JPH0756226A - カメラの緊定装置 - Google Patents

カメラの緊定装置

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JPH0756226A
JPH0756226A JP19962293A JP19962293A JPH0756226A JP H0756226 A JPH0756226 A JP H0756226A JP 19962293 A JP19962293 A JP 19962293A JP 19962293 A JP19962293 A JP 19962293A JP H0756226 A JPH0756226 A JP H0756226A
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JP
Japan
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tightening
camera
external member
shaft
posture
Prior art date
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JP19962293A
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English (en)
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Tsuyoshi Fukuda
強 福田
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Canon Inc
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Publication date
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非使用時と使用時の位置が切換可能にカメラ
に組み付けられたストロボ装置を、非使用時の待機位置
に保持する緊定装置の微調整を簡単に行なうことができ
るようにする。 【構成】 カメラの固定部に組み付けられて、非使用時
の待機位置である第1位置と使用時の第2位置との間で
移動又は姿勢切換が可能に設けられたカメラの外部部材
と、この外部部材を前記第1位置から使用時の第2位置
に移動又は姿勢切換させる付勢力を作用する付勢部材
と、この付勢力に抗して外部部材を前記第1位置に保持
するように前記固定部と外部部材を移動不能又は姿勢切
換不能に連係する緊定部材と、前記固定部又は外部部材
のいずれかに設けられて緊定部材と前記連係をする緊定
部と、該緊定部材と緊定部の連係を解除する解除手段と
を備えたカメラの緊定装置において、緊定部材を、外部
部材に固定の回動中心軸で軸支された緊定レバーとし、
この緊定レバーの回動中心軸を偏心調整可能な軸とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの緊定装置、詳し
くは、例えば非使用時と使用時の位置が切換可能にカメ
ラに組み付けられたストロボ装置等の外部部材を、非使
用時の待機位置に保持するための緊定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カメラにおいては、従来より、通常はカ
メラに内蔵または密着する待機位置に位置し、使用時に
のみカメラ外部に突出または起きあがった使用位置に移
動して使用されるストロボ装置やその他の操作部材が、
位置切換型の外部部材としてしばしば設けられている。
【0003】このような外部部材の位置切換を行なわせ
るための装置は、例えばカメラ本体に設けた収納凹所及
び外部部材の位置切換移動を案内する手段と共に、外部
部材を外部に突出させる方向に付勢する付勢部材と、外
部部材に係合してこの付勢力に抗して該外部部材を内蔵
位置または待機位置に保持しかつ使用時にはこの保持係
合を解除して該外部部材の使用位置への突出を許す緊定
装置とにより、待機状態と使用状態の切換が可能に構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】ところで前記外部
部材の待機の姿勢や位置、あるいは緊定装置の係合の確
実性などは、付勢部材によって外部方向への突出力が付
勢されている該外部部材に対して、緊定部材がどのよう
に係り合うかによって決まる。
【0005】しかし、この外部部材と緊定装置の係合関
係は、それぞれの部品寸法公差、剛性不足、それぞれの
取付面の位置誤差等によってかなりのばらつきが生ずる
ことは一般に避け難い。このためにこれらの部品をアッ
センブルした製品においては外装部材とカメラ本体の隙
間が一定せず、大きな隙間が出来てしまう製品となるこ
