JPH0755744A - 導電率測定方法及び装置 - Google Patents

導電率測定方法及び装置

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JPH0755744A
JPH0755744A JP20539193A JP20539193A JPH0755744A JP H0755744 A JPH0755744 A JP H0755744A JP 20539193 A JP20539193 A JP 20539193A JP 20539193 A JP20539193 A JP 20539193A JP H0755744 A JPH0755744 A JP H0755744A
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JP
Japan
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conductivity
electrodes
measurement
measuring
measured
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JP20539193A
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English (en)
Inventor
Masanori Ito
正則 伊藤
Hitoshi Takayama
仁史 高山
Tsutomu Iriyama
勉 入山
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導電率測定装置は、二本一対の測定電極が2
組設けられ、2組の第1組の測定電極と他の組の第2組
の測定電極とを切り替え、所定回数の第1組電極の測定
毎に、第2組電極に切り替え、第2組電極の測定後に第
1組電極に戻す切替手段と、第1組及び/又は第2組の
測定電極によって測定された被測定液体の導電率信号を
記録し、第2組の測定電極からの導電率信号と第1組の
測定電極による導電率信号とから補正係数を演算し、補
正係数によってセル定数の変化を較正する較正手段と、
第1組の電極からの導電率信号を補正係数により較正さ
れた導電率信号を表示する表示手段とを有する。 【効果】 被測定液体中の元素の測定電極への付着物が
原因となるセル定数の変化を検出し、自動的に較正し
て、測定電極の汚れによる測定誤差を低減し、高精度に
測定することができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種液体の導電率の測
定方法及びその装置に関し、特に、測定液体中へ浸漬し
た測定電極へ交番電圧を印加、励磁し、その測定電極間
に流れる電流値により導電率を求めるにあたり、測定電
極の経時変化の影響を軽減した上で、導電率を高精度に
測定する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種液体の導電率の測定方法としては、
測定液体中へ二本一対の測定電極または中心電極を接地
し三本一対を配置した測定電極を浸漬し、一定周波数の
交番電圧を印加、励磁し、測定電極間に流れる電流値を
測定することにより、被測定液体の導電率を求める方法
が知られている。
【0003】前者の二本一対の測定電極を用いる導電率
測定方法に使用する装置の動作ブロック図を図3に示
す。ここで、11は、測定電極を駆動するための駆動回
路を含む発振回路、12は被測定液体中へ浸漬する測定
電極、3は交番電圧を印加、励磁する測定電極のスイッ
チ、15は測定電極からの信号を増幅する増幅回路、1
7は演算回路、18は演算処理された測定出力信号の表
示用駆動回路、19は測定出力信号の表示器である。
【0004】このような構成からなる従来装置におい
て、まず最初に駆動回路を含む発振回路11の出力によ
る、被測定液体中へ浸漬した測定電極12の駆動を、ス
イッチ13で制御する。ここで、測定電極12を駆動す
るための通電は、方形波または正弦波により行う。そし
て、測定電極12に対して交流波形を印加、励磁した結
果、測定電極12に被測定液体の導電率による電流が流
れる。その電流値を電圧値に変換した上、増幅回路15
で増幅し、その出力信号を演算回路17にて演算処理
し、被測定液体の導電率を示す信号を算出し、表示器用
駆動回路18に供給して表示器19に表示出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような導電
率の測定方法において、測定電極を励磁するための電源
には方形波交流または正弦波交流が適用されているが、
被測定液体と測定電極との界面に分極が起こり、被測定
液体中の元素の付着物による汚れの影響により測定誤差
を生じるため、測定精度が悪化するという不都合を有し
ていた。これに対して、測定電極の清掃を実行すること
も考えられるが、清掃毎に測定を中断し、人手により実
施しなくてはならないので、効率的ではない。
【0006】この発明は、上述の背景に基づきなされた
ものであり、その目的とするところは、被測定液体中の
元素の測定電極への付着物が原因となるセル定数の変化
を検出し、自動的に較正して、測定電極の汚れによる測
