JPH0755896A - 集積回路のテスト・モード設定方式 - Google Patents

集積回路のテスト・モード設定方式

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JPH0755896A
JPH0755896A JP5197550A JP19755093A JPH0755896A JP H0755896 A JPH0755896 A JP H0755896A JP 5197550 A JP5197550 A JP 5197550A JP 19755093 A JP19755093 A JP 19755093A JP H0755896 A JPH0755896 A JP H0755896A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本のテスト専用端子を使用して、通常動作
時とテスト・モード時の切換えを行い得ると共に簡単な
回路で各種のテスト・モードを設定すること。 【構成】 活性化用端子に活性化指示電圧が印加される
と、入力信号に対応した活性化信号A…nが活性化回路
から出力される。例えば活性化信号Aがオンされると、
機能ブロックAが活性化される。テスト専用端子にテス
ト指示電圧が印加されると、入力信号に対応したテスト
A…nが出力される。例えば、テストAがオンである
と、機能ブロックAの状態が外部出力端子から出力され
る。テスト専用回路は、例えばDラッチを有しており、
Dラッチのクロック端子にはテスト専用端子の電圧が入
力バッファを介して印加され、Dラッチのデータ入力端
子には例えばアドレス端子からの信号が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1本のテスト専用端子
を使用して、通常動作時とテスト・モード時の切換えを
行うと共に、各種のテスト・モードの設定を可能とした
集積回路のテスト・モード設定方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9はテスト可能な集積回路の構成例を
示す図である。同図において、AないしDは機能ブロッ
ク、10Aないし10Dはテスト時データ線、11と1
2は通常時データ線、13はマルチプレクサ(信号切換
器)をそれぞれ示している。ブロックAには、信号Aと
テストAとが印加されている。信号Aがオンであると、
ブロックAが動作する。オフのテストAは通常動作を示
し、オンのテストAはブロックAのテストを示す。テス
トAがオンの場合には、ブロックAのデータは、テスト
時データ線10Aを介してマルチプレクサ13に入力さ
れると共に、通常時データ線11を介してブロックCお
よびブロックBへ送られる。なお、図示しないが、ブロ
ックAには、集積回路の入力端子からのデータがデータ
線を介して供給される。
【0003】ブロックCには、信号CとテストCとが印
加されている。通常動作時にはブロックCのデータがデ
ータ線10Cを介してマルチプレクサ13に入力され、
ブロックCのテスト時においてもブロックCのデータが
データ線10Cを介してマルチプレクサ13に入力され
る。
【0004】ブロックBには、信号BとテストBとが印
加されている。テストBがオンの場合には、ブロックB
のデータは、テスト時データ線10Bを介してマルチプ
レクサ13に入力されるとともに、通常時データ線12
を介してブロックDへ送られる。
【0005】ブロックDには、信号DとテストDとが印
加されている。通常動作時にはブロックDのデータがデ
ータ線10Dを介してマルチプレクサ13に入力され、
ブロックDのテスト時においてもブロックDのデータが
データ線10Dを介してマルチプレクサ13に入力され
る。
【0006】マルチプレクサ13は、テストAがオンの
ときにはデータ線10Aのデータを出力し、テストBが
オンのときにはデータ線10Bのデータを出力し、テス
トCがオンのときにはデータ線10Cのデータを出力
し、テストDがオンのときにはデータ線10Dのデータ
を出力する。なお、マルチプレクサ13に入力されるテ
ストCは信号Cがオンのときにもオンし、マルチプレク
サ13に入力されるテストDは信号Dがオンのときにも
オンする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では集積回路
に対してテスト・モード状態を設定するために複数の未
使用外部入力端子を使用していた。しかし、未使用外部
入力端子が存在しない場合には同一パッケージでのテス
トは不可能であり、端子数の多いパッケージにすること
で未使用外部入力端子を確保していたために、パッケー
ジサイズが大きくなり、実装密度が低く、無駄になった
り、価格も高くなる等の問題があった。
【0008】また、従来技術では集積回路をテスト・モ
ード状態にしておくためには、テスト専用端子に常にテ
スト・モード状態の信号を入力し続けなければならなか
った。このため、テストしたい機能以外の回路に同様な
テスト専用端子に直接的に接続されている場合、そのテ
ストしたい機能以外の回路に影響を及ぼすことがあっ
た。さらに、集積回路が複雑になればなるほど、テスト
パターン数が増加し、製品テストの時間も増える。
【0009】本発明は、この点に鑑みて創作されたもの
であって、1本のテスト専用端子を使用して、通常動作
時とテスト・モード時の切換えを行い得ると共に、簡単
な回路で各種のテスト・モードを設定できる集積回路の
テスト・モード設定方式を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。請求項1の発明の集積回路のテスト・モード
設定方式は、1本のテスト専用端子と、外部出力端子
と、複数の機能ブロックと、複数のテスト信号を出力す
るテスト専用回路とを備え、テスト信号がオンの場合に
は当該テスト信号に対応付けられた機能ブロックのデー
タが外部出力端子から出力されるようになった集積回路
のテスト・モード設定方式であって、テスト専用回路
は、テスト用記憶手段を有し、テスト用記憶手段の出力
がテスト信号とされ、テスト専用端子にテスト指示電圧
が印加されるとテスト用記憶手段の入力データがテスト
用記憶手段の出力側から出力され、テスト専用端子にテ
スト指示電圧が印加されないときはテスト用記憶手段の
出力データが固定されることを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式は、1本のテスト専用端子と、外部出力端子
