JPH0760287B2 - 画像形成装置における定着方式 - Google Patents
画像形成装置における定着方式Info
- Publication number
- JPH0760287B2 JPH0760287B2 JP61119749A JP11974986A JPH0760287B2 JP H0760287 B2 JPH0760287 B2 JP H0760287B2 JP 61119749 A JP61119749 A JP 61119749A JP 11974986 A JP11974986 A JP 11974986A JP H0760287 B2 JPH0760287 B2 JP H0760287B2
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- JP
- Japan
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- fixing
- temperature
- roller
- fixing roller
- toner
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は画像形成装置における定着方式に係り、特に定
着ヒータの温度制御を改良した定着方式に関する。
着ヒータの温度制御を改良した定着方式に関する。
従来の技術 一般に、画像形成装置には、定着ヒータを内蔵した定着
ローラと、定着ローラを加圧する加圧ローラとからなる
定着装置が組み込まれており、感光体ドラムによってト
ナーを転写されたシート60が定着装置に搬送され、シー
ト60上のトナーを融着するようになっている。第3図
に、定着装置の模式図を示している。この図において、
10は定着ローラ、20は定着ローラ10を加圧しつつ回転す
る加圧ローラ、30は前記定着ローラ10の内部に設けら
れ、これを加熱する定着ヒータである。定着ヒータ10の
表面には、温度検出用のセンサ11が設けらており、セン
サ11からのデータが温度制御回路40にフィードバックさ
れる。50は定着ローラ10の上にその表面を圧接するよう
に設けられたフェルト部材であり、このフェルト部材50
には、例えばシリコンオイルが含浸されていて、このシ
リコンオイルは定着後に残った定着ローラ10上のトナー
の剥離性を高める役目を果たす。
ローラと、定着ローラを加圧する加圧ローラとからなる
定着装置が組み込まれており、感光体ドラムによってト
ナーを転写されたシート60が定着装置に搬送され、シー
ト60上のトナーを融着するようになっている。第3図
に、定着装置の模式図を示している。この図において、
10は定着ローラ、20は定着ローラ10を加圧しつつ回転す
る加圧ローラ、30は前記定着ローラ10の内部に設けら
れ、これを加熱する定着ヒータである。定着ヒータ10の
表面には、温度検出用のセンサ11が設けらており、セン
サ11からのデータが温度制御回路40にフィードバックさ
れる。50は定着ローラ10の上にその表面を圧接するよう
に設けられたフェルト部材であり、このフェルト部材50
には、例えばシリコンオイルが含浸されていて、このシ
リコンオイルは定着後に残った定着ローラ10上のトナー
の剥離性を高める役目を果たす。
ところで、従来の定着方式は第4図に示すように、電源
オンの後はプリントの状態に無関係に、単に定着ローラ
10の表面温度Thをその上限温度T1と下限温度T2の間に来
るように制御する方式である。
オンの後はプリントの状態に無関係に、単に定着ローラ
10の表面温度Thをその上限温度T1と下限温度T2の間に来
るように制御する方式である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、普通は定着ローラ10の設定温度即ち、前
記上限温度T1と下限温度T2はトナーの軟化温度T3よりも
高く設定されている関係上、前記フェルト部材50のトナ
ーが溶けて加圧ローラ20の表面に転着し、そのためシー
ト60の裏面を汚すおそれがある。特に定着させるシート
60の枚数が増えるほど、定着ローラ10側から加圧ローラ
20側へのトナーの転着量が大きく、したがってシート60
への付着量もそれだけ多くなる。
記上限温度T1と下限温度T2はトナーの軟化温度T3よりも
高く設定されている関係上、前記フェルト部材50のトナ
ーが溶けて加圧ローラ20の表面に転着し、そのためシー
ト60の裏面を汚すおそれがある。特に定着させるシート
60の枚数が増えるほど、定着ローラ10側から加圧ローラ
20側へのトナーの転着量が大きく、したがってシート60
への付着量もそれだけ多くなる。
この発明は上記事情に鑑がみてなされたもので、フェル
ト部材50に付着したトナーが再び溶けて加圧ローラ20側
へ転着せず、したがってシート60への転着も防止できる
画像形成装置における定着方式を提供することを目的と
している。
ト部材50に付着したトナーが再び溶けて加圧ローラ20側
へ転着せず、したがってシート60への転着も防止できる
画像形成装置における定着方式を提供することを目的と
している。
問題点を解決するための手段 この発明に係る画像形成装置における定着方式は、オイ
ルが含浸されたフェルト部材を定着ローラの表面に圧接
させて定着後に定着ローラ上に残るトナーの剥離性を高
める定着方式において、定着ローラの表面温度をTh、定
