JPH0760202A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JPH0760202A JPH0760202A JP23571693A JP23571693A JPH0760202A JP H0760202 A JPH0760202 A JP H0760202A JP 23571693 A JP23571693 A JP 23571693A JP 23571693 A JP23571693 A JP 23571693A JP H0760202 A JPH0760202 A JP H0760202A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被洗浄物を洗浄室ハウジング内で回転させつ
つ洗浄及び必要に応じて乾燥を行う洗浄装置において、
全体的な振動及び騒音を抑制するとともに、高回転、高
重量に対応できるようにして、洗浄や乾燥の効率を高め
る。 【構成】 装置本体1の上に洗浄室ハウジング2が設け
られ、この内部の洗浄室3内に被洗浄物Wを収容する洗
浄バスケット17が保持回転体としてのバスケットホル
ダ18に装着される。バスケットホルダ18はモータ4
0を介して回転させられ、ノズル装置4から洗浄工程で
は洗浄液が、乾燥工程では必要に応じて加熱されたエア
が噴出される。バスケットホルダ18の回転により洗浄
室ハウジング2には振動が生じるが、この洗浄室ハウジ
ング2と装置本体1との間には弾性部材としてゴム弾性
体51が介在させられ、この弾性支持構造により洗浄室
ハウジング2の振動が装置本体1に伝わりにくくなって
いる。
つ洗浄及び必要に応じて乾燥を行う洗浄装置において、
全体的な振動及び騒音を抑制するとともに、高回転、高
重量に対応できるようにして、洗浄や乾燥の効率を高め
る。 【構成】 装置本体1の上に洗浄室ハウジング2が設け
られ、この内部の洗浄室3内に被洗浄物Wを収容する洗
浄バスケット17が保持回転体としてのバスケットホル
ダ18に装着される。バスケットホルダ18はモータ4
0を介して回転させられ、ノズル装置4から洗浄工程で
は洗浄液が、乾燥工程では必要に応じて加熱されたエア
が噴出される。バスケットホルダ18の回転により洗浄
室ハウジング2には振動が生じるが、この洗浄室ハウジ
ング2と装置本体1との間には弾性部材としてゴム弾性
体51が介在させられ、この弾性支持構造により洗浄室
ハウジング2の振動が装置本体1に伝わりにくくなって
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば加工部品や回
路基板等を洗浄する洗浄装置に関し、特に被洗浄物を回
転させながら洗浄する装置の改良に関する。
路基板等を洗浄する洗浄装置に関し、特に被洗浄物を回
転させながら洗浄する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような加工部品や回路基板
等の被洗浄物を、洗浄室ハウジング内の洗浄室に収容
し、これを例えば洗浄バスケット及びバスケットホルダ
等を介して回転させつつ、所定のノズル装置から洗浄液
を噴射して洗浄を行うものが知られている。また、その
洗浄に引き続いて乾燥を行うものもある。
等の被洗浄物を、洗浄室ハウジング内の洗浄室に収容
し、これを例えば洗浄バスケット及びバスケットホルダ
等を介して回転させつつ、所定のノズル装置から洗浄液
を噴射して洗浄を行うものが知られている。また、その
洗浄に引き続いて乾燥を行うものもある。
【0003】このように被洗浄物を回転させた状態で洗
浄及び必要に応じて乾燥する洗浄装置では、その回転時
に洗浄室ハウジングに振動が発生し、この振動が装置本
体に伝わって全体が振動する。回転数を上げるにつれて
洗浄装置本体の振動は激しくなり、振動発生により大き
な騒音が発生する。また、このような回転に伴う振動に
より、回転機構部に振動による力が直接伝わり、これに
より回転機構部に無理な力が加わったり、回転軸の軸受
部に偏摩耗を生じさせたりするおそれがある。
浄及び必要に応じて乾燥する洗浄装置では、その回転時
に洗浄室ハウジングに振動が発生し、この振動が装置本
体に伝わって全体が振動する。回転数を上げるにつれて
洗浄装置本体の振動は激しくなり、振動発生により大き
な騒音が発生する。また、このような回転に伴う振動に
より、回転機構部に振動による力が直接伝わり、これに
より回転機構部に無理な力が加わったり、回転軸の軸受
部に偏摩耗を生じさせたりするおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような振動を軽減
するためには、低速回転で洗浄や乾燥を行わざるを得
ず、また被洗浄物の積載重量も軽くする必要があるが、
そうすると洗浄工程や乾燥工程の効率が低くなることを
否めない。かといって回転数を上げ、また被洗浄物の積
載重量を増やせば、全体の振動が激しくなり、騒音もひ
どいものとなってしまう。
するためには、低速回転で洗浄や乾燥を行わざるを得
ず、また被洗浄物の積載重量も軽くする必要があるが、
そうすると洗浄工程や乾燥工程の効率が低くなることを
否めない。かといって回転数を上げ、また被洗浄物の積
載重量を増やせば、全体の振動が激しくなり、騒音もひ
どいものとなってしまう。
【0005】本発明の課題は、回転による振動を抑制
し、高速運転に対応できるとともに、積載重量も大きく
することができる洗浄装置を提供することにある。
し、高速運転に対応できるとともに、積載重量も大きく
することができる洗浄装置を提供することにある。
【0006】本発明に係る洗浄装置は、内部に洗浄室を
形成する洗浄室ハウジングと、そのハウジング内に回転
可能に設けられ、被洗浄物を保持して回転させられる保
持回転体と、その被洗浄物に洗浄液を供給する洗浄液供
給装置と、洗浄室ハウジングを支持する装置本体と、そ
れら洗浄室ハウジングと装置本体との間に介在させられ
た弾性部材とを含むものである。
形成する洗浄室ハウジングと、そのハウジング内に回転
可能に設けられ、被洗浄物を保持して回転させられる保
持回転体と、その被洗浄物に洗浄液を供給する洗浄液供
給装置と、洗浄室ハウジングを支持する装置本体と、そ
