JPH0759600B2 - ヒト・プロテインsに対するモノクローナル抗体 - Google Patents

ヒト・プロテインsに対するモノクローナル抗体

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JPH0759600B2 JP61296766A JP29676686A JPH0759600B2 JP H0759600 B2 JPH0759600 B2 JP H0759600B2 JP 61296766 A JP61296766 A JP 61296766A JP 29676686 A JP29676686 A JP 29676686A JP H0759600 B2 JPH0759600 B2 JP H0759600B2
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【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明はヒト・プロティンSを特異的に認識し結合する
モノクローナル抗体に関する。
b.従来技術 プロティンSはプロティンCと同様にビタミンK依存性
蛋白で、1977年Di Scipioらによりウシとヒトから分離
された[Di Scipio,R.G.,Hermodson,M.A.,Yates,S.G.an
d Davie,E.W.:Biochemistry.,16;698〜706,(1977)参
照]。
ヒト・プロティンSはヒト血漿中には約10mg/l含まれ、
分子量約69,000の一本鎖の糖蛋白である。また、他のビ
タミンK依存性因子とのその構造はよく似ており、NH2
末端に約10個のγ−カルボキシグルタミン酸(Gla)を
有している。プロティンSは血中では2つの形で存在す
る。その1つはフリーのプロティンSであり、このフリ
ーのものが、活性化プロティンCの補助因子として働
く。もう1つは、補体系の制御因子である高分子C4b結
合タンパク(以下このタンパクを“C4bp"と略称するこ
とがある)と非共有結合して存在する。このフリーと結
合(bound)しているプロティンSの比率はほぼ1:1とさ
れている。
このヒト・プロティンSの機能の重要性はリン脂質の陰
性荷電表面と非常に親和性強いことにある[Nelsestue
n,G.L.,Kisiel,W.and Di Scipio,R.G.:Biochemistry,1
7;2134〜2138,(1978)]。
細胞が傷害されたり又は活性化を受けると、Ca2+の存在
下でプロティンSのGla-domainはリン脂質に結合し、さ
らにこのプロティンSにC4bpが複合体を形成して結合し
てその機能を発揮するものと考えられている[Dahlbc
k,B.:Semin.Thromb.Haemostas.,10;139〜148,(198
4)]。
プロティンS,プロティンCの凝固,線溶系に関する機能
については、最近の研究からその制御機構に関して極め
て重要な働きをしていることが解明され、その生理的意
義についても血栓症との関わりで注目されている。プロ
ティンSの先天性欠乏は血栓症の原因となり得ることが
報告されている[Comp,P.C.,Nixon,R.R.,Cooper,M.R.an
d Esmon,C.T.:J.Clin.Invest.74;2082〜2088,(198
4)]。
したがって、プロティンSの作用機構を明らかにし、ま
た、プロティンSの血中における抗原量,活性量を測定
し、その動向を把握することができれば、基礎医学,臨
床医学の領域において非常に重要な意味を持つと考えら
れる。
一方モノクローナル抗体は単一の抗原決定基に対して特
異的であり、かつ同一の特異性を有する抗体を安定的に
産生できるという利点から抗原蛋白質の機能及び構造の
解析あるいは免疫測定(EIA,RIA)に近年、一般的に広
く利用されるようになって来た。特に抗原蛋白質の機能
解析,分子解析には抗原蛋白の機能に関与する部位、ま
たは特殊な構造部位を認識する抗体を見出すことが有力
な手段となり得る。
そこで本発明者らは、プロティンSが補体系の制御因子
であるC4b結合タンパク(C4bp)と複合体を形成するこ
とに着目し、フリーのプロティンSとプロティンSとC4
bpの複合体とを選択的に認識するモノクローナル抗体に
ついて研究を進めた結果、本発明に到達した。
c.発明の構成 すなわち、本発明はプロティンSに対して特異的に結合
するモノクローナル抗体である。
本発明のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ
細胞はケーラーとミルシュタインの方法[Khler &
Milstein;Nature:256,495-497(1975)]としてそれ自
体知られた方法によって得られる。すなわち、ヒト・プ
ロティンSでマウスを免疫した後、このマウスの脾臓細
胞をマウスミエローマ細胞と融合させ、得られたハイブ
リドーマ細胞はマイクロタイタープレートに固定された
ヒト・プロティンSと反応する抗体に対し、系統的に検
査し、選択される。
本発明のモノクローナル抗体はかかる新規なハイブリド
ーマ細胞が産生する産生物から得られ、ヒト・プロティ
ンSに対し、特異的に作用する。
本発明のモノクローナル抗体は、ヒト・プロティンSに
対し高度に特異的に結合する性質を有するため、ヒト・
プロティンSの分離・精製に利用する場合、非常に有利
である。すなわち、不溶性担体に本発明におけるモノク
ローナル抗体の1種類を固定化し、ヒト血漿または、他
のヒト・プロティンS含有混合物、あるいはそれらの粗
抽出物、粗精製物および溶液からヒト・プロティンSを
吸着,分離し、適当な緩衝液(例えば20mM Tris-HCl,0.
