JPH0756028A - 光ファイバ保持体及びそれを用いたレーザ加工装置 - Google Patents

光ファイバ保持体及びそれを用いたレーザ加工装置

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JPH0756028A
JPH0756028A JP6041229A JP4122994A JPH0756028A JP H0756028 A JPH0756028 A JP H0756028A JP 6041229 A JP6041229 A JP 6041229A JP 4122994 A JP4122994 A JP 4122994A JP H0756028 A JPH0756028 A JP H0756028A
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JP
Japan
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optical fiber
optical
optical fibers
introduction end
laser beam
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Application number
JP6041229A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Ichihashi
宏基 市橋
Nobuaki Furuya
伸昭 古谷
Hajime Oda
元 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、レーザ加工装置に関し、加工に用
いるレーザビームの発散角を小さくすることにより、縮
小投影レンズによるレーザビームの蹴られによっておこ
る光量の減少を抑制し、光の有効利用率を高めることを
目的とする。さらに、レーザ加工装置に適した光ファイ
バ保持体を提供することを目的とする。 【構成】 レーザ加工装置において、光ファイバを束ね
るフォルダ22の内部で、個々の光ファイバー21が互
いに交差しないように光ファイバ21を延在させる光フ
ァイバ保持体13を用い、光ファイバ保持体13内の光
ファイバ21を伝播するレーザビームへの影響を排除し
て加工に用いるレーザビームの発散角を小さくし、縮小
投影レンズによる蹴られをなくしレーザビームの有効利
用率を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ保持体及び
レーザビームを用いて、穴加工、パターン加工、切断等
を行うレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光源を用いた製品等の加工
への応用は、盛んに行われるようになり、特に、炭酸ガ
スレーザやYAGレーザを中心に用いた金属加工の分野
においては、加工方法として確立されている。
【0003】更に、最近になって、紫外領域のレーザビ
ームを用いるため、微細な加工が可能であるエキシマレ
ーザを利用した加工が、脚光を浴び始めている。
【0004】このエキシマレーザによる加工の特徴とし
て、その加工のメカニズムが、高いフォトンエネルギー
による非熱加工であるがため、加工された面が熱加工に
よるものに比べ、変形の発生が少ないということがあげ
られる。
【0005】同時に、パルス発振による加工であるため
に、パルス数に応じて加工量の制御が可能であるという
特徴をも有している。
【0006】さて、一回の加工工程における加工箇所を
増加させ、被加工製品の量産化に対応できるように、一
台のレーザに多数の加工ヘッドを有する加工装置も開発
されてきている。
【0007】その一例として、図7に、特開昭61−1
03688号公報が開示する加工装置の構成を示す。
【0008】図7において、71はレーザ光源、72は
集光レンズ、73は光ファイバ、74は光ファイバ束、
75は治具、76は被加工物である。
【0009】ここで、多数本の光ファイバ73を束ねた
光ファイバ束74の一方の端部74aは、集光レンズ7
2を介して、レーザ光源71に対向している。
【0010】一方、他方の端部74bは、被加工物76
の加工すべき形状76aと、略同じ形状の治具75の周
囲に、略等間隔に配置された後固定され、被加工物76
に近接して位置される。
【0011】このような構成において、光源71よりの
レーザビームは、光ファイバ束74の端部74aより、
各光ファイバ73に入り、他端74bより、被加工物7
6を照射し、同時に多点の切断または溶接を可能として
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、光ファイバ73を束ねている部分にあ
たる光ファイバ束74の端部74aの特に近傍付近にお
いて、その束ね方によっては、光ファイバ73が互いに
交差したままで束ねられ、その結果、光ファイバに不要
な曲がりが生じてしまう。
【0013】本願発明者の検討による光ファイバの湾曲
の曲率半径と光ファイバから出射されるレーザビームの
発散角との関係を示す図6を参照すると、光ファイバの
曲率半径の減少、即ち湾曲の増大にともなって、光ファ
イバの出射端面から出射されるレーザビームの発散角が
大きくなる。
