JPH0757588B2 - 自動車の物品支持具および物品拘束クロスバーの可調整取付具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本出願は、概して自動車の外部車体表面に取り付ける物
品支持具または荷物架台に係わり、特にこの種の架台の
施回自在なクロスバーと支柱との連結部である可調整取
付具に関する。

関連出願 本出願には、1990年４月５日発行の国際特許公開第WO90
/03288号に開示されたと同じ一般的な形式の自動車用荷
物架台の形態の物品支持具が開示されている。本発明は
特に、例えば上記出願に開示されたような、荷物架台の
クロスバーと支柱との連結部である可調整取付具の改良
に関する。

発明の背景 自動車などの外部表面に荷物その他の物品を支持する架
台は可成り普及してきた。一般にこの種の架台や支持具
は車両の屋根やトランク・リッドの上に取り付けられる
が、ピックアップ・トラックのキャップや車蓋のよう
な、他の表面も時折り使用される。

この種の荷物架台や支持具については、数多くの従来技
術の特許がある。一つの一般的な形式の架台には、固定
されまたは長手方向に調整自在にされたクロスバーの何
れかを間に備えた固定支柱上へ、車両の表面な可成り上
方に取り付けられた、突起したサイドレールが使用され
ている。期間が満了したこの種の特許の例がBottの米国
再発行特許第Re.26,538号および同米国再発行特許第Re.
26,539号である。米国特許第4,225,068号、米国特許第
4,239,138号および同第4,279,368号ならびに米国特許第
4,616,772号は、この一般的な形式の荷物架台や支持具
を開示している更に最近の例である。サイドレールおよ
びクロスバーの双方が屋根表面の上方へ持ち上げられて
いるため、それらにより望ましくない風圧抵抗や騒音が
生成され、またそれらが支柱部材間で支えられていない
ため、レールの積荷支持容量も若干制限される。

何等かの商業上の容認を得た、別の一般形式の架台や支
持具には、クロクバーへ固く連結された、長手方向に調
整できる支柱部材が取り付けられている面に沿った、比
較的に平たんな低姿勢のスラットが使用されている。米
国特許第4,516,710号およびBottの米国再発行特許第Re.
32,706号が、それらの発行された原特許およびそこに引
用された数多くのおびただしい参考資料と共に、この形
式の架台を例証している。この形式の架台および支持具
を開示しているその他の米国特許は、第4,132,335号、
第4,244,501号、第4,372,469号、第4,406,386号、第4,4
48,337号、第4,469,261号およびこれらの特許に引用さ
れた数多くの参考資料である。これらの特許に開示され
たサイド・ストラットは、それらが高いというより可成
り幅広いとして一般に特徴づけられ、可成り平たんで水
平な上方物品支持表面を備えている。

更に丸みのある輪郭を備えた屋根表面を有する車両用と
して、非水平下方取付面を備えた支持サイドストラット
と、物品を支える内方へ向けられた平たんなフランジお
よびクロスバーへ固く連結された長手方向に移動可能な
支柱を備える概ね水平に配設されたライナを受容する、
上方へ開口する溝とを有する支持具が、米国特許第4,68
4,048号および第4,754,905号に開示されている。

更に最近には、車両の外部表面上にサイドレールが支え
られていながらレールが、それらが幅広いというよりは
高く、流線形の空気力学的且つ美学的に心地よい外観を
呈示すべくレールの車外側に装飾的なトリム・ストリッ
プが設けられるようにした荷物架台が設計されている。
この種の荷物架台は上述の国際特許公開第WO90/03288号
に開示されているが、それにはまた、サイドレールに沿
い長手方向に移動でき且つ、レールの長さに沿って形成
される隔置された開口に係合する押しボタン・ロックピ
ン機構により予定の中間位置で定位置へ選択的にロック
される、クロスバー支柱部材または緊縛素子の形態の物
品固定部材も開示されている。上記出願および上記に確
認された他の従来技術の数多くの特許に開示された如
く、サイド・スラットやレール上を移動し得るクロスバ
ーは支柱へ固く連結されており、その結果、クロスバー
を別の選定位置へ移動させるには、双方の支柱を同時に
移動し若しくはスラットやレールに沿って交互に徐々に
動かさなければならない。従ってクロスバーの位置を独
力で調整することは、この種の従来技術の支持具や架台
では困難な仕事となる可能性がある。