れら洗浄室ハウジングと装置本体との間に介在させられ
た弾性部材とを含むものである。
【0007】また洗浄室ハウジングには、保持回転体が
回転可能に保持されるが、これに加え、その保持回転体
の回転駆動機構(例えばモータや回転伝達機構)が洗浄
室ハウジングに取り付けられた構成では、保持回転体及
び回転駆動機構が洗浄室ハウジングとともに弾性部材を
介して装置本体に弾性支持された構造となる。
回転可能に保持されるが、これに加え、その保持回転体
の回転駆動機構(例えばモータや回転伝達機構)が洗浄
室ハウジングに取り付けられた構成では、保持回転体及
び回転駆動機構が洗浄室ハウジングとともに弾性部材を
介して装置本体に弾性支持された構造となる。
【0008】さらに保持回転体としては、被洗浄物を収
容した洗浄バスケットと、この洗浄バスケットが脱着自
在に装着されるバスケットホルダとの結合体が好適に採
用される。
容した洗浄バスケットと、この洗浄バスケットが脱着自
在に装着されるバスケットホルダとの結合体が好適に採
用される。
【0009】本発明に従う洗浄装置においては、保持回
転体の回転に伴い、洗浄室ハウジングに振動が生じて
も、洗浄室ハウジングが弾性部材を介して装置本体に支
持されているため、その振動が装置本体に伝わることが
防止ないしは抑制され、回転数を上げても、又は被洗浄
物の重量を増やしても、洗浄室ハウジングの振動が弾性
部材により遮断されて、装置全体の大きな振動を生じさ
せない。
転体の回転に伴い、洗浄室ハウジングに振動が生じて
も、洗浄室ハウジングが弾性部材を介して装置本体に支
持されているため、その振動が装置本体に伝わることが
防止ないしは抑制され、回転数を上げても、又は被洗浄
物の重量を増やしても、洗浄室ハウジングの振動が弾性
部材により遮断されて、装置全体の大きな振動を生じさ
せない。
【0010】また、その弾性部材は、上記振動により発
生する力を1箇所に集中させることなく逃がし、回転機
構部に無理な力が加わることを防止し、その回転機構部
や装置全体の破損を防止する作用も果たす。
生する力を1箇所に集中させることなく逃がし、回転機
構部に無理な力が加わることを防止し、その回転機構部
や装置全体の破損を防止する作用も果たす。
【0011】そして、このような振動抑制効果に基づ
き、保持回転体を高速回転させることにより、洗浄や乾
燥を効率よく行うことができる。また被洗浄物の積載重
量を大きくすることができるため、1回当たりの洗浄や
乾燥の工程能率を高めることができる。
き、保持回転体を高速回転させることにより、洗浄や乾
燥を効率よく行うことができる。また被洗浄物の積載重
量を大きくすることができるため、1回当たりの洗浄や
乾燥の工程能率を高めることができる。
【0012】なお、弾性部材として振動の反射作用のみ
ならず、減衰機能を持つ弾性部材(減衰力の大きなゴム
等の弾性体、あるいは内部に流体を封入し、かつ弾性変
形の際にオリフィスを介して流体を流動させる構造等)
を用いることにより、振動の遮断のみならず、洗浄ハウ
ジング自体の振動を減衰する作用も得られる。
ならず、減衰機能を持つ弾性部材(減衰力の大きなゴム
等の弾性体、あるいは内部に流体を封入し、かつ弾性変
形の際にオリフィスを介して流体を流動させる構造等)
を用いることにより、振動の遮断のみならず、洗浄ハウ
ジング自体の振動を減衰する作用も得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に概念的に示すように本実施例に係る洗浄
装置は、装置本体1と、この上に設けられた洗浄室ハウ
ジング2と、この内部に形成された洗浄室3と、洗浄室
3内に収容された被洗浄物Wに洗浄液等の流体を吹き付
けるノズル装置4と、このノズル装置4に洗浄液、エア
又はこれらの混合流体を供給する流体管路5と、洗浄室
3の温風吹出口6に温風を供給する温風供給装置7とを
備えている。
明する。図1に概念的に示すように本実施例に係る洗浄
装置は、装置本体1と、この上に設けられた洗浄室ハウ
ジング2と、この内部に形成された洗浄室3と、洗浄室
3内に収容された被洗浄物Wに洗浄液等の流体を吹き付
けるノズル装置4と、このノズル装置4に洗浄液、エア
又はこれらの混合流体を供給する流体管路5と、洗浄室
3の温風吹出口6に温風を供給する温風供給装置7とを
備えている。
【0014】装置本体1には洗浄液タンク8が設けら
れ、ここに収容された洗浄液が、ポンプ9により洗浄液
管路10及び流体管路5を経てノズル装置4に供給され
るようになっている。洗浄液タンク8の洗浄液はヒータ
12で所定温度に加熱され、この洗浄液内に浸漬された
ヒートパイプ13を通るようにエアがエアコンプレッサ
14によりエア管路15及び流体管路5を経て上述のノ
ズル装置4に供給される。そして、これらの洗浄液管路
10、エア管路15及び流体管路5を含んで洗浄液及び
エアの供給配管系統16が構成されている。
れ、ここに収容された洗浄液が、ポンプ9により洗浄液
管路10及び流体管路5を経てノズル装置4に供給され
るようになっている。洗浄液タンク8の洗浄液はヒータ
12で所定温度に加熱され、この洗浄液内に浸漬された
ヒートパイプ13を通るようにエアがエアコンプレッサ
14によりエア管路15及び流体管路5を経て上述のノ
ズル装置4に供給される。そして、これらの洗浄液管路
10、エア管路15及び流体管路5を含んで洗浄液及び
エアの供給配管系統16が構成されている。
【0015】被洗浄物Wは、洗浄バスケット17を介し
て保持回転体としてのバスケットホルダ18に収容さ
れ、バスケットホルダ18はモータ40で垂直軸周りに
回転させられるようになっている。
て保持回転体としてのバスケットホルダ18に収容さ
れ、バスケットホルダ18はモータ40で垂直軸周りに
回転させられるようになっている。
【0016】各部についてさらに詳しく説明する。図2
に示すように、装置本体1の洗浄液タンク8には、上述
のヒータ12、ヒートパイプ13の他、液面監視用のプ
ロートスイッチ20、液面確認用のレベルゲージ21、
タンク8内の洗浄液を排出するドレンコック22、洗浄
液の汚れを除去するフィルタ23等が設けられている。