【0014】従って、従来の構成にように光ファイバに
不要な曲がりが生じていると、光ファイバの出射端面と
被加工物の間に縮小投影レンズをおいた場合などは、縮
小投影レンズの開口数が有限であるために、大きな発散
角で光ファイバから出射されたレーザビームが蹴られて
しまい、光量が減衰し、その結果レーザビームの有効利
用率の低下を招いてしまうことになる。
【0015】一方、レーザ光源としてエキシマレーザを
用いた場合、光ファイバの被覆部分を高いフォトンエネ
ルギにより破壊してしまうので、光ファイバーを束ねて
いる部分の入射端面近傍の光ファイバは、その被覆を剥
いた状態で束ね、光ファイバを束ねているフォルダ部材
の内部では、被覆で覆われているのが一般的である。
【0016】このため束ね方によっては、被覆に覆われ
ている部分と覆われていない部分との境界で、より大き
な曲がりが生じる場合がある。
【0017】その結果、光ファイバの出射端面から出射
されるレーザビームの発散角が大きくなり、ファイバの
出射端面と被加工物の間に縮小投影レンズをおいた場合
においては、より多くのレーザビームが蹴られてしま
い、光量が減衰しレーザビームの有効利用率の低下を招
いてしまうという課題を有していた。
【0018】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
もので、ファイバの出射端面から出射するレーザビーム
の発散角を小さくし、縮小投影レンズによるレーザビー
ムの蹴られによって発生する光量の減衰を軽減し、レー
ザビームの有効利用率を高めたレーザ加工装置およびそ
のレーザ加工装置に好適な光ファイバ保持体を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、レーザ発振器と、光ファイバを少なくとも
2本以上束ねレーザ発振器より発振されたレーザビーム
が導入される導入端と導入端に対応した出射端を有しレ
ーザビーム分割伝送体として機能する光ファイバ保持体
と、光ファイバの各出射端面を投影する縮小投影光学系
とを備え、光ファイバ保持体の導入端において各光ファ
イバが互いに接するように配置され、かつ光ファイバ保
持体の内部の各光ファイバは互いに交差しないよう配置
されているレーザ加工装置である。
【0020】または、光ファイバ保持体の導入端及び出
射端において光ファイバ束の形状が相似形であり、かつ
導入端における各光ファイバの位置と出射端における各
光ファイバの位置が、互いに等価な位置として対応して
いる構成であってもよい。
【0021】または、光ファイバ保持体の導入端におい
て各光ファイバが互いに接するように配置され、光ファ
イバ保持体の内部において、導入端から出射端へ向っ
て、光ファイバの配列が放射状に広がる構成であっても
よい。
【0022】この場合は、光ファイバ保持体の内部にお
いて、導入端から出射端へ向って、光ファイバの配列が
放射状に広がりかつ光ファイバの各々は直線状である構
成をとることもできるし、光ファイバ保持体の内部にお
いて、導入端から出射端へ向って、光ファイバの配列が
放射状に広がりかつ放射状に広がる光ファイバの中心の
光ファイバは直線状であり、その他の光ファイバは少な
くともその一部が湾曲した構成をとることもできる。
【0023】また、光ファイバ保持体の導入端およびそ
の近傍において、光ファイバが直線状でありかつ平行に
並べられ、その光軸と導入端に導入されるレーザビーム
の光軸は平行であってもよい。
【0024】また、光ファイバ保持体の内部で、少なく
とも一本の光ファイバが湾曲する場合は、そのコア径の
500倍以上の曲率半径で湾曲するように配置してもよ
い。
【0025】そして、以上のような構成のレーザ加工装
置の光源にエキシマレーザを用いるような構成でもよ
い。
【0026】さらに、本発明の光ファイバ保持体は、上
記のようなレーザ加工装置に好適に使用可能な構成を有
する。
【0027】
【作用】本発明は上記構成によって、光ファイバが交差
して交わらず、その結果光ファイバの出射端面から出射
されるレーザ光線の発散角を小さくすることで縮小投影
レンズによるレーザビームの蹴られを減らし、光量の減
少を抑制する。
【0028】また、光ファイバ保持体の両端での光ファ
イバ束の形状を等しくし、個々の光ファイバの相対的位
置を等しくしたような構成にすることにより、光ファイ
バが交差して交わらないようにすることが可能であるの
みならず、かつ光ファイバの歪みや湾曲を軽減し、その
結果光ファイバの出射端面から出射されるレーザビーム
の発散角を小さくして縮小投影レンズによるレーザ光線
の蹴られを減らし、光量の減少を抑制する。
【0029】また、光ファイバ保持体の内部において、
導入端から出射端に向けて放射状に広がるように並べら
れ、かつ個々の光ファイバがそれぞれ直線状になるよう
な構成にすれば、光ファイバの歪みや湾曲はなくなり、
その結果光ファイバーの出射端面から出射されるレーザ
ー光線の発散角を小さくして縮小投影レンズによるレー
ザ光線の蹴られを減らし、光量の減少を抑制する。
【0030】また、光ファイバ保持体の導入端で個々の
光ファイバをレーザビームに平行に並べ、出射端で光フ
ァイバが放射状に延在するような構成にすれば、レーザ
ビームが光ファイバに平行に入射するため、光ファイバ
ーの出射端面から出射されるレーザー光線の発散角がよ
