JPH0755555A - 周囲光検出装置および同周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置 - Google Patents

周囲光検出装置および同周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置

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JPH0755555A
JPH0755555A JP5198675A JP19867593A JPH0755555A JP H0755555 A JPH0755555 A JP H0755555A JP 5198675 A JP5198675 A JP 5198675A JP 19867593 A JP19867593 A JP 19867593A JP H0755555 A JPH0755555 A JP H0755555A
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功 岩口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、周囲光検出装置およびこの同周囲
光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御
装置に関し、特別な操作の説明の必要が無く、装置の設
計が容易であって低コストで実現できるようにすること
を目的とする。 【構成】 装置が配置される周囲の光を検出する周囲光
検出手段1と、周囲光検出手段1で検出された周囲光に
所定値且つ所定時間以上の変化があった場合にその旨の
信号を出力する判定手段2とをそなえるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図20) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図3) 作用(図1〜図3) 実施例 ・第1実施例の説明(図4〜図16) ・第2実施例の説明(図17〜図19) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、周囲光検出装置および
この同周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レー
ザ点灯制御装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図20は一般的なバーコード読取装置
(バーコードリーダ)の構成を示すブロック図であり、
この図20において、31は物品等の表面に印刷された
バーコードで、このバーコード31は、通常、複数の黒
色のバー(以下、黒バーという)および白色のバー(以
下、白バーという)を交互に配置してなるもので、各黒
バーおよび各白バーの幅に基づいて所定のデータを表す
ものである。
【0004】32はバーコード31に対してレーザビー
ムL2を照射するとともにバーコード31から反射され
てきたレーザビームL2の反射光R1を受光する光学系
であり、この光学系32は、レーザ発光部33,走査機
構34および光電変換部35から構成されている。ここ
で、レーザ発光部33は、レーザビームL1を発光する
半導体レーザを有して構成されるものである。
【0005】また、走査機構34は、例えばモータによ
り回転駆動されるポリゴンミラーから構成されるもの
で、レーザ発光部33からのレーザビームL1を反射す
ることにより、このレーザビームL1を、レーザビーム
L2としてバーコード31をなす複数の黒バーおよび白
バーへ向けて照射し、バーコード31の黒バー,白バー
と交差する方向に一定の速度で移動・走査させる機能を
有している。
【0006】この走査機構34は、バーコード31から
のレーザビームL2の反射光R1を反射することによ
り、レーザビームL2の走査に伴って移動する反射光R
1を反射光R2として光電変換部35へ入射させる機能
も有している。さらに、光電変換部35は、例えばフォ
トダイオード等の光電変換素子を有して構成されるもの
で、走査機構34を介して受光した反射光R2(光入力
信号)をその光量に応じた電気信号(アナログ値)に変
換して出力するものである。
【0007】36は光電変換部35からの電気信号をデ
ィジタル化するA/D変換部(二値化装置)で、このA
/D変換部36は、光電変換部35からの電気信号をデ
ィジタル化することにより、バーコード31をなす各黒
バーの部分に対応する黒レベル信号と、バーコード31
をなす各白バーの部分に対応する白レベル信号との二値
化信号に変換するものである。この二値化信号として
は、通常、各白バーの部分からの反射光R2の光量の方
が各黒バー部分からの反射光R2の光量よりも大きくな
るため、白レベル信号をHighレベルとし黒レベル信
号をLowレベルとした信号が得られる。
【0008】37はクロックジェネレータ38からのク
ロック信号をカウントするバー幅カウンタで、このバー
幅カウンタ37は、A/D変換部36からの二値化信号
の黒レベル信号部分および白レベル信号部分の時間幅、
即ち実際のバーコード31の各黒バーおよび各白バーの
幅に対応する値をクロック信号のカウント値として出力
するものである。
【0009】さらに、39はバー幅カウンタ37からの
バー幅カウント値を格納するメモリ、40はCPUで、
このCPU40は、メモリ39に格納されたバー幅カウ
ント値(各黒バーおよび各白バーの幅に対応する値)に
基づいて、バーコード31のもつ所定データを抽出・復
調するためのものである。このような構成により、レー
ザ発光部33から発光されたレーザビームL1は、走査
機構34によって、レーザビームL2としてバーコード
31の黒バーおよび白バーへ向けて照射され、バーコー
ド31の黒バー,白バーと交差する方向に一定の速度で
移動・走査される。
【0010】走査機構34から射出されたレーザビーム
L2は、バーコード31の部分で散乱・反射され反射光
R1として走査機構34に再入射する。反射光R1は、
レーザビームL2の走査移動に伴って反射角が変化して
移動するが、走査機構34を構成するポリゴンミラーに
て反射されることにより、反射光R2として所定位置に
配置された光電変換部35の光電変換素子へ入射する。
【0011】この光電変換部35により反射光R2はそ
の光量に応じた電気信号に変換され、その電気信号は、
A/D変換部36によりディジタル化され、バーコード
31の各黒バーの部分に対応する黒レベル信号と、バー
コード31の各白バーの部分に対応する白レベル信号と
を有する二値化信号に変換される。A/D変換部36に
おいて二値化信号としてのディジタル信号を得ると、バ
ー幅カウンタ37にてクロックジェネレータ38からの
クロック信号をカウントすることにより、A/D変換部
36からの二値化信号の黒レベル信号部分および白レベ
ル信号部分の時間幅(実際のバーコード31の各黒バー
および各白バーの幅に対応する値)がクロック信号のカ
ウント値として計測され、そのカウント値を、メモリ3
9に一旦格納する。そして、CPU40において、メモ
リ39に格納されたバー幅カウント値に対して所定の復
調処理を施すことにより、バーコード31のもつ所定デ
ータが抽出・復調される。
【0012】これにより、従来のバーコードリーダにお
ける二値化装置においては、積分によって高い周波数成
分のノイズを減衰させて、バー幅の検出精度を向上させ
ている。なお、上記のレーザ発光部33における半導体
レーザは、従来から用いられているHe−Neガスレー
ザと比較して小型、低消費電力であるが、寿命が短いと
いう課題がある。
【0013】このため、上記半導体レーザについて、バ
ーコードリーダに適用する上での実運用上の寿命を延ば
すために、さまざまなものが提案されている。たとえ
ば、一定期間の読み取りが行なわれないとレーザを消灯
