JPH0756387Y2 - 配管ケースの前面板 - Google Patents

配管ケースの前面板

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JPH0756387Y2
JPH0756387Y2 JP8131288U JP8131288U JPH0756387Y2 JP H0756387 Y2 JPH0756387 Y2 JP H0756387Y2 JP 8131288 U JP8131288 U JP 8131288U JP 8131288 U JP8131288 U JP 8131288U JP H0756387 Y2 JPH0756387 Y2 JP H0756387Y2
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JP
Japan
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front plate
frame
substrate
hollow
piping case
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JP8131288U
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JPH025475U (ja
Inventor
憲一郎 青山
国男 西村
勇 石黒
文彦 後藤
大助 山内
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東陶機器株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は配管ケースの前面板に関するものである。
(従来の技術及びその課題) 小便器等を前面に取り付けた前面板を壁面から離間して
床上に起設し、壁面と前面板間に配管類を配設し、上方
をカウンタで覆った配管ケースが実開昭62-11981号外で
開示されている。
配管ケース内に配設される配管類は給水管や排水管で、
これら配管の外に脱臭用の排気管も配設され、排気管は
便器の吸引排臭を行う外、例えば前面板下方から配管ケ
ース内に床上の臭気を吸引し、排臭を行う場合もある
が、この場合配管ケース内を負圧にする必要があり、高
出力の負圧発生機が必要であったり、排水管と前面板下
方をつなぐ配管類を必要とし、部品点数が多くなり、又
組付工数も多くなる等不利である。
本考案は以上の問題点を解決すべくなされたもので、そ
の目的とする処は、特別な配管類を要することなく前面
板下方の臭気を吸引排臭し得るようにし、部品点数の削
減と構造の簡易化、現場施工の容易化を図るにある。
(課題を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、壁前面に離間し
て設けられ、裏面と壁との間に配管類を配設するように
した配管ケースの前面板において、前面板は、基板と、
基板の表面に貼着されたタイル等の外装材と、基板の裏
面に設けられた補強用のフレームとから成り、このフレ
ームの少なくとも一部を中空に形成し、フレームの下部
には内部の中空部と外部とを連通する前方に開口する通
孔を設けた。
(上記手段による作用) 上記手段によれば、前面板のフレームに中空部を形成し
たのでこれが臭気用のダクトとなり、下部等のスリット
等の通孔から床上の臭気等を中空ダクトから吸引排出す
ることができる。
(実施例) 次に本考案の好適する一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。
第1図は配管ケースの縦断側面図で、配管ケース1は壁
Wから離間して配設され、床F上に起立し、壁Wと平行
する前面板2と、壁Wと前面板2で画成される配管スペ
ースS上方を塞ぐカウンタ15とからなる。
前面板2は基板3とこれの表面に貼着された多数のタイ
ル4…とからなり、基板3はGRC(Glass Reinforced Co
ncrete)パネルで成形されている。基板3は裏面四周に
補強用のフレーム部5が実施例では断面矩形に裏側に突
出する如く一体に設けられ、フレーム部5は第3図、第
4図の如く上下の枠部5a,5b、左右の側枠部5c,5d、側枠
部5c,5d間に横架された上下の中間横枠部5e,5fを備え、
これら各枠部は上記の如く基板2と全一体で夫々が連続
して成形されている。
前面板2の基板3に設けたフレーム部5の中間下横枠部
5f中央部には小便器22の排水管接続部が通る通孔5gが形
成され、又上下の中間横枠部5e,5fには小便器取付用及
び後述するステイ取付用の取付穴5h…が形成されてい
る。
以上の前面板2の基板3に設けたフレーム部5の一部、
実施例では上枠部5a、左右の側枠部5c,5d,下枠部5bの内
部を中空として通路6を形成し、枠部5a,5b,5c,5dの各
通路6a,6b,6c,6dは相互に連通させる。下枠部5bの前面
はタイル4…の非着部とし、下枠部5bには前方に開口す
る横長のスリット状通孔7を形成し、通孔7は前面板2
の横幅略一杯に下端に連続して形成され、通孔7は左右
方向に不連続に複数設けても良い。かかる通孔により通
路6内と外気とを連通せしめる。そして上枠部5aの左右
方向中間部には裏側に開口する接続孔8を形成する。
壁Wから前方に上下の略Z型のステイ9,10をボルト11を
介して止着突設し、ステイ9,10の先端を折曲起立せしめ
て前面板2のフレーム部5の枠部5e,5fにボルト12等に
より止着し、前面板2を壁Wの前方に離間し床F上に直
立状態で取付支持する。上部ステイ9上方には更にステ
イ13をボルト11で止着し、ステイ13に支持板14を止着
し、この上にカウンタ15を載置支持せしめる。
以上の前面板2と壁Wとの間のスペースS内に配管類を
収納支持せしめる。上部ステイ9には給水管16を取付金
具17を介して取付支持せしめ、上下のステイ9,10間には
壁Wにボルト11で止着することによりコ型のステイ18を
配設し、これの上片18a上に脱臭用排気管19を、下片18b
に通気管20を夫々取付金具17を介して取付支持せしめ、
又下部ステイ10下面には排水管21を取付金具17を介して
取付支持せしめる。
前面板2の前面には小便器22を取付支持せしめ、小便器
22の上部給水部をジョイントパイプ23を介して給水管16
に接続し、又上部排臭部をジョイントパイプ24を介して
排気管19に接続し、更に下部排水部をジョイントパイプ