5M NaCl,pH7.4)で洗浄後、溶液をカオトロピックイオ
ンを含む溶液例えば3M Na SCN pH7.0)に置き換えてヒ
ト・プロティンSを溶出することができる。
次に本発明におけるモノクローナル抗体を製造する具体
的方法について詳細に説明する。
A.抗原の単離・精製; 抗原に用いるヒト・プロティンSは、Bajajらの方法[B
ajaj SP,Rapaport SI,Maki SL,Brown SF:Prep.Biochem.
13,191,(1983)]によりヒト・血漿から単離・精製さ
れる。
B.ヒト・プロティンSによるマウスの免疫; 雌Balb/Cマウスを用いることができるが他の系(Strai
n)のマウスを使用してもよい。その際、免疫計画、及
びヒト・プロティンSの濃度は十分な量の抗原刺戟を受
けた、リンパ球が形成されるよう選ばれるべきである。
例えばマウスに50μgのヒト・プロティンSを2週間間
隔で腹腔に3回免疫の後、さらに30μgを静脈に投与す
る。最終免疫の数日後に融合の為に脾臓細胞をとり出
す。
C.細胞融合; 上記の如く免疫したマウスの脾臓を無菌的に取り出し、
そこから単細胞懸濁液を調製する。それらの脾臓細胞を
適当なラインからのマウス骨髄腫細胞と適当な融合促進
剤の使用により、細胞融合させる。脾臓細胞対、骨髄腫
細胞の好ましい比率は約20:1〜約2:1の範囲である。約1
08個の脾臓細胞について0.5〜1.5mlの融合媒体の使用が
適当である。
細胞融合に用いるマウス骨髄腫細胞は、良く知られてい
るが、本発明では、P3-X63-Ag8-U1細胞(P3-U1)[Yelt
on,D.E.et al.Current.Topics in Microbiology and Im
munology,81,1(1978)参照]を用いた。
好ましい融合促進剤としては、例えば、平均分子量1000
〜4000のポリエチレングリコールを有利に使用できる
が、この分野で知られている他の融合促進剤を使用する
こともできる。本発明においては、平均分子量1540のポ
リエチレングリコールを用いた。
D.融合した細胞の選択; 別の容器内(例えばマイクロタイタープレート)で未融
合の脾臓細胞、未融合のマウス骨髄腫細胞および融合し
たハイブリドーマ細胞の混合物を未融合のマウス骨髄腫
細胞を支持しない選択培地で希釈し、未融合の細胞を死
滅させるのに十分な時間(約1週間)培養する。培地
は、薬物抵抗性(例えば8−アザグアニン抵抗性)で未
融合のマウス骨髄腫細胞を支持しないもの、(例えばHA
T培地)が使用される。この選択培地中では、未融合の
骨髄腫細胞は死滅する。この未融合の脾臓細胞は非腫瘍
性細胞なので、ある一定期間後(1週間後)死滅する。
これらに対して融合した細胞は、骨髄腫の親細胞の腫瘍
性と、親脾細胞の性質を合わせ持つため、選択培地中で
生存できる。
E.各容器中のヒト・プロティンSに対する抗体の確認; かくして、ハイブリドーマ細胞が検出された後、その培
養上清を採取し、ヒト・プロティンSに対する抗体につ
いて酵素免疫定量法(Enzyme Linked Immunosorbent As
say)によりスクリーニングする。
F.目的の抗体を産生するハイブリドーマ細胞のクローン
化; 目的の抗体を産生するハイブリドーマ細胞を適当な方法
(例えば限界希釈法)でクローン化すると、抗体は2つ
の異なった方法で産生される。その第1の方法によれ
ば、ハイブリドーマ細胞を一定時間、適当な培地で培養
することにより、その培養上清からそのハイブリドーマ
細胞の産生するモノクローナル抗体を得ることができ
る。第2の方法によれば、ハイブリドーマ細胞は同質遺
伝子、又は半同質遺伝子を持つマウスの腹腔に注射する
ことができる。一定時間後の宿主動物の血液中および腹
水中より、そのハイブリドーマ細胞の産生するモノクロ
ーナル抗体を得ることができる。
G.ヒト・プロティンS含有混合物からのヒト・プロティ
ンSの分離; 前記ヒト・プロティンSに対するモノクローナル抗体を