り小さくなり、縮小投影レンズによるレーザ光線の蹴ら
れを減らし、光量の減少を抑制する。
【0031】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0032】図1は、本発明の第1の実施例におけるレ
ーザ加工装置の全体構成を示す図である。
【0033】また、図2(a)は、本発明の第1の実施
例におけるレーザ加工装置の中の光ファイバを束ねてい
る部分であるフォルダ部の構成を示す図である。
【0034】これは、図1のレーザ加工装置の全体図に
おけるフォルダ部分の構成の詳細を示すものである。
【0035】また、図2(b)は、図2(a)における
断面AAの構成を示した断面図である。
【0036】図1において、11はエキシマレーザ発振
器、12は均一化光学系、13はフォルダ、14は光フ
ァイバ、15は縮小投影レンズ、16は被加工物であ
る。
【0037】また、図2において、21は光ファイバの
各々を示し、13は小径の部分と大径の部分を有して光
ファイバ21を束ねるフォルダであり、光ファイバ21
は、フォルダ13内に充填材22により固定されてい
る。
【0038】このフォルダ13内において、隣合う光フ
ァイバ21は、小径部のレーザビーム導入部分では、図
2(b)に示されるように、入射されるレーザビームの
利用効率を高めるために互いに接するように配置され、
その後の大径部では、レーザビームの出射側に向かうに
したがって、互いに交差しないように互いの距離を略均
等に拡大しながら延在して配置されている。
【0039】次に、以上のように構成されたフォルダ1
3を用いたレーザ加工装置の動作について、図1をも参
照しながら説明する。
【0040】図1において、エキシマレーザ発振器11
から発振されたレーザビームは、均一化光学系12でビ
ームの整形、強度分布の均一化等をされた後、フォルダ
13によって束ねられている光ファイバ21からなる光
ファイバ束に導入される。
【0041】この導入されたレーザビームは、光ファイ
バ21により分割され、フォルダ13から出射した後
は、光ファイバ21に連絡された個々の光ファイバー1
4中を伝播される。
【0042】この光ファイバ21、14の双方は、石英
ファイバーを用いることが好適である。
【0043】そして、光ファイバ14中を伝播され、そ
の出射端から出射したレーザビームは、縮小投影レンズ
15により被加工物16上に集光され、実際に被加工物
を加工する。
【0044】本実施例のように、フォルダ13の内部
で、個々の光ファイバ21を互いに交差しないように構
成された光ファイバ束を用いれば、各光ファイバ同士が
交差することにより発生する光ファイバ内の伝播光に対
する影響を効果的に排除することができ、その結果、光
ファイバ21、14から出射されるレーザビームの発散
角を小さく抑えることができ、縮小投影レンズ15によ
る光線の蹴られの結果おこる光量の減少をきわめて低減
することができる。
【0045】以上のように、本実施例によれば、レーザ
加工装置において光ファイバを束ねているフォルダ部の
内部で、光ファイバ束の各光ファイバを、互いに交差し
ないように配置した構成とすることにより、光ファイバ
の出射端面から出射するレーザビームの発散角を小さく
することができ、結果として、縮小投影レンズによるレ
ーザビームの蹴られによって発生する光量の減少を、効
果的に減少することができ、レーザビーム加工装置にお
けるレーザビームの利用率を効果的に増大することがで
きる。
【0046】なお、本実施例では、光ファイバ21は3
×3の配列で計6本用いているが、加工箇所の増減等に
対応し必要に応じて、配列の変更、光ファイバ数の増減
が可能である。
【0047】また、本実施例では、光ファイバ21は、
フォルダ13の大径部では、レーザビームの出射側に向
かうにしたがって、互いに交差しないように互いの距離
を略均等に拡大しながら延在して配置されているが、フ
ォルダ13内で光ファイバ21が互いに交差しないよう
な配置であれば他の構成をとることも可能である。
【0048】例えば、光ファイバ21同士を略等しい間
隔を保ったまま互いに交差しないように延在させること
等も可能であり、この場合は、大径部の径を、小径部と
実質的の同程度の大きさとすることができる。
【0049】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0050】図3は、本発明の第2の実施例におけるレ
ーザ加工装置の中の光ファイバを束ねている部分のフォ
ルダの構成図である。
【0051】これは、図1のレーザ加工装置の全体図に
おけるフォルダ13の外観とその内部構成を示すもので
ある。
【0052】具体的には、図3(a)は本発明の第2の
実施例の光ファイバを束ね小径部および大径部を有する
フォルダ部の全体図を示し、図3(b)は本発明の第2
の実施例における光ファイバを束ねているフォルダ部の
レーザビーム導入端をレーザビームの光軸方向から見た
図であり、図3(c)は本発明の第2の実施例における
光ファイバを束ねているフォルダ部のレーザビーム出射
端をレーザビームの光軸方向から見た図である。
【0053】図3において、31は光ファイバ、32は
光ファイバ31を覆う被覆部、33は光ファイバを束ね
るフォルダ、34は充填材、35はレーザビーム導入
