JPH06101916B2 - ステツプモ−タ - Google Patents
ステツプモ−タInfo
- Publication number
- JPH06101916B2 JPH06101916B2 JP520586A JP520586A JPH06101916B2 JP H06101916 B2 JPH06101916 B2 JP H06101916B2 JP 520586 A JP520586 A JP 520586A JP 520586 A JP520586 A JP 520586A JP H06101916 B2 JPH06101916 B2 JP H06101916B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- piece
- stator
- slit
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は回転子円板型の２相ステップモータの構造に関
するものである。
するものである。
［背景技術］ 従来のこの種のステップモータは、第４図に示すよう
に、回転子11に２枚の円板型磁石11a,11bを設けて両磁
石の磁極ピッチに互いにπ/2（電気角）の位相差を持た
せて構成していたが、両回転子円板11a,11b間の位相差
の調整が面倒である上に、２枚の回転子円板11a,11bの
間とその両側とに環状固定子12a,12b,12cを設置するた
めに、エアギャップＧの調整がきわめて困難であり、ど
うしてもエアギャップＧが大きくなるために高トルクの
ステップモータを得られないという欠点があった。
に、回転子11に２枚の円板型磁石11a,11bを設けて両磁
石の磁極ピッチに互いにπ/2（電気角）の位相差を持た
せて構成していたが、両回転子円板11a,11b間の位相差
の調整が面倒である上に、２枚の回転子円板11a,11bの
間とその両側とに環状固定子12a,12b,12cを設置するた
めに、エアギャップＧの調整がきわめて困難であり、ど
うしてもエアギャップＧが大きくなるために高トルクの
ステップモータを得られないという欠点があった。
その対策として第５図に示すように、回転子円板11を１
枚とし、固定子ブロック12には互いにπ/2の位相差を持
つ２種類の磁極歯列13a及び13bを設け、各磁極歯列13a,
13bにそれぞれ１個のコイル14を巻回したものが提案さ
れている。しかしこの従来例の構造は、エアギャップの
調整が容易で、しかも２相の磁極歯列13a,13bが互いに
一体的に設けられているために、位相差（π/2）の精度
が高くその調整も不要であるという利点を有する反面、
コイル14の成形が面倒で、しかもコイル14を収納するス
ペースも狭く、またコイル14を挿入するために両磁極歯
列13a,13b間に歯抜け部分Ａを形成する必要があるの
で、発生するトルクが低い上に、ロータぶれを起こし易
いという問題があった。なお同図中15はベアリングであ
る。
枚とし、固定子ブロック12には互いにπ/2の位相差を持
つ２種類の磁極歯列13a及び13bを設け、各磁極歯列13a,
13bにそれぞれ１個のコイル14を巻回したものが提案さ
れている。しかしこの従来例の構造は、エアギャップの
調整が容易で、しかも２相の磁極歯列13a,13bが互いに
一体的に設けられているために、位相差（π/2）の精度
が高くその調整も不要であるという利点を有する反面、
コイル14の成形が面倒で、しかもコイル14を収納するス
ペースも狭く、またコイル14を挿入するために両磁極歯
列13a,13b間に歯抜け部分Ａを形成する必要があるの
で、発生するトルクが低い上に、ロータぶれを起こし易
いという問題があった。なお同図中15はベアリングであ
る。
［発明の目的］ 本発明は上記の問題点に鑑み為されたものであり、１枚
の回転子を用いる方式でエアギャップの調整が容易であ
り、またコイルの成形が容易で、コイルスペースが有効
に利用できる上に、固定子の全周にわたって磁極歯を設
けることができてロータぶれがなく、しかも小形で高ト
ルクのステップモータを提供せんとするものである。
の回転子を用いる方式でエアギャップの調整が容易であ
り、またコイルの成形が容易で、コイルスペースが有効
に利用できる上に、固定子の全周にわたって磁極歯を設
けることができてロータぶれがなく、しかも小形で高ト
ルクのステップモータを提供せんとするものである。
［発明の開示］ 而して本発明によるステップモータは、互いに対向して
配置された２個の断面Ｅ字形の環状固定子の各中央片間
と内周片間にギャップを形成し、ギャップ内に配設され
た回転子円板の周縁に設けられた多極磁石部を両中央片
間に位置せしめると共に、各中央片を内外に２分するス
