JPH0760273A - 流動床式生物処理装置 - Google Patents
流動床式生物処理装置Info
- Publication number
- JPH0760273A JPH0760273A JP5235876A JP23587693A JPH0760273A JP H0760273 A JPH0760273 A JP H0760273A JP 5235876 A JP5235876 A JP 5235876A JP 23587693 A JP23587693 A JP 23587693A JP H0760273 A JPH0760273 A JP H0760273A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw water
- packed bed
- fluidized bed
- reaction tank
- biological reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生物反応槽内での上向流の偏流を無くし、充
填層の全体を均一に流動化させ、原水中のＴＯＣ成分を
充分に分解する。 【構成】 生物膜を付着した坦体粒子による充填層１２
を有し、原水を上向流で通水して充填層を流動床にする
流動床式生物処理装置において、生物反応槽の分散板１
１の下方に槽内に均一に散布する散布孔２１を下向きに
備えた散布管２０を敷設し、原水を上記散布管に供給す
る。
填層の全体を均一に流動化させ、原水中のＴＯＣ成分を
充分に分解する。 【構成】 生物膜を付着した坦体粒子による充填層１２
を有し、原水を上向流で通水して充填層を流動床にする
流動床式生物処理装置において、生物反応槽の分散板１
１の下方に槽内に均一に散布する散布孔２１を下向きに
備えた散布管２０を敷設し、原水を上記散布管に供給す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、工業用水、市水、地
下水などの原水を生物反応槽に上向流で通水し、槽内の
充填層を流動させ、充填層を構成する砂、活性炭などの
坦体粒子の表面に付着した微生物膜により原水中のＴＯ
Ｃ成分（全有機体炭素）を分解する流動床式生物処理装
置に関する。
下水などの原水を生物反応槽に上向流で通水し、槽内の
充填層を流動させ、充填層を構成する砂、活性炭などの
坦体粒子の表面に付着した微生物膜により原水中のＴＯ
Ｃ成分（全有機体炭素）を分解する流動床式生物処理装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は、底部の分散板上に生物膜を
付着した坦体粒子による充填層を設け、原水を上向流で
通水して充填層を流動床にする生物反応槽と、上記生物
反応槽から溢流する処理水を受入れ、その一部の処理水
を槽底から生物反応槽に循環ポンプで循環させる酸素溶
解槽とからなる流動床式生物処理装置を特願平４−２２
５６８１号で提案した。この先行装置は、工業用水、市
水、地下水を生物処理し、ＴＯＣ成分の低減した超純水
を製造するための前処理装置に使用するためのもので、
酸素溶解槽は、生物反応槽に循環ポンプで供給される処
理水を曝気し、生物反応槽の充填層内で有機物を分解す
るのに消費された溶存酸素を飽和酸素濃度まで高めるた
めと、充填層の流動を活発化し、同時に坦体粒子の表面
に生長する生物膜の過剰部分を剥離して厚さを一定にす
るためにある。
付着した坦体粒子による充填層を設け、原水を上向流で
通水して充填層を流動床にする生物反応槽と、上記生物
反応槽から溢流する処理水を受入れ、その一部の処理水
を槽底から生物反応槽に循環ポンプで循環させる酸素溶
解槽とからなる流動床式生物処理装置を特願平４−２２
５６８１号で提案した。この先行装置は、工業用水、市
水、地下水を生物処理し、ＴＯＣ成分の低減した超純水
を製造するための前処理装置に使用するためのもので、
酸素溶解槽は、生物反応槽に循環ポンプで供給される処
理水を曝気し、生物反応槽の充填層内で有機物を分解す
るのに消費された溶存酸素を飽和酸素濃度まで高めるた
めと、充填層の流動を活発化し、同時に坦体粒子の表面
に生長する生物膜の過剰部分を剥離して厚さを一定にす
るためにある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記先行装置では生物
反応槽の分散板の下の底部に原水を供給するための給水
管と、酸素溶解槽からの循環水を供給するための循環管
を接続し、供給される液を分散板を通じ上向流させ、充
填層を流動化している。しかし、これでは運転中に充填
層の坦体粒子が分散板の孔を通って生物反応槽の底に落
下し、底に沈積した坦体粒子は原水と循環水が生物反応
槽内を均一の上向流するのを阻害した。このため、原水
と循環水の上向流は偏流となり、充填層を構成する坦体
粒子の全体を流動化することができず、ＴＯＣ成分の分
