JPH0755670B2 - 自転車用ブレーキ装置 - Google Patents

自転車用ブレーキ装置

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JPH0755670B2
JPH0755670B2 JP21288489A JP21288489A JPH0755670B2 JP H0755670 B2 JPH0755670 B2 JP H0755670B2 JP 21288489 A JP21288489 A JP 21288489A JP 21288489 A JP21288489 A JP 21288489A JP H0755670 B2 JPH0755670 B2 JP H0755670B2
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brake
connecting rod
pulley
bracket
bicycle
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JP21288489A
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Inventor
郁夫 高木
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ブリヂストンサイクル株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自転車の車輪のリムの両側面にブレーキシュ
ーを圧接することによって制動する自転車のキャリパー
型ブレーキ装置に関するものである。
(従来の技術) 第5図は従来装置の一例(実公昭52−3799号)を示すも
ので、これは、下端にブレーキシュー取付部を有する左
右1対のブレーキアームaの上端部同士を連結した吊ワ
イヤbの掛けられた吊具cの上端部位に動滑車dを遊転
自在に装着する一方、一端をブレーキ操作レバーと連結
し他端を自転車フレームのヘッドラッグ等に固定された
ブラケットeに固着したインナーワイヤfの中途部を前
記動滑車dに掛けて成るを特徴とする自転車用センター
プル式ブレーキである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来装置は、ブレーキシューのリムに対する圧
接力の向上を目的としている。従ってブレーキアームの
長さは倍力機構を使っていないものと略同じ長さで使用
している。
この場合、ブレーキシューのリムに対する圧接力は2倍
となるが、ブレーキシューの作動量は1/2となる。従っ
てブレーキシューとリムとの取り付け間隔は現行の1/2
にする必要があるから、その為にリムの振れ取りの精度
の向上が要求される。
加えて、ブレーキワイヤの伸び、ブレーキシューのたわ
み、ブレーキアームのたわみ、ブレーキシューの摩耗等
によるレバーストロークの損失が現在使用されている装
置の2倍になる。
従って第5図の装置は、常にブレーキシューとリムとの
間隔を調整していなければ、レバーストロークが不足し
たり、あるいはレバーが底付きしてブレーキがきかなく
なるという危険性がある。また第5図の装置では、動滑
車d以降の部分に、従来の2倍の操作力を加えることが
できるために、滑車とブレーキ本体間を連結するワイヤ
bが破損したり、ワイヤbの端部が破損する危険性が倍
増するという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、略三角
形状に形成し、その内側隅部を自転車のフレームに枢支
すると共に、リムの側面と対向する隅部にブレーキシュ
ーを取りつけたブレーキ本体を車輪の両側に配設し、略
V字状に形成した連結ロッドの両端をそれぞれ前記左右
のブレーキ本体の外側隅部に連結し、この連結部の少な
くとも一方に連結位置調整用ねじを設け、前記連結ロッ
ドの中間部にブラケットを係合し、このブラケットに滑
車を枢支し、この滑車にブレーキ操作ワイヤを巻き掛け
て折り返し、その索端を車体に固定するようにして自転
車用ブレーキ装置を構成する。
(作用) 上述のように本発明においては、略V字状に形成した連
結ロッドの両端をそれぞれ左右のブレーキ本体に連結し
たから、この連結ロッドの強度を従来のブレーキの操作
ワイヤの強度より十分大きくすることが容易にできる。
したがって倍力機構をブレーキの伝動系中に介装した場
合でも、前記した連結ロッドは十分増大した荷重を伝達
することができ、伝動系の損傷を防止することができ
る。
また本発明においては、前記連結ロッドの両端をそれぞ
れ前記左右のブレーキ本体の外側隅部に連結し、この連
結部の少なくとも一方に連結位置調整用ねじを設け、前
記連結ロッドの中間部にブラケットを係合し、このブラ
ケットに滑車を枢支し、この滑車にブレーキの操作ワイ
ヤを巻き掛けて折り返し、その索端を車体に固定したか
ら、たとえ左右のブレーキシューとリムとの隙間が不均
