JPH0757775B2 - 液状エポキシ化変性α‐オレフイン系重合体、その製法およびその用途 - Google Patents

液状エポキシ化変性α‐オレフイン系重合体、その製法およびその用途

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JPH0757775B2
JPH0757775B2 JP28929287A JP28929287A JPH0757775B2 JP H0757775 B2 JPH0757775 B2 JP H0757775B2 JP 28929287 A JP28929287 A JP 28929287A JP 28929287 A JP28929287 A JP 28929287A JP H0757775 B2 JPH0757775 B2 JP H0757775B2
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俊之 筒井
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/08Epoxidation

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合
体、その製法およびその用途に関する。さらに詳細に
は、潤滑油配合剤、塗料用配合剤、樹脂用改質剤などの
用途に優れた性能を発揮することのできる液状エポキシ
化変性α−オレフイン系重合体に関する。なお、本発明
において重合体という語は、単独重合体のみならず供重
合体を含めた意味で用いられることがある。
[従来の技術] ギヤ油、エンジン油、グリース、金属加工油、離型剤な
どの潤滑油にはその使用目的に応じてその性能を向上さ
せるために種々の添加剤が配合されており、これらの添
加剤の大部分は極性化合物である。これらの添加剤が初
期の目的を達成するためには、これらの潤滑油基油に対
して溶解することが望ましいが、これらの添加剤の中に
は基油に対する親和性の低いものもあり、その場合は溶
解することなく、基油中に単に分散している状態のもの
も多かった。最近、潤滑油基油は従来の鉱油からオレフ
イン系重合体油に代表される合成潤滑油への代替が進行
しつつあるが、これらの合成潤滑油では上記の傾向が一
層明瞭になっており、潤滑油の性能向上効果が充分に現
れないことが多かった。従って、潤滑油用途の分野にお
いては種々の潤滑油用添加剤の基油に対する溶解性を向
上させることのできる相溶化剤が強く求められている。
また、塗料の分野においても種々の目的に応じた添加剤
が配合されている。たとえば、フイラー沈降防止剤、ク
レ防止剤、低温可撓性付与剤としては従来から超微粉シ
リカ、超微細沈降性炭酸カルシウム、ベントナイト、有
機ベントナイト類などが用いられているが、使用目的に
よってはいずれも充分な性能を発揮しているとは言い難
い。従って、塗料用途の分野においても上記性能に優れ
た塗料用配合剤が強く要望されている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、従来の潤滑油用配合剤において上述の問
題点のあることを認識し、さらに優れた性能を発揮する
ことのできるこれらの配合剤について鋭意検討した結
果、特定の性状の液状エポキシ化変性α−オレフイン系
重合体が新規物質であり、該液状エポキシ化変性α−オ
レフイン系重合体が上記目的を達成できることを見出
し、本発明に到達したものである。
本発明の目的は、新規物質である液状エポキシ化変性α
−オレフイン系重合体、その製法およびその用途を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、炭素原子数が3ないし20のα−オレフ
インから構成される液状α−オレフイン系重合体のエポ
キシ化変性物であって、 (i) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の隣接し
た2個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖
に基づくシグナルが観測されないこと、 (ii) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
のベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)で測定
した数平均分子量(n)が200ないし10000の範囲にあ
ること、および (iii) エポキシ基が該液状α−オレフイン系重合体
の分子末端に位置するα−オレフインに由来する炭素原
子に結合しており、ヒドロキシル基の含有割合が該液状
ヒドロキシル化変性α−オレフイン系重合体100gあたり
0.01ないし0.5モルの範囲にあること、 によって特徴づけられる液状エポキシ化変性α−オレフ
イン系重合体が提供される。
さらに本発明によれば、該液状エポキシ化変性α−オレ
フイン系重合体の下記製法(1)および(2)が提供さ
れる。
