JPH0756191Y2 - 写真植字機におけるマガジン - Google Patents

写真植字機におけるマガジン

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JPH0756191Y2
JPH0756191Y2 JP1989143506U JP14350689U JPH0756191Y2 JP H0756191 Y2 JPH0756191 Y2 JP H0756191Y2 JP 1989143506 U JP1989143506 U JP 1989143506U JP 14350689 U JP14350689 U JP 14350689U JP H0756191 Y2 JPH0756191 Y2 JP H0756191Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
fitting
lid
hook
magazine
Prior art date
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Application number
JP1989143506U
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English (en)
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JPH0381736U (ja
Inventor
健二 山根
Original Assignee
株式会社写研
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は写真植字機におけるマガジンに関するものであ
り、特にフタの開閉を確実、かつ容易に行なえるように
したマガジンを提供するものである。
(従来の技術) 写真植字機のマガジンは、内部に感材を収容し、この感
材に文字光束を照射し、それを現像などして印刷用の版
下として使用するためのものとして知られている。その
ため感材を光から保護するためマガジン内は暗室でなけ
ればならず、又、運搬中にマガジンのフタが開いてしま
うことも防がなければならない。
従来のマガジンで使用されているロック装置が開示され
ているものとして例えば実公昭55−56027号公報があ
る。これはその第1図に示されているように、マガジン
本体とフタを螺番によって開閉自在となし、それを簡単
な止め具によってロックするようにしている。
このように従来は単純にマガジン本体とフタを止め具に
よって止めているだけであり、完全にロックするための
装置は特別に用意されておらず、又ロックされていると
いう保証を与えるものでもなかった。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来例のロック装置においては、何らかの拍子に止
め具が外れてしまうとフタが開いてしまったり、あるい
はフタと本体との間に隙間が生じたりすることがあり、
これらによって内部の感材が露光してしまうことがあっ
た。
特に、この種のマガジンは暗室内で取り扱うだけでな
く、暗室と写真植字機が設置されている場所間を作業者
が携帯して移動するためフタを閉めるときの作業を容易
にして、しかも確実にロックされるようにしなければな
らない。
また、作業中に振動などが生じたとしても完全にフタが
閉った状態を維持し、かつロックされていることが作業
者の目で確認でき、ロックされているという保証を与え
得るものが好ましい。
本考案は、フタを開くときにはロック解除防止具を操作
しない限りロックが容易に解除されないようにすると共
に、フタを閉めるときにはオートロックされるように構
成して、確実なロックとその保証を与えることができる
ようにし、併せてその取り扱いも容易にした写真植字機
におけるマカジンを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の写真植字機におけるマガジンは、感材を収納す
るマガジン本体と、このマガジン本体に開閉自在に取り
付けられたフタと、前記マガジン本体に軸着され、その
先端部に設けた係合部を有しこの係合部が係合する方向
に付勢されるロック金具と、前記フタに取り付けられフ
タを閉じることによりロック金具の係合部と係合するフ
ックと、前記ロック金具の軸方向に移動できるよう設置
され、前記ロック金具とフックが係合したときロック金
具の下端部側と接触してロック金具がその付勢方向と逆
方向に回転するのを阻止するロック解除防止具と、この
ロック解除防止具を移動させてロック金具との接触を解
いた後、ロック金具とフックとの係合を解除するようロ
ック金具を付勢方向と逆方向に回転させるロック金具と
同軸に取り付けられたロック解除レバーと、このロック
解除レバーでロック金具とフックとの係合を解除し前記
フタを開いたとき、弾性的に突出してロック金具係合部
先端と接触し該金具の付勢方向への回転を止めてロック
金具の係合状態解除位置を保持すると共に、前記フタを
閉めたとき前記フックにより押圧されてロック金具との
接触が解かれロック金具を付勢方向に回転して、ロック
金具とフックとを係合させるスライダーとを具備したこ
とを特徴とするものである。
(作用) 本考案の写真植字機におけるマガジンは、フックとロッ
ク金具とが係合することによりマガジン本体とフタがロ
ック状態になる。
このロック状態になるとロック解除防止具により、ロッ
ク金具はロック解除方向に回動することが阻止され、こ
れによりロック状態が容易に解除されることが防止され
る。
そしてこのロック状態は、ロック解除レバーを操作する
ことによってロック金具がロック解除方向に回動し、そ
れによってフックとの係合が解かれる。
また、ロック金具はその係合部が係合する方向に予め付
