JPH0755697B2 - 包装枚葉紙の開封装置 - Google Patents

包装枚葉紙の開封装置

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JPH0755697B2
JPH0755697B2 JP62037497A JP3749787A JPH0755697B2 JP H0755697 B2 JPH0755697 B2 JP H0755697B2 JP 62037497 A JP62037497 A JP 62037497A JP 3749787 A JP3749787 A JP 3749787A JP H0755697 B2 JPH0755697 B2 JP H0755697B2
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packaging sheet
air
packaging
opening
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幸雄 今泉
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、包装シートで所定枚数ごとに重ねて包装され
ている枚葉紙を、印刷機等にかける前に、自動的に開封
する包装枚葉紙の開封装置に関する。
「従来の技術」 従来、実願昭56−27520号(実開昭57−140990号)のマ
イクロフィルムに記載されているように、包装シート
(ワンプ)で所定枚数ごとに重ねて包装された包装枚葉
紙を多段に積載して1段ごとに所定高さまで上昇させる
リフトテーブルと、その最上段の後端を押して前進させ
る押動機構と、その前進に伴い包装シートの左右側面を
切断する左右の側面カッタと、その前進停止後に包装シ
ートの前面を切断する前面カッタと、切断された包装シ
ートの上面及び下面を吸着してそれぞれ上方と下方に変
位する上下の開封機構と、開封された1段分の包装紙を
クランプで挟持して包装シートから抜出する抜出機構と
を備えた包装枚葉紙の開封装置は既に知られている。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、この従来のものでは、包装シートを切断開封す
るとその中の枚葉紙の前部が露出するので、バラけるこ
とになるが、これを防止する手段がないため、クランプ
で挟持して包装シートから抜出する際に、露出した全枚
葉紙を的確にクランプできず、一部の枚葉紙が残ってし
まう恐れがある。
本発明の目的は、このようなことを簡素な構成で的確に
防止できるようにすることにある。
「課題を解決するための手段」 本発明による包装枚葉紙の開封装置は、基本的には従来
と同じ上述のような構成であるが、開封される包装シー
トと露出する枚葉紙との間にエアーを噴射する次のよう
なエアー噴射針を備えたものである。
すなわち、包装シートの下側部分が下側の開封機構に吸
着されて下方へ引き下げられるのに伴いこの包装シート
の下側部分に突き刺さり貫いて先端部が包装シートの下
側部分と露出した枚葉紙との間に位置するエアー噴射針
を、前面カッタより下方の左右複数個所に配置したもの
である。
「作用」 この開封装置の場合、左右の側面カッタと前面カッタと
で切断された包装シートが上下の開封機構により吸着さ
れ、包装シートの下側部分が下側の開封機構に吸着され
て下方へ引き下げられると、前面カッタより下方の左右
複数個所に配置されているエアー噴射針が、この包装シ
ートの下側部分に突き刺さり貫いて、エアーを噴射する
先端部が包装シートの下側部分と露出した枚葉紙との間
に位置するので、露出した枚葉紙は、左右複数個所のエ
アー噴射針から噴射されるエアーにより下側から空気圧
で押し上げられる状態となる。このことにより、枚葉紙
がバラけることが防止される。そして、枚葉紙は、この
状態でクランプで挟持されて包装シートから抜出され
る。この抜出の際、枚葉紙と包装シートとの間には上記
のようにエアーが噴射されているため、枚葉紙と包装シ
ートとの分離はスムーズに行われる。
「実 施 例」 以下に本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
本発明による装置は、第1,2図に示すように上昇・押動
部1と開封・搬送部2と積載・揃え部3とに大別され
る。
上昇・押動部1には、リフトテーブル4がその4隅をチ
ェーン5によって水平に吊持され、該リフトテーブル4
は、チェーン5と噛合しているスプロケットホイール6
がモータによって回転されると、水平状態のまま上昇さ