(1) 炭素原子数が3ないし20のα−オレフインから
構成されかつ、 (i) 13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の
隣接した2個の3級炭素原子間に2個のメチレン連鎖に
基づくシグナルが観測されないこと、および (ii) ベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)
で測定した数平均分子量(n)が200ないし10000の範
囲にあること、 によって表わされる重合体分子末端に炭素・炭素不飽和
結合を有する液状α−オレフイン系重合体に、有機酸の
存在下に過酸化水素を反応させることを特徴とする液状
エポキシ化変性α−オレフイン系重合体の製法。
(2) 炭素原子数が3ないし20のα−オレフインから
構成されかつ、 (i) 13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の
隣接した2個の3級炭素原子間に2個のメチレン連鎖に
基づくシグナルが観測されないこと、および (ii) ベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)
で測定した数平均分子量(n)が200ないし10000の範
囲にあること、 によって表わされる重合体分子末端に炭素・炭素不飽和
結合を有する液状α−オレフイン系重合体に、有機過酸
化物を反応させることを特徴とする液状エポキシ化変性
α−オレフイン系重合体の製法。
またさらに、本発明によれば、 炭素原子数が3ないし20のα−オレフインから構成され
る液状α−オレフイン系重合体のエポキシ化変性物であ
って、 (i) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の隣接し
た2個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖
に基づくシグナルが観測されないこと、 (ii) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
のベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)で測定
した数平均分子量(n)が200ないし10000の範囲にあ
ること、および (iii) エポキシ基が該液状α−オレフイン系重合体
の分子末端に位置するα−オレフインに由来する炭素原
子に結合しており、エポキシ基の含有割合が該液状エポ
キシ化変性α−オレフイン系重合体100gあたり0.01ない
し0.5モルの範囲にあること、 によって特徴づけられる液状エポキシ化変性α−オレフ
イン系重合体からなる潤滑油配合剤、および 炭素原子数が3ないし20のα−オレフインから構成され
る液状α−オレフイン系重合体のエポキシ化変性物であ
って、 (i) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の隣接し
た2個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖
に基づくシグナルが観測されないこと、 (ii) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
のベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)で測定
した数平均分子量(n)が200ないし10000の範囲にあ
ること、および (iii) エポキシ基が該液状α−オレフイン系重合体
の分子末端に位置するα−オレフインに由来する炭素原
子に結合しており、エポキシ基の含有割合が該液状エポ
キシ化変性α−オレフイン系重合体100gあたり0.01ない
し0.5モルの範囲にあること、 によって特徴づけられる液状エポキシ化変性α−オレフ
イン系重合体からなる塗料用配合剤が提供される。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
は、炭素原子数が3ないし20のα−オレフインから構成
される液状α−オレフイン系重合体のエポキシ化変性物
であって、エポキシ基は該液状α−オレフイン系重合体
の分子末端に位置するα−オレフインに由来する炭素・
炭素不飽和結合を介して形成しており、少なくとも1個
のエポキシ基が結合したものであり、たとえばJIS K
−2269に基づき測定した流動点が50℃以下であり、JIS
K−2283に基づき測定した100℃における動粘度が1
×105センチストークス以下のものである。
該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体は、その
13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の隣接した
2個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖に
基づくシグナルが観測されない。
