JPH075825Y2 - 型板への生地セット装置 - Google Patents

型板への生地セット装置

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JPH075825Y2
JPH075825Y2 JP1998891U JP1998891U JPH075825Y2 JP H075825 Y2 JPH075825 Y2 JP H075825Y2 JP 1998891 U JP1998891 U JP 1998891U JP 1998891 U JP1998891 U JP 1998891U JP H075825 Y2 JPH075825 Y2 JP H075825Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、型板の上,下板間に
2つ折りして挟んだ生地を自動縫製する場合に用いる、
型板への生地セット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公昭62−608号公報
に示すように、ガイド溝が形成された上,下板を開閉可
能に連結した型板を用い、この型板の上,下板間に、裁
断された生地を2つ折りして挟み、作業テーブル上で前
記型板を移動させつつ、ミシンによって前記ガイド溝に
沿い前記生地を縫う型板ならい自動縫製が、縫製品を量
産するために、行われている。 産するために、行われている。
【0003】そして、型板の上,下板間に生地を2つ折
りして挟む操作を作業性よく行うために、この考案の出
願人は、実願平2−51233号(平成2年5月28日
出願)(実開平4−10874号)によって、型板への 生地セット装置を先に提案している。この型板への生地 セット装置は、作業テーブル上に型板を解放可能に位置 決め保持させる位置決め機構と、前記型板の下板上で位 置決めした生地を2つ折りする生地セット機構とを備え 、この生地セット機構を、作業テーブルに設けたガイド 板進退用シリンダ機構に、生地ガイド板を連結アームを 介して連結した構成にしたものである。
【0004】前述した構成の生地セット装置は、作業テ
ーブル上に置いた型板を、位置決め機構を動作させて所
定位置に保持し、上板が開いている型板の下板上に生地
を位置決めして置く。その後、生地セットのガイド板進
退用シリンダ機構を動作させて生地ガイド板を、先端が
前記下板上の所定位置に達するまで回動させ、生地ガイ
ド板で生地を下板に押し付けて挟持する。
【0005】この状態で、生地の下板先端から突出して
いる部分を、作業者が手作業で折り返して、手前側に引
っ張りながら型板の上板を閉じて、生地の折り返した部
分を生地ガイド板上に重ね、生地を所定位置で2つ折り
し、次に、上,下板の両端部を持って型板を生地ガイド
ットを終了させている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、出願人が先に
提案した型板への生地セット装置では、型板の下板上で
位置決めした生地を2つ折りする際に、2つ折りされた
生地の折り返した部分を作業者が両手で手前側に引っ張
りながら型板の上板を閉じているために、生地の張りが
不揃いとなり、また上板を閉じる際に、片手が生地から
離れるために、生地の折り返した部分の先端部が不安定
になるという問題点があった。
【0007】この考案は、前述した問題点を解決して、
生地の張りを一定にでき、また2つ折りした生地の折り
返した部分を先端部まで型板の上板によって安定して抑
えることができ、さらに、生地の2つ折り操作を熟練を
必要とせずに、作業性よく行える、型板への生地セット
装置の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、出願人が先
に提案した型板への生地セット機構に設けた生地ガイド
板上に取付板を回動可能に連結し、生地ガイド板と前記
取付板との間を取付板開閉用シリンダ機構によって連結
し、取付板上に設けた生地張り用シリンダ機構に、型板
の長手方向に沿って配置した生地張り棒を進退可能に連
結したものである。
【0009】
【作用】この考案による型板への生地セット装置は、上
板が開いている型板の下板上に位置決めして置いた生地
を回動させた生地ガイド板によって下板上に挟み、生地
の生地ガイド板先端から突出した先端部をこのガイド板
上に折り返し、この状態で、生地張り用シリンダ機構の
正動作によって生地張り棒を前進させ、取付板開閉用シ