れる。包装シート、例えばワンプ7(第6図)で包装さ
れた包装枚葉紙8は、パレット上に多段に積載されたま
まフォークリフト等でこのリフトテーブル4上に乗載さ
れる。
上昇・押動部1にはまた、その上部に、最上段の包装枚
葉紙8の左右の位置決めをする位置決め機構と、その位
置決めされた包装枚葉紙8を開封・搬送部2側へ押動す
る押動機構9と開封後のワンプ7を排出するワンプ排出
機構10とが次ぎのように装置されている。
位置決め機構は、第3図に示すように右側の垂直な定規
板11とその位置を調整する定規調整機構11aと左側の複
数個の位置決め用押動体12とそれを右方へ推進する位置
決め用スクリュー13とこれを回転させる位置決め用モー
タ13aとで構成され、押動体12で最上段の包装枚葉紙8
の左端を押動してその右端を定規板11に当接させ、位置
決めする。
押動機構9は、第4図に示すように押動用モータ9a(第
1,2図)によって回転される押動用スクリュー14と、こ
れに螺合されその回転によってガイドロッド15に沿って
前後に摺動する摺動板16と、該摺動板16にロッド17によ
って上下摺動可能に垂設された複数個の押動体18とで構
成される。ロッド17には、押動体18を下方に付勢するた
めにスプリングが掛けられている。押動体18の前面18a
は後下がりに傾斜し、その傾斜の下端に突部18bを形成
している。また、押動体18には前方へエアーを噴射する
エアーノズル19が取り付けられている。
リフトテーブル4が上昇し、最上段の包装枚葉紙8の後
端が押動体18の前面18aに衝接してこれをスプリングに
抗して少し上昇させると、それがセンサによって検知さ
れ、リフトテーブル4の上昇動作は停止する。この後、
スクリュー14が回転して第5図に示すように摺動板16及
び押動体18が前方へ推進されると、該押動体18の突部18
bが最上段の包装枚葉紙8の後端に当接した状態でこの
包装枚葉紙8が前方へ押動される。この押動中、最上段
の包装枚葉紙8とその1段下の包装枚葉紙8との間にエ
アーノズル19からエアーが噴射されるため、最上段の包
装枚葉紙8はその1段下の包装枚葉紙8上をスムーズに
滑動する。また、押動体18は、その前面18aが上記のよ
うに傾斜し、しかもスプリングによって下方へ付勢され
ているため、その停止時には最上段の包装枚葉紙8の後
端の位置が多少ズレていても、またその厚さが異なって
いても、押動体18が前進すればその突部18bと包装枚葉
紙8の後端との係合は的確に行われ、またその係合が押
動中に外れるようなことはない。
上記位置決め機構の位置決め用押動体12もこの押動体18
と同様に装着され、またそれにもエアーノズルが取り付
けられており、それによる位置決めのための押動動作も
上記と同様にして行われる。
ワンプ排出機構10は最終工程で動作するため、その構成
は後述する。
次ぎに、開封・搬送部2について説明する。
上記のように押動体18によって押動されて前進してきた
最上段の包装枚葉紙8は、水平に横架されている支持ロ
ーラ20に支持された後、水平状態になっている横長の下
側開封板21に続いて支持され、該下側開封板21の先端に
突設された前面開封位置ストッパ22に前端が衝接して停
止する。そして、そこまでの前進中に、水平回転してい
る円板状の左右の側面カッタ23によってワンプ7の左右
側面を前進に伴って自動的に切断される。これら側面カ
ッタ23はそれぞれカッタモータ24によって個別に回転さ
れ、その位置は前後には移動しないが、左右にはねじ機
構24aによって同時に位置調整できるようになってい
る。前面開封位置ストッパ22によって前端を位置決めさ
れた包装枚葉紙8は、水平回転しながらカッタレール25
に沿って左方または右方に摺動する円板状の前面カッタ
26によってワンプ7の前面全長を切断される。この前面
カッタ26を回転させるカッタモータ27はカッタレール25
に装架されたカッタ摺動台28に取り付けられ、該カッタ
摺動台28の摺動は例えばチェーン駆動によって行われ
る。
このようにワンプ7の左右側面の前端部及び前面全長が
切断されると、下側開封板21に取り付けられた下側の複
数個の吸盤29及び上側開封板30に取り付けられた上側の
複数個の吸盤31によるエアー吸引が開始し、ワンプ7の
下面と上面とはこれら吸盤29,31による吸引によって下
側開封板21の上面及び上側の吸盤31に吸着される。下側
の吸盤29は下側開封板21の下側に取り付けられ、第6図
に示すようにその吸引孔32に臨んでいる。上側の吸盤31
は上側開封板30の下面に突設されている。下側開封板21
はその左右両端を軸33に枢支され、図示しないモータま