発明の目的および要約 本発明の主目的は、一方の支柱部材が、概ね対向してい
る他方の支柱部材が定位置へ確実に残留している間に、
一方のサイド・スラットまたはレールに沿い長手方向へ
滑り得るように、クロスバーが水平面内で施回すること
を可能にさせる自動車の物品支持具または荷物架台用
の、クロスバーと支柱部材との連結部である可調整取付
具を提供することにある。

本発明のその上の目的は、構造が比較的に簡単でありな
がら頑丈で使用中故障がなく、且つまたクロスバーと支
柱部材との間の連結部からの液体の排出を容易にさせる
ような、改良されたクロスバーと支柱部材との連結部で
ある可調整取付具を提供することにある。

本発明によれば、クロスバーと結合されたピボット・プ
ラグを受容するようにされたソケットを有する支柱部材
が、クロスバーと支柱部材との連結部に包含されてい
る。ピボット・プラグは、クロスバーの端部を受容すべ
く、カラーを一端に備え、円形の丸みを付したエッジを
有するタングを他端に備えている。ソケットに対するピ
ボット・プラグの限定された内方および上方への運動を
許容しながら支柱部材ソケット内にピボット・プラグを
固定するため、支柱部材ソケットの底部を貫いて上方
へ、そしてピボット・プラグ・タングを貫くスロット内
へと、締付ねじが延びている。更にピボット・プラグ
は、水平面内で締付ねじの周囲を施回でき、従って、対
向する支柱部材を静止させたままで、サイドレールに沿
い長手方向に、クロスバーの一方の端部の支柱部材が調
整されることを可能にさせる。支柱部材ソケットはなる
べくなら、プラグ・ソケット連結部からの液体の排出を
容易にするため、下方部分に垂直リブを包含することが
望ましい。

本発明の以上その他の諸特徴および諸利点は、次の本発
明の好適な例示的実施態様の説明を読解し且つ添付図面
を参照することにより一層容易に明白となろう。

図面の簡単な説明 第１図は、自動車などの上方外部車体表面に取り付けら
れた本発明のクロスバーと支柱部材との連結部を包含す
る物品支持具の部分斜視図、 第２図は、エンド・キャップと、本発明のクロスバーと
支柱部材との連結部を含む物品支持部材とを包含する一
つのサイドレールの部分斜視図を示す第１図の円で囲ん
だ部分２の拡大詳細図、 第３図は、クロスバーをその、本発明の支柱連結部によ
り許容される極限の施回位置で示す、概ね対向する一対
の支柱部材の間に延びるクロスバーの拡大部分平面図、 第４図は、支柱の一つの、そのピボット・プラグ受容ソ
ケットを示す側面図、 第５図は、ほぼ第４図の線５−５についてのピボット・
プラグとソケットとの連結部のわずかに拡大された断面
図、 第６図は、クロスバーとピボット・プラグとの部分平面
図、 第７図は、支柱部材に対するクロスバーの施回自在な位
置付けを裏側から示す、クロスバー、ピボット・プラ
グ、および支柱部材の一つの部分底面図、 第８図は、本発明のクロスバーおよびピボット・プラグ
の底面図である。

本発明を若干の好適な実施例および手順に関連して説明
し、開示するが、それは本発明をそれらの実施例に限定
しようとするものではない。むしろそれは、全てのこの
種の代替的な実施例および変更態様を、本発明の精神お
よび範囲に属するとして包含しようとするものである。

好適な実施例の詳細な説明 ここで図面を参照すると、第１図には、自動車などの外
部車体表面21に取り付けられた物品支持具または荷物架
台20が示されている。第１図に示された実施例の場合、
支持具20は車両の屋根部分に取り付けて示されている
が、例えばトランク・リッドのような、他の適宜な外部
表面にも支持具20を取り付け得ることを理解すべきであ
る。

物品支持具20には、表面21の長手方向中心線に対し隔置
された平行な相互関係を以て車体表面21へ取り付けられ
るようにされた一対の細長いサイドレール22が包含され
ている。スキッド・ストリップ23が、支持具20内に置か
れた物品や荷物を直接に支えるのみならず、この種の物
品や荷物などにより外部車両表面21が傷つけられまたは
引かかれることを防護するようにもされていることは理
解されよう。