25を介して排水管21に接続するとともに分岐パイプで通
気管20にも接続する。排気管19のジョイントパイプ24は
更に上方にジョイントパイプ26を接続延設し、該パイプ
26は上部をL型に屈曲し、その先部に例えばゴム等のジ
ョイントホース27を接続する。
ホース27は第2図に示す如く先部にフランジ部27aを備
え、これの先にテーパ状先端部27bが形成され、該先端
部27bをフレーム部5の上枠部5a裏面に形成した接続孔
8に軽圧入し、フランジ部27aは例えばステイ9の起立
した先部9aの一部にビス28,28で止着し、排気管19と前
面板フレーム部5内の通路6とを連通する。
以上により前面板2裏面の基板フレーム部5内の通路6
内に排気管19内の吸引排気用負圧が作用し、フレーム部
5の下枠部5bの前方に開口したスリット状通孔7から小
便器22下方で床F上に漂う臭気は通路6内に吸引され、
管路27,26,24を介して排気通路に導かれ、排出されるこ
ととなる。
第5図は上記した通路の変更実施例を示し、図は第4図
と同様に前面板2の裏面を示し、基本構造は前記と同一
なので同一部分には同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
GRCの基板3の裏面四周にはフレーム5の枠部5a,5b,5c,
5d及び中間の横枠5e,5fを形成するが、かかる枠部の他
に左右方向の中心から一方に偏寄した部分に枠部5a,5e,
5f,5bを縦につなぐように中間の縦枠部55を一体に形成
する。かかる縦枠部55の内部を中空として縦に通路56を
形成し、通路56の縦部56a上端は上枠部5aの裏面に開口
した接続孔8と接続し、下端は下枠部5b内に形成した通
路6bと接続し、下枠部5bには前面に開口するスリット状
通孔7を備える。枠部の他の部分は中実とする。
このように通路は任意に形成する。
第6図は本考案の第2実施例を示すものである。
本実施例は前面板102をケイ酸カルシウム製の基板103の
表面にタイル104…を貼着したものを用い、基板103の裏
面にはフレーム105を設けて補強する。フレーム105は横
に設けられた上下の枠部105a,105b、左右の側枠部105
c、左右の側枠部105cの中間部に横架された中間枠105e
及びブラケット105i,105j等からなる。基板102の裏面四
周を囲繞する枠部105a,105b,105cを中空の角パイプ状と
して内部の中空部が相互に連通する如くして通路106を
形成し、下枠105bの正面側にスリット状通孔107を形成
し、又上枠105aの裏面側中央には接続孔108を形成した
ものである。
このようにフレームを基板と一体化したものに通路等を
形成しても良い。
以上実施例は小便器用の前面板を例として挙げたが、大
便器用、洗面台用等実施の対象は任意である。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、前面板を、基板
と、基板の表面に貼着されたタイル等の外装材と、基板
の裏面に設けられた補強用のフレームとから構成し、こ
のフレームの少なくとも一部を中空に形成し、フレーム
の下部には内部の中空部と外部とを連通する前方に開口
する通孔を設けたので、前面板下部からの排臭にさい
し、吸気用金具、前面板裏面の排臭ダクトや専用の配管
類が不要となり、排臭構造の簡単化、機器、部品点数の
削減が図れ、又現場施工も排気管と前面板の通路の一部
に形成した接続孔を連結するだけで足り容易である他、
前面板のフレームを利用するのでこれを中空にしたり、
パイプ材を用いることで上記が図れる等多大な利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は配管ケ
ースの縦断側面図、第2図は同要部の拡大断面図、第3
図は正面図、第4図は前面板の裏面図、第5図は前面板
の通路形成の他の例の裏面図、第6図は前面板の他の実
施例の縦断側面図である。 尚図面中、Wは壁、1は配管ケース、2は前面板、3は
基板、5,55,105はフレーム、6,56,106は通路、7,107は
通孔である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 文彦 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東 陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 山内 大助 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶機 器株式会社東京支社内 (56)参考文献 実公 平6−26601(JP,Y2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁前面に離間して設けられ、裏面と壁との
    間に配管類を配設するようにした配管ケースの前面板に
    おいて、前記前面板は、基板と、基板の表面に貼着され
    たタイル等の外装材と、基板の裏面に設けられた補強用
    のフレームとから成り、このフレームの少なくとも一部
    を中空に形成し、フレームの下部には内部の中空部と外
    部とを連通する前方に開口する通孔を設けたことを特徴
    とする配管ケースの前面板。
  2. 【請求項2】前記前面板はGRCパネルで形成し、これの
    裏面に一体的に形成されたフレームを中空に形成した請
    求項1の配管ケースの前面板。
  3. 【請求項3】前記前面板は裏面に別体のパイプフレーム
    を接合して成り、該フレーム内の中空部を通路とした請
    求項1の配管ケースの前面板。
JP8131288U 1988-06-20 1988-06-20 配管ケースの前面板 Expired - Lifetime JPH0756387Y2 (ja)

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JPH025475U JPH025475U (ja) 1990-01-16
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JPH0714649Y2 (ja) * 1988-07-11 1995-04-10 デルタ工業株式会社 ねじ締結構造

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