着上限温度をT1、定着下限温度をT2、フェルト部材に付
着したトナーの軟化温度をT4、予熱温度をT5として、プ
リント中はT2<Th<T1、プリント休止中はT5<Th<T4
(ただしT5<T4<T2<T1)になるように制御することを
特徴としている。
ルが含浸されたフェルト部材を定着ローラの表面に圧接
させて定着後に定着ローラ上に残るトナーの剥離性を高
める定着方式において、定着ローラの表面温度をTh、定
着上限温度をT1、定着下限温度をT2、フェルト部材に付
着したトナーの軟化温度をT4、予熱温度をT5として、プ
リント中はT2<Th<T1、プリント休止中はT5<Th<T4
(ただしT5<T4<T2<T1)になるように制御することを
特徴としている。
作用 プリント休止中では、定着ローラの表面温度をフェルト
部材に付着したトナーの軟化温度よりも低く設定してあ
るので、フェルト部材に付着したトナーが再び溶けて加
圧ローラ側に転着することがない。
部材に付着したトナーの軟化温度よりも低く設定してあ
るので、フェルト部材に付着したトナーが再び溶けて加
圧ローラ側に転着することがない。
実施例 第1図に本発明の定着方式における表面温度Thの制御の
フローチャートを、第2図に表面温度Thの制御の説明図
を示す。以下本発明の定着方式を説明する。但し以下の
説明において、定着上限温度をT1、同下限温度をT2、ト
ナーの軟化温度をT3、フェルトに付いたトナーの軟化の
上限温度をT4、予熱温度をT5として、T1>T2>T4>T3>
T5とする。
フローチャートを、第2図に表面温度Thの制御の説明図
を示す。以下本発明の定着方式を説明する。但し以下の
説明において、定着上限温度をT1、同下限温度をT2、ト
ナーの軟化温度をT3、フェルトに付いたトナーの軟化の
上限温度をT4、予熱温度をT5として、T1>T2>T4>T3>
T5とする。
電源オンに伴い、定着ヒータ30がオンするが、定着ロ
ーラ10の表面温度Th(以下表面温度という)は予熱温度
T5より高く、フェルトに付いたトナーの軟化の上限温度
T4よりも低くなるように制御する(S1〜S3)。
ーラ10の表面温度Th(以下表面温度という)は予熱温度
T5より高く、フェルトに付いたトナーの軟化の上限温度
T4よりも低くなるように制御する(S1〜S3)。
つぎにプリント信号がオンすると(S4)、定着ローラ
が回転を始める。定着ローラの表面温度Thは定着下限温
度T2よりも高くて定着上限温度T1よりも低くなる如く制
御する(S5、S6)。
が回転を始める。定着ローラの表面温度Thは定着下限温
度T2よりも高くて定着上限温度T1よりも低くなる如く制
御する(S5、S6)。
前記プリント信号に基づいて、プリントが開始する
(S7)。
(S7)。
プリント枚数がチェックされ(S8)、これが所定に枚
数になるまでのステップを繰り返す。(S8からS5にリ
ターン)。
数になるまでのステップを繰り返す。(S8からS5にリ
ターン)。
プリント枚数が所定の枚数に到達すると、定着ローラ
の回転は止まる。CPU内のソフトタイマーが作動してt
=0をセットし(S9)、t1=ti+t1により時間測定を行
う(S10)。
の回転は止まる。CPU内のソフトタイマーが作動してt
=0をセットし(S9)、t1=ti+t1により時間測定を行
う(S10)。
再度プリント信号がオンすると(S11)、ステップS5
にリターンする。プリント信号がオフであれば、前記時
間t1がタイマーセット時間Δtに到達したか否かチェッ
クされ(S12)、t1<Δtであれば、ステップS10へリタ
ーンし、t1>Δtにあれば、ステップS2にリターンし定
着ヒータをオフする。
にリターンする。プリント信号がオフであれば、前記時
間t1がタイマーセット時間Δtに到達したか否かチェッ
クされ(S12)、t1<Δtであれば、ステップS10へリタ
ーンし、t1>Δtにあれば、ステップS2にリターンし定
着ヒータをオフする。
以上の制御により、定着ヒータは第2図に示すように、
プリント中、はT2<Th<T1になるように制御され、プリ
ント休止中はTh<T4になるように制御される。上記では
プリント休止中は定着ローラの回転を止めるとして説明
したが、これには限定されず、少なくともこの期間中は
定着ローラの下げるように制御されているので、フェル
トに付着していたトナーが加圧ローラ側に転着すること
は防止できるから、この期間中においても定着ローラを
回転し続けてもかまわない。
プリント中、はT2<Th<T1になるように制御され、プリ
ント休止中はTh<T4になるように制御される。上記では
プリント休止中は定着ローラの回転を止めるとして説明
したが、これには限定されず、少なくともこの期間中は
定着ローラの下げるように制御されているので、フェル
トに付着していたトナーが加圧ローラ側に転着すること
は防止できるから、この期間中においても定着ローラを
回転し続けてもかまわない。
発明の効果 以上説明したように、本発明の画像形成装置における定
着方式によれば、プリント休止中では、定着ローラの表
面温度をフェルト部材に付着したトナーの軟化温度より
も低く設定しので、フェルト部材に付着したトナーが再
び溶けて加圧ローラ側に転着することが無くなる。した
がって、定着中にシート裏面側への汚れが防止できる。
着方式によれば、プリント休止中では、定着ローラの表