と、複数の機能ブロックと、複数のテスト信号を出力す
るテスト専用回路とを備え、テスト信号がオンの場合に
は当該テスト信号に対応付けられた機能ブロックのデー
タが外部出力端子から出力されるようになった集積回路
のテスト・モード設定方式であって、テスト専用回路
は、テスト用記憶手段と、テスト用記憶手段の出力をデ
コードするテスト用デコーダ回路とを有し、テスト用デ
コーダ回路の出力がテスト信号とされ、テスト専用端子
にテスト指示電圧が印加されるとテスト用記憶手段の入
力データがテスト用記憶手段の出力側から出力され、テ
スト専用端子にテスト指示電圧が印加されないときはテ
スト用記憶手段の出力データが固定されることを特徴と
するものである。
【0012】請求項3の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式は、1本のテスト専用端子と、1本の活性化
用端子と、外部入力端子と、複数の機能ブロックと、複
数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
オンの場合には当該テスト信号に対応付けられた機能ブ
ロックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信
号がオンの場合には当該活性化信号に対応付けられた機
能ブロックが活性化されるようになった集積回路のテス
ト・モード設定方式であって、活性化回路は、活性化用
記憶手段を有し、活性化用記憶手段の出力が活性化信号
とされ、テスト専用回路は、テスト用記憶手段を有し、
テスト用記憶手段の出力がテスト信号とされ、活性化用
端子に活性化指示電圧が印加されると活性化用記憶手段
の入力データが活性化用記憶手段の出力側から出力さ
れ、活性化用端子に活性化指示電圧が印加されないとき
は活性化用記憶手段の出力データが固定され、テスト専
用端子にテスト指示電圧が印加され且つ活性化用端子に
活性化指示電圧が印加されるとテスト用記憶手段の入力
データがテスト用記憶手段の出力側から出力され、テス
ト専用端子にテスト指示電圧が印加されないときはテス
ト用記憶手段の出力データが固定されることを特徴とす
るものである。
【0013】請求項4の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式は、1本のテスト専用端子と、1本の活性化
用端子と、外部出力端子と、複数の機能ブロックと、複
数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
オンの場合には当該テスト信号に対応付けられた機能ブ
ロックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信
号がオンの場合には当該活性化信号に対応付けられた機
能ブロックが活性化されるようになった集積回路のテス
ト・モード設定方式であって、活性化回路は、活性化用
記憶手段と、活性化用記憶手段の出力をデコードする活
性化用デコーダ回路とを有し、活性化用デコーダ回路の
出力が活性化信号とされ、テスト専用回路は、テスト用
記憶手段と、テスト用記憶手段の出力をデコードするテ
スト用デコーダ回路とを有し、テスト用デコーダ回路の
出力がテスト信号とされ、活性化用端子に活性化指示電
圧が印加されると活性化用記憶手段の入力データが活性
化用記憶手段の出力側から出力され、活性化用端子に活
性化指示電圧が印加されないときは活性化用記憶手段の
出力データが固定され、テスト専用端子にテスト指示電
圧が印加され且つ活性化用端子に活性化指示電圧が印加
されるとテスト用記憶手段の入力データがテスト用記憶
手段の出力側から出力され、テスト専用端子にテスト指
示電圧が印加されないときはテスト用記憶手段の出力デ
ータが固定されることを特徴とするものである。
【0014】請求項5の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式は、1本のテスト専用端子と、1本の活性化
用端子と、外部出力端子と、複数の機能ブロックと、複
数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
オンの場合には当該テスト信号に対応付けられた機能ブ
ロックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信
号がオンの場合には当該活性化信号に対応付けられた機
能ブロックが活性化されるようになった集積回路のテス
ト・モード設定方式であって、活性化回路は、活性化用
記憶手段と、活性化用記憶手段の出力をデコードする活
性化用デコーダ回路とを有し、活性化用デコーダ回路の
出力が活性化信号とされ、テスト専用回路は、テスト用
記憶手段と、イネーブル状態であることを条件としてテ
スト用記憶手段の出力をデコードするテスト用デコーダ
回路とを有し、テスト用デコーダ回路の出力がテスト信
号とされ、活性化用端子に活性化指示電圧が印加される
と活性化用記憶手段の入力データが活性化用記憶手段の
出力側から出力され、活性化用端子に活性化指示電圧が
印加されないときは活性化用記憶手段の出力データが固
定され、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加される
とテスト用記憶手段の入力データがテスト用記憶手段の
出力側から出力され、テスト専用端子にテスト指示電圧
が印加されないときはテスト用記憶手段の出力データが
固定され、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加され
ないときにテスト用デコーダ回路がイネーブル状態にな
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項6の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式は、1本のテスト専用端子と、1本の活性化
用端子と、外部出力端子と、複数の機能ブロックと、複
数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
オンの場合には当該テスト信号に対応付けられた機能ブ
ロックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信
号がオンの場合には当該活性化信号に対応付けられた機