定誤差を低減し、高精度に測定することができる測定す
る方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、この発明に
より解決される。すなわち、この発明の導電率の測定方
法は、導電率を測定するために被測定液体中へ浸漬した
二本一対の測定電極間に、一定周波数の交番電圧を印
加、励磁し、導電率信号を出力するものであって、二本
一対の測定電極を複数組備え、複数組の一の第1組の測
定電極によって被測定液体の導電率を測定し、所定回数
の測定毎に、第1組の測定電極に交番電圧を印加、励磁
する直前または直後に、複数組の一の第2組の測定電極
に交番電圧を印加、励磁し、第2組の測定電極から出力
される導電率信号の比によって、自動的にセル定数の変
化を較正することを特徴とするものである。
【0008】また、この発明による導電率の測定装置
は、導電率を測定するために被測定液体中へ浸漬した二
本一対の測定電極間に、一定周波数の交番電圧を印加、
励磁し、導電率信号を出力するものであって、二本一対
の測定電極が複数組設けられ、複数組の一の第1組の測
定電極と複数組の一の第2組の測定電極とを切り替え、
所定回数の第1組電極の測定毎に、第2組電極に切り替
え、第2組電極の測定後に第1組電極に戻す切替手段
と、第1組及び/又は第2組の測定電極によって測定さ
れた被測定液体の導電率信号を記録し、第2組の測定電
極からの導電率信号と第1組の測定電極による導電率信
号とから補正係数を演算し、補正係数によってセル定数
の変化を較正する較正手段と、第1組の電極からの導電
率信号を補正係数により較正された導電率信号を表示す
る表示手段とを有することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成を有する本発明では、被測定液体中へ
浸漬した二本一対の測定電極間に、一定周波数の交番電
圧を印加、励磁し、導電率信号を出力する。この導電率
の測定において、二本一対の測定電極を複数組備える。
この複数組の一組の第1組の測定電極によって被測定液
体の導電率を測定し、例えば、数十回から数百回の測定
に一回程度、第1組の測定電極に交番電圧を印加、励磁
する直前または直後に、切替手段によって第1組電極か
ら第2組電極に切り替える。他一組の第2組の測定電極
に交番電圧を印加、励磁し、第2組の測定電極により導
電率信号を出力する。
【0010】切替手段が第2組電極の測定後に第1組電
極に戻すと共に、較正手段が、記録していた第1電極の
導電率信号と第2組のそれとを比較し、その比から補正
係数を演算して、新たな第1電極による導電率信号デー
タを補正係数で較正して出力する。表示手段では、較正
された導電率出力を表示して、自動的にセル定数の変化
を較正する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づき詳細に説明す
る。図1に、この発明による導電率測定装置例の概略図
を示す。すなわち、この例の導電率測定装置は、導電率
を測定するために被測定液体中へ浸漬した二本一対の測
定電極間に、一定周波数の交番電圧を印加、励磁し、導
電率信号を出力するものであって、二本一対の測定電極
が2組設けられ、2組の一の第1組の測定電極と他の組
の第2組の測定電極とを切り替え、所定回数の第1組電
極の測定毎に、第2組電極に切り替え、第2組電極の測
定後に第1組電極に戻す切替手段と、第1組及び/又は
第2組の測定電極によって測定された被測定液体の導電
率信号を記録し、第2組の測定電極からの導電率信号と
第1組の測定電極による導電率信号とから補正係数を演
算し、補正係数によってセル定数の変化を較正する較正
手段と、第1組の電極からの導電率信号を補正係数によ
り較正された導電率信号を表示する表示手段とを有す
る。
【0012】この例の測定装置の具体的構成を、以下に
説明する。図2は、本発明の導電率の測定装置例の動作
ブロック図である。ここで、1は測定電極を駆動するた
めの駆動回路を含む発振回路、2、2′は被測定液体中
へ浸漬する測定電極、3は交番電圧を印加、励磁する該
測定電極の切り替え回路、4は測定電極切り替えタイミ
ング作成回路、5、5′は測定電極からの信号を増幅す
る増幅回路、6、6′はサンプルアンドホールド回路、
7は演算回路、8は演算処理された測定出力信号の表示
用駆動回路、9は測定出力信号の表示器である。
【0013】このような構成からなる本発明の実施例に
おいて、まず最初に駆動回路を含む発振回路1の出力
で、被測定液体中へ浸漬した前記測定電極2の駆動のた
めに、測定電極切り替えタイミング作成回路4により、
測定電極切り替え回路3を制御する。ここで、該測定電
極2を駆動するための通電は、方形波または正弦波によ
り行う。そして、該測定電極2に対して前記交流波形を
印加、励磁した結果、測定電極2に被測定液体の導電率
による電流が流れる。その電流値を電圧値に変換した上
増幅回路5で増幅し、その出力信号をサンプルアンドホ
ールド回路6で取得し、記憶する。更に、サンプルアン
ドホールド回路6の出力を演算回路7にて後述の演算処
理し、被測定液体の導電率を示す信号を算出し、表示器
用駆動回路8に供給して表示器9に表示出力する。
【0014】このような一連の測定動作を繰り返すこと
