JPH0757039A - 光学読取装置、光学読取システムならびにそれに用いる情報記録媒体 - Google Patents

光学読取装置、光学読取システムならびにそれに用いる情報記録媒体

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JPH0757039A
JPH0757039A JP6050749A JP5074994A JPH0757039A JP H0757039 A JPH0757039 A JP H0757039A JP 6050749 A JP6050749 A JP 6050749A JP 5074994 A JP5074994 A JP 5074994A JP H0757039 A JPH0757039 A JP H0757039A
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light emitting
pattern
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Application number
JP6050749A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Ishizuka
知明 石塚
Toshio Oshima
敏夫 大嶋
Masahito Nishida
雅人 西田
Yoji Takeuchi
要二 竹内
Tsunemi Oiwa
恒美 大岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 反射型情報パターン及び潜像情報パターンの
両方を正確に読み取り可能とする。 【構成】 情報記録媒体4に形成されている反射光型情
報パターン及び蛍光発光型情報パターンの読み取りの両
方が可能な光学読取装置において、蛍光発光型情報パタ
ーンの蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を所定回
数間欠的に照射する発光素子9、情報パターンからの光
を受光する受光素子10、情報パターンからの光が、発
光素子9の消灯の際に情報パターンから発する蛍光か、
発光素子9の点灯時の情報パターンからの反射光かを受
光素子10の出力状態から判定する判定部34、受光素
子10からの出力信号を増幅する増幅回路36a,36
b、及び判定部34からの判定信号に基づいて増幅回路
36a,36bの増幅率を切り替える増幅率切替部35
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバーコードある
いは他の形態のマークなどの情報パターンを形成した例
えばカードなどの情報記録媒体を読み取る光学読取装
置、光学読取システムならびににそれに用いられる情報
記録媒体に係り、特に可視像である通常の反射型情報パ
ターンを形成した情報記録媒体と、潜像情報パターンを
形成した情報記録媒体との両方の情報記録媒体の読み取
りが可能であったり、また前記反射型情報パターンと潜
像情報パターンとが重畳されているかあるいは併設され
ている情報記録媒体の両情報パターンの読み取りが可能
な光学読取装置、光学読取システムならびに情報記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、流通産業界を中心に各産業界でバ
ーコードによる物の管理などが盛んに行われたり、ま
た、各種プリペイドカードあるいは通行カードなどにも
バーコードが印刷され、スキヤナなどの光学読取装置を
用いてバーコードを読み取り、所定の処理動作が行われ
る。
【0003】バーコードなどの情報パターンを有する情
報記録媒体には、可視像である反射型情報パターンを形
成した通常の情報記録媒体と、偽造などを防止するため
に潜像情報パターンを形成した情報記録媒体とが使用さ
れている。
【0004】前記反射型情報パターンは、背景領域(例
えば白)と反射率の異なる色(例えば黒)で印刷されて
いる。従ってこれ用の光学読取装置は、例えばライン光
源で情報パターンを照射し、それからの反射光をミラ
ー、結像レンズを介してイメージセンサなどの受光素子
で受光して、光量の強弱を電流に変換し、二値化処理を
行い、二値化された信号を基に情報の識別を行うシステ
ムになっている。
【0005】これに対して前記潜像情報パターンを形成
した情報記録媒体は、印刷されても無色、透明に近いと
いう特長を有しているため、この情報パターンを形成し
ても製品などの外観を損なうことがなく、偽造防止に使
用でき、また潜像情報パターン上に前記反射型情報パタ
ーンを重畳するように印刷することにより、狭いスペー
スで多くの情報が付与(印刷)できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように反射型情
報パターンを有する情報記録媒体と、潜像情報パターン
を有する情報記録媒体とが各産業界で混在して使用され
ていると、2種類の光学読取装置が必要となり、情報パ
ターンによって使い分けしなければならない。
【0007】また、前者の光学読取装置で潜像情報パタ
ーンを有する情報記録媒体を読み取ることができず、後
者の光学読取装置で反射型情報パターンを有する情報記
録媒体を正確に読み取ることができないという不都合が
ある。
【0008】従来、情報の多重化を図り、狭いスペース
で多くの情報が記録できるコードパターンおよびそれに
用いる光学読取装置が特開平3−54685号公報に記
載されている。
【0009】図45はこの光学読取装置を説明するため
の図、図46はその光学読取装置で読み取られるバーコ
ードパターンを説明するための図、図47はその光学読
取装置における発光ダイオードと受光フォトトランジス
タの位置関係を示す図である。
【0010】この光学読取装置の構成について、図45
を用いて説明する。光学読取装置100は円筒状のケー
ス101内に設置された赤外光発光ダイオード102、
可視光発光ダイオード103、コリメータレンズ104
a,104b、対物レンズ105、グラスファイバ10
6a,106b、フィルタ107a,107b、赤外光
受光フォトトランジスタ108、可視光受光フォトダイ
オード109、リード線110a,110bなどから構
成されている。
【0011】光学読取装置100によって読取られるバ
ーコードパターン111は図46に示すように、赤外光
ならびに可視光を反射する紙112上に印刷された赤外
吸収インクよりなる第1コードパターン113と、その
上に重なるように印刷された赤外透過インクよりなる第
2コードパターン114とからなり、両コードパターン
113、114を組み合わせて1つのバーコードパター
ン111となっている。
【0012】赤外光発光ダイオード102から発せられ
た赤外光115は第2コードパターン114を透過し
て、その下側の第1コードパターン113に至る。各バ
ーにより赤外光が吸収され、バー間に露出した紙112
の表面では赤外光は反射し、その反射光116はフィル
タ107aを通って赤外光受光フォトトランジスタ10
8に受光される。よってこのフォトトランジスタ108
により反射光116に応じた信号が出力され、光学読取
装置100を矢印F方向に走査することにより第1コー
ドパターン113が光学的に読み取られる。
【0013】可視光発光フォトダイオード103から発
せられた可視光117は第2コードパターン114上に
照射され、黒いバーは可視光を吸収し、バー間に露出し
た紙112の表面では可視光は反射し、その反射光11
8はフィルタ107bを通って可視光受光フォトトラン
ジスタ109に受光される。よってこのフォトトランジ
スタ109により反射光118に応じた信号が出力さ
れ、光学読取装置100を矢印F方向に走査することに
より第2コードパターン114が光学的に読み取られ
る。
【0014】赤外光受光フォトトランジスタ108で読
取られた第1コードパターン113のコード情報と、可
視光受光フォトトランジスタ109で読取られた第2コ
ードパターン114のコード情報とを図示しないCPU
で合成処理して、コードパターン111に応じた信号が
得られるようになっている。
【0015】ところがこの光学読取装置では読み取りエ
ラーが発生し易く、信頼性の点で問題がある。本発明者
らはこの読み取りエラーの発生原因について種々検討し
た結果、発光フォトダイオード102、103に対する
受光フォトトランジスタ108、109の配置に問題が
あることを究明した。
【0016】すなわち、従来提案された光学読取装置は
図47に示すように、赤外光発光ダイオード102の傾
斜角度と赤外光受光フォトトランジスタ108の傾斜角
度がほぼ等しくなるように固定され、また可視光受光フ
ォトトランジスタ109は可視光受光フォトダイオード
103の極く近くに固定され、そのずれ角度αは15度
未満である。
【0017】そのため、フォトダイオード102、10
3から出射された光がコードパターン111上で鏡面反
射すると、その反射光がそのままフォトトランジスタ1
08、109に受光され、光を照射した位置に黒いバー
があっても鏡面反射された光を受光してしまい、フォト
トランジスタ108、109が誤った信号を出力するこ
とが多々ある。
【0018】この現象は特にコードパターン111の上
に透明な保護膜を形成した場合に顕著であり、信頼性に
問題がある。
【0019】また、前記第1コードパターン113は赤
外吸収型であり、その上に形成されている第2コードパ
ターン114を透過した赤外光が第1コードパターン1
13のバーの部分では吸収され、バーとバーの間の紙が
露出した部分では赤外光が反射され、その赤外光の強弱
によって第1コードパターン113を読み取る訳である
が、第1コードパターン113の上に形成されている第
2コードパターン114(例えば黒色のバー)によって
赤外光の一部が吸収されるから、第1コードパターン1
13に届く赤外光の絶対量が少ない。そのため第1コー
ドパターン113の適正な読み取りが難しく、またこの
ようなことが起こらないようにするためには、第2コー
ドパターン114の膜厚を極薄にしなければならなかっ
たり、第2コードパターン114を形成するインクの材
質が限定されてしまうなどの問題点を有している。
【0020】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消して、反射型情報パターンと潜像情報パターン
の両方が読み取り可能で、信頼性の高い光学読取装置、
光学読取システムならびに情報記録媒体を提供するにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報記録媒体
に形成されている反射光型情報パターンからの反射光に
よる情報の読み取りと、蛍光発光型情報パターンから発
する蛍光による情報の読み取りの両方が可能な光学読取
装置を対象とするものである。
【0022】そして前記目的を達成するため、第1の本
発明は、前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情
報パターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光
を所定回数間欠的に照射する発光素子と、前記情報パタ
ーンからの光を受光する受光素子と、前記情報パターン
からの光が、前記発光素子の消灯の際に情報パターンか
ら発する蛍光か、前記発光素子の点灯時の情報パターン
からの反射光かを前記受光素子の出力状態から判定する
判定部と、前記受光素子からの出力信号を増幅する増幅
回路と、前記判定部からの判定信号に基づいて前記増幅
回路の増幅率を切り替える増幅率切替部とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0023】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情報パ
ターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照
射する発光素子と、前記情報パターンからの反射光をカ
ットし、前記蛍光発光型情報パターンからの蛍光を透過
する光学フィルタと、前記情報パターンからの光を受光
