JPH075890Y2 - 電池式噴霧器 - Google Patents

電池式噴霧器

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JPH075890Y2
JPH075890Y2 JP8403992U JP8403992U JPH075890Y2 JP H075890 Y2 JPH075890 Y2 JP H075890Y2 JP 8403992 U JP8403992 U JP 8403992U JP 8403992 U JP8403992 U JP 8403992U JP H075890 Y2 JPH075890 Y2 JP H075890Y2
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voltage
motor pump
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battery
lead storage
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JP8403992U
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JPH0648854U (ja
Inventor
眞鍋雄一郎
Original Assignee
株式会社マルナカ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、充電可能な電池を備え
た電池式噴霧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電池式噴霧器としては、モ
ータポンプと、例えば12Vの蓄電池と、電源スイッチ
とを備え、電源スイッチをオンオフすることにより、一
定の吐出量でノズルからタンク内の散布薬剤等を噴霧す
ることができるようになっているものが知られている。
このような噴霧器にあっては、12Vの充電電圧を出力
する充電器を接続することにより、容易に充電が行える
ように構成している。また、エンジン式の噴霧器では、
エンジン自体のスロットルバルブ開度を調整することで
回転数を変更したり、あるいはポンプの調圧弁を調整し
て圧力を変更したりして、ノズルから噴霧される薬剤の
吐出量を容易に調節できるものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、電池式噴霧
器において、エンジン式のものと同様に、ノズルから吐
出する噴霧量を調節できるようにすることが考えられて
いる。その方法として、例えばエンジン式の場合と同様
に、ポンプの調圧弁によって圧力を変えるもの、あるい
はモータポンプの回転数を可変抵抗器又はアンプ等を用
いて電気的に変更するものがある。しかしながら、これ
らのものにあっては、蓄電池に対して調圧弁、可変抵抗
器、アンプ等が負荷となるために蓄電池の寿命(噴霧器
の使用時間)が短縮されてしまい、使用途中にモータポ
ンプが停止したりして効率よく作業を行うことができな
い場合があった。
【0004】本考案は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本考案に係る電池式噴霧器は、充電可能
でかつ同一の端子電圧を有する2個の電池と、タンク内
の液体をノズルから所定の圧力で吐出させるモータポン
プと、モータポンプに2個の電池を選択的に直列及び並
列接続し、かつ前記端子電圧の2倍の充電電圧が印加さ
れた際には前記直列接続及び並列接続に関わらずそれぞ
れの電池に所定の充電電圧を印加する制御回路と、前記
制御回路と前記モータポンプとを電気的に接続するスイ
ッチ手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成のものであれば、制御回路によ
りモータポンプには電池が並列接続もしくは直列接続さ
れてモータポンプの回転数が変更される。すなわち、モ
ータポンプに2個の電池が直列接続された場合は、モー
タポンプに印加される電圧が電池1個の場合の2倍とな
り、高速でモータポンプが回転することになる。また、
2個の電池が並列接続された場合は、直列接続の場合の
1/2の電圧となるので、モータポンプの回転数は直列
接続の場合に比べて低くなる。したがって、電池を直列
接続した場合には大量の液体を吐出することが可能にな
り、比較的短時間で大量に液体を散布する作業に適して
おり、また並列接続の場合には直列接続の場合に比較し
て少量の液体を吐出することになるので、少量の液体を
長時間にわたって散布する作業に適している。このよう
に、散布作業にあわせた吐出量を選択できるので、効率
よく散布作業を行うことができる。
【0007】また、充電に際しては、使用状態における
電池の接続が直列であっても並列であっても、制御回路
に電池の端子電圧の2倍の充電電圧が印加されれば所定
の充電電圧が各電池に印加されるので、過充電等で電池
を損傷することがない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0009】図1において、1はタンクで、上部に開口
を有し、その開口は常時は着脱可能な蓋2で閉じられて