解が不充分になり、製造する超純水のＴＯＣ成分の低減
には限度がある。
反応槽の分散板の下の底部に原水を供給するための給水
管と、酸素溶解槽からの循環水を供給するための循環管
を接続し、供給される液を分散板を通じ上向流させ、充
填層を流動化している。しかし、これでは運転中に充填
層の坦体粒子が分散板の孔を通って生物反応槽の底に落
下し、底に沈積した坦体粒子は原水と循環水が生物反応
槽内を均一の上向流するのを阻害した。このため、原水
と循環水の上向流は偏流となり、充填層を構成する坦体
粒子の全体を流動化することができず、ＴＯＣ成分の分
解が不充分になり、製造する超純水のＴＯＣ成分の低減
には限度がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み開
発したのであって、生物膜を付着した坦体粒子による充
填層を有し、原水を上向流で通水して充填層を流動床に
する流動床式生物処理装置において、生物反応槽の分散
板の下方に槽内に均一に散布する散布孔を下向きに備え
た散布管を敷設し、原水を供給するようにしたことを特
徴とする。
発したのであって、生物膜を付着した坦体粒子による充
填層を有し、原水を上向流で通水して充填層を流動床に
する流動床式生物処理装置において、生物反応槽の分散
板の下方に槽内に均一に散布する散布孔を下向きに備え
た散布管を敷設し、原水を供給するようにしたことを特
徴とする。
【０００５】
【実施例】図示の実施例において、１０は生物反応槽
で、底部の分散板１１上に生物膜を付着した活性炭、ア
ンスラサイト、砂、ゼオライト、イオン交換樹脂、プラ
スチックの成形粒等の坦体粒子による充填層１２を設
け、槽底に給水管１３で原水を供給して上向流させ、充
填層１２を流動床にするようになっている。原水は、流
動する充填層中を上向流する際に、含まれている尿素等
のＴＯＣ成分を坦体粒子に付着する生物膜で分解、除去
されて処理水となり、溢流管１４によって酸素溶解槽１
５に上から供給される。
で、底部の分散板１１上に生物膜を付着した活性炭、ア
ンスラサイト、砂、ゼオライト、イオン交換樹脂、プラ
スチックの成形粒等の坦体粒子による充填層１２を設
け、槽底に給水管１３で原水を供給して上向流させ、充
填層１２を流動床にするようになっている。原水は、流
動する充填層中を上向流する際に、含まれている尿素等
のＴＯＣ成分を坦体粒子に付着する生物膜で分解、除去
されて処理水となり、溢流管１４によって酸素溶解槽１
５に上から供給される。
【０００６】酸素溶解槽と、生物反応槽の槽底同志を循
環ポンプ１７を接続した循環管１６で連通し、循環ポン
プの運転で酸素溶解槽の槽内液を生物反応槽に循環、供
給するようになっている。酸素溶解槽１５の底部には曝
気のために空気を噴出するエアノズル１８が設けてあ
り、エアコンプレッサーからの圧縮空気が送気管１９で
供給される。尚、空気は、循環管１６の、循環ポンプ１
７の下流と酸素溶解槽の底部とを連絡する連絡管に空気
エゼクターを接続し、この空気エゼクターで供給しても
よい。このように酸素溶解槽を設けることにより原水の
みならず、空気も生物反応槽内に均一に分散することが
可能である。
環ポンプ１７を接続した循環管１６で連通し、循環ポン
プの運転で酸素溶解槽の槽内液を生物反応槽に循環、供
給するようになっている。酸素溶解槽１５の底部には曝
気のために空気を噴出するエアノズル１８が設けてあ
り、エアコンプレッサーからの圧縮空気が送気管１９で
供給される。尚、空気は、循環管１６の、循環ポンプ１
７の下流と酸素溶解槽の底部とを連絡する連絡管に空気
エゼクターを接続し、この空気エゼクターで供給しても
よい。このように酸素溶解槽を設けることにより原水の
みならず、空気も生物反応槽内に均一に分散することが
可能である。
【０００７】生物反応槽の分散板１１の孔径は約５〜２
０ｍｍであり、充填層１２を構成する坦体粒子の平均粒
径は１〜３ｍｍであり、運転中に坦体粒子の一部は分散
板の孔から底に落ち沈積し、前述したように生物反応槽
内を上向流する原水と循環水を偏流にする。これを防止
するため、生物反応槽の底の直上に、槽内に均一に水を
散布する散水孔２１を下向きに備えた散布管２０を敷設
し、この実施例では循環管１６を散布管２０に接続し、
原水の給水管１３は循環管の、循環ポンプ１７よりも下
流に分岐状に接続してある。散布管２０は、図２では複
数本を放射状に配列したものを示したが、図３に示すよ
うに内外多重の同心円状であってもよい。
０ｍｍであり、充填層１２を構成する坦体粒子の平均粒
径は１〜３ｍｍであり、運転中に坦体粒子の一部は分散
板の孔から底に落ち沈積し、前述したように生物反応槽
内を上向流する原水と循環水を偏流にする。これを防止
するため、生物反応槽の底の直上に、槽内に均一に水を
散布する散水孔２１を下向きに備えた散布管２０を敷設
し、この実施例では循環管１６を散布管２０に接続し、