端、36はレーザビーム出射端である。
【0054】図3(b)に示されるように、フォルダ3
3の導入端35において、各々の光ファイバ31は、被
覆32が除去された状態で束ねられ、かつ入射されるレ
ーザビームの利用効率を高めるために互いに接するよう
配置されている。
【0055】一方、図3(c)で示されるように、導入
端35に対向した出射端36において、各々の光ファイ
バ31は、被覆32で覆われた状態で束ねられている。
【0056】そして、フォルダ33の導入端35と出射
端36において、このように束ねられた光ファイバ束の
断面の形状は互いに相似な関係にある。
【0057】更に、光ファイバー束中の個々の光ファイ
バ31の配置についても、導入端35における光ファイ
バ束内の各光ファイバ31の位置と、出射端36におけ
る光ファイバ束内の各光ファイバ31の位置とが互いに
等価な位置として対応するするように、即ち、導入端3
5、および出射端36で、光ファイバ31がM×N
(M、Nは1以上の自然数:図示の場合は3×3)の配
列になっていると、導入端35における位置(m、n)
にある光ファイバ31は、出射端36においてその対応
する位置(m、n)に連絡するように配置されている
(1≦m≦M、1≦n≦N)。
【0058】そして、更に、フォルダ33内部におい
て、導入端35から出射端36に向けて延在する各光フ
ァイバ31の配置の構成は、その湾曲が、スムーズかつ
最小になるように束ねられている。
【0059】以上のように構成されたフォルダ33を用
いたレーザ加工装置について、図1をも用いながらその
動作を説明する。
【0060】まず、エキシマレーザ発振器11から発振
されたレーザビームは、均一化光学系12でビームの整
形等をされた後、フォルダ13、即ち、具体的には図3
において示されるフォルダ33、によって束ねられてい
る光ファイバ31からなる光ファイバ束に導入される。
【0061】この導入されたレーザビームは、光ファイ
バ31により分割され、フォルダ13、即ち図3におけ
るフォルダ33から出射した後は、光ファイバ31に実
質的に連絡された個々の光ファイバー14中を伝播され
る。
【0062】この光ファイバ31、14の双方には、石
英ファイバーを用いることが好適である。
【0063】そして、光ファイバ14中を伝播され、そ
の出射端から出射したレーザビームは、縮小投影レンズ
15により被加工物16に集光され、第1の実施例と同
様に被加工物を加工する。
【0064】本実施例のように、図3に示されるような
構成で束ねられた光ファイバ束においては、フォルダ3
3の内部で各々の光ファイバは、フォルダ33内部で光
ファイバ31が互いに交差しない構成を取り得て、結果
的に伝播光に対して影響を与えることなく延在すること
ができることに加え、光ファイバ31の歪み、湾曲をも
抑えられる。
【0065】前述のように、光ファイバの湾曲の曲率半
径の大きさと光ファイバーから出射する光線の発散角と
の間には、図6のような関係が存在する。
【0066】即ち、図6によれば、光ファイバーの湾曲
の曲率半径が小さく湾曲が大きいほど、発散角は増大す
ることがわかる。
【0067】以上のような関係から、各光ファイバ31
の湾曲の小さい図3に示されるようなフォルダ33を、
図1に示されるようなレーザ加工装置に使用した場合、
結果的に、個々の光ファイバ14から出射するレーザビ
ームの発散角を小さくすることができるため、その結果
縮小投影レンズ15による光線の蹴られによって発生す
る光量の減少を効果的に低減することができる。
【0068】以上のように本実施例によれば、レーザ加
工装置において光ファイバ31を束ねているフォルダ3
3のレーザビーム導入端と出射端における光ファイバ束
の断面形状を相似関係にし、かつ光ファイバ束の中の個
々の光ファイバ31について導入端と出射端における相
対的位置を等しくすることにより、光ファイバの交差及
び湾曲を抑制し、個々の光ファイバ31、14から出射
するレーザビームの発散角を小さくすることができ、そ
の結果、縮小投影レンズによる光線の蹴られで発生する
光量の減少を低減することで、レーザ加工装置における
レーザビームの有効利用率を効果的に向上することがで
きる。
【0069】なお、本実施例では、光ファイバ21は3
×3の配列で計6本用いているが、加工箇所の増減等に
対応し必要に応じて配列の変更、光ファイバ数の増減が
可能である。
【0070】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0071】図4は、本発明の一実施例におけるレーザ
加工装置の光ファイバを束ねているフォルダ部の断面図
を示し、図1のレーザ加工装置の全体図におけるフォル
ダ13の内部構成を示す。
【0072】図4において、41は光ファイバ、42は
光ファイバ41の被覆、43は光ファイバ41を束ねて
いるフォルダ、44は充填材である。
【0073】ここで、光ファイバ41を束ねているフォ
ルダ43の導入端(図4における上側の端部)では、個
々の光ファイバ41は、被覆が剥かれた状態で束ねら
れ、かつ入射されるレーザビームの利用効率を高めるた
めに互いに接するよう配置されている。
【0074】そして、この光ファイバ41は、各々フォ
ルダ43の途中から被覆に覆われた状態となるが、導入
端に対向する出射端に向けて実質的に直線的かつ放射状