ともあり、逆の場合は緊定のかかり余裕が不足し、緊定
装置による外部部材の保持が不良ないし不安定となるこ
ともあり、これらの問題を防止するためには厳しい部品
品質の管理が要求される。
【0006】また、寸法ばらつきが比較的大きな部品を
使用した場合に、製品においての前記したような隙間誤
差をなくすためには、例えば緊定部材の取付面にワッシ
ヤを挟み込むことによって調整をする方法も考えられる
が、この方法では、一度全ての部品を組み込んだ後で隙
間の有無,程度を確認し、不適当なものについては、も
う一度緊定部材を取り外し最適なワッシャを選択して組
み付ける作業が必要になり、作業にたいへん時間と手間
がかかるために生産性の低下、製品の大幅なコストアッ
プが避けられないという問題を招く。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、部品寸法等の品質管理の負担を軽減しながら、部品
公差等に由来して製品に生ずる不具合(例えば前記の隙
間のばらつき)を、比較的簡単な作業で解消できる新規
な構成の緊定装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】前記の目的を達
成する本発明よりなるカメラの緊定装置の特徴は、カメ
ラの固定部と、該固定部に組み付けられて非使用時の待
機位置である第1位置と使用時の第2位置との間で移動
又は姿勢切換が可能に設けられたカメラの外部部材と、
この外部部材を前記第1位置から使用時の第2位置に移
動又は姿勢切換させる付勢力を作用する付勢部材と、こ
の付勢力に抗して外部部材を前記第1位置に保持するよ
うに前記固定部と外部部材を移動不能又は姿勢切換不能
に連係する緊定部材と、前記固定部又は外部部材のいず
れかに設けられて緊定部材と前記連係をする緊定部と、
該緊定部材と緊定部の連係を解除する解除手段とを備え
たカメラの緊定装置において、前記緊定部材及び緊定部
の少なくともいずれか一方には、これらの位置を前記外
部部材の移動方向又は姿勢切換方向に調整可能な位置決
め手段を設けたという構成をなすところにある。
【0009】前記のような緊定部材と緊定部との連係に
より外部部材を第1位置に保持する本発明の緊定装置の
より具体的な構成としては、第一には、緊定部材を外部
部材に固定の回動中心軸で枢支された緊定レバーとし、
位置決め手段を、偏心調整可能な該緊定レバーの回動中
心軸として構成したものを挙げることができる。
【0010】また、第二の具体例としては、緊定部を外
部部材に固定する位置調整板により形成し、位置決め手
段を、外部部材の孔部に嵌合する第1の軸部と位置調整
板の貫通孔に嵌合する第2の軸部とが偏心して設けられ
た偏心調整可能な軸体により構成したものを挙げること
ができる。
【0011】更に第三の具体例としては、緊定部を外部
部材に固定する位置調整板により形成し、位置決め手段
を、位置調整板に螺合貫通すると共に貫通先端が外部部
材に係合するネジ軸により構成したものを挙げることが
できる。
【0012】これらの構成によって、第一の具体例では
緊定レバーの回転中心となる軸を偏心調整することによ
り、簡単で時間もかけず調整できる。
【0013】第二の具体例では、前記位置調整板の取付
位置を偏心調整可能な軸体で偏心調整した後に、固定ビ
スで該位置調整板を外部部材に固定するという簡単な作
業で時間とコストをかけずに調整を実現できる。
【0014】第三の具体例では、位置調整板の高さをネ
ジ軸で調整した後、固定ビスで該位置調整板を外部部材
に固定するという簡単な作業で、時間とコストをかけず
に緊定装置の調整を実現できる。
【0015】
【実施例】
実施例1 図1、図2は、ストロボ装置をカメラの本体に外装組付
けた本発明の実施例1を示すものであり、図1は部品展
開斜視図、図2は一部縦断面図である。
【0016】これらの図において、1はカメラのストロ
ボ装置の全体を示し、発光ランプなどを保持したフレー
ムを兼ねたカバー10の一端側において、軸部1bを中
心に、第1位置である待機位置(図2の姿勢参照)と、
第2位置である使用時の発光位置(図示せず)との間を
回動可能にカメラ本体の固定部に軸支され、この回動に
より2位置間で姿勢切換できるようになっている。また
このストロボ装置にはカバー10と下記本体固定部のス
トッパ21の間にバネ5が張設されて、発光位置に姿勢
切換できるように図2の時計回り方向の付勢力が与えら
れている。
【0017】2は緊定部材としての緊定レバーであり、
カメラ本体の固定部材4に固定された回動中心の軸をな
す下記緊定レバー軸3により回動可能に軸支されている
と共に、上端部の緊定爪2aが、前記ストロボ装置のカ
バー10に設けた係合部1aと係合して該ストロボ装置
1の待機位置を決定するように設けられている。該係合
部1aはカバー10の側部に設けた取付部1cにビス止