サイドレール22の各々には少なくとも一つ、望ましくは
複数、の物品固定部材24,25が取り付けられている。本
発明によれば、物品固定部材24は、サイドレールの各々
へ取り付けられ支柱部材の形態をなし、それらの間に、
持ち上げられたクロスバー26を支えている。物品固定部
材25は、サイドレール22の各々に取り付けられた緊縛部
材の形態をなしている。第２図に矢線図で示される如
く、細長い各サイドレール22がまた、ほぼ水平に延びる
ｘ軸およびほぼ垂直に延びるｙ軸と直角に交差するほぼ
長手方向に延びるｚ軸を有することが理解されよう。

国際特許公開第WO90/03288号の開示によれば、サイドレ
ール22の各々には、その幅を上回る高さを有する横断面
が形成され、上方面には、車両表面21の中心線およびサ
イドレール22の長手方向軸ｚに対し下方且つ外方へ傾斜
する、そのほとんどの部分が形成されている。従って、
各サイドレール22には非対称の横断面形状が形成され、
それぞれのサイドレールの車内面が、中心線に対して対
面する相互関係を以て車両表面21へ取り付けられるよう
にされることが理解されよう。サイドレール22を、それ
らが幅広くなく、高くなるようにすることにより、それ
らに、垂直曲げに対する更に大きな抵抗性と、従って前
述の米国特許第4,516,710号に開示された如き従来技術
の比較的に幅広く且つ平たんなスラット状のサイド素子
およびその他類似の従来技術のスラット状構造体に比較
して更に大きな負荷支持能力とが備わることは理解され
よう。

物品固定部材24,25の相対位置を調整することが望まれ
る場合にそれらを、第２図に示す如く、サイドレール22
に沿った選定位置へ、その上での長手方向移動を許容し
ながらロックするため、国際特許公開第WO90/03288号に
開示された別の特徴により、手動で作動されるロック装
置が提供されている。好適な実施例においては、ボタン
が押し下げられた際、サイドレール22内に形成された一
連の開口29からロックピンを離脱させる手動押しボタン
28がロック機構に包含されている。カム作動機構を備え
るこの種の押しボタンの一形式が、上述の国際特許公開
第WO90/03288号に開示されている。レバー作動式ロック
ピン持上げ機構を備える別のより一層好適な押しボタン
が、1992年２月20日に発行され且つ本出願と同じ嬢受人
に譲渡された国際特許公開第WO92/02385号に開示されて
いる。但し、この種の押しボタン、ロックピン機構、は
好適ではあるが、上記に引用された従来技術の諸特許の
各種のものに開示されたようなその他の支柱部材ロック
機構もまた、後段で説明する支柱部材・クロスバー連結
部に一層格別に関連する本発明から逸脱することなく使
用し得るものである。

本発明によれば、第３図に示す如く、支柱部材の一方が
サイドレール22の一方に沿い他方の平行レール上の他方
の支柱部材と相対的に長手方向に調整される際、ほぼ水
平な平面内での限定されたクロスバーの施回運動を許容
すべく、クロスバー26の両端部に物品固定部材または支
柱部材24を相互連結させるための装置が得られる。

この限定された施回運動を容易にさせるため、支柱部材
・クロスバー連結装置30に、ピボット・プラグ31と、対
応的なソケット40とが包含されている。図示の実施例に
おいては、クロスバー端部27にピボット・プラグ31が固
定され、支柱部材24上にソケット40が形成されている。
言うまでもなく、代替的な配列として、支柱部材からピ
ボット・プラグを延在させてクロスバー端部がソケット
を包有し得ることは理解されよう。

第６図および第８図に示される如く、ピボット・プラグ
31は末端部および接端部32,32aならびに上および下面3
3,33aを有し、その近接端部32aに隣接して軸線方向へ延
びるカラー34を形成されている。このカラー部分34によ
り、クロスバー26の一つの対応的なだ円端部27を受容す
るだ円スリーブ35が画定される。第８図に示す如く、ね
じのような適宜の締結具36がカラーを貫いて延び、クロ
スバー26をピボット・プラグ31へ固定させる。

本発明によれば、カラー34に隣接するピボット・プラグ
31に、支柱部材24のソケット40内への受容に適する如く
寸法を定められたタング部分37が包含されている。好適
な実施例の場合、タング37はその、半円形の丸みを付し
たエッジ38の末端部32で終わっている。第６図および第
８図に示す如く、スロット39が、ピボット・プラグのタ
ング37を貫き、その長手方向中心線に沿い、カラー34付
近から丸みを付したエッジ付近まで延びている。

