JPH0758975A - ダイナミックフォーカス信号発生回路 - Google Patents
ダイナミックフォーカス信号発生回路Info
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- JPH0758975A JPH0758975A JP20235393A JP20235393A JPH0758975A JP H0758975 A JPH0758975 A JP H0758975A JP 20235393 A JP20235393 A JP 20235393A JP 20235393 A JP20235393 A JP 20235393A JP H0758975 A JPH0758975 A JP H0758975A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 精度の高いダイナミックフォーカス補正が簡
単な回路で出来るようにする。 【構成】 水平周期のパルス信号をトランス１０の一次
側１１ａ，１１ｂに供給し、このトランス１０の二次側
１２にコンデンサ３の一端を接続し、このコンデンサ３
による積分でトランス１０の二次側１２に水平周期のパ
ラボラ波形信号を得、この水平周期のパラボラ波形信号
を、陰極線管のフォーカス制御電極に供給するようにし
たダイナミックフォーカス信号発生回路において、コン
デンサ３に容量制御手段４，６を接続し、この容量制御
手段４，６による制御で、パラボラ波形信号のレベルが
低下する所定期間、コンデンサ３の容量を変化させるよ
うにして、パラボラ波形信号の補正を行うようにした。
単な回路で出来るようにする。 【構成】 水平周期のパルス信号をトランス１０の一次
側１１ａ，１１ｂに供給し、このトランス１０の二次側
１２にコンデンサ３の一端を接続し、このコンデンサ３
による積分でトランス１０の二次側１２に水平周期のパ
ラボラ波形信号を得、この水平周期のパラボラ波形信号
を、陰極線管のフォーカス制御電極に供給するようにし
たダイナミックフォーカス信号発生回路において、コン
デンサ３に容量制御手段４，６を接続し、この容量制御
手段４，６による制御で、パラボラ波形信号のレベルが
低下する所定期間、コンデンサ３の容量を変化させるよ
うにして、パラボラ波形信号の補正を行うようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、モニタ受像機などに使
用される陰極線管のフォーカス特性が画面全体で良好に
なるようにするために必要なダイナミックフォーカス信
号発生回路に関する。
用される陰極線管のフォーカス特性が画面全体で良好に
なるようにするために必要なダイナミックフォーカス信
号発生回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】モニタ受像機などに使用される陰極線管
は、画面の中央部と周辺部とで電子ビームの到達距離が
異なるため、画面の中央部で最良のフォーカスに調整し
ていても、そのままでは周辺部でフォーカスが甘くなっ
てしまう。このため、ダイナミックフォーカス信号発生
回路により、水平同期信号を積分して水平走査周期のパ
ラボラ波信号を発生させ、このパラボラ波信号をダイナ
ミックフォーカス信号として陰極線管のフォーカス制御
電極に加えるようにしていた。このようにすることで、
画面全体にわたってフォーカスが最良になるダイナミッ
クフォーカス補正が行われる。
は、画面の中央部と周辺部とで電子ビームの到達距離が
異なるため、画面の中央部で最良のフォーカスに調整し
ていても、そのままでは周辺部でフォーカスが甘くなっ
てしまう。このため、ダイナミックフォーカス信号発生
回路により、水平同期信号を積分して水平走査周期のパ
ラボラ波信号を発生させ、このパラボラ波信号をダイナ
ミックフォーカス信号として陰極線管のフォーカス制御
電極に加えるようにしていた。このようにすることで、
画面全体にわたってフォーカスが最良になるダイナミッ
クフォーカス補正が行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に単純に積分しただけのパラボラ波信号によりダイナミ
ックフォーカス補正を行っていただけでは、完全なダイ
ナミックフォーカス補正を行うことは困難であった。即
ち、水平同期信号を積分して得られる２次曲線などのパ
ラボラ波信号では、ある程度のフォーカス補正は出来て
も、陰極線管の形状に完全に追随した完全なフォーカス
補正は行われてなく、画面の周辺部（左右の端部）でフ
ォーカス特性が若干悪くなっていた。ここで、通常のテ
レビジョン受像機の場合には、この程度の周辺部のフォ
ーカス特性の悪化は、許容できる範囲であるが、コンピ
