JPH06337955A - 光学読取装置 - Google Patents

光学読取装置

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Publication number
JPH06337955A
JPH06337955A JP5127256A JP12725693A JPH06337955A JP H06337955 A JPH06337955 A JP H06337955A JP 5127256 A JP5127256 A JP 5127256A JP 12725693 A JP12725693 A JP 12725693A JP H06337955 A JPH06337955 A JP H06337955A
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JP
Japan
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light
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reading
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printing layer
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Pending
Application number
JP5127256A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Oshima
敏夫 大嶋
Masahito Nishida
雅人 西田
Yoji Takeuchi
要二 竹内
Tsunemi Oiwa
恒美 大岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP5127256A priority Critical patent/JPH06337955A/ja
Publication of JPH06337955A publication Critical patent/JPH06337955A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコードなどの情報の読み取りが確実で、
しかも読取時間の短縮が図れる光学読取装置を提供する
にある。 【構成】 赤外線を吸収して励起光を発する赤外線励起
性インクにより印刷された印刷層10を有する情報記録
媒体4の前記印刷層10の情報を光学的に読み取る光学
読取装置において、前記印刷層10の全面を同時に照射
する発光素子6と、前記発光素子6の消灯時の印刷層1
0からの励起光をそれぞれ受光して、受光状態を一時的
に記憶する多数の受光素子7を直列に配置した受光素子
アレイ8と、前記各受光素子7からの出力を時系列的に
順次読み出す検出部15と、その検出部15からの検出
信号に基づいて前記印刷層10に記録されている情報を
読み取る情報読取部16とを備えたことを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバーコードある
いは他の形態のマークなどを光学的に読み取る光学読取
装置に係り、特に赤外線励起性インクにより印刷された
印刷層を有する情報記録媒体の前記印刷層の情報を光学
的に読み取る光学読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、流通産業界を中心に各産業界でバ
ーコードによる物の管理などが盛んに行われたり、ま
た、各種プリペイドカードあるいは通行カードなどにも
バーコードが印刷され、バーコードリーダなどと称され
ている光学読取装置を用いてこのバーコードを読み取
り、所定の処理動作が行われるようになっている。
【0003】従来、特開昭57−90783号公報に記
載されているように、コード情報を有する蛍光体層に赤
外線を照射して蛍光体を励起し、照射を遮断したときの
蛍光体から発する残光を受光素子で受光して、その受光
信号から前記蛍光体層のコード情報を読み取る光学読取
装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えばカードなどの情
報記録媒体に記録されているコード情報を読み取る際、
カードを手に持ってあるいはカード搬送手段に保持して
光学読取装置のガイド溝を通すことにより、あるいはハ
ンドスキャナからなる光学読取装置でカード上を走査す
ることにより、コード情報を読み取るのが一般的であ
る。
【0005】ところで前記提案の光学読取装置では、コ
ード情報を有する蛍光体層に赤外線をスポット的に照射
してその部分の蛍光体を励起し、照射を遮断したときの
その部分の残光を受光する構成になっているため、コー
ド情報の読み取りが正確に行われない心配がある。
【0006】即ち、1本のバーコードにおける走査方向
の最低幅は0.2mm程度で、カードと光学読取装置
(光学ヘッド)の相対的な走査速度は1m/sec程度
であるから、1本のバーコードを照射する時間は0.2
msec程度の極めて短時間である。そのため蛍光体が
十分に励起されず、蛍光体からの残光量は極めて少な
く、受光素子の出力が不十分で誤検出の原因となる。
【0007】このようなことが起こらないようにするた
めには、カードと光学読取装置(光学ヘッド)の相対的
な走査速度を遅くすればよいが、そうすると必然的に読
み取りに時間がかかり非能率的であるなどの諸問題を有
している。
【0008】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消して、バーコードなどの情報の読み取りが確実
で、しかも読取時間の短縮が図れる光学読取装置を提供
するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、赤外線を吸収して励起光と異なる波長の
光を発する赤外線励起性インクにより印刷された印刷層
を有する情報記録媒体の前記印刷層の情報を光学的に読