たはシリンダによって上下に回動され、また上側開封板
30はシリンダによって上下に回動される。下側開封板21
の軸線よりやや下方の左右複数個所に、エアー噴射針34
が前方へ向けて固定配設されており、これよりエアーが
噴射される。
上記のようにワンプ7が吸着されると、第6図鎖線で示
すように下側開封板21が下方に回動するとともに、上側
開封板30が上方へ回動し、既に前端部を切断されている
ワンプ7は、その切断線を境に上下の切断部分7a,7bに
分かれて上下両方にめくるようにして開封され、前端部
が口を開いた状態になり、ワンプ7内の枚葉紙8aの前端
部が露出する。このとき、その開封される下側の切断部
分7bの左右複数個所に後側からエアー噴射針34が突き刺
さり、この下側の切断部分7bの前方へ向かってエアーを
噴射する。また、露出した枚葉紙8aの前端部は下側開封
板21が下方に回動するのに伴い、支持ローラ20より下方
へ湾曲して垂れ下がる状態となり、後前端部とワンプ7
の下側の切断部分7bとの間に、エアー噴射針34よりエア
ーが吹き込まれる。
このように前端部が垂れ下がって枚葉紙8aは、その前端
部を持ち上げ機構35のL字状の持ち上げ片36によって水
平状態まで持ち上げられる。このとき、上記のようにエ
アー噴射針34よりエアーが噴射されているため、枚葉紙
8aのうち下側の一部の枚葉紙8aの前端部がバラけていて
も、それはエアー噴射によって押し上げられ、その全部
が持ち上げられる。持ち上げ片36は、モータまたはシリ
ンダによって回転される横軸36aの左右複数個所に固着
されている。前端部を持ち上げられた枚葉紙8aは次ぎの
ように抜出機構37によってワンプ7から前方へ抜出さ
れ、ゴンドラ状の搬送台38上に乗載される。
抜出機構37は、抜出兼搬送用モータ39の回転を伝達機構
を介して抜出用スクリュー40に伝達し、該スクリュー40
の回転によってクランプ摺動台41をクランプレール42
(第8図)に沿って前後に摺動させる。このクランプ摺
動台41には、従来公知のようにシリンダによって作動す
る上下一対のクランプ43が装着されている。
搬送台38は、第8図に示すように上枠部38aとその左右
両端より垂下する左右枠部38bとその下端の水平な左右
の載置部38cとからなり、これらの内側に上記抜出機構3
7のクランプ摺動台41が、また左右の載置部38cの間の欠
如部38d中に上記クランプ43が通過できるようになって
いる。この搬送台38の上枠部38aの中央部分は、上記抜
出用スクリュー40と水平な搬送用スクリュー44によって
推進されるスリーブ45に連結され、また左右枠部38bは
左右の搬送台レール46によって案内される。その左右載
置部38cの前端には、互いに内側に向かってエアーを噴
射するエアー入れノズル47が、位置調整可能に取り付け
られている。搬出用スクリュー44も上記抜出兼搬送用モ
ータ39の回転を伝達機構を介して伝達される。
上記のように持ち上げ片36によって枚葉紙8aの前端部が
持ち上げられると、クランプ43がクランプ摺動台41の摺
動によって後退し、シリンダの作動により枚葉紙8aを上
下に挾持した後、該クランプ43は直ぐに前進する。この
間、ワンプ7の上下の切断部分7a,7bは口を開いたまま
吸盤31,29に継続して吸着されるため、枚葉紙8aはワン
プ7から抜出される。この抜出中、ワンプ7の下側の切
断部分7bと枚葉紙8aとの間には、上記のようにエアー噴
射針34よりエアーが吹き込まれるため、これらの分離、
つまり枚葉紙8aの抜出はスムーズに行われる。その抜出
された枚葉紙8aは、所定位置で待機している搬送台38の
左右の載置部38c上に乗載される。クランプ43が途中の
所定位置まで前進すると、搬送用スクリュー44にも抜出
兼搬送用モータ39の回転が伝達され、搬送台38がクラン
プ43と同速度で前進し、枚葉紙8aが開封・搬送部2より
積載・揃え部3へと搬送される。
次ぎに、この積載・揃え部3について説明すると、そこ
には枚葉紙8aを積載するための積載テーブル48が、チェ
ーン49によって上昇・押動部1の上記リフトテーブル4
と同様に吊持され、それと同じようにして昇降される。
この積載テーブル48は、それに積載された枚葉紙8aの積
載高さをセンサで検知され、その積載上面の高さが常に
一定になるように、枚葉紙8aを1段積載するごとにその
分だけ下降される。この高さ(枚葉紙8aが全く積載され
ていないときは、積載テーブル48自体の高さ)は、搬送
台38の載置部38cとで段差を生じるようにそれよりも少
し低い。
また、積載・揃え部3と開封・搬送部2との境界部に、
ストッパ50が軸51を中心に回動自在に装着されている。