に示すように、装置本体1の洗浄液タンク8には、上述
のヒータ12、ヒートパイプ13の他、液面監視用のプ
ロートスイッチ20、液面確認用のレベルゲージ21、
タンク8内の洗浄液を排出するドレンコック22、洗浄
液の汚れを除去するフィルタ23等が設けられている。
【0017】供給配管系統16は、前述の洗浄液の供給
・循環のためのポンプ9の他、洗浄液の汚れ及び微細ご
みを除去するフィルタ24、フィルタ背圧監視用の圧力
ゲージ25、さらに洗浄液管路10の途上に設けられた
吐出圧確認用の圧力ゲージ27等を有している。ノズル
装置4から洗浄室3内に供給された洗浄液は、洗浄室ハ
ウジング2の底部から下方に延びる洗浄液排出口28を
フィルタ29を介して通り、洗浄液タンク8に戻され
る。
・循環のためのポンプ9の他、洗浄液の汚れ及び微細ご
みを除去するフィルタ24、フィルタ背圧監視用の圧力
ゲージ25、さらに洗浄液管路10の途上に設けられた
吐出圧確認用の圧力ゲージ27等を有している。ノズル
装置4から洗浄室3内に供給された洗浄液は、洗浄室ハ
ウジング2の底部から下方に延びる洗浄液排出口28を
フィルタ29を介して通り、洗浄液タンク8に戻され
る。
【0018】前述の洗浄室3を形成する洗浄室ハウジン
グ2は、有底の箱体の形態をなし、その上部開口が開閉
扉30で開閉されるようになっている。開閉扉30は、
支点Oを中心に水平な閉鎖状態からほぼ垂直な開放状態
まで、約90度の範囲で開閉するようになっており、ノ
ズル装置4はこの開閉扉30に固定されている。この開
閉が可能となるように、流体管路5は曲げ自在な配管材
料とされるか、もしくはユニバーサルジョイント35等
が用いられる。
グ2は、有底の箱体の形態をなし、その上部開口が開閉
扉30で開閉されるようになっている。開閉扉30は、
支点Oを中心に水平な閉鎖状態からほぼ垂直な開放状態
まで、約90度の範囲で開閉するようになっており、ノ
ズル装置4はこの開閉扉30に固定されている。この開
閉が可能となるように、流体管路5は曲げ自在な配管材
料とされるか、もしくはユニバーサルジョイント35等
が用いられる。
【0019】開閉扉30の中央部には、洗浄室3内を見
るための覗き窓31が形成され、さらに自由端部には取
手32が設けられている。洗浄室ハウジング2には、開
閉扉30の開閉を確認するセンサ33、開閉扉30を閉
鎖位置にロックする開閉ロックシリンダ34が設けら
れ、このセンサ33が開閉扉30の閉鎖状態を確認する
ことに基づき、開閉ロックシリンダ34がロック状態と
なり、洗浄室3内における洗浄および乾燥中はロックシ
リンダ34の作用で開閉扉30が開かないように安全上
の配慮がなされている。開閉ロックシリンダ34に代え
てソレノイドを用いることも可能である。
るための覗き窓31が形成され、さらに自由端部には取
手32が設けられている。洗浄室ハウジング2には、開
閉扉30の開閉を確認するセンサ33、開閉扉30を閉
鎖位置にロックする開閉ロックシリンダ34が設けら
れ、このセンサ33が開閉扉30の閉鎖状態を確認する
ことに基づき、開閉ロックシリンダ34がロック状態と
なり、洗浄室3内における洗浄および乾燥中はロックシ
リンダ34の作用で開閉扉30が開かないように安全上
の配慮がなされている。開閉ロックシリンダ34に代え
てソレノイドを用いることも可能である。
【0020】洗浄室3に設けられた前記バスケットホル
ダ18は、有底円筒状のもので、図3に示すように、そ
の底部の中心部にフランジ部材36を介して回転軸37
が下方に延びるように一体的に固定されている。回転軸
37は、洗浄室ハウジング2の底部に設けられた軸受部
38により回転可能に保持され、その下端部に固定され
た従動プーリ39とモータ40の出力軸に固定の駆動プ
ーリ41との間にベルト42が巻き掛けられ、モータ4
0はブラケット43を介して洗浄室ハウジング2の底面
に固定されている。このモータ40は、図13のインバ
ータ44を介して駆動され、図3に示す洗浄室3内でバ
スケットホルダ18を垂直軸周りに回転させる。
ダ18は、有底円筒状のもので、図3に示すように、そ
の底部の中心部にフランジ部材36を介して回転軸37
が下方に延びるように一体的に固定されている。回転軸
37は、洗浄室ハウジング2の底部に設けられた軸受部
38により回転可能に保持され、その下端部に固定され
た従動プーリ39とモータ40の出力軸に固定の駆動プ
ーリ41との間にベルト42が巻き掛けられ、モータ4
0はブラケット43を介して洗浄室ハウジング2の底面
に固定されている。このモータ40は、図13のインバ
ータ44を介して駆動され、図3に示す洗浄室3内でバ
スケットホルダ18を垂直軸周りに回転させる。
【0021】図7に示す洗浄バスケット17は有底円筒
状の形態をなし、図8に示すようにバスケットホルダ1
8の内側へ嵌め入れられるもので、上部に取手45を有
している。洗浄バスケット17は、バスケットホルダ1
8の内面に垂直方向に設けられたリブ状の弾性体(ゴム
凸条等)46に外周面が密着して、バスケットホルダ1
8に一体化される。弾性体46としては、ゴムの他、軟
質樹脂あるいは板ばね、もしくは内向きに付勢されたプ
ランジャ等を用いることができる。また、このような弾
性体46をなくし、バスケットホルダ18の内周と洗浄
バスケット17の外周とが直接接触するように装着する
こと、さらには洗浄バスケット17を用いないで、バス
ケットホルダ18に被洗浄物を直接入れてもよい。洗浄
バスケット17およびバスケットホルダ18の各々の上
面、底面及び側面は、必要に応じ網目状になっている。
状の形態をなし、図8に示すようにバスケットホルダ1
8の内側へ嵌め入れられるもので、上部に取手45を有
している。洗浄バスケット17は、バスケットホルダ1
8の内面に垂直方向に設けられたリブ状の弾性体(ゴム
凸条等)46に外周面が密着して、バスケットホルダ1
8に一体化される。弾性体46としては、ゴムの他、軟
質樹脂あるいは板ばね、もしくは内向きに付勢されたプ
ランジャ等を用いることができる。また、このような弾
性体46をなくし、バスケットホルダ18の内周と洗浄
バスケット17の外周とが直接接触するように装着する