いる。タンク1の背面下部にはクッション材で被覆され
る凹部が形成されており、その凹部には、充電可能でか
つ同一の端子電圧Voを有する2個の鉛蓄電池3A、3
Bと、タンク1内の液体をノズル8から所定の圧力で吐
出させるモータポンプ4と、モータポンプ4に鉛蓄電池
3A、3Bを選択的に直列及び並列接続し、かつ端子電
圧Voの2倍の充電電圧Vcが印加された際には直列接
続及び並列接続に応じてそれぞれの鉛蓄電池3A、3B
に所定の充電電圧Vcgを印加する制御回路CCとが装
着される。この実施例では、それぞれの鉛蓄電池3A、
3Bは端子電圧Voを6Vとするもので、同一の性能を
有するものを使用する。またタンク1の側面には、鉛蓄
電池3A、3Bのための充電端子5、蓄電量の残量を表
示するバッテリ残量計6、及び電圧切替スイッチ7が取
り付けられ、またタンク1内の液体をノズル8に導出す
るためのホース9が装着されている。さらに、ノズル8
の手元側にはグリップ81が設けられ、そのグリップ8
1には制御回路CCとモータポンプ4とを電気的に接続
するメインスイッチ10が組み込まれている。そして、
タンク1の背面には、タンク1を背負うための背負いベ
ルト(図示しない)が着脱可能に取り付けられている。
【0010】制御回路CCは、図2に示すように、一方
の鉛蓄電池3Aの+端子31aと電圧切替スイッチ7の
第3可動接点72bとの間に接続されるダイオードD1
と、一方の鉛蓄電池3Aの−端子32aと他方の鉛蓄電
池3Bの+端子31bとの間に接続されるダイオードD
2と、電圧切替スイッチ7の第1可動接点71bとモー
タポンプ4の−端子4aとの間に接続されるダイオード
D3とを備え、電圧切替スイッチ7を切り替えることに
より、一方の鉛蓄電池3Aと他方の鉛蓄電池3Bとがモ
ータポンプ4に対して並列接続と直列接続とのいずれか
一方で選択的に接続されるように結線されている。すな
わち、鉛蓄電池3Aの+端子31aは、メインスイッチ
10を介してモータポンプ4の+端子4bに接続され、
その−端子32aは電圧切替スイッチ7の一方の固定接
点71aに接続されている。また、他方の鉛蓄電池3B
の+端子31bは、電圧切替スイッチ7の他方の固定接
点72aに接続され、その−端子32bはモータポンプ
4の−端子4aに接続され、電圧切替スイッチ7の第2
可動接点71cと第4可動接点72cとが接続されてい
る。さらに、充電用に、鉛蓄電池3Aの+端子31aが
充電端子5の+端子5aに接続されるとともに、鉛蓄電
池3Bの−端子32bが充電端子5の−端子5bに接続
される。
【0011】以上の構成において、タンク1内の液体を
散布する場合に、作業内容に合わせて電圧切替スイッチ
7を操作することにより、メインスイッチ10をオンし
た場合にモータポンプ4に6Vあるいは12Vが印加さ
れることになる。すなわち、電圧切替スイッチ7を6V
側にすると、電圧切替スイッチ7の一方の固定端子71
aと第1可動端子71bとが導通し、同時に他方の固定
接点72aと第3可動接点72bとが導通して、それぞ
れの鉛蓄電池3A、3Bはモータポンプ4に対して並列
接続され、制御回路CCはモータポンプ4に低電圧であ
る6Vを供給し得る回路構成となる。この状態でメイン
スイッチ10が閉成されると、モータポンプ10には鉛
蓄電池3A、3Bからの6Vが印加され、モータポンプ
10は低速で作動する。一方、電圧切替スイッチ7を1
2V側にすると、電圧切替スイッチ7の一方の固定端子
71aと第2可動端子71cとが導通し、同時に他方の
固定接点72aと第4可動接点72cとが導通して、鉛
蓄電池3Aと鉛蓄電池3Bとは直列接続される。したが
って、メインスイッチ10が閉成されると、モータポン
プ4には6Vの2倍の12Vが印加されることになり、
高速で作動することにより、6V側に切り替えられた場
合に比べて大吐出量での作業が可能になる。この使用状
態にあっては、ダイオードD1及びダイオードD3は、
それぞれ順方向電圧が印加されることとなり、モータポ
ンプ4への通電を妨害するものではない。
【0012】次に、充電動作について説明する。充電器
は、出力する充電電圧Vcが、使用している鉛蓄電池3
A、3Bの充電電圧Vcの2倍の12Vであるもののみ
を使用する。まず、充電器の出力線を充電端子5に接続
する。電圧切替スイッチ7の電圧選択位置は、6V側、
12V側のいずれであってもよく、例えば図1に示すよ
うに、電圧切替スイッチ7が6V側に切り替えてある場
合は、それぞれの鉛蓄電池3A、3BはダイオードD2
により直列接続された状態になる。しかして、充電端子
5から入力される充電Vc電圧は、一方の鉛蓄電池3A
の+端子31aと他方の鉛蓄電池3Bの−端子32bに
印加される。鉛蓄電池3Aの+端子31aに流入する充
電電流はメインスイッチ10にも流入するが、充電中は
開成しているのでモータポンプ4には通電されず、ま
た、電圧切替スイッチ7を介して他方の鉛蓄電池3Bに
流入することも、ダイオードD1が逆バイアスとなるの
で阻止される。また、ダイオードD3にも逆バアイス電
圧が印加されるため、一方の鉛蓄電池3Aの−端子32
aと他方の鉛蓄電池3Bの−端子32bとの間に電流は
流れない。これに対し、ダイオードD2には順方向電圧
が印加されるので、それぞれの鉛蓄電池3A、3Bは電