原水の給水管１３は循環管の、循環ポンプ１７よりも下
流に分岐状に接続してある。散布管２０は、図２では複
数本を放射状に配列したものを示したが、図３に示すよ
うに内外多重の同心円状であってもよい。
【０００８】給水管１３にポンプで原水を供給しながら
循環ポンプ１７を運転すると、原水と、酸素を溶解した
循環水は一緒になって生物反応槽の底の直上の散布管２
０に供給され、該管の下向きの散布孔２１から底に向か
って噴出し、底に沈積しようとする坦体粒子を絶えず舞
い上げる。そして、散布孔２１は生物反応槽の底に対し
て均一な配置で設けてあるため、原水と循環水は分散板
１１を通って均一に上向流し、充填層の全体を均一に流
動化すると共に、循環水中に溶解した酸素は、充填層が
ＴＯＣ成分を分解するために消費した溶存酸素を充填層
の全体に均一に補い、坦体粒子に付着する生物膜の活性
を維持する。こうして、生物反応槽での処理水は溢流管
１４で酸素溶解槽１５に上から供給されて循環し、最終
的な処理水は酸素溶解槽から取出管２２で溢流する。
循環ポンプ１７を運転すると、原水と、酸素を溶解した
循環水は一緒になって生物反応槽の底の直上の散布管２
０に供給され、該管の下向きの散布孔２１から底に向か
って噴出し、底に沈積しようとする坦体粒子を絶えず舞
い上げる。そして、散布孔２１は生物反応槽の底に対し
て均一な配置で設けてあるため、原水と循環水は分散板
１１を通って均一に上向流し、充填層の全体を均一に流
動化すると共に、循環水中に溶解した酸素は、充填層が
ＴＯＣ成分を分解するために消費した溶存酸素を充填層
の全体に均一に補い、坦体粒子に付着する生物膜の活性
を維持する。こうして、生物反応槽での処理水は溢流管
１４で酸素溶解槽１５に上から供給されて循環し、最終
的な処理水は酸素溶解槽から取出管２２で溢流する。
【０００９】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
充填層の坦体粒子が分散板から底に落ちても、これを舞
い上げて沈積させないと共に、原水を生物反応槽内で均
一に上向流させ、充填層の全体を均一な流動床にする。
従って、原水中のＴＯＣ成分の分解を充分に行うこと
が、製造する超純水のＴＯＣ成分を大幅に低減できる。
又、散布管に原水と循環水を合流して供給すると、原水
用の散布管と、循環水用の散布管とを別々に敷設する無
駄がない。
充填層の坦体粒子が分散板から底に落ちても、これを舞
い上げて沈積させないと共に、原水を生物反応槽内で均
一に上向流させ、充填層の全体を均一な流動床にする。
従って、原水中のＴＯＣ成分の分解を充分に行うこと
が、製造する超純水のＴＯＣ成分を大幅に低減できる。
又、散布管に原水と循環水を合流して供給すると、原水
用の散布管と、循環水用の散布管とを別々に敷設する無
駄がない。
【図１】本発明の流動床式生物処理装置の一実施例の断
面図である。
面図である。
【図２】散布管を示す図１のＡ−Ｂ線での断面図であ
る。
る。
【図３】散布管の他の一例を示す図２と同様な断面図で
ある。
ある。
１０ 生物濾過槽 １１ 分散板 １２ 充填層 １３ 給水管 １４ 溢流管 １５ 酸素溶解槽 １６ 循環管 １７ 循環ポンプ １８ エアノズル １９ 送気管 ２０ 散布管 ２１ 散布孔
Claims (1)
- 【請求項１】 生物膜を付着した坦体粒子による充填層
を有し、原水を上向流で通水して充填層を流動床にする
流動床式生物処理装置において、生物反応槽の分散板の
下方に槽内に均一に散布する散布孔を下向きに備えた散
布管を敷設し、原水を供給するようにしたことを特徴と
する流動床式生物処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5235876A JPH0760273A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 流動床式生物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5235876A JPH0760273A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 流動床式生物処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760273A true JPH0760273A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16992556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5235876A Pending JPH0760273A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 流動床式生物処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760273A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6465144B2 (en) | 2000-03-08 | 2002-10-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic toner, process for production thereof, and image forming method, apparatus and process cartridge using the toner |