このストッパ50の軸支位置は搬送台38の左右の載置部38
cの間の欠如部38dと対応する位置になっている。該スト
ッパ50は図示しないシリンダによって起伏され、通常は
伏倒しているが、起立するとその遊端部は載置部38cの
高さより高くなる。
積載・揃え部3にはまた、積載テーブル48上に新たに積
載された枚葉紙8aの左右両端を押して揃える左右揃え板
52と、前端をストッパ50に向かった押して揃える前揃え
板53とが、それぞれシリンダによりガイドロッドに沿っ
て摺動されるように装着されている。さらに、積載・揃
え部3の上部には、新たに積載された最上段の枚葉紙8a
の前端部の左右角部を上側から押す左右のプッシャ54
(第9図)が上下動自在に垂設されている。これらプッ
シャ54はシリンダによって上下動される。
上記のように1段分の枚葉紙8aを乗載した搬送台38が積
載テーブル48の上方の所定位置まで前進すると、クラン
プ43がその挾持を開放するとともに、第9図に示すよう
にストッパ50が起立する。この後、搬送台38は直ちに後
退するが、それに乗載の枚葉紙8aは、その後端がストッ
パ50に衝接して追従後退を規制されているため、積載テ
ーブル48上に既に積載されている枚葉紙8a上に、前端か
らのまま卸されている。搬送台38が後退を始めるとほぼ
同時にプッシャ54が下降し、枚葉紙8aがまだその前端部
しか卸されていないときにその左右角部を該プッシャ54
が上側から押圧する。その押圧が始まった直後より、搬
送台38の左右両側のエアー入れノズル47よりエアーが噴
射され、搬送台38より卸される枚葉紙8aの左右側面にエ
アーが吹き付けられる。このとき、搬送台38の載置部38
cの高さは積載テーブル48の積載上面よりも少し高く、
これらの間に段差があるため、卸される枚葉紙8aはこの
段差によって屈曲し、左右側面のその屈曲した部分にエ
アー入れノズル47よりエアーが噴射されるため、枚葉紙
8a間へのエアー入れは良好に行われる。その屈曲部は搬
送台38が後退するのに伴い後方へ移るため、エアー入れ
は枚葉紙8aの左右両側面の全長にわたって行われる。
搬送台38が開封・搬送部2まで後退すると、プッシャ54
が上昇した後、前揃え板53が推進されて新たに積載され
た枚葉紙8aがその少し下側の枚葉紙とともに前後位置を
揃えられ、また左右揃え板52が推進されてこれらで左右
の位置が揃えられる。この後、ストッパ50は伏倒し、ま
たクランプ43も開封・搬送部2へ復帰後退する。
上記のような枚葉紙8aの積載動作が行われている間、開
封・搬送部2では、エアー噴射針34によるエアー噴射が
停止するとともに、枚葉紙8aを上記のように抜出されて
空になったワンプ7が吸盤29,31による吸着を解放さ
れ、上側開封板30が下方へ、また下側開封板21が上方へ
復帰回動して、エアー噴射針34はワンプ7の下側の切断
部分7bから抜出する。
この後、上昇・押動部1において、そのワンプ排出機構
10によって空のワンプ7が次ぎのように排出されるもの
で、最後にこのワンプ排出機構10について説明する。
第4図に示すように、前記押動体18を装架している摺動
板16には、さらにワンプ返送用吸盤55がシリンダ55aに
よって上下動できるように垂設されている。また、上昇
・押動部1の上部右側には、第3図に示すように回動フ
レーム56が支持軸57を中心に上下回動自在に装架され、
該回動フレーム56に複数本のゴム製の排出ベルト58が循
環できるように平行に装着されている。回動フレーム56
はシリンダ59によって上下に回動され、排出ベルト58
は、支持軸57に装着されたプーリ等を介して図示しない
モータによって循環される。回動フレーム56のやや下方
に排出案内板60が架設されている。
包装枚葉紙8を前述のように開封・搬送部2側へ押動し
た押動体18は、空のワンプ7が上記のように吸盤29,31
から解放されるまで、前進して停止した位置に留まって
おり、従ってワンプ返送用吸盤55もこの位置にある。該
ワンプ返送用吸盤55はこの位置で下降して空のワンプ7
の上面を吸着した後、上昇してワンプ7を少し持ち上げ
る。この後、押動体18が後退することにより空のワンプ
7は吸盤55に吸着されたまま返送される。押動体18が原
位置まで後退して停止すると、吸盤55の吸着が解放さ
れ、シリンダ59が作動して回動フレーム56が下方へ回動
され、搬出ベルト58がワンプ7の上面に押し付けられ
る。そのとき、この排出ベルト58は循環しているため、
空のワンプ7は排出案内板60上を案内されながら上昇・
押動部1の左方へ排出される。
その排出が終了すると、リフトテーブル4がそれに積載
