JPH0760097A - 混練造粒装置 - Google Patents

混練造粒装置

Info

Publication number
JPH0760097A
JPH0760097A JP5239154A JP23915493A JPH0760097A JP H0760097 A JPH0760097 A JP H0760097A JP 5239154 A JP5239154 A JP 5239154A JP 23915493 A JP23915493 A JP 23915493A JP H0760097 A JPH0760097 A JP H0760097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kneading
cylinder
outer cylinder
trumpet
granulating apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5239154A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Nakahara
忠男 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Engineering KK
Original Assignee
Chichibu Engineering KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Engineering KK filed Critical Chichibu Engineering KK
Priority to JP5239154A priority Critical patent/JPH0760097A/ja
Publication of JPH0760097A publication Critical patent/JPH0760097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Glanulating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 混練造粒装置において、連続的に大きい処理
能力を有し、低騒音で保守に人手を要せず、しかも混
合,混練,造粒を一体化する。 【構成】 複数本のロッドを収納した内筒と、前記内筒
と同心円状に弾性材を介して接続した外筒とで二重筒体
を形成し、前記外筒の一方端にラッパ状を有する開口部
を接続し、前記内筒の内周面を弾性材を被着した混練部
とすると共に、ラッパ状を有する開口部内周面も弾性材
を被着して造粒部とし、外筒内のラッパ状部の取付基部
にその周縁を複数分割した隔壁を取付け前記二重筒体を
駆動源にて回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砕骨材生産設備等から
排出される湿潤なスラッジケーキを再生処理するための
混練造粒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】砕骨材生産設備からの洗浄排水及び生コ
ンクリート生産設備の洗浄排水や残コンクリート処理時
に発生するスラッジは、湿潤であるため脱水してケーキ
状にして処分している。なお、処分に際してこのケーキ
にセメント等の固化剤を加えて改質し、これを再資源化
する技術が種々試みられている。しかし、この種のケー
キ状物と粉末との均一な混合,混練が困難であるため
に、必然的にセメント等の固化剤の添加量が多く要し、
コストアップ化により実用化が阻害されている。
【0003】この種の混合,混練装置は従来より各種の
方式が既に提案されている。その内の1つは、タライ状
の容器内に被混練物を充填し、内部に設けた掻きあげ手
段を有するローラーを回転させる方式である。即ち、こ
の方式は圧縮,圧延,せん断作用を繰り返すことにより
粉末と混合させるものである。
【0004】他のものとしては特公平2−12134号
に示されるように振動機を用いる方式がある。この方式
は内部に複数のロッドを入れたドラムに振動機2台を用
いて円振動を与えるものであり、一方端より入れた原材
料が振動により混練されつつ他端から排出されるもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各技術のうちの前
者は、処理方式がバッチ式であるため処理能力が小さ
く、その上動力も多く要し、更には高価格である。一
方、後者は振動による騒音が大きいばかりか、機械のバ
ランスを保つための保守に人手を要し、その上処理能力
が小さいために大きな処理能力化には不向きである。
又、造粒は別の造粒設備を必要とする。本発明は上記事
情に鑑みてなされたものであり、連続的に大きい処理能
力を有し、低騒音で保守に人手を要さず、しかも混合,
混練と造粒機構とを一体化することにより低価格とした
混練造粒装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