ュータ用ディスプレイのように、細かい文字などを表示
させる必要のあるモニタ受像機の場合には、画面の周辺
部においても、より精度の高いダイナミックフォーカス
補正を行う必要があった。
に単純に積分しただけのパラボラ波信号によりダイナミ
ックフォーカス補正を行っていただけでは、完全なダイ
ナミックフォーカス補正を行うことは困難であった。即
ち、水平同期信号を積分して得られる２次曲線などのパ
ラボラ波信号では、ある程度のフォーカス補正は出来て
も、陰極線管の形状に完全に追随した完全なフォーカス
補正は行われてなく、画面の周辺部（左右の端部）でフ
ォーカス特性が若干悪くなっていた。ここで、通常のテ
レビジョン受像機の場合には、この程度の周辺部のフォ
ーカス特性の悪化は、許容できる範囲であるが、コンピ
ュータ用ディスプレイのように、細かい文字などを表示
させる必要のあるモニタ受像機の場合には、画面の周辺
部においても、より精度の高いダイナミックフォーカス
補正を行う必要があった。
【０００４】本発明はかかる点に鑑み、精度の高いダイ
ナミックフォーカス補正が簡単な回路で出来るようにす
ることを目的とする。
ナミックフォーカス補正が簡単な回路で出来るようにす
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図１に
示すように、水平周期のパルス信号をトランス１０の一
次側１１ａ，１１ｂに供給し、このトランス１０の二次
側１２にコンデンサ３の一端を接続し、このコンデンサ
３による積分でトランス１０の二次側１２に水平周期の
パラボラ波形信号を得、この水平周期のパラボラ波形信
号を、陰極線管のフォーカス制御電極に供給するように
したダイナミックフォーカス信号発生回路において、コ
ンデンサ３に容量制御手段４，６を接続し、この容量制
御手段４，６による制御で、パラボラ波形信号のレベル
が低下する所定期間、コンデンサ３の容量を変化させる
ようにして、パラボラ波形信号の補正を行うようにした
ものである。
示すように、水平周期のパルス信号をトランス１０の一
次側１１ａ，１１ｂに供給し、このトランス１０の二次
側１２にコンデンサ３の一端を接続し、このコンデンサ
３による積分でトランス１０の二次側１２に水平周期の
パラボラ波形信号を得、この水平周期のパラボラ波形信
号を、陰極線管のフォーカス制御電極に供給するように
したダイナミックフォーカス信号発生回路において、コ
ンデンサ３に容量制御手段４，６を接続し、この容量制
御手段４，６による制御で、パラボラ波形信号のレベル
が低下する所定期間、コンデンサ３の容量を変化させる
ようにして、パラボラ波形信号の補正を行うようにした
ものである。
【０００６】また、この場合の容量制御手段として、コ
ンデンサ３に接続されたスイッチング素子４と、このス
イッチング素子４の制御を行うコンパレータ６とを設
け、コンパレータ６でパラボラ波形信号のレベルが低下
したことを検出したとき、スイッチング素子４をオンさ
せて、コンデンサの容量を変化させるようにしたもので
ある。
ンデンサ３に接続されたスイッチング素子４と、このス
イッチング素子４の制御を行うコンパレータ６とを設
け、コンパレータ６でパラボラ波形信号のレベルが低下
したことを検出したとき、スイッチング素子４をオンさ
せて、コンデンサの容量を変化させるようにしたもので
ある。
【０００７】さらに、この場合の容量制御手段として、
例えば図３に示すように、コンデンサ２２とトランスの
二次側１２との間にダイオード２１を接続し、このダイ
オード２１のスイッチング特性を利用してコンデンサ２
２の容量制御が行われるようにしたものである。
例えば図３に示すように、コンデンサ２２とトランスの
二次側１２との間にダイオード２１を接続し、このダイ
オード２１のスイッチング特性を利用してコンデンサ２
２の容量制御が行われるようにしたものである。
【０００８】さらにまた、それぞれの場合のトランスと
して、直交結合型可飽和リアクタトランスを使用し、こ
の直交結合型可飽和リアクタトランスの制御巻線電流を
制御して、二次側に得られるパラボラ波形信号を一定の
状態に保つようにしたものである。
して、直交結合型可飽和リアクタトランスを使用し、こ
の直交結合型可飽和リアクタトランスの制御巻線電流を
制御して、二次側に得られるパラボラ波形信号を一定の
状態に保つようにしたものである。
【０００９】
【作用】本発明によると、パラボラ波形信号のレベルが
低下したとき、コンデンサの容量が変化して、より急峻
に波形を変化させるように作用して、いわゆるバスタブ
型の波形に補正され、良好なダイナミックフォーカス補
正ができるようになる。
低下したとき、コンデンサの容量が変化して、より急峻
に波形を変化させるように作用して、いわゆるバスタブ