勢されているが、ロック状態を解除してフタを開くと、
スライダーにより係合部はロック解除時の位置に保持さ
れる。
そしてフタを閉めるとスライダーはロック金具との接触
が解かれ、ロック金具は係合方向に回転する。このため
フタを閉めるとロック金具が係合方向に回動してフック
と係合し、オートロックされ、以後ロック解除防止具に
よってその状態が保持される。
(実施例) 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第2図は本考案のマガジンを装填した写真植字機の一実
施例を示す。この第2図において、1は文字盤、2は光
源であり、光源2からの光束がミラー3を介して文字盤
1を通過した後、適宜主レンズ5、コリメータレンズ
6、結像レンズ7、プリズム8、9あるいはトラベルプ
リズム10等を介してマガジン11内に収納された感材12上
に結像し印字が行なわれる。13はシャッター、14はトラ
ベル系で、ラックとピニオンによって連結された字詰め
送りモータ15の動作によってトラベルプリズム10等を移
動し、感材12上における印字位置を横方向に移動させ
る。16は感材12を回転させて印字位置を縦方向に移動さ
せる縦送りモータである。
前記マガジン11は写真植字機に対して着脱自在であり、
写真植字機のオペレータはマガジンを外して暗室内には
ごび、内部に感材12をセットして再びこのマガジンを写
真植字機に装着し、前記光学系等を用いて順次印字を進
めていく。印字が終了したらマガジンを暗室に運び感材
を外して現像などの作業を行なう。
次に、本考案のマガジン11の構成例を第1図、第3図及
び第4図を用いて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るマガジンの部分切断正
面図、第3図は第1図に示すマガジンの側面図、第4図
は第3図に示すマガジンの部分切断側面図である。
20は上方が開口した箱状のマガジン本体であり、21は本
体20に開閉自在に取り付けられ、本体の開口部分をふさ
ぐ略箱状のフタである。22はロック金具であり、本体20
の側壁間に掛け渡された軸23に取り付けられ、さらに第
4図のバネ24によって反時計方向に付勢されている。こ
のバネ24は一端がマガジン本体20に取り付けられてい
る。
本実施例におけるロック金具22は、本体20内の第1図
中、左右の端部にそれぞれ設けられている。また、この
ロック金具22にはフック状の係合部22aが先端部に設け
られており、この係合部が第4図で反時計方向にバネ24
によって付勢されている。尚バネ24側を下端部22bと呼
び、後述するロック解除防止具と接触する。
25はフックであり、フタ21の第1図中、左右の内側面に
前記ロック金具22と対応するようそれぞれ取り付けられ
る。このフック25は、フタ21を閉めたときロック金具の
係合部22aと係合し、第4図の状態となる。
26はロック解除レバーであり、軸23の端部に取り付けら
れており、マガジン本体20の外側から第3図で時計方向
に回転すると、ロック金具22をバネ24に抗して回転させ
ることができる。
27はロック解除防止具であり、第1図に明示されている
ようにロック金具22の下端部22bに接する径大部27aと本
体20の穴より側方に突出する径小部27bとから構成され
ている。そして径大部27aの端面には、バネ28が当接し
ており、解除防止具27を本体20の側面外方に向かって押
圧している。
第4図に示した29はスライダーであり、本体20に取り付
けられているバネ30により図中、上方に向かって付勢さ
れる。このスライダー29は、フック25とロック金具22と
が係合する位置付近に位置し、フタ21が開くと上方に突
出して後に詳述する第8図のようにロック金具22の係合
部22a先端と当接し、またフタ21が閉まると第4図のよ
うにフック25により下方に押し戻される。尚、図ではス
ライダー29とバネ30を本体20に取り付けておくためのガ
イドは省略してある。
31は感材12を保持する感材ジグであり、マガジン11(本
体20)収納されている。このジク31をマガジン11内に保
持する方法や第2図で説明したモータ16による感材12の
回転手段などは図では省略されているが、既に周知の方
法を採用すればよい。
次に第5図乃至第9図を用いてマガジンのフタ21を開く
ときの動作を説明する。
はじめに、ロック解除防止具27を操作してその径小部27
bを第5図に示すように軸23と平行な方向に移動させて
本体20内に押し込む。
すると第4図のようにロック金具22の下端部22bと接し
ていた解除防止具27の径大部27aが本体20の奥に押し込
まれ下端部22bから離れる。
次いで第6図に示すように、ロック解除レバー26をバネ
24に抗して図中矢印方向に回転させると、第7図に示す
ようにロック金具22が時計方向に回転してその係合部22
aとフック25との係合状態を解除する。
この状態のまま第8図に示すようにフタ21を開けると、
フック25により押し込まれていたスライダー29がバネ30
によって上方に突出し、ロック金具22の係合部22a先端
と接触する。このため、ロック金具22は係合方向、即ち
バネ24による反時計方向への回転を阻止され、ロックが
解除されたときの状態を保持する。
また、このときロック解除防止具27は、第8図及び第9
図に示すようにその径大部27aの端面がロック金具22の
下端部22bに引掛かり、バネ28による圧力を受けても本
体20内に押し込まれた状態を保持する。
次にフタ21を閉めるときの動作を第10図乃至第13図を用
いて説明する。
第10図に示すように、フタ21を閉めると、フック25がス
ライダー29に当接し、第11図のようにフタ21が閉まるに
応じてスライダー29を本体20の内に押し下げていく。す
るとスライダー29はロック金具22の係合部22a先端から
