JPH0756215Y2 - 電話番号記録簿 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家庭、事業所等において使用される電話番号
記録簿に関する。

〔従来の技術〕

従来の電話番号記録簿は、名称（名前）、電話番号、住
所等の各欄を設けるほか所望電話番号を探し易くするた
めのインデックスを設けたものが多い。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来の電話番号記録簿は、関係者の名称
（名前）、電話番号、住所等を記録しておき、所望電話
番号をインデックスを利用して速やかに探し出すのには
役立つけれども、相手先に情報等を伝達するため予め必
要事項をメモするとか、電話中に情報をメモしたい場合
に、メモ紙や筆記具を探すことがあり、これが会話中で
は相手に迷惑をかけることとなる。又、電話機のまわり
に電話番号記録簿、筆記具及びメモ紙を用意すれば場所
をとるだけでなく掃除等で紛失することがあるので、好
ましくない。

そこで、本考案は至極安価な手段によりメモ紙や筆記具
のための場所をとらずしかも紛失するおそれのない電話
番号記録簿を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段及び作用〕

電話番号記録簿１の表紙体４の二つ折り部中央に壁掛用
の穴付き突起12を突設し、表紙２の表面には表紙体４の
二つ折り部側が開口するメモ用紙７収納用の袋部８と、
この袋部８の片側と前記二つ折り部との間に筆記具９挿
込み用の切り込み部10を設け、電話をかける前とかかけ
た後、或いは電話中に必要に応じ袋部８から取り出した
メモ紙７に、切り込み部10から取り出した筆記具９で情
報等を記録できるようにしたものである。尚、この電話
番号記録簿は、使用しないとき表紙体４に突設した壁掛
け用の穴11付き突起12で壁のピンに吊しておく。

〔実施例〕

第１図及び第２図に示すように電話番号記録簿１は表紙
２及び裏表紙３を連続して二つ折りとする表紙体４に名
称（氏名）の欄、電話番号の欄、住所の欄等を設けた複
数枚の紙葉５を二つ折りにして綴込むと共に、適宜の紙
葉の自由端にインデックス６を一覧できるように突設し
てある。表紙２の下半部にはメモ用紙７を収納するため
に表紙体４の二つ折り部側が開口する袋部８を設け、さ
らに袋部８の右寄り上方にはボールペン９の如き筆記具
を挿込むための切り込み部10を二つの切れ目で形成して
いる。又、表紙体４の折曲げ部中央には取付孔11をあけ
た突起12を裏表紙３から切り起して、壁にピンで取付け
できるようにしている。

よつて、第３図に示すように電話番号記録簿１の袋部８
にメモ紙７を挿入し切り込み部10にボールペン９を挿込
んでおけば、必要に応じ直ちにメモすることができ、終
わればボールペン10を切り込み部４に挿込み、残つたメ
モ紙７は袋部８に入れて壁にかければ場所をとらない
し、又、メモ紙やボールペンを紛失することがない。

〔考案の効果〕

以上説明したように本考案によれば、電話番号記録簿の
表紙体の表紙表面に表紙体の二つ折り部側が開口するメ
モ紙収納用の袋部とその片方に筆記具を設けているの
で、電話中、あるいは電話する前と後のメモ書きに便利
であり、終われば不要のメモ紙は袋部に、筆記具は切り
込み部に挿込んで壁に掛ければ場所をとらず、紛失する
ことがない。又、メモ量の多少に関係なくメモ内容を確
実に他人に、また不在者にも伝達することができる。
尚、表紙体に袋部、切り込み部及び壁掛け用突起を形成
することによるコストアップは、量産品であるこの種の
電話番号記録簿にとつては軽微であるので、実施して効
果の大きい考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の正面図、第２図は同側面図、
第３図は使用状態を示す斜視図である。 １……電話番号記録簿、４……表紙体、６……インデッ
クス、７……メモ紙、８……袋部、９……筆記具、10…
…切り込み部、12……突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】表紙及び裏表紙を連続して二つ折りとする
   表紙体に名称（名前）の欄、電話番号の欄等のある複数
   の紙葉を綴込み、適宜の紙葉にインデックスを付した電
   話番号記録簿において、表紙体の二つ折り部中央に壁掛
   用の穴付き突起を突設し、表紙の表面には表紙体の二つ
   折り部側が開口するメモ用紙収納用の袋部と、この袋部
   の片側と前記二つ折り部との間に筆記具挿込み用の切り
   込み部を設けたことを特徴とする電話番号記録簿。