混練造粒装置は、複数本のロッドを収納した内筒と、前
記内筒と同心円状に弾性材を介して接続した外筒とで二
重筒体を形成し、前記外筒の一方端にラッパ状を有する
開口部を接続し、前記内筒の内周面を弾性材を被着した
混練部とすると共に、ラッパ状を有する開口部内周面も
弾性材を被着して造粒部とし、外筒内のラッパ状部の取
付基部にその周縁を複数分割した隔壁を取付け前記二重
筒体を駆動源にて回転させるようにした。
【0007】本発明の請求項2に係る混練造粒装置は、
請求項1において、ラッパ状の開口部端周縁には円周方
向に複数分割したダムリングを取付けるようにした。本
発明の請求項3に係る混練造粒装置は、請求項1におい
て、二重筒体の外筒にはその周縁に複数のリング状タイ
ヤを装着し、このリング状タイヤ部分を複数の自動車用
タイヤ上に位置決めして載せ、前記自動車用タイヤの一
部を駆動源により回転させるようにした。
【0008】本発明の請求項4に係る混練造粒装置は、
請求項3において、リング状タイヤは二重筒体の外筒と
の間で偏心させて取付けるようにした。本発明の請求項
5に係る混練造粒装置は、請求項1において、造粒部に
は粉末散布手段あるいは熱風供給手段を取付けるように
した。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に係る混練造粒装置は、駆動
源により二重筒体を回転させた状態にて被混練物を内筒
内に入れると、内筒内に収納されているロッドの転動に
より圧縮,圧延,せん断が繰り返されて内筒から外筒へ
放出される。この状態にてラッパ状開口部を転動する段
階で団粒が形成され、外筒から放出される。請求項2で
は開口部端にまで達した団粒がダムリングにより、所定
の大きさになる。請求項3では二重筒体の回転は外筒に
設けられた複数のリング状タイヤと自動車用タイヤとで
行なわれ、請求項4ではリング状タイヤは偏心して取付
けられているため、振動を増幅でき、請求項5では粉末
又は熱風の供給により団粒形状を所定のものとすること
ができる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明の混練造粒装置の概要を示す全体斜視図であ
る。なお、図1ではタイヤの個数等は一部省略してあ
る。図1において、は装置本体であり外筒2と内筒3
との二重筒体構成を有している。外筒2は筒部の出口側
が外側に向ってラッパ状にやゝ開いた構成を有し、内筒
3は外筒内のラッパ状部を除いた位置に同心円状に設け
てある。
【0011】外筒2には所定間隔を隔ててリングタイヤ
4が周縁に設けられ、個々のリングタイヤにはスラスト
防止タイヤ5にてガイドされている。なお、リングタイ
ヤを外筒周縁に取付けるに際し、外筒との取付けは幾分
の偏心(外筒外径の1/80〜1/100)を有して取
付け、筒体の振動を増幅させて混練性能向上と内部での
付着防止をはかっている。
【0012】リングタイヤ4は基台6上に設けた受ロー
ラタイヤ7上に載置され、駆動部8により回転する。9
はスラッジケーキ入口、10は造粒物出口である。構成
の概要は以上の通りであり、動作の概要はスラッジケー
キ入口9から入ったケーキは詳細を図示しない内筒3内
にて混練され、造粒物出口10から排出される。
【0013】この場合、装置本体は駆動部8の駆動力
により受ローラタイヤ7を回転させ、更にリングタイヤ
4を回転させることにより本体が回転する。この回転に
よって内部にあるケーキが混練され、最終的には造粒物
となって排出する。以下詳細に説明する。
【0014】図2は装置本体の断面図であり、図中の符
号は図1に対応している。なお、図3は図2のX−X′
断面とY−Y′視図であり、符号は図2に対応して示し
てある。内筒3はゴムクッション11を介して外筒2に
固定され、内筒の内周縁はゴムライナ12が被着されて
いる。13は内筒内に収納した複数本のロッドであり、
このロッドの転動により内部にあるスラッジケーキとセ
メント等の粉体物とを均一に混練させるためのものであ
る。
【0015】外筒2のラッパ状部基部には隔壁14を設
けて、入口側の混練部Aと出口側の造粒部Bとを分けて
いる。隔壁14の中央部には出入口15があり、ここを
経由してロッド13の出し入れを行なうが、運転時は閉
鎖しておく。16は排出端部に設けたダムリングであ
り、円周方向に分割型として所定の高さを有するように
する。その理由は造粒物の滞留時間を変化させることに
より団粒の大きさ調整に必要だからである。又、17は
粉末散布ノズルである。
【0016】次に作用について説明する。先ず、スラッ
ジケーキ及びセメント等の粉体がスラッジケーキ入口9
から内筒3の内部へ入れられる。勿論、この場合の装置
本体は受ローラタイヤ7によって回転している。したが
って内部にあるロッド13は内筒内で転動しており、こ
の内筒面でスラッジケーキとセメント等の粉体物とを圧
延,圧縮,せん断の繰り返しにより均一に混練される。
又、高い水分を有するスラッジケーキは、内筒内面への