また、該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体の
ベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)で測定し
た数平均分子量(n)が200ないし10000、好ましくは
300ないし8000、とくに好ましくは500ないし5000の範囲
にある。また、135℃のデカリン中で測定した極限粘度
[η]は0.01ないし0.4dl/g、好ましくは0.02ないし0.3
5dl/g、とくに好ましくは0.03ないし0.3dl/gの範囲であ
る。
該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体のゲルパ
ーミエイシヨンクロマトグラフイー(GPC)によって測
定した分子量分布(w/n)は1.1ないし4.0、好まし
くは1.2ないし2.0、とくに好ましくは1.3ないし2.5の範
囲である。
該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体のエポキ
シ基の含有割合は該液状エポキシ化変性α−オレフイン
系重合体100g中に0.01ないし0.5モル、好ましくは0.015
ないし0.3モル、とくに好ましくは0.02ないし0.2モルの
範囲である。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン重合体の製
造に使用される該液状α−オレフイン系重合体の135℃
のデカリン中で測定した極限粘度[η]は通常は0.01な
いし0.4dl/g、好ましくは0.03ないし0.3dl/gの範囲にあ
り、ベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)によ
って測定した数平均分子量は通常は200ないし10000、好
ましくは300ないし8000、とくに好ましくは500ないし50
00にあり、GPC法によって測定した分子量分布(w/
n)は通常は4.0以下、好ましくは3.0以下、とくに2.5
以下の範囲にある。
該液状α−オレフイン系重合体の沃素価は1ないし12
5、好ましくは2ないし85の範囲にある。該液状α−オ
レフイン系重合体はその重合体分子の片末端にα−オレ
フイン単位に基づく炭素・炭素不飽和結合を有している
か、または片末端にα−オレフイン単位に基づく炭素・
炭素不飽和結合を有しているものと重合体分子の片末端
に炭素・炭素不飽和結合を有していないものとの混合物
である。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体を
うるための変性反応に用いる場合には、重合体分子の片
末端がすべて炭素・炭素不飽和結合であるものが好まし
い。
該液状α−オレフイン系重合体の構成成分である炭素原
子数が3ないし20のα−オレフイン成分として具体的に
は、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチ
ル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセ
ン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコ
センなどを例示することができる。また、非共役ポリエ
ン成分として、具体的には、1,4−ヘキサジエン、1,4−
ペンタジエン、1,7−オクタジエン、1,8−ノナジエン、
1,9−デカジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5
−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−エチリデン−2−
ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、5−ビニル−2
−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、1,
5−シクロオクタジエン、5,8−エンドメチレンヘキサヒ
ドロナフタレンなどを例示することができる。
該液状α−オレフイン系重合体において、該α−オレフ
イン成分は、その配列状態についてみると、該重合体の
13C−NMRスペクトルには、重合体主鎖中の隣接した2個
の三級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖に基づ
くシグナルが観測されない。
例えば、1−ヘキセン重合体において下記結合、 では、いずれかの隣接した2個の三級炭素原子間には1
個の孤立したメチレン基のジグナルが観測されるが、2
個の連続したメチレン連鎖に基づくシグナルは観測され
ない。このことは、該重合体において、1−ヘキセン成
分が重合する際に、いずれの成分も規則正しい頭尾配合
配列をしていることを示している。
一方、1−ヘキセン重合体において、下記結合、 では、隣接した2個の炭素原子間には2個の連続したメ