し、再読み取り時には、何らかに手段によって再起動さ
せるものが提案されており、この手段には、オペレータ
のボタンスイッチの操作により起動/停止を制御するも
のや、LEDを発光してその反射光の有無により、オペ
レータからのバーコード情報を検出し、この検出情報に
基づき起動/停止を制御する方法等が考えられていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような、例えば押しボタンスイッチ方式では、オペレー
タにバーコードリーダの動作説明と操作の説明や教育が
必要となり、操作性の向上やシステムの自動化という観
点で課題がある。また、LEDの反射光を用いた反射式
センサで方式は、LEDの実装位置に制約が多く、ま
た、LEDの寿命を考慮に入れるとコストが高くなると
いう課題がある。
【0015】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、特別な操作の説明の必要が無く、装置の設計
が容易であって低コストで実現できる、周囲光検出装置
および同周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レ
ーザ点灯制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は周囲光検出手段であ
り、この周囲光検出手段1は、装置が配置される周囲の
光を検出するものである。2は判定手段であり、この判
定手段2は、周囲光検出手段1で検出された周囲光に所
定値且つ所定時間以上の変化があった場合にその旨の信
号を出力するものである(請求項1)。
【0017】また、周囲光検出手段1は、光検出変換手
段3及び増幅手段4をそなえている。ここで、光検出変
更手段3は、装置が配置される周囲の光を検出して周囲
光を電気信号に変換するものであって、増幅手段4は光
検出変換手段3からの電気信号を増幅するものである。
また、判定手段2は、増幅手段4からの信号を所定の時
定数で積分する積分手段5と、積分手段5からの信号よ
り比較基準情報を生成する比較基準情報生成手段6と、
積分手段5の出力および比較基準情報生成手段6の出力
を比較する比較手段7とをそなえて構成されている(請
求項2)。
【0018】ここで、積分手段5は、検出したい光の変
化速度は通過し、装置周囲の光源によるノイズは通過し
ないローパスフィルタとして構成されている(請求項
3)。さらに、積分手段5の出力側には、周囲光レベル
が所定値以下のときには光変化検出を無効とする下限リ
ミッタ手段8が設けられている(請求項4)。また、装
置が配置される周囲の光情報に基づいて増幅手段4によ
る増幅率を制御する増幅率制御手段9が設けられている
(請求項5)。
【0019】さらに、光検出変換手段3による光検出感
度に指向性を付与する指向性付与手段10が光検出変換
手段3に付設されている(請求項6)。また、指向性付
与手段10が光検出変換手段3の前方に設けられるスリ
ット部材により構成されることができる(請求項7)。
さらに、指向性付与手段10が光検出変換手段3の前方
に設けられるレンズにより構成されることもできる(請
求項8)。
【0020】また、周囲光検出手段1で検出された周囲
光に所定時間以上の変化があった場合の旨の信号と等価
な信号を強制的に出力させる強制出力手段11が判定手
段2の出力側に設けられることもできる(請求項9)。
さらに、強制出力手段11がマニュアルスイッチ手段1
2をオン操作すると周囲光検出手段1で検出された周囲
光に所定時間以上の変化があった場合の旨の信号と等価
な信号を強制的に出力させる手段として構成されること
ができる(請求項10)。
【0021】また、比較基準情報生成手段6が、積分手
段5からの信号の平均レベルを演算する平均レベル演算
手段13と、平均レベル演算手段13の出力を所定割合
で比例按分して出力する出力按分手段14とをそなえて
構成されている(請求項11)。また、図2は本発明の
原理ブロック図であり、この図2において、1bは周囲
光検出手段であり、この周囲光検出手段1bは装置が配
置される周囲の光を検出するものであって、図1の周囲
光検出手段1におけるものと同様の光検出変換手段3と
増幅手段4とをそなえている。
【0022】すなわち、光検出変換手段3は装置が配置
される周囲の光を検出して周囲光を電気信号に変換する
ものであり、増幅手段4は光検出変換手段3からの電気
信号を増幅するものである。また、2bは判定手段であ
り、この判定手段2bは、周囲光検出手段1bで検出さ
れた周囲光に所定値且つ所定時間以上の変化があった場
合にその旨の信号を出力するものであって、比較基準情
報生成手段6と比較手段7と装置周囲ノイズ排除手段1
5とをそなえている。
【0023】ここで、比較基準情報生成手段6は増幅手
段4からの信号より比較基準情報を生成するものであ
り、比較手段7は増幅手段4の出力および比較基準情報
生成手段6の出力を比較するものであり、装置周囲ノイ
ズ排除手段15は比較手段7の出力が検出したい光の変
化以下である場合に出力を無効にするものである(請求
項12)。
【0024】また、8は下限リミッタ手段であり、この
下限リミッタ手段8は、判定手段2の入力側に設けら
れ、周囲光レベルが所定値以下のときには光変化検出を
無効とするようになっている(請求項13)。さらに、
9は増幅率制御手段であり、この増幅率制御手段9は、
装置が配置される周囲の光情報に基づいて増幅手段4に
よる増幅率を制御するようになっている(請求項1
4)。
【0025】また、10は指向性付与手段であり、この
指向性付与手段10は、光検出変換手段3に付設され
て、光検出変換手段3による光検出感度に指向性を付与
するようになっている(請求項15)。さらに、指向性
付与手段10は、光検出変換手段3の前方に設けられる
スリット部材で構成されてもよい(請求項16)。
【0026】また、指向性付与手段10は、光検出変換
手段3の前方に設けられるレンズで構成されてもよい
(請求項17)。さらに、比較基準情報生成手段6は、
増幅手段4からの信号の平均レベルを演算する平均レベ
ル演算手段13と、平均レベル演算手段13の出力を所
定割合で比例按分して出力する出力按分手段14とをそ
なえて構成されている(請求項18)。
【0027】また、装置周囲ノイズ排除手段15がシフ
トレジスタとして構成されてもよい(請求項19)。ま
た、図3は本発明の原理ブロック図であり、この図3に
おいて、20は周囲光検出装置であり、この周囲光検出
装置20は、周囲光検出手段1と判定手段2とをそなえ
て構成されている。
【0028】なお、この図3において、レーザ16から
の光を光走査手段17を介してバーコード18に照射
し、バーコード18で反射してきた光を受信手段19で
受信するようになっている。ここで、周囲光検出手段1
は装置が配置される周囲の光を検出するものであり、判
定手段2は周囲光検出手段1で検出された周囲光に所定
値且つ所定時間以上の変化があった場合にその旨の信号
を出力するものである。
【0029】さらに、21はレーザ点灯制御手段であ
り、このレーザ点灯制御手段21は、周囲光検出装置2
0の検出結果に応じてレーザ16の点灯状態を制御する
ものである(請求項20)。また、周囲光検出手段1
は、前述の図1における周囲光検出手段1と同様に、装
置が配置される周囲の光を検出して周囲光を電気信号に
変換する光検出変換手段3と、光検出変換手段3からの
電気信号を増幅する増幅手段4とをそなえて構成される
ことができる。
【0030】さらに、判定手段2は、前述の図1におけ
る判定手段2と同様に、増幅手段4からの信号を所定の
時定数で積分する積分手段5と、積分手段5からの信号
より比較基準情報を生成する比較基準情報生成手段6
と、積分手段5の出力および比較基準情報生成手段6の
出力を比較する比較手段7とをそなえて構成されること
ができる(請求項21)。
【0031】また、積分手段5についても前述の図1に