により、連続的に被測定液体の導電率を測定することが
できるが、前記一連の測定動作の数十回から数百回に一
回程度、一組目の測定電極2に交番電圧を印加、励磁す
る直前または直後に、測定電圧切り替えタイミング作成
回路4により測定電極切り替え回路3を制御し、測定電
極2を開放し測定電極2′に切り替える。
【0015】次に、測定電極2′に対して前記方形波ま
たは正弦波を印加、励磁し、該測定電極2′に流れる電
流値を電圧値に変換した上で増幅回路5′で増幅し、そ
の出力信号をサンプルアンドホールド回路6′で取得、
記憶する。その出力信号と、サンプルアンドホールド回
路6で前回に取得し現在記憶している結果により、演算
回路7で、前記測定電極2の被測定液体中の元素の付着
物による汚れの影響を軽減するための補正係数を求め、
前記測定電極2の出力信号の補正を行うための演算処理
し、表示器9に出力する。このような一連の動作によ
り、導電率の出力信号を較正することができる。
【0016】また、前記の測定方法による二組の測定電
極から出力される導電率信号の比によって補正係数を求
め、増幅回路5の利得を制御する方法、二組の測定電極
から出力される導電率信号の比によって補正係数を求
め、発振器1の印加電圧を制御する方法に於いても、前
記の同様な効果を得ることができる。更に、演算回路7
の前にA/Dコンバータを付加し、信号処理のデジタル
化を図ることも全く差し支えない。
【0017】
【発明の効果】本発明の導電率の測定方法及び装置で
は、被測定液体中の元素の測定電極への付着物が原因と
なるセル定数の変化を検出し、自動的に較正して、測定
電極の汚れによる測定誤差を低減し、高精度に測定する
ことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電率測定装置例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の導電率測定装置の実施例を示す動作ブ
ロック図である。
【図3】導電率測定装置の従来例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1、11 発振回路 2、2′、12 測定電極 3、13 測定電極切り替え回路 4 測定電極切り替えタイミング作成回
路 5、5′、15 増幅回路 6、6′ サンプルアンドホールド回路 7、17 演算回路 8、18 表示器用駆動回路 9、19 表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電率を測定するために被測定液体中へ
    浸漬した二本一対の測定電極間に、一定周波数の交番電
    圧を印加、励磁し、導電率信号を出力する導電率の測定
    方法において、 二本一対の測定電極を複数組備え、 前記複数組の一の第1組の測定電極によって被測定液体
    の導電率を測定し、所定回数の測定毎に、該第1組の測
    定電極に交番電圧を印加、励磁する直前または直後に、
    前記複数組の一の第2組の測定電極に交番電圧を印加、
    励磁し、該第2組の測定電極から出力される導電率信号
    の比によって、自動的にセル定数の変化を較正すること
    を特徴とする導電率の測定方法。
  2. 【請求項2】 導電率を測定するために被測定液体中へ
    浸漬した二本一対の測定電極間に、一定周波数の交番電
    圧を印加、励磁し、導電率信号を出力する導電率の測定
    装置において、 二本一対の測定電極が複数組設けられ、 前記複数組の一の第1組の測定電極と前記複数組の一の
    第2組の測定電極とを切り替え、所定回数の該第1組電
    極の測定毎に、該第2組電極に切り替え、第2組電極の
    測定後に第1組電極に戻す切替手段と、 前記第1組及び/又は第2組の測定電極によって測定さ
    れた被測定液体の導電率信号を記録し、前記第2組の測
    定電極からの導電率信号と第1組の測定電極による導電
    率信号とからとから補正係数を演算し、該補正係数によ
    ってセル定数の変化を較正する較正手段と、 第1組の電極からの導電率信号を補正係数により較正さ
    れた導電率信号を表示する表示手段とを有することを特
    徴とする導電率の測定装置。
JP20539193A 1993-08-19 1993-08-19 導電率測定方法及び装置 Pending JPH0755744A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017513022A (ja) * 2014-03-17 2017-05-25 アトラス サイエンティフィック リミティッド ライアビリティ カンパニー 導電率センサー向けの駆動回路
WO2021038315A1 (en) * 2019-08-29 2021-03-04 Foss Analytical A/S Standardizing the output of an electrical property sensor using a reference magnitude obtained by an optical spectrometer

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