付着性が高い。
【0017】そこで内面にゴムライニングを行なうと共
に、ロッドの転動により発生する振動を更に増幅させる
ために、外筒内面間にクッション11を介して内筒を取
付けている。こうした構造により混練と付着防止、更に
防音効果を高めている。なお、内筒の内面ライナーは表
面平滑な大きな波型(ウェーブ型)の耐摩耗性ゴムとし
てロッドの掻き上げ作用をもたせる。
【0018】内筒内では順次混練されて矢印方向に移動
し、内筒の左端にて隔壁14との間に放出される。ここ
に放出されたスラッジケーキは隔壁との間で回転させら
れ、やゝ所定形状を有して隔壁の隙間より造粒部Bへ放
出される。ここは外筒出口端まで平滑な平ゴム板18が
内張りしてあるため、転動により造粒作用がなされる。
この場合、粉末散布ノズル17からの粉末の散布により
付着することなく造粒され、これがダムリング16を介
して外部に放出される。
【0019】ダムリング16では団粒の大きさ調整がな
されることは、既に述べた通りである。又、外筒の造粒
部に粉末散布ノズルを設けているが、この粉末はセメン
トに限定されるものではなく、石粉,焼却灰等であって
もよい。要は造粒物の外表面が固化され、堆積した場合
に付着しなければよく、圧漬等の防止のためである。し
たがって粉末の代りに熱風等を吹きつけて団粒表面を固
化させてもよい。
【0020】図4は本発明の他の実施例の構成図であ
る。図4において図2と同一部分については同一符号を
付して説明を省略する。本実施例では右端の入口9から
入ったスラッジケーキは矢印にしたがって一旦左端まで
混練されてゆき、左端で外筒内に放出された被混練物は
外筒のテーパーにしたがって造粒されつつ右端に戻り、
ここで所定の団粒となって放出されるものである。な
お、19は粉末(熱風)入口である。したがって基本的
には図2と同様である。
【0021】そして装置本体の回転駆動は前記筒体のリ
ングタイヤ部に合せて設置した受ローラーを一対で回転
して行なうことは既に述べた。この受ローラーは通常は
自動車用ゴムタイヤを利用し、自動車用駆動装置又は別
設置のモーターにより、前後一対のローラーを同軸上に
て回転駆動させ、上架した二重筒体を回転させる。な
お、タイヤに充填のガスは温度による膨脹の小さい窒素
ガスを封入する。
【0022】又、駆動機と受ローラー部分は、一体の鋼
板製ベッド上へ組付けて、運搬と現場据付けを容易にす
ると共に、ベッドの一体化により基礎部分の受圧面積を
増加させることができて、基礎の簡易化がはかられる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば外
筒内に内筒を同心円状に取付けて二重構成とすると共
に、ライニングした内筒内にはロッドを入れて転動可能
とし、内外筒を偏心回転させて振動を増幅して内筒内で
凝集し、外筒内で造粒することにより、一連の動作を可
能に構成したため、処理能力が大きいばかりか、振動に
よる騒音はほとんどなく混練処理を一体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による混練造粒装置の概要斜視図。
【図2】本発明による混練造粒装置の一実施例の詳細断
面図。
【図3】図2のX−X′断面及びY−Y′側面図。
【図4】他の実施例の断面図。
【符号の説明】 装置本体 2 外筒 3 内筒 4 リングタイヤ 5 スラストタイヤ 6 基台 7 受ローラタイヤ 8 駆動部 9 スラッジケーキ入口 10 造粒物出口 11 クッション 12 ゴムライナ 13 ロッド 14 隔壁 15 出入口 16 ダムリング 17 粉末散布ノズル 18 平ゴム板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のロッドを収納した内筒と、前記
    内筒と同心円状に弾性材を介して接続した外筒とで二重
    筒体を形成し、前記外筒の一方端にラッパ状を有する開
    口部を接続し、前記内筒の内周面を弾性材を被着した混
    練部とすると共に、ラッパ状を有する開口部内周面も弾
    性材を被着して造粒部とし、外筒内のラッパ状部の取付
    基部にその周縁を複数分割した隔壁を取付け前記二重筒
    体を駆動源にて回転させることを特徴とする混練造粒装
    置。
  2. 【請求項2】 ラッパ状の開口部端周縁には円周方向に
    複数分割したダムリングを取付けることを特徴とする請
    求項1記載の混練造粒装置。
  3. 【請求項3】 二重筒体の外筒にはその周縁に複数のリ
    ング状タイヤを装着し、このリング状タイヤ部分を複数
    の自動車用タイヤ上に位置決めして載せ、前記自動車用
    タイヤの一部を駆動源により回転させることを特徴とす
    る請求項1記載の混練造粒装置。
  4. 【請求項4】 リング状タイヤは二重筒体の外筒との間
    で偏心させて取付けることを特徴とする請求項3記載の
    混練造粒装置。
  5. 【請求項5】 造粒部には粉末散布手段あるいは熱風供