リンダ機構の閉動作によって取付板を閉じ、生地張り棒
によって生地の折り返した部分を生地ガイド板上に押し
付ける。
【0010】この状態で、生地張り用シリンダ機構の逆
動作によって生地張り棒を後退させて、生地の折り返し
部分を引っ張って生地を適度の力で張る。その後、型板
の開いていた上板を閉じ、さらに、取付板開閉用シリン
ダ機構の開動作によって生地張り棒を生地から離し、型
板を生地ガイド板から引き抜き、生地の型板へのセット
を終了させる。
【0011】そして、この考案は、生地張り用シリンダ
機構を逆動作させて、生地張り棒により生地の折り返し
た部分を引っ張り、機械的な手段によって生地を張るの
で、生地の張りが一定化し、また、前記上板によって折
り返し部分の先端部を安定して抑えることができ、さら
に、生地の2つ折り操作を、生地張り用,取付板開閉用
シリンダ機構を動作させて行うため、熟練を要すること
なく、作業性よく行える。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき図を参照し
て説明する。図1において、1は脚部2上に固定された
作業テーブルであり、このテーブル1上には、右側部手
前側の生地セットエリア1aと、右側部奥側の型板セッ
トエリア1bと、左側部手前側の製品外しエリア1c
と、左側部奥側の中間エリア1dとが設けられている。
前記作業テーブル1上の手前側辺部および左側辺部に
は、上方に突出するガイドバー3および4がそれぞれ固
定されている。
【0013】生地セットエリア1aには型板5の生地セ
ット機構6が配置されていると共に、一部が製品外しエ
リア1cにかかる位置決め機構7がこれの大部分を生地
セットエリア1a下面側に配置して作業テーブル1に設
けられ、生地セット機構6と位置決め機構7とによって
生地セット装置が構成されている。前記型板5は、図2
に示すように、塩化ビニールなどの透明な合成樹脂の左
右方向に長い上,下板5a,5bが一側部で適宜のヒン
ジ部5cを介して開閉可能に連結されている。上,下板
板5a,5bにはこれらの閉時に一致する所要平面形状
の溝孔5d,5eが形成され、上板5aの右側部には糸
切りマーク5fが設けられている。また、上板5aより
幅の広い下板5bが手前側に突出している。
【0014】前記生地セット機構6は、図1および図3
ないし図13に示すように、作業テーブル1の下面に取
付部材12を介してガイド板用シリンダ機構8のシリン
ダ8aが固定され、このシリンダ8aに作業テーブル1
の前後(Y)方向に進退するピストン8bが嵌合され、
ピストン8bのシリンダ8a手前側に突出する先端部に
は側面ほぼヒ字状の左右連結アーム9の末端部上辺が連
結されている。
【0015】連結アーム9は、先端部が作業テーブル1
の手前側に配置され、先端部上に型板5より左右(X)
方向寸法が小さい生地ガイド板10の基端部が固定さ
れ、生地ガイド板10の先端部が作業テーブル1上に延
び、前記連結アーム9の末端下辺が回転軸11によって
作業テーブル1側に枢着されている。また、生地ガイド
板10の基端部上には取付板13の基端部が蝶番14に
よって上下方向に回動可能に連結されている。取付板1
3の基端部上には取付板開閉用シリンダ機構15のシリ
ンダ15aが枢着され、このシリンダ15aに嵌合され
たピストン15bが生地ガイド板10の先端部の左右方
向中央部上に枢着されている。
【0016】前記取付板13の左,右端部上には、左,
右生地張り用シリンダ機構16のシリンダ16aがそれ
ぞれ固定され、シリンダ16aに嵌合された、ピストン
16bの先端面に生地張り棒17の本体17aが固定さ
れている。生地張り用シリンダ機構16は、ピストン1
6bがテーブル1の前後方向に沿って進退する向きに配
置されている。前記生地張り棒17は、取付板13の先
端前方に配置され、テーブル1の左右方向すなわち型板
5の長手方向に延びる本体17aが横断面矩形状に形成
され、本体17aの下面全体にスポンジなどの滑り止め
17bが貼り付けられ、滑り止め17bの下部が取付板
13の下方に若干突出している。 前記位置決め機構7
は、作業テーブル1に3つの弧状長孔18,18,18
が形成されていると共に、固定ピン19が突設され、前
記長孔18,18,18に係合された可動子20a,2
0a,20bが作業テーブル1の下面側に配設されたロ
タリシリンダ機構に前記長孔18,18,18の長手方
向に進退可能に連結されている。なお、可動子20a,