おけるものと同様に、検出したい光の変化速度は通過
し、装置周囲の光源によるノイズは通過しないローパス
フィルタとして構成されることができる(請求項2
2)。さらに、8は下限リミッタ手段であり、この下限
リミッタ手段8についても前述の図1におけるものと同
様に、積分手段5の出力側に設けられ、周囲光レベルが
所定値以下のときには光変化検出を無効とするようにな
っている(請求項23)。
【0032】また、9は増幅率制御手段であり、この増
幅率制御手段9についても前述の図1におけるものと同
様に、装置が配置される周囲の光情報に基づいて増幅手
段4による増幅率を制御するようになっている(請求項
24)。さらに、10は指向性付与手段であり、この指
向性付与手段10についても前述の図1におけるものと
同様に、光検出変換手段3に付設されて、光検出変換手
段3による光検出感度に指向性を付与するようになって
いる(請求項25)。
【0033】また、指向性付与手段10は、前述の図1
におけるものと同様に、光検出変換手段3の前方に設け
られるスリット部材により構成されてもよい(請求項2
6)。さらに、指向性付与手段10が、前述の図1にお
けるものと同様に、光検出変換手段3の前方に設けられ
るレンズにより構成されてもよい(請求項27)。
【0034】また、11は強制出力手段であり、この強
制出力手段11についても前述の図1におけるものと同
様に、判定手段2の出力側に設けられ、周囲光検出手段
1で検出された周囲光に所定時間以上の変化があった場
合の旨の信号と等価な信号を強制的に出力させるように
なっている(請求項28)。さらに、強制出力手段11
がマニュアルスイッチ手段12をオン操作すると周囲光
検出手段1で検出された周囲光に所定時間以上の変化が
あった場合の旨の信号と等価な信号を強制的に出力させ
る手段として構成されてもよい(請求項29)。
【0035】また、比較基準情報生成手段6は、前述の
図1におけるものと同様に、積分手段5からの信号の平
均レベルを演算する平均レベル演算手段13と、平均レ
ベル演算手段13の出力を所定割合で比例按分して出力
する出力按分手段14とをそなえて構成されている(請
求項30)。さらに、前述の図2におけるものと同様
に、周囲光検出手段1が、装置が配置される周囲の光を
検出して周囲光を電気信号に変換する光検出変換手段3
と、光検出変換手段3からの電気信号を増幅する増幅手
段4とをそなえて構成されるとともに、判定手段2が、
増幅手段4からの信号より比較基準情報を生成する比較
基準情報生成手段6と、増幅手段4の出力および比較基
準情報生成手段6の出力を比較する比較手段7と、比較
手段7の出力が検出したい光の変化以下である場合に出
力を無効にする装置周囲ノイズ排除手段15とをそなえ
て構成されてもよい(請求項31)。
【0036】また、前述の図2における下限リミッタ手
段8と同様に、判定手段2の入力側に、周囲光レベルが
所定値以下のときには光変化検出を無効とする下限リミ
ッタ手段8が設けられてもよい(請求項32)。さら
に、前述の図2における増幅率制御手段9と同様に、装
置が配置される周囲の光情報に基づいて増幅手段4によ
る増幅率を制御する増幅率制御手段9を設けてもよい
(請求項33)。
【0037】また、前述の図2における指向性付与手段
10と同様に、光検出変換手段3による光検出感度に指
向性を付与する指向性付与手段10が光検出変換手段3
に付設されてもよい(請求項34)。さらに、前述の図
2における指向性付与手段10と同様に、指向性付与手
段10が光検出変換手段3の前方に設けられるスリット
部材により構成されてもよい(請求項35)。
【0038】また、前述の図2における指向性付与手段
10と同様に、指向性付与手段10が光検出変換手段3
の前方に設けられるレンズにより構成されてもよい(請
求項36)。さらに、前述の図2における比較基準情報
生成手段6と同様に、比較基準情報生成手段6が、増幅
手段4からの信号の平均レベルを演算する平均レベル演
算手段13と、平均レベル演算手段13の出力を所定割
合で比例按分して出力する出力按分手段14とをそなえ
て構成されてもよい(請求項37)。
【0039】また、前述の図2における装置周囲ノイズ
排除手段15と同様に、装置周囲ノイズ排除手段15が
シフトレジスタとして構成されてもよい(請求項3
8)。さらに、受信手段19と周囲光検出手段1とが共
用されるとよい(請求項39)。なお、この場合におい
ては、所定時間読み取り操作がない場合はレーザ16の
停止中においても光走査手段17を動作させた状態にし
ておく手段が設けられるとよい(請求項40)。
【0040】
【作用】上述の図1における本発明では、周囲光検出手
段1が、装置が配置される周囲の光を検出し、判定手段
2で、周囲光検出手段1で検出された周囲光に所定値且
つ所定時間以上の変化があった場合にその旨の信号を出
力する。詳細には、周囲光検出手段1における光検出変
更手段3が、装置が配置される周囲の光を検出して周囲
光を電気信号に変換し、増幅手段4が、光検出変換手段
3からの電気信号を増幅する。
【0041】そして、判定手段2における積分手段5
は、増幅手段4からの信号を所定の時定数で積分し、比
較基準情報生成手段6は、積分手段5からの信号より比
較基準情報を生成する。比較手段7では、積分手段5の
出力および比較基準情報生成手段6の出力を比較する。
積分手段5では、検出したい光の変化速度は通過する
が、装置周囲の光源によるノイズは通過しない。
【0042】さらに、下限リミッタ手段8では、周囲光
レベルが所定値以下のときには光変化検出を無効とさせ
ている。また、増幅率制御手段9により、装置が配置さ
れる周囲の光情報に基づいて増幅率が制御されている。
さらに、指向性付与手段10が、光検出変換手段3によ
る光検出感度に指向性を付与している。
【0043】また、強制出力手段11では、周囲光検出
手段1で検出された周囲光に所定時間以上の変化があっ
た場合の旨の信号と等価な信号を強制的に出力させてい
る。さらに、強制出力手段11がマニュアルスイッチ手
段12をオン操作すると周囲光検出手段1で検出された
周囲光に所定時間以上の変化があった場合の旨の信号と
等価な信号を強制的に出力させることもできる。
【0044】また、比較基準情報生成手段6における平
均レベル演算手段13では、積分手段5からの信号の平
均レベルを演算し、出力按分手段14では、平均レベル
演算手段13の出力を所定割合で比例按分して出力す
る。また、上述の図2における本発明では、周囲光検出
手段1は、前述の図1におけるものと同様に動作する。
また、判定手段2についても、図1のものと同様に、周
囲光検出手段1で検出された周囲光に所定値且つ所定時
間以上の変化があった場合にその旨の信号を出力する
が、その要部においては動作は異なる。
【0045】すなわち、比較基準情報生成手段6では増
幅手段4からの信号より比較基準情報を生成し、比較手
段7において、増幅手段4の出力および比較基準情報生
成手段6の出力を比較する。また、装置周囲ノイズ排除
手段15は比較手段7の出力が検出したい光の変化以下
である場合に出力を無効にする。また、8は下限リミッ
タ手段であり、この下限リミッタ手段8は判定手段2の
入力側に設けられ、周囲光レベルが所定値以下のときに
は光変化検出を無効としている。
【0046】さらに、比較基準情報生成手段6では、平
均レベル演算手段13が増幅手段4からの信号の平均レ
ベルを演算し、出力按分手段14が平均レベル演算手段
13の出力を所定割合で比例按分して出力する。また、
図3に示す本発明では、周囲光検出手段1が、装置が配
置される周囲の光を検出し、判定手段2で、周囲光検出
手段1で検出された周囲光に所定値且つ所定時間以上の
変化があった場合にその旨の信号を出力する。
【0047】この信号を受けたレーザ点灯制御手段21
では、レーザ16を点灯するように制御する。すると、
レーザ16からの光は光走査手段17を介してバーコー
ド18に照射され、バーコード18で反射された光を受
