JPH0757546A - 転位電線 - Google Patents

転位電線

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JPH0757546A
JPH0757546A JP19832193A JP19832193A JPH0757546A JP H0757546 A JPH0757546 A JP H0757546A JP 19832193 A JP19832193 A JP 19832193A JP 19832193 A JP19832193 A JP 19832193A JP H0757546 A JPH0757546 A JP H0757546A
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JP
Japan
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wire
dislocation
electric wire
flat
enamel
Prior art date
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Pending
Application number
JP19832193A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Suzuki
英治 鈴木
Takashi Kinoshita
隆 木下
Daisuke Sato
大輔 佐藤
Toshikatsu Onodera
利勝 小野寺
Akio Mitsuoka
昭雄 光岡
Shuji Hida
修二 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】素線間の電気絶縁性に優れた細素線の転位電線
を提供する。 【構成】断面丸型の導体上にエナメル塗料を塗布、硬化
してなる丸エナメル線を平角圧延した平角エナメル線を
素線として用い、転位させたことを特徴とする転位電
線。 【効果】平角エナメル線のエッジ部とフラット部との皮
膜厚が均一となることにより、寸法精度の向上が図れ、
転位ミスを防止できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リアクター等に使用さ
れる静止誘導電器のコイル用巻線として用いられる転位
電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リアクター等に使用される転位電
線は、平角エナメル線を複数本集合転位させた後、絶縁
紙テープを巻回してなるものである。
【0003】また、近年、リアクターの高効率化のた
め、これらに使用される転位電線は、素線の本数を増加
させると共に細線化してきている。
【0004】これらの素線に使用される平角エナメル線
は、予め所定サイズに圧延された平角導体上に、エナメ
ル塗料を1回若しくは複数回塗布、硬化して製造されて
いるが、この方法では、平角導体部のエッジ部もフラッ
ト部と同様に均一な皮膜を持つ絶縁電線を製造すること
が非常に難しく、特に細線の場合は顕著である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リアクター等に使用さ
れる転位電線は、長手方向の高い信頼性と品質が要求さ
れるものであるが、従来方法の平角エナメル線では、素
線の電気絶縁性の欠点のため、細線化が困難であった。
【0006】また、細線の場合、従来方法では皮膜厚の
変動による仕上げ外径のバラツキが大きくなり、転位ミ
ス等の問題が発生する。
【0007】本発明は、かかる点に基づいてなされたも
のであって、その目的とするところは、素線間の電気絶
縁性に優れた細素線の転位電線を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、素線とし
て、断面丸型の導体上にエナメル塗料を塗布、硬化して
なる丸エナメル線を平角圧延した平角エナメル線を用
い、転位させたことにより達成される。
【0009】
【作用】本発明において、転位電線の素線として、丸エ
ナメル線を平角圧延してなる平角エナメル線を用いるこ
とにより、エッジ部とフラット部とが同様に均一な皮膜
を持つことができ、素線間の電気絶縁性に優れた細素線
の転位電線が得られ、かつ転位電線ミスを防止できるよ
うになる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0011】(実施例1)図1は、本発明の転位電線に
用いられる素線の横断面図を示したものであり、1は導
体、2はエナメル塗料である。
【0012】この素線は、外径1.6mmの丸型導体の
外周に、ポリアミドイミド塗料を塗布、硬化し、皮膜厚
40ミクロンの丸エナメル線を作る。次いで上記丸エナ
メル線を圧延機を用いて平角圧延し、導体サイズ1.0
mm×2.0mmの平角エナメル線を得た。
【0013】図2は、本発明の転位電線の一実施例を示
すものであり、図1に示した素線3を9本集合、転位さ
せ、外周にテープ4を巻回したものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、丸エナメル線を圧延した平角
エナメル線を使用するため、従来の平角エナメル線に比
べエッジ部とフラット部の皮膜厚が均一となることによ
り、寸法精度の向上が図れ、転位ミスを防止できるよう
になる。
【0015】また、素線間の電気絶縁性に優れた細素線
の転位電線の製造が可能となり、リアクターの高効率化
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転位電線の素線を示したものである。
【図2】本発明の転位電線の一実施例を示したものであ
る。
【符号の説明】
1 導体 2 エナメル皮膜 3 素線(平角エナメル線) 4 絶縁テープ
フロントページの続き (72)発明者 小野寺 利勝 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内 (72)発明者 光岡 昭雄 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内 (72)発明者 飛田 修二 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面丸型の導体上にエナメル塗料を塗布、
    硬化してなる丸エナメル線を平角圧延した平角エナメル
    線を素線として用いたことを特徴とする転位電線。
  2. 【請求項2】エナメル塗料が、ポリアミドイミド塗料で
    あることを特徴とする、請求項1記載の転位電線。
JP19832193A 1993-08-10 1993-08-10 転位電線 Pending JPH0757546A (ja)

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JP19832193A JPH0757546A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 転位電線

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JP19832193A JPH0757546A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 転位電線

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JPH0757546A true JPH0757546A (ja) 1995-03-03

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JP19832193A Pending JPH0757546A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 転位電線

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JP (1) JPH0757546A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018045890A (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 株式会社ユニマック 絶縁電線の製造方法

Cited By (1)

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