20aは動作時のみ作業テーブル1上に突出し、可動子
20bは常に作業テーブル1上に突出している。
【0017】作業テーブル1の前記型板セットエリア1
bには、電動式のミシン21と、型板セット用シリンダ
機構22とが設けられ、中間エリア1dの後部には、搬
送機構23と、送出機構24とが設けられている。な
お、図1中、25,26,27は作業テーブル1上に設
けた第1,第2,第3リミットスイッチ、28,29は
生地セット機構6の動作用,ミシン21の起動用スイッ
チである。また、前記シリンダ機構はすべてエアシリン
ダ機構である。
【0018】次に、この実施例の動作を、型板5を2枚
用いた場合について説明する。まず、電動式のミシン2
1に電源を投入して起動準備状態とする。この状態で、
図1に示すように、型板5,5を生地セットエリア1
a,生地外しエリア1cに起き、これらのエリア1a,
1cに配置した第1リミットスイッチ25をONさせ
る。
【0019】第1リミットスイッチ25がONになる
と、位置決め機構7の図示省略したロータリシリンダ機
構が動作して可動子20a,20aが上昇しつつ長孔1
8,18の手前に上昇しつつ移動すると共に、可動子2
8bが長孔18の手前側に移動することにより、生地セ
ットエリア1aに置いた一方の型板5の左側隅部を、作
業テーブル1上に突出した可動子20a,20aによっ
て、また、右側隅部を常に作業テーブル1上に突出して
いる可動子20bによって、固定ピン19,ガイドバー
3に押し付け、一方の型板5を生地セットエリア1aの
所定位置に位置決め保持する。
【0020】この状態で、図4に示すように、一方の型
板5の上板5aを開き、図5に示すように、縫製する生
地30を型板5の下板5bおよび上板5a上に位置決め
して置く。次に、図6に示す生地セット機構6動作用の
足踏みスイッチ28を作業者が1回目に踏むことによ
り、カイド板用シリンダ機構8を動作させ、連結アーム
9と一体に生地ガイド板10を回転軸11の回りに、図
5の傾斜状態から図6の位置を経て図7の水平状態にな
るまで回動させ、生地ガイド板10の先端を型板5の下
板5bおよび生地30の上の所定位置に前進させ、下板
5bと生地ガイド板10とで生地30を挟持する。
【0021】この状態で、作業者が生地30の生地ガイ
ド板10の先端から作業テーブル1奥側に突出した部分
を手前側に折り返す。その後、生地セット機構6動作用
の足踏みスイッチ28を作業者が2回目に踏むことによ
り、図8に示すように、生地張り用シリンダ機構16が
正動作して生地張り棒17を所定位置まで前進させ、続
いて取付板開閉用シリンダ機構15が閉動作し、開いて
いた取付板13が蝶番14の軸を中心に奥側に倒れる方
向に回動して閉じ、生地張り棒17によって生地30の
折り返した部分を生地ガイド板10に押し付ける。
【0022】この状態で、生地張り用シリンダ機構16
が逆動作して生地張り棒17が前進する前の位置まで後
退することにより、生地張り棒17によって生地30の
折り返した部分を手前側に適度の力で引っ張り、生地3
0を張って2つ折りする。なお、生地30の折り返した
部分を張る強さは、生地の種類に応じて、取付板開閉用
シリンダ機構15の空気圧力の調整によって行う。ま
た、前述した図5〜図10までの一連の動作は、適宜手
段によって自動的に行う。
【0023】図10に示す状態で、作業者が型板5の上
板5aを手前側に倒して、図11に示すように上板5a
で生地13の折り返した部分を生地ガイド板10に挟
み、上板5aを手で押えたまま、ミシン21起動用の足
踏みスイッチ29を踏むと、取付板開閉用シリンダ機構
15が開動作し、図12に示すように、取付板13が蝶
番14の軸を中心に回動して開く。
【0024】これと同時に、図示省略したロータリシリ
ンダ機構が戻し動作をして、可動子20a,20aを長
孔18,18の奥側に移動させつつ作業テーブル1上か
ら下方に引っ込めると共に、可動子20bを長孔18の
奥側に移動させて、位置決め機構7による型板5の保持
を解放する。この状態で、作業者が両手で型板5の上,
下板5a,5bの生地ガイド板10から突出した左,右
端部を持ち、上,下板5a,5bで生地30を挟圧しつ
つ奥側すなわち型板セットエリア1b側に上,下板5
a,5bおよび生地30を生地ガイド板10から、図1
3に示すように引き抜き、生地30の型板5へのセット
を終了し、縫製作業に入る。
【0025】縫製作業は、生地ガイド板10から抜き出
した型板5の溝孔5d,5eの始端部をミシン21の針
