JPH076039U - 小型農作業機 - Google Patents

小型農作業機

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JPH076039U
JPH076039U JP3425493U JP3425493U JPH076039U JP H076039 U JPH076039 U JP H076039U JP 3425493 U JP3425493 U JP 3425493U JP 3425493 U JP3425493 U JP 3425493U JP H076039 U JPH076039 U JP H076039U
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JP
Japan
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steering
steering mechanism
machine
wheels
work machine
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Pending
Application number
JP3425493U
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English (en)
Inventor
修身 緒方
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH076039U publication Critical patent/JPH076039U/ja
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  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、山間地等において、耕耘機等に代
えて用いることのできる扱いの容易な小型農作業機に関
する。 【構成】 本考案では、機体フレーム(F) の前・後部に
前輪(2),(2) と後輪(3),(3) とを取付け、前・後輪(2),
(3) の少なくともいずれか一方を操舵輪となし、前記機
体フレーム(F) の後端に耕耘ロータリ等の作業機(a) を
連動連結可能とした小型農作業機において、上記機体フ
レーム(F) の中央部に運転席(4) を配設し、同運転席
(4) の前方には操作部(D) を設け、同操作部(D) に上記
操舵輪を操舵する操舵機構(S) を配設すると共に、同操
舵機構(S) の下端に揺動支点(22a) を設けて操舵機構
(S) を前記揺動支点(22a) を中心に前後方向へ揺動自在
とし、しかも、操舵機構(S) の上端は、揺動支点(22a)
の垂直上方伸延位置(X)よりも、さらに前方位置まで揺
動可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、山間地等において、耕耘機等に代えて用いることのできる取扱いの 容易な小型農作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、農作業機として乗用トラクタが広く用いられており、その一般的な構造 として、機体の前後に、一方を駆動輪としたもの、または、両方を駆動輪とした 車輪を取付けると共に、機体の前部にエンジンを搭載し、さらに、その後方に操 作部と運転席とを設け、さらに、機体の後部にロータリ等の作業機を連動連結し ている。
【0003】 そして、前記エンジンに動力伝達装置を連動連結し、同動力伝達装置から牽引 出力、PTO出力、油圧出力等を取出し、運転者は運転席に座し、操作部に配設 したステアリングホイルで舵取りを行う。
【0004】 これらは、通常0.5 t〜4tの重量のものが多く、耕耘、播種、収穫等の農作 業に幅広く用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した乗用トラクタは、未だ、以下の解決すべき問題が残されて いた。
【0006】 例えば、山間地の圃場等では上記したトラクタは機体が大きくて乗り入れが難 しく、しかも、一般には区画整理等がされていない状態の圃場が多いので、これ らのトラクタを使用することは危険を伴うことがある。
【0007】 特に、圃場に激しい凸凹がある場合の運転や畦等に乗り上げたりした際には転 倒の危険があり、運転者の安全を守る面で問題があった。
【0008】 また、エンジンが機体の前方にあるので、運転者からの前方視界を良好な状態 に確保することが難しかった。
【0009】 従って、かかるトラクタを操るためにはかなりの労力を費やすことになり、作 業者の肉体的、精神的疲労が大きく、そのために、専ら、耕耘作業等は人力、あ るいは、耕耘機等に頼っていた。
【0010】 本考案は、上記の課題を解決することができる小型農作業機を提供することを 目的としている。
【0011】
【課題を解決しようとする手段】
本考案では、機体フレームの前・後部に前輪と後輪とを取付け、前・後輪の少 なくともいずれか一方を操舵輪となし、前記機体フレームの後端に耕耘ロータリ 等の作業機を連動連結可能とした小型農作業機において、上記機体フレームの中 央部に運転席を配設し、同運転席の前方には操作部を設け、同操作部に上記操舵 輪を操舵する操舵機構を配設すると共に、同操舵機構の下端に揺動支点を設けて 操舵機構を前記揺動支点を中心に前後方向へ揺動自在とし、しかも、操舵機構の 上端は、揺動支点の垂直上方伸延位置よりも、さらに前方位置まで揺動可能とし たことを特徴とする小型農作業機を提供せんとするものである。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づき、本考案の実施例を具体的に説明する。