こと、さらには洗浄バスケット17を用いないで、バス
ケットホルダ18に被洗浄物を直接入れてもよい。洗浄
バスケット17およびバスケットホルダ18の各々の上
面、底面及び側面は、必要に応じ網目状になっている。
【0022】バスケットホルダ18の代わりに、図9に
示すように、回転プレート47をフランジ部材36に取
り付け、この回転プレート47の上に被洗浄物を固定し
てもよい。この場合、被洗浄物の固定方法としては、ね
じによる固定、位置決めピンによる固定等がある。
示すように、回転プレート47をフランジ部材36に取
り付け、この回転プレート47の上に被洗浄物を固定し
てもよい。この場合、被洗浄物の固定方法としては、ね
じによる固定、位置決めピンによる固定等がある。
【0023】バスケットホルダ18は、洗浄バスケット
17の寸法に応じてサイズの異なるものに交換すること
ができる。また、図1に示すように、洗浄バスケット1
7の寸法確認用のセンサ48が、洗浄室ハウジング2の
底部に設けられている。このセンサ48は、洗浄バスケ
ット17の交換時にそのバスケット寸法を確認する役割
を果たし、これに応じてモータ40の回転速度を調節す
ることができる。
17の寸法に応じてサイズの異なるものに交換すること
ができる。また、図1に示すように、洗浄バスケット1
7の寸法確認用のセンサ48が、洗浄室ハウジング2の
底部に設けられている。このセンサ48は、洗浄バスケ
ット17の交換時にそのバスケット寸法を確認する役割
を果たし、これに応じてモータ40の回転速度を調節す
ることができる。
【0024】図3に示す前記バスケットホルダ18、回
転軸37、軸受部38、駆動プーリ41及び従動プーリ
39、さらにモータ40等を含む回転機構部50は、洗
浄室ハウジング2に吊り下げ形態で取り付けられてい
る。洗浄室ハウジング2と装置本体1との間には適数の
ゴム弾性体51が介在させられ、洗浄室ハウジング2
は、このゴム弾性体51を介して装置本体1の上面で弾
性的に支持されている。ゴム弾性体51は、環状のもの
でもよいし、均等に複数設けられたものでもよい。回転
機構部50が駆動し、バスケットホルダ18が回転する
状態では、洗浄室ハウジング2にその回転に伴う振動が
生じるが、この振動がゴム弾性体51で吸収ないしは緩
和されて、装置本体1に伝わることが防止ないしは抑制
される。
転軸37、軸受部38、駆動プーリ41及び従動プーリ
39、さらにモータ40等を含む回転機構部50は、洗
浄室ハウジング2に吊り下げ形態で取り付けられてい
る。洗浄室ハウジング2と装置本体1との間には適数の
ゴム弾性体51が介在させられ、洗浄室ハウジング2
は、このゴム弾性体51を介して装置本体1の上面で弾
性的に支持されている。ゴム弾性体51は、環状のもの
でもよいし、均等に複数設けられたものでもよい。回転
機構部50が駆動し、バスケットホルダ18が回転する
状態では、洗浄室ハウジング2にその回転に伴う振動が
生じるが、この振動がゴム弾性体51で吸収ないしは緩
和されて、装置本体1に伝わることが防止ないしは抑制
される。
【0025】このような弾性支持機構としては、図10
に示すような弾性ゴム、弾性樹脂等の弾性ブロック(5
1)の他に、図11に示すような複数の圧縮コイルばね
52を用いたり、図12に示すような引張コイルばね5
3を用いることもできる。この引張コイルばね53の上
端は、装置本体1上に立設された複数のステー54に支
持され、下端が洗浄室ハウジング2の底部に引っ掛けら
れている。
に示すような弾性ゴム、弾性樹脂等の弾性ブロック(5
1)の他に、図11に示すような複数の圧縮コイルばね
52を用いたり、図12に示すような引張コイルばね5
3を用いることもできる。この引張コイルばね53の上
端は、装置本体1上に立設された複数のステー54に支
持され、下端が洗浄室ハウジング2の底部に引っ掛けら
れている。
【0026】図2に戻って、洗浄室3内に開口する前述
の温風吹出口6は、洗浄室3の内面とバスケットホルダ
18の外面との間のスペースに温風を吹き出すように位
置し、ダクト55により前述の温風供給装置7につなが
っている。温風供給装置7は、図5に模式的に示すよう
に、ハウジング56、その内部に設けられた電熱ヒータ
57、この後方においてモータ58により回転させられ
るファン59を有し、ファン59の回転により電熱ヒー
タ57の近傍の加熱された空気が温風としてダクト55
側へ吹き出され、図6に示すように、洗浄室3内に温風
吹出口6から吹き出される。この温風吹出口6には、洗
浄室3内において対流効果をもたせるように、羽根状の
風向板を設けることもできる。このような風向板は、温
風吹出口からの逆流防止機能も果たすものである。さら
に、図2に示すように、温風吹出口6より上側には温風
排出口60が洗浄室ハウジング2に設けられ、洗浄室3
内を循環した温風がこの温風排出口60から大気に排出
されるようになっている。
の温風吹出口6は、洗浄室3の内面とバスケットホルダ
18の外面との間のスペースに温風を吹き出すように位
置し、ダクト55により前述の温風供給装置7につなが
っている。温風供給装置7は、図5に模式的に示すよう
に、ハウジング56、その内部に設けられた電熱ヒータ
57、この後方においてモータ58により回転させられ
るファン59を有し、ファン59の回転により電熱ヒー
タ57の近傍の加熱された空気が温風としてダクト55
側へ吹き出され、図6に示すように、洗浄室3内に温風
吹出口6から吹き出される。この温風吹出口6には、洗
浄室3内において対流効果をもたせるように、羽根状の
風向板を設けることもできる。このような風向板は、温
風吹出口からの逆流防止機能も果たすものである。さら
に、図2に示すように、温風吹出口6より上側には温風
排出口60が洗浄室ハウジング2に設けられ、洗浄室3
内を循環した温風がこの温風排出口60から大気に排出
されるようになっている。
【0027】図1に示す供給配管系統16の一部には、
洗浄液管路10及びエア管路15の合流部の近傍に切換
装置68が設けられている。この部分を拡大して図4に
示す。洗浄液管路10とエア管路15とは接続部61で
合流するが、これより上流側に位置して洗浄液管路10
には、洗浄液開閉弁62、洗浄液の吐出量(吐出圧)を