チレン連鎖に基づくシグナルが観測される。このこと
は、該重合体において1−ヘキセン成分が重合する際
に、頭尾結合、尾尾結合が存在することを示している。
該液状α−オレフイン重合体、特にプロピレン又は1−
ブテン重合体の「3個のモノマーユニット連鎖」でみた
ミクロアイソタクテイシテイは0.35以下、好ましくは0.
3以下、より好ましくは0.28以下である。該ミクロアイ
ソタクテイシテイの値は、該液状α−オレフイン重合体
連鎖におけるモノマーユニット連鎖の中で、立体構造の
最小単位である「3個のモノマーユニット連鎖」の可能
な組み合わせ数の総数のX(例えば3個のモノマーユニ
ット連鎖単位の場合は1、4個のモノマーユニット連鎖
単位の場合は3)に対して、上記「3個のモノマーユニ
ット連鎖」がとり得る三種の配列、すなわちm・m配列
(アイソタクテイック配列)、m.r配列及びr・r配列
の中で、m・m配列をとっている該「3個のモノマーユ
ニット連鎖」の数yの割合(y/x)を示す。
上述のように、本発明で3個のモノマーユニット連鎖で
みたミクロアイソタクテイシテイとは、それ自体公知の
13C核磁気共鳴スペクトルの手法によって3個のモノマ
ーユニット連鎖に着目し、該3個のモノマーユニット連
鎖単位における3個のモノマーユニットがアイソタクテ
イックに配列している分率を定量したものである。
なお、該重合体の13C−NMRの測定は、例えば、10mmφの
試料管中で約200mgの重合体を1mlのヘキサクロロブタジ
エンに溶解した溶液を、通常、測定温度120℃、測定周
波数25.05MHZ、スペクトル幅1500HZ、フイルター幅1500
HZ、パルス繰返し時間4.2秒、パルス幅7μ秒積算回数2
000〜5000回の条件で測定した。
スペクトルの解析はL.P.Lindeman、Anal.Chem.,43、124
5(1971)、J.C.Randall、Macromolecular、11、592(1
978)らの報告に基づいて行った。
該液状α−オレフイン重合体は、 (A) 共役π電子を有する基を配位子としたジルコニ
ウム化合物、および (B) アルミノオキサン からなる触媒の存在下に、炭素原子数が3ないし20のα
−オレフインおよび必要に応じて非共役ポリエンを共重
合せしめることにより調製することができる。
該液状α−オレフイン系重合体は本出願人の出願に係る
特開昭61−221207号公報および特願昭61−156168号、に
探索した方法、具体的には、 [A] 周期律表のIV b族およびV b族およびVI b族よ
りなる群から選ばれた遷移金属の化合物、および [B] 一般式(III)または一般式(IV) (式中、Rは炭素水素基を示し、mは好ましくは5以上
の整数を示す) で表わされるアルミノオキサン、 から形成される触媒の存在下に、α−オレフインを重合
させる方法において適宜条件を選択することにより製造
することができる。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体を
製造する方法としては以下の方法を具体的に例示するこ
とができる。
(1) 該液状α−オレフイン系重合体に、ギ酸、酢酸
などの有機酸と過酸化水素との混合物を反応させる方
法。
該反応においては、リン酸水素ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム炭酸水素ナトリウムなど緩衝剤として存在させるこ
とが好ましい。
(2) 該液状α−オレフイン系重合体と、m−クロロ
過安息香酸などの有機過酸化物を反応させる方法。
さらに詳細には、(1)の反応において、過酸化水素1
モルに対する有機酸の量は2ないし50モル、好ましくは
5ないし25モルであり、反応温度は0ないし60℃、好ま
しくは10ないし50℃であり、それに要する時間は0.5な
いし20時間、好ましくは1ないし10時間の範囲である。
また、該液状α−オレフイン系重合体の不飽和結合1モ
ルに対し、前記過酸化水素の添加量は1ないし10モル、
好ましくは2ないし5モル、前記有機酸の添加量は10の
ないし100モル、好ましくは20ないし50モルであり、前
記有機酸1モルに対し緩衝剤の添加量は0.05ないし0.5
モル、好ましくは0.1ないし0.3の範囲である。また、反
応の温度は0ないし100℃、好ましくは20ないし80℃で
あり、それに要する時間は1ないし30時間、好ましくは
2ないし20時間の範囲である。さらにポリマーの濃度と
しては5ないし400g/、好ましくは10ないし300g/の
範囲である。
(2)の方法において該液状α−オシフイン系重合体の
不飽和結合1モルに対し有機過酸化物の添加量は1ない
し10モル、好ましくは1ないし5モルの範囲にある。有
機過酸化物の中では有機過カルボン酸の使用が好まし
い。また、反応の温度は0ないし100℃、好ましくは10
ないし80℃であり、それに要する時間は0.1ないし10時
間、好ましくは0.5ないし5時間の範囲である。さら
に、ポリマー濃度としては、5ないし400g/、好まし