【0013】 図1は本考案に係る小型農作業機の全体側面図であり、図2は同農作業機の要 部を示す側面視による説明図、図3は同背面視による説明図である。
【0014】 図1に示すように、本実施例における小型農作業機Aは、機体フレームFの前 部に、操舵輪となる左右の前輪2,2 を前輪駆動部2aを介して取付けると共に、後 部には左右の後輪3,3 を後輪駆動部3aを介して取付けている。
【0015】 そして、機体フレームFの後端には作業機aとしての耕耘ロータリを連動連結 している。
【0016】 耕耘ロータリは、後述するリフトシリンダ9に連結するリフトアーム18を介し て上下に揺動可能に構成している。なお、31は上記リフトアーム18に連結する耕 耘ロータリのアッパーリンク、32はロワーリンク、33はロータリ部、34は尾輪で ある。
【0017】 また、上記機体フレームFの前部に操作部Dを設けると共に、同機体フレーム Fの略中央部に運転席4を設け、さらに、同運転席4の後方にエンジン6を搭載 して機体1を構成している。
【0018】 また、上記操作部Dには本考案の要旨となる機体1の舵取りを行う操舵機構S を設けている。
【0019】 本実施例における操舵機構Sは、図1に示すように、運転車が直接操作するス テアリングホイル5の他、同ステアリングホイル5に連結するステアリング軸22 から構成している。25は上記操舵機構Sに連結するドラグリンク、26はナックル アーム、21はステアリングホイル5の基部近傍に取付けたアクセルレバー、24は クラッチペダルである。
【0020】 さらに、上記エンジン6の前側下方に無断変速機構7を配設し、同無断変速機 構7から前後輪2,3 の駆動軸2c,3c を具備する前輪駆動部2a、及び、後輪駆動部 3aへ、それぞれ、フロント出力軸10、及び、リヤ出力軸11を介して動力を伝達す ると共に、PTO軸8を介して耕耘ロータリへの動力を伝達している。12は上記 PTP軸8と耕耘ロータリとの連結部となるヒッチ、27は主変速レバー、28はP TO変速レバー、29,29 はフェンダー、30はエンジンカバーである。
【0021】 本実施例における小型農作業機Aの全体構成は上記の通りであり、同農作業機 Aは、上記操舵機構Sの下端に揺動支点22a を設けて操舵機構Sを前記揺動支点 22a を中心に前後方向へ揺動自在とし、しかも、操舵機構Sの上端は、揺動支点 22a の垂直上方伸延位置Xよりも、さらに前方位置まで揺動可能としたことに特 徴がある。
【0022】 即ち、図1及び図2に示すように、機体1の前部に設けた操作部Dに、ステア リング軸支持ケース23を設け、同ケース23に支持された状態でステアリング軸22 を立設し、さらに同ステアリング軸22の先端に機体1の舵取りを行うステアリン グホイル5を取付ける一方、基端には揺動支点22a を設けている。
【0023】 従って、ステアリング軸22の先端に取付けたステアリングホイル5は、上記揺 動支点22a を中心にステアリング軸22と共に前後へ大きく揺動可能となっており 、しかも、ステアリング軸22の先端の前方への揺動量は、ステアリング軸22の揺 動支点22a よりもさらに前方位置まで揺動可能としている。
【0024】 上記ステアリング軸22の揺動量はステアリング支持ケース23により規制されて いる。
【0025】 即ち、図1に示すように、ステアリング支持ケース23の両側面にホイル揺動用 長孔23a を設け、同長孔23a の範囲内でステアリング軸22は前後方向へ揺動する ものである。
【0026】 ステアリング軸22の固定は、ボルト状に形成したステアリング軸固定具20をス テアリング軸22に設けた雌ねじ部に螺合し、ステアリング支持ケース23を介して 締結して行う。
【0027】 従って、同固定具20を緩めれば容易にステアリング軸22はフリーの状態となり 、作業者は任意の個所(ホイル揺動用長孔23a の範囲内)でステアリング軸22の 位置をセットすることができる。
【0028】 ステアリングホイル5をステアリング軸22と共に前後方向へ揺動可能としたこ とにより、作業者の体格や好みに応じてステアリングホイル5のセット個所を変 更することができ、操作性を向上させることができる。
【0029】 また、ステアリングホイル5をステアリング軸22と共に大きく前方へ揺動させ て、ステアリング軸22の先端が基端よりもさらに前方へ位置するところで固定す れば、運転者はトラクタAから降車した状態で運転が可能となる。
【0030】 これは、圃場の凸凹が激しい場所等や、畦に乗り上げて機体1が大きく傾くよ うな場所では、作業者は機体1より降りて運転操作すればよく、従って、万一機 体1が転倒するようなことがあっても安全である。
【0031】 また、畦の近くで方向転換する場合や切り返す時にも、降車して操作すれば確 実に、かつ、容易に行うことができる。
【0032】 しかも、アクセルレバー21をステアリングホイル5の近傍に取付けているので 作業者は降車した状態でもスピード調節が可能である。
【0033】 次に、本実施例における農業用小型乗用トラクタAが具備するエンジン6、無 断変速機構7、前後輪2,3 への各出力軸2a,3a 、リフトシリンダ9、及び、PT O軸8についてさらに説明を加える。
【0034】 図2に示すように、機体1の機体フレームFの略中央に設けた運転席4後方に エンジン6を搭載すると共に、前記運転席4の下方に、HST7a、トランスミッ ション7bからなる無段変速機構7を配設し、前記エンジン6の前側と無段変速機 構7の後側それぞれに取付けたプーリ13,14 間に伝達ベルト15を巻回して連動連 結している。
【0035】 このように、エンジン6を運転席4の後方に搭載したので、運転席4からの前 方視界を広くとることができ、安全性を向上させることが可能となる。また、運 転者の足回りを広くすることができ、操作性を向上させるとことができる。