めされたL字形のブラケットにより構成されている。な
お緊定レバー2は、バネ6により図2の反時計回り方向
(緊定爪2aが係合部1aと係合する方向)に付勢され
ている。
【0018】緊定レバー2を軸穴2bで回動可能に軸支
する前記の緊定レバー軸3は、前記固定部材4の穴4a
と回転可能に嵌合する足(第1の軸部)3aと、この足
3aとは所定量偏心しかつ緊定レバー2に回動可能に軸
支する嵌合部(第2の軸部)3bとを備えている。
【0019】8は図示しないアクチュエータ等により図
2の矢印方向に移動される緊定解除部材であり、該移動
によって緊定レバー2を前記バネ6の付勢力に抗して図
2の時計回り方向に回転させて緊定爪2aとカバー10
の係合部1aとの係合を外し、緊定を解除するように設
けられている。11はカメラの外装部材であり、ストロ
ボ装置1が図示の待機位置にあるときに、カバー10と
共にカメラの外装表面を形成するように設けられてい
る。
【0020】21はカメラ本体に設けられた軸状のスト
ッパであり、前記緊定が解除され、ストロボ装置がバネ
5の付勢力で発光位置に姿勢切換したときに、カバー1
0の長穴端部として設けられているストッパ部10aと
当接してストロボ装置1の発光位置(つまり使用時の姿
勢)を決定するように設けられている。
【0021】そして緊定レバー軸3により図示の如く回
動可能に軸支された前記の緊定レバー2は、緊定爪2a
側の端部が、外装部材11の延長部11aに設けた貫通
孔11b、及びカバー10に設けた貫通孔10bを挿通
して前記係合部1aに連係係合できるように設けられて
いる。
【0022】以上のような構成において、ストロボ装置
のカバー10とカメラ本体の外装部材11とで形成され
るカメラの外装表面にあっては、ストロボ装置の非使用
時の図示状態で現われる外観隙間が、製品の外観や製品
不良などに大きな影響を持つ。ここで外観隙間とは、カ
バー10と外装部材11の間に生ずる図示クリアランス
Xのことである。
【0023】すなわち、クリアランスXの大きさは、カ
バー10が緊定装置で保持された位置で決まるものであ
り、具体的には、緊定レバー2の上下方向の位置決め状
態、およびストロボ装置lのカバー10に設けられた係
合部1aの位置決め状態で決定され、このクリアランス
Xが大きくなると外観の品位が劣ることになって商品価
値が低下し、反対にクリアランスXが小さく、零となる
ような極端な場合には、緊定をかけることが出来ずに、
不良品となってしまう。一般にはこのクリアランスXの
大きさは、0.1mmから0.6mm程度が適当であ
る。
【0024】このようにこの隙間の管理は、外観品位が
良質で機能的にも品質の揃った製品を大量生産するため
には重要であるが、本例においては、緊定装置のかかり
程度の調整を次ぎのように比較的簡単な作業で行なうこ
とができる。
【0025】すなわち本例においては、緊定レバー軸3
は足3aを中心として回転可能に設けられており、この
回転により、偏心した嵌合部3bは上下方向の位置を微
調整できるようになっている。したがってこの嵌合部3
bに回動可能に軸支された緊定レバー2は、上下方向の
位置が移動でき、その緊定爪2aにより係合保持される
ストロボ装置と外装部材11の間のクリアランスXは、
簡単に調整できる。
【0026】このように外観の品位に影響するクリアラ
ンスXの隙間は、従来の構成に比ベて大幅に短縮した時
間で調整することが可能になるとともに、従来よりもよ
り品位の良い外観を得ることができる効果がある。
【0027】なお本実施例では外観のクリアランスおよ
びかかり余裕を調整する外部部材としてストロボ装置を
用いて説明したが、他の部材、例えばリモコンの受光部
等の場合であっても全く同じ効果が得られることは言う
までもなく、以下の実施例においても同様である。
【0028】実施例2 図3、図4は、ストロボ装置をカメラの本体に外装組付
けた本発明の実施例2を示すものであり、図3は部品展
開斜視図、図4は一部縦断面図である。
【0029】これらの図において、51はカメラのスト
ロボ装置の全体を示し、発光ランプなどを保持したフレ
ームを兼ねたカバー71の一端側において、軸部51b
を中心に、第1位置である待機位置(図4の姿勢参照)
と、第2位置である使用時の発光位置(図示せず)との
間を回動可能にカメラ本体の固定部に軸支され、この回
動により2位置間で姿勢切換できるようになっている。
またこのストロボ装置にはカバー71と下記本体固定部
のストッパ57の間にバネ56が張設されて、発光位置
に姿勢切換できるように図4の時計回り方向の付勢力が
与えられている。
【0030】53は緊定部材としての緊定レバーであ
り、カメラ本体の固定部材54に固定された回動中心の
軸をなす下記緊定レバー軸62により回動可能に軸支さ
れていると共に、上端部の緊定爪53aが、前記ストロ