気的に直列接続されることとなり、12Vの充電電圧V
cが+端子31aと−端子32bとの間に印加され、各
鉛蓄電池3A、3Bは所定の充電電圧Vcg(6V)で
充電されるものである。
【0013】一方、電圧切替スイッチ7が12V側に切
り替えられている場合の充電は、ダイオードD2が電圧
切替スイッチ7により短絡されることになるので、すで
に説明した6V側に電圧切替スイッチ7が切り替えられ
ている場合同様に充電が可能となる。すなわち、充電に
おいては、ダイオードD1、D3が不要な電流の周り込
みを阻止しているので、充電電圧Vcが鉛蓄電池3A、
3Bの端子電圧Voの2倍であっても、電圧切替スイッ
チ7の切替位置を考えることなく、言い換えれば充電電
圧Vcを電圧切替スイッチ7の切替位置に合わせて変更
することなく充電が行えるものである。
【0014】このように、使用する場合にあっては、モ
ータポンプ4に印加する電圧を切り替えることができる
ので、モータポンプ4を2つの異なるモードで運転する
ことができ、これによってノズル8からの液体の吐出量
を選択することができる。つまり、散布する薬剤の量に
合わせて、あるいは作業時間を考慮して吐出量を決定し
て使用すれば、作業効率を大幅に向上させることができ
る。また、充電するに際しては、電圧切替スイッチ7が
どの切替位置に置かれてあっても、12Vの充電電圧V
cで充電できるので、充電電圧Vcの勘違いによる過充
電等のトラブルを防止することができる。
【0015】なお、本考案は以上説明した実施例に限定
されるものではなく、電池としては充電が可能であるも
のなら鉛蓄電池に限らず、例えばアルカリ蓄電池等であ
ってもよい。また、電圧切替スイッチ7を、メインスイ
ッチ10同様に、グリップ81の部分に取り付けて、作
業途中でも容易に吐出量を変更することができるように
構成してもよい。
【0016】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上に詳述したように、制御
回路により2個の電池をモータポンプに対して並列に、
あるいは直列に接続することができるので、ノズルから
の液体の吐出量を選択することができ、作業内容にあわ
せて吐出量を選択することにより作業効率を向上させる
ことができる。また、電池を充電する場合には、制御回
路が常時単一の充電電圧で充電をできる構成であるの
で、充電電圧が端子電圧より大きいにもかかわらず、過
充電により電池を損傷することが防止でき、充電操作を
容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の制御回路を示す電気回路図。
【符号の説明】
1…タンク 3A…鉛蓄電池 3B…鉛蓄電池 4…モータポンプ 7…電圧切替スイッチ 8…ノズル CC…制御回路 D1…ダイオード D2…ダイオード D3…ダイオード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電可能でかつ同一の端子電圧を有する2
    個の電池と、 タンク内の液体をノズルから所定の圧力で吐出させるモ
    ータポンプと、 モータポンプに2個の電池を選択的に直列及び並列接続
    し、かつ前記端子電圧の2倍の充電電圧が印加された際
    には前記直列接続及び並列接続に関わらずそれぞれの電
    池に所定の充電電圧を印加する制御回路と、 前記制御回路と前記モータポンプとを電気的に接続する
    スイッチ手段とを具備することを特徴とする電池式噴霧
    器。
JP8403992U 1992-12-07 1992-12-07 電池式噴霧器 Expired - Lifetime JPH075890Y2 (ja)

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JP8403992U JPH075890Y2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 電池式噴霧器

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JP8403992U JPH075890Y2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 電池式噴霧器

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JPH0648854U JPH0648854U (ja) 1994-07-05
JPH075890Y2 true JPH075890Y2 (ja) 1995-02-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2693397B2 (ja) * 1995-02-17 1997-12-24 株式会社マルナカ製作所 電池式動力噴霧器
JP6865978B2 (ja) * 2019-07-12 2021-04-28 株式会社麻場 バッテリ式動力噴霧器
CN115067307A (zh) * 2022-07-06 2022-09-20 台州市凯锋塑钢有限公司 电动喷雾器

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