成を示す分解斜視図,(b) は縦断面図,
(c) は駆動系5の構成を模式的に示す図である。
【0011】この例のステージは、ベーステーブル1と
その上面1a上に置かれるスライドテーブル2ならびに
接触子3をその駆動系5によって主に構成され、スライ
ドテーブル2の上面2aで、試料あるいはワーク等の負
荷(図示せず)を保持する構造となっている。
その上面1a上に置かれるスライドテーブル2ならびに
接触子3をその駆動系5によって主に構成され、スライ
ドテーブル2の上面2aで、試料あるいはワーク等の負
荷(図示せず)を保持する構造となっている。
【0012】さて、スライドテーブル2は、ベーステー
ブル1の上面1aに摺動自在に配設されており、その上
面1aに沿って2次元(X−Y)に移動可能となってい
る。なお、この両者のテーブル間の摺動面には、低摩擦
性の処理(例えば潤滑剤の塗布あるいはテフロン(四フ
ッ化エチレン:du Pont社製品の商品名)等を利用した固
体潤滑)が施されている。
ブル1の上面1aに摺動自在に配設されており、その上
面1aに沿って2次元(X−Y)に移動可能となってい
る。なお、この両者のテーブル間の摺動面には、低摩擦
性の処理(例えば潤滑剤の塗布あるいはテフロン(四フ
ッ化エチレン:du Pont社製品の商品名)等を利用した固
体潤滑)が施されている。
【0013】また、スライドテーブル2には永久磁石4
が埋め込まれており、その磁力によってスライドテーブ
ル2は、ベーステーブル上面1aに対して所定の力で押
さえ付けられた状態が維持される。従って、スライドテ
ーブル2は、ベーステーブル上面1aの平面内での移動
のみが可能な自由度を持つ。
が埋め込まれており、その磁力によってスライドテーブ
ル2は、ベーステーブル上面1aに対して所定の力で押
さえ付けられた状態が維持される。従って、スライドテ
ーブル2は、ベーステーブル上面1aの平面内での移動
のみが可能な自由度を持つ。
【0014】一方、接触子3は、ベーステーブル1の中
央部に設けた凹部(空間)Aに配置されている。この接
触子3は、ベーステーブル上面1aに対して垂直方向に
伸縮する構造のピエゾ素子であって、その縮小状態のと
きに、図2(a) に示すように接触子3の上端面3aはス
ライドテーブル2の下面2bに対して非接触の状態とな
り、また、伸長状態のときには、同図(b) に示すよう
に、上端面3aがスライドテーブル下面2bに接触し
て、スライドテーブル2を上方へと押し上げる力を発生
するように構成されている。ただし、その接触状態で発
生する力は、先の永久磁石4によるスライドテーブル2
のベーステーブル上面1aに対する結合力よりも小さ
く、さらに、接触状態で接触子の上端面3aとスライド
テーブル下面2bとの間に発生する摩擦力は、スライド
テーブル2のベーステーブル上面1aに対する摺動抵抗
よりも大きいものとする。
央部に設けた凹部(空間)Aに配置されている。この接
触子3は、ベーステーブル上面1aに対して垂直方向に
伸縮する構造のピエゾ素子であって、その縮小状態のと
きに、図2(a) に示すように接触子3の上端面3aはス
ライドテーブル2の下面2bに対して非接触の状態とな
り、また、伸長状態のときには、同図(b) に示すよう
に、上端面3aがスライドテーブル下面2bに接触し
て、スライドテーブル2を上方へと押し上げる力を発生
するように構成されている。ただし、その接触状態で発
生する力は、先の永久磁石4によるスライドテーブル2
のベーステーブル上面1aに対する結合力よりも小さ
く、さらに、接触状態で接触子の上端面3aとスライド
テーブル下面2bとの間に発生する摩擦力は、スライド
テーブル2のベーステーブル上面1aに対する摺動抵抗
よりも大きいものとする。
【0015】また、接触子3は、図1(c) の模式的構成
図に示す駆動系5によって2軸(X−Y)方向に平行移
動される。すなわち、接触子3の側部四方は着磁されて
いるとともに、その各着磁部位に対向してそれぞれ電磁
石5a,5b,5c,5dが配置されており、この各電
磁石5a・・5dへの通電制御によって接触子3をX−Y
平面内の任意の位置へと移動させることができる。
図に示す駆動系5によって2軸(X−Y)方向に平行移
動される。すなわち、接触子3の側部四方は着磁されて
いるとともに、その各着磁部位に対向してそれぞれ電磁
石5a,5b,5c,5dが配置されており、この各電
磁石5a・・5dへの通電制御によって接触子3をX−Y
平面内の任意の位置へと移動させることができる。
【0016】そして、本発明実施例において、以上の駆
動系5の接触子3および各電磁石5a〜5dには、制御
回路(図示せず)から駆動信号が供給され、その接触子
3が後述する動作で伸縮/移動するように構成されてい
る。
動系5の接触子3および各電磁石5a〜5dには、制御
回路(図示せず)から駆動信号が供給され、その接触子
3が後述する動作で伸縮/移動するように構成されてい
る。
【0017】次に、本発明実施例の作用を図2を参照し
つつ述べる。まず、接触子3は、先に説明したように伸
縮により、図2(a) に示す非接触と(b) に示す接触のい
ずれか一方の状態に選択的に設定される。
つつ述べる。まず、接触子3は、先に説明したように伸
縮により、図2(a) に示す非接触と(b) に示す接触のい
ずれか一方の状態に選択的に設定される。
【0018】さて、図2(b) に示すように、接触子3の
上端面3aをスライドテーブル2の下面2bに接触さ
せ、この状態で接触子3にX−Y方向の変位を与える
と、その接触子の上端面3aとテーブル下面2bとの間
の摩擦力により、スライドテーブル2が接触子3の変位
に伴って移動する(c) 。
上端面3aをスライドテーブル2の下面2bに接触さ
せ、この状態で接触子3にX−Y方向の変位を与える
と、その接触子の上端面3aとテーブル下面2bとの間
の摩擦力により、スライドテーブル2が接触子3の変位