に延在し、この出射端では、個々の光ファイバ41は被
覆で覆われた状態となっている。
【0075】更に、フォルダ43内部における個々の光
ファイバ41の被覆に覆われた部分と剥かれた部分との
長さの関係は、フォルダ43内部における光ファイバ4
1の広がり角θを可能な限り小さくするために、被覆に
覆われた部分を加工できる限り短くし、被覆に覆われた
部分が剥かれた部分よりも相対的に短い関係となってい
る。
【0076】また、全く被覆をなくすと光ファイバ保持
体43の出射端で光ファイバ41に応力が集中するた
め、被覆42は、少なくとも出射端とその近傍において
は必要である。
【0077】以上のように構成されたフォルダ43を用
いたレーザ加工装置について、図1をも参照しながらそ
の動作を説明する。
【0078】まず、エキシマレーザ発振器11から発振
されたレーザビームは、均一化光学系12でビームの整
形等をされた後、フォルダ13、即ち、具体的には図4
において示されるフォルダ43、によって束ねられてい
る光ファイバ41からなる光ファイバ束に導入される。
【0079】この導入されたレーザビームは、光ファイ
バ41により分割され、フォルダ13、即ち図4におけ
るフォルダ43から出射した後は、光ファイバ41に実
質的に連絡された個々の光ファイバ14中を伝播され
る。
【0080】この光ファイバ41、14の双方は、石英
ファイバーを用いることが好適である。
【0081】そして、光ファイバ14中を伝播され、そ
の出射端から出射したレーザビームは、縮小投影レンズ
15により被加工物16に集光され、第1の実施例と同
様に被加工物を加工する。
【0082】本実施例のように図4に示されるような構
成で束ねられた光ファイバ束においては、フォルダ43
の内部で個々の光ファイバー41の歪みや湾曲を最小限
に抑えられる。
【0083】従って、第2の実施例で検討したと同様
に、本実施例においても、個々の光ファイバ41に連絡
した光ファイバ14から出射するレーザビームの発散角
を小さくすることができ、縮小投影レンズ15における
光線の蹴られの発生を効果的に軽減することができる。
【0084】以上のように本実施例によれば、レーザ加
工装置において光ファイバ41を束ねているフォルダ4
3内部において、個々のファイバ41を放射線状に並べ
た構成とした場合に、個々の光ファイバ41、14から
出射するレーザビームの発散角を小さくすることがで
き、縮小投影レンズによる光線の蹴られの結果おこる光
量の減少を低減することができ、レーザビームの利用率
を効果的に向上することができる。
【0085】なお、本実施例では、光ファイバ41は計
3本用いているが、加工箇所の増減等に対応し必要に応
じて配列の変更、光ファイバ数の増減が可能である。
【0086】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0087】図5は、本発明の第4の実施例におけるレ
ーザ加工装置の光ファイバを束ねているフォルダ部の断
面図を示し、図1のレーザ加工装置のフォルダ13の内
部構造を示している。
【0088】図5において、51は光ファイバ、52は
光ファイバ41の被覆、53は光ファイバ51を束ねて
いるフォルダ、54は充填材である。
【0089】そして、この光ファイバ51は、各々フォ
ルダ53の途中から被覆に覆われた状態となるが、導入
端(図5において上側の端部)近傍では、全ての光ファ
イバ51が直線状であり、互いに接していて、かつ互い
に平行で光ファイバ51の光軸とレーザビームのそれら
への入射方向とが略一致しており、そして、導入端に対
向する出射端に向けて、中心に配置される光ファイバは
そのまま直線状を維持し、その他の周辺の光ファイバは
なだらかな曲線を描き、かつ放射状に延在し、この出射
端では、個々の光ファイバ51は被覆で覆われた状態と
なっている。
【0090】この光ファイバ51の導入端における直線
部は、光ファイバ51のコア径の50倍以上とることが
好適である。
【0091】また、この光ファイバ51の湾曲部は、出
射端までの途中まで設けてもよいし、出射端まで湾曲さ
せてもよい。
【0092】更に、フォルダ53内部における個々の光
ファイバ51の被覆に覆われた部分と剥かれた部分との
長さの関係は、フォルダ53内部における光ファイバ5
1の広がり角θを可能な限り小さくするために、被覆に
覆われた部分を加工できる限り短くし、被覆に覆われた
部分が剥かれた部分よりも相対的に短い関係となってい
る。
【0093】特に、本実施例の場合には、被覆52の長
さは、光ファイバ51の湾曲の大きさにも影響をするた
め、できるだけ短く抑えることが望ましい。
【0094】ここで、個々の光ファイバ51から出射さ
れるレーザビームの発散角を小さく抑えるため、フォル
ダ53内部での個々の光ファイバ51の最小の曲がり半
径は、コア径の約500倍以下に設定されている。
【0095】以下、その理由について説明する。湾曲す
る光ファイバへの入射光の入射角と光ファイバからの出
射光の出射角との関係につき、光ファイバの最小曲げ半
径の関数として示す本願発明者の検討により得られた関
係式を以下の(数1)に示す。
【0096】
【数1】
【0097】即ち、光ファイバーから出射されるビーム
の発散角は、最小曲げ半径に依存しているから、光ファ