信手段19が受信する。ここで、周囲光検出手段1及び
判定手段2は、前述の図1におけるもの又は図2におけ
るものと同様に動作する。
【0048】なお、受信手段19が、周囲光検出手段と
しての機能を共用してもよく、この場合においては、所
定時間読み取り操作がない場合はレーザ16の停止中に
おいても光走査手段17を動作させた状態にしておく。
【0049】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図4は本発明の第1実施例を示すブロック図であって、
バーコードリーダ30に適用された周囲光検出装置を用
いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置について示
すものである。
【0050】さて、この図4において、61Aは周囲光
検出装置であり、この周囲光検出装置は、図5に示すよ
うに、バーコードリーダ30に搭載されて、周囲光を検
出することにより、このバーコードリーダ30を起動さ
せるためのものであって、後述するように、詳細には図
7に示すような構成を有している。なお、この図5にお
いて、33はレーザ発光部であり、34は走査機構(ポ
リゴンミラー)であり、43は光検出変換手段としての
フォトダイオードである。
【0051】また、60はレーザ点灯制御部(レーザ点
灯制御手段)であり、このレーザ点灯制御部60は、周
囲光検出装置61Aからの周囲光検出情報を受けて、後
述するレーザ発光部33からのレーザビームL1の点灯
状態の制御を行なうようになっている。ところで、31
は物品等の表面に印刷されたバーコードで、このバーコ
ード31は、通常、複数の黒バーおよび白バーを交互に
配置してなるもので、各黒バーおよび各白バーの幅に基
づいて所定のデータを表すものである。
【0052】32はバーコード31に対してレーザビー
ムL2を照射するとともにバーコード31から反射され
てきたレーザビームL2の反射光R1を受光する光学系
であり、この光学系32は、レーザ発光部(レーザ)3
3,走査機構(光走査手段)34および光電変換部(受
信手段)35から構成されている。ここで、レーザ発光
部33は、レーザビームL1を発光する半導体レーザを
有して構成され、レーザ点灯制御部60によりON/O
FF制御されるようになっている。
【0053】また、走査機構34は、例えばモータによ
り回転駆動されるポリゴンミラーから構成されるもの
で、レーザ発光部33からのレーザビームL1を反射す
ることにより、このレーザビームL1を、レーザビーム
L2としてバーコード31をなす複数の黒バーおよび白
バーへ向けて照射し、バーコード31の黒バー,白バー
と交差する方向に一定の速度で移動・走査させる機能を
有している。
【0054】この走査機構34は、バーコード31から
のレーザビームL2の反射光R1を反射することによ
り、レーザビームL2の走査に伴って移動する反射光R
1を反射光R2として光電変換部35へ入射させる機能
も有している。さらに、光電変換部35は、例えばフォ
トダイオード等の光電変換素子を有して構成されるもの
で、図5及び図6に示すようにバーコードリーダ30に
搭載され、走査機構34を介して受光した反射光R2
(光入力信号)をその光量に応じた電気信号(アナログ
値)に変換して出力するものである。
【0055】36は光電変換部35からの電気信号をデ
ィジタル化するA/D変換部(二値化装置)で、このA
/D変換部36は、光電変換部35からの電気信号をデ
ィジタル化することにより、バーコード31をなす各黒
バーの部分に対応する黒レベル信号と、バーコード31
をなす各白バーの部分に対応する白レベル信号との二値
化信号に変換するものである。この二値化信号として
は、通常、各白バーの部分からの反射光R2の光量の方
が各黒バー部分からの反射光R2の光量よりも大きくな
るため、白レベル信号をHighレベルとし黒レベル信
号をLowレベルとした信号が得られる。
【0056】37はクロックジェネレータ38からのク
ロック信号をカウントするバー幅カウンタで、このバー
幅カウンタ37は、A/D変換部36からの二値化信号
の黒レベル信号部分および白レベル信号部分の時間幅、
即ち実際のバーコード31の各黒バーおよび各白バーの
幅に対応する値をクロック信号のカウント値として出力
するものである。
【0057】さらに、39はバー幅カウンタ37からの
バー幅カウント値を格納するメモリ、40はCPUで、
このCPU40は、メモリ39に格納されたバー幅カウ
ント値(各黒バーおよび各白バーの幅に対応する値)に
基づいて、バーコード31のもつ所定データを抽出・復
調するためのものである。次に、周囲光検出装置61A
の詳細を説明する。
【0058】図7は本発明の第1実施例にかかる周囲光
検出装置の詳細を示す図であるが、この図7において、
41は周囲光検出部(周囲光検出手段)であり、この周
囲光検出部41は、装置が配置される周囲の光を検出す
るものであって、フォトダイオード(光検出変換手段)
43及び増幅部(増幅手段)44をそなえている。フォ
トダイオード43は、図5及び図6に示すようにバーコ
ードリーダ30に搭載されて、装置が配置される周囲の
光を検出し、これを電気信号に変換するものである。こ
の図5及び図6に示すように、フォトダイオード43は
光電変換部35の近傍に設置されることができる。
【0059】ところで、このフォトダイオード43の前
方には、図6に示すように、指向性付与手段10として
のスリット部材10A〔もしくはレンズ10A(図10
参照)〕が設けられており、このスリット部材10Aも
しくはレンズ10Bにより、フォトダイオード43によ
る光検出感度に指向性が与えられ、外乱光の検出を排除
して検出精度の向上を図るようになっている。
【0060】すなわち、フォトダイオード43の前方に
スリット部材10Aが設けられた場合は、図8及び図9
に示すように、バーコードリーダ30におけるバーコー
ド読み取りエリア内において、レーザの照射方向である
読み取り方向にのみ指向性を持たせることにより、走査
方向(図8及び図9におけるa方向)の光に変化があっ
たことを検出し、横方向(同図におけるb方向)のスポ
ット光の影響を排除できるようになっている。
【0061】また、フォトダイオード43の前方にレン
ズ10Bが設けられた場合は、図10に示すように、走
査方向(図10におけるa方向)の光のみが入射するよ
うになっており、従って、横方向(同図におけるb方
向)のスポット光の影響を排除できるようになってい
る。また、増幅部44は、フォトダイオード43におい
て、電気信号に変換された、装置が配置される周囲の光
の検出信号について、増幅させて出力するものであり、
アンプ101とコンデンサ102と抵抗103,105
とアナログスイッチ104とをそなえている。
【0062】また、42は判定部(判定手段)であり、
この判定部42は、周囲光検出部41で検出された周囲
光に所定値且つ所定時間以上の変化があった場合にその
旨の信号を出力することができるものであって、積分部
(積分手段)45と下限リミッタ部(下限リミッタ手
段)48とコンパレータ(比較手段)47と比較基準情
報生成部(比較基準情報生成手段)46とをそなえてい
る。
【0063】積分部45は、増幅部44からの信号を所
定の時定数で積分するものである。即ち、検出したい光
の変化速度は通過し、装置周囲の光源(例えば、室内の
蛍光灯等)によるノイズ(変化速度の高周波成分)は通
過しないローパスフィルタとして構成されて、検出精度
の向上を図るようになっている。いる。即ち、抵抗10
6,108とコンデンサ107,109とアンプ110
とにより、2段組のローパスフィルタが構成されている
のである。
【0064】また、下限リミッタ部48は、積分部45
の出力側に接続されて、周囲光レベルが所定値以下のと
きには光変化検出を無効とすることにより、ノイズによ
る誤動作を避けるためのものであって、ダイオード11