制御する例えばニードル式の洗浄液流量制御弁63及び
逆止弁64が、接続部61に向かってこの順で設けられ
ている。また、エア管路15にも同様に、エア開閉弁6
5、エアの吐出量(吐出圧)を制御するニードル式等の
エア流量制御弁66及び逆止弁67が設けられている。
洗浄液管路10及びエア管路15の合流部の近傍に切換
装置68が設けられている。この部分を拡大して図4に
示す。洗浄液管路10とエア管路15とは接続部61で
合流するが、これより上流側に位置して洗浄液管路10
には、洗浄液開閉弁62、洗浄液の吐出量(吐出圧)を
制御する例えばニードル式の洗浄液流量制御弁63及び
逆止弁64が、接続部61に向かってこの順で設けられ
ている。また、エア管路15にも同様に、エア開閉弁6
5、エアの吐出量(吐出圧)を制御するニードル式等の
エア流量制御弁66及び逆止弁67が設けられている。
【0028】洗浄液開閉弁62を開き、エア開閉弁65
を閉じることにより、洗浄液が洗浄液管路10から洗浄
液開閉弁62、流量制御弁63、逆止弁64、接続部6
1及び流体管路5を経て前述のノズル装置4から噴出さ
れる。このとき、洗浄液のエア管路15側への流入は逆
止弁67で止められる。一方、洗浄液開閉弁62を閉
じ、エア開閉弁65を開くことにより、加熱されたエア
がエア管路15、エア開閉弁65、流量制御弁66、逆
止弁67、接続部61及び流体管路5を経て前述のノズ
ル装置4へ導かれ、洗浄液管路10側へのエアの進入
は、逆止弁64で止められる。さらに、洗浄液開閉弁6
2及びエア開閉弁65を共に開いた状態とすることによ
り、洗浄液とエアとが混合された洗浄液・エア混合流体
が接続部61及び流体管路5を経てノズル装置4から噴
出される。
を閉じることにより、洗浄液が洗浄液管路10から洗浄
液開閉弁62、流量制御弁63、逆止弁64、接続部6
1及び流体管路5を経て前述のノズル装置4から噴出さ
れる。このとき、洗浄液のエア管路15側への流入は逆
止弁67で止められる。一方、洗浄液開閉弁62を閉
じ、エア開閉弁65を開くことにより、加熱されたエア
がエア管路15、エア開閉弁65、流量制御弁66、逆
止弁67、接続部61及び流体管路5を経て前述のノズ
ル装置4へ導かれ、洗浄液管路10側へのエアの進入
は、逆止弁64で止められる。さらに、洗浄液開閉弁6
2及びエア開閉弁65を共に開いた状態とすることによ
り、洗浄液とエアとが混合された洗浄液・エア混合流体
が接続部61及び流体管路5を経てノズル装置4から噴
出される。
【0029】このように供給配管系統16の一部に切換
装置68を設けたことにより得られた混合流体は、気泡
を含んだ洗浄液となり、被洗浄物に対する衝撃力が増
し、洗浄液のみを噴出する場合に比べて洗浄力が増大す
る。この場合、洗浄液もしくはエアを断続的に供給する
ようにすれば、その混合流体は脈流となり、洗浄力をさ
らに高める上で有効である。また、ニードル式等の洗浄
液流量制御弁63及びエア流量制御弁66により、上述
の混合流体の混合比率や噴出力を制御することができ
る。なお、乾燥工程では、加熱エアのみがノズル装置4
から噴出されることとなる。
装置68を設けたことにより得られた混合流体は、気泡
を含んだ洗浄液となり、被洗浄物に対する衝撃力が増
し、洗浄液のみを噴出する場合に比べて洗浄力が増大す
る。この場合、洗浄液もしくはエアを断続的に供給する
ようにすれば、その混合流体は脈流となり、洗浄力をさ
らに高める上で有効である。また、ニードル式等の洗浄
液流量制御弁63及びエア流量制御弁66により、上述
の混合流体の混合比率や噴出力を制御することができ
る。なお、乾燥工程では、加熱エアのみがノズル装置4
から噴出されることとなる。
【0030】図13は制御系を簡略に示すブロック図で
ある。その制御部70はCPU71及びプログラムメモ
リ72、タイマ73等を備え、この制御部70に各種の
入力を行う操作盤74が接続されるとともに、図2で示
した開閉扉30の開閉状態を確認するセンサ33及びバ
スケットホルダ18に収容される洗浄バスケット17の
大きさを確認するセンサ48等が接続されている。その
バスケットホルダ18を回転させるモータ40は、イン
バータ44を介して制御部70に接続され、さらにこの
制御部70には、前述の温風供給装置7、洗浄液開閉弁
62、エア開閉弁65、洗浄液流量制御弁63、エア流
量制御弁66、開閉ロックシリンダ34、洗浄液ポンプ
9及びエアコンプレッサ14等が接続されている。
ある。その制御部70はCPU71及びプログラムメモ
リ72、タイマ73等を備え、この制御部70に各種の
入力を行う操作盤74が接続されるとともに、図2で示
した開閉扉30の開閉状態を確認するセンサ33及びバ
スケットホルダ18に収容される洗浄バスケット17の
大きさを確認するセンサ48等が接続されている。その
バスケットホルダ18を回転させるモータ40は、イン
バータ44を介して制御部70に接続され、さらにこの
制御部70には、前述の温風供給装置7、洗浄液開閉弁
62、エア開閉弁65、洗浄液流量制御弁63、エア流
量制御弁66、開閉ロックシリンダ34、洗浄液ポンプ
9及びエアコンプレッサ14等が接続されている。
【0031】バスケットホルダ18の回転駆動源たるモ
ータ40がインバータ制御されることにより、洗浄工程
及び乾燥工程でのモータ回転速度を可変とすることがで
き、例えば洗浄工程より乾燥工程の方がバスケットホル
ダ18の回転速度を高めるように設定することができ
る。また、回転方向に関して正転・逆転の切換ができる
とともに、設定回転速度までの加速時間、設定回転速度
からの減速時間の設定等が容易にできる。さらに、ブレ
ーキモータとの併用により瞬時停止が可能となる。な
お、洗浄時間及び乾燥時間は、上記タイマ73により自
由にそれぞれの時間を設定できる。
ータ40がインバータ制御されることにより、洗浄工程
及び乾燥工程でのモータ回転速度を可変とすることがで
き、例えば洗浄工程より乾燥工程の方がバスケットホル
ダ18の回転速度を高めるように設定することができ
る。また、回転方向に関して正転・逆転の切換ができる
とともに、設定回転速度までの加速時間、設定回転速度