型の波形に補正され、良好なダイナミックフォーカス補
正ができるようになる。
【００１０】この場合、コンパレータでパラボラ波形信
号のレベルが低下したことを検出したとき、スイッチン
グ素子をオンさせて、コンデンサの容量を変化させるよ
うにしたことで、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好
な補正ができる。
号のレベルが低下したことを検出したとき、スイッチン
グ素子をオンさせて、コンデンサの容量を変化させるよ
うにしたことで、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好
な補正ができる。
【００１１】また、ダイオードのスイッチング特性を利
用してコンデンサの容量制御が行われるようにしたこと
で、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好な補正ができ
る。
用してコンデンサの容量制御が行われるようにしたこと
で、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好な補正ができ
る。
【００１２】さらに、直交結合型可飽和リアクタトラン
スを使用して、二次側に得られるパラボラ波形信号を一
定の状態に保つようにしたことで、水平周波数などに変
動があっても良好なダイナミックフォーカス補正ができ
る。
スを使用して、二次側に得られるパラボラ波形信号を一
定の状態に保つようにしたことで、水平周波数などに変
動があっても良好なダイナミックフォーカス補正ができ
る。
【００１３】
【実施例】以下、本発明のダイナミックフォーカス信号
発生回路の一実施例を、図１及び図２を参照して説明す
る。本例の回路は、解像度の高い画像を表示する必要の
あるモニタ受像機のダイナミックフォーカス信号発生回
路に適用したもので、表示する映像信号の水平周波数が
複数種のものに対応したマルチスキャン方式のモニタ受
像機としてある。
発生回路の一実施例を、図１及び図２を参照して説明す
る。本例の回路は、解像度の高い画像を表示する必要の
あるモニタ受像機のダイナミックフォーカス信号発生回
路に適用したもので、表示する映像信号の水平周波数が
複数種のものに対応したマルチスキャン方式のモニタ受
像機としてある。
【００１４】図１は本例のダイナミックフォーカス信号
発生回路の構成を示す図で、図中１はフライバックパル
ス入力端子を示し、このフライバックパルス入力端子１
には、陰極線管に受像させる映像信号の水平周期のフラ
イバックパルスが供給される。この入力端子１に得られ
る水平周期のフライバックパルスを、ダイナミックフォ
ーカストランス１０の一次巻線１１ａ，１１ｂに供給す
る。このダイナミックフォーカストランス１０は、直交
結合型可飽和リアクタトランスで構成され、入力端子１
が一方の一次巻線１１ａの一端に接続され、この一方の
一次巻線１１ａの他端が他方の一次巻線１１ｂの一端に
直列に接続され、この他方の一次巻線１１ｂの他端が接
地されている。
発生回路の構成を示す図で、図中１はフライバックパル
ス入力端子を示し、このフライバックパルス入力端子１
には、陰極線管に受像させる映像信号の水平周期のフラ
イバックパルスが供給される。この入力端子１に得られ
る水平周期のフライバックパルスを、ダイナミックフォ
ーカストランス１０の一次巻線１１ａ，１１ｂに供給す
る。このダイナミックフォーカストランス１０は、直交
結合型可飽和リアクタトランスで構成され、入力端子１
が一方の一次巻線１１ａの一端に接続され、この一方の
一次巻線１１ａの他端が他方の一次巻線１１ｂの一端に
直列に接続され、この他方の一次巻線１１ｂの他端が接
地されている。
【００１５】そして、このダイナミックフォーカストラ
ンス１０の二次巻線１２の一端を、ダイナミックフォー
カス信号出力端子２に接続し、二次巻線１２の他端を接
地する。そして、この二次巻線１２と出力端子２との間
に、コンデンサ３の一端を接続する。そして、ダイナミ
ックフォーカス信号出力端子２に得られる信号を、陰極
線管のフォーカス制御電極（又はフォーカスコイル）に
供給する。
ンス１０の二次巻線１２の一端を、ダイナミックフォー
カス信号出力端子２に接続し、二次巻線１２の他端を接
地する。そして、この二次巻線１２と出力端子２との間
に、コンデンサ３の一端を接続する。そして、ダイナミ
ックフォーカス信号出力端子２に得られる信号を、陰極
線管のフォーカス制御電極（又はフォーカスコイル）に
供給する。
【００１６】そして、コンデンサ３の他端を、ＮＰＮ型
のトランジスタ４のコレクタに接続すると共に、ダイオ
ード５のカソードに接続する。そして、このダイオード