1とアンプ112と抵抗113,114とツェナーダイ
オード115と抵抗116とをそなえている。すなわ
ち、抵抗113,114とツェナーダイオード115と
抵抗116とにより、下限となる周囲光レベルに対応す
る所定値電圧(Vlim )が設定され、ダイオード111
とアンプ112とにより、周囲光レベルが所定値以下の
ときに光変化検出を無効とするようになっている。な
お、周囲光レベルが所定値以上の場合は、積分部45か
らの出力信号がそのまま出力されるようになっている。
【0065】また、上記の周囲光レベルに対応する所定
値電圧は、検出しうる最低光量に基づいて設定されてい
る。さらに、比較基準情報生成部46は、積分部44か
らの信号より比較基準情報を生成するものであって、平
均レベル演算部53と比例按分部54とをそなえて構成
されている。
【0066】ここで、平均レベル演算部53は、積分部
45から下限リミッタ部48を介して入力される周囲光
レベルの信号について、平均レベルを演算し、スライス
信号として比例按分部54に出力されるものであって、
抵抗117とコンデンサ118とアンプ119とをそな
えている。すなわち、上記のスライス信号は、抵抗11
7あるいはコンデンサ118の値よって、この平均レベ
ル演算部53による平均レベル演算の設定(スライスレ
ベルの設定)がされる。この場合においては、抵抗11
7が1MΩ,コンデンサ118が1μFとなっている。
【0067】比例按分部54は、平均レベル演算部53
からのスライス信号を所定割合で比例按分して出力する
ものであって、抵抗120,121をそなえており、こ
の場合においては、抵抗120の抵抗値が2kΩとし、
抵抗121の抵抗値を8kΩとすることにより、所定割
合の分圧ができるようになっている。さらに、上記の周
囲光の所定割合の変化の判定基準としては、平均レベル
演算部53においてのスライスレベルの設定により定め
られている。たとえば、スライスレベルを周囲光レベル
の80%に設定すれば、20パーセント以上の周囲光の
変化が比較基準情報となるのである。即ち、このスライ
スレベルにより、周囲光の変化の検出感度を設定できる
ようになっている。
【0068】コンパレータ47は、積分部45からの信
号と比例按分部54からの信号とを受け、これらの信号
を比較し、その比較結果を出力することにより、オペレ
ータがバーコードの読み取り操作を行なったことによる
周囲光の変化が検出されるようになっている。また、コ
ンパレータ(増幅率制御手段)49は、装置が配置され
る周囲の光情報に基づいて増幅部44の増幅率を制御す
るものであって、省電力化や装置の信頼性向上に寄与で
きるようになっている。
【0069】具体的には、前記の下限リミッタ部48に
おいて生成される所定値電圧(Vli m )を用いて生成さ
れたツェナーダイオード電圧と、平均レベル演算部53
におけるアンプ119からのアンプ電圧とを受けて、こ
れらの電圧を比較し、アンプ電圧がツェナーダイオード
電圧以上となった場合は、Hレベル信号を、それ以外で
あればLレベル信号を、増幅部44におけるアナログス
イッチ104に出力されるようになっている。
【0070】ここで、アナログスイッチ104によれ
ば、コンパレータ49からHレベル信号を受けると抵抗
105が導通状態となってアンプ101の増幅率は増加
され、Lレベル信号を受けると抵抗105が断状態とな
ってアンプ101の増幅率が減少されるので、例えば直
射光等の当たるような場合等の、入射する光量が過大な
状態での回路の飽和を妨げることができるようになって
いる。
【0071】上述の構成により、本装置の動作を、図
4,図7及び図11を用いて以下に説明する。まず、図
4における周囲光検出装置61Aでは、装置が配置され
る周囲の光の変化を検出して、この周囲光の変化がオペ
レータによるバーコード読み取り操作によるものと判断
された場合は、レーザ点灯制御部60の制御によりレー
ザ発光部33からレーザビームL1が走査機構34を介
してバーコード31に照射される。
【0072】ここで、周囲光検出装置61Aに入射する
周囲光は、指向性付与手段としてのスリット部材もしく
はレンズが設けられて、光検出感度に指向性、すなわち
横方向からのスポット光の影響を排除できるようになっ
ている。そして、スリット部材10Aもしくはレンズ1
0Bを通過して入射した周囲光は、まずフォトダイオー
ド43にて周囲光の光量に応じた電気信号に変換され
る。
【0073】また、増幅部44では、フォトダイオード
43において電気信号に変換された、装置が配置される
周囲の光の検出信号について、増幅させて積分部45に
出力される。例えば、この増幅部44からの電気信号
は、図11におけるのようなものが出力される。ここ
で、この図11において、横軸は時間であって、縦軸は
入射する光量に応じて増減する電圧である。
【0074】積分部45では、入力した電気信号につい
て、検出したい光の変化速度は通過してコンパレータ4
7及び下限リミッタ部48に出力されるが、装置周囲の
光源(例えば、室内の蛍光灯等)によるノイズ(変化速
度の高周波成分)は通過しない。下限リミッタ部48に
入力した積分部45からの信号は、周囲光レベルが、検
出しうる最低光量に基づく所定値以上のときは、この下
限リミッタ部48を通過してコンパレータ47及び平均
レベル演算部53に出力されるが、周囲光レベルが所定
値以下のときには光変化検出を無効とすることにより、
ノイズによる誤動作を避けている。
【0075】例えば図11におけるのような、増幅部
44から出力された信号については、積分部45にて高
周波成分がカットされて、下限リミッタ部48より同図
におけるのような信号が出力される。平均レベル演算
部53に入力した信号は、平均レベルが演算され、スラ
イス信号として比例按分部54に出力される。比例按分
部54では、平均レベル演算部53からのスライス信号
を所定割合で比例按分して出力する。
【0076】すなわち、図11におけるのような下限
リミッタ部48からの信号については、平均レベル演算
部53にて同図における破線をスライスレベルとして
信号がカットされて出力され、比例按分部54では破線
に示すようなレベルまで比例按分させて出力する。コ
ンパレータ47は、積分部45からの信号と比例按分部
54からの信号とを受け、これらの信号を比較し、その
比較結果を出力することにより、オペレータがバーコー
ドの読み取り操作を行なったことによる周囲光の変化が
検出される。
【0077】すなわち、コンパレータ47からは、破線
より低レベル電圧となった場合に、オペレータのバー
コード読み取り操作が行なわれていることを意味するH
レベル信号が出力され、破線より高レベル電圧となっ
た場合は、オペレータのバーコード読み取り操作が行な
われていないことを意味するLレベル信号が出力され
る。
【0078】すなわち、上記のコンパレータ47からの
Hレベル信号が、レーザ発光部33に対してレーザビー
ムL1を出力される旨の制御信号となる。また、コンパ
レータ(増幅率制御手段)49は、前記の下限リミッタ
部48において生成される所定値電圧(Vlim )を用い
て生成されたツェナーダイオード電圧と、平均レベル演
算部53におけるアンプ119からのアンプ電圧とを受
けて、これらの電圧を比較する。
【0079】ここで、アンプ電圧がツェナーダイオード
電圧以上となった場合は、フォトダイオード43に入射
する光量が過大な状態であると判断し、Hレベル信号を
アナログスイッチ104に出力し、アンプ101の増幅
率が減少される一方、アンプ電圧がツェナーダイオード
電圧より小である場合は、Lレベル信号をアナログスイ
ッチ105に出力し、アンプ101の増幅率が増加され
る。
【0080】さて、図4における周囲光検出装置を用い
たバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置では、図7に
おけるコンパレータ47からレーザ発光部33に対して