からの減速時間の設定等が容易にできる。さらに、ブレ
ーキモータとの併用により瞬時停止が可能となる。な
お、洗浄時間及び乾燥時間は、上記タイマ73により自
由にそれぞれの時間を設定できる。
【0032】次に、本実施例の洗浄装置の使用方法並び
に作動について説明する。 (1)被洗浄物を洗浄バスケット17に入れる。これは
洗浄装置外の作業である。 (2)洗浄装置における図2の開閉扉30を開く(人手
による)。 (3)被洗浄物が入った洗浄バスケット17をバスケッ
トホルダ18に装着、又は被洗浄物を図9の回転プレー
ト47に固定する(人手による)。 (4)洗浄装置の図2の開閉扉30を閉じる(人手によ
る)。 (5)スタートスイッチを押す(人手による)。 (6)図2の開閉ロックシリンダ34が作動し、開閉扉
30を閉鎖状態に固定する(自動)。
に作動について説明する。 (1)被洗浄物を洗浄バスケット17に入れる。これは
洗浄装置外の作業である。 (2)洗浄装置における図2の開閉扉30を開く(人手
による)。 (3)被洗浄物が入った洗浄バスケット17をバスケッ
トホルダ18に装着、又は被洗浄物を図9の回転プレー
ト47に固定する(人手による)。 (4)洗浄装置の図2の開閉扉30を閉じる(人手によ
る)。 (5)スタートスイッチを押す(人手による)。 (6)図2の開閉ロックシリンダ34が作動し、開閉扉
30を閉鎖状態に固定する(自動)。
【0033】(7)洗浄工程スタート(自動)。 (8)図1のバスケットホルダ18が回転を開始し、か
つノズル装置4から洗浄液・エアの混合流体が噴出さ
れ、これが洗浄バスケット17内の被洗浄物に吹き付け
られて洗浄が行われる。つまり、図4の切換装置68で
開閉弁62及び65がともに開状態とされる。回転バス
ケット18を駆動するモータ40はインバータ制御さ
れ、予め設定された回転速度で回転する。なお、図1に
示すセンサ48が洗浄バスケット17の大きさを検出
し、その大きさに基づいてバスケットホルダ18の回転
速度を調節する。例えば、洗浄バスケット17が大きい
ほど上記回転速度を遅くするというような調節である。
また、温風供給装置7が作動し、温風吹出口6から洗浄
室3内に温風が循環させられて、それが温風排出口60
から排出される。
つノズル装置4から洗浄液・エアの混合流体が噴出さ
れ、これが洗浄バスケット17内の被洗浄物に吹き付け
られて洗浄が行われる。つまり、図4の切換装置68で
開閉弁62及び65がともに開状態とされる。回転バス
ケット18を駆動するモータ40はインバータ制御さ
れ、予め設定された回転速度で回転する。なお、図1に
示すセンサ48が洗浄バスケット17の大きさを検出
し、その大きさに基づいてバスケットホルダ18の回転
速度を調節する。例えば、洗浄バスケット17が大きい
ほど上記回転速度を遅くするというような調節である。
また、温風供給装置7が作動し、温風吹出口6から洗浄
室3内に温風が循環させられて、それが温風排出口60
から排出される。
【0034】(9)洗浄中は、バスケットホルダ18を
正転・逆転させる制御を繰り返す。 (10)タイマ73による洗浄工程の設定時間が終了すれ
ば、バスケットホルダ18の回転が停止し、ノズル装置
4からの混合洗浄流体の噴出も停止する。
正転・逆転させる制御を繰り返す。 (10)タイマ73による洗浄工程の設定時間が終了すれ
ば、バスケットホルダ18の回転が停止し、ノズル装置
4からの混合洗浄流体の噴出も停止する。
【0035】(11)乾燥工程スタート(自動)。 (12)バスケットホルダ18が回転を開始し、ノズル装
置4から加熱エアが噴出する。すなわち、図4の洗浄液
開閉弁62が閉じ、エア開閉弁65が開いた状態とされ
る。この乾燥工程におけるバスケットホルダ18の回転
速度は前述のインバータ44で制御され、その回転速度
を洗浄工程のそれと同じにすることもできるし、それよ
り一定量速く設定することも可能である。
置4から加熱エアが噴出する。すなわち、図4の洗浄液
開閉弁62が閉じ、エア開閉弁65が開いた状態とされ
る。この乾燥工程におけるバスケットホルダ18の回転
速度は前述のインバータ44で制御され、その回転速度
を洗浄工程のそれと同じにすることもできるし、それよ
り一定量速く設定することも可能である。
【0036】(13)乾燥工程でも、バスケットホルダ1
8の回転方向を正逆両方向に切り換えることが望まし
い。 (14)タイマ73でセットされた乾燥工程の設定時間が
経過すれば、バスケットホルダ18の回転が停止し、か
つ図4のエア開閉弁65が閉じて、図1のノズル装置4
からのエアの噴出も停止する。
8の回転方向を正逆両方向に切り換えることが望まし
い。 (14)タイマ73でセットされた乾燥工程の設定時間が
経過すれば、バスケットホルダ18の回転が停止し、か
つ図4のエア開閉弁65が閉じて、図1のノズル装置4
からのエアの噴出も停止する。
【0037】(15)その後、開閉ロックシリンダ34
(図2)が解除される(自動)。 (16)洗浄装置の開閉扉30を開ける(人手による)。 (17)図1の被洗浄物が入った洗浄バスケット17をバ
スケットホルダ18より外す。又は、被洗浄物を図9の
回転プレート47から外す(人手による)。 (18)被洗浄物を洗浄バスケット17から取り出す(洗
浄装置外の作業)。
(図2)が解除される(自動)。 (16)洗浄装置の開閉扉30を開ける(人手による)。 (17)図1の被洗浄物が入った洗浄バスケット17をバ
スケットホルダ18より外す。又は、被洗浄物を図9の
回転プレート47から外す(人手による)。 (18)被洗浄物を洗浄バスケット17から取り出す(洗
浄装置外の作業)。
【0038】以上の工程で、温風供給装置7からの温風
供給は常に行うことが望ましい。温風供給は乾燥効率を
高めるのみならず、洗浄工程でも洗浄室内を高温に保つ
ことにより、洗浄効果を上げることに寄与するからであ
る。また、洗浄工程パターンは予め複数のパターンを設
定しておき、そのパターンの中から適宜のものを選択す
るように構成することもできる。
供給は常に行うことが望ましい。温風供給は乾燥効率を
高めるのみならず、洗浄工程でも洗浄室内を高温に保つ
ことにより、洗浄効果を上げることに寄与するからであ