イバの屈折率を代表的にn=1.468、コア径を代表
的にd=400(μm)の石英ファイバーを用い、光フ
ァイバに入射するレーザビームの発散角をθi=0(r
ad)とすると、発散角(出射角)の大きさを、使用す
る上で実質的に問題がない上限である約200(mra
d)以下に抑えるためには、光ファイバーの最小曲げ径
は約200(mm)以上、即ちコア径の約500倍以上
でなければならないことになる。
【0098】以上のように構成されたフォルダ53を用
いたレーザ加工装置について、図1をも参照しながらそ
の動作を説明する。
【0099】まず、エキシマレーザ発振器11から発振
されたレーザビームは、均一化光学系12でビームの整
形等をされた後、フォルダ13、即ち、具体的には図5
において示されるフォルダ53、によって束ねられてい
る光ファイバ51からなる光ファイバ束に導入される。
【0100】この導入されたレーザビームは、光ファイ
バ51により分割され、フォルダ13、即ち図5におけ
るフォルダ53から出射した後は、光ファイバ51に実
質的に連絡された個々の光ファイバー14中を伝播され
る。
【0101】この光ファイバ51、14の双方は、石英
ファイバーを用いることが好適である。
【0102】そして、光ファイバ14中を伝播され、そ
の出射端から出射したレーザビームは、縮小投影レンズ
15により被加工物16に集光され、第1の実施例と同
様に被加工物を加工する。
【0103】本実施例のフォルダ53を用いたレーザ加
工装置においては、個々の光ファイバー51の導入端に
おいて、レーザビームが平行に入射できるので、光ファ
イバ51に入射するレーザビームの入射発散角は最小に
抑えることができ、かつ光ファイバの湾曲も小さく抑え
られているため、光ファイバ51、14から出射される
レーザビームの出射発散角も小さく抑えることができ
る。
【0104】その結果、縮小投影レンズ15による光線
の蹴られによる光量の減少を効果的に低減することがで
きる。
【0105】以上のように、本実施例によれば、レーザ
加工装置において、光ファイバを束ねているフォルダ5
3のレーザビーム導入端において個々の光ファイバ51
をレーザビームと平行に配置し、かつ出射端で光ファイ
バ51を放射線状に配置した場合、個々の光ファイバ5
1から出射するレーザビームの発散角を小さくすること
ができ、縮小投影レンズ15による光線の蹴られの結果
おこる光量の減少を低減することができ、レーザビーム
の利用率を上げることができる。
【0106】なお、本実施例では、光ファイバ41は計
3本用いているが、加工箇所の増減等に対応し必要に応
じて配列の変更、光ファイバ数の増減が可能である。
【0107】そして、以上の実施例においては、レーザ
発振器としてエキシマレーザを用いて代表的に説明した
が、加工の用途等に応じ、CO2レーザ、YAGレー
ザ、ルビーレーザなどその他のレーザを用いてもよい。
【0108】また、光ファイバーの材質には、エキシマ
レーザに適する石英ファイバを用いたが、実際に使用す
るレーザ発振器の種類に応じて、他の使用可能な光ファ
イバを用いることもできる。
【0109】更に、本発明のレーザ加工装置は、本発明
の第1および第2、第3、第4の実施例の構成を有する
レーザ加工装置、本発明の第1の実施例の構成から第3
の実施例の構成をすべて有するレーザ加工装置、または
第1および第2の実施例の構成と第4の実施例の構成を
すべて有するレーザ加工装置であってもよい。
【0110】
【発明の効果】以上のように、本発明は、レーザ加工装
置において、光ファイバを束ねている部分の内部におい
て、個々の光ファイバを互いに交差しないように並べた
構成にすることにより、光ファイバの出射端面から出射
されるレーザビームの発散角を小さくすることができ、
縮小投影レンズによるレーザビームの蹴られを減らして
加工の光量の減少を抑制し、結果的にレーザビームの有
効利用率をあげることができる。
【0111】また、本発明のレーザ加工装置において、
レーザビームを導入できるよう配置された光ファイバを
束ねた部分の両端のファイバ束の形状を相似にし、その
形状の中の個々のファイバの両端における配置を相対的
に対応する構成にすることにより、個々の光ファイバを
束ねているフォルダ内部での光ファイバが交差しない構
成にすることが可能となるだけでなく、光ファイバの歪
みや湾曲を軽減でき、光ファイバの出射端面から出射さ
れるレーザビームの発散角を小さくして、縮小投影レン
ズによるレーザ光線の蹴られを減らし加工の光量の減少
を抑制し、結果的にレーザビームの有効利用率をあげる
ことができる。
【0112】また、本発明のレーザ加工装置において、
光ファイバのレーザビーム導入端を束ねてレーザ光を導
入できるよう配置し、束ねた部分の内部で光ファイバー
が放射状に並びかつ個々の光ファイバーは直線状になる
ように構成することにより、光ファイバの歪みや湾曲は
なくなり、その結果光ファイバの出射端面から出射され
るレーザビームの発散角を小さくし、縮小投影レンズに
よるレーザビームの蹴られを減らして加工の光量の減少
を抑制することができ、結果的にレーザビームの有効利
用率をあげることができる。
【0113】また、本発明のレーザ加工装置において、
光ファイバのレーザビーム導入端を束ねレーザ光を導入
できるよう配置し、束ねた部分のレーザビームを導入す