能ブロックが活性化されるようになった集積回路のテス
ト・モード設定方式であって、活性化回路は、活性化用
記憶手段と、活性化用記憶手段の出力をデコードする活
性化用デコーダ回路とを有し、活性化用デコーダ回路の
出力が活性化信号とされ、テスト専用回路は、テスト用
記憶手段と、イネーブル状態であることを条件としてテ
スト用記憶手段の出力をデコードするテスト用デコーダ
回路とを有し、テスト用デコーダ回路の出力がテスト信
号とされ、活性化用端子に活性化指示電圧が印加される
と活性化用記憶手段の入力データが活性化用記憶手段の
出力側から出力され、活性化用端子に活性化指示電圧が
印加されないときは活性化用記憶手段の出力データが固
定され、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加され且
つ活性化用端子に活性化指示電圧が印加されるとテスト
用記憶手段の入力データがテスト用記憶手段の出力側か
ら出力され、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加さ
れないときはテスト用記憶手段の出力データが固定さ
れ、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されないと
きにテスト用デコーダ回路がイネーブル状態になること
を特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明の集積回路のテスト・モード設
定方式の作用を説明する。テスト用記憶手段は、例えば
Dフリップ・フロップまたはDラッチである。テスト用
記憶手段には、例えば集積回路のアドレス端子からのデ
ータA0…Anが入力される。テスト専用端子にテスト
指示電圧が印加されると、データA0…Anがテスト用
記憶手段の出力端子から出力される。テスト用記憶手段
は、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されていな
いときは、出力側データを変化しない。テスト用記憶手
段の出力がテスト専用回路の出力となり、テスト専用回
路から出力されるテストAは機能ブロックAに送られ、
テストnは機能ブロックnに送られる。
【0017】請求項2の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式の作用を説明する。請求項2の発明の集積回
路のテスト・モード設定方式は、テスト用記憶手段の出
力をデコーダ回路に入力し、デコーダ回路の出力をテス
ト専用回路の出力とするものである。
【0018】請求項3の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式の作用を説明する。請求項3の発明の集積回
路のテスト・モード設定方式は、テスト専用端子にテス
ト指示電圧が印加されてきる状態の下では、同一データ
を同時に活性化用記憶手段とテスト用記憶手段に入力
し、同じデータを活性化用記憶手段とテスト用記憶手段
から出力するものである。
【0019】請求項4の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式の作用を説明する。請求項4のものは、活性
化用記憶手段の出力を活性化用デコーダ回路でデコード
し、活性化用デコーダ回路の各出力を活性化信号として
対応する機能ブロックに送り、テスト記憶手段の出力を
テスト用デコーダ回路でデコードし、テスト用デコーダ
回路の各出力をテスト信号として対応する機能ブロック
に送る点で、請求項3のものと相違する。
【0020】請求項5の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式の作用を説明する。請求項4の発明の集積回
路のテスト・モード設定方式は、同じデータを活性化用
記憶手段とテスト用記憶手段に入力させ、同じデータを
活性化用記憶手段とテスト用記憶手段から出力させるこ
とが出来る。また、テスト専用端子にテスト指示電圧が
印加されなくなったときに、テスト用記憶手段の出力を
テスト用デコーダ回路でデコードし、テスト用デコーダ
回路の各出力を対応する機能ブロックに送っている。
【0021】請求項6の発明の集積回路のテスト・モー
ド設定方式の作用を説明する。請求項6の発明の集積回
路のテスト・モード設定方式は、テスト専用端子にテス
ト指示電圧が印加されている状態の下では、同じデータ
を活性化用記憶手段とテスト用記憶手段に入力し、同じ
データを活性化用記憶手段とテスト用記憶手段から出力
する。また、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加さ
れなくなったときに、テスト用記憶手段の出力をテスト
用デコーダ回路でデコードし、テスト用デコーダ回路の
各出力を対応する機能ブロックに送る。
【0022】
【実施例】図2は本発明の第1実施例のブロック図であ
る。同図において、1はラッチ、7はプルアップ抵抗付
き入力バッファをそれぞれ示している。ラッチ1や入力
バッファ7は集積回路の中に存在する。集積回路のテス
ト専用端子TESTからの信号は入力バッファ7に入力
され、入力バッファ7の出力はラッチ1のゲート端子G
に入力される。テスト専用端子TESTに印加された信
号がLレベルの場合には、入力バッファ7にLレベルが
入力される。テスト専用端子TESTに何も接続されな
い,或いはHレベルが印加されている場合には、プルア
ップ抵抗によってHレベルが入力バッファ7に入力され
る。
【0023】ラッチ1のデータ入力端子には、集積回路
のアドレス端子からのデータが入力される。ラッチ1の
ゲート端子Gの信号がLレベル(低レベル)の場合に
は、ラッチ1の入力データはそのまま出力端子Q0…Q
nから出力される。ラッチ1のゲート端子Gの信号がH
レベルになると、その時点の出力データが維持され、入
力データが変化しても出力データは変化しない。ラッチ
1の出力がテストA,…,テストnとなり、各テスト信
号は対応する機能ブロックに送られる。
【0024】図2の第1実施例の動作について説明す
る。通常動作時は、テスト専用端子TESTに何も接続
されないか, 或いはHレベルが印加される。この状態の
下においては、プルアップ抵抗付き入力バッファ7の出
力はHレベルになり、テスト専用回路のラッチ1のゲー
ト端子GにHレベルが印加され、テスト専用端子のラッ
チ1の出力Q0…Qnの信号はLレベルとなる。なお、