ボ装置のカバー71に設けた係合部52aと係合して該
ストロボ装置の待機位置を決定するように設けられてい
る。該係合部52aはカバー71の側部に設けた取付け
部71cにビス止めされたL字形のブラケット52によ
り構成されている。なお緊定レバー53は、バネ59に
より図4の反時計回り方向(緊定爪53aが係合部52
aと係合する方向)に付勢されている。
【0031】緊定レバー53を軸穴53bで回動可能に
軸支する前記の緊定レバー軸62は、前記固定部材54
の穴54aと先端小径軸が嵌合して、この緊定レバー軸
62の位置を位置決めしている。
【0032】58は図示しないアクチュエータ等により
図4の矢印方向に移動される緊定解除部材であり、該移
動によって緊定レバー53を前記バネ59の付勢力に抗
して図4の時計回り方向に回転させて緊定爪53aとカ
バー71の係合部52aとの係合を外し、緊定を解除す
るように設けられている。72はカメラの外装部材であ
り、ストロボ装置が図示の待機位置にあるときに、カバ
ー71と共にカメラの外装表面を形成するように設けら
れている。
【0033】57はカメラ本体に設けられた軸状のスト
ッパであり、前記緊定が解除され、ストロボ装置がバネ
56の付勢力で発光位置に姿勢切換されたときに、カバ
ー71の長穴端部として設けられているストッパ部71
aと当接してストロボ装置の発光位置(つまり使用時の
姿勢)を決定するように設けられている。
【0034】そして緊定レバー軸62により図示の如く
回動可能に軸支された前記の緊定レバー53は、緊定爪
53a側の端部が、外装部材72の延長部72aに設け
た貫通孔72b、及びカバー71に設けた貫通孔71b
を挿通して前記係合部52aに連係係合できるように設
けられている。
【0035】以上のような構成において、ストロボ装置
のカバー71とカメラ本体の外装部材72とで形成され
るカメラの外装表面にあっては、ストロボ装置の非使用
時の図示状態で現われる外観隙間が、製品の外観や製品
不良などに大きな影響を持つことは実施例1で述べた通
りであり、外観隙間が、カバー71と外装部材72の間
に生ずる図示クリアランスXを指すこと、更にこのクリ
アランスXの大きさの影響、適当な大きさ等についても
実施例1で述べたと同様である。
【0036】このようにこの隙間の管理は、外観品位が
良質で機能的にも品質の揃った製品を大量生産するため
には重要であるが、本例においては、緊定装置のかかり
程度の調整を次ぎのように比較的簡単な作業で行なうこ
とができる。
【0037】すなわち本例では、カバー71の側部に設
けた取付け部71cに、L字形のブラケット52をビス
55で固定させようにした構造部を設け、このブラケッ
ト52の上下方向位置を偏心軸部をもった調整軸61で
微調整できるようにしたことを特徴としている。このた
めに、ブラケット52には、取付け部71cに上下一対
に設けた突起71d,71dが上下方向について遊度を
もって貫通される上下一対の長穴52b,52bが設け
られていると共に、これら長穴と平行して上下方向に長
い長穴52cと、左右方向に長い長穴52dが設けられ
ている。また前記取付け部71cには、前記上下一対の
突起71d,71dと平行して、上側のネジ孔71eと
下側の嵌合孔71fが設けられている。そして前記調整
軸61は、嵌合孔71fに嵌合する先端小径軸部61a
と、ブラケット52の長穴52dと上下方向には密にか
つ左右方向には遊度をもって嵌合する中間軸部61b
と、作業者がこの調整軸を回転操作するための頭部61
cとを有し、先端小径軸部61aと中間軸部61bは偏
心して設けられている。
【0038】したがって、ブラケット52を取付け部7
1cに組付け、ビス55で緩く止めた状態で調整軸61
の頭部61cを回転させることで、該ブラケット52は
上下方向の位置が微調整され、これによって緊定部72
aの位置が上下方向に移動するので、ストロボ装置と外
装部材11の間の前記クリアランスXを簡単に調整でき
る。
【0039】このように外観の品位に影響するクリアラ
ンスXの隙間は、従来の構成に比ベて大幅に短縮した時
間で調整することが可能になるとともに、従来よりもよ
り品位の良い外観を得ることができる効果がある。
【0040】実施例3 図5、図6は、ストロボ装置をカメラの本体に外装組付
けた本発明の実施例3を示すものであり、図5は部品展
開斜視図、図6は一部縦断面図である。
【0041】これらの図において、101はカメラのス
トロボ装置の全体を示し、発光ランプなどを保持したフ
レームを兼ねたカバー121の一端側において、軸部1
01bを中心に、第1位置である待機位置(図6の姿勢
参照)と、第2位置である使用時の発光位置(図示せ
ず)との間を回動可能にカメラ本体の固定部に軸支さ
れ、この回動により2位置間で姿勢切換できるようにな
っている。またこのストロボ装置にはカバー121と下