する受光素子と、前記光学フィルタを作動状態と非作動
状態に切り換えるフィルタ状態切換手段と、その受光素
子からの出力を読み出す検出部と、前記光学フィルタの
切換動作に連動して前記検出部の増幅率を切り替える増
幅率切替切換手段と、前記検出部からの検出信号に基づ
いて前記情報パターンを読み取る情報読取部とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0024】前記目的を達成するため、第3の本発明
は、前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情報パ
ターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照
射する第1の発光素子と、前記情報パターンに対して前
記第1の発光素子とは異なる波長の光を照射する第2の
発光素子と、前記第1の発光素子と第2の発光素子の照
射動作の切り替えを行う照射動作切替手段と、前記情報
パターンからの光を受光する受光素子と、その受光素子
の受光面側に配置され、前記第2の発光素子から照射さ
れた光の反射光をカットし、前記蛍光発光型情報パター
ンから発する蛍光を透過する光学フィルタと、前記受光
素子からの出力を読み出す検出部と、その検出部からの
検出信号に基づいて前記情報パターンを読み取る情報読
取部とを備えたことを特徴とするものである。
【0025】前記目的を達成するため、第4の本発明
は、前記情報パターンに対して前記蛍光発光型情報パタ
ーン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照射
する発光素子と、前記情報パターンからの反射光を受光
する第1の受光素子と、前記情報パターンからの反射光
をカットし、前記蛍光発光型情報パターンからの蛍光を
透過する光学フィルタと、その光学フィルタを通過した
蛍光を受光する第2の受光素子と、前記第1の受光素子
からの検出信号を増幅する第1の増幅回路と、前記第2
の受光素子からの検出信号を増幅する第2の増幅回路と
を備えたことを特徴とするものである。
【0026】前記目的を達成するため、第5の本発明
は、前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情報パ
ターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照
射する発光素子と、前記情報パターンからの光路上に光
路を分岐する光路分岐手段と、その光路分岐手段で分岐
された第1光路上に配置され、前記蛍光発光型情報パタ
ーンからの蛍光を受光する第1の受光素子と、前記光路
分岐手段で分岐された第2光路上に配置され、前記情報
パターンからの反射光を受光する第2の受光素子と、前
記第1の受光素子からの検出信号を増幅する第1の増幅
回路と、前記第2の受光素子からの検出信号を増幅する
第2の増幅回路とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0027】前記目的を達成するため、第6の本発明
は、基材上に蛍光発光型情報パターンと、その蛍光発光
型情報パターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域
の光を反射する反射光型情報パターンとが例えば重畳あ
るいは併設などの形で設けられていることを特徴とする
ものである。
【0028】前記目的を達成するため、第7の本発明
は、基材上に蛍光発光型情報パターンと、その蛍光発光
型情報パターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域
の光を反射する反射光型情報パターンとを設けた情報記
録媒体を用い、発光素子から前記両方の情報パターンに
対して、前記蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を
所定回数間欠的に照射し、その情報パターンからの光を
受光素子で受光するとともに、前記情報パターンからの
光が、前記発光素子の消灯の際に情報パターンから発す
る蛍光か、前記発光素子の点灯時の情報パターンからの
反射光かを前記受光素子の出力状態から判定して、その
判定信号に基づいて前記受光素子に接続される増幅回路
の増幅率を切り替えることを特徴とするものである。
【0029】前記目的を達成するため、第8の本発明
は、基材上に蛍光発光型情報パターンと、その蛍光発光
型情報パターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域
の光を反射する反射光型情報パターンとを設けた情報記
録媒体を用い、発光素子から前記両方の情報パターンに
対して、前記蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を
照射し、その情報パターンからの光を受光素子で受光す
るとともに、前記情報パターンからの反射光をカット
し、前記蛍光発光型情報パターンからの蛍光を透過する
光学フィルタを前記受光素子の受光面側に移動可能に設
け、前記発光素子で情報パターンを照射したにもかかわ
らず受光素子の出力がないときには、前記光学フィルタ
を受光素子の光路上に移動させることを特徴とするもの
である。
【0030】前記目的を達成するため、第9の本発明
は、基材上に蛍光発光型情報パターンと、その蛍光発光
型情報パターン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域
の光を反射する反射光型情報パターンとを設けた情報記
録媒体を用い、前記蛍光体の励起波長を含んだ波長領域
の光を出力する第1の発光素子と、前記蛍光発光型情報
パターンから発せられる蛍光と同じ波長領域の光を出力
する第2の発光素子とにより、前記情報パターンを交互
に繰り返して照射し、その情報パターンからの光を受光
する受光素子の受光面側に、前記第1の発光素子から照
射される光の反射光をカットし、前記蛍光を透過する光
学フィルタを設け、前記第1の発光素子の照射時に受光
素子に受光された情報を蛍光発光型情報パターンからの
情報、前記第2の発光素子の照射時に受光素子に受光さ
れた情報を反射光型情報パターンからの情報として認識
することを特徴とするものである。前記目的を達成する
ため、第10の本発明は、基材上に蛍光体を分散保持し
た蛍光発光型情報パターンと、その蛍光体の励起波長を
含んだ波長領域の光を反射する反射光型情報パターンと
が、例えば重畳あるいは併設されていることを特徴とす
るものである。
【0031】
【作用】第1の本発明は前述のように、情報パターンに
対して発光素子から光を間欠的に照射することにより、
発光素子の点灯時には情報パターンの反射光から反射光
型情報パターンを、消灯時には情報パターンの残光から
蛍光発光型情報パターンを、それぞれ読み取ることがで
き、時間的効率が良い。
【0032】また、反射光型情報パターンか蛍光発光型
情報パターンかの区別が自動的にでき、それぞれの情報
パターンに適合した増幅率が得られ、情報パターンの読
み取りが正確に行われ、信頼性の向上が図れる。
【0033】第2の本発明は前述のように、光学フィル
タを作動状態と非作動状態に切り替えることにより、反
射光型情報パターンと蛍光発光型情報パターンの両方を
読み取ることができる。
【0034】また光学フィルタならびに受光素子がそれ
ぞれ1つで、反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パ
ターンの両方を読み取ることができる。
【0035】第3の本発明は前述のように、発光素子の
切り替えることにより反射光型情報パターンと蛍光発光
型情報パターンの両方を読み取ることができ、しかも発
光素子の切り替えであるから構成ならびに制御も簡単で
ある。
【0036】第4の本発明は前述のように、それぞれの
受光素子により反射光型情報パターンと蛍光発光型情報
パターンの両方を読み取ることができ、しかも発光素子
の間欠的な点灯、光学フィルタや発光素子の切り替えな
どの複雑な動作が不要で、信頼性の向上が図れる。
【0037】第5の本発明は前述のように、光路分岐手
段により光路を分岐しているため、反射光型情報パター
ンを読み取る受光素子と蛍光発光型情報パターンを読み
取る受光素子の配置に裕度がでて、設計が簡単になる。
【0038】第6の本発明は前述のように、蛍光発光型
の情報パターンを使用しているから、従来提案された赤
外線吸収型の情報パターンに比較して高い検出感度が得
られ、そのため情報の読み取りが正確である。
【0039】また紫外線励起型の蛍光体もあるが、この
種の蛍光体は励起波長の範囲が広く可視光領域までにも
及ぶから、通常の可視光によっても励起されることがあ
り、そのために蛍光発光型情報パターンの検出精度がよ
くない。これに対して赤外線励起型の蛍光体はその励起
波長が可視光領域より離れており、赤外線を照射しない
と励起しないから、蛍光発光型情報パターンの検出精度
が良いという特長を有している。
【0040】第7の本発明は前記第1の発明と同様に、
情報パターンに対して発光素子から光を間欠的に照射す
ることにより、発光素子の点灯時には情報パターンの反
射光から反射光型情報パターンを、消灯時には情報パタ
ーンの残光から蛍光発光型情報パターンを、それぞれ読
み取ることができ、時間的効率が良い。
【0041】また、反射光型情報パターンか蛍光発光型
情報パターンかの区別が自動的にでき、それぞれの情報
パターンに適合した増幅率が得られ、情報パターンの読
み取りが正確に行われ、信頼性の向上が図れる。
【0042】第8の本発明は前記第2の発明と同様に、
光学フィルタを作動状態と非作動状態に切り替えること
により、反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パター
ンの両方を読み取ることができる。
【0043】また光学フィルタならびに受光素子がそれ
ぞれ1つで、反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パ
ターンの両方を読み取ることができる。
【0044】第9の本発明は前述のように、時分割的に
反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パターンの両方
を読み取ることができる。
【0045】第10の本発明は前述のように、蛍光発光
型と反射光型のタイプの異なる情報パターンを併用して
いるから、従来提案されたものよりも高い検出精度が得
られる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は第1実施例に係る光学読取装置(バーコード
リーダ)の平面図、図2はその光学読取装置における読
取ヘッドの要部分解斜視図、図3はその読取ヘッドの図
2X−X方向の断面図、図4はその読取ヘッドの図2Y
−Y方向の断面図である。
【0047】図1に示すように光学読取装置(バーコー
ドリーダ)は装置本体1と、装置本体1内に装着された
読取ヘッド2と、この読取ヘッド2に接続されて後述す
るような諸制御を行う素子を搭載したプリント配線基板
3とから主に構成されている。
【0048】同図に示すように前記装置本体1の上面に
はカード4が挿通されるガイド溝5が形成されており、
このガイド溝5の内側壁面に臨むように前記読取ヘッド
2が取り付けられている。
【0049】後述のバーコードパターンを有するカード
4が手操作で前記ガイド溝5に沿って矢印方向に挿通さ
れ、その間にバーコードパターンの情報が前記読取ヘッ
ド2によって光学的に読み取られる。
【0050】この読取ヘッド2は図2に示すように、ケ
ースを兼ねたへッド本体6と、そのヘッド本体6内に挿
入されるスリットシート7と、素子ホルダーを兼ねたシ
ート押さえ部材8と、そのシート押さえ部材8に保持さ
れる発光素子9ならびに受光素子10と、前記ヘッド本
体6の上面開口を閉塞するヘッドカバー11とから構成
されている。
【0051】前記ヘッド本体6の下面中央には、カード
4に形成されたバーコードパターン12(図5参照)の
縦長方向と平行な開口部13が形成され、また下面両側
には図3に示すように係合段部14が設けられている。
