JPH0759780B2 - 無結節網の製網方法とその製網機 - Google Patents

無結節網の製網方法とその製網機

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JPH0759780B2
JPH0759780B2 JP40819290A JP40819290A JPH0759780B2 JP H0759780 B2 JPH0759780 B2 JP H0759780B2 JP 40819290 A JP40819290 A JP 40819290A JP 40819290 A JP40819290 A JP 40819290A JP H0759780 B2 JPH0759780 B2 JP H0759780B2
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JP
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wheel
spindle
weight
twisting
wheels
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Inventor
広瀬道生
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東洋工業株式会社
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無結節網を製網するた
めの製網方法とその方法を実施する製網機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、貫通型交叉を使用した通常の2本
撚無結節網は、4箇所の係合部をもつ撚運錘輪と、同数
の係合部を有し相反回転する組運錘輪とを交互に配設
し、各撚運錘輪上にシヤトルを保持した各2個の支錘子
を係合させた無結節製網機により、図5の支錘子移行軌
跡図に示すように支錘子つまりシヤトルを動かしながら
編網されている。
【0003】すなわち、先ず、左側撚運錘輪11に係合
した支錘子A1とA2が順次組運錘輪13に移行し、その
後、右側撚運錘輪12に係合した支錘子B1とB2が組運錘
輪13に移行する。そして、支錘子A1は右側撚運錘輪1
2と共に1回転して組運錘輪13に移り、さらに、ここ
で、1回転した後再び右側撚運錘輪12に移行する。一
方、支錘子B1は組運錘輪13に移行して組運錘輪13と
共に11/2回転した後左側撚運錘輪11に移り、これに
よって、各運錘輪11,12,13が23/4回転して各
ストランドの交叉部が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記のような製網機及び製網方法を用いて無結節網を製
網する場合、生産性を向上させることが難しい問題があ
つた。
【0005】すなわち、従来のこの種の製網機では、一
般に運錘輪の回転数を85rpm程度で回転駆動するよう
に運転されるが、この場合、運錘輪1回転に要する時間
は約0.7秒となり、4箇所の係合部をもつ組運錘輪に
はその周囲4箇所に開閉弁が配置されるため、開閉弁の
開閉動作は0.17秒で行なわれることになる。
【0006】したがつて、運錘輪の回転数をこれ以上上
げることは開閉弁の円滑な動作に支障をきたし、故障の
原因ともなるため、運錘輪の回転数を上げることにより
網の生産性を上げることが難しい問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するためになされたもので、製網機に負担をかけ
ずに無結節網の時間当りの生産量つまり生産性を向上す
ることができる製網方法とその製網機を提供するもので
あり、以下のように構成される。
【0008】すなわち、本発明の製網方法は、1組の運
錘輪が撚運錘輪、組運錘輪、撚運錘輪、組運錘輪の順に
配列され、各組運錘輪には補助輪が近接配置され、該撚
運錘輪と該組運錘輪を相反方向に回転駆動させ、各組の
運錘輪に対し2対のシヤトルの支錘子A1、A2、B1、B2
該運錘輪及び補助輪の係合部に係合させながら移行させ
て2本撚の無結節網を製網する製網方法であつて、 先ず、一方の撚運錘輪に1対の支錘子A1、A2が係合し、
他方の撚運錘輪に1対の支錘子B1、B2が係合し、支錘子
A1、A2、B1、B2が一直線上に位置する状態から、支錘子
A1が一方の撚運錘輪から一方の組運錘輪に移り、該組運
錘輪から他方の撚運錘輪を介して他方の組運錘輪と補助
輪に移動した後、他方の撚運錘輪に移動し、支錘子A2
一方の撚運錘輪から一方の組運錘輪と補助輪と他方の撚
運錘輪を介して他方の組運錘輪に移動し、支錘子B1が他
方の組運錘輪と補助輪に移動して回転した後、他方の撚
運錘輪と一方の組運錘輪を介して一方の撚運錘輪へ移動
し、支錘子B2が他方の撚運錘輪で回転した後、一方の組
運錘輪と補助に移動して回転し、この際、支錘子A1とB2
が他方の撚運錘輪において交叉するように移行し、且つ