等になっても、前記調整用ねじによって容易に調整を行
うことができる。
従って本発明によれば、容易に、ブレーキの効きを左右
均等にすることができるから、自転車走行の安全性を向
上することができると共に、片効きによるブレーキシュ
ーの異常摩耗を防止して耐久性も向上させることができ
る。
(実施例) 以下、第1図〜第4図について本発明の実施例を説明す
る。図中1は自転車フレームの上パイプ、2は立パイ
プ、3はシートラグ、4はバックホーク、4aは左右のバ
ックホークを連結する連結部材、5は車輪、5aはそのリ
ムである。
本実施例においては、バックホーク4の上面にそれぞれ
台座6を突設し、後述するブレーキ本体7の取り付け用
の台座とする。
ブレーキ本体7は、第3図(a)(f)に示すように、
その平面形状を略三角形状に形成し、第2図に示すよう
に左右のバックホーク4にそれぞれ配置した場合におけ
る内側隅部7aを、中心に枢支孔7bを有すると共に、台座
6と対向する側の枢支孔7bの周囲に戻しばね挿入用の環
状溝7cを有するボス状に形成する。なお第3図(f)に
おける7dは戻しばねの端部係止用の孔である。
またブレーキ本体7の外側隅部7eおよび車輪5のリム5a
の側面と対向するシュー取り付け隅部7fをそれぞれ略半
円状に形成し、外側隅部7eの前記環状溝7c側の略外半分
に切欠7gを設けると共に、この切欠7gの切欠段部の略中
央に略半円状の凹欠7hを設け、この凹欠7hから前記隅部
7fにかけて後述する連結ロッドの案内溝7iを設け、さら
に前記隅部7fにブレーキシュー取り付け用の長孔7jを設
ける。
上述のように形成したブレーキ本体7の内側隅部7aを前
記台座6上に重合し、枢支孔7bを介してボルト8を台座
6にねじ込んでブレーキ本体7を回動自在に枢支する。
なおこの場合、ブレーキ本体7の内側隅部7aに設けた環
状溝7cに戻しばね(図示せず)を挿入してブレーキ本体
7をブレーキシューがリム5aから離れる方向に付勢す
る。
上述のようにして左右のバックホーク4上にブレーキ本
体7をそれぞれ枢支する。
またブレーキシュー9の背部にロッド9aを突設し、頭部
に設けた孔10aにロッド9aを貫通させたねじ10を座金11
を介して前記ブレーキ本体7の長孔7jに挿通して、その
突出ねじ部にナット12を螺合して締め付けることにより
ブレーキシュー9をリム5aの対向位置にそれぞれ固定す
る。
また従来のブレーキ操作ワイヤ(インナーワイヤ)より
強度の大きい線材を素材として、第2図に示すように、
平面形状を略V字状に形成した連結ロッド13の両端部に
第2図に示すようにそれぞれねじ部13aを形成する。ま
た正面形状が方形で、側面形状が第2図に示すように半
円形で、正面の中央部に前記ねじ部13aを挿通し得る孔1
4aを有するロッドニップル14を形成し、このロッドニッ
プル14をブレーキ本体7の凹欠7hに第2図に示すように
係合すると共に、前記連結ロッド13の両端部をそれぞれ
ブレーキ本体7の案内溝7iを介してロッドニップル14の
孔14aに挿通し、この突出ねじ部13aにそれぞれ調整ナッ
ト15を螺合する。
また連結ロッド13の中間13bに板材を折り曲げて形成し
たブラケット16を係合し、このブラケット16の上下の板
間に滑車17を挿入すると共に、この滑車17の軸としてボ
ルト18をブラケット16に貫通して設け、このボルト18の
突出ねじ部にナット19を螺合する。
またシートラグ3に固定したワイヤ止め金具20の一方の
突片20aに、ブレーキ操作ワイヤ21のアウターワイヤ21a
の端部に設けた調整ねじ21bを螺合すると共に、インナ
ーワイヤ21cを滑車17に巻き掛けて折り返し、その索端
を、ワイヤ止め金具20の他方の突片20bに貫通して設け
た止めねじ22と、そのナット23により締めつけて固定す
る。
第4図は本発明の他の実施例を示すもので、図中前記符
号と同一の符号は同等のものを示している。
そしてこの実施例では、連結ロッド13の一端部にはねじ
部13aを設けてあるが、他端部にはねじを設けず、ロッ
ドニップル14の抜け止め作用をする係止玉13cを設け
る。
その他の構成は前記実施例と同様であるから、説明は省
略する。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用を説明す
る。
自転車走行中にブレーキレバー(図示せず)を操作し
て、インナーワイヤ21cを第2図の矢印Aの方向に移動
させると、滑車17を介してブラケット16が矢印Bのよう
に移動する。
この場合ブラケット16の移動量はインナーワイヤ21cの
移動量の1/2であるが、ブラケット16にかかる作用力は
2倍になっている。
そしてブラケット16が移動すれば、連結ロッド13も共に
移動するから、ブレーキ本体7がボルト8を支点として
矢印Cのように回動し、ブレーキシュー9がリム5aの両
側面に圧接して制動する。この場合ブレーキシュー9に
よるリム5aに対する圧接力は従来の2倍になるため、強
力な制動が行われる。