【0052】ヘッド本体6の内側には、前記開口部13
に向けて両側から傾斜したシート受面15、15が形成
され、このシート受面15、15の途中にピン16(図
2参照)が立設されており、前記開口部13の両端部に
は係止溝17(図2参照)が設けられている。
【0053】図2ならびに図3に示すように、ヘッド本
体6の上面開口付近にはこの読取ヘッド2を装置本体1
に取りつけるためのフランジ部18、18が突設されて
いる。
【0054】前記スリットシート7は図2に示すよう
に、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)など
の透明な合成樹脂フィルムからなるベースフィルムの上
にスリット状透光部19(図2参照)を除いて黒色の印
刷層20を形成したフレキシブルなシートから構成され
ている。このスリットシート7の前後には孔21が設け
られ、この孔21に前記ヘッド本体6のピン16をそれ
ぞれ挿通することにより、ヘッド本体6上でのスリット
シート7の位置決めがなされ、図3に示すようにヘッド
本体6の開口部13の中央にスリットシート7のスリッ
ト状透光部19が配置される。
【0055】この実施例では透明なベースフィルム上に
印刷層20を形成したスリットシート7を用いたが、例
えばステンレススチールなどの金属薄板にスリット状の
溝を形成したスリットシートも使用できる。
【0056】前記シート押さえ部材8の下面は図2なら
びに図3に示すように、前記ヘッド本体6のシート受面
15に沿ってわん曲しており、このシート押さえ部材8
の下面とヘッド本体6のシート受面15との間でスリッ
トシート7が機械的に挟持され、スリットシート7の透
光部19がヘッド本体6の開口部13内に押し出され
る。シート押さえ部材8の中央にスリット状の光規制孔
22が形成され、図3に示すように透光部19と対向し
ている。
【0057】シート押さえ部材8の両側には平面形状が
T字形をした係止片23、23(図2参照)がそれぞれ
一体に突設され、この係止片23、23を前記ヘッド本
体6の係止溝17、17に嵌入することにより、ヘッド
本体6内でのシート押さえ部材8の取付けがなされる。
【0058】シート押さえ部材8の上部には一部円弧状
をした保持壁24が立設され、図4に示すようにこの保
持壁24内に発光素子9ならびに受光素子10の先端部
が挿入、保持される。
【0059】前記発光素子9として、近赤外線を含む赤
外線を発光する発光ダイオード(例えば中心波長が78
0〜850nmのもの)が使用される。
【0060】前記ヘッドカバー11の周囲には4本の係
合爪25が下方を向いて突設されており、図3に示すよ
うにこの係合爪25をヘッド本体6の係合段部14にそ
れぞれ係合することにより、読取ヘッド2の組み立てが
終了する。
【0061】前記ヘッドカバー11の内面には図3に示
すように脚部26が下方を向いて突設されており、図3
に示す如くヘッドカバー11の組み込みが終了すると、
この脚部26によって発光素子9ならびに受光素子10
を介してシート押さえ部材8がシート受面15側に押圧
され、スリットシート7の固定が確実になされる。
【0062】次にこの光学読取装置で読み取れるカード
4について、図5ならびに図6を用いて説明する。この
カード4は例えば各種プリヘイドカード、テレホンカー
ド、通行カードなどとして汎用されているカードであ
る。
【0063】このカード4の所定位置には情報表示部2
7が設けられ、情報表示部27にはバーコードパターン
12が印刷されている。図5に示すカード4aは例えば
黒色インクなどで印刷された可視像の反射型バーコード
パターン12aが形成されており、一方、図6に示すカ
ード4bは蛍光発光型バーコードパターン12bが形成
されており、蛍光発光型バーコードパターン12bは潜
像であるため目視することができない。
【0064】この蛍光発光型バーコードパターン12b
に例えば中心波長が780〜850nmの赤外線(励起
光)を照射することにより、同パターン中に分散保持さ
れているの蛍光体微粒子が励起され、それによって前記
照射光より異なる波長、例えば中心波長が1050nm
の蛍光を発し、この蛍光を受光することにより蛍光発光
型バーコードパターン12bの情報を光学的に読み取る
ことができる。
【0065】この蛍光発光型バーコードパターン12b
は、蛍光体微粒子と、それを分散、保持する透明なバイ
ンダーとからなるインク、すなわち赤外線を吸収して蛍
光を発する赤外線励起性インクにより印刷されている。
【0066】前記蛍光体微粒子としては、例えばY,L
a,Gdのグループから選択された少なくとも1種の元
素と、Ybとを含む含酸素酸塩化合物から構成されてい
る。この含酸素酸塩化合物としては具体的にはリン酸塩
化合物、ホウ酸塩化合物、モリブデン酸塩化合物、バナ
ジウム酸塩化合物ならびにタングステン酸塩化合物など
があるが、その中でも特にリン酸塩化合物は耐薬品性に
優れているため賞用できる。
【0067】この蛍光体をさらに具体的に説明すると、
下記の一般式で表せる化合物が好適である。
【0068】一般式 AYx Yb1-X y z 但し、式中のAはLi,Na,K,Rb,Csのグルー
プから選択された少なくとも1種の元素 xは0.01〜0.99の範囲の数値 yは2〜5の範囲の数値 zは7〜14の範囲の数値 なお一般式中のAは、必ずしも必要ではない。また一般
式中のz,y,zの値は現在のところ明確には把握され
ていないが、おおよそ前述の範囲であると推測される。
【0069】また蛍光体は、例えばNdP5 14 、L
iNdP4 12、Al3 Nd(BO3 4 のグループか
ら選択された無機化合物が使用される。
【0070】前記バインダーとして例えばワックス、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、カーボネート
などの単独あるいは混合物が使用される。なお、必要に
応じて可塑剤、界面活性剤などが適宜添加される。
【0071】前記バーコードパターン12a,12b
は、ともにスタートマークならびにストップマークに挟
まれた10進デジットからなる単位コードの集合体で構
成されている。各単位コードは、バー部およびバーとバ
ーに挟まれたスペース部によって表わされる。
【0072】図7は、本発明の実施例に係る光学読取装
置のブロック図である。図中の4は情報を読み取るため
に光学読取装置中を搬送されるカードで、所定の位置に
バーコードパターン12が形成されている。
【0073】このバーコードパターン12に接近して発
光ダイオードからなる発光素子9が配置され、バーコー
ドパターン12からの光(後述する反射光あるいは蛍
光)は受光素子10で受光される。
【0074】図8は前記発光素子9の点灯、消灯タイミ
ングならびに受光素子10の出力状態を示すタイミング
チャートである。
【0075】同図の(a)に示すように発光素子9は、
点灯時間T1 および消灯時間T2 が共に500μsec
の略等しい時間間隔でオン、オフ動作し、バーコードパ
ターン12の1本のバーに対して複数回(バーの幅によ
って異なるが、例えば2〜6回程度)間欠的に赤外線を
照射するようになっている。図中のS1 は、発光素子9
の点灯信号を示している。
【0076】同図の(b)と(c)は例えば黒色の反射
型バーコードパターン12aを検出した場合の受光素子
10の出力状態を示すもので、発光素子9からの光が黒
色のバーに照射されたとき照射位置で吸収されて反射光
量は殆ど無く(R1 )、スペース部に照射されたときは
反射光量は大きい(R2 )。また、発光素子9が消灯す
ると出力は殆ど零になり(R0 )、元のレベルに戻る。
この発光素子9の点灯時に矩形信号S2 が得られる。
【0077】同図の(d)、(e)は蛍光発光型バーコ
ードパターン12bを検出した場合の受光素子10の出
力状態を示すもので、発光素子9からの赤外線はバーコ
ードパターン12b中の蛍光体微粒子を励起する。その
ため同図(d)に示すように発光素子9の点灯が終了す
るまで、出力が増大する。そして発光素子9からの照射
を停止しても、バーコードパターン12bから放出され
る残光(蛍光)を受光素子10が検出する。この残光は
時間とともに減少するため、予め基準値Vsを設定して
おき、それと比較することにより発光素子9が消灯した
直後に矩形信号S4 が得られる。
【0078】従って、微小時間毎に発光素子9の点灯、
消灯を繰り返すことにより、バーコードパターン12a
あるいは12bのコード情報を順次光学的に読み取るこ
とがてきる。
【0079】本実施例では、反射型バーコードパターン
12aを有するカード4aを使用した場合は矩形信号S
2 を、また蛍光発光型バーコードパターン12bを有す
るカード4aを使用した場合は矩形信号S4 を得ること
ができる。
【0080】再び図7に戻るが、受光素子10からの出
力信号が矩形信号S4 であるかどうかを判定部34で判
定する。前述のように1本のバーに対して発光素子9は
複数回点滅するため、最初の1回のパルスあるいは複数
回のパルスで矩形信号S4 が発生するか否かの判定がな
され、矩形信号S4 が検出されない場合には矩形信号S
2 が得られたと見做される。
【0081】この判定部34の判定結果に基づいて、切
替信号が増幅率切替部35に入力される。すなわち、矩
形信号S2 (反射型バーコードパターン12aを有する
カード4aを使用)の場合は後段の増幅率の低い増幅器
36aを使用し、矩形信号S4 (蛍光発光型バーコード
パターン12bを有するカード4bを使用)の場合は増
幅率の高い増幅器36bを使用するように自動的に選択
される。
【0082】増幅回路36からの出力信号はバーコード
読取判断部37に入力され、矩形信号S2 あるいは矩形
信号S4 の出力状態により、反射型バーコードパターン
12aあるいは蛍光発光型バーコードパターン12bの
コード情報を光学的に読み取ることができる。なお、図
中の38は発光素子9のオン、オフ動作を行う駆動制御
部である。
【0083】図9ならびに図10は前記増幅率切替部3
5と増幅回路36の具体的な電気回路図で、図9は増幅
率の異なる2つの増幅器36a,36bが並列に接続さ
れ、両者の選択がスイッチSW1(増幅率切替部35に
相当)によってなされる。図10の場合は、増幅器36
a(36b)は1つで、スイッチSW2(増幅率切替部
35に相当)により増幅率の切り替えがなされる。
【0084】図11と図12は、本発明で使用可能なカ
ード4の第1変形例を示す平面図と一部拡大断面図であ
る。
【0085】この変形例のカード4cは、基材28a、
28bと、基材28aの上に形成された反射型バーコー
ドパターン12aと、その上に重畳する形で形成された
蛍光発光型バーコードパターン12bと、ホットメルト
系接着剤などの非溶剤系接着剤層31a、31bと、透
明な保護シート32a、32bからなり一体の積層構造
を有している。
【0086】基材28aは酸化チタンなどの白色顔料を
分散、保持した塩化ビニル系シートなどから構成され、
赤外線ならびに可視光を反射する性質を有している。基
材28bの方は、不透明であっても透明であっても構わ
ない。また、前記反射型バーコードパターン12aを形
成するインクは赤外線を吸収(透過)する性質を有して
いる。このカード4cは、図5に示すカード4aと外観
上は全く同じである。
【0087】この例では反射型バーコードパターン12
aの上に蛍光発光型バーコードパターン12bを形成し
たが、蛍光発光型バーコードパターン12bの上に反射
型バーコードパターン12aを形成することもできる。
【0088】図13は、本発明で使用可能なカード4の
第2変形例を示す平面図である。この変形例のカード4
dは、反射型バーコードパターン12aと蛍光発光型バ
ーコードパターン12は重畳しておらず、カード4dの
読み取り方向(搬送方向)に沿って位置的にずらして形
成されている。
【0089】これらカード4c、4dでは、発光素子9
の点灯時には切換部35が増幅器36aに切換える機能
を、発光素子9の消灯時には切換部35が増幅器36b
に切換える機能を、前記判断部34にもたせることによ
り情報の読み取りが可能である。
【0090】図14は、第2実施例に係る光学読取装置
を示す図である。前記第1実施例では矩形信号S2 、S