本発明の主目的によれば、支柱部材24上にソケット40が
形成され、ピボット・プラグ31のタング部分37を受容す
べく支柱部材から横方向に内方へ延びる概ね水平方向の
溝41を画定している。図示の実施例においては、第５図
および第７図に示す如く、ソケット40の底壁44内のねじ
孔を貫いてピボットねじのような締結装置42が挿入さ
れ、ピボット・プラグ31のタング37内のスロット39を貫
通して、ピボット・プラグ・タング37を支柱部材24のソ
ケット40内に固定する。従ってピボット・プラグ・タン
グ37はソケット40の内外への限定された運動を許容さ
れ、その運動はピボットねじ42により制御される。更
に、また本発明により、ピボット・プラグ・タングの末
端部32の円形の丸みを付したエッジ38は、末端部32とソ
ケット40との間にすきまを付与すべく寸法を定められ、
かくして、第７図に示す如く、水平面内でのピボットね
じの周囲の限定されたピボット・プラグの施回に備え
る。ピボットねじ42はなるべくなら、第５図に示される
如く、ソケット40内でのピボット・プラグ31の円滑な運
動を容易にするため、スロット39を貫いて延びる平滑部
分42aを包含することが望ましい。

支柱部材24のソケット40内でのプラグ31の限定された運
動に備えることにより、第３図に示す如く、クロスバー
26の一方の端部へ連結された支柱部材を、クロスバーの
対向端部へ連結された他方の支柱部材が固定されたまま
で、サイドレール22を沿い長手方向に調整し得ることは
理解されよう。支柱部材の転置を個々に可能にさせるこ
の装置の利点の一つは、物品支持具のクロスバーを、人
が独力で迅速に調整し得ることである。

クロズバー26がサイドレール22に対し直角に置かれた場
合、ソケット40の外方エッジ45がピボット・プラグ31の
カラー34に接触して配設されることに留意すべきであ
る。

本発明の別の特徴によれば、スロット39の両側にそれと
平行な相互関係を以て置かれた二つの凹所50が、ピボッ
ト・プラグ31の上面33に包含される。第６図および第８
図に見られる如く、各凹所50には排水孔51が包有されて
いる。更に、支柱部材24のソケット部分40はなるべくな
ら、ピボット・プラグ・タング37の下にある、その下方
部分44に垂直リブ52を包含することが望ましく、それに
より、第４図に示す如くリブ52間に溝53が形成される。
ピボット・プラグ31の凹所50および排水孔51と、ソケッ
ト40の溝53とが、ピボット・プラグおよびソケットの成
形に必要な材料の量を減少させ、且つまたピボット・プ
ラグ・ソケット連結部30内からの液体の除去を容易にさ
せ、従ってソケット内部の液の連結の危険性や、ピボッ
ト・プラグおよびクロスバーの施回の阻害を低減させる
のに役立つことは理解されよう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヒーバート，クリストファー，エム. アメリカ合衆国48079 ミシガン州セント クレアー，エヌ．ナインス ストリート 848 (72)発明者 クロンス，ゲイリー，エム. アメリカ合衆国48060 ミシガン州ポート ヒューロン，トウェンティーサード ス トリート 1312 (72)発明者 スクリナー，チャールズ，アール アメリカ合衆国48060 ミシガン州ポート ヒューロン，エヌ．レンジ ロード 2665 (56)参考文献 実開 昭53−118255（ＪＰ，Ｕ)