リットを形成して、スリットの内外に互いにπ/2（電気
角）の位相差を有する磁極歯列を形成し、中央片の内外
の凹溝にそれぞれ環状コイルを挿着して構成したもので
あり、半径方向に２列に環状の固定子磁極歯列を形成
し、外側の環状コイルで外側の磁極歯列を、内側の環状
コイルで内側の磁極歯列を、それぞれ励磁することによ
り２相励磁を可能とし、歯抜け部分を不要としてコイル
を全周に設け、コイルスペースを有効利用することによ
り、ロータぶれをなくすと共にトルクを大きくし、また
コイルの形状を円形として製造を容易にした点に特徴を
有するものである。
配置された２個の断面Ｅ字形の環状固定子の各中央片間
と内周片間にギャップを形成し、ギャップ内に配設され
た回転子円板の周縁に設けられた多極磁石部を両中央片
間に位置せしめると共に、各中央片を内外に２分するス
リットを形成して、スリットの内外に互いにπ/2（電気
角）の位相差を有する磁極歯列を形成し、中央片の内外
の凹溝にそれぞれ環状コイルを挿着して構成したもので
あり、半径方向に２列に環状の固定子磁極歯列を形成
し、外側の環状コイルで外側の磁極歯列を、内側の環状
コイルで内側の磁極歯列を、それぞれ励磁することによ
り２相励磁を可能とし、歯抜け部分を不要としてコイル
を全周に設け、コイルスペースを有効利用することによ
り、ロータぶれをなくすと共にトルクを大きくし、また
コイルの形状を円形として製造を容易にした点に特徴を
有するものである。
［実施例］ 第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示したもので、
上下ケーシング1a,1bの中心部にベアリング2a,2bにより
回転子軸３を支承し、回転子軸３にブッシュ４を介して
固定された固定子円板５は、第２図に示すように、周縁
部に等角度間隔にNS交互に多極着磁された環状磁石部が
形成されている。この回転子円板５の上下に断面Ｅ字形
の環状固定子６が互いに対向するように配置され、両環
状固定子６の各中央片6a間と内周片6b間にギャップＧが
形成されている。このギャップＧ内に回転子円板５が配
設されて、回転子円板５の周縁に設けられた多極磁石部
がちょうど両中央片6a間に位置している。また各中央片
6aには、第３図に示すように、中央片6aの幅を内外に２
分する磁気絶縁用のスリット７が形成され、このスリッ
ト７の内外に互いにπ/2（電気角）の位相差を有する磁
極歯列8a,8bが刻設されている。さらに中央片6aと内周
片6b間の凹溝9a及び中央片6aと外周片6c間の凹溝9bにそ
れぞれ環状コイル10a,10bが挿入されている。
上下ケーシング1a,1bの中心部にベアリング2a,2bにより
回転子軸３を支承し、回転子軸３にブッシュ４を介して
固定された固定子円板５は、第２図に示すように、周縁
部に等角度間隔にNS交互に多極着磁された環状磁石部が
形成されている。この回転子円板５の上下に断面Ｅ字形
の環状固定子６が互いに対向するように配置され、両環
状固定子６の各中央片6a間と内周片6b間にギャップＧが
形成されている。このギャップＧ内に回転子円板５が配
設されて、回転子円板５の周縁に設けられた多極磁石部
がちょうど両中央片6a間に位置している。また各中央片
6aには、第３図に示すように、中央片6aの幅を内外に２
分する磁気絶縁用のスリット７が形成され、このスリッ
ト７の内外に互いにπ/2（電気角）の位相差を有する磁
極歯列8a,8bが刻設されている。さらに中央片6aと内周
片6b間の凹溝9a及び中央片6aと外周片6c間の凹溝9bにそ
れぞれ環状コイル10a,10bが挿入されている。
こうして両環状固定子６には、第１図に矢印で示したよ
うに、スリット７の両側に互いに独立な２相の固定子磁
極が形成されており、運転時には両相のコイル10a,10b
の電流が順次切り替えられる。なお第１図及び第２図に
示すように、内側固定子の磁気回路が回転子円板５のブ
ッシュ４すなわち非磁性体部分で切断されているので、
環状固定子６の内周片6bと対向する部分に磁性体片Ｍを
埋め込んで、磁気抵抗を小さくしている。
うに、スリット７の両側に互いに独立な２相の固定子磁
極が形成されており、運転時には両相のコイル10a,10b
の電流が順次切り替えられる。なお第１図及び第２図に
示すように、内側固定子の磁気回路が回転子円板５のブ
ッシュ４すなわち非磁性体部分で切断されているので、
環状固定子６の内周片6bと対向する部分に磁性体片Ｍを
埋め込んで、磁気抵抗を小さくしている。
［発明の効果］ 上述のように本発明によれば、環状固定子を中央のスリ
ットによって内外に２分して、互いに独立な２相の固定
子磁極を形成したものであり、断面Ｅ字形の環状固定子
の中央片に回転子円板の周縁磁石部を対向させたもので