み取る光学読取装置を対象とするものである。
【0010】そして赤外線を前記印刷層の全面を同時に
照射する発光素子と、前記発光素子の消灯時の印刷層か
らの発光をそれぞれ受光して、受光状態を一時的に記憶
する多数の受光素子を直列に配置した受光素子アレイ
と、前記各発光素子からの出力を時系列的に順次読み出
す検出部と、その検出部からの検出信号に基づいて前記
印刷層に記録されている情報を読み取る情報読取部とを
備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明は前述のような構成になっているため、
前記印刷層全体を同時に照射することができるから、従
来のように印刷層上を走査するものに比較して蛍光体の
励起が十分になされ、そのため印刷層での情報の読み取
りが正確であり、信頼性の向上が図れる。
【0012】しかも各発光素子からの出力を時系列的に
順次読み出すことができるから、高速処理が可能で読み
取り時間の短縮化が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本実施例に係る光学読取装置(バーコードリ
ーダ)の平面図、図2はその光学読取装置のブロック
図、図3はその光学読取装置で読み取られるカードの平
面図、図4はそのカードの要部拡大断面図、図5は発光
素子、受光素子などのタイミングチャートである。
【0014】図1に示すように光学読取装置(バーコー
ドリーダ)は装置本体1と、装置本体1内に装着された
読取ヘッド2と、この読取ヘッド2に接続されて後述す
るような諸制御を行う素子を搭載したプリント基板3と
から主に構成されている。
【0015】同図に示すように前記装置本体1の上面に
はカード4が挿通されるガイド溝5が形成されており、
このガイド溝5の内側壁面に臨むように前記読取ヘッド
2が取り付けられている。
【0016】後述のバーコードパターンを有するカード
4が手操作で前記ガイド溝5に沿って矢印方向に挿通さ
れ、その間にバーコードパターンの情報が前記読取ヘッ
ド2によって光学的に読み取られる。
【0017】この読取ヘッド2には図2に示すように、
近赤外線を含む赤外線を発光する発光ダイオード(例え
ば中心波長か780〜850nmのもの)からなる1個
もしくは復数個の発光素子6と、多数の受光素子7を読
み取り方向に沿って直列に配置した受光素子アレイ8と
を有している。
【0018】次にカード4の構成について、図3ならび
に図4を用いて説明する。このカード4は例えば各種プ
リヘイドカード、テレホンカード、通行カードなどとし
て使用される。
【0019】このカード4の所定位置には情報表示部9
が設けられ、その情報表示部9には目視できない潜像の
バーコードパターンを有する印刷層10が形成されてい
る。
【0020】このカード4の内部構造は図4に示すよう
に、基材11a、11bと、基材11aの上に形成され
た印刷層10と、ホットメルト系接着剤などからなる非
溶剤系の接着剤層12a、12bと、透明な保護シート
13a、13bとからなり、一体の積層構造を有してい
る。
【0021】前記基材11aは例えば酸化チタンなどの
白色顔料を分散、保持した塩化ビニル系シートなどから
構成され、赤外光を反射する性質を有している。基材1
1bの方は、不透明であっても透明であっても構わな
い。
【0022】前記印刷層10には、赤外線(近赤外線を
含む)の照射によって励起される蛍光体微粒子と、それ
を分散、保持する透明なバインダーとからなるインク、
すなわち赤外線を吸収して励起光を発する赤外線励起性
インクによりバーコードが印刷されている。
【0023】前記蛍光体微粒子としては、例えば染料名
ローダミン6G、チオフラビン、エオシンなどの有機化
合物、あるいはNdP5 14、LiNdP4 12、Al
3Nb(BO3 4 などの無機化合物が用いられる。
【0024】前記バインダーとしては、例えばワック
ス、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、カーボ
ネートなどの単独あるいは混合物が使用される。なお、
必要に応じて可塑剤、界面活性剤などが適宜添加され
る。
【0025】前記バーコードパターンは、スタートマー
クならびにストップマークに挟まれた単位コードの集合
体で構成されている。
【0026】つぎに図2を用いて本発明の実施例に係る
光学読取装置の構成を説明する。図中の4は情報を読み
取るために光学読取装置中を搬送されるカードで、前述
のように所定の位置に潜像の印刷層10を有する情報表
示部9が形成されている。
【0027】この情報表示部9(印刷層10)に接近し
て発光ダイオードからなる発光素子6が配置され、情報
表示部9(印刷層10)から発せられる発光は受光素子
アレイ8で受光される。
【0028】図5は前記発光素子6からの発光のタイミ
ング、情報表示部9(印刷層10)からの発光の状態な
らびに受光素子アレイ8の出力状態を示すタイミングチ
ャートである。
【0029】同図の(a)に示すように発光素子6は、
点灯時間T1 および消灯時間T2 が共に500μsec
の略等しい時間間隔でオン、オフ駆動し、情報表示部9
(印刷層10)の全面に対して間欠的に赤外光を照射す
るようになっている。図中のS1 は、発光素子6の点灯
信号を示している。なお、発光素子6による照射は原則
的には1回でよいが、本実施例では読取精度をさらに高
めるため点灯、消灯を2回繰り返している。
【0030】印刷層10にバーコードパターンが存在す
れば照射された赤外光により印刷層10中の蛍光体微粒
子が励起され、そのため同図(b)に示すように発光素
子6の点灯が終了するまで、出力が増大する。そして発
光素子6からの照射を停止しても、印刷層10から放出
される残光(励起光)14を各受光素子7がそれぞれ検
出する。この残光14は時間とともに減少するため、予
め基準値Vsを設定しておき、この基準値Vsと比較す
ることにより、発光素子6が消灯した直後に印刷層10
のバーコードパターンに対応した矩形信号S3 を得るこ
とができる。
【0031】受光素子アレイ8は印刷層10に形成され