通常動作時になる直前に、ラッチ1の内容はクリアされ
る。
【0025】テスト・モード時にはテスト専用端子TE
STにLレベルが印加される。テスト専用端子TEST
にLレベルが印加されると、プルアップ抵抗付き入力バ
ッファ7の出力はLレベルになり、テスト専用回路のラ
ッチ1のゲート端子GにLレベルが印加されることで、
テスト専用回路のラッチ1にアドレス端子からのテスト
・モード選択信号A0…Anの値がセットされる。テス
ト専用回路のラッチ1にA0…Anの値がセットされる
と、テスト専用端子TESTに印加していたLレベルを
解除するためにテスト専用端子TESTに何も接続しな
いようにするか,あるいはHレベルを印加する。
【0026】本発明の第1実施例によれば、テスト・モ
ード選択信号A0…Anの入力値に応じて、各種のテス
ト・モードを設定することが可能であり、且つテスト・
モード中において、常にテスト専用端子TESTにテス
ト・モード信号を印加し続ける必要がなくなる。また、
テスト・モードを維持しながら、通常動作モードをも動
作可能にすることで他機能に影響を与えずに、テストし
たい機能のみを選択し、集積回路をテストすることが可
能になる。
【0027】上述の説明では、テスト専用端子TEST
にLレベルが印加されたときにテスト・モードになると
しているが、テスト専用端子TESTにHレベルが印加
されたときにテスト・モードになるようにしても良い。
テスト専用端子TESTにHレベルが印加されたときに
テスト・モードするには、プルアップ機能付き入力バッ
ファ7を,プルダウン抵抗付きのインバータ機能を持つ
入力バッファにすれば良い。また、上述の説明では、ラ
ッチ1のデータ入力端子に集積回路のアドレス端子のデ
ータが入力されているが、集積回路の他の入力端子のデ
ータをラッチ1のデータ入力端子に入力するようにして
も良い。
【0028】図3は本発明の第2実施例のブロック図で
ある。同図において、1はラッチ、2はデコーダ回路、
7はプルアップ抵抗付き入力バッファ7をそれぞれ示
す。ラッチ1の出力Q0…Qnは、デコーダ回路2に入
力される。デコーダ回路2は、X0…Xmの出力を有し
ている。但し、mは2n+1 −1である。ラッチ1の出力
Q0…Qnが例えばオール0の場合にはデコーダ回路2
の出力X0のみがオンし、ラッチ1の出力Q0…Qnが
例えばオール1の場合にはデコーダ回路2の出力Xmの
みがオンする。デコーダ回路2の出力X0…Xmがテス
トA…テストmとなり、各テスト信号は対応する機能ブ
ロックに送られる。なお、実際には、デコーダ回路2の
出力X0は使用しない。
【0029】本発明の第2実施例は、第1実施例の持つ
効果に加え、テスト専用回路のラッチ1の値をデコーダ
回路2に入力することで、n+1ビットのテスト・モー
ド選択信号A0…Anを使用して、2n+1 −1個のテス
ト・モードの中の任意の1個を設定することが出来ると
言う効果を有している。
【0030】図4は本発明の第3実施例のブロック図で
ある。同図において、1aは通常動作用のラッチ、1b
はテスト専用回路のラッチ、3はORゲート、7はプル
アップ抵抗付き入力バッファをそれぞれ示している。通
常動作用のラッチ1aのデータ入力端子には、集積回路
のアドレス端子からの信号A0…Anが印加される。ラ
ッチ1aのゲート端子GAには、集積回路の外部端子O
Tからの信号が印加される。ラッチ1aのゲート端子G
Aの信号がLレべルのときは、信号A0…Anがそのま
ま出力され、ゲート端子GAの信号がHレベルになる
と、その時点の出力が維持される。ラッチ1aの出力N
Q0…NQnからの信号が信号A…信号nになり、各信
号は対応する機能ブロックに送られる。例えば、信号A
がオンになると、対応する機能ブロックAは動作状態に
なる(活性化される)。
【0031】テスト専用回路のラッチ1bのデータ入力
端子には集積回路のアドレス端子からの信号A0…An
が印加され、ラッチ1bの各出力はテスト信号として対
応する機能ブロックに送られる。ORゲート3の入力C
1には外部端子OTからの信号が印加され、ORゲート
3の入力C2には入力バッファ7の出力が印加される。
ORゲート3の出力は、テスト専用回路のラッチ1bの
ゲート端子GBに印加される。
【0032】第3実施例の動作について説明する。通常
動作時は、テスト専用端子TESTはオープンにされる
か,或いはHレベルが印加される。通常動作時は、プル
アップ抵抗付き入力バッファ7の出力はHレベルとな
り、ORゲート3の入力C2にHレベルが印加され、O
Rゲート3の出力からHレベルが出力されるため、OR
ゲート3の出力は外部端子OTの影響を受けない。テス
ト専用回路であるラッチ1のゲート端子GBにはHレベ
ルが印加され、テスト専用回路のラッチ1bの出力TQ
0…TQnの信号はLレベルになる。また、通常動作用
のラッチ1aには、外部端子OTに依存して、アドレス
端子からのテスト・モード選択信号A0…Anの値がセ
ットされる。
【0033】テスト・モード時には、テスト専用端子T
ESTにLレベルが印加される。テスト専用端子TES
TにLレベルが印加されると、プルアップ抵抗付き入力
バッファ7の出力はLレベルになり、ORゲート3の入
力C2にLレベルが印加される。ORゲート3の入力C
2がLレベルの状態の下では、ORゲート3の出力は外
部端子OTに依存するため、通常動作用のラッチ1aと
テスト専用回路のラッチ1bの動作は全く同じになる。
ORゲート3の入力C2がLレベルの状態の下で外部端
子OTがLレベルになると、通常動作用のラッチ1aの
ゲート端子GAにLレベルが印加されると同時にテスト
専用回路のラッチ1bのゲート端子GBにLレベルが印
加され、アドレス端子からの信号A0…Anの値がラッ
チ1aとラッチ1bにセットされる。
【0034】テスト専用回路のラッチ1bにA0…An
の値がセットされると、テスト専用端子TESTに印加
していたLレベルを解除するために、テスト専用端子T
ESTに何も接続しないようにするか,或いはHレベル
を印加しておく。
【0035】従来技術では、集積回路内のある機能ブロ
ックのテストを行う場合、通常動作によってテスト対象
の機能ブロックを動作させるようにセットした後に,テ
スト・モードに切り換えてからテスト対象の機能ブロッ
クをテストすると言う2回の設定が必要であった。本発
明の第3実施例では、集積回路のテスト対象の機能ブロ
ックを動作状態にすると同時に、テスト対象の機能ブロ
ックをテスト可能にしているので、テスト対象の機能ブ