レーザビームL1を発光する旨の制御信号が出力され
る。この制御信号を受けてレーザ発光部33から発光さ
れたレーザビームL1は、走査機構34によって、レー
ザビームL2としてバーコード31の黒バーおよび白バ
ーへ向けて照射され、バーコード31の黒バー,白バー
と交差する方向に一定の速度で移動・走査される。
【0081】走査機構34から射出されたレーザビーム
L2は、バーコード31の部分で散乱・反射され反射光
R1として走査機構34に再入射する。反射光R1は、
レーザビームL2の走査移動に伴って反射角が変化して
移動するが、走査機構34を構成するポリゴンミラーに
て反射されることにより、反射光R2として所定位置に
配置された光電変換部35の光電変換素子へ入射する。
【0082】この光電変換部35により反射光R2はそ
の光量に応じた電気信号に変換され、その電気信号は、
A/D変換部36によりディジタル化され、バーコード
31の各黒バーの部分に対応する黒レベル信号と、バー
コード31の各白バーの部分に対応する白レベル信号と
を有する二値化信号に変換される。A/D変換部36に
おいて二値化信号としてのディジタル信号を得ると、バ
ー幅カウンタ37にてクロックジェネレータ38からの
クロック信号をカウントすることにより、A/D変換部
36からの二値化信号の黒レベル信号部分および白レベ
ル信号部分の時間幅(実際のバーコード31の各黒バー
および各白バーの幅に対応する値)がクロック信号のカ
ウント値として計測され、そのカウント値を、メモリ3
9に一旦格納する。そして、CPU40において、メモ
リ39に格納されたバー幅カウント値に対して所定の復
調処理を施すことにより、バーコード31のもつ所定デ
ータが抽出・復調される。
【0083】このように、本発明の第1実施例にかかる
周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯
制御装置によれば、周囲光検出装置が、装置が配置され
る周囲の光を検出する周囲光検出部41と、周囲光検出
部41で検出された周囲光に所定値且つ所定時間以上の
変化があった場合にその旨の信号を出力する判定部42
とをそなえた簡易な構成により、装置を、高い検出精度
を確保しながら低コストで実現することができ、且つ自
動化されて動作することができるので、オペレータに対
して特別な操作の説明の必要が無い利点がある。
【0084】また、積分部45がローパスフィルタとし
て構成されたことにより、蛍光灯等の高周波の光の変化
等のノイズを排除することができ、検出精度の向上を図
ることができる。さらに、積分部45の出力側に下限リ
ミッタ部48が設けられたことにより、例えば夜間等で
室内を消灯する場合には、光検出を無効とすることがで
きるので、ノイズによる誤動作を防ぐことができる利点
がある。
【0085】また、増幅部44による増幅率を制御する
コンパレータ49が設けられたことにより、効果的な光
検出を行なうことができ、省電力化や装置の信頼性向上
に寄与できる。さらに、スリット部材10Aやレンズ1
0Bにより、光検出変換手段による光検出感度に指向性
が付与されているので、外乱光の検出を排除することが
でき、検出精度の向上を図ることができる利点がある。
【0086】なお、本実施例における周囲光検出装置に
おいては、コンパレータ47からの出力信号をそのまま
レーザ発光部33への制御信号としていたが、本発明に
よれば、オペレータが連続してバーコードリーダを操作
する場合等において、オペレータの便宜に資するため
に、レーザ発光部33に対して強制的にレーザビームL
1を発光させる旨の制御信号を出力させる手段(強制出
力手段)をそなえてもよい。
【0087】この場合における周囲光検出装置は、図1
2に示すように、図7において示したものと同様の周囲
光検出装置において、コンパレータ47の出力側にAN
D回路51をそなえるとともに、オペレータが操作する
ためのマニュアルスイッチ(手段)52をそなえ、オペ
レータがマニュアルスイッチ52をオン操作すると、O
R回路51ではHレベル信号が出力されて、周囲光検出
部41で検出された周囲光に所定時間以上の変化があっ
た場合の旨の信号と等価な信号を強制的に出力させるよ
うになっている。
【0088】すなわち、上記のOR回路51とマニュア
ルスイッチ52とにより、強制出力手段が構成される。
さらに、本実施例における周囲光検出装置においては、
フォトダイオード43において変換された電気信号に含
まれる装置周囲の光源(例えば、室内の蛍光灯等)によ
るノイズ(変化速度の高周波成分)については、ローパ
スフィルタにより構成される積分部45において排除さ
れているが、本発明によれば、この周囲光検出装置の出
力側に、検出したい光の変化以下である場合に該出力を
無効にするための手段(装置周囲ノイズ排除手段)を設
けてもよい。
【0089】この場合における周囲光検出装置は、図1
3において示すように、前述の図7におけるものと同様
の機能を有する、光検出変換手段としてのフォトダイオ
ード43,増幅手段としての増幅部71,下限リミッタ
手段としての下限リミッタ部72,平均レベル演算手段
としての平均レベル演算部73,比例按分手段としての
比例按分部74及び比較手段としてのコンパレータ75
をそなえるとともに、装置周囲ノイズ排除手段としての
装置周囲ノイズ排除部82をそなえている。
【0090】従って、この図13に示す周囲光検出装置
は、図7に示すものに比して、増幅部71の出力側に積
分部がない点と、コンパレータ75の出力側に装置周囲
ノイズ排除部82をそなている点と、増幅率制御手段と
しての増幅率制御部をそなえていない点とが異なる。と
ころで、この装置周囲ノイズ排除部82は、検出したい
光の変化以下である場合に該出力を無効にするものであ
って、例えば100Hzのクロック信号を発生させる発
振器76と、このクロック信号が入力される4つのD−
フリップフロップ77〜80と、それぞれのフリップフ
ロップ77〜80にて格納されているデータが入力され
るAND回路81とにより、シフトレジスタとして構成
されている。
【0091】すなわち、蛍光灯等の光変化(50〜12
0Hz)が装置周囲ノイズ排除部82に入力された場合
は、40msec(10msec×4)以上の時間、出
力が連続してHレベル信号にならないと、AND回路8
1からの出力信号がHとならない。これにより、25H
z以上の高周波の光変化は、装置周囲ノイズとして排除
できるようになっている。
【0092】なお、この図13に示す周囲光検出装置で
は、装置周囲ノイズ排除手段82からの出力信号をその
ままレーザ発光部33への制御信号としていたが、本発
明によれば、図12におけるものと同様に、レーザ発光
部33に対して強制的にレーザビームL1を発光させる
旨の制御信号を出力する手段(強制出力手段)を有して
もよい。
【0093】この場合における周囲光検出装置は、図1
4において示すように、前述の図13におけるものと同
様の機能を有する、光検出変換手段としてのフォトダイ
オード43,増幅手段としての増幅部71,下限リミッ
タ手段としての下限リミッタ部72,平均レベル演算手
段としての平均レベル演算部73,比例按分手段として
の比例按分部74,比較手段としてのコンパレータ75
及び装置周囲ノイズ排除手段としての装置周囲ノイズ排
除部82をそなえるとともに、図12におけるものと同
様の、強制出力手段としてのOR回路51とマニュアル
スイッチ52とをそなえている。
【0094】これにより、オペレータのマニュアルスイ
ッチ52の操作によって、フォトダイオード43で検出
された周囲光に所定時間以上の変化があった場合の旨の
信号と等価な信号が強制的に出力されるようになってい
る。なお、前述のように、図13,図14における周囲
光検出装置においては、増幅率制御手段としてのコンパ
レータ49をそなえていないが、本発明によれば、これ
をそなえても差支えない。
【0095】この場合において、図13に示す周囲光検