板上に突出させたガイド突起に嵌めて型板セットエリア
1bに型板セット用シリンダ機構22によって位置決め
し、この状態で、ミシン21を動作させて一方の型板5
に挟んだ生地30の自動縫製を開始する。この自動縫製
の開始と同時に、型戻し機構が正動作し、製品エリア1
cにあった他方の型板5を生地セットエリア1aに送
り、他方の型板5が第1リミットスイッチ25をONさ
せることにより、他方の型板5を、前述した一方の型板
5の場合と同様に、位置決め機構7によって生地セット
エリア1aの所定位置に位置決め保持する。そして、第
1リミットスイッチ25がONすると前記型戻し機構が
逆動作をする。
【0026】また、自動縫製は、型板5を左方に送りな
がら、ガイド突起に設けた針孔にミシン針が昇降して差
し抜きされることにより、型板5の上,下板5a,5b
に挟まれた生地30の2つ折りした部分が溝孔5d,5
eの中心に沿ってこれらの形状にならって縫われる。縫
製が終ると、一方の型板5の糸切りマーク5f(図2参
照)がミシン21のヘッドに設けたセンサが検知して、
自動的に糸切りをすると共に、ミシン21が停止する。
その後、型板5は、搬送機構23によって左方に搬送さ
れ、中間エリア1dに導かれ、第3リミットスイッチ2
7をONさせる。これにより、送出機構24が動作して
型板5は中間エリア1dから製品外しエリア1cに送ら
れ、第2リミットスイッチ26をONさせる。このた
め、送出機構24は復帰して停止する。なお、搬送機構
23は、型板5を中間エリア1dへ搬送した後、適宜の
手段で自動に復帰して停止する。
【0027】また、製品外しエリア1cでは、ここに送
られて来た一方の型板5の上板5aを作業者が開いて縫
製が終った生地つまり縫製品を型板5から取り出す。そ
して、一方の型板5の縫製を開始すると同時に、他方の
型板5は生地セットエリア1aに送られ、続いて位置決
め機構7によって位置決め保持されるので、その後一方
の型板5が製品外しエリア1cに送られるまでの間に、
生地セット機構6を用いて他方の型板5に対する生地3
0のセットを行う。したがって、前述した一連の動作を
繰り返すことで、作業者は生地の型板へのセット、縫製
品の型板からの取り出しをオーバラップして行うことが
できる。
【0028】なお、この実施例では、型板5の上,下板
5a,5bの対向する内面に滑り止めを貼るなどして、
上,下板5a,5bと生地30とを滑りにくくし、生地
ガイド板10は上,下両面を滑りやすくしておくことな
どで、生地30は上,下板5a,5bに対し位置がずれ
たり、生地30の2つ折り位置がずれたりしないように
している。また、生地張り棒17の下面に滑り止め17
bを貼り付けることで、生地張り棒17と生地30とを
滑りにくくしている。
【0029】さらに、生地セット機構動作用の足踏みス
イッチ28は、3回目を踏むと、取付板開閉用シリンダ
機構15を開動作させて、図10の状態から図5の状態
に戻せるようにしてあり、ミシン起動用の足踏みスイッ
チ29は、ミシン21の起動後に再度踏むと、ミシン2
1を停止させて起動前の状態に復帰させることができ、
非常停止スイッチを兼ねている。
【0030】前記実施例では、生地セット機構および型
板の位置決め機構を、ミシンが設けられている作業テー
ブル上に設けたが、この考案による生地セット機構は、
前記生地セット機構および位置決め機構をこれらに専用
のものなど、ミシンを設けない作業テーブル上に設け、
生地をセットした多数の型板を例えば前記実公昭62−
608号に示すものなどの型板ならい自動縫装置によっ
て縫製するようにしてもよい。また、位置決め機構の生
地ガイド板は、生地に応じて交換したり、あるいは前進
時の先端位置を調整したりできるようにすることが好ま
しい。また、型板は上,下板を適宜の手段で閉状態に保
持できるようにしてもよい。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は、ガイ
ド溝が形成された上,下板を開閉可能に連結した型板に
生地を挟み、前記型板を移動させつつミシンによって前
記ガイド溝に沿い生地を自動縫製するために用いる型板
への生地セット装置において、作業テーブル上に前記型
板を解放可能に位置決めする位置決め機構と、前記型板
の下板上に位置決めした生地を2つ折りする生地セット
機構とを備え、この生地セット機構は、前記作業テーブ
ルに設けたガイド板用シリンダ機構に、前記下板上の所
定位置に回動する生地ガイド板を連結アームを介して連