ロックを1回の設定でテストすることが出来る。
【0036】図5は本発明の第4実施例を示すブロック
図である。同図において、1aは通常動作用のラッチ、
1bはテスト専用回路のラッチ、2aは通常動作用のデ
コーダ回路、2bはテスト専用回路のデコーダ回路、3
はORゲート、7はプルアップ抵抗付き入力バッファを
それぞれ示している。通常動作用のラッチ1aの出力N
Q0…NQnは、通常動作用のデコーダ回路2aに送ら
れる。デコーダ回路2aは、出力NX0…NXmを有し
ており、入力データの値によって定まる出力がオンす
る。デコーダ回路2aの出力NX0…NXmのそれぞれ
は、対応する機能ブロックに送られる。
【0037】テスト専用回路のラッチ1bの出力TQ0
…TQnは、テスト専用回路のデコーダ回路2bに送ら
れる。デコーダ回路2bは、出力TX0…TXmを有し
ており、入力データの値によって定まる出力がオンす
る。デコーダ回路2bの出力TX0…TXmのそれぞれ
は、テスト信号として対応する機能ブロックのテスト端
子に送られる。なお、実際には、デコーダ回路2aの出
力NX0とデコーダ回路2bの出力TX0は使用されな
い。
【0038】本発明の第4実施例の動作は図3の第3実
施列の動作と似ているので、相違する点についてのみ説
明する。通常動作用のラッチ1aの出力NQ0…NQn
は通常動作用のデコーダ回路2aに入力され、テスト専
用回路のラッチ1bの出力TQ0…TQnはテスト専用
デコーダ回路2bに入力され、通常動作用のデコーダ回
路2aの出力NX0…NXmが生成されて各機能ブロッ
クに送られ、テスト専用回路のデコーダ回路2bの出力
TX0…TXmも生成されて、各機能ブロックのテスト
端子に送られる。デコーダ回路2aの出力NXi(iは
0,1,…,m)がオンのときには、デコーダ回路2b
の出力TXiもオンである。
【0039】本発明の第4実施例は、第3実施例の持つ
効果に加えて、n+1ビットのテスト・モード選択信号
A0…Anを使用して、2n+1 −1種類のテスト・モー
ドを得ることが出来ると言う効果を有している。
【0040】図6は本発明の第5実施例のブロック図で
ある。同図において、1aは通常動作用のラッチ、1b
はテスト専用回路のラッチ、2aは通常動作用のデコー
ダ回路、2bはテスト専用回路のデコーダ回路、5はイ
ンバータ、7はプルアップ抵抗付き入力バッファをそれ
ぞれ示している。
【0041】集積回路のアドレス端子からの信号A0…
Anは通常動作用のラッチ1aのデータ入力端子に印加
され、集積回路の外部端子OTからの信号はラッチ1a
のゲート端子GAに印加される。ラッチ1aの出力NQ
0…NQnは通常動作用のデコーダ回路2aのデータ入
力端子に印加される。デコーダ回路2aの出力NX0…
NXmのそれぞれは対応する機能ブロックに送られる。
【0042】プルアップ付き入力バッファ7の出力は、
テスト専用回路のラッチ1bのゲート端子GBに印加さ
れると共に、インバータ5の入力に印加される。ラッチ
1bのデータ入力端子には、集積回路のアドレス端子か
らの信号A0…Anが印加される。ラッチ1bの出力T
Q0…TQnは、テスト専用回路のデコーダ回路2bの
データ入力端子に送られる。インバータ回路5の出力
は、デコーダ回路2bのゲート端子GCに印加される。
【0043】デコーダ回路2bは、ゲート端子GCにL
レベルが印加されると、イネーブル状態になり、イネー
ブル状態の下では入力データTQ0…TQnの値に応じ
て複数の出力信号線の内の1個をオンする。ゲート端子
GCに高レベルが印加されている場合は、デコーダ回路
2bは非イネーブル状態になる。非イネーブル状態の下
では、デコーダ回路2bは、所定の値(例えば、出力T
X0のみがオンで,他の出力TX1…TXmがオール
0)を出力する。デコーダ回路2bの出力TX0…TX
mのそれぞれは、対応する機能ブロックのテスト端子に
送られる。なお、実際には、デコーダ回路2aの出力N
X0とデコーダ回路2bの出力TX0は使用されない。
【0044】第5実施例の動作について説明する。通常
動作時は、テスト専用端子TESTに何も接続されない
か,或いは高レベルが印加される。通常動作時は、プル
アップ抵抗付き入力バッファ7の出力はHレベルとな
り、インバータ回路5の入力端子とラッチ1bのゲート
端子GBにHレベルが印加される。これにより、ラッチ
1bの出力TQ0…TQnの信号はLレベルとなり、イ
ンバータ回路5の出力端子にはLレベルが出力されるた
め、デコーダ回路2bの出力TX0(テストA)がオン
する。通常動作時は、ラッチ1bにはオール0が記憶さ
れている。ここで、アドレスA0…An=0……0を集
積回路内部の機能として使用しないようにし、デコーダ
回路2aの出力NX0(信号A)は未使用端子とする。
【0045】テスト・モード時には、テスト専用端子T
ESTにLレベルが印加される。テスト専用端子TES
TにLレベルが印加されると、プルアップ抵抗付き入力
バッファ7の出力はLレベルになり、テスト専用回路の
ラッチ1bのゲート端子GBにLレベルが印加され、ラ
ッチ1bにアドレス端子からのA0…Anの値がセット
される。また、テスト専用端子TESTをLレベルにす
ると同時に外部端子OTをLレベルにし、ラッチ1bに
セットされた値と同じ値をラッチ1aにセットする。
【0046】通常動作用のラッチ1aの出力NQ0…N
Qnの信号は通常動作用のデコーダ回路2aに入力さ
れ、通常動作用のデコーダ回路2aの出力NX0…NX
mが生成されて各機能ブロックに送られた後に、テスト
専用端子TESTをオープンにするか,或いはテスト専
用端子TESTにHレベルを印加する。
【0047】テスト専用端子をオープンにするか,或い
はテスト専用端子に高レベルを印加すると、インバータ
5の出力はLレベルになり、テスト専用回路のデコーダ
回路2bはイネーブル状態になる。デコーダ回路2bが
イネーブル状態になると、ラッチ1bの出力TQ0…T
Qnの値によって定まるデコーダ回路2bの出力TXi
のみがオンとなり、デコーダ回路2bの他の出力はオフ
となる。例えば、デコーダ回路2bの出力TX1がオン
のときはデコーダ回路2aの出力NX1もオンし、機能
ブロックBが活性化されると共に、機能ブロックBのデ
ータを集積回路の外部に引き出すことが出来るようにな
る。
【0048】従来技術では、集積回路の或る機能ブロッ
クをテストする場合、通常動作によって当該機能ブロッ
クを活性化させた後に,テスト・モードに切り換えて当