くは10ないし300g/の範囲である。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体を
製造する際に用いる溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのなどの芳香族炭化水素溶媒、エチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル
溶媒を挙げることができる。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体は
潤滑油用配合例として利用することができる。潤滑油用
配合剤としては、鉱油潤滑油基油、オレフイン系重合体
または共重合体油などのオレフイン系合成潤滑油、シリ
コン系合成潤滑油、エステル系合成潤滑油等の合成潤滑
油のいずれにも利用することができる。該液状エポキシ
化変性α−オレフイン系重合体の配合割合は上記潤滑油
基油100重量部に対して通常0.5ないし300重量部、好ま
しくは0.8ないし200重量部、とくに好ましくは1ないし
150重量部の範囲である。該潤滑油には、該液状エポキ
シ化変性α−オレフイン系重合体の他に、潤滑油に配合
されることが知られている種々の添加剤を配合すること
ができる。該潤滑油用添加剤としては具体的には鉱油
(ニュートラオイル)、低分子量α−オレフイン重合
体、シリコン系合成潤滑油、エステル系合成潤滑油、酸
化安定剤、極圧剤、さびどめ添加剤、消泡剤、摩耗防止
剤などを配合することができる。これらの成分の配合割
合は適宜の範囲である。
該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体が配合さ
れた潤滑油は、ギヤ油、エンジン油、グリース、金属加
工油、離形剤などの用途に利用される。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体は
塗料配合剤として用いることができる。本発明の液状エ
ポキシ化変性α−オレフイン系重合体が配合される塗料
として具体的には、塗膜形成用樹脂成分としてアルキツ
ド樹脂またはその不飽和ポリエステルまたはその変性
物、フエノール樹脂、エポキシ樹脂またはその変性物、
尿素樹脂、メラミン樹脂などのアミノ樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、乾性油などの縮合系塗料用樹脂;アクリル系樹
脂、ゴム系塗料用樹脂などの重合系塗料用樹脂などを含
む塗料を例示することができる。該液状エポキシ化変性
α−オレフイン系重合体の配合割合は塗料中の塗膜形成
要素成分100重量部に対して通常0.01ないし20重量部、
好ましくは0.1ないし10重量部の範囲である。本発明の
液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体が配合され
た塗料には、その他に従来から知られている種々の添加
剤、たとえば顔料、溶剤(溶剤型塗料の場合)、分散媒
(エマルジヨン型塗料の場合)、レベリング剤、耐候安
定剤などの適宜量が配合される。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体は
前記潤滑剤油用配合剤および前記塗料用配合剤の他に、
種々の用途、たとえば潤滑油への固形添加剤の分散剤、
ゴム又は樹脂の加工助剤、繊維加工助剤、ゴム又は樹脂
の改質剤、可塑剤、インキの添加剤、金属イオン補足
剤、イオン交換剤、農薬添着剤、塗料の可塑性付与剤、
塗料用プライマー改質剤、接着剤の改質剤などの用途に
利用することができる。
[実施例] 次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
なお、本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重
合体およびその原料の液状α−オレフイン系重合体の組
成および物性値の測定方法ならびにその評価法を以下に
した。
(1) 13C−NMRの測定により、α−オレフインおよび
エポキシ基の含量を求めた。通常、測定条件は前記のα
−オレフインの配列状態の処で述べた測定条件と同一で
ある。
(2) 数平均分子量の測定方法 ベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)を用い、
分子量既知の標準サンプルとしてベンジルおよびスクア
ランを使用し、トルエン溶媒、80℃の条件にて常法によ
り、数平均分子量(n)を測定した。
(3) 分子量分布(w/n)の測定は武内著、丸善
発行の「ゲルバーミエーシヨン・クロマトグラフイー」
に準じて次の如く行う。
分子量既知の標準ポリスチレン(東洋ソーダ(株)
製、単分散ポリスチレン)を使用して分子量MとそのGP
C(Gel Permeatin Chromatograch)カウントを測定
し、分子量MとVe(Elution Volume)の相関図較正曲
線を作製する。この時の濃度は0.02wt%とする。
GPC測定法により試料のGPCクラマトグラフをとり、