    給手段を取付けることを特徴とする請求項1記載の混練
    造粒装置。
JP5239154A 1993-08-31 1993-08-31 混練造粒装置 Pending JPH0760097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5239154A JPH0760097A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 混練造粒装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5239154A JPH0760097A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 混練造粒装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0760097A true JPH0760097A (ja) 1995-03-07

Family

ID=17040557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5239154A Pending JPH0760097A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 混練造粒装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0760097A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107026A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Aichi Electric Co Ltd 混合装置
RU2486951C1 (ru) * 2011-11-08 2013-07-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Кубанский государственный аграрный университет" Роторный смеситель-диспергатор

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2486951C1 (ru) * 2011-11-08 2013-07-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Кубанский государственный аграрный университет" Роторный смеситель-диспергатор
JP2013107026A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Aichi Electric Co Ltd 混合装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0760097A (ja) 混練造粒装置
JP2939149B2 (ja) 粉砕装置
KR100413325B1 (ko) 폐콘크리트 재생골재의 입형 및 품질개선장치
JP2945809B2 (ja) プラスチック材からの塗膜剥離,またはプラスチック材を含む粉体材料の粉砕・造粒装置
JP3357495B2 (ja) 自走式残土再生車
US3941536A (en) Rotary drum pelletizer with removable liners
JP2000176302A (ja) 解砕混合用ミキサ
JP3680123B2 (ja) 細粒化再生処理装置
JP3631939B2 (ja) 混練造粒装置
JP3569131B2 (ja) 造粒乾燥装置
KR200229577Y1 (ko) 폐콘크리트 재생골재의 입형 및 품질 개선장치
JPH1071400A (ja) 汚泥処理方法及び装置
JPH07166618A (ja) 吹付落綿処理装置
JP2831261B2 (ja) 吹付落下綿処理方法および装置
CN113941428B (zh) 建筑废弃物回收加工系统
JPH07299343A (ja) 微粉原料の混練成形法
CN212636652U (zh) 高强度蜂窝人造石板材浇注成型设备
JPH08183036A (ja) 廃合成樹脂類の溶融減容と再資源化方法および装置
JP3047121U (ja) コンクリートミキサー車のブレード板
JPH06188B2 (ja) 振動混練造粒装置
JP3143414B2 (ja) 廃コンクリートから砂を製造する方法及び装置
RU2090263C1 (ru) Устройство для получения и обработки порошка
JP3456844B2 (ja) 横型二軸式混練造粒装置
JPH027635Y2 (ja)
JPH08323323A (ja) 焼却灰混練体の造粒装置