該機能ブロックをテストすると言う2回の設定が必要で
あった。本発明の第5実施例によれば、テスト対象の機
能ブロックを活性化すると同時に、テスト対象の機能ブ
ロックをテスト可能にしているので、テスト対象の機能
ブロックを1回の設定でテストすることが出来る。
【0049】また、第5実施例によれば、テスト専用回
路ラッチ1bの出力TQ0…TQnを使用して、2n+1
−1種類のテスト・モードを得ることが出来る。さら
に、テスト・モードを維持しながら、通常動作モードも
動作可能にすることで他機能に影響を与えずに、テスト
したい機能のみを選択し、集積回路をテストすることが
出来る。
【0050】図7は本発明の第6実施例のブロック図で
ある。同図において、1aは通常動作用のラッチ、1b
はテスト専用回路のラッチ、2aは通常動作用のデコー
ダ回路、2bはテスト専用回路のデコーダ回路、3はO
Rゲート、5はインバータ、7はプルアップ抵抗付き入
力バッファをそれぞれ示している。
【0051】集積回路のアドレス端子からの信号A0…
Anは、通常動作用のラッチ1aのデータ入力端子に印
加されると共に、テスト専用回路のラッチ1bのデータ
入力端子に印加される。集積回路の外部端子OTからの
信号は、ラッチ1aのゲート端子GAに印加されると共
に、ORゲート3の入力C1に印加される。ラッチ1a
の出力NQ0…NQnは、通常動作用のデコーダ回路2
aのデータ入力端子に送られる。デコーダ回路2aの出
力NX0…NXmのそれぞれは、対応する機能ブロック
に送られる。
【0052】プルアップ抵抗付き入力バッファ7の出力
は、ORゲート3の入力C2に印加されると共に、イン
バータ5の入力にも印加される。ORゲート3の出力
は、テスト専用回路のラッチ1bのゲート端子GBに印
加される。インバータ5の出力は、テスト専用回路のデ
コーダ回路2bのゲート端子GCに印加される。
【0053】ラッチ1bの出力TQ0…TQnはデコー
ダ回路2bのデータ入力端子に送られる。デコーダ回路
2bはゲート端子GCにLレベルが印加されているとき
にイネーブル状態になり、イネーブル状態の下では入力
データTQ0…TQnの値に応じた出力TX0…TXm
を出力する。デコーダ回路2bの出力TX0…TXmの
それぞれは、対応する機能ブロックのテスト端子に送ら
れる。
【0054】第6実施例の動作について説明する。通常
動作時は、テスト専用端子TESTがオープンされる
か,或いはテスト専用端子TESTにHレベルが印加さ
れる。通常動作時は、プルアップ抵抗付き入力バッファ
7の出力はHレベルとなり、ORゲート3の入力C2に
Hレベルが印加され、ORゲート3はHレベルを出力
し、ORゲート3の出力は外部端子OTの影響を受けな
い。ORゲート3の出力がHレベルになると、テスト専
用回路のラッチ1bのゲート端子GBにはHレベルが印
加され、ラッチ1bの出力TQ0…TQnの信号はLレ
ベルとなる。なお、通常動作になる直前に、ラッチ1b
はクリアされる。
【0055】通常動作用のラッチ1aには、外部端子O
Tに依存して、集積回路のアドレス端子からの信号A0
…Anがセットされる。通常動作時は、インバータ5の
入力端子にHレベルが印加され、インバータ5の出力は
Lレベルになる。インバータ5がLレベルを出力する
と、テスト専用回路のデコーダ回路2bはイネーブル状
態になり、デコーダ回路2bは当該時点の入力データ
(オール0)対応して出力TX0のみをオンする。ここ
で、アドレスA0…An=0……0は集積回路内部の機
能として使用しないようにし、通常動作用のデコーダ回
路2aの出力NX0は未使用端子とする。
【0056】テスト・モード時には、テスト専用端子T
ESTにLレベルが印加される。テスト専用端子TES
TにLレベルが印加されると、プルアップ抵抗付き入力
バッファ7からはLレベルが出力されると共に、ORゲ
ート3の入力C2にLレベルが印加され、ORゲート3
の出力は外部端子OTに依存するため、通常動作用のラ
ッチ1aとテスト専用回路1bの動作は全く同じにな
る。
【0057】入力バッファ7の出力がLレベルの状態の
下で外部端子OTがLレベルになると、通常動作用のラ
ッチ1aのゲート端子GAとテスト専用回路のラッチ1
bのゲート端子GBにLレベルが印加される。ゲート端
子GAとゲート端子GBにLレベルが印加されると、ア
ドレス端子からの信号A0…Anの値がラッチ1aとラ
ッチ1bにセットされ、ラッチ1aの出力NQ0…NQ
nの信号がデコーダ回路2aに入力され、ラッチ1bの
出力TQ0…TQnの信号がデコーダ回路2bに入力さ
れると共に、通常動作用のデコーダ回路2aの出力NX
0…NXmが生成され、各機能ブロックに送られる。各
機能ブロックに活性化のための信号を送った後に、テス
ト専用端子TESTにHレベルを印加するか,或いは何
も接続しないようにする。
【0058】テスト専用端子TESTにHレベルを印加
するか或いは何も接続しないようにすると、インバータ
5の出力はLレベルになり、テスト専用回路のデコーダ
回路2bのゲート端子GCにLレベルが印加され、テス
ト専用回路のラッチ1bの出力TQ0…TQnの信号が
デコーダ回路2bに入力され、デコーダ回路2bの出力
TX0…TXmが生成され、通常動作用のデコーダ回路
2aの出力NX0…NXmと同じ機能ブロックのテスト
端子に印加される。
【0059】従来技術においては、集積回路のある機能
ブロックのテストを行うとする場合、通常動作によって
テスト対象の機能ブロックを動作させ、その後でテスト
対象の機能ブロックの状態を外部から見えるようにする
と言う2回の設定が必要であったが、本発明の第6実施
例によれば、1回の設定でテスト対象の機能ブロックを
テストすることが出来る。また、テスト専用回路のラッ
チ1bの出力TQ0…TQnを使用して2n+1 −1種類
のテスト・モードを得ることが出来る。さらに、テスト
・モードを維持しながら通常動作モードをも動作可能に
することで、他機能に影響を与えずに、テストしたい機
能のみを選択し、集積回路をテストすることが出来る。
【0060】図8はDフリップ・フロップで構成された
ラッチを示す。第1実施例ないし第6実施例で使用して
いるラッチ1,1a,1bとしては、集積回路の外部入
力端子(例えば、アドレス端子)からの信号A0…An
の値が記憶できる回路であれば、どのようなものであっ
ても良い。例えば、ラッチ1,1a,1bをDフリップ
・フロップで構成した場合の回路構成を図8に示す。図