５のアノードを接地する。また、トランジスタ４のエミ
ッタを接地すると共に、ベースをコンパレータ６の出力
端と接続する。このコンパレータ６は、パラボラ波入力
端子７に得られるパラボラ波信号と、基準電圧入力端子
８に得られる一定レベルの基準信号とを比較し、パラボ
ラ波信号のレベルが基準信号のレベルを下回っている
間、ハイレベル信号“１”を出力する。そして、このハ
イレベル信号“１”がトランジスタ４のベースに供給さ
れると、このトランジスタ４はオン状態になる。また、
パラボラ波信号のレベルが基準信号のレベルを越える
と、コンパレータ６がローレベル信号“０”を出力し、
トランジスタ４がオフ状態になる。
のトランジスタ４のコレクタに接続すると共に、ダイオ
ード５のカソードに接続する。そして、このダイオード
５のアノードを接地する。また、トランジスタ４のエミ
ッタを接地すると共に、ベースをコンパレータ６の出力
端と接続する。このコンパレータ６は、パラボラ波入力
端子７に得られるパラボラ波信号と、基準電圧入力端子
８に得られる一定レベルの基準信号とを比較し、パラボ
ラ波信号のレベルが基準信号のレベルを下回っている
間、ハイレベル信号“１”を出力する。そして、このハ
イレベル信号“１”がトランジスタ４のベースに供給さ
れると、このトランジスタ４はオン状態になる。また、
パラボラ波信号のレベルが基準信号のレベルを越える
と、コンパレータ６がローレベル信号“０”を出力し、
トランジスタ４がオフ状態になる。
【００１７】なお、入力端子７に得られるパラボラ波信
号は、図示しない水平同期信号処理回路で作成される水
平周期の安定したレベルのパラボラ波信号としてある。
号は、図示しない水平同期信号処理回路で作成される水
平周期の安定したレベルのパラボラ波信号としてある。
【００１８】また、ダイナミックフォーカストランス１
０の制御巻線１３の一端及び他端１３ａ及び１３ｂを、
図示しない制御回路に接続する。そして、この制御回路
から制御巻線１３に供給される制御信号の電流の制御に
より、水平周波数の変化があっても、二次巻線１２側に
得られる信号の波形の波高値が一定になるように制御し
ている。
０の制御巻線１３の一端及び他端１３ａ及び１３ｂを、
図示しない制御回路に接続する。そして、この制御回路
から制御巻線１３に供給される制御信号の電流の制御に
より、水平周波数の変化があっても、二次巻線１２側に
得られる信号の波形の波高値が一定になるように制御し
ている。
【００１９】次に、このように構成されるダイナミック
フォーカス信号発生回路の動作を、図２の波形図を参照
して説明する。まず、入力端子１に図２のＡに示すフラ
イバックパルスが供給されるとする。このフライバック
パルスは、映像信号の水平周期に一致している。即ち、
１水平走査期間（１Ｈ）毎に立ち上がるパルスが得られ
る。
フォーカス信号発生回路の動作を、図２の波形図を参照
して説明する。まず、入力端子１に図２のＡに示すフラ
イバックパルスが供給されるとする。このフライバック
パルスは、映像信号の水平周期に一致している。即ち、
１水平走査期間（１Ｈ）毎に立ち上がるパルスが得られ
る。
【００２０】そして、このフライバックパルスがダイナ
ミックフォーカストランス１０の一次側に供給されるこ
とで、このダイナミックフォーカストランス１０の二次
側に得られる昇圧された信号は、この二次側に接続され
たコンデンサ３による積分で、パラボラ波の信号にな
る。このとき本例においては、パラボラ波のレベルで制
御されるトランジスタ４が、コンデンサ３に接続されて
いることで、出力端子２に得られるパラボラ波の波形が
良好なものになる。
ミックフォーカストランス１０の一次側に供給されるこ
とで、このダイナミックフォーカストランス１０の二次
側に得られる昇圧された信号は、この二次側に接続され
たコンデンサ３による積分で、パラボラ波の信号にな
る。このとき本例においては、パラボラ波のレベルで制
御されるトランジスタ４が、コンデンサ３に接続されて
いることで、出力端子２に得られるパラボラ波の波形が
良好なものになる。
【００２１】即ち、コンパレータ６では、入力端子７に
得られる安定したパラボラ波（図２のＢ）のレベルが、
入力端子８に得られる基準信号レベルＶth（図２のＢに
破線で示すレベル）を下回るか否かが検出される。そし
て、このレベルＶthを下回っている間（図２の期間
ｔ1 ）は、トランジスタ４がオンになって、コンデンサ
３の容量を増大させるように作用する。このため、出力
端子２に得られるパラボラ波は、図２のＣに示すよう
に、基準信号レベルＶth以下のとき波形変化が急峻にな
り、いわゆるバスタブ型の波形になる。
得られる安定したパラボラ波（図２のＢ）のレベルが、
入力端子８に得られる基準信号レベルＶth（図２のＢに