4 の判定が判定部35でなされ、そこからの信号に基づ
いて増幅率切替部35を自動的に駆動したが、この変形
例は使用するカード4が反射型バーコードパターン12
aだけ形成されているのか、あるいは蛍光発光型バーコ
ードパターン12bだけ形成されているのか、予め分か
っている場合の例である。
【0091】すなわち、反射型バーコードパターン12
aだけ形成されているカード4を使用することが分かっ
ている場合、手動で増幅率切替部35を操作して低増幅
率の増幅器36aを通るように予め選択でき、また、蛍
光発光型バーコードパターン12bだけ形成されている
カード4を使用することが分かっている場合、手動で増
幅率切替部35を操作して高増幅率の増幅器36bを通
るように予め選択できるようになっている。
【0092】またこのように増幅率切替部35が手動で
操作可能な場合、その増幅率切替部35を操作して、カ
ード4中の反射型バーコードパターン12aまたは蛍光
発光型バーコードパターン12bの何れか希望するバー
コードパターンを選択的に読み取ることも可能である。
【0093】図15ないし図18は第3実施例に係る光
学読取装置を説明するための図で、図15は光学読取装
置の概略構成を示す斜視図、図16はその光学読取装置
に用いられる受光素子アレイの説明図、図17はその受
光素子アレイに用いられる電子シャッタの動作を説明す
るための図、図18ならびに図19はその光学読取装置
の発光素子、受光素子ならびに電子シャッタのタイミン
グチャートである。
【0094】前記第1、2実施例に係る光学読取装置
は、カードなどの情報記録媒体と光学読取装置の相対的
な移動によって情報パターンを順次読み取る方式になっ
ている。これに対して第3実施例に係る光学読取装置
は、情報記録媒体と接近して対向させることにより、情
報パターンを一度に読み取る方式になっている。
【0095】図15に示されているようにハンディタイ
プの光学読取装置40をバーコード41が印刷されてい
るラベル42に接近して対向させ、多数の発光素子を直
列に配置して構成した発光素子アレイ43から出力され
る光(励起波長を含む波長領域の赤外線)を、バーコー
ド41の全面に同時に照射する。
【0096】このバーコード41を有する表面からの光
は、反射ミラー44ならびに結像レンズ45を通って受
光素子アレイ46で受光される。受光素子アレイ46か
らの出力は、前記第1実施例で説明した判定部、増幅率
切替部、増幅器ならびにバーコード読取判断部などを内
蔵した信号処理部47によって信号処理される。
【0097】この実施例でも前記第1実施例と同様に発
光素子アレイ43はバーコード41に対して間欠的に点
滅を繰り返し、その結果矩形信号S2 あるいは(ならび
に)矩形信号S4 を得て、バーコード41が保有してい
る情報を読み取る。
【0098】前記受光素子アレイ46は図16に示すよ
うに、多数のフォトダイオード48と、各フォトダイオ
ード48と対応した多数の電荷結合素子(CCD)49
と、フォトダイオード48とCCD49の間に設けられ
た電子シャツタ50(図17参照)とを有している。
【0099】電子シャツタ50は図17に示すように、
フォトダイオード48の電荷をCCD49に導くための
スイッチStと、フォトダイオード48の電荷をアース
に落とすためのスイッチSE とを有し、スイッチStと
スイッチSE の開閉動作は連動している。
【0100】前記受光素子アレイ46の各受光素子がバ
ーコード面からの光を受光して、その受光状態を電荷の
形で各CCD49が一時的に記憶し、CCD49からの
出力を時系列的に順次読み出す。
【0101】次に前記電子シャツタ50の動作について
図18ならびに図19とともに説明する。図中のS1
3 は図8のそれと同じであるのでここではその説明は
省略し、図18(d)は電子シャツタ50のON,OF
F動作を示している。
【0102】なお、電子シャツタ50がON状態という
ことは図17に示すスイッチSE が閉じてスイッチSt
が開いていることを示し、電子シャツタ50がOFF状
態ということはスイッチSE が開いてスイッチStが閉
じていることを示す。
【0103】図18は蛍光発光型バーコードパターンを
読み取る際のタイミングチャートで、発光素子アレイ4
3が点灯している間(T1 )は反射光を受けてフォトダ
イオード48に電荷が蓄積されるが、この間は電子シャ
ツタ50がONになっており(スイッチSE が閉じてス
イッチStが開いている)、この間に蓄積された電荷は
CCD49には導かれず、電荷は放出されて反射光の受
光による影響をなくしている。
【0104】発光素子アレイ43が消灯している間(T
2 )は蛍光発光型バーコードパターンから発せられる残
光を受けてフォトダイオード48に電荷が蓄積され、こ
のとき電子シャツタ50はOFFになっているから(ス
イッチSE が開いてスイッチStが閉じている)、この
間に蓄積された電荷はCCD49には導かれる。
【0105】このことを簡単にまとめれば次の表1のよ
うになる。
【0106】 表 1 読取対象パターン 点灯時(T1 ) 消灯時(T2 ) 蛍光発光型バーコード 電子シャツタON 電子シャツタOFF (スイッチSE 閉) (スイッチSE 開) (スイッチSt開) (スイッチSt閉) 図19は反射光形バーコードパターンを読み取る場合の
タイミングチャートで、発光素子アレイ43が点灯して
いる間(T1 )は反射光を受けてフォトダイオード48
に電荷が蓄積されるが、この間は電子シャツタ50がO
FFになっており(スイッチSE が開いてスイッチSt
が閉じている)、この間に蓄積された電荷はCCD49
に移送される。
【0107】発光素子アレイ43が消灯している間(T
2 )は蛍光発光型バーコードパターンから発せられる残
光を受けてフォトダイオード48に電荷が蓄積される
が、このとき電子シャツタ50はONになっているから
(スイッチSE が閉じてスイッチStが開いている)、
この間に蓄積された電荷はCCD49には導かれず、電
荷は放出されて残光による影響をなくしている。
【0108】このことを簡単にまとめれば次の表2のよ
うになる。
【0109】 表 2 読取対象パターン 点灯時(T1 ) 消灯時(T2 ) 反射光形バーコード 電子シャツタOFF 電子シャツタON (スイッチSE 開) (スイッチSE 閉) (スイッチSt閉) (スイッチSt開) 以上説明したように、蛍光発光型バーコードパターンな
らびに反射光形バーコードパターンに応じて電子シャツ
タ50のON,OFF制御モードを切り替えることによ
り、蛍光発光型バーコードパターンの場合の反射光の受
光による影響、ならびに反射型バーコードパターンの場
合の残光の受光による影響をなくして、精度の高い読み
取りが可能である。
【0110】図20ないし図24は、本発明の第4実施
例を説明するための図である。図20ならびに図21は
本実施例に係る光学読取装置の概略構成を示す斜視図
で、図20は蛍光発光型バーコードパターンを読み取る
際の状態、図21は反射光形バーコードパターンを読み
取る際の状態を示している。
【0111】この実施例に係る光学読取装置は、情報記
録媒体と接近して対向させることにより、情報パターン
を一度に読み取る方式になっている。
【0112】図20ならびに図21に示されているよう
にハンディタイプの光学読取装置40をバーコード41
(41a,41b)が印刷されているラベル42(42
a,42b)に接近して対向させ、発光素子アレイ43
から出力される光(励起波長を含む波長領域の赤外線)
を、バーコード41の全面に同時に照射する。
【0113】このバーコード41を有する表面からの光
は、反射ミラー44ならびに結像レンズ45を通って受
光素子アレイ46で受光される。受光素子アレイ46か
らの出力は、増幅率切替部、増幅器などを内蔵した信号
処理部47によって信号処理される。
【0114】そして前記受光素子アレイ46の受光面側
に、光学フィルタ51が上下動可能に配置されている。
この光学フィルタ51は発光素子アレイ43から照射さ
れる光の波長成分をしゃ断し、蛍光発光型バーコードパ
ターン41aから発せられる蛍光の波長成分を透過する
性質を有している。
【0115】図22はその光学フィルタ51の特性の一
例を示すスペクトル図で、同図に示すように蛍光発光型
バーコードパターン41aから発せられる蛍光の発光ス
ペクトル(a)が、受光素子アレイ46の発光スペクト
ル(b)sと離れているため、(c)のようなしゃ断特
性を有する光学フィルタ51を使用すれば、受光素子ア
レイ46から照射した反射光をカットして、蛍光発光型
バーコードパターン41aから発せられる蛍光のみを受
光することができる。
【0116】図20に示すように蛍光発光型バーコード
パターン41aから情報を読み取る場合には、前記光学
フィルタ51を受光素子アレイ46の前面に設置し、発
光素子アレイ43から照射した反射光をカットする。
【0117】一方、図21に示すように反射光型バーコ
ードパターン41bから情報を読み取る場合には、前記
光学フィルタ51を受光素子アレイ46の前面から外し
て、発光素子アレイ43から照射した反射光を受光す
る。
【0118】この光学フィルタ51の切替手段の具体例
を図23に示す。この例では光学フィルタ51に切替ス
イッチ52が一体に設けられ、このスイッチ52の切替
動作によって光学フィルタ51が上下動し、蛍光発光型
バーコードパターン41aから情報を読み取る場合に
は、切替スイッチ52を上位置に移動して反射光をカッ
トする作動状態となる。一方、反射光型バーコードパタ
ーン41bから情報を読み取る場合には、切替スイッチ
52を下位置に移動して反射光をカットしない非作動状
態となる。
【0119】前記バーコード41(41a,41b)を
有する表面からの反射光と蛍光とでは受光素子アレイ4
6の出力値が異なるため、前記光学フィルタ51の切り
替えに信号処理部47が連動して、電圧増幅率を制御し
て出力を適正化する必要がある。
【0120】なお、増幅率の切替手段の具体的な構成
は、前記図7、図9ならびに図10で説明した構成と同
じであるからここではその説明は省略する。
【0121】光学読取装置の用途によっては蛍光発光型
バーコードパターン41aと反射光型バーコードパター
ン41bが混在して使用される場合もあり、そのような
とき手動で光学フィルタ51を切り替えていたのでは作
業効率が低下する。このような用途に対応する場合は、
図24に示すように光学フィルタ51の切り替えを自動
的に行われるように構成すればよい。
【0122】受光素子アレイ46からの信号を読取回路
53で処理し、情報の読み取りを行う。しかし、判断回
路54で情報の読み取りが行われないと判断すると、駆
動回路55が作動し、電磁ソレノイドもしくはモータな
どの駆動手段56により光学フィルタ51の切り替えが
行われ、再び前記読取回路53で読み取りが行われる。
この読取回路53、判断回路54、駆動回路55ならび
に駆動手段56によって、光学フィルタ51の作動状
態、非作動状態を自動的に切り替える制御手段が構成さ
れている。
【0123】蛍光発光型バーコードパターン41aと反
射光型バーコードパターン41bが重畳して印刷されて
いる場合(例えば蛍光発光型バーコードパターン41a
の上に反射光型バーコードパターン41bが印刷されて
いる場合)は、光学フィルタ51の切り替えを周期的に
行って情報の読み取りを行ってもよい。
【0124】図25ないし図28図は、本発明の第5実
施例を説明するための図である。図25はこの実施例に
係る光学読取装置の概略構成図、図26はタイミングチ
ャート、図27は2つの発光素子アレイの発光スペクト
ルと光学フィルタの光学特性を示す図、図28はこの光
学読取装置の読取原理を説明するための図である。
【0125】この実施例に係る光学読取装置は図25に
示すように、2つの発光素子アレイ43a、43bを使
用し、第1発光素子アレイ43aと第2発光素子アレイ
43bとを交互に点灯する。
【0126】第1発光素子アレイ43aは蛍光発光型バ
ーコードパターン41aの励起波長(例えば800n
m)に相当する波長λ1を含む赤外光を照射し、第2発
光素子アレイ43bは蛍光発光型バーコードパターン4
1aから発せられる蛍光波長(例えば1050nm)に
相当する波長λ2を含む赤外光を照射する。