8のDフリップ・フロップは、信号TESTが立ち下が
ると、入力データA0…Anを出力し、次の立下がりが
来るまで出力データを保持するものである。図8に示さ
れているシステムリセット信号は外部入力端子から得ら
れる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、 (a) 集積回路の複数のテスト・モードの切換えが簡単に
出来る。 (b) パッケージの大きさを小さく出来ることで、高密度
実装が可能になり、価格が安くなる。 (c) テスト専用端子に常にテスト・モード信号を入力し
続ける必要がない。このため、テストしたい機能以外の
回路に同じテスト専用端子に直接的に接続されている場
合、そのテストしたい以外の回路に影響を及ぼすことな
く、機能テストが行える。 (d) 活性化すべき機能ブロックを示すアドレスと同じア
ドレスをテスト専用回路にラッチするので、1回の設定
で機能ブロックのテストが可能になり、且つテスト・モ
ードを維持しながら、通常動作モードをも可能にするこ
とで他機能に影響を与えずに、テストしたい機能のみを
選択的にテストすることが出来る。 (e) 集積回路が複雑であっても、ブロック毎や機能毎に
テストが可能であり、テストパターン数の減少と共に、
製品テストの時間も大幅に削減できる。 等の顕著な効果を奏することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図5】本発明の第4実施例のブロック図である。
【図6】本発明の第5実施例のブロック図である。
【図7】本発明の第6実施例のブロック図である。
【図8】Dフリップ・フロップで構成されたラッチを示
す図である。
【図9】集積回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 テスト専用回路のラッチ 1a 通常動作用のラッチ 1b テスト専用回路のラッチ 2 テスト専用回路のデコーダ回路 2a 通常動作用のデコーダ回路 2b テスト専用回路のデコーダ回路 3 ORゲート 5 インバータ 7 プルアップ抵抗付き入力バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 21/822

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本のテスト専用端子と、外部出力端子
    と、複数の機能ブロックと、複数のテスト信号を出力す
    るテスト専用回路とを備え、テスト信号がオンの場合は
    当該テスト信号に対応付けられた機能ブロックのデータ
    が外部出力端子から出力されるようになった集積回路の
    テスト・モード設定方式であって、 テスト専用回路は、テスト用記憶手段を有し、テスト用
    記憶手段の出力がテスト信号とされ、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されるとテスト
    用記憶手段の入力データがテスト用記憶手段の出力側か
    ら出力され、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加さ
    れないときはテスト用記憶手段の出力データが固定され
    ることを特徴とする集積回路のテスト・モード設定方
    式。
  2. 【請求項2】 1本のテスト専用端子と、外部出力端子
    と、複数の機能ブロックと、複数のテスト信号を出力す
    るテスト専用回路とを備え、テスト信号がオンの場合は
    当該テスト信号に対応付けられた機能ブロックのデータ
    が外部出力端子から出力されるようになった集積回路の
    テスト・モード設定方式であって、 テスト専用回路は、テスト用記憶手段と、テスト用記憶
    手段の出力をデコードするテスト用デコーダ回路とを有
    し、テスト用デコーダ回路の出力がテスト信号とされ、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されるとテスト
    用記憶手段の入力データがテスト用記憶手段の出力側か
    ら出力され、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加さ
    れないときはテスト用記憶手段の出力データが固定され
    ることを特徴とする集積回路のテスト・モード設定方
    式。
  3. 【請求項3】 1本のテスト専用端子と、1本の活性化
    用端子と、外部入力端子と、複数の機能ブロックと、複
    数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
    性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
    オンの場合は当該テスト信号に対応付けられた機能ブロ
    ックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信号
    がオンの場合は当該活性化信号に対応付けられた機能ブ
    ロックが活性化されるようになった集積回路のテスト・
    モード設定方式であって、 活性化回路は、活性化用記憶手段を有し、活性化用記憶
    手段の出力が活性化信号とされ、 テスト専用回路は、テスト用記憶手段を有し、テスト用
    記憶手段の出力がテスト信号とされ、 活性化用端子に活性化指示電圧が印加されると活性化用
    記憶手段の入力データが活性化用記憶手段の出力側から
    出力され、活性化用端子に活性化指示電圧が印加されな
    いときは活性化用記憶手段の出力データが固定され、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加され且つ活性化
    用端子に活性化指示電圧が印加されるとテスト用記憶手
    段の入力データがテスト用記憶手段の出力側から出力さ
    れ、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されないと
    きはテスト用記憶手段の出力データが固定されることを
    特徴とする集積回路のテスト・モード設定方式。
  4. 【請求項4】 1本のテスト専用端子と、1本の活性化
    用端子と、外部出力端子と、複数の機能ブロックと、複
    数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