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外部車体表面を有する自動車の物品支持具
   にして、 前記外部車体表面へ取り付けるようにされた細長い平行
   な一対のレールと、 前記レール上へ長手方向移動をなすべく取り付けられる
   ようにされた一対の支柱部材および対向する端部を有し
   前記支柱部材の間へほぼ横方向に延び且つ両端部付近で
   それに固定された一対の拘束クロスバーと、 前記レールに沿った選定位置に前記支柱部材をロックし
   且つ長手方向に調整する装置と、 前記支柱部材の一方が他方の前記レール上の他方の支柱
   部材と相対的に前記レールの一方に沿い長手方向に調整
   されるにつれ、ほぼ水平な平面内での前記クロスバーの
   限定された施回運動を許容すべく、前記支柱部材をそれ
   ぞれ前記クロスバー両端部へ相互連結する装置と、を組
   み合わせて包含する自動車の物品支持具。
2. 【請求項２】請求の範囲第１項に記載の物品支持具にお
   いて、前記の相互連結する施回装置にピボット・プラグ
   とソケットとが包含され、前記のピボット・プラグおよ
   びソケットの一方がクロスバーの各端部に固定され、前
   記ピボット・プラグおよびソケットの他方が支柱へ固定
   され且つそこから前記の平行なレールと相対的に横方向
   へ内方に延びるようにした自動車の物品支持具。
3. 【請求項３】請求の範囲第２項に記載の物品支持具にお
   いて、前記ピボット・プラグがその長手方向中心線を有
   すると共にそこに沿って延びるスロットを有するタング
   部分を包含し、前記ソケットが開口部を包含し、ピボッ
   ト・プラグの前記タング部分が前記ソケット開口部内へ
   の受容のために寸法を定められ、ソケットおよびピホッ
   ト・プラグ・スロットの一部分を貫いて延びる締結装置
   が、ソケット内にピボット・プラグ・タングを固定し且
   つ、ソケット内でのタングの限定された内方および外方
   への運動とスロット内に配設された前記締結装置の周囲
   でのプラグの限定された施回運動とを許容すべく前記の
   相互連結する施回装置に包含されている自動車の物品支
   持具。
4. 【請求項４】請求の範囲第３項に記載の物品支持具にお
   いて、前記ピボット・プラグの前記タング部分が、前記
   スロットに隣接した排水孔を有する少なくとも一つの凹
   所を含み、そして、前記ソケットがピボット・プラグの
   下にあるその下方部分に垂直リブを含み、前記ピボット
   ・プラグとソケットとの連結部からの液体の排出を容易
   に行うようにした自動車の物品支持具。
5. 【請求項５】請求の範囲第３項に記載の物品支持具にお
   いて、ピボット・プラグ・タングが、クロスバーの前記
   限定された水平な施回運動中、末端部と前記ソケットと
   の間にすきまを付与するための、丸みを付した末端装置
   を備えて形成されている自動車の物品支持具。
6. 【請求項６】請求の範囲第３項に記載の物品支持体にお
   いて、前記ピボット・プラグがその近接端部に隣接する
   軸線方向へ延びるカラーを備えて形成され、そして、前
   記カラーが、そこにクロスバーの一方の端部を受け入れ
   る寸法にされるようにした自動車の物品支持具。
7. 【請求項７】請求の範囲第３項に記載の物品支持具にお
   いて、支柱に前記ソケットが形成され、ピボット・プラ
   グのタング部分を受容すべく、支柱から横方向に内方へ
   延びる概ね水平方向の溝が画定されるようにした自動車
   の物品支持具。
8. 【請求項８】各レール上へ長手方向移動をなすべく取り
   付けられた少なくとも一つの支柱部材と、サイドレール
   に沿った選定位置に支柱部材をロックする装置とを備え
   る細長い平行な一対のサイドレールを有する自動車用荷
   物架台の物品拘束クロスバーの可調整取付具にして、 一方のレールに沿った一方の支柱部材の、他方のレール
   上の対向する支柱部材の長手方向位置と相対的な長手方
   向移動に伴う、ほぼ水平な平面内でのクロスバーの限定
   された施回運動を許容すべく前記支柱部材の対向するも
   のをそれぞれ前記クロスバーの対向する両端部へ相互連
   結させる装置を組み合わせて含み、一方がクロスバーの
   各端部へ固定され他方が支柱部材の各々へ固定され且つ
   そこから横方向に内方へ延びるようにした相補的なピボ
   ット・プラグとソケットとの組合せと、締結装置にて、
   ソケットと相対的なプラグの限定された内方および外方
   への運動ならびに前記締結装置の周囲でのプラグの限定
   された水平な施回運動を許容すべく前記のそれぞれのプ
   ラグおよびソケット部材を一緒に固定する締結装置とが
   前記の相互連結する装置に包含されるようにした物品拘
   束クロスバーの可調整取付具。
9. 【請求項９】請求の範囲第８項に記載の可調整クロスバ
   ー取付具において、ソケットが概ね水平方向の溝を支柱
   部材内に画定し、プラグがクロスバーの端部に固定され
   て、前記ソケット溝内に適合すべく寸法を定められたタ
   ングを画定するようにした物品拘束クロスバーの可調整
   取付具。
10. 【請求項１０】請求の範囲第９項に記載の可調整クロス
    バー取付具において、前記タングがその長手方向の中心
    に沿って延びるスロットを含み、前記スロット内に前記
    締結装置が配設され、そして、前記タングが前記クロス
    バーの前記限定された水平な施回運動中に、末端部と前
    記ソケット溝との間にすきまを付与するための丸みを付
    した末端装置を備えて形成されるようにした物品拘束ク
    ロスバーの可調整取付具。