| US6790575B2 (en) | 2001-03-22 | 2004-09-14 | Ricoh Company, Ltd. | Two-component developer, image forming apparatus, and image forming method |
| JP2007185594A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Tashizen Techno Works:Kk | 廃液処理装置および廃液処理方法 |
| US7693458B2 (en) | 2006-06-20 | 2010-04-06 | Ricoh Company, Ltd. | Charging device, process cartridge, and image forming apparatus |
| US7725069B2 (en) | 2006-09-12 | 2010-05-25 | Ricoh Company Limited | Image forming apparatus and process unit for effectively applying lubricant and cleaning an image carrier |
| US7862973B2 (en) | 2006-11-22 | 2011-01-04 | Ricoh Company, Ltd. | Toner and developer, and image forming apparatus, image forming method and process cartridge |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5235876A patent/JPH0760273A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6465144B2 (en) | 2000-03-08 | 2002-10-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic toner, process for production thereof, and image forming method, apparatus and process cartridge using the toner |
| US6790575B2 (en) | 2001-03-22 | 2004-09-14 | Ricoh Company, Ltd. | Two-component developer, image forming apparatus, and image forming method |
| JP2007185594A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Tashizen Techno Works:Kk | 廃液処理装置および廃液処理方法 |
| US7693458B2 (en) | 2006-06-20 | 2010-04-06 | Ricoh Company, Ltd. | Charging device, process cartridge, and image forming apparatus |
| US7725069B2 (en) | 2006-09-12 | 2010-05-25 | Ricoh Company Limited | Image forming apparatus and process unit for effectively applying lubricant and cleaning an image carrier |
| US7862973B2 (en) | 2006-11-22 | 2011-01-04 | Ricoh Company, Ltd. | Toner and developer, and image forming apparatus, image forming method and process cartridge |
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