出装置についてコンパレータ49をそなえたものは、図
15に示すようになっている。この図15に示す周囲光
検出装置においては、コンパレータ49は、下限リミッ
タ部48において生成される所定値電圧(Vlim )を用
いて生成されたツェナーダイオード電圧と、平均レベル
演算部53におけるアンプ119からのアンプ電圧とを
受けて、これらの電圧を比較し、アンプ電圧がツェナー
ダイオード電圧以上となった場合は、Hレベル信号を、
それ以外であればLレベル信号を、増幅部44における
アナログスイッチ104に出力され、コンパレータ49
からHレベル信号を受けると抵抗105が導通状態とな
ってアンプ101の増幅率は増加され、Lレベル信号を
受けると抵抗105が断状態となってアンプ101の増
幅率が減少されるようになっている。
【0096】また、図14に示す周囲光検出装置につい
てコンパレータ49をそなえたものは、図16に示すよ
うになっている。この図16に示す周囲光検出装置にお
いても、コンパレータ49は、下限リミッタ部48にお
いて生成される所定値電圧(Vlim )を用いて生成され
たツェナーダイオード電圧と、平均レベル演算部53に
おけるアンプ119からのアンプ電圧とを受け、前述の
図15におけるものと同様にアンプ101の増幅率が増
減されるようになっている。
【0097】(b)第2実施例の説明 図17は本発明の第2実施例を示すブロック図であっ
て、この図17に示すものについても、図4における第
1実施例を示すブロック図と同様に、バーコードリーダ
30に適用された、周囲光検出装置を用いたバーコード
リーダ用レーザ点灯制御装置について示すものである。
【0098】さて、本実施例にかかる周囲光検出装置を
用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置において
は、図4,図7にて示した第1実施例にかかる周囲光検
出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置
に比して、光電変換部35に周囲光検出部41の機能を
持たせた点と、レーザ発光部33によるレーザビームL
1の射出が停止中においても走査機構34を動作させた
状態にしておく手段34Aが設けられている点とが異な
る。
【0099】したがって、61Bは周囲光検出装置であ
るが、この周囲光検出装置61Bは、後述するように第
1実施例における周囲光検出装置61Aと異なる構成を
有している。また、60は前述の第1実施例におけるも
のと同様のレーザ点灯制御部(レーザ点灯制御手段)で
あり、このレーザ点灯制御部60は、周囲光検出装置6
1Aからの周囲光検出情報を受けて、レーザ発光部33
からのレーザビームL1の点灯状態の制御を行なうよう
になっているほか、レーザ発光部33によるレーザビー
ムL1の射出が停止中においても走査機構34を動作さ
せた状態にしておく手段34Aに対して信号を出力し、
走査機構34を動作させた状態とするようになってい
る。
【0100】上述の走査機構34を動作させた状態は、
レーザ発光部33からのレーザビームL1の射出が行な
われている場合よりも、この走査機構34を構成するポ
リゴンミラーを低回転で回転させて、省電力化を図るよ
うになっている。なお、レーザ発光部33,走査機構3
4,光電変換部35,A/D変換部36,バー幅カウン
タ37,クロックジェネレータ38,メモリ39及びC
PU40は、図4におけるものと同様の機能を有するも
のである。
【0101】次に、周囲光検出装置61B及び光電変換
部35の詳細を説明する。図18は本発明の第2実施例
にかかる周囲光検出装置及び光電変換部の詳細を示す図
である。この図18に示すように、周囲光検出装置61
Bは、図7における周囲光検出装置61Aに比して、フ
ォトダイオード43の機能を、光電変換部35における
PINフォトダイオード131が共用されている。
【0102】また、この周囲光検出装置61Bは、図7
に示した第1実施例における周囲光検出装置61Aと同
様の、増幅手段としての増幅部44と、積分手段として
の積分部45と、下限リミッタ手段としての下限リミッ
タ部48と、比較基準情報生成手段としての比較基準情
報生成部46と、比較手段としてのコンパレータ47
と、増幅率制御手段としてのコンパレータ49とをそな
えている。
【0103】この図18に示す光電変換部35におい
て、PINフォトダイオード131は走査機構34から
の光信号(レーザ光)を入力し、その光信号の強さに応
じた逆電流を電源147の駆動により発生させるもので
ある。すなわち、このPINフォトダイオード131で
は、前述したように、走査機構34からの光信号から、
バーコード情報を検出されるとともに周囲光情報をも検
出されるようになっている。
【0104】また、132は抵抗であり、134はバイ
アス電圧VG1が付加されているバイアス電圧印加用抵抗
であって、PINフォトダイオード131からの周囲光
情報は、この抵抗132を介して周囲光検出装置61B
における増幅部44に入力されている。また、133は
結合コンデンサであり、このコンデンサ133と前述の
抵抗134とは、本来の機能を発揮するほか、PINフ
ォトダイオード131からの信号中に存在する外乱光成
分としての低周波信号をカットするハイパスフィルタ1
51を構成している。
【0105】なお、このハイパスフィルタ151のカッ
トオフ周波数は、コンデンサ133及び抵抗134の値
により、目的周波数、即ち光信号入力式増幅回路より出
力信号としてA/D変換部36に出力すべき信号の周波
数の近傍に設定され、蛍光灯等の外乱光に基づく低周波
成分を最大限排除できるようになっている。また、13
5,138は電界効果トランジスタ(FET)であり、
このFET135及びFET138は、互いに並列に接
続され、それぞれのゲート端子にはPINフォトダイオ
ード131から同一の信号が入力し、同一のバイアス電
圧が印加されている。さらに、FET135のドレイン
端子には、抵抗136とコンデンサ137とが並列に接
続されており、FET138のドレイン端子にも抵抗1
39とコンデンサ140とが並列に接続されている。
【0106】さらに、141もFETであり、このFE
T141は、FET135及びFET138にカスケー
ド接続され、バイアス電圧VG2が印加されて動作するよ
うになっている。また、150は共振回路であり、この
共振回路150はFET141のソース端子に負荷とし
て接続され、バーコード情報をもつ信号周波数を含む所
要の高周波成分を強調するものであり、抵抗142とコ
イル143とコンデンサ144とが並列に接続されるこ
とにより構成されている。
【0107】146は電圧降下用抵抗であり、この抵抗
146は、電源147からの電圧を電圧降下させて、出
力信号の振幅を最大とするためのものである。この場合
においては、抵抗146の値は、出力信号の振幅が最大
となるような電圧降下V1が、例えば電源147からの
電圧を12Vとすれば、この電源電圧とFET141に
おけるドレイン/ソース間電圧VDSの差となるように設
定される。即ち、V1は式(1)により表すことができ
る。
【0108】 V1=12−VDS ・・・(1) なお、149は接地された抵抗であり、148は出力信
号を出力するためのバイポーラトランジスタである。上
述の構成により、本発明の第2実施例としての光信号入
力式増幅回路は、以下に示すように動作する。
【0109】つまり、PINフォトダイオード131に
入力された光信号は、その光信号の強さに応じた逆電流
が電源147の駆動により発生し、ハイパスフィルタ1
51に入力されるとともに、抵抗132を介して周囲光
検出装置61Bにおける増幅部44に入力される。周囲
光検出装置61Bにおいては、増幅部44に入力された
電気信号を周囲光の検出信号として、第1実施例におけ
る周囲光検出装置61Aと同様の信号処理が施される。
【0110】つまり、オペレータによるバーコードリー