【0036】 また、上記無段変速機構7のトランスミッション7b側の下部には、前後方向に それぞれフロント出力軸10とリヤ出力軸11とを取付け、同フロント出力軸10とリ ヤ出力軸11とを介して、前記無段変速機構7と前輪駆動部2a及び後輪駆動部3aと をそれぞれ連結し、しかも、両出力軸10,11 は、それぞれ同一軸線上になるよう に配設している。
【0037】 従って、ユニバーサルジョイント等を不要とすることができ、小型農作業機A 全体の軽量化、コンパクト化を図ることができる。
【0038】 また、図2及び図3に示すように、リフトアーム18は、その先端を耕耘ロータ リのアッパーリンク31に連結しており、同アーム18の基端は支軸19a に嵌装した 筒状体19の左右側にそれぞれ固設されている。
【0039】 さらに、上記筒状体19の一端(本実施例においては右側端部)に先端をリフト シリンダ9と連結するシリンダ用アーム19b を突設しており、しかも、同シリン ダ用アーム19b と上記リフトアーム18とは、前記筒状体19の円周方向に対して、 所定の取付け角度をなすように取付けられ、側面視略へ字状に構成している。
【0040】 リフトシリンダ9は、上記シリンダ用アーム19b に連結するように、機体1と 右側の後車輪3との間に配設しており、このように、リフトシリンダ9を機体1 の一側に配設したので、エンジン6を機体1の後部に搭載することが可能となり 、小型農作業機Aのコンパクト化を実現することができる。
【0041】 また、無段変速機構7のトランスミッション7bの下部からPTO軸8を後方へ 伸延させてヒッチ12に臨ませており、しかも、同PTO軸8は、エンジン6の直 下方を、機体1の中心に沿うように配設している。
【0042】 従って、PTO軸8を低い位置に配設でき、機体1に連結する作業機aのバリ エーションを多くとることができ、本実施例における耕耘ロータリの他、様々な 種類の作業機aを装備することができる。
【0043】 上記構成により農作業機A全体をコンパクトに構成して、例えば、山間地等の 圃場において容易に乗り入れ可能とすると共に、その操作性を向上させている。
【0044】 なお、図2中、2b,3b はそれぞれ前輪2,2 と後輪3,3 の差動装置である。
【0045】
【考案の効果】
本考案では、機体フレームの中央部に運転席を配設し、同運転席の前方には操 作部を設け、同操作部に上記操舵輪を操舵する操舵機構を配設すると共に、同操 舵機構の下端に揺動支点を設けて操舵機構を前記揺動支点を中心に前後方向へ揺 動自在とし、しかも、操舵機構の上端は、揺動支点の垂直上方伸延位置よりも、 さらに前方位置まで揺動可能としたことにより、圃場の凸凹が激しい場所等や、 畦に乗り上げて機体が大きく傾くような場所では、作業者は機体の運転席より降 りて運転操作することができる。従って、万一機体が転倒するようなことがあっ ても安全である。
【0046】 また、畦の近くで方向転換する場合や切り返す時にも、降車して操作すれば確 実に、かつ、容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型農作業機の全体側面図であ
る。
【図2】同要部を示す側面視による説明図である。
【図3】同背面視による説明図である。
【符号の説明】
2 前輪 3 後輪 22a 揺動支点 a 作業機 A 小型農作業機 D 操作部 F 機体フレーム S 操舵機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム(F) の前・後部に前輪(2),
    (2) と後輪(3),(3)とを取付け、前・後輪(2),(3) の少
    なくともいずれか一方を操舵輪となし、前記機体フレー
    ム(F) の後端に耕耘ロータリ等の作業機(a) を連動連結
    可能とした小型農作業機において、 上記機体フレーム(F) の中央部に運転席(4) を配設し、
    同運転席(4) の前方には操作部(D) を設け、同操作部
    (D) に上記操舵輪を操舵する操舵機構(S) を配設すると
    共に、同操舵機構(S) の下端に揺動支点(22a) を設けて
    操舵機構(S) を前記揺動支点(22a) を中心に前後方向へ
    揺動自在とし、しかも、操舵機構(S) の上端は、揺動支
    点(22a) の垂直上方伸延位置(X) よりも、さらに前方位
    置まで揺動可能としたことを特徴とする小型農作業機。
JP3425493U 1993-06-24 1993-06-24 小型農作業機 Pending JPH076039U (ja)

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JP3425493U JPH076039U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 小型農作業機

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JP3425493U JPH076039U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 小型農作業機

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JPH076039U true JPH076039U (ja) 1995-01-27

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ID=12409044

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JP3425493U Pending JPH076039U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 小型農作業機

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