に伴って移動する(c) 。
【0019】次に、接触子3を伸長状態から収縮させた
後(d) 、接触子3に先とは逆の向きに同じ量だけ変位を
与えて接触子3を元の位置に戻す(e) 。このとき、接触
子3とスライドテーブル2との接触は断たれているの
で、スライドテーブル2は先の(c) の動作で移動された
位置に止まった状態が保持される。そして、以上の微小
送り(b) 〜(e) の動作を順次に繰り返してゆくことで、
スライドテーブル2をX−Y平面内の所望の位置に移動
させることができる。
後(d) 、接触子3に先とは逆の向きに同じ量だけ変位を
与えて接触子3を元の位置に戻す(e) 。このとき、接触
子3とスライドテーブル2との接触は断たれているの
で、スライドテーブル2は先の(c) の動作で移動された
位置に止まった状態が保持される。そして、以上の微小
送り(b) 〜(e) の動作を順次に繰り返してゆくことで、
スライドテーブル2をX−Y平面内の所望の位置に移動
させることができる。
【0020】ここで、以上の動作において接触子の上端
面3aのスライドテーブル下面2bへの接触を断ったと
きに、何らかの原因によってスライドテーブル2が意図
せずに移動することが考えられるが、これを解消するに
は、一つのスライドテーブル2に対して複数本の接触子
を配置して、それらの各接触の伸縮動作/移動動作を交
互に組み合わせて、スライドテーブルには、いずれか1
本の接触子が、常に接触している状態を保持する、とい
った手法を採用すればよい。
面3aのスライドテーブル下面2bへの接触を断ったと
きに、何らかの原因によってスライドテーブル2が意図
せずに移動することが考えられるが、これを解消するに
は、一つのスライドテーブル2に対して複数本の接触子
を配置して、それらの各接触の伸縮動作/移動動作を交
互に組み合わせて、スライドテーブルには、いずれか1
本の接触子が、常に接触している状態を保持する、とい
った手法を採用すればよい。
【0021】なお、接触子としてはピエゾ素子を利用し
たもののほか、例えば電磁的あるいは機構的な手段によ
り上端面が上下動して、その上端面のスライドテーブル
への接触・非接触が可能な構造のものであってもよい。
たもののほか、例えば電磁的あるいは機構的な手段によ
り上端面が上下動して、その上端面のスライドテーブル
への接触・非接触が可能な構造のものであってもよい。
【0022】また、駆動系の駆動源としては、電磁力の
ほか、例えば図3に示すように、XとY軸の方向に、そ
れぞれ伸縮するピエゾ素子35a,35cとスプリング
35b,35dとを組み合わせた構造など、機械的な手
段によって駆動力を発生するものであってもよい。
ほか、例えば図3に示すように、XとY軸の方向に、そ
れぞれ伸縮するピエゾ素子35a,35cとスプリング
35b,35dとを組み合わせた構造など、機械的な手
段によって駆動力を発生するものであってもよい。
【0023】さらに、スライドテーブル2をベーステー
ブル上面1aに対する垂直方向の移動を規制する手段と
しては、図1(a) に示した磁力を利用した構造のほか、
機械的な構造を利用したものであってもよい。
ブル上面1aに対する垂直方向の移動を規制する手段と
しては、図1(a) に示した磁力を利用した構造のほか、
機械的な構造を利用したものであってもよい。
【0024】さらにまた、以上の実施例の構成に加え
て、図4(a),(b) に示すように、スライドテーブル42
の下面にV字形の窪みh・・hを所定のピッチで行列状に
設け、また、接触子43の上端面43aには、先の窪み
hに嵌り込む形状の突起pを、その窪みhに対応する位
置関係で設けておけば、接触子とスライドテーブルとの
結合力が、単なる接触による摩擦力よりも強固になり、
テーブル移動の確実性が向上する。
て、図4(a),(b) に示すように、スライドテーブル42
の下面にV字形の窪みh・・hを所定のピッチで行列状に
設け、また、接触子43の上端面43aには、先の窪み
hに嵌り込む形状の突起pを、その窪みhに対応する位
置関係で設けておけば、接触子とスライドテーブルとの
結合力が、単なる接触による摩擦力よりも強固になり、
テーブル移動の確実性が向上する。
【0025】なお、本発明の技術的思想は、X−Yステ
ージのほか、例えばr−θなどの他の2軸の移動ステー
ジにも適用可能である。
ージのほか、例えばr−θなどの他の2軸の移動ステー
ジにも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のX−Yス
テージによれば、ベーステーブルの上面に沿って2軸の
方向に自由度をもつスライドテーブルを、接触子とその
移動機構で構成される一つの駆動系で、2次元方向に移
動可能な構造としたから、ステージ全体の小型化を達成
できる。しかも、移動テーブルの積み上げがなく、また
駆動系に機構的な組み合わせも少ないことから、従来に
比してステージのがた付きが小さいといった利点もあ
る。
テージによれば、ベーステーブルの上面に沿って2軸の
方向に自由度をもつスライドテーブルを、接触子とその
移動機構で構成される一つの駆動系で、2次元方向に移
動可能な構造としたから、ステージ全体の小型化を達成
できる。しかも、移動テーブルの積み上げがなく、また
駆動系に機構的な組み合わせも少ないことから、従来に
比してステージのがた付きが小さいといった利点もあ
る。
【図1】本発明実施例の構成図で、(a) はその全体構成
を示す分解斜視図,(b) は縦断面図,(c) は駆動系5を
模式的に示す図
を示す分解斜視図,(b) は縦断面図,(c) は駆動系5を
模式的に示す図
【図2】本発明実施例の作用説明図
【図3】本発明実施例の駆動系の変形例の構造を模式的
に示す図
に示す図
【図4】本発明の他の実施例の要部構造を示す図
【図5】従来のX−Yステージの構造例を示す図
