JPH0757087B2 - ステツプモ−タ - Google Patents
ステツプモ−タInfo
- Publication number
- JPH0757087B2 JPH0757087B2 JP61005206A JP520686A JPH0757087B2 JP H0757087 B2 JPH0757087 B2 JP H0757087B2 JP 61005206 A JP61005206 A JP 61005206A JP 520686 A JP520686 A JP 520686A JP H0757087 B2 JPH0757087 B2 JP H0757087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- central piece
- magnetic
- rotor
- poles
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は回転子円板型の2相ステップモータの構造に関
するものである。
するものである。
[背景技術] 従来のこの種のステップモータは、回転子に軸方向に2
枚の円板形磁石を設けて、両磁石の磁極ピッチに互いに
π/2(電気角)の位相差を持たせて構成していたが、両
回転子円板間の位相差の調整が面倒である上に、2枚の
回転子円板の間と両側とに固定子リングを設置しなけれ
ばならないので、エアギャップの調整がきわめて困難で
あり、そのために高トルクのステップモータが得られな
いという問題があった。
枚の円板形磁石を設けて、両磁石の磁極ピッチに互いに
π/2(電気角)の位相差を持たせて構成していたが、両
回転子円板間の位相差の調整が面倒である上に、2枚の
回転子円板の間と両側とに固定子リングを設置しなけれ
ばならないので、エアギャップの調整がきわめて困難で
あり、そのために高トルクのステップモータが得られな
いという問題があった。
その対策として第4図に示すように、回転子円板11を1
枚とし、固定子ブロック12には互いにπ/2の位相差を持
つ2種類の磁極歯列13a及び13bを設け、各磁極歯列13a,
13bにそれぞれ1個のコイル14を巻回したものが開発さ
れている。しかしこの従来例の構造は、エアギャップの
調整が容易であり、且つ2相の磁極歯列13a,13bが一体
的に設けられているために位相差の精度が高くその調整
も不要であるという利点を有する反面、コイル14の成形
が面倒である上に、コイル14を収納するスペースも狭
く、またコイル14を挿入するために両磁極歯列13a,13b
間に歯抜け部分Sを形成する必要があるので、発生する
トルクが低い上に、ロータぶれを起こし易いという問題
があった。なお同図中15はベアリングである。
枚とし、固定子ブロック12には互いにπ/2の位相差を持
つ2種類の磁極歯列13a及び13bを設け、各磁極歯列13a,
13bにそれぞれ1個のコイル14を巻回したものが開発さ
れている。しかしこの従来例の構造は、エアギャップの
調整が容易であり、且つ2相の磁極歯列13a,13bが一体
的に設けられているために位相差の精度が高くその調整
も不要であるという利点を有する反面、コイル14の成形
が面倒である上に、コイル14を収納するスペースも狭
く、またコイル14を挿入するために両磁極歯列13a,13b
間に歯抜け部分Sを形成する必要があるので、発生する
トルクが低い上に、ロータぶれを起こし易いという問題
があった。なお同図中15はベアリングである。
[発明の目的] 本発明は上記の問題点に鑑み為されたものであり、1枚
の回転子を用いる方式でエアギャップの調整が容易であ
り、またコイルの成形が容易で、コイルスペースが有効
に利用できる上に、固定子の全周にわたって磁極歯を設
けることができてロータぶれがなく、しかも小形で高ト
ルクのステップモータを提供せんとするものである。
の回転子を用いる方式でエアギャップの調整が容易であ
り、またコイルの成形が容易で、コイルスペースが有効
に利用できる上に、固定子の全周にわたって磁極歯を設
けることができてロータぶれがなく、しかも小形で高ト
ルクのステップモータを提供せんとするものである。
[発明の開示] 而して本発明によるステップモータは、回転子円板の周
縁部に等角度間隔に多極着磁された環状磁石部を2列に
形成すると共に、両磁石部の磁極に互いにπ/2(電気
角)の位相差を設け、上記回転子円板の両面に断面E字
形の固定子リングを対向設置して、各固定子リングの全
周に亘る中央片を両磁石部に対向させ、上記中央片に全
周に亘って両磁石部と同極数の磁極歯を形成すると共
に、中央片の半径方向の中央に磁気絶縁用スリットを形
成し、さらに中央片の両側の凹溝にそれぞれ環状コイル
を挿着して構成したものであり、回転子円板の半径方向
に2列の環状磁石部を形成することにより、1枚で2枚
の回転子円板と同等の機能を持たせた点に特徴を有する
ものである。
縁部に等角度間隔に多極着磁された環状磁石部を2列に
形成すると共に、両磁石部の磁極に互いにπ/2(電気
角)の位相差を設け、上記回転子円板の両面に断面E字
形の固定子リングを対向設置して、各固定子リングの全
周に亘る中央片を両磁石部に対向させ、上記中央片に全
周に亘って両磁石部と同極数の磁極歯を形成すると共
に、中央片の半径方向の中央に磁気絶縁用スリットを形
成し、さらに中央片の両側の凹溝にそれぞれ環状コイル
を挿着して構成したものであり、回転子円板の半径方向
に2列の環状磁石部を形成することにより、1枚で2枚
の回転子円板と同等の機能を持たせた点に特徴を有する
ものである。
[実施例] 第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示したもので、
上下ケーシング1a,1bの中心部にベアリング2a,2bにより
回転子軸3を支承し、回転子軸3にブッシュ4を介して
固定された回転子円板5は、周縁部に等角度間隔に多極
着磁された環状磁石部A,Bが2列に形成されており、両
磁石部A,Bの磁極は第2図に示すように、互いにπ/2の
位相差を持つように着磁されている。この回転子円板5
の上下面に断面E字形の固定子リング6が対向して設置
され、両固定子リング6の中央片6aが回転子円板5の両
磁石部A,Bに対向配置される。中央片6aには両磁石部A,B
と同極数の磁極歯7が形成され、また中央片6aの半径方
向の中央に磁気絶縁用スリット8が刻設されて、この中
央片6aの両側の凹溝9a,9bにそれぞれ環状コイル10a,10b
が挿入されている。
上下ケーシング1a,1bの中心部にベアリング2a,2bにより
回転子軸3を支承し、回転子軸3にブッシュ4を介して