前記(1)によりポリスチレン換算の数平均分子量
n、重量平均分子量wを算出し、w/n値を求め
る。その際のサンプル調製条件およびGPC測定条件は以
下の通りである。
[サンプル調製] (イ) 試料を0.1wt%になるようにトルエン溶媒とと
もに三角フラスコに採取する。
(ロ) 三角フラスコを70℃において1時間加温したの
ちステンレス製フイルター(孔径0.5μ)で過し、そ
の液をGPCにかける。
[GPC条件] 次の条件で実施した。
(イ) 装置:Waters社製(150C−ALC/GPC) (ロ) カラム:東洋ソーダ製(G4000H、G3000H、G200
0H) (ハ) 温度:70℃ (ニ) 流速:1.5ml/min 参考例 1 [アルミノオキサンの調製] 充分に窒素置換した200mlのフラスコにAl2(SO4・1
4H2O 7.5gとトルエン25mlを装入し、0℃に冷却後、ト
ルエン25mlで希釈したトリメチルアルミニウム100molを
滴下した。次に、40℃まで昇温し、その温度で32時間反
応を続けた。反応後、過により固液分離を行い、更に
液よりトルエンを除去することによって白色固体のア
ルミノオキサン2.9gを得た。ベンゼン中での凝固点降下
により求めた分子量は1340であり、触媒成分[B]中に
示したm値は21であった。重合にはトルエンに再溶解し
て用いた。
[重合] 充分に窒素置換した2のオートクレーブに4−メチル
−1−ペンテン1を挿入し、45℃まで昇温した。その
後、アルミノオキサンをアルミニウム原子換算で5ミリ
グラム原子、トルエンに溶解したビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリドをジルコニウム原子換
算で0.02ミリグラム原子装入し、50℃で2時間重合を行
なった。生成したポリマー溶液に水を加え脱灰を行なっ
た後、未重合の4−メチル−1−ペンテンをエバポーレ
ーターにより除去し更に120℃で12時間減圧乾燥するこ
とにより製平均分子量840、[η]0.03dl/g、w/n
=2.21、沃素価30の液状ポリ4−メチル−1−ペンテン
69gを得た。
該ポリマーを実施例1の変性に用いた。
参考例 2 [重合] 充分に窒素置換した2のオートクレーブに精製トルエ
ン1を装入し、プロピレンガスを200/hrで流通させ
た。その後30℃に昇温し、アルミノオキサンをアルミニ
ウム原子換算で5ミリグラム原子、トルエンに溶解した
ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド
をジルコニウム原子換算で0.02ミリグラム原子装入し、
30℃で2時間常圧で重合を行なった。生成したポリマー
溶液に水を加え脱灰を行なった後、トルエンを除去し12
0℃で12時間源圧乾燥することにより数平均分子量121
0、[η]0.06dl/g、w/n=2.05、沃素価21の液状
ポリプロピレン48gを得た。該ポリマーを実施例2の変
性に用いた。
参考例 3 [重合] 参考例2においてトルエン500ml、4−メチル−1−ペ
ンテン500mlプロピレンガス75/hr、重合温度50℃で2
時間重合した以外は参考例2と同様に行ないプロピレン
含量19モル%数平均分子量680、[η]0.02dl/g、w/
n=2.35沃素価37のプロピレン−4−メチル−1−ペ
ンテン共重合体23gを得た。該ポリマーを実施例の変性
に用いた。
実施例 1 充分に窒素置換した200mlのガラス製フラスコにトルエ
ン81mlと液状ポリ4−メチル−1−ペンテン(参考例
1)8.1gを装入し50℃に昇温した。50℃に保持しながら
トルエン58mlに溶解したm−クロロ過安息香酸2.0gを3
時間かけて滴下した。更に、50℃で3時間反応を行なっ
た後、25℃に冷却し、次にNa2SO32.9gを添加し、25℃で
30時間撹拌を続けた。その後、ポリマー溶液の5wt%のN
aHCO3水素液及び水で洗浄した後、トルエンを除去し乾
燥することにより数平均分子量850、w/n2.30、エポ
キシ基0.11モル/100g重合体、[η]0.03dl/gの無色透
明な液状エポキシ化変性ポリ4−メチル−1−ペンテン
8.0gが得られた。尚、該重合体の13C−NMRスペクトルに
は重合体主鎖中の隣接した2個の3級炭素原子間に2個
の連続したメチレン連鎖に基づくシグナルは検出されな
かった。
実施例 2 充分に窒素置換した100mlのガラス製フラスコに、酢酸
7.6g濃硫酸0.1mlおよび35wt%過酸化水素水1.2gを入
れ、室温下で4時間撹拌した。その後、酢酸ナトリウム
の3水和塩1.1gを添加し、室温下で20分間撹拌した。次
に、NaHPO4 3.4gを加え5分間撹拌した後に、トルエン
7mlに溶解した液状ポリプロピレン(参考例2)5.4gを
加えた。引き続き40℃に昇温し、17時間撹拌を続けた。
その後、ポリマー溶液をトルエン100ml中に移した。以
降の操作は実施例1と同様に行い数平均分子量1210、
w/n2.15、エポキシ基0.75モル/100g重合体、[η]0.