る側の端における光ファイバをレーザビームに平行にな
るように並べ、かつもう一方の端で放射状に射出するよ
うに構成することにより、光ファイバを束ねた部分の導
入端に入射するビームの発散角を小さくし、かつ光ファ
イバの歪みや湾曲を小さくして、光ファイバーの出射端
面から出射されるレーザビームの発散角を小さくし、縮
小投影レンズによるレーザビームの蹴られを減らして加
工の光量の減少を抑制することができ、結果的にレーザ
ビームの有効利用率をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のレーザ加工装置の全体
構成図
【図2】(a)本発明の第1の実施例におけるレーザ加
工装置の光ファイバを束ねているフォルダ部の部分透視
図 (b)本発明の第1の実施例におけるレーザ加工装置の
光ファイバを束ねているフォルダ部の断面図
【図3】(a)本発明の第2の実施例におけるレーザ加
工装置の光ファイバを束ねているフォルダ部の全体図 (b)第2の実施例におけるレーザ加工装置の光ファイ
バを束ねているフォルダ部のレーザビーム導入端の構成
図 (c)第2の実施例におけるレーザ加工装置の光ファイ
バを束ねている部分のレーザビーム出射端の構成図
【図4】本発明の第3の実施例におけるレーザ加工装置
の光ファイバを束ねているフォルダ部の断面図
【図5】本発明の第4の実施例におけるレーザ加工装置
の光ファイバを束ねているフォルダ部の断面図
【図6】光ファイバの湾曲の曲率半径と出射端から出射
するレーザビームの発散角との関係を表す図
【図7】従来におけるレーザ加工装置の構成図
【符号の説明】
11 レーザ発振器 12 均質化光学系 13 フォルダ 14 光ファイバ 15 縮小投影レンズ 16 被加工物 21 光ファイバ 22 充填剤 31 光ファイバ 32 光ファイバの被覆 33 フォルダ 34 充填剤 35 フォルダのレーザビーム導入端 36 フォルダのレーザビーム出射端 41 光ファイバ 42 光ファイバの被覆 43 フォルダ 44 充填剤 51 光ファイバ 52 光ファイバの被覆 53 フォルダ 54 充填剤 71 レーザ光源 72 集光レンズ 73 光ファイバ 74 光ファイバ束 74a 光ファイバ束の入射端 74b 光ファイバ束の出射端 75 治具 76 被加工物 76a 加工すべき形状

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器と、光ファイバを少なくと
    も2本以上束ね前記レーザ発振器より発振されたレーザ
    ビームが導入される導入端と前記導入端に対応した出射
    端を有した光ファイバ保持体と、前記光ファイバの各出
    射端面を被加工物上に投影する縮小投影光学系とを有
    し、前記光ファイバ保持体の導入端において各光ファイ
    バが互いに接するように配置され、かつ前記光ファイバ
    保持体の内部の各光ファイバは互いに交差しないよう配
    置されているレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバ保持体の導入端及び出射端に
    おいて光ファイバ束の形状が相似形であり、かつ前記導
    入端における各光ファイバの位置と前記出射端における
    各光ファイバの位置が、互いに等価な位置として対応し
    ている請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 光ファイバ保持体の導入端において各光
    ファイバが互いに接するように配置され、前記光ファイ
    バ保持体の内部において、前記導入端から出射端へ向っ
    て、前記光ファイバの配列が放射状に広がる請求項1ま
    たは2記載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 レーザ発振器と、光ファイバを少なくと
    も2本以上束ね前記レーザ発振器より発振されたレーザ
    ビームが導入される導入端と前記導入端に対応した出射
    端とを有した光ファイバ保持体と、前記光ファイバの各
    出射端面を被加工物上に投影する縮小投影光学系とを備
    え、前記光ファイバ保持体の導入端及び出射端において
    光ファイバ束の形状が相似形であり、かつ前記導入端に
    おける各光ファイバの位置と前記出射端における各光フ
    ァイバの位置が、互いに等価な位置として対応している
    レーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 レーザ発振器と、光ファイバを少なくと
    も2本以上束ね前記レーザ発振器より発振されたレーザ
    ビームが導入される導入端と前記導入端に対応した出射
    端とを有した光ファイバ保持体と、前記光ファイバの各
    出射端面を被加工物上に投影する縮小投影光学系とを備
    え、前記光ファイバ保持体の導入端において各光ファイ
    バが互いに接するように配置され、前記光ファイバ保持
    体の内部において、前記導入端から出射端へ向って、前
    記光ファイバの配列が放射状に広がるレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 光ファイバ保持体の内部において、導入