    性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
    オンの場合は当該テスト信号に対応付けられた機能ブロ
    ックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信号
    がオンの場合は当該活性化信号に対応付けられた機能ブ
    ロックが活性化されるようになった集積回路のテスト・
    モード設定方式であって、 活性化回路は、活性化用記憶手段と、活性化用記憶手段
    の出力をデコードする活性化用デコーダ回路とを有し、
    活性化用デコーダ回路の出力が活性化信号とされ、 テスト専用回路は、テスト用記憶手段と、テスト用記憶
    手段の出力をデコードするテスト用デコーダ回路とを有
    し、テスト用デコーダ回路の出力がテスト信号とされ、 活性化用端子に活性化指示電圧が印加されると活性化用
    記憶手段の入力データが活性化用記憶手段の出力側から
    出力され、活性化用端子に活性化指示電圧が印加されな
    いときは活性化用記憶手段の出力データが固定され、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加され且つ活性化
    用端子に活性化指示電圧が印加されるとテスト用記憶手
    段の入力データがテスト用記憶手段の出力側から出力さ
    れ、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されないと
    きはテスト用記憶手段の出力データが固定されることを
    特徴とする集積回路のテスト・モード設定方式。
  5. 【請求項5】 1本のテスト専用端子と、1本の活性化
    用端子と、外部出力端子と、複数の機能ブロックと、複
    数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
    性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
    オンの場合は当該テスト信号に対応付けられた機能ブロ
    ックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信号
    がオンの場合は当該活性化信号に対応付けられた機能ブ
    ロックが活性化されるようになった集積回路のテスト・
    モード設定方式であって、 活性化回路は、活性化用記憶手段と、活性化用記憶手段
    の出力をデコードする活性化用デコーダ回路とを有し、
    活性化用デコーダ回路の出力が活性化信号とされ、 テスト専用回路は、テスト用記憶手段と、イネーブル状
    態であることを条件としてテスト用記憶手段の出力をデ
    コードするテスト用デコーダ回路とを有し、テスト用デ
    コーダ回路の出力がテスト信号とされ、 活性化用端子に活性化指示電圧が印加されると活性化用
    記憶手段の入力データが活性化用記憶手段の出力側から
    出力され、活性化用端子に活性化指示電圧が印加されな
    いときは活性化用記憶手段の出力データが固定され、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されるとテスト
    用記憶手段の入力データがテスト用記憶手段の出力側か
    ら出力され、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加さ
    れないときはテスト用記憶手段の出力データが固定さ
    れ、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されないときに
    テスト用デコーダ回路がイネーブル状態になることを特
    徴とする集積回路のテスト・モード設定方式。
  6. 【請求項6】 1本のテスト専用端子と、1本の活性化
    用端子と、外部出力端子と、複数の機能ブロックと、複
    数のテスト信号を出力するテスト専用回路と、複数の活
    性化信号を出力する活性化回路とを備え、テスト信号が
    オンの場合は当該テスト信号に対応付けられた機能ブロ
    ックのデータが外部出力端子から出力され、活性化信号
    がオンの場合は当該活性化信号に対応付けられた機能ブ
    ロックが活性化されるようになった集積回路のテスト・
    モード設定方式であって、 活性化回路は、活性化用記憶手段と、活性化用記憶手段
    の出力をデコードする活性化用デコーダ回路とを有し、
    活性化用デコーダ回路の出力が活性化信号とされ、 テスト専用回路は、テスト用記憶手段と、イネーブル状
    態であることを条件としてテスト用記憶手段の出力をデ
    コードするテスト用デコーダ回路とを有し、テスト用デ
    コーダ回路の出力がテスト信号とされ、 活性化用端子に活性化指示電圧が印加されると活性化用
    記憶手段の入力データが活性化用記憶手段の出力側から
    出力され、活性化用端子に活性化指示電圧が印加されな
    いときは活性化用記憶手段の出力データが固定され、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加され且つ活性化
    用端子に活性化指示電圧が印加されるとテスト用記憶手
    段の入力データがテスト用記憶手段の出力側から出力さ
    れ、テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されないと
    きはテスト用記憶手段の出力データが固定され、 テスト専用端子にテスト指示電圧が印加されないときに
    テスト用デコーダ回路がイネーブル状態になることを特
    徴とする集積回路のテスト・モード設定方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002222921A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002222921A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路

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