不溶性担体に固定化又は結合させて吸着体を得る。その
際使用される不溶性担体としては、モノクローナル抗体
を用いた測定試薬又は測定用キツトの基材として一般的
に使用されるものであればよい。例えば材質としてセフ
ァローズ,ポリアクリルアミド,セルロース,デキスト
ラン,またはマレイン酸ポリマー或いはこれらの混合物
が好ましく用いられる。これら不活性担体の形態として
は、粉末状,粒状,ペレット状,ビーズ状,繊維状など
種々の形態であることができる。また一般に血漿、また
はその分画成分の測定や分離に用いられる多数の凹状の
くぼみを有するプレート(ウエル)を用いることが有利
である。
前記吸着体を用い、これにヒト・プロティンS含有混合
物を接触せしめると、該吸着体に固定したモノクローナ
ル抗体とヒト・プロティンSとが結合して、結果的にヒ
ト・プロティンSが該吸着体に結合する。かくすること
によりヒト・プロティンSを分離,除去することが可能
である。
又前記の如くしてヒト・プロティンSを吸着体に結合さ
せ、出来れば残余の混合物を洗滌して除去し、次いで吸
着体に結合したヒト・プロティンSをカオトロピックイ
オン(SCN-)等を含む適当な溶液と接触又は洗滌する
と、ヒト・プロティンSは吸着体から離脱し、これを単
離することによって、ヒト・プロティンSを単離するこ
とができる。
かくして前記本発明の分離法によれば、ヒト・プロティ
ンSを含有する混合物からのヒト・プロティンSの除
去、該混合物からのヒト・プロティンSの分離及び精
製、該混合物中のヒト・プロティンSの含有量の測定な
どが極めて簡単な操作で達成される。
以下実施例を上げ本発明を詳細に説明する。以下実施例
ではプロティンSをPSと略称することがある。
実施例1 精製したヒト・PSを雌のBalb/Cマウス(4周齢)2匹に
対して14日間隔で4回免疫した。初回の免疫はPBSに溶
解した。50μgのヒト・PSを等量のフロイントの完全ア
ジュバント(Complete Freund′s adjuvant)と混合
し、そのエマルジョンを、腹腔内に投与した(0.5mg/he
ad)、2回目,3回目は、同じく50μgのヒト・PSをフロ
イントの不完全アジュバント(Freund′s incomplete a
djuvant)と混合し、同じく腹腔内に投与した。最終免
疫は30μgのヒト・PSをPBS溶液のまま、マウス尾静脈
から追加投与した。最終免疫の3日後に免疫したマウス
の脾臓細胞を細胞融合に用いた。
免疫したマウスの脾臓細胞と、同系マウスの骨髄腫細胞
(P3U1)を約2:1〜約15:1の割合で混合し、50%ポリエ
チレングリコール1540(和光純薬(製)を融合促進剤と
してKhlerとMilsteinの方法に従い細胞融合を行っ
た。融合後の細胞は、1×106cells/mlの細胞濃度とな
るように10%FCS・‐RPMI-1640培地に懸濁し、96wells
マイクロプレート(Coster)に1ウエル当り100μlず
つ分注した。
融合細胞は、CO2インキュベーター(5%CO2,37℃)中
で培養し、ヒポキサンチン,アミノプテリン;チミジン
を含む培地(HAT培地)で培地交換を行い、HAT培地中で
増殖させて、脾臓細胞と、骨髄腫細胞から成るハイブリ
ドーマのスクリーニングを行った。
ハイブリドーマの培養上清中の抗体は抗原ヒト・PSをコ
ーティングしたマイクロタイタープレートを用いELISA
法により検出した。第2抗体には、アルカリホスファタ
ーゼ標識ウサギ抗マウスIg G抗体を用い、抗原PSに対す
る結合性を調べた。融合細胞をまいた合計494のウエル
のうち、487ののウエルにコロニーの形成が認められ、
このうち抗原PSに対して結合性を示す抗体産生陽性ウエ
ルは94ウエルであった。
これらの抗体産生陽性ウエルのうち4つのウエルについ
て限界希釈法によるクローニングを2回繰り返して行な
い、6個のクローンを得た。得られたクローンは、90%
FCS-10%DMSO中に懸濁させ液体窒素中に保存した。