ダの読み取り操作が行なわれた場合は、コンパレータ4
7からレーザ発光部33に対してレーザビームL1を出
力させる旨の制御信号が出力され、そうでない場合は、
レーザ発光部33からはレーザビームL1は出力されな
い。しかし、この場合においては、コンパレータ47か
らの制御信号を受けた走査機構34を動作させた状態に
しておく手段34Aの作用により、走査機構34を構成
するポリゴンミラーは回転されている。
【0111】ところで、ハイパスフィルタ151では、
カットオフ周波数を増幅器の目的周波数、即ち、出力信
号としてA/D変換部36に出力する信号が持つべき周
波数の近傍に設定され、信号中に存在する外乱光成分と
しての低周波信号をカットする。ハイパスフィルタ15
1を通過して、低周波信号のカットされた電気信号は、
FET135,138におけるゲート端子に入力する。
すると、両FET135,138のドレイン端子/ソー
ス端子間で電位差が生じる。これにより、電源147の
駆動に基づいて、電流Id が抵抗146を介することに
より流れる。
【0112】一方、PINフォトダイオード131から
の電気信号は、FET141のドレイン端子に入力す
る。この電気信号は、共振回路150及び抵抗146が
負荷として作用することにより、バイポーラトランジス
タ148を介して出力信号として出力される。また、抵
抗146では、電源147からの電圧を所望の電圧値V
1、すなわち、前述の式(1)に示すような電源電圧と
FET141におけるドレイン/ソース間電圧VDSの差
の電圧値について電圧降下させて、出力信号の振幅が最
大とさせている。
【0113】このように、本発明の第2実施例にかかる
同周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点
灯制御装置によれば、第1実施例におけるものにおいて
享受される利点があるほか、光電変換部35と周囲光検
出装置61Bのが共有されているので、装置の簡素化、
コストの低減化を図ることができる利点もある。なお、
本実施例にかかる周囲光検出装置においては、図7で示
した第1実施例におけるものについて、フォトダイオー
ド43以外の構成要素については共通している。従っ
て、本実施例にかかる周囲光検出装置を用いたバーコー
ドリーダ用レーザ点灯制御装置においても、第1実施例
の場合と同様に、図12〜図16で示したような異なる
態様のものを用いてもよい。
【0114】これらの場合においても、フォトダイオー
ド43の機能をPINフォトダイオード131に持たせ
ることはいうまでもない。例えば、本実施例にかかる周
囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制
御装置において、第1実施例における他の実施例として
の図16に示した周囲光検出装置と同様の周囲光検出装
置を用いたものを、図20に示す。
【0115】この図20に示すものでは、図18におけ
る周囲光検出装置におけるものと同様の光電変換部35
と、図16にて示した周囲光検出装置について、フォト
ダイオード43の機能をPINフォトダイオード131
に持たせたものをそなえている。 (c)その他 上述の各実施例においては、光検出変換手段としては、
フォトダイオードを用いているが、本発明によれば、太
陽電池等のその他の光電変換素子を用いることも可能で
ある。
【0116】さらに、上述の各実施例においては、本発
明の周囲光検出装置を、バーコードリーダに適用された
場合について詳述したが、本発明によれば、これに限定
されるものではない。
【0117】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
以下に示すような効果ないし利点が得られる。 (1)装置を、高い検出精度を確保しながら低コストで
実現することができ、且つ、オペレータに対して特別な
操作の説明の必要が無い。
【0118】(2)積分手段がローパスフィルタとして
構成されたことにより、蛍光灯等の高周波の光の変化等
のノイズを排除することができ、検出精度の向上を図る
ことができる。 (3)積分手段の出力側に下限リミッタ手段が設けられ
たことにより、例えば夜間等で室内を消灯する場合に
は、光検出を無効とすることができるので、ノイズによ
る誤動作を防ぐことができる。
【0119】(4)増幅手段による増幅率を制御する増
幅率制御手段が設けられたことにより、効果的な光検出
を行なうことができ、省電力化や装置の信頼性向上に寄
与できる。 (5)指向性付与手段により、光検出変換手段による光
検出感度に指向性が付与されているので、外乱光の検出
を排除することができ、検出精度の向上を図ることがで
きる。
【0120】(6)強制出力手段がマニュアルスイッチ
手段として構成されたことにより、オペレータの操作に
よって、速やかにバーコード読み取り動作に移るように
制御されることができるので、オペレータの便宜に資す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の原理ブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1実施例にかかる周囲光検出装置の
バーコードリーダへの搭載例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例にかかる周囲光検出装置の
バーコードリーダへの搭載例を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例にかかる周囲光検出装置の
詳細を示すブロック図である。
【図8】光検出変換部の読み取り指向性を説明する図で
ある。
【図9】光検出変換部の読み取り指向性を説明する図で
ある。
【図10】光検出変換部の読み取り指向性を説明する図
である。
【図11】本発明の第1実施例にかかる周囲光検出装置
の動作例を説明する図である。
【図12】本発明の第1実施例の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図13】本発明の第1実施例の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図14】本発明の第1実施例の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図15】本発明の第1実施例の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図16】本発明の第1実施例の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図17】本発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図18】本発明の第2実施例にかかる周囲光検出装置
の詳細を示すブロック図である。
【図19】本発明の第2実施例の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図20】一般的なバーコード読取装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 周囲光検出手段 2 判定手段 3 光検出変換手段 4 増幅手段 5 積分手段 6 比較基準情報生成手段 7 比較手段 8 下限リミッタ手段 9 増幅率制御手段 10 指向性付与手段 11 強制出力手段 12 マニュアルスイッチ手段 13 平均レベル演算手段 14 比較按分手段 15 装置周囲ノイズ排除手段 16 レーザ 17 光走査手段 18 バーコード 19 受信手段 20 周囲光検出装置 21 レーザ点灯制御手段 30 バーコードリーダ 31 バーコード 32 光学系 33 レーザ発光部 34 走査機構 35 光電変換部 36 A/D変換部 37 バー幅カウンタ 38 クロックジェネレータ 39 メモリ 40 CPU 41 周