固定された回転子円板5は、周縁部に等角度間隔に多極
着磁された環状磁石部A,Bが2列に形成されており、両
磁石部A,Bの磁極は第2図に示すように、互いにπ/2の
位相差を持つように着磁されている。この回転子円板5
の上下面に断面E字形の固定子リング6が対向して設置
され、両固定子リング6の中央片6aが回転子円板5の両
磁石部A,Bに対向配置される。中央片6aには両磁石部A,B
と同極数の磁極歯7が形成され、また中央片6aの半径方
向の中央に磁気絶縁用スリット8が刻設されて、この中
央片6aの両側の凹溝9a,9bにそれぞれ環状コイル10a,10b
が挿入されている。
上記の構成によれば、上下の固定子リング6のスリット
8の両側に互いに独立な2相の固定子磁極が形成されて
おり、運転時には両相のコイル10a,10bの電流が順次切
り替えられるものである。なお第1図に見られるよう
に、内側の固定子の磁気回路が回転子円板5の非磁性体
部分5aで切断されているので、第2図に示すように、内
側固定子のヨーク部6bと対向する部分に磁性体Mを埋め
込んで、磁気抵抗を小さくしている。
8の両側に互いに独立な2相の固定子磁極が形成されて
おり、運転時には両相のコイル10a,10bの電流が順次切
り替えられるものである。なお第1図に見られるよう
に、内側の固定子の磁気回路が回転子円板5の非磁性体
部分5aで切断されているので、第2図に示すように、内
側固定子のヨーク部6bと対向する部分に磁性体Mを埋め
込んで、磁気抵抗を小さくしている。
[発明の効果] 上述のように本発明によれば、回転子円板の周縁部に磁
石部を2列に形成して、その両側に断面E字形の固定子
リングを対向させ、各固定子リングの全周に亘る中央片
に磁極歯を形成すると共に、中央片を磁気絶縁用スリッ
トで全周に亘って2分し、さらに中央片の両側の凹溝に
それぞれ環状コイルを挿着したものであり、従来のよう
に2枚の回転子円板を必要としないので、エアギャップ
の調整が容易となり、またコイルが環状で成形が容易で
ある上に、コイルスペースを有効に利用することがで
き、また固定子の全周にわたって磁極歯を設けることが
できるので、従来例のような歯抜け部分がなく、高トル
クで動作の安定したステップモータを提供し得るという
利点がある。
石部を2列に形成して、その両側に断面E字形の固定子
リングを対向させ、各固定子リングの全周に亘る中央片
に磁極歯を形成すると共に、中央片を磁気絶縁用スリッ
トで全周に亘って2分し、さらに中央片の両側の凹溝に
それぞれ環状コイルを挿着したものであり、従来のよう
に2枚の回転子円板を必要としないので、エアギャップ
の調整が容易となり、またコイルが環状で成形が容易で
ある上に、コイルスペースを有効に利用することがで
き、また固定子の全周にわたって磁極歯を設けることが
できるので、従来例のような歯抜け部分がなく、高トル
クで動作の安定したステップモータを提供し得るという
利点がある。
第1図は本発明の一実施例を示す要部側面断面図、第2
図は同上の回転子円板の上面図、第3図(a)は同上の
固定子リングの上面図、(b)はその断面図、第4図は
従来例の分解斜視図である。 1a,1bはケーシング、2a,2bはベアリング、3は回転子
軸、4はブッシュ、5は回転子円板、5aは非磁性体部
分、6は固定子リング、7は磁極歯、8は磁気絶縁用ス
リット、9a,9bは凹溝、10a,10bは環状コイル。
図は同上の回転子円板の上面図、第3図(a)は同上の
固定子リングの上面図、(b)はその断面図、第4図は
従来例の分解斜視図である。 1a,1bはケーシング、2a,2bはベアリング、3は回転子
軸、4はブッシュ、5は回転子円板、5aは非磁性体部
分、6は固定子リング、7は磁極歯、8は磁気絶縁用ス
リット、9a,9bは凹溝、10a,10bは環状コイル。
Claims (1)
- 【請求項1】回転子円板の周縁部に等角度間隔に多極着
磁された環状磁石部2を列に形成すると共に、両磁石部
の磁極に互いにπ/2(電気角)の位相差を設け、上記回
転子円板の両面に断面E字形の固定子リングを対向配置
して、各固定子リングの全周に亘る中央片を両磁石部に
対向させ、上記中央片に両磁石部と同極数の磁極歯を形
成すると共に、中央片の半径方向の中央に全周に亘って
磁気絶縁用スリットを形成し、さらに中央片の両側の凹
溝にそれぞれ環状コイルを挿着して成ることを特徴とす
るステップモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61005206A JPH0757087B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステツプモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61005206A JPH0757087B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステツプモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163552A JPS62163552A (ja) | 1987-07-20 |
JPH0757087B2 true JPH0757087B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=11604718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61005206A Expired - Lifetime JPH0757087B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステツプモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757087B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4330727A (en) * | 1979-12-27 | 1982-05-18 | Claude Oudet | Electric step motor |
-
1986
- 1986-01-14 JP JP61005206A patent/JPH0757087B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62163552A (ja) | 1987-07-20 |
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