記本体固定部のストッパ107の間にバネ106が張設
されて、発光位置に姿勢切換できるように図6の時計回
り方向の付勢力が与えられている。
【0042】103は緊定部材としての緊定レバーであ
り、カメラ本体の固定部材104に固定された回動中心
の軸をなす下記緊定レバー軸112により回動可能に軸
支されていると共に、上端部の緊定爪103aが、前記
ストロボ装置のカバー121に設けた係合部102aと
係合して該ストロボ装置の待機位置を決定するように設
けられている。該係合部102aはカバー121の側部
に設けた取付け部121cにビス止めされたL字形のブ
ラケット102により構成されている。なお緊定レバー
103は、バネ109により図6の反時計回り方向(緊
定爪103aが係合部102aと係合する方向)に付勢
されている。
【0043】緊定レバー103を軸穴103bで回動可
能に軸支する前記の緊定レバー軸112は、前記固定部
材104の穴104aに先端小径軸が嵌合して、この緊
定レバー軸112の位置を位置決めしている。
【0044】108は図示しないアクチュエータ等によ
り図6の矢印方向に移動される緊定解除部材であり、該
移動によって緊定レバー103を前記バネ109の付勢
力に抗して図6の時計回り方向に回転させて緊定爪10
3aとカバー121の係合部102aとの係合を外し、
緊定を解除するように設けられている。122はカメラ
の外装部材であり、ストロボ装置が図示の待機位置にあ
るときに、カバー121と共にカメラの外装表面を形成
するように設けられている。
【0045】107はカメラ本体に設けられた軸状のス
トッパであり、前記緊定が解除され、ストロボ装置がバ
ネ106の付勢力で発光位置に姿勢切換されたときに、
カバー121の長穴端部として設けられているストッパ
部121aと当接してストロボ装置の発光位置(つまり
使用時の姿勢)を決定するように設けられている。
【0046】そして緊定レバー軸112により図示の如
く回動可能に軸支された前記の緊定レバー103は、緊
定爪103a側の端部が、外装部材122の延長部12
2aに設けた貫通孔122b、及びカバー121に設け
た貫通孔121bを挿通して前記係合部102aに連係
係合できるように設けられている。
【0047】以上のような構成において、ストロボ装置
のカバー121とカメラ本体の外装部材122とで形成
されるカメラの外装表面にあっては、ストロボ装置の非
使用時の図示状態で現われる外観隙間が、製品の外観や
製品不良などに大きな影響を持つことは実施例1や実施
例2で述べた通りであり、外観隙間が、カバー121と
外装部材122の間に生ずる図示クリアランスXを指す
こと、更にこのクリアランスXの大きさの影響、適当な
大きさ等についても実施例1で述べたと同様である。
【0048】このようにこの隙間の管理は、外観品位が
良質で機能的にも品質の揃った製品を大量生産するため
には重要であるが、本例においては、緊定装置のかかり
程度の調整を次ぎのように比較的簡単な作業で行なうこ
とができる。
【0049】すなわち本例では、カバー121の側部に
設けた取付け部121cに、L字形の調整板としてのブ
ラケット102をビス105で固定させようにした構造
部を設け、このブラケット102の上下方向位置を調整
軸111で微調整できるようにしたことを特徴としてい
る。このために、ブラケット102には、取付け部12
1cに上下一対に設けた突起121d,121dが上下
方向について遊度をもって貫通される上下一対の長穴1
02b,102bが設けられていると共に、これら長穴
と平行して上下方向に長い長穴102c,102cが設
けられている。また前記取付け部121cには、前記上
下一対の突起121d,121dと平行して、上下一対
のネジ孔121e,121eが設けられている。そして
前記調整軸111は、ブラケット102の上端部にネジ
孔102eをもつように形成されたフランジ部102d
を直角に折り曲げて設け、このネジ孔102eに該調整
軸111を貫通螺合させてその先端を前記取付け部12
1cの上面に係合させ、該調整軸111の回転によりブ
ラケット101の高さ位置を微調整した後、ビス105
を螺着固定して該ブラケットの位置決めを終了する。
【0050】これによって緊定部102aの位置が上下
方向に微調整されるので、ストロボ装置と外装部材12
2の間の前記クリアランスXを簡単に調整できる。
【0051】このように外観の品位に影響するクリアラ
ンスXの隙間は、従来の構成に比ベて大幅に短縮した時
間で調整することが可能になるとともに、従来よりもよ
り品位の良い外観を得ることができる効果がある。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、緊
定部材により保持される外部部材と、それに相対する外
装部材との隙間、およびかかり余裕の管理は、前記実施