あるから、従来のように回転子円板を２重に設けたり、
あるいは固定子を円周方向に２分したりする必要がな
く、コイルが環状で成形が容易である上に、コイルスペ
ースを有効に利用することができ、また固定子の全周に
わたって磁極歯を設けることができるので、従来例のよ
うな歯抜け部分がなく、高トルクで動作の安定したステ
ップモータを提供し得るという利点がある。
ットによって内外に２分して、互いに独立な２相の固定
子磁極を形成したものであり、断面Ｅ字形の環状固定子
の中央片に回転子円板の周縁磁石部を対向させたもので
あるから、従来のように回転子円板を２重に設けたり、
あるいは固定子を円周方向に２分したりする必要がな
く、コイルが環状で成形が容易である上に、コイルスペ
ースを有効に利用することができ、また固定子の全周に
わたって磁極歯を設けることができるので、従来例のよ
うな歯抜け部分がなく、高トルクで動作の安定したステ
ップモータを提供し得るという利点がある。
第１図は本発明の一実施例を示す破断側面図、第２図は
同上の回転子円板の斜視図、第３図は同上の環状固定子
の上面図、第４図は従来例の断面図、第５図は他の従来
例の分解斜視図である。 1a,1bはケーシング、2a,2bはベアリング、３は回転子
軸、４はブッシュ、５は回転子円板、６は環状固定子、
6aは中央片、6bは内周片、6cは外周片、７はスリット、
8a,8bは磁極歯列、9a,9bは凹溝、10a,10bは環状コイ
ル。
同上の回転子円板の斜視図、第３図は同上の環状固定子
の上面図、第４図は従来例の断面図、第５図は他の従来
例の分解斜視図である。 1a,1bはケーシング、2a,2bはベアリング、３は回転子
軸、４はブッシュ、５は回転子円板、６は環状固定子、
6aは中央片、6bは内周片、6cは外周片、７はスリット、
8a,8bは磁極歯列、9a,9bは凹溝、10a,10bは環状コイ
ル。
Claims (1)
- 【請求項１】互いに対向して配置された２個の断面Ｅ字
形の環状固定子の各中央片間と内周片間にギャップを形
成し、ギャップ内に配設された固定子円板の周縁に設け
られた多極磁石部を両中央片間に位置せしめると共に、
各中央片を内外に２分するスリットを形成して、スリッ
トの内外に互いにπ/2（電気角）の位相差を有する磁極
歯列を形成し、中央片の内外の凹溝にそれぞれ環状コイ
ルを挿着して成ることを特徴とするステップモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP520586A JPH06101916B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステツプモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP520586A JPH06101916B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステツプモ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62163551A JPS62163551A (ja) | 1987-07-20 |
| JPH06101916B2 true JPH06101916B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=11604690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP520586A Expired - Lifetime JPH06101916B2 (ja) | 1986-01-14 | 1986-01-14 | ステツプモ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06101916B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0924843A1 (de) * | 1997-12-17 | 1999-06-23 | Ssm Schärer Schweiter Mettler Ag | Vorrichtung zum Aufwickeln eines Fadens auf eine Spule |
-
1986
- 1986-01-14 JP JP520586A patent/JPH06101916B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62163551A (ja) | 1987-07-20 |
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