06dl/gの無色透明な液状エポキシ化変性ポリプロピレン
5.2gを得た。尚、該重合体の13C−NMRスペクトルには重
合体主鎖中の隣接した2個の3級炭素原子間に2個の連
続したメチレン連鎖に基づくシグナルは検出されなかっ
た。
実施例 3 実施例1において液状α−オレフイン系重合体として参
考例3のものを用い、トルエン72mlに溶解したm−クロ
ロ過安息香酸を2.5gを用いた以外は実施例1と同様に行
ないプロピレン含量19モル%、数平均分子量700、w/
n2.29、エポキシ基0.13モル/100g重合体、[η]0.03
dl/gの無色透明な液状エポキシ化変性プロピレン−4−
メチル−1−ペンテン共重合体7.9gを得た。尚、該重合
体の13C−NMRスペクトルには重合体主鎖中の隣接した2
個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖に基
づくシグナルは検出されなかった。
応用例 1 下記の方法によって本発明の液状エポキシ化変性α−オ
レフイン系重合体の潤滑油用配合剤としての性能を評価
した。
(1) 試料の調製 300mlビーカーにポリα−オレフインオリゴマーA(Mob
il Chemical社製Mobil SHF−1001)65重量部とポリα
−オレフインオリゴマーB(Chevron Chemical社製Syn
fluid 6cst PAO)35重量部を採り、ガラス棒を用いて
よく混合した後、市販ギヤ油パッケージ型添加剤(Texa
co社製、TC9535;S24.1%、P1.8%)1重量部およびそれ
ぞれ実施例1および3によって得られた液状エポキシ化
変性α−オレフイン系重合体3重量部を加えて更にかき
まぜ、2つの評価用潤滑油試料(I)を調製した。ま
た、同様の方法で、液状エポキシ化変性α−オレフイン
重合体を加えずに調製して、比較評価用潤滑油試料(I
I)を得た。
(2) 評価方法 (i) 相溶性 直径40mmのガラス製容器に試料100mlを採取し、一夜静
置後、分光光度計を用い、波長660nmの光の吸光度(セ
ル:硝子50mm、対称:ヘキサン)を測定し、透明性を調
べた。
(ii) 加熱安定性 相溶性試験後の試料の入ったままのガラス製容器を80℃
の恒温槽に1カ月間入れた後、取り出して室温下に一夜
放冷し、上記(i)と同様の方法で透明性を評価した。
(iii) 抗乳化性 JIS K2520の方法に従って乳化層の消滅時間を調べた。
(3) 評価結果 応用例 2 下記の方法によって、本発明の液状エポキシ化変性α−
オレフイン系重合体の塗料用配合剤としての性能を評価
した。
(1) 試料の調製 エポキシ樹脂A(三井石油化学工業(株)社製、エポミ
ックR−140)85重量部、エポキシ樹脂(同、エポミッ
クR−094)15重量部および実施例2によって得られた
液状エポキシ化変性ポリプロピレン5重量部をよく混合
したのち、これに硅石粉(竜森工業社製クリスタライト
A−1)35重量部を加えて更によくかきまぜ、評価用エ
ポキシ塗料(I)を得た。また、同様の方法で、液状エ
ポキシ化特性ポリプロピレンの代わりに市販の植物油重
合系沈降防止剤を用いて比較評価用エポキシ塗料(II)
を調製した。
(2) 評価方法 (i) 顔料沈降率 内径18mm、高さ45mmのキャップ付ガラス容器に高さ40mm
になるように試料を入れ、1ケ月静置後の顔料沈降率を
下式によって求めた。
ここで、l0:顔料の充填高さ(40mm) l:1カ月静置により顔料が沈降して出来た上部清澄層の
高さ(mm) (ii) タレ性 評価用塗料100重量部に対し変性ポリアミン系硬化剤
(三井石油化学工業(株)社製、エポミックQ−636)2
8重量部を加えてよく混合し、ガラス板に塗布し、その
直後に垂直固定して静置したまま硬化させ、タレ度合い
を観察しながらタレない最高塗布厚を求めた。
(3) 評価結果 [発明の効果] 本発明により新規な液状エポキシ化変性α−オレフイン
系重合体が得られる。
本発明の液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体ひ
潤滑油用配合剤および塗料配合剤として優れた効果を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C10N 20:00 Z 20:04 40:04 40:20 40:25 40:36 60:06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素原子数が3ないし20のα−オレフイン
    から構成される液状α−オレフイン系重合体のエポキシ
    化変性物であって、 (i) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
    13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の隣接し
    た2個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖
    に基づくシグナルが観測されないこと、 (ii) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
    のベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)で測定
    した数平均分子量(n)が200ないし10000の範囲にあ
    ること、および (iii) エポキシ基が該液状α−オレフイン系重合体
    の分子末端に位置するα−オレフインに由来する炭素原
    子に結合しており、 エポキシ基の含有割合が該液状エポキシ化変性α−オレ
    フイン系重合体100gあたり0.01ないし0.5モルの範囲に
    あること、 によって特徴づけられる液状エポキシ化変性α−オレフ
    イン系重合体。
  2. 【請求項2】炭素原子数が3ないし20のα−オレフイン
    から構成されかつ、 (i) 13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の
    隣接した2個の3級炭素原子間に2個のメチレン連鎖に
    基づくシグナルが観測されないこと、および (ii) ベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)
    で測定した数平均分子量(n)が200ないし10000の範
    囲にあること、 によって表わされる重合体分子末端に炭素・炭素不飽和
    結合を有する液状α−オレフイン系重合体に、有機酸の
    存在下に過酸化水素を反応させることを特徴とする液状
    エポキシ化変性α−オレフイン系重合体の製法。
  3. 【請求項3】炭素原子数が3ないし20のα−オレフイン
    から構成されかつ、 (i) 13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の
    隣接した2個の3級炭素原子間に2個のメチレン連鎖に
    基づくシグナルが観測されないこと、および (ii) ベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)
    で測定した数平均分子量(n)が200ないし10000の範
    囲にあること、 によって表わされる重合体分子末端に炭素・炭素不飽和
    結合を有する液状α−オレフイン系重合体に、有機過酸
    化物を反応させることを特徴とする液状エポキシ化変性
    α−オレフイン系重合体の製法。
  4. 【請求項4】炭素原子数が3ないし20のα−オレフイン
    から構成される液状α−オレフイン系重合体のエポキシ
    化変性物であって、 (i) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
    13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の隣接し
    た2個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖
    に基づくシグナルが観測されないこと、 (ii) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
    のベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)で測定
    した数平均分子量(n)が200ないし10000の範囲にあ
    ること、および (iii) エポキシ基が該液状α−オレフイン系重合体
    の分子末端に位置するα−オレフインに由来する炭素原
    子に結合しており、エポキシ基の含有割合が該液状エポ
    キシ化変性α−オレフイン系重合体100gあたり0.01ない
    し0.5モルの範囲にあること、 によって特徴づけられる液状エポキシ化変性α−オレフ
    イン系重合体からなる潤滑油配合剤。
  5. 【請求項5】炭素原子数が3ないし20のα−オレフイン
    から構成される液状α−オレフイン系重合体のエポキシ
    化変性物であって、 (i) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
    13C−NMRスペクトル中において重合体主鎖中の隣接し
    た2個の3級炭素原子間に2個の連続したメチレン連鎖
    に基づくシグナルが観測されないこと、 (ii) 該液状エポキシ化変性α−オレフイン系重合体
    のベーパープレッシャーオスモメーター(VPO)で測定
    した数平均分子量(n)が200ないし10000の範囲にあ
    ること、および (iii) エポキシ基が該液状α−オレフイン系重合体
    の分子末端に位置するα−オレフインに由来する炭素原
    子に結合しており、エポキシ基の含有割合が該液状エポ
    キシ化変性α−オレフイン系重合体100gあたり0.01ない
    し0.5モルの範囲にあること、 によって特徴づけられる液状エポキシ化変性α−オレフ
    イン系重合体からなる塗料用配合剤。
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