されている包装枚葉紙8の1段分だけ上昇された後、上
記一連の動作が繰り返される。
「発明の効果」 本発明によれば、包装シートの下側部分が下側の開封機
構に吸着されて下方へ引き下げられると、前面カッタよ
り下方の左右複数個所に配置されているエアー噴射針
が、この包装シートの下側部分に突き刺さり貫いて、エ
アーを噴射する先端部が包装シートの下側部分と露出し
た枚葉紙との間に位置し、露出した枚葉紙が、左右複数
個所のエアー噴射針から噴射されるエアーにより下側か
ら空気圧で押し上げられる状態となるので、枚葉紙がバ
ラけることを的確に防止できる。また、枚葉紙をクラン
プで挟持して包装シートから抜出するときも、枚葉紙と
包装シートとの間には上記のようにエアーが噴射されて
いるため、枚葉紙と包装シートとの分離をスムーズに行
える。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は簡略側面図、
第2図は平面図、第3図は包装枚葉紙の位置決め機構及
びワンプ排出機構の後面図、第4図は押動機構の斜視
図、第5図はワンプ切断動作を示す側面図、第6図は開
封動作を示す側面図、第7図は枚葉紙抜出動作を示す側
面図、第8図は搬送台とクランプの前面図、第9図は積
載及びエアー入れ動作を示す側面図である。 1……上昇・押動部、2……開封・搬送部、3……積載
・揃え部、4……リフトテーブル、5……チェーン、6
……スプロケットホイール、7……ワンプ(包装シー
ト)、7a,7b……ワンプの切断部分、8……包装枚葉
紙、8a……枚葉紙、9……押動機構、9a……押動用モー
タ、10……ワンプ排出機構、11……定規板、11a……定
規調整機構、12……位置決め用押動体、13……位置決め
用スクリュー、13a……位置決め用モータ、14……押動
用スクリュー、15……ガイドロッド、16……摺動板、17
……ロッド、18……押動体、18a……押動体の前面、18b
……押動体の突部、19……エアーノズル、20……支持ロ
ーラ、21……下側開封板、22……ストッパ、23……側面
カッタ、24……カッタモータ、24a……ねじ機構、25…
…カッタレール、26……前面カッタ、27……カッタモー
タ、28……カッタ摺動台、29……吸盤、30……上側開封
板、31……吸盤、32……吸引孔、33……軸、34……エア
ー噴射針、35……持ち上げ機構、36……持ち上げ片、36
a……横軸、37……抜出機構、38……搬送台、38a……搬
送台の上枠部、38b……搬送台の左右枠部、38c……搬送
台の載置部、38d……搬送台の欠如部、39……抜出兼搬
送用モータ、40……抜出用スクリュー、41……クランプ
摺動台、42……クランプレール、43……クランプ、44…
…搬出用スクリュー、45……スリーブ、46……搬送台レ
ール、47……エアー入れノズル、48……積載テーブル、
49……チェーン、50……ストッパ、51……軸、52……左
右揃え板、53……前揃え板、54……プッシャ、55……ワ
ンプ返却用吸盤、55a……シリンダ、56……回動フレー
ム、57……支持軸、58……排出ベルト、59……シリン
ダ、60……排出案内板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装シートで所定枚数ごとに重ねて包装さ
    れた包装枚葉紙を多段に積載して1段ごとに所定高さま
    で上昇させるリフトテーブルと、その最上段の後端を押
    して前進させる押動機構と、その前進に伴い包装シート
    の左右側面を切断する左右の側面カッタと、その前進停
    止後に包装シートの前面を切断する前面カッタと、切断
    された包装シートの上面及び下面を吸着してそれぞれ上
    方と下方に変位する上下の開封機構と、開封された1段
    分の包装紙をクランプで挟持して包装シートから抜出す
    る抜出機構とを備えた包装枚葉紙の開封装置において、
    包装シートの下側部分が前記下側の開封機構に吸着され
    て下方へ引き下げられるのに伴いこの包装シートの下側
    部分に突き刺さり貫いて先端部が包装シートの下側部分
    と露出した枚葉紙との間に位置するエアー噴射針を、前
    面カッタより下方の左右複数個所に配置したことを特徴
    とする包装枚葉紙の開封装置。
JP62037497A 1987-02-20 1987-02-20 包装枚葉紙の開封装置 Expired - Lifetime JPH0755697B2 (ja)

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