なお、リム5aの両側面と、左右のブレーキシュー9間の
間隔が不均等である場合は、連結ロッド13の端部に設け
たねじ部13aに螺合する調整ナット15によって容易に修
正することができる。
すなわち間隔が大きすぎる場合は、そのブレーキ本体7
の調整ナット15を締めつければよく、間隔が小さすぎる
場合は、逆にその調整ナット15をゆるめればよい。
また第4図の実施例の場合は、調整ナット15が片側にし
かないが、この片側のナット15だけでも、十分修正を行
うことができる。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、略V字状に形成した連
結ロッド13の両端をそれぞれ左右のブレーキ本体7に連
結したから、この連結ロッド13の強度を従来のブレーキ
の操作ワイヤの強度より十分大きくすることが容易にで
きる。
したがって倍力機構をブレーキの伝動系中に介装した場
合でも、前記した連結ロッド13は十分増大した荷重を伝
達することができ、伝動系の損傷を防止することができ
る。
また本発明においては、前記連結ロッド13の両端部をそ
れぞれ前記左右のブレーキ本体7の外側隅部部7eに連結
し、この連結部の少なくとも一方に連結位置調整用ねじ
13aを設け、前記連結ロッド13の中間部13bにブラケット
16を係合し、このブラケット16に滑車17を枢支し、この
滑車17にブレーキの操作ワイヤ21のインナーワイヤ21c
を巻き掛けて折り返し、その索端を車体に固定したか
ら、たとえ左右のブレーキシュー9とリム5aとの隙間が
不均等になっても、前記調整用ねじ13aによって容易に
調整を行うことができる。
従って本発明によれば、容易にブレーキの効きを左右均
等にすることができるから、自転車走行の安全性を向上
することができると共に、片効きによるブレーキシュー
の異常摩耗を防止して耐久性も向上させることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置をバックホークに取り付けた自転車
の部分側面図、 第2図はその平面図、 第3図(a)はブレーキ本体の正面図、 同図(b)はその上面図、 同図(c)は同下面図、 同図(d)は同図(a)の左側面図、 同図(e)は同右側面図、 同図(f)は同図(a)の背面図、 第4図は他の実施例を示す平面図、 第5図は従来装置の正面図である。 3…シートラグ、4…バックホーク 5…車輪、5a…リム 6…台座、7…ブレーキ本体 9…ブレーキシュー、13…連結ロッド 16…ブラケット、17…滑車 20…ワイヤ止め金具、21…ブレーキ操作ワイヤ 21a…アウターワイヤ、21c…インナーワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略三角形状に形成し、その内側隅部を自転
    車のフレームに枢支すると共に、リムの側面と対向する
    隅部にブレーキシューを取りつけたブレーキ本体を車輪
    の両側に配設し、略V字状に形成した連結ロッドの両端
    をそれぞれ前記左右のブレーキ本体の外側隅部に連結
    し、この連結部の少なくとも一方に連結位置調整用ねじ
    を設け、前記連結ロッドの中間部にブラケットを係合
    し、このブラケットに滑車を枢支し、この滑車にブレー
    キ操作ワイヤを巻き掛けて折り返し、その索端を車体に
    固定するようにしたことを特徴とする自転車用ブレーキ
    装置。
JP21288489A 1989-08-21 1989-08-21 自転車用ブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0755670B2 (ja)

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JP21288489A JPH0755670B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 自転車用ブレーキ装置

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JP21288489A JPH0755670B2 (ja) 1989-08-21 1989-08-21 自転車用ブレーキ装置

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JPH0379486A JPH0379486A (ja) 1991-04-04
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JP2009057189A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ巻上機のブレーキ開放装置およびそれを備えたエレベータシステム

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