【0127】一方、受光素子アレイ46の前方に配置さ
れる光学フィルタ51は前記第4実施例と異なり、固定
式になってる。
【0128】図27は、前記発光素子アレイ43a,4
3bから照射される赤外線の波長領域と光学フィルタ5
1の光学特性を示す図である。同図(a)に示されてい
るように第1発光素子アレイ43aから照射される赤外
線の波長λ1と、第2発光素子アレイ43bから照射さ
れる赤外線の波長λ2とは完全に分かれている。そして
同図(b)に示されているように光学フィルタ51は、
波長λ1の光をカットし、波長λ2の光を透過する性質
を有している。
【0129】この第1発光素子アレイ43aと第2発光
素子アレイ43bの点滅は、自動的に交互に繰り返され
る。
【0130】図28は、この実施例における蛍光発光型
バーコードパターン41aと反射光型バーコードパター
ン41bの読み取りの原理を説明するための図である。
同図(a)は蛍光発光型バーコードパターン41aを、
同図(b)は反射光型バーコードパターン41bの読み
取りを示している。同図(a)に示しているように、第
1発光素子アレイ43aから波長λ1の赤外線が照射さ
れた場合、蛍光発光型バーコードパターン41aは励起
され、波長λ2の蛍光を発し、光学フィルタ51を透過
し受光素子アレイ46で情報の読み取りがなされる。次
に第2発光素子アレイ43bから波長λ2の赤外線が照
射された場合、蛍光発光型バーコードパターン41aは
励起されず、結局、第1発光素子アレイ43aから赤外
線が照射されたときに蛍光発光型バーコードパターン4
1aの読み取りがなされる。
【0131】同図(b)に示しているように、第1発光
素子アレイ43aから波長λ1の赤外線が照射された場
合、反射光型バーコードパターン41bの面で反射され
るが、その反射光は光学フィルタ51でカットされ、受
光素子アレイ46で情報の読み取りはなされない。次に
第2発光素子アレイ43bから波長λ2の赤外線が照射
された場合、反射光型バーコードパターン41bの面で
反射され、光学フィルタ51を透過するから、結局、第
2発光素子アレイ43bから赤外線が照射されたときに
反射光型バーコードパターン41bの読み取りがなされ
る。
【0132】このように第1発光素子アレイ43aなら
びに第2発光素子アレイ43bを交互に点滅させること
により、蛍光発光型バーコードパターン41aまたは
(ならびに)反射光型バーコードパターン41bを光学
的に読み取ることができる。
【0133】図26は発光素子アレイ43a、43bの
点滅のタイミングを説明するための図である。図中
(a)は第1発光素子アレイ43aの点滅状態を、
(b)は第2発光素子アレイ43bの点滅状態を、
(c)は蛍光発光型バーコードパターン41aを読み取
ったときの受光素子アレイ46の出力状態を、(d)は
反射光型バーコードパターン41bを読み取ったときの
受光素子アレイ46の出力状態を、それぞれ示してお
り、蛍光発光型バーコードパターン41aと反射光型バ
ーコードパターン41bが重畳もしくは併記して印刷さ
れている例である。
【0134】同図(a)に示しているように第1発光素
子アレイ43aを点灯すると、(c)のように受光素子
アレイ46の出力は時間の経過とともに増大し、第1発
光素子アレイ43aを消灯する直前で最大となる。第1
発光素子アレイ43aを消灯しても残光があるため受光
素子アレイ46の出力は瞬間的に零にはならず、時間の
経過とともに減衰する。
【0135】この実施例では残光の影響を避けるため、
残光がなくなって受光素子アレイ46の出力が実質上零
になってから第2発光素子アレイ43bの点灯を開始す
るように、第1発光素子アレイ43aの消灯から第2発
光素子アレイ43bの点灯までに所定のタイムラグが設
けられている。なお、残光の影響時間は蛍光発光型バー
コードパターン41aに使用する蛍光体の種類などによ
って多少違うため、何れの蛍光体のものでも実用上残光
の影響がないように前記タイムラグが設けられる。
【0136】第2発光素子アレイ43bを消灯して第1
発光素子アレイ43aを点灯するときには残光の影響は
ないため、第2発光素子アレイ43bの消灯とほぼ同時
に第1発光素子アレイ43aを点灯する。
【0137】なおこの実施例において反射ミラー44
に、反射特性が図27(b)のような性質をもつように
コーティング処理して、光学フィルタ51を省略するこ
ともできる。
【0138】尚、第2発光素子アレイ43bの波長はλ
2 に限定されるものではなく、光学フィルタ51を透過
または反射ミラー44で反射される波長であればよい。
【0139】第2の発光素子の光強度と、第1の発光素
子の励起による蛍光の強度が同程度であれば、受素子ア
レイ46の後方に接続される検出系は増幅率の切り替え
が不要となり、構成が簡素化される。
【0140】第2の発光素子による反射光の受光素子ア
レイ入射時の光強度と、蛍光の受光素子アレイ入射時の
光強度が同程度であればなお良い。
【0141】図29ならびに図30は本発明の第6、7
実施例を説明するための図で、この両実施例は光学読取
装置とバーコードパターン41(41a.41b)が相
対的に移動して情報を順次読み取るタイプを示してい
る。
【0142】図29に示す第6実施例では、発光素子9
から励起波長を含む波長領域の赤外線が出力され、相対
的な移動にともなってバーコード41を順次照射する。
このバーコード41を有する表面からの光は受光素子1
0で受光され、図示していないが増幅率の切替、増幅な
どの信号処理がなされる。
【0143】受光素子10の前方には光学フィルタ51
が移動可能に配置され、蛍光発光型バーコードパターン
41aから情報を読み取る場合には、その光学フィルタ
51を受光素子10の前面に設置し(光学フィルタ51
の作動状態)、発光素子9から照射した反射光をカット
し、蛍光発光型バーコードパターン41aからの蛍光を
透過する。
【0144】一方、反射光型バーコードパターン41b
から情報を読み取る場合には、前記光学フィルタ51を
受光素子10の前面から外して(光学フィルタ51の非
作動状態)、発光素子9から照射した反射光を受光す
る。
【0145】なお、蛍光発光型バーコードパターン41
aと反射光型バーコードパターン41bが重畳あるいは
併記されている場合は、光学フィルタ51を作動状態に
して蛍光発光型バーコードパターン41aを読み取り、
次に光学フィルタ51を非作動状態にして反射光型バー
コードパターン41bを読み取るか、あるいは最初、光
学フィルタ51を非作動状態にして反射光型バーコード
パターン41bを読み取り、次に作動状態にして蛍光発
光型バーコードパターン41aを読み取る。
【0146】図30に示す第7実施例では、2つの発光
素子9a、9bを使用し、その第1発光素子9aと第2
発光素子9bとを交互に点灯する。
【0147】第1発光素子9aは蛍光発光型バーコード
パターン41aの励起波長に相当する波長λ1の赤外光
を照射し、第2発光素子9aは蛍光発光型バーコードパ
ターン41aから発せられる蛍光波長に相当する波長λ
2の赤外光を照射する。
【0148】バーコードパターン41からの光は、固定
された光学フィルタ51を通して受光素子10に導かれ
る。
【0149】この実施例での蛍光発光型バーコードパタ
ーン41aならびに反射光型バーコードパターン41b
の読取原理は、前記第5実施例と同様であるので、ここ
ではその説明を省略する。
【0150】図31ないし図37は、本発明の第8実施
例を説明するための図である。図31は本実施例に係る
光学読取装置の要部を断面にした側面図、図32はその
光学読取装置の正面図である。
【0151】図31に示すように側面形状がほぼL字形
をした本体ケース61の先端開口部62には、透明合成
樹脂で成形された蓋部材63が嵌着されている。
【0152】本体ケース61内に設置された素子ホルダ
ー64には、発光素子65と、第1の受光素子66と、
第2の受光素子67とが図33に示すように一列に並ん
で保持、固定されている。
【0153】前記発光素子65は例えばLEDなどから
なり、励起波長領域を含む赤外線(例えば中心波長が7
50〜950nm)を発する素子が用いられる。発光素
子65の前面には、レンズ68が設置されている。
【0154】前記第1の受光素子66は、発光素子65
から発せられた赤外線領域の光の反射光を受光する素子
である。第1の受光素子66の前面には導光部69と、
結像レンズ70と、可視光カットフィルタ71とが設け
られている。なお、この可視光カットフィルタ71は外
乱光をカットして検出精度を高めるためのものである
が、必ずしも必要ではない。
【0155】前記第2の受光素子67は、発光素子65
から発せられた赤外光領域の光によって励起された蛍光
を受光する素子である。第2の受光素子67の前面には
結像レンズ72と、発光素子光カットフィルタ73とが
設けられている。
【0156】発光素子65、第1の受光素子66、第2
の受光素子67は本体ケース61内に設置されたプリン
ト配線基板74にそれぞれ接続されている。
【0157】この光学読取装置は図31に示すように検
出面75に当接して、バーコードパターンの読み取りが
なされる。検出面75には、発光素子65から発せられ
る赤外線76を反射する白い紙77の上に図34に示す
ように、反射光型バーコード78と蛍光発光型バーコー
ド79とを組み合わせたコードパターン80が印刷され
ている。
【0158】図35は、発光素子65と第1の受光素子
66と第2の受光素子67の配置を示す図である。本実
施例の場合はこの図に示すように検出面75の法線81
上に第1の受光素子66が配置され、それの左側の入射
角θ1(例えばθ1=30°)上に発光素子65が、第
1の受光素子66の右側の反射角θ2(例えばθ2=3
0°)上に第2の受光素子67が、それぞれ設置されて
いる。
【0159】発光素子65からコードパターン80に向
けて赤外線が照射されると、反射型バーコード78の黒
色バーの部分では赤外線が吸収され、バーとバーの間で
は紙77が露呈しているため赤外線が反射して、その反
射光88が法線81上にある第1の受光素子66で受光
される。従って光学読取装置を図34に示す矢印F方向
に走査することにより、反射光型バーコード78のコー
ド情報が光学的に読み取られる。
【0160】発光素子65から照射された赤外線が蛍光
発光型バーコード79に当たると、その中の蛍光体が励
起されて蛍光89を発し、それが第2の受光素子67で
受光され、潜像の蛍光発光型バーコード79が検出され
る。
【0161】本実施例では蛍光発光型バーコード79が
反射光型バーコード78の付近に印刷され、蛍光発光型
バーコード79の検出によりその反射光型バーコード7
8が偽造でない真正なマークであることを示している。
また、蛍光発光型バーコード79でバーコードを印刷す
ることもでき、その上に反射光型バーコード78を印刷
して、情報の多重化を図ることもできる。
【0162】図36は、光学読取装置の回路構成を示す
ブロック図である。図中の82は発光素子65であるL
EDの駆動回路、83は第1の受光素子66を含む反射
光型バーコード検出回路、84は第2の受光素子67を
含む蛍光発光型バーコード検出回路、85a,85bは
増幅回路、86は二値化回路、87はデコード回路であ
り、これらの回路構成により蛍光発光型バーコード79
と反射光型バーコード78が読取られ、デジタル信号と
して出力される。前記二値化回路86ならびにデコード
回路87などで読取判断部90が構成されている。
【0163】図37に示すように、発光素子65の入射
角θ1を45°とし、検出面75上の黒色の反射光型バ
ーコード78に赤外線を照射して、第1の受光素子66
の法線81に対する位置位置θ2(光の正反射角からの
ずれ角度θ3)を種々変化させた場合のS/Nを測定し
た結果を次の表3に示す。なお、発光素子65から検出
面75までの距離ならびに検出面75から受光素子66
までの距離はそれぞれ一定とした。