破線で示すレベル）を下回るか否かが検出される。そし
て、このレベルＶthを下回っている間（図２の期間
ｔ1 ）は、トランジスタ４がオンになって、コンデンサ
３の容量を増大させるように作用する。このため、出力
端子２に得られるパラボラ波は、図２のＣに示すよう
に、基準信号レベルＶth以下のとき波形変化が急峻にな
り、いわゆるバスタブ型の波形になる。
【００２２】このようなバスタブ型の波形がダイナミッ
クフォーカス信号として出力端子２から陰極線管のフォ
ーカス制御電極に供給されることで、実際の陰極線管の
形状に合った理想的なダイナミックフォーカス補正が行
われ、表示される画像全体で良好なフォーカスが得られ
る。そして、回路構成としては、コンデンサ３にトラン
ジスタ４を接続すると共に、このトランジスタ４を制御
するコンパレータ６を設けるだけで良く、簡単な構成の
回路で実現できる。
クフォーカス信号として出力端子２から陰極線管のフォ
ーカス制御電極に供給されることで、実際の陰極線管の
形状に合った理想的なダイナミックフォーカス補正が行
われ、表示される画像全体で良好なフォーカスが得られ
る。そして、回路構成としては、コンデンサ３にトラン
ジスタ４を接続すると共に、このトランジスタ４を制御
するコンパレータ６を設けるだけで良く、簡単な構成の
回路で実現できる。
【００２３】そして本例においては、ダイナミックフォ
ーカストランス１０として、直交結合型可飽和リアクタ
トランスを使用して、水平周波数に変動があっても、二
次側に得られるパラボラ波形信号が一定のレベルに保た
れるようにしたので、どのような水平周波数の映像信号
を受像させる場合でも、良好なバスタブ型のダイナミッ
クフォーカス信号が得られ、水平周波数にかかわらず良
好なダイナミックフォーカス補正が行われる。
ーカストランス１０として、直交結合型可飽和リアクタ
トランスを使用して、水平周波数に変動があっても、二
次側に得られるパラボラ波形信号が一定のレベルに保た
れるようにしたので、どのような水平周波数の映像信号
を受像させる場合でも、良好なバスタブ型のダイナミッ
クフォーカス信号が得られ、水平周波数にかかわらず良
好なダイナミックフォーカス補正が行われる。
【００２４】なお、上述実施例においてはトランジスタ
をスイッチング素子として使用して、コンデンサの容量
制御を行うようにしたが、他のスイッチング素子を使用
して容量制御を行うようにしても良い。
をスイッチング素子として使用して、コンデンサの容量
制御を行うようにしたが、他のスイッチング素子を使用
して容量制御を行うようにしても良い。
【００２５】また、スイッチング素子の代わりにダイオ
ードのスイッチング特性を利用して、コンデンサの容量
制御を行うようにしても良い。この場合の構成を図３に
示すと、ダイナミックフォーカストランス１０の二次巻
線１２の一端と出力端子２との間を、ダイオード２１の
カソードに接続し、このダイオード２１のアノードをコ
ンデンサ２２の一端に接続する。そして、このコンデン
サ２２の他端を接地する。さらに、ダイオード２１とコ
ンデンサ２２との間を、抵抗器２３を介して接地する。
その他の部分は、図１に示すダイナミックフォーカス信
号発生回路と同様に構成する。
ードのスイッチング特性を利用して、コンデンサの容量
制御を行うようにしても良い。この場合の構成を図３に
示すと、ダイナミックフォーカストランス１０の二次巻
線１２の一端と出力端子２との間を、ダイオード２１の
カソードに接続し、このダイオード２１のアノードをコ
ンデンサ２２の一端に接続する。そして、このコンデン
サ２２の他端を接地する。さらに、ダイオード２１とコ
ンデンサ２２との間を、抵抗器２３を介して接地する。
その他の部分は、図１に示すダイナミックフォーカス信
号発生回路と同様に構成する。
【００２６】この図３に示す構成としたことで、ダイナ
ミックフォーカストランス１０の二次側の電位が、所定
レベル以下となったとき、ダイオード２１を介して接続
されたコンデンサ２２が作用して、出力端子２側に得ら
れる信号をバスタブ側の波形とする処理が行われる。従
って、上述実施例と同様な良好なバスタブ型のダイナミ
ックフォーカス信号が得られ、良好なダイナミックフォ
ーカス補正が行われる。
ミックフォーカストランス１０の二次側の電位が、所定
レベル以下となったとき、ダイオード２１を介して接続
されたコンデンサ２２が作用して、出力端子２側に得ら
れる信号をバスタブ側の波形とする処理が行われる。従
って、上述実施例と同様な良好なバスタブ型のダイナミ
ックフォーカス信号が得られ、良好なダイナミックフォ
ーカス補正が行われる。
【００２７】この図３に示す例の場合には、コンパレー
タやトランジスタなどが必要なく、回路構成がより簡単