各クローンの産生するモノクローナル抗体をクローンを
Balb/Cマウス腹腔内で増殖させ、その腹水からプロティ
ンA−Sepharose4Bカラムを用いて精製した。
実施例2(精製したモノクローナル抗体の性質) マウス腹水から精製した各クローンのIgGについてクラ
ス及びヒト・プロティンS(PS)に対する結合性を調べ
た。
マウスモノクローナル抗体のクラスは、各クラス特異性
の抗マウス抗血清を用いて、オクタロニー法により決定
した。
この結果を下記表2に示した。
ヒト・プロティンSに対する結合性は、マイクロタイタ
ープレートに固相化したヒト・プロティンSと適当な濃
度になるように希釈したモノクローナル抗体とを反応さ
せ、アルカリ性フォスファクターゼ標識化したヤギ抗マ
ウスIgGで検出することにより評価した。
その結果6種類のモノクローナル抗体のヒト・プロティ
ンSに対する結合の強さは、2B9F122B9C10>3C3G8>3
C4G4>2B9G3>>2E12C7であることが判明した。
この結果を添付図1に示した。
実施例3[ヒトC4b結合タンパクとプロティンS複合体
(C4bp-PS複合体)に対する反応性] 精製した前記6種類のモノクローナル抗体を10μg/mlの
濃度でマイクロタイタプレートにコーティングし、1%
BSAでBlocking後、適当な濃度になるように希釈したヒ
ト健常人血漿を加え、血漿中のC4bp−プロティンS複合
体とモノクローナル抗体とを反応させた。次に、アルカ
リ性フォスファターゼ標識化した抗C4bp抗体を加え、6
種類のモノクローナル抗体のC4bp−プロティンS複合体
に対する結合性を検出し、調べた。
その結果、モノクローナル抗体2E12C7は、フリーのプロ
ティンSに対しては非常に結合性が弱いが、C4bp−プロ
ティンS複合体に対しては、高度に特異的に結合性を示
すことが判明した。
この結果を図2に示した。
このような各種抗体を免疫学的測定手段(EIA,RIA)に
用いることにより、溶液状態(例えばヒト血漿)にある
フリーのヒト・プロティンS及びC4bp−プロティンS複
合体の測定に応用が可能と考えられる。
実施例4(ヒト・プロティンSの分離方法) (1) 抗体の不溶性担体への固定化; ブロムシアン活性化セファロース4B(ファルマシア・フ
ァイン・ケミカルズ社製)の乾燥ゲル0.5gを、G3グラス
フィルター上で100mlの1mM HClを用いて膨潤,洗浄し、
更にカップリングバックファー(0.5M NaClを含む0.1M
NaHCO3 pH8.3)で洗浄した。カップリングバッファーを
吸引除去した後、直ちにゲルをモノクローナル抗体(6H
2)のカップリングバッファー溶液(3mg/ml)2ml中に加
えて懸濁させ、4℃で一夜ゆるやかに振とうした。次に
ゲルを1Mエタノールアミン−HCl(pH8.0,2ml)中に移
し、室温で2時間振とうして残存する活性基をブロック
した。ブロッキング後、抗体結合セファロースゲルをグ
ラスフィルター上で、0.5M NaClを含む0.1M酢酸バッフ
ァーpH4.0,と0.5M NaClを含む0.1Mホウ酸バッファーpH
8.0を交互に用いて洗浄した。濾液の280nmにおける吸光
度が0.01以下になったところで、1mMベンザミジンを含
む0.05M Tris/HCl pH7.4で平衡化し、カラムに充てんし
た。このようにして調製した抗ヒトPSモノクローナル抗
体(2B9C10)結合セファロース4Bカラムを用いてアフィ
ニティクロアトを行った。
(2) プロティンSの抗体結合セファロース4Bへの吸
着,溶出; 血漿100mlに1M BaCl2溶液8mlを加え4℃で1時間撹拌し
た。沈澱を遠心分離して集め5mM BaCl2,5mMベンザミジ
ンを含む0.1M NaClで洗浄した後、15mlの5mMベンザミジ
ンを含む0.2M EDTA pH7.4で沈澱物を溶解し、バリウム
吸着分画を得た。このバリウム吸着分画を1mMベンザミ
ジンを含む0.05M Tris/HCl pH7.4に透析し、1mMベンザ