結し、前記生地ガイド板上に取付板を回動可能に連結
し、生地ガイド板と前記取付板との間を取付板開閉用シ
リンダ機構によって連結し、取付板上に設けた生地張り
用シリンダ機構に、型板の長手方向に沿って配置した生
地張り棒を進退可能に連結したので、次の効果が得られ
る。
【0032】すなわち、 この考案による型板への生地
セット装置は、上板が開いている型板の下板上に位置決
めして置いた生地を回動させた生地ガイド板によって下
板上に挟み、生地の生地ガイド板先端から突出した先端
部をこのガイド板上に折り返し、この状態で、生地張り
用シリンダ機構の正動作によって生地張り棒を前進さ
せ、取付板開閉用シリンダ機構の閉動作によって取付板
を閉じ、生地張り棒によって生地の折り返した部分を生
地ガイド板上に押し付ける。
【0033】この状態で、生地張り用シリンダ機構の逆
動作によって生地張り棒を後退させて、生地の折り返し
部分を引っ張って生地を適度の力で張る。その後、型板
の開いていた上板を閉じ、さらに、取付板開閉用シリン
ダ機構の開動作によって生地張り棒を生地から離し、型
板を生地ガイド板から引き抜き、生地の型板へのセット
を終了させる。
【0034】そして、この考案は、生地張り用シリンダ
機構を逆動作させて、生地張り棒により生地の折り返し
た部分を引っ張り、機械的な手段によって生地を張るの
で、生地の張りが一定化し、また、前記上板によって折
り返し部分の先端部を安定して抑えることができ、さら
に、生地の2つ折り操作を、生地張り用,取付板開閉用
シリンダ機構を動作させて行うため、熟練を要すること
なく、作業性よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による型板の生地セット装
置を備えた自動縫製装置の概略斜視図である。
【図2】この考案に用いる型板の一例を示した斜視図で
ある。
【図3】図1の生地セット装置を示した拡大斜視図であ
る。
【図4】図1の生地セット装置の要部を示した動作説明
図である。
【図5】図1の生地セット装置の要部を示した動作説明
図である。
【図6】図1の生地セット装置の要部を示した動作説明
図である。
【図7】図1の生地セット装置の要部を示した動作説明
図である。
【図8】図1の生地セット装置の要部を示した動作説明
図である。
【図9】図1の生地セット装置の要部を示した動作説明
図である。
【図10】図1の生地セット装置の要部を示した動作説
明図である。
【図11】図1の生地セット装置の要部を示した動作説
明図である。
【図12】図1の生地セット装置の要部を示した動作説
明図である。
【図13】図1の生地セット装置の要部を示した動作説
明図である。
【符号の説明】
1 作業テーブル 5 型板 5a 上板 5b 下板 5d ガイド溝 5e ガイド溝 6 生地セット機構 7 位置決め機構 8 ガイド板用シリンダ機構 9 連結アーム 10 生地ガイド板 13 取付板 14 蝶番 15 取付板開閉用シリンダ機構 16 生地張り用シリンダ機構 17 生地張り棒 21 ミシン 30 生地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド溝が形成された上,下板を開閉可
    能に連結した型板に生地を挟み、前記型板を移動させつ
    つミシンによって前記ガイド溝に沿い生地を自動縫製す
    るために用いる型板への生地セット装置において、作業
    テーブル上に前記型板を解放可能に位置決めする位置決
    め機構と、前記型板の下板上に位置決めした生地を2つ
    折りする生地セット機構とを備え、この生地セット機構
    は、前記作業テーブルに設けたガイド板用シリンダ機構
    に、前記下板上の所定位置に回動する生地ガイド板を連
    結アームを介して連結し、前記生地ガイド板上に取付板
    を回動可能に連結し、生地ガイド板と前記取付板との間
    を取付板開閉用シリンダ機構によって連結し、取付板上
    に設けた生地張り用シリンダ機構に、型板の長手方向に
    沿って配置した生地張り棒を進退可能に連結してなるこ
    とを特徴とした型板への生地セット装置。
JP1998891U 1991-03-29 1991-03-29 型板への生地セット装置 Expired - Lifetime JPH075825Y2 (ja)

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