【0164】 表 3 θ2 θ3 S/N 位置(1) 0° −45° 2.16 位置(2) 5° −40° 1.87 位置(3) 10° −35° 1.68 位置(4) 15° −30° 1.61 位置(5) 17° −28° 1.46 位置(6) 19° −26° 1.38 位置(7) 20° −25° 1.38 位置(8) 21° −24° 1.20 位置(9) 23° −22° 1.05 位置(10) 25° −20° 1.00 位置(11) 30° −15° 1.00 位置(12) 35° −10° 1.00 位置(13) 40° −5° 1.00 位置(14) 45° 0° 1.00 位置(15) 50° 5° 1.00 位置(16) 55° 10° 1.00 位置(17) 60° 15° 1.00 位置(18) 65° 20° 1.00 位置(19) 67° 22° 1.05 位置(20) 69° 24° 1.20 位置(21) 70° 25° 1.38 位置(22) 71° 26° 1.38 位置(23) 73° 28° 1.46 位置(24) 75° 30° 1.50 位置(25) 80° 35° 1.58 位置(26) 85° 40° 1.76 位置(27) 90° 45° 1.95 反射光型バーコード78を正確に読み取るためには、S
/Nは1.5以上必要である。これを条件に前記表を参
酌すると、正反射の位置から30°以上(θ3≧±30
°)、好ましくは40°以上(θ3≧±40°)ずれた
位置〔前記表で位置(1)〜位置(4)と位置(24)
〜位置(27)〕に受光素子66を配置すれば、反射光
型バーコード78を正確に検出することができる。この
試験は受光素子66を法線81を間にして発光素子65
とは反対側に配置したが、受光素子66を発光素子65
と同じ側に配置しても1.5以上のS/Nが得られるこ
とが他の実験で確認されている。
【0165】図38は本発明の第9実施例を示す図で、
この例では検出面75の法線81上に発光素子65が配
置され、第1の受光素子66と第2の受光素子67がそ
の法線81に対してそれぞれ30°傾いた位置に設けら
れている。
【0166】図39ならびに図40は本発明の第10実
施例を示す図で、前記第8、9実施例では発光素子6
5、受光素子66、67を一列に配置したが、本実施例
では発光素子65と受光素子66、67を例えば円周方
向において120°ずつ間隔をおいて三方から傾斜する
ように寄せ集めた状態に配置されている。
【0167】この場合は図40に示すように、発光素子
65から発せられる赤外線76を検出面75の点Bに照
射したときの正反射光の光路ABを中心軸とし、前記点
Bを頂点として、中心軸ABと円錐面のなす角度αが3
0°となる仮想円錐形を外れた位置に、受光素子66
(67)を配置して反射光88を受光するようになって
いる。
【0168】図41は、本発明の第11実施例を説明す
るための図である。本実施例の場合、発光素子アレイ1
20から出力される赤外線のコードパターン121に対
する入射角θ1を約45°とし、この赤外線の正反射角
からのずれ約30°ずれた位置に第1反射ミラー122
を、また約60°ずれた位置(θ3=60°)、すなわ
ち発光素子アレイ120側に第2反射ミラー123を、
それぞれ配置している。
【0169】その第1反射ミラー122の反射光路上に
は、第1結像レンズ124、コードパターン121から
の蛍光を通過させて発光素子アレイ120からの赤外線
の反射光をカットする光学フィルタ125、蛍光を受光
する第1受光素子アレイ126がそれぞれ配置されてお
り、また第2反射ミラー123の反射光路上には、第2
結像レンズ124ならびに発光素子アレイ120からの
赤外線の反射光を受光する第2受光素子アレイ128が
それぞれ配置されている。
【0170】図42は、本発明の第12実施例を説明す
るための図である。この実施例の場合、コードパターン
80からの光(蛍光または反射光)の光路上には結像レ
ンズ70とハーフミラー96が順次配置されており、そ
のハーフミラー96によって2つの光路97a,97b
に分けられる。
【0171】そして第1光路97a上には蛍光を透過す
る発光素子光カットフィルタ73と蛍光を受光する第2
受光素子67が、第2光路97b上には発光素子65か
らの反射光を受光する第1受光素子66が、それぞれ配
置されている。
【0172】図43は、本発明の第13実施例を説明す
るための図である。この実施例で前記第12実施例と相
違する点は、ハーフミラー96の代わりにダイクロイッ
クミラー98を用い、発光素子光カットフィルタ73を
省略した点である。このダイクロイックミラー98は、
蛍光を反射して発光素子光を透過するか、あるいは蛍光
を透過して発光素子光を反射する光学的性質を備えてい
る。
【0173】図44は、本発明の第14実施例を説明す
るための図である。この実施例で前記第12実施例と相
違する点は、結像レンズ70の光路上前方(コードパタ
ーン80側)に発光素子用ハーフミラー99を配置し
て、発光素子65から出力される照射光はこのハーフミ
ラー99を介してコードパターン80を照射している点
である。
【0174】この実施例ではハーフミラー96を使用し
ているが、その代わりにダイクロイックミラー98を用
いて発光素子光カットフィルタ73を省略してもよい。
【0175】発光素子65からの照射光をコードパター
ン80の面に対して斜めに入射させる場合、発光素子6
5の前方に配置している集光レンズ(図示せず)の焦点
距離の関係で、発光素子65とコードパターン80の間
の距離が常に一定であれば、コードパターン80を適正
に走査することが可能である。しかし、発光素子65と
コードパターン80の間の距離が短くなったり長くなっ
たりすると、コードパターン80を適正に走査すること
が難しくなる。
【0176】その点この第14実施例のように、ハーフ
ミラー99を利用して発光素子65からの照射光をコー
ドパターン80の面に対して直角に入射させれば、発光
素子65とコードパターン80の間の距離の変動に余り
影響されることなく、コードパターン80を適正に走査
することができる。
【0177】なお、図示していないが前記実施例12〜
14においても、他の実施例と同様に受光素子66、6
7に増幅回路が接続されている。
【0178】情報パターンからの蛍光ならびに反射光を
受光素子に導くのに、ガラスファイバなどの導光体を用
いることもできる。
【0179】前記各実施例ではバーコードを付した場合
を説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば数字、記号、特殊形状のマークなど他のマー
クの読み取りも可能である。
【0180】前記各実施例ではカードあるいはラベルを
使用した場合を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えばシート状、袋状、伝票状、各種形
状を有する部材など他の形態の情報記録媒体の読み取り
も可能である。
【0181】
【発明の効果】本発明は前述のような構成になっている
ため、反射型情報パターンを有する情報記録媒体、蛍光
発光型情報パターンを有する情報記録媒体、反射型情報
パターンと蛍光発光型情報パターンを併用した情報記録
媒体などが使用可能となる。
【0182】しかも情報記録媒体の区別が自動的にで
き、それぞれの情報パターンに合った増幅率が得られる
から、情報パターンの読み取りが正確に行われ、信頼性
の向上が図れる。
【0183】
【発明の効果】第1の本発明は前述のように、情報パタ
ーンに対して発光素子から光を間欠的に照射することに
より、発光素子の点灯時には情報パターンの反射光から
反射光型情報パターンを、消灯時には情報パターンの残
光から蛍光発光型情報パターンを、それぞれ読み取るこ
とができる。
【0184】また、反射光型情報パターンか蛍光発光型
情報パターンかの区別が自動的にでき、それぞれの情報
パターンに適合した増幅率が得られ、情報パターンの読
み取りが正確に行われ、信頼性の向上が図れる。
【0185】第2の本発明は前述のように、光学フィル
タを作動状態と非作動状態に切り替えることにより、反
射光型情報パターンと蛍光発光型情報パターンの両方を
読み取ることができる。
【0186】また光学フィルタならびに受光素子がそれ
ぞれ1つで、反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パ
ターンの両方を読み取ることができる。
【0187】第3の本発明は前述のように、発光素子の
切り替えることにより反射光型情報パターンと蛍光発光
型情報パターンの両方を読み取ることができ、しかも発
光素子の切り替えであるから構成ならびに制御も簡単で
ある。
【0188】第4の本発明は前述のように、それぞれの
受光素子により反射光型情報パターンと蛍光発光型情報
パターンの両方を読み取ることができ、しかも発光素子
の間欠的な点灯、光学フィルタや発光素子の切り替えな
どの複雑な動作が不要で、信頼性の向上が図れる。
【0189】第5の本発明は前述のように、光路分岐手
段により光路を分岐しているため、反射光型情報パター
ンを読み取る受光素子と蛍光発光型情報パターンを読み
取る受光素子の配置に裕度がでて、設計が簡単になるな
どの諸種の利点を有している。
【0190】第6の本発明は前述のように、蛍光発光型
の情報パターンを使用しているから、従来提案された赤
外線吸収型の情報パターンに比較して高い検出感度が得
られ、そのため情報の読み取りが正確である。
【0191】また紫外線励起型の蛍光体もあるが、この
種の蛍光体は励起波長の範囲が広く可視光領域までにも
及ぶから、通常の可視光によっても励起されることがあ
り、そのために蛍光発光型情報パターンの検出精度がよ
くない。これに対して赤外線励起型の蛍光体はその励起
波長が可視光領域より離れており、赤外線を照射しない
と励起しないから、蛍光発光型情報パターンの検出精度
が良い。
【0192】第7の本発明は前記第1の発明と同様に、
情報パターンに対して発光素子から光を間欠的に照射す
ることにより、発光素子の点灯時には情報パターンの反
射光から反射光型情報パターンを、消灯時には情報パタ
ーンの残光から蛍光発光型情報パターンを、それぞれ読
み取ることができ、時間的効率が良い。
【0193】また、反射光型情報パターンか蛍光発光型
情報パターンかの区別が自動的にでき、それぞれの情報
パターンに適合した増幅率が得られ、情報パターンの読
み取りが正確に行われ、信頼性の向上が図れる。
【0194】第8の本発明は前記第2の発明と同様に、
光学フィルタを作動状態と非作動状態に切り替えること
により、反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パター
ンの両方を読み取ることができる。
【0195】また光学フィルタならびに受光素子がそれ
ぞれ1つで、反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パ
ターンの両方を読み取ることができる。
【0196】第9の本発明は前述のように、時分割的に
反射光型情報パターンと蛍光発光型情報パターンの両方
を読み取ることができる。
【0197】第10の本発明は前述のように、蛍光発光
型と反射光型のタイプの異なる情報パターンを併用して
いるから、従来提案されたものよりも高い検出精度が得
られるという諸種の特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光学読取装置を備えたバ
ーコードリーダの平面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る光学読取装置の読取
ヘッドの分解斜視図である。
【図3】図2のX−X方向の断面図である。
【図4】図2のY−Y方向の断面図である。
【図5】本発明で使用されるカードの平面図である。
【図6】本発明で使用される他のカードの平面図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例に係る光学読取装置のブロ
ック図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る光学読取装置の発光
素子、受光素子などのタイミングチャートである。
【図9】その光学読取装置中の増幅率切替部ならびに増
幅回路の電気回路図である。
【図10】その光学読取装置中の増幅率切替部ならびに
増幅回路の電気回路図である。
【図11】本発明で使用される他のカードの平面図であ
る。