る最小単位幅のバーコードとそれぞれ対応するように多
数の受光素子7が配列されているから、印刷層10のバ
ーコードパターンに応じて受光素子7が残光14を受光
したり受光しなかったりする。各受光素子7の初期状態
は所定の電圧が印加されて等しく電荷が蓄積されている
が、残光14を受光した受光素子7は電荷の蓄積量が少
なくなるかあるいは零になり、残光14を受光しない受
光素子7とは区別でき、受光素子アレイ8に電圧を印加
しない以上前述の電荷の蓄積状態が維持され、換言すれ
ば受光素子アレイ8の受光状態が記憶される。
【0032】図2中の15は各受光素子7(1,2,3
……n−1,n個)からの出力を時系列的に順次読み出
す検出部で、その検出部15からの検出信号17に基づ
いて印刷層10に記録されているバーコードパターンを
情報読取部16で読み取る仕組みになっている。
【0033】なお、この実施例では前記検出部15と情
報読取部16とが別になっているが、所定のプログラム
に基づいてCPUなどの1つの演算部で検出部15と情
報読取部16の両機能を実行することもでき、その方が
より高速処理が可能である。
【0034】前記実施例ではバーコードを付した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
な、例えば数字、記号、特殊形状のマークなど他のマー
クの読み取りも可能である。
【0035】前記実施例ではカードを使用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
な、例えばシート状、伝票状など他の形態の情報記録媒
体の読み取りも可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は前述のような構成になっている
ため、前記印刷層全体を同時に照射することができるか
ら、従来のように印刷層上を走査するものに比較して蛍
光体の励起が十分になされ、そのため印刷層での情報の
読み取りが正確であり、信頼性の向上が図れる。
【0037】しかも各発光素子からの出力を時系列的に
順次読み出すことができるから、高速処理が可能で読み
取り時間の短縮化が図れるなどの利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光学読取装置を備えたバ
ーコードリーダの平面図である。
【図2】本発明の実施例に係る光学読取装置のブロック
図である。
【図3】本発明の実施例で使用されるカードの平面図で
ある。
【図4】そのカードの要部拡大断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る光学読取装置の発光素
子、受光素子などのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 装置本体 2 読取ヘッド 4 プリペイドカード 6 発光素子 7 受光素子 8 受光素子アレイ 9 情報表示部 10 印刷層 11 基材 14 残光 15 検出部 16 情報読取部 17 検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岩 恒美 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線を吸収して蛍光を発する赤外線励
    起性インクにより印刷された印刷層を有する情報記録媒
    体の前記印刷層の情報を光学的に読み取る光学読取装置
    において、 赤外線によって前記印刷層の全面を同時に照射する発光
    素子と、 前記発光素子の消灯時の印刷層からの発光をそれぞれ受
    光して、受光状態を一時的に記憶する多数の受光素子を
    直列に配置した受光素子アレイと、 前記各受光素子からの出力を時系列的に順次読み出す検
    出部と、 その検出部からの検出信号に基づいて前記印刷層に記録
    されている情報を読み取る情報読取部とを備えたことを
    特徴とする光学読取装置。
JP5127256A 1993-05-28 1993-05-28 光学読取装置 Pending JPH06337955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5127256A JPH06337955A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 光学読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5127256A JPH06337955A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 光学読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06337955A true JPH06337955A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14955551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5127256A Pending JPH06337955A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 光学読取装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06337955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5971276A (en) * 1996-02-08 1999-10-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of reading pattern and optical signal reader

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020521