1 ベーステーブル 1a 上面 A 凹部(空間) 2 スライドテーブル 2a 上面(負荷載置面) 2b 下面 3 接触子 3a 上端面 4 永久磁石 5 駆動系 5a〜5d 電磁石
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G12B 5/00 T 6947−2F H01L 21/027 // G01N 1/28 37/00 A 8506−2J G01N 1/28 W
Claims (1)
- 【請求項1】 ベーステーブルの上面に沿って2次元方
向に摺動自在に配設されたスライドテーブルと、このス
ライドテーブルの上記ベーステーブル上面に対する垂直
方向の移動のみを規制する固定手段と、上記スライドテ
ーブルの下方に設けた空間に配設された接触子と、この
接触子を上記ベーステーブル上面と平行な面に沿って2
次元方向に平行移動させる駆動手段を備えているととも
に、上記接触子は、上端面が上記ベーステーブル上面に
対して垂直方向に変位して、上記スライドテーブル下面
への接触とその解除の状態のいずれかに動作し得るよう
に構成されてなるX−Yステージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5215967A JPH0760581A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | X−yステージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5215967A JPH0760581A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | X−yステージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760581A true JPH0760581A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16681209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5215967A Pending JPH0760581A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | X−yステージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760581A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6127749A (en) * | 1999-02-10 | 2000-10-03 | Nikon Corporation Of Japan | Two-dimensional electric motor |
US6147421A (en) * | 1998-11-16 | 2000-11-14 | Nikon Corporation | Platform positionable in at least three degrees of freedom by interaction with coils |
US6188147B1 (en) | 1998-10-02 | 2001-02-13 | Nikon Corporation | Wedge and transverse magnet arrays |
US6208045B1 (en) | 1998-11-16 | 2001-03-27 | Nikon Corporation | Electric motors and positioning devices having moving magnet arrays and six degrees of freedom |
US6445093B1 (en) | 2000-06-26 | 2002-09-03 | Nikon Corporation | Planar motor with linear coil arrays |
US6452292B1 (en) | 2000-06-26 | 2002-09-17 | Nikon Corporation | Planar motor with linear coil arrays |
WO2008026293A1 (fr) * | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Pioneer Corporation | Dispositif d'entraînement et dispositif d'enregistrement/reproduction |
USRE41232E1 (en) | 2000-04-24 | 2010-04-20 | Nikon Corporation | Wafer positioner with planar motor and mag-lev fine stage |
JP2012500729A (ja) * | 2008-08-29 | 2012-01-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 手持ち式電動工具 |
CN112756996A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-07 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 一种六自由度调节装置 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5215967A patent/JPH0760581A/ja active Pending
Cited By (13)
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