になる。そして、この図３の例の場合でも、直交結合型
可飽和リアクタトランスを使用して、水平周波数に変動
があっても、二次側に得られるパラボラ波形信号が一定
のレベルに保たれるようにしたので、水平周波数にかか
わらず良好なダイナミックフォーカス補正が行われる。
タやトランジスタなどが必要なく、回路構成がより簡単
になる。そして、この図３の例の場合でも、直交結合型
可飽和リアクタトランスを使用して、水平周波数に変動
があっても、二次側に得られるパラボラ波形信号が一定
のレベルに保たれるようにしたので、水平周波数にかか
わらず良好なダイナミックフォーカス補正が行われる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によると、パラボラ波形信号のレ
ベルが低下したとき、コンデンサの容量が変化して、よ
り急峻に波形を変化させるように作用して、いわゆるバ
スタブ形の波形に補正されて、陰極線管の画面全体で良
好なフォーカス制御が行われるようになり、良好なダイ
ナミックフォーカス補正ができるようになる。
ベルが低下したとき、コンデンサの容量が変化して、よ
り急峻に波形を変化させるように作用して、いわゆるバ
スタブ形の波形に補正されて、陰極線管の画面全体で良
好なフォーカス制御が行われるようになり、良好なダイ
ナミックフォーカス補正ができるようになる。
【００２９】この場合、コンパレータでパラボラ波形信
号のレベルが低下したことを検出したとき、スイッチン
グ素子をオンさせて、コンデンサの容量を変化させるよ
うにしたことで、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好
な補正ができる。
号のレベルが低下したことを検出したとき、スイッチン
グ素子をオンさせて、コンデンサの容量を変化させるよ
うにしたことで、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好
な補正ができる。
【００３０】また、ダイオードのスイッチング特性を利
用してコンデンサの容量制御が行われるようにしたこと
で、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好な補正ができ
る。
用してコンデンサの容量制御が行われるようにしたこと
で、簡単な構成でパラボラ波形信号の良好な補正ができ
る。
【００３１】さらに、直交結合型可飽和リアクタトラン
スを使用して、二次側に得られるパラボラ波形信号を一
定の状態に保つようにしたことで、水平周波数などに変
動があっても良好なダイナミックフォーカス補正ができ
る。
スを使用して、二次側に得られるパラボラ波形信号を一
定の状態に保つようにしたことで、水平周波数などに変
動があっても良好なダイナミックフォーカス補正ができ
る。
【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図２】一実施例による信号波形を示す波形図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す構成図である。
１ フライバックパルス入力端子 ２ ダイナミックフォーカス信号出力端子 ３ コンデンサ ４ トランジスタ ６ コンパレータ １０ ダイナミックフォーカストランス １１ａ，１１ｂ 一次巻線 １２ 二次巻線 １３ 制御巻線 ２１ ダイオード ２２ コンデンサ
Claims (4)
- 【請求項１】 水平周期のパルス信号をトランスの一次
側に供給し、このトランスの二次側にコンデンサの一端
を接続し、このコンデンサによる積分で上記トランスの
二次側に水平周期のパラボラ波形信号を得、この水平周
期のパラボラ波形信号を、陰極線管のフォーカス制御電
極に供給するようにしたダイナミックフォーカス信号発
生回路において、 上記コンデンサに容量制御手段を接続し、この容量制御
手段による制御で、上記パラボラ波形信号のレベルが低
下する所定期間、上記コンデンサの容量を変化させるよ
うにして、上記パラボラ波形信号の補正を行うようにし
たダイナミックフォーカス信号発生回路。 - 【請求項２】 上記容量制御手段として、上記コンデン
サに接続されたスイッチング素子と、該スイッチング素
子の制御を行うコンパレータとを設け、 上記コンパレータでパラボラ波形信号のレベルが低下し
たことを検出したとき、上記スイッチング素子をオンさ
せて、上記コンデンサの容量を変化させるようにした請
求項１記載のダイナミックフォーカス信号発生回路。 - 【請求項３】 上記容量制御手段として、上記コンデン
サと上記トランスの二次側との間にダイオードを接続
し、 このダイオードのスイッチング特性を利用して上記コン
デンサの容量制御が行われるようにした請求項１記載の