【図12】そのカードの一部拡大断面図である。
【図13】本発明で使用される他のカードの平面図であ
る。
【図14】本発明の第2実施例に係る光学読取装置中の
増幅率切替部ならびに増幅回路の他の電気回路図であ
る。
【図15】本発明の第3実施例に係る光学読取装置の概
略構成を示す斜視図である。
【図16】その光学読取装置に用いられる受光素子アレ
イの説明図である。
【図17】その受光素子アレイに用いられる電子シャッ
タの動作を説明するための図である。
【図18】その光学読取装置の発光素子、受光素子なら
びに電子シャッタのタイミングチャートである。
【図19】その光学読取装置の発光素子、受光素子なら
びに電子シャッタのタイミングチャートである。
【図20】本発明の第4実施例に係る光学読取装置の蛍
光発光型バーコードパターンを読み取る際の状態を示す
斜視図である。
【図21】その光学読取装置の反射光形バーコードパタ
ーンを読み取る際の状態を示す斜視図である。
【図22】その光学読取装置に使用する光学フィルタの
特性を示すスペクトル図である。
【図23】その光学読取装置に使用する光学フィルタの
切替手段の一例を示す要部斜視図である。
【図24】その光学読取装置に使用する光学フィルタの
切替手段の他の例を示すブロツク図である。
【図25】本発明の第5実施例に係る光学読取装置の概
略構成図である。
【図26】その光学読取装置の発光素子ならびに受光素
子のタイミングチャートである。
【図27】2つの発光素子アレイの発光スペクトルと光
学フィルタの光学特性を示す図である。
【図28】この光学読取装置の読取原理を説明するため
の図である。
【図29】本発明の第6実施例に係る光学読取装置の概
略構成図である。
【図30】本発明の第7実施例に係る光学読取装置の概
略構成図である。
【図31】本発明の第8実施例に係る光学読取装置の要
部を断面した側面図である。
【図32】その光学読取装置の正面図である。
【図33】その光学読取装置の発光素子と受光素子の配
置を示す図である。
【図34】その光学読取装置で読取られるコードパター
ンの説明図である。
【図35】その光学読取装置の発光素子と受光素子の配
置を示す図である。
【図36】その光学読取装置の回路構成図である。
【図37】第1の受光素子の位置を説明するための図で
ある。
【図38】本発明の第9実施例に係る光学読取装置の概
略構成図である。
【図39】本発明の第10実施例に係る光学読取装置の
発光素子と受光素子の配置を示す平面図である。
【図40】その光学読取装置の発光素子と受光素子の配
置を説明するための図である。
【図41】本発明の第11実施例に係る光学読取装置の
概略構成図である。
【図42】本発明の第12実施例に係る光学読取装置の
概略構成図である。
【図43】本発明の第13実施例に係る光学読取装置の
概略構成図である。
【図44】本発明の第14実施例に係る光学読取装置の
概略構成図である。
【図45】従来提案された光学読取装置を説明するため
の図である。
【図46】その光学読取装置で読取られるバーコードパ
ターンを説明するための図である。
【図47】その光学読取装置の発光ダイオードと受光フ
ォトダイオードの位置関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 読取ヘッド 4、4a〜4d カード 9 発光素子 10 受光素子 12 バーコードパターン 12a 反射型バーコードパターン 12b 蛍光発光型バーコードパターン 27 情報表示部 34 判定部 35 増幅率切替部 36 増幅回路 36a,36b 増幅器 37 バーコード読取判断部 38 駆動制御部 40 光学読取装置 41 バーコード 41a 蛍光発光型バーコード 41b 反射光型バーコード 42 ラベル 43 発光素子アレイ 43a 第1発光素子アレイ 43b 第1発光素子アレイ 46 受光素子アレイ 47 信号処理部 48 フォトダイオード 49 CCD 50 電子シャッタ 51 光学フィルタ 52 切替スイッチ 53 読取回路 54 判断回路 55 駆動回路 56 駆動手段 65 発光素子 66 第1受光素子 67 第2受光素子 71 可視光カットフィルタ 73 発光素子カットフィルタ 75 検出面 76 赤外線 77 紙 78 反射光型バーコード 79 蛍光発光型バーコード 80 コードパターン 83 反射光型バーコード検出部 84 蛍光発光型バーコード検出部 85a,85b 増幅回路 86 二値化回路 87 デコード回路 88 反射光 89 蛍光 90 読取判断部 96 ハーフミラー 97a 第1光路 97b 第2光路 98 ダイクロイックミラー 99 発光素子用ミラー 120 発光素子アレイ 121 コードパターン 122 第1反射ミラー 123 第2反射ミラー 125 光学フィルタ 126 第1受光素子アレイ 128 第2受光素子アレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 要二 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 大岩 恒美 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に形成されている反射光型
    情報パターンからの反射光による情報の読み取りと、蛍
    光発光型情報パターンから発する蛍光による情報の読み
    取りの両方が可能な光学読取装置において、 前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情報パター
    ン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を所定回
    数間欠的に照射する発光素子と、 前記情報パターンからの光を受光する受光素子と、 前記情報パターンからの光が、前記発光素子の消灯の際
    に情報パターンから発する蛍光か、前記発光素子の点灯
    時の情報パターンからの反射光かを前記受光素子の出力
    状態から判定する判定部と、 前記受光素子からの出力信号を増幅する増幅回路と、 前記判定部からの判定信号に基づいて前記増幅回路の増
    幅率を切り替える増幅率切替部とを備えたことを特徴と
    する光学読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記増幅率切替
    部の切り替え動作が前記判定部の判定信号によって自動
    的に切り替わるように構成されていることを特徴とする
    光学読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記増幅率切替
    部の切り替え動作が手動で行われるように構成されてい
    ることを特徴とする光学読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、前記情報パター
    ンの全体を照射する発光素子と、 その情報パターンからの光をそれぞれ受光して、受光状
    態を一時的に記憶する多数の受光素子を直列に配置した
    受光素子アレイと、 前記各受光素子からの出力を時系列的に順次読み出す検
    出部とを備えたことを特徴とする光学読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、前記受光素子ア
    レイが、 直列に配置した多数のフォトダイオードと、 各フォトダイオードからの電荷をそれぞれ蓄積する多数
    の電荷結合素子と、 前記反射光型情報パターンの読み取り時にはフォトダイ
    オードからの電荷を電荷結合素子に導き、蛍光発光型情
    報パターンを読み取るときで、前記発光素子の点灯中に
    フォトダイオードに溜まった電荷を放出して電荷結合素
    子に導かず、発光素子の消灯中にフォトダイオードに溜
    まった電荷を電荷結合素子に導くように構成された電荷
    制御手段とを備えていることを特徴とする光学読取装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、前記電荷制御手
    段が電子シャツタであることを特徴とする光学読取装
    置。
  7. 【請求項7】 情報記録媒体に形成されている反射光型
    情報パターンからの反射光による情報の読み取りと、蛍
    光発光型情報パターンから発する蛍光による情報の読み
    取りの両方が可能な光学読取装置において、 前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情報パター
    ン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照射す
    る発光素子と、 前記情報パターンからの反射光をカットし、前記蛍光発
    光型情報パターンからの蛍光を透過する光学フィルタ
    と、 前記情報パターンからの光を受光する受光素子と、 前記光学フィルタを作動状態と非作動状態に切り換える
    フィルタ状態切換手段と、 その受光素子からの出力を読み出す検出部と、 前記光学フィルタの切換動作に連動して前記検出部の増
    幅率を切り替える増幅率切替切換手段と、 前記検出部からの検出信号に基づいて前記情報パターン
    を読み取る情報読取部とを備えたことを特徴とする光学
    読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、前記情報読取部
    で情報が読み取れないときに前記フィルタ状態切換手段
    により光学フィルタの作動状態、非作動状態を切り替え
    る制御手段を設けたことを特徴とする光学読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、前記情報パター
    ンの全体を照射する発光素子と、 その情報パターンからの光をそれぞれ受光して、受光状
    態を一時的に記憶する多数の受光素子を直列に配置した
    受光素子アレイと、 前記各受光素子からの出力を時系列的に順次読み出す検
    出部とを備えたことを特徴とする光学読取装置。
  10. 【請求項10】 情報記録媒体に形成されている反射光
    型情報パターンからの反射光による情報の読み取りと、
    蛍光発光型情報パターンから発する蛍光による情報の読
    み取りの両方が可能な光学読取装置において、 前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情報パター
    ン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照射す
    る第1の発光素子と、 前記情報パターンに対して前記第1の発光素子とは異な
    る波長の光を照射する第2の発光素子と、 前記第1の発光素子と第2の発光素子の照射動作の切り
    替えを行う照射動作切替手段と、 前記情報パターンからの光を受光する受光素子と、 前記情報パターンと受光素子の光路間に配置され、前記
    第1の発光素子から照射された光の反射光をカットし、
    前記蛍光発光型情報パターンから発する蛍光と、前記第
    2の発光素子から照射された光の反射光を透過する光選
    択手段と、 前記受光素子からの出力を読み出す検出部と、 その検出部からの検出信号に基づいて前記情報パターン
    を読み取る情報読取部とを備えたことを特徴とする光学
    読取装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載において、前記光選択
    手段は光学フィルタであることを特徴とする光学読取装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載において、前記光選択
    手段は反射ミラーであることを特徴とする光学読取装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載において、前記第2の
    発光素子の光強度と、前記第1の発光素子による蛍光発
    光型情報パターンからの蛍光の光強度が同程度であるこ