離れていく。一方ロック金具22は、バネ24により付勢さ
れているのでフクとの係合方向に回転し、第12図のよう
にフック25と係合する。
ロック金具22がフック25と係合する位置まで回転する
と、ロック解除防止具27は第13図に示すようにバネ28の
力で径小部27bを本体20より押し出すように移動する。
このため、今度は径大部27aの外周面がロック金具22の
下端部22bに接して、ロック金具22はロック解除方向に
回転することができなくなり、完全にロックされる。
以上の構成を備えたマガジンは、シート状の感材を使用
する第2図のような手動写真植字機用のマガジンとして
だけではなく、長尺の感材を使用するマガジンとしても
利用可能である。
特に近年、50m〜100mという長尺の感材を収容する場合
が多くなり、フタの開閉と遮光を制御するロック装置が
重要視されるようになってきているが、本考案のマガジ
ンはこの要請にも応えることができるものである。
(考案の効果) 上記本考案において、フック25とロック金具22とが単に
フタを閉めるだけで係合するように構成するには、ロッ
ク金具をバネにより係合方向に付勢することが必要であ
る。
しかしながら、このように構成するとフタを開けたとき
に、ロック金具が係合時の位置まで回転してしまい、フ
タを閉めたときにフックとぶつかってフタを閉めること
ができなくなってしまう。
本考案においては、スライダー29によりフタを開いたと
きにロック金具をロック解除時の位置に留めておくよう
に構成しているので、フタを閉めるときにフック25とロ
ック金具22とがぶつかり合うことがなく、容易にフタを
閉めることができる。
また、このようにフタを閉めるとフックがスライダー29
を押し込み、これによりロック金具が係合位置まで回転
して係合するのでオートロックとなり、取り扱いが更に
容易になり、暗室での作業性が向上する。
更に、ロック金具が係合位置まで回転するまでロック解
除防止具27は本体内に押し込まれた状態を維持するの
で、この解除防止具の位置によりフタが完全に閉まって
いるかどうかを作業者は一目で確認することができる。
換言すればロック解除防止具27を操作しない限りフタを
開けることはできず、また例えマガジンに振動などを与
えたとしてもロック状態に変化を生じることはないか
ら、その状態を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る写真植字機におけるマ
ガジンを示す部分切断正面図、第2図は写真植字機の一
例を示す簡略図、第3図は第1図に示すマガジンの側面
図、第4図は第3図に示すマガジンの部分切断側面図、
第5図乃至第9図は第1図に示すマガジンのフタを開け
るときの状態を説明する図、第10図乃至第13図は第1図
に示すマガジンのフタを閉めるときの状態を説明する図
である。 11……マガジン、12……感材 20……本体、21……フタ 22……ロック金具、23……軸 24、28、30……バネ 25……フック、26……ロック解除レバー 27……ロック解除防止具 29……スライダー、31……感材保持具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】感材を収容するマガジン本体と、 このマガジン本体に開閉自在に取り付けられたフタと、 前記マガジン本体に軸着され、その先端部に設けた係合
    部が係合する方向に付勢されるロック金具と、 前記フタに取り付けられ、フタを閉じることにより前記
    ロック金具の係合部と係合するフックと、 前記ロック金具の軸方向に移動できるよう設置され、前
    記ロック金具とフックが係合したとき、ロック金具の下
    端部側と接触してロック金具がその付勢方向と逆方向に
    回転するのを阻止するロック解除防止具と、 このロック解除防止具を移動させてロック金具との接触
    を解いた後、ロック金具とフックとの係合を解除するよ
    うロック金具を付勢方向と逆方向に回転させるロック金
    具と同軸に取り付けられたロック解除レバーと、 このロック解除レバーでロック金具とフックとの係合を
    解除し前記フタを開いたとき、弾性的に突出してロック
    金具係合部先端と接触し該金具の付勢方向への回転を止
    めてロック金具の係合状態解除位置を保持すると共に、
    前記フタを閉めたとき前記フックにより押圧されてロッ
    ク金具との接触が解かれロック金具を付勢方向に回転し
    て、ロック金具とフックとを係合させるスライダーと を具備したことを特徴とする写真植字機におけるマガジ
    ン。
JP1989143506U 1989-12-12 1989-12-12 写真植字機におけるマガジン Expired - Lifetime JPH0756191Y2 (ja)

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JPH0381736U JPH0381736U (ja) 1991-08-21
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ID=31690275

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5983457A (ja) * 1982-11-04 1984-05-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd レ−ザ記録装置

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JPH0381736U (ja) 1991-08-21

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