支錘子A2とB1が他方の撚運錘輪において交叉するように
移行して、2対のストランドを交叉させ、次に、一対の
支錘子A1、A2が他方の撚運錘輪上を回転し、支錘子B1
B2が一方の撚運錘輪上を回転することにより2対のスト
ランドに撚りをかけることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の製網機は、1組の運錘輪
が撚運錘輪、組運錘輪、撚運錘輪、組運錘輪の順に配列
され、各組運錘輪には該組運錘輪の約半分の外径の補助
輪が近接配置され、該組運錘輪と撚運錘輪には2個の支
錘子用の係合部が約180度の間隔で設けられ、該補助
輪には1個の係合部が設けられ、該撚運錘輪と該組運錘
輪を相互に同じ回転速度で相反方向に回転させるように
構成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は無結節網の製網機の一組の運錘輪の
配置を示している。 製網機の1組の運錘輪は、2個の撚運錘輪23と24が
2個の組運錘輪21、22と交互に隣接して配設され、
各運錘輪には、180度の間隔で2個の係合部27がそ
の外周に設けられる。また、左側の組運錘輪21の上方
に補助輪25が近接して配置され、右側の組運錘輪22
の下側に補助輪26が近接して配置される。
【0012】この補助輪25、26は運錘輪の半分の径
を有し、1個の係合部28がその外周に設けられる。係
合部27と28にはシヤトルの支錘子が係合可能であ
り、係合部27、28に係合された支錘子を隣接する運
錘輪間、及び補助輪25、26と運錘輪間で入れ替える
ための開閉弁29が設けられる。
【0013】開閉弁29は図示しないジャガード装置に
連動して作動し、所定のタイミングで支錘子を隣接する
運錘輪間で移行させる。多数組の撚運錘輪23、24と
組運錘輪21、22は連続して例えば円筒上に配置さ
れ、撚運錘輪23、24と組運錘輪21、22は相反方
向に同一速度で回転駆動され、補助輪25、26は撚運
錘輪23、24と同一方向に2倍の回転速度で回転す
る。
【0014】各運錘輪の係合部に支錘子を係合させた各
シャトルは放射状に配置され、これら多数のシャトルの
先端からストランドを、図示しない目送り機構によって
撚工程で引出し、無結節網を編網する構造である。
【0015】このように構成された運錘輪配列の製網機
を用いて、図2に示すように、シヤトルの支錘子A1
A2、B1、B2がそれぞれ移行して交叉部が作られる。図2
は1個の交叉工程を示し、1〜7の各ステップは各運錘
輪が180度回転する毎の支錘子A1、A2、B1、B2の位置
を経時的に示している。
【0016】先ず、一方の撚運錘輪23に1対の支錘子
A1、A2が係合し、他方の撚運錘輪24に1対の支錘子
B1、B2が係合し、支錘子A1、A2、B1、B2が一直線上に位
置する状態から、支錘子A1が一方の撚運錘輪23から一
方の組運錘輪21に移り、その組運錘輪21から他方の
撚運錘輪24を介して他方の組運錘輪22と補助輪26
に移動した後、他方の撚運錘輪24に移動し、支錘子A2
が一方の撚運錘輪23から一方の組運錘輪21と補助輪
25と他方の撚運錘輪24を介して他方の組運錘輪22
に移動し、支錘子B1が他方の組運錘輪22と補助輪26
に移動して回転した後、他方の撚運錘輪24と一方の組
運錘輪21を介して一方の撚運錘輪23へ移動し、支錘
子B2が他方の撚運錘輪24で回転した後、一方の組運錘
輪21と補助輪25に移動して回転し、この際、支錘子
A1とB2が他方の撚運錘輪24において交叉するように移
行し(ステップ2〜3)、且つ支錘子A2とB1が他方の撚
運錘輪24において交叉するように移行して(ステップ
4〜5)、これによって2対のストランドを交叉させ、
次に、一対の支錘子A1、A2が他方の撚運錘輪24上を回
転し、支錘子B1、B2が一方の撚運錘輪23上を回転する
ことにより2対のストランドに撚りをかける。
【0017】すなわち、図2に基づいて説明すると、撚
運錘輪23、24に係合する2対のシヤトルの支錘子
A1、A2とB1、B2は、ステップ1〜2で、180度回転す
ることにより、右側の組運錘輪21、22にそれぞれ移
行する。次に、ステップ2〜3で、支錘子A1は右側の撚
運錘輪24に移り、支錘子A2は補助輪25に移り、支錘
子B1は補助輪26に移り、支錘子B2は撚運錘輪24に移
る。そして、ステップ3〜4で、支錘子B2は右側の組運
錘輪21に移り、支錘子A1は右側の組運錘輪22に移
り、ステップ4〜5で支錘子B1が左側の組運錘輪21に
移り、支錘子A2が右側の組運錘輪22に移り、支錘子B2
は補助輪25に移り、支錘子A1に補助輪26に移る。次
にステップ5〜6で、支錘子B1とB2が左の組運錘輪2
1、支錘子A1とA2が右の組運錘輪22に移り、ステツプ
6〜7で、支錘子A1、A2が右の撚運錘輪24に、支錘子
B1、B2が左の撚運錘輪に移行する。
【0018】この交叉工程において、左右の撚運錘輪2
3、24に係合していたシヤトルの支錘子A1、A2と支錘