    端から出射端へ向って、前記光ファイバの配列が放射状
    に広がり、かつ前記光ファイバの各々は直線状である請
    求項3または5記載のレーザ加工装置。
  7. 【請求項7】 光ファイバ保持体の内部において、導入
    端から出射端へ向って、光ファイバの配列が放射状に広
    がりかつ放射状に広がる光ファイバの中心の光ファイバ
    は直線状であり、その他の光ファイバは少なくともその
    一部が湾曲した請求項3または5記載のレーザ加工装
    置。
  8. 【請求項8】 光ファイバ保持体の導入端およびその近
    傍において、光ファイバが直線状かつ平行に並べられて
    おり、その光軸と導入端に導入されるレーザビームの光
    軸は平行である請求項1から5のいずれか一項、または
    7記載のレーザ加工装置。
  9. 【請求項9】 光ファイバ保持体の内部で、少なくとも
    一本の光ファイバをそのコア径の500倍以上の曲率半
    径で湾曲するように配置した請求項1から5のいずれか
    1項、または7、8記載のレーザ加工装置。
  10. 【請求項10】 レーザ発振器としてエキシマレーザ発
    振器を用いた請求項1から9記載のレーザ加工装置。
  11. 【請求項11】 レーザビームが導入される導入端と前
    記導入端に対応した出射端とを有した光ファイバ保持体
    であって、前記光ファイバ保持体の導入端において各光
    ファイバが互いに接するように配置され、かつ前記光フ
    ァイバ保持体の内部の各光ファイバは互いに交差しない
    よう配置されている光ファイバ保持体。
  12. 【請求項12】 光ファイバ保持体の導入端及び出射端
    において光ファイバ束の形状が相似形であり、かつ前記
    導入端における各光ファイバの位置と前記出射端におけ
    る各光ファイバの位置が、互いに等価な位置として対応
    している請求項11記載の光ファイバ保持体。
  13. 【請求項13】 光ファイバ保持体の導入端において各
    光ファイバが互いに接するように配置され、前記光ファ
    イバ保持体の内部において、前記導入端から出射端へ向
    って、前記光ファイバの配列が放射状に広がる請求項1
    1または12記載の光ファイバ保持体。
  14. 【請求項14】 レーザビームが導入される導入端と前
    記導入端に対応した出射端とを有した光ファイバ保持体
    であって、前記光ファイバ保持体の導入端及び出射端に
    おいて光ファイバ束の形状が相似形であり、かつ前記導
    入端における各光ファイバの位置と前記出射端における
    各光ファイバの位置が、互いに等価な位置として対応し
    ている光ファイバ保持体。
  15. 【請求項15】 レーザビームが導入される導入端と前
    記導入端に対応した出射端とを有した光ファイバ保持体
    であって、前記光ファイバ保持体の導入端において各光
    ファイバが互いに接するように配置され、前記光ファイ
    バ保持体の内部において、前記導入端から出射端へ向っ
    て、前記光ファイバの配列が放射状に広がる光ファイバ
    保持体。
  16. 【請求項16】 光ファイバ保持体の内部において、導
    入端から出射端へ向って、前期光ファイバの配列が放射
    状に広がりかつ前記光ファイバの各々は直線状である請
    求項13または15記載の光ファイバ保持体。
  17. 【請求項17】 光ファイバ保持体の内部において、導
    入端から出射端へ向って、光ファイバの配列が放射状に
    広がりかつ放射状に広がる光ファイバの中心の光ファイ
    バは直線状であり、その他の光ファイバは少なくともそ
    の一部が湾曲した請求項13または15記載の光ファイ
    バ保持体。
  18. 【請求項18】 光ファイバ保持体の導入端およびその
    近傍において、光ファイバが直線状かつ平行に並べられ
    ており、その光軸と導入端に導入されるレーザビームの
    光軸は平行である請求項11から15のいずれか1項、
    または17記載の光ファイバ保持体。
  19. 【請求項19】 光ファイバ保持体の内部で、少なくと
    も一本の光ファイバをそのコア径の500倍以上の曲率
    半径で湾曲するように配置した請求項11から15のい
    ずれか1項、または17または18記載のレーザ加工装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014509263A (ja) * 2011-02-07 2014-04-17 トルンプフ レーザー− ウント ジュステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザ加工装置
CN107457482A (zh) * 2017-09-13 2017-12-12 华中科技大学 一种阵列式光波导液体射流装置及方法
WO2018042715A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 オリンパス株式会社 内視鏡用光信号送信モジュール

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