例1では、緊定部材である緊定レバーの回動中心となる
軸を偏心調整可能とすることにより微調整でき、実施例
2においては、外部部材の緊定部をなす調整板であるブ
ラケットを、偏心軸部をもつ調整軸の偏心操作で調整す
ることにより微調整でき、実施例3においては、調整板
であるブラケットを調整軸の螺合状態で高さ調節するこ
とで微調整することができ、いずれの場合にも、従来に
比べて調整時間を大幅に短縮することが可能となるとと
もに、カメラの外観を従来に比べて品位を上げることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例を示す部品展開斜
視図
【図2】図2は本発明の第1の実施例を示す一部縦断面
【図3】図3は本発明の第2の実施例を示す部品展開斜
視図
【図4】図4は本発明の第2の実施例を示す一部縦断面
【図5】図5は本発明の第3の実施例を示す部品展開斜
視図
【図6】図6は本発明の第3の実施例を示す一部縦断面
【符号の説明】
1:ストロボ装置、2:緊定レバー、3:緊定レバー
軸、4:固定部材、5:バネ、6:バネ、8:解除部
材、10:ストロボのカバー、11:外装部材、51:
ストロボ装置、52:ブラケット、53:緊定レバー、
54:固定部材、55:ビス、56:バネ、57:スト
ッパ、58:緊定解除部材、59:バネ、61:調整
軸、62:緊定レバー軸、71:ストロボ装置のカバ
ー、72:外装部材、101:ストロボ装置、102:
ブラケット、103:緊定レバー、104:固定部材、
105:ビス、106:バネ、107:ストッパ、10
8:緊定解除部材、109:バネ、111:調整軸、1
12:緊定レバー軸、121:ストロボ装置のカバー、
122:外装部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの固定部と、該固定部に組み付け
    られて非使用時の待機位置である第1位置と使用時の第
    2位置との間で移動又は姿勢切換が可能に設けられたカ
    メラの外部部材と、この外部部材を前記第1位置から使
    用時の第2位置に移動又は姿勢切換させる付勢力を作用
    する付勢部材と、この付勢力に抗して外部部材を前記第
    1位置に保持するように前記固定部と外部部材を移動不
    能又は姿勢切換不能に連係する緊定部材と、前記固定部
    又は外部部材のいずれかに設けられて緊定部材と前記連
    係をする緊定部と、該緊定部材と緊定部の連係を解除す
    る解除手段とを備えたカメラの緊定装置において、前記
    緊定部材及び緊定部の少なくともいずれか一方には、こ
    れらの位置を前記外部部材の移動方向又は姿勢切換方向
    に調整可能な位置決め手段を設けたことを特徴とするカ
    メラの緊定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、緊定部材が、外部部
    材に固定の回動中心軸で枢支された緊定レバーであり、
    位置決め手段が、偏心調整可能な該緊定レバーの回動中
    心軸であることを特徴とするカメラの緊定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、緊定部を外部部材に
    固定する位置調整板により形成し、位置決め手段は、外
    部部材の孔部に嵌合する第1の軸部と位置調整板の貫通
    孔に嵌合する第2の軸部とが偏心して設けられた偏心調
    整可能な軸体により構成されていることを特徴とするカ
    メラの緊定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、緊定部を外部部材に
    固定する位置調整板により形成し、位置決め手段は、位
    置調整板に螺合貫通すると共に貫通先端が外部部材に係
    合するネジ軸により構成されていることを特徴とするカ
    メラの緊定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6788893B2 (en) 2001-12-25 2004-09-07 Nikon Corporation Moving member holding device
US7352963B2 (en) 2004-06-15 2008-04-01 Canon Kabushiki Kaisha Camera

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US6788893B2 (en) 2001-12-25 2004-09-07 Nikon Corporation Moving member holding device
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