る。また、洗浄工程パターンは予め複数のパターンを設
定しておき、そのパターンの中から適宜のものを選択す
るように構成することもできる。
【0039】以上のように本実施例では、洗浄工程で洗
浄液とエアの混合流体(気泡を含む洗浄液)が被洗浄物
に吹き付けられることにより、吹付時の衝撃力が増し、
高い洗浄効果が得られる。
浄液とエアの混合流体(気泡を含む洗浄液)が被洗浄物
に吹き付けられることにより、吹付時の衝撃力が増し、
高い洗浄効果が得られる。
【0040】また、乾燥工程では、(1)エアを被洗浄
物に当てることにより、表面に付着している水分を飛ば
しての乾燥、(2)特に加熱されたエアを被洗浄物に当
てて暖めることによる乾燥、(3)被洗浄物を回転させ
ることに基づく遠心脱水効果による乾燥、(4)温風を
洗浄室内に供給し、洗浄室内を高温に保つことによる乾
燥、という複数の併用効果により乾燥効率が高く、乾燥
時間も短縮される。なお、これらの併用による乾燥は、
必要に応じ適宜組合せ可能である。
物に当てることにより、表面に付着している水分を飛ば
しての乾燥、(2)特に加熱されたエアを被洗浄物に当
てて暖めることによる乾燥、(3)被洗浄物を回転させ
ることに基づく遠心脱水効果による乾燥、(4)温風を
洗浄室内に供給し、洗浄室内を高温に保つことによる乾
燥、という複数の併用効果により乾燥効率が高く、乾燥
時間も短縮される。なお、これらの併用による乾燥は、
必要に応じ適宜組合せ可能である。
【0041】また、本実施例では、バスケットホルダ1
8等の回転機構部50を取り付けた洗浄室ハウジング2
が、装置本体1に対し弾性部材(51)を介して支持さ
れているため、その回転機構部50の回転による振動を
洗浄室ハウジング2の振動に止めることができ、回転数
を上げても洗浄室ハウジング2のみの振動として、これ
が装置本体1に伝わりにくい。そのため、振動が抑制さ
れた高速回転対応の設備として洗浄及び乾燥に高い効果
が得られるとともに、被洗浄物の積載重量を多くするこ
とができる。また、弾性部材(51)は、洗浄室ハウジ
ング2に振動により発生する力を逃がし、これが1箇所
に集中することを防止して、回転機構部50に無理な力
が加わらないようにする役割も果たしている。
8等の回転機構部50を取り付けた洗浄室ハウジング2
が、装置本体1に対し弾性部材(51)を介して支持さ
れているため、その回転機構部50の回転による振動を
洗浄室ハウジング2の振動に止めることができ、回転数
を上げても洗浄室ハウジング2のみの振動として、これ
が装置本体1に伝わりにくい。そのため、振動が抑制さ
れた高速回転対応の設備として洗浄及び乾燥に高い効果
が得られるとともに、被洗浄物の積載重量を多くするこ
とができる。また、弾性部材(51)は、洗浄室ハウジ
ング2に振動により発生する力を逃がし、これが1箇所
に集中することを防止して、回転機構部50に無理な力
が加わらないようにする役割も果たしている。
【0042】以上の説明において、ノズル装置4は、必
ずしも洗浄室3の上部のみならず、その下部、側方、あ
るいは各々の組合せの形態で設けることもできる。例え
ば、図2に示すように、サイドノズル装置75をバスケ
ットホルダ18の中心線に関し均等に例えば3箇所に設
け、被洗浄物に対し側方からも洗浄液又は気泡入り洗浄
液(洗浄液・エア混合流体)を吹き付けるようにするこ
ともできる。また、そのようなノズル装置は洗浄室ハウ
ジング2に取り付けてもよいし、開閉扉30に取り付け
てもよい。
ずしも洗浄室3の上部のみならず、その下部、側方、あ
るいは各々の組合せの形態で設けることもできる。例え
ば、図2に示すように、サイドノズル装置75をバスケ
ットホルダ18の中心線に関し均等に例えば3箇所に設
け、被洗浄物に対し側方からも洗浄液又は気泡入り洗浄
液(洗浄液・エア混合流体)を吹き付けるようにするこ
ともできる。また、そのようなノズル装置は洗浄室ハウ
ジング2に取り付けてもよいし、開閉扉30に取り付け
てもよい。
【0043】また、温風供給装置7について言えば、必
ずしも装置本体1に取り付けられていなくてもよく、か
つ他の熱源より温風を取り入れてもよい。熱源として
は、前述の電熱ヒータ以外に、洗浄液タンク8内に設け
られたエアを加熱するためのヒートパイプ13と同様な
ヒートパイプを設け、これを熱源としてもよい。さら
に、温風吹出口6は、洗浄室3の側面、上面、下面等の
いずれの位置にあってもよく、またその数は1箇所ある
いは複数箇所等に設定することができる。
ずしも装置本体1に取り付けられていなくてもよく、か
つ他の熱源より温風を取り入れてもよい。熱源として
は、前述の電熱ヒータ以外に、洗浄液タンク8内に設け
られたエアを加熱するためのヒートパイプ13と同様な
ヒートパイプを設け、これを熱源としてもよい。さら
に、温風吹出口6は、洗浄室3の側面、上面、下面等の
いずれの位置にあってもよく、またその数は1箇所ある
いは複数箇所等に設定することができる。
【0044】さらに、洗浄液及びエアの供給配管系統1
6について言えば、図4に示す切換装置68を廃止し
て、常に洗浄液とエアとの混合流体が供給されるよう構
成することもできる。このような構成は、特に洗浄専用
機に好適であり、乾燥工程も行うものでは、その乾燥時
に常温エア又は加熱エアを供給できるよう切換装置を設
けるのがよい。
6について言えば、図4に示す切換装置68を廃止し
て、常に洗浄液とエアとの混合流体が供給されるよう構
成することもできる。このような構成は、特に洗浄専用
機に好適であり、乾燥工程も行うものでは、その乾燥時
に常温エア又は加熱エアを供給できるよう切換装置を設
けるのがよい。
【0045】また、バスケットホルダ18の回転駆動源
としては、モータに限らず、例えば図14に示すよう
に、側方に設けられたノズル76から液又はエアを噴出
させ、バスケットホルダ18や洗浄バスケット17及び
被洗浄物等に当てることにより、バスケットホルダ18
を回転させる構成も採り得る。さらには図15に示すよ
うに、回転軸37に羽根車77を取付け、この羽根車7
7に向かって側方のノズル78から液又はエアを吹き付
けることにより、バスケットホルダ18を回転させるよ
うに構成することもできる。いずれの方法でも、噴出力