    とを特徴とする光学読取装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載において、前記情報パ
    ターンの全体を照射する第1の発光素子ならびに第2の
    発光素子と、 その情報パターンからの光をそれぞれ受光して、受光状
    態を一時的に記憶する多数の受光素子を直列に配置した
    受光素子アレイと、 前記各受光素子からの出力を時系列的に順次読み出す検
    出部とを備えたことを特徴とする光学読取装置。
  15. 【請求項15】 請求項10または請求項14記載にお
    いて、前記照射動作切替手段が、前記第1の発光素子か
    らの照射が停止して情報パターンからの蛍光の残光を受
    光しなくなったのちに第2の発光素子の照射を行うよう
    に構成されていることを特徴とする光学読取装置。
  16. 【請求項16】 情報記録媒体に形成されている反射光
    型情報パターンからの反射光による情報の読み取りと、
    蛍光発光型情報パターンから発する蛍光による情報の読
    み取りの両方が可能な光学読取装置において、 前記情報パターンに対して前記蛍光発光型情報パターン
    中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照射する
    発光素子と、 前記情報パターンからの反射光を受光する第1の受光素
    子と、 前記情報パターンからの反射光をカットし、前記蛍光発
    光型情報パターンからの蛍光を透過する光学フィルタ
    と、 その光学フィルタを通過した蛍光を受光する第2の受光
    素子と、 前記第1の受光素子からの検出信号を増幅する第1の増
    幅回路と、 前記第2の受光素子からの検出信号を増幅する第2の増
    幅回路とを備えたことを特徴とする光学読取装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載において、前記第1の
    受光素子の前に外乱光カット用フィルタを設けたことを
    特徴とする光学読取装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載において、前記第1の
    受光素子が前記発光素子から出力される照射光の正反射
    角よりずれた位置に配置されていることを特徴とする光
    学読取装置。
  19. 【請求項19】 請求項16記載において、前記第1の
    受光素子のずれ角度θ3が±30°以上(θ3≧±30
    °)であることを特徴とする光学読取装置。
  20. 【請求項20】 情報記録媒体に形成されている反射光
    型情報パターンからの反射光による情報の読み取りと、
    蛍光発光型情報パターンから発する蛍光による情報の読
    み取りの両方が可能な光学読取装置において、 前記情報パターンに対して、前記蛍光発光型情報パター
    ン中の蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照射す
    る発光素子と、 前記情報パターンからの光路上に光路を分岐する光路分
    岐手段と、 その光路分岐手段で分岐された第1光路上に配置され、
    前記蛍光発光型情報パターンからの蛍光を受光する第1
    の受光素子と、 前記光路分岐手段で分岐された第2光路上に配置され、
    前記情報パターンからの反射光を受光する第2の受光素
    子と、 前記第1の受光素子からの検出信号を増幅する第1の増
    幅回路と、 前記第2の受光素子からの検出信号を増幅する第2の増
    幅回路とを備えたことを特徴とする光学読取装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載において、前記光路分
    岐手段がハーフミラーで、前記第1の受光素子の受光面
    側に情報パターンからの反射光をカットし、かつ前記蛍
    光発光型情報パターンからの蛍光を透過する光学フィル
    タを設けたことを特徴とする光学読取装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載において、前記光路分
    岐手段が情報パターンからの反射光を透過し、前記蛍光
    発光型情報パターンからの蛍光を反射するダイクロイッ
    クミラーであり、そのダイクロイックミラーで反射した
    蛍光を前記第1の受光素子で受光するように配置されて
    いることを特徴とする光学読取装置。
  23. 【請求項23】 請求項20記載において、前記情報パ
    ターンからの光路上で前記光路分岐手段よりも情報パタ
    ーン側に発光素子用ハーフミラーを設け、前記発光素子
    からの照射光を情報パターンに対して垂直に導入するよ
    うに構成されていることを特徴とする光学読取装置。
  24. 【請求項24】 請求項1ないし23記載のいずれかに
    おいて、前記蛍光発光型情報パターン中の蛍光体が赤外
    線励起型蛍光体で、発光素子から照射される光が赤外線
    であることを特徴とする光学読取装置。
  25. 【請求項25】 基材上に蛍光発光型情報パターンと、
    その蛍光発光型情報パターン中の蛍光体の励起波長を含
    んだ波長領域の光を反射する反射光型情報パターンとを
    設けた情報記録媒体を用い、 発光素子から前記両方の情報パターンに対して、前記蛍
    光体の励起波長を含んだ波長領域の光を所定回数間欠的
    に照射し、 その情報パターンからの光を受光素子で受光するととも
    に、 前記情報パターンからの光が、前記発光素子の消灯の際
    に情報パターンから発する蛍光か、前記発光素子の点灯
    時の情報パターンからの反射光かを前記受光素子の出力
    状態から判定して、 その判定信号に基づいて前記受光素子に接続される増幅
    回路の増幅率を切り替えることを特徴とする光学読取シ
    ステム。
  26. 【請求項26】 請求項25記載において、前記発光素
    子で情報パターンの全体を照射して、 その情報パターンからの光を直列に配置した多数のフォ
    トダイオードでそれぞれ受光して、各フォトダイオード
    からの電荷をそれぞれ多数の電荷結合素子に蓄積して受
    光状態を一時的に記憶し、各電荷結合素子からの出力を
    時系列的に順次読み出す際、 前記反射光型情報パターンの読み取り時はフォトダイオ
    ードからの電荷を電荷結合素子に導き、 蛍光発光型情報パターンの読み取り時で、前記発光素子
    の点灯中にフォトダイオードに溜まった電荷を放出して
    電荷結合素子に導かず、発光素子の消灯中にフォトダイ
    オードに溜まった電荷を電荷結合素子に導くように電荷
    の流れを制御することを特徴とする光学読取システム。
  27. 【請求項27】 基材上に蛍光発光型情報パターンと、
    その蛍光発光型情報パターン中の蛍光体の励起波長を含
    んだ波長領域の光を反射する反射光型情報パターンとを
    設けた情報記録媒体を用い、 発光素子から前記両方の情報パターンに対して、前記蛍
    光体の励起波長を含んだ波長領域の光を照射し、 その情報パターンからの光を受光素子で受光するととも
    に、 前記情報パターンからの反射光をカットし、前記蛍光発
    光型情報パターンからの蛍光を透過する光学フィルタを
    前記受光素子の受光面側に移動可能に設け、 前記発光素子で情報パターンを照射したにもかかわらず
    受光素子の出力がないときには、前記光学フィルタを受
    光素子の光路上に移動させることを特徴とする光学読取
    システム。
  28. 【請求項28】 請求項27記載において、前記光学フ
    ィルタの移動動作に連動して、前記受光素子に接続され
    る増幅回路の増幅率を切り替えることを特徴とする光学
    読取システム。
  29. 【請求項29】 請求項28記載において、前記光学フ
    ィルタの移動と増幅回路の増幅率の切り替えを行う操作
    端を設け、その操作端を操作することにより前記蛍光発
    光型情報パターンならびに反射光型情報パターンのいず
    れか一方の読み取りが選択できることを特徴とする光学
    読取システム。
  30. 【請求項30】 基材上に蛍光発光型情報パターンと、
    その蛍光発光型情報パターン中の蛍光体の励起波長を含
    んだ波長領域の光を反射する反射光型情報パターンとを
    設けた情報記録媒体を用い、 前記蛍光体の励起波長を含んだ波長領域の光を出力する
    第1の発光素子と、前記蛍光発光型情報パターンから発
    せられる蛍光と同じ波長領域の光を出力する第2の発光
    素子とにより、前記情報パターンを交互に繰り返して照
    射し、 その情報パターンからの光を受光する受光素子の受光面
    側に、前記第1の発光素子から照射される光の反射光を
    カットし、前記蛍光を透過する光学フィルタを設け、 前記第1の発光素子の照射時に受光素子に受光された情
    報を蛍光発光型情報パターンからの情報、前記第2の発
    光素子の照射時に受光素子に受光された情報を反射光型
    情報パターンからの情報として認識することを特徴とす
    る光学読取システム。
  31. 【請求項31】 請求項30記載において、前記第1の
    発光素子からの照射が停止して受光素子の出力がなくな
    ったのちに第2の発光素子の照射を行うことを特徴とす
    る光学読取システム。
  32. 【請求項32】 請求項25ないし31記載において、
    前記蛍光発光型情報パターンならびに反射光型情報パタ
    ーンが重畳または併設されていることを特徴とする光学
    読取システム。
  33. 【請求項33】 基材上に蛍光体を分散保持した蛍光発
    光型情報パターンと、その蛍光体の励起波長を含んだ波
    長領域の光を反射する反射光型情報パターンとが設けら
    れていることを特徴とする情報記録媒体。
  34. 【請求項34】 請求項33記載において、前記蛍光体
    が赤外線の照射で励起波する蛍光体であることを特徴と
    する情報記録媒体。
  35. 【請求項35】 請求項33記載において、前記蛍光発
    光型情報パターンと反射光型情報パターンとが重畳した
    状態で形成されていることを特徴とする情報記録媒体。
  36. 【請求項36】 請求項35記載において、前記反射光
    型情報パターンの上に蛍光発光型情報パターンが形成さ
    れていることを特徴とする情報記録媒体。
  37. 【請求項37】 請求項33記載において、前記蛍光発
    光型情報パターンと反射光型情報パターンとが併設した
    状態で形成されていることを特徴とする情報記録媒体。
JP6050749A 1993-03-19 1994-03-22 光学読取装置、光学読取システムならびにそれに用いる情報記録媒体 Withdrawn JPH0757039A (ja)

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JP5-166346 1993-06-10
JP5-60265 1993-06-10
JP16634693 1993-06-10
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196726A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Dainippon Printing Co Ltd 蛍光体読取装置
JP2010521665A (ja) * 2007-03-14 2010-06-24 アイ−センス インコーポレイテッド 電気化学的バイオセンサ測定システム
JP2017139546A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 セイコーエプソン株式会社 スキャナーおよび画像データの生成方法

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