子B1、B2は、それぞれ先ず、右隣の組運錘輪21又は2
2に移り、右側の撚運錘輪24を交叉し、最後に反対側
の撚運錘輪に移るように動作する。
【0019】これにより1つの交叉部を7工程で作るこ
とができ、従来に比べ工程数を少なくでき、また、撚運
錘輪23、24の係合部は各2個であるため、開閉弁の
開閉速度によつて制限される撚運錘輪の回転速度は従来
の2倍となり、撚工程を従来の半分の時間で行うことが
できる。
【0020】上述した工程により製網された無結節網
は、第3図、第4図に示すようになり、これは、第5図
に示す従来の工程で作つた網と同様である。すなわち、
ストランドC1がストランドD1の上ストランドD2の下を通
過し、ストランドC2がストランドD1の下とストランドD2
の上を通過し、ストランドD1がストランドC1の下とスト
ランドC2の上を通過し、ストランドD2がストランドC1
上とストランドC2の下を通過して交叉部が形成される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無結節網
製網機によれば、2個の係合部をもつ1対の組運錘輪と
2個の係合部をもつ1対の撚運錘輪を交互に隣接するよ
うに配置したから、撚運錘輪の従来の2倍の回転速度で
回転することができ、撚工程を従来の半分の時間で行う
ことができる。
【0022】また、本発明の製網方法によれば、支錘子
A1とB2が撚運錘輪24において交叉するように移行し、
且つ支錘子A2とB1が撚運錘輪24において交叉するよう
に移行して、2対のストランドを交叉させるため、従来
に比べ少ない工程数で製網することができ、網の時間当
りの生産量を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の製網機の運錘輪の配置図であ
る。
【図2】支錘子の軌跡図である。
【図3】交叉部の説明図である。
【図4】交叉部の拡大正面図である。
【図5】従来の支錘子軌跡図である。
【符号の説明】
21,22−組運錘輪、 23,24−撚運錘輪、 25,26−補助輪、 27,28−係合部、 A1,A2,B1,B2−支錘子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1組の運錘輪が撚運錘輪、組運錘輪、撚運
    錘輪、組運錘輪の順に配列され、各組運錘輪には補助輪
    が近接配置され、該撚運錘輪と該組運錘輪を相反方向に
    回転駆動させ、各組の運錘輪に対し2対のシヤトルの支
    錘子A1、A2、B1、B2を該運錘輪及び補助輪の係合部に係
    合させながら移行させて2本撚の無結節網を製網する製
    網方法であって、 先ず、一方の撚運錘輪に1対の支錘子A1、A2が係合し、
    他方の撚運錘輪に1対の支錘子B1、B2が係合し、支錘子
    A1、A2、B1、B2が一直線上に位置する状態から、支錘子
    A1が一方の撚運錘輪から一方の組運錘輪に移り、該組運
    錘輪から他方の撚運錘輪を介して他方の組運錘輪と補助
    輪に移動した後、他方の撚運錘輪に移動し、支錘子A2
    一方の撚運錘輪から一方の組運錘輪と補助輪と他方の撚
    運錘輪を介して他方の組運錘輪に移動し、支錘子B1が他
    方の組運錘輪と補助輪に移動して回転した後、他方の撚
    運錘輪と一方の組運錘輪を介して一方の撚運錘輪へ移動
    し、支錘子B2が他方の撚運錘輪で回転した後、一方の組
    運錘輪と補助輪に移動して回転し、この際、支錘子A1
    B2が他方の撚運錘輪において交叉するように移行し、且
    つ支錘子A2とB1が他方の撚運錘輪において交叉するよう
    に移行して、2対のストランドを交叉させ、次に、一対
    の支錘子A1、A2が他方の撚運錘輪上を回転し、支錘子
    B1、B2が一方の撚運錘輪上を回転することにより2対の
    ストランドに撚りをかけることを特徴とする無結節網の
    製網方法。
  2. 【請求項2】1組の運錘輪が撚運錘輪、組運錘輪、撚運
    錘輪、組運錘輪の順に配列され、各組運錘輪には該組運
    錘輪の約半分の外径の補助輪が近接配置され、該組運錘
    輪と撚運錘輪には2個の支錘子用の係合部が約180度
    の間隔で設けられ、該補助輪には1個の係合部が設けら
    れ、該撚運錘輪と該組運錘輪を相互に同じ回転速度で相
    反方向に回転させるように構成した無結節網の製網機。
JP40819290A 1990-12-27 1990-12-27 無結節網の製網方法とその製網機 Expired - Lifetime JPH0759780B2 (ja)

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JPH04108149A JPH04108149A (ja) 1992-04-09
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