ミジンを含む0.05M Tris/HCl pH7.4で平衡化した抗体2B
9C10結合カラムにかけた。1mMベンザミジンおよび1M Na
Clを含む0.05M Tris/HCl pH7.4で洗浄し、3M NaSCN pH
7.0溶液で溶出したところ、PSを含むシングルピークが
得られた。回収率は約75.4%であった。
【図面の簡単な説明】
添付図1は、本発明のモノクローナル抗体のヒト・プロ
ティンSに対する結合性の強さを示したものであり、図
2は本発明モノクローナル抗体のC4bp−プロティンS複
合体に対する結合性の強さを示したものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:91) (72)発明者 市川 弥太郎 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社中央研究所内 (56)参考文献 Preparative Bioche mistry,16[3](1986)p.227 −245

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フリーのヒト・プロティンSを選択的に認
    識し、ヒト・プロティンSとヒト補体系制御因子のC4b
    結合タンパクとの複合体は認識しない、ヒト・プロティ
    ンSに対するモノクローナル抗体。
JP61296766A 1986-12-15 1986-12-15 ヒト・プロテインsに対するモノクローナル抗体 Expired - Lifetime JPH0759600B2 (ja)

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JP61296766A JPH0759600B2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 ヒト・プロテインsに対するモノクローナル抗体
EP87118183A EP0271810B1 (en) 1986-12-15 1987-12-08 Immunological determination of free human protein s and c4bp-protein s complex
DE19873789284 DE3789284T2 (de) 1986-12-15 1987-12-08 Immunologische Bestimmung von freiem menschlichem Protein-S und c4bp-Protein-S-Komplex.
DK654787A DK654787A (da) 1986-12-15 1987-12-14 Fremgangsmaade til immunologisk bestemmelse af frit humant protein s og c4bp-protein s-kompleks
NO875215A NO172084C (no) 1986-12-15 1987-12-14 Monoklonalt antistoff, anvendelse derav samt reagenssystem for immunologisk bestemmelse av fritt protein s og c4bp-protein s kompleks
US07/670,383 US5187067A (en) 1986-12-15 1991-03-14 Immunological determination of free human protein S and C4bp-protein S complex

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Title
PreparativeBiochemistry,16[3(1986)p.227−245

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