面温度をフェルト部材に付着したトナーの軟化温度より
も低く設定しので、フェルト部材に付着したトナーが再
び溶けて加圧ローラ側に転着することが無くなる。した
がって、定着中にシート裏面側への汚れが防止できる。
第1図は本発明の定着方式における表面温度Thの制御の
フローチャートを、第2図は同じく定着ローラの表面温
度Thの制御の説明図、第3図は本発明及び従来技術に共
通する定着装置の模式的説明図、第4図は従来の定着ロ
ーラの表面温度の制御の説明図をそれぞれ示す。 10……定着ローラ、11……温度センサ、20……加圧ロー
ラ、30……定着ヒータ、40……温度制御回路、50……フ
ェルト部材、60……シート。
フローチャートを、第2図は同じく定着ローラの表面温
度Thの制御の説明図、第3図は本発明及び従来技術に共
通する定着装置の模式的説明図、第4図は従来の定着ロ
ーラの表面温度の制御の説明図をそれぞれ示す。 10……定着ローラ、11……温度センサ、20……加圧ロー
ラ、30……定着ヒータ、40……温度制御回路、50……フ
ェルト部材、60……シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−6041(JP,A) 特開 昭58−217977(JP,A) 特開 昭48−62438(JP,A) 特開 昭55−12945(JP,A) 特開 昭58−215676(JP,A) 特開 昭56−155967(JP,A) 特開 昭48−73154(JP,A) 特開 昭60−87377(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】オイル含浸されたフェルト部材を定着ロー
ラの表面に圧接させて定着後に定着ローラ上に残るトナ
ーの剥離性を高める定着方式において、定着ローラの表
面温度をTh、定着上限温度をT1、定着下限温度をT2、フ
ェルト部材に付着したトナーの軟化温度をT4、予熱温度
をT5として、プリント中はT2<Th<T1、プリント休止中
はT5<Th<T4(ただしT5<T4<T2<T1)になるように制
御することを特徴とする画像形成装置における定着方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61119749A JPH0760287B2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 画像形成装置における定着方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61119749A JPH0760287B2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 画像形成装置における定着方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62276577A JPS62276577A (ja) | 1987-12-01 |
JPH0760287B2 true JPH0760287B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=14769196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61119749A Expired - Lifetime JPH0760287B2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 画像形成装置における定着方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760287B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2604637B2 (ja) * | 1990-02-15 | 1997-04-30 | シャープ株式会社 | 定着装置 |
JP4649032B2 (ja) * | 2000-09-28 | 2011-03-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5637549B2 (ja) * | 1971-12-03 | 1981-09-01 | ||
JPS536041A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-20 | Ricoh Co Ltd | Fixing device |
JPS5512945A (en) * | 1978-07-14 | 1980-01-29 | Ricoh Co Ltd | Method of removing toner from cleaning roller |
JPS58217977A (ja) * | 1983-04-19 | 1983-12-19 | Canon Inc | 定着装置 |
-
1986
- 1986-05-23 JP JP61119749A patent/JPH0760287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62276577A (ja) | 1987-12-01 |
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