制御、ノズル位置、ノズル本数の設定等により、インバ
ータ制御と同様な回転制御が可能である。
としては、モータに限らず、例えば図14に示すよう
に、側方に設けられたノズル76から液又はエアを噴出
させ、バスケットホルダ18や洗浄バスケット17及び
被洗浄物等に当てることにより、バスケットホルダ18
を回転させる構成も採り得る。さらには図15に示すよ
うに、回転軸37に羽根車77を取付け、この羽根車7
7に向かって側方のノズル78から液又はエアを吹き付
けることにより、バスケットホルダ18を回転させるよ
うに構成することもできる。いずれの方法でも、噴出力
制御、ノズル位置、ノズル本数の設定等により、インバ
ータ制御と同様な回転制御が可能である。
【図1】本発明の一実施例を模型的に示す説明図。
【図2】それをより具体的に示す断面説明図。
【図3】回転機構部の断面図。
【図4】供給配管系統の切換装置の正面図。
【図5】温風供給装置を摸式的に示す説明図。
【図6】温風供給のためのダクトと洗浄室ハウジングと
の接続形態を示す平面図。
の接続形態を示す平面図。
【図7】洗浄バスケットの正面図。
【図8】その洗浄バスケットがバスケットホルダに装着
された状態の正面断面図。
された状態の正面断面図。
【図9】バスケットホルダに代わる回転プレートを示す
一部を切り欠いた断面図。
一部を切り欠いた断面図。
【図10】装置本体と洗浄室ハウジングとの間に弾性体
として弾性ブロックが設けられた場合の正面図。
として弾性ブロックが設けられた場合の正面図。
【図11】同じく圧縮コイルばねが設けられた場合の正
面図。
面図。
【図12】同じく引張コイルばねが設けられた場合の正
面図。
面図。
【図13】制御系のブロック図。
【図14】バスケットホルダの回転駆動源の変形例を示
す正面図。
す正面図。
【図15】その回転駆動源のさらに別の例を示す正面
図。
図。
1 装置本体 2 洗浄室ハウジング 3 洗浄室 4 ノズル装置 5 流体管路 6 温風吹出口 7 温風供給装置 10 洗浄液管路 13 ヒートパイプ 15 エア管路 16 供給配管系統 17 洗浄バスケット 18 バスケットホルダ(保持回転体) 37 回転軸 47 回転プレート(保持回転体) 50 回転機構部 51 ゴム弾性体 52 圧縮コイルばね 53 引張コイルばね 62 洗浄液開閉弁 63 洗浄液流量制御弁 65 エア開閉弁 66 エア流量制御弁 68 切換装置
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に洗浄室を形成する洗浄室ハウジン
グと、 そのハウジング内に回転可能に設けられ、被洗浄物を保
持して回転させられる保持回転体と、 その被洗浄物に洗浄液を供給する洗浄液供給装置と、 前記洗浄室ハウジングを支持する装置本体と、 それら洗浄室ハウジングと装置本体との間に介在させら
れた弾性部材と、 を含むことを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項2】 前記洗浄室ハウジングには、前記保持回
転体のみならず、その保持回転体の回転駆動機構が取り
付けられ、これら保持回転体及び回転駆動機構が前記洗
浄室ハウジングとともに前記弾性部材を介して前記装置
本体に支持されている請求項1記載の洗浄装置。 - 【請求項3】 前記保持回転体は、被洗浄物を収容した
洗浄バスケットと、この洗浄バスケットが脱着自在に装
着されてこれとともに一体的に回転するバスケットホル
ダとを含むものである請求項1又は2記載の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23571693A JPH0760202A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23571693A JPH0760202A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760202A true JPH0760202A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16990174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23571693A Pending JPH0760202A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760202A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6552859B1 (en) | 1999-12-28 | 2003-04-22 | Sekinos Co., Ltd. | Lens apparatus for projection |
CN109465223A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-03-15 | 嘉善美源服饰水洗有限公司 | 一种农产品清洗设备 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP23571693A patent/JPH0760202A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6552859B1 (en) | 1999-12-28 | 2003-04-22 | Sekinos Co., Ltd. | Lens apparatus for projection |
US6798584B2 (en) | 1999-12-28 | 2004-09-28 | Sekinos Co., Ltd. | Lens apparatus for projection |
CN109465223A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-03-15 | 嘉善美源服饰水洗有限公司 | 一种农产品清洗设备 |
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