ダイナミックフォーカス信号発生回路。 - 【請求項４】 上記トランスとして、直交結合型可飽和
リアクタトランスを使用し、この直交結合型可飽和リア
クタトランスの制御巻線電流を制御して、二次側に得ら
れるパラボラ波形信号を一定の状態に保つようにした請
求項１，２，３の何れかに記載のダイナミックフォーカ
ス信号発生回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20235393A JPH0758975A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | ダイナミックフォーカス信号発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20235393A JPH0758975A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | ダイナミックフォーカス信号発生回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0758975A true JPH0758975A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16456117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20235393A Pending JPH0758975A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | ダイナミックフォーカス信号発生回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0758975A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5981952A (en) * | 1996-11-21 | 1999-11-09 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Dynamic focusing apparatus for cathode-ray tube device |
| WO2001093567A1 (en) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Thomson Licensing S.A. | Circuit for generating a dynamic focusing voltage for a picture tube |
| US6504326B2 (en) | 2000-06-08 | 2003-01-07 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Focusing circuit for a cathode ray tube |
-
1993
- 1993-08-16 JP JP20235393A patent/JPH0758975A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5981952A (en) * | 1996-11-21 | 1999-11-09 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Dynamic focusing apparatus for cathode-ray tube device |
| WO2001093567A1 (en) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Thomson Licensing S.A. | Circuit for generating a dynamic focusing voltage for a picture tube |
| US6703800B2 (en) | 2000-05-31 | 2004-03-09 | Thomson Licensing Sa | Circuit for generating a dynamic focusing voltage for a picture tube |
| US6504326B2 (en) | 2000-06-08 | 2003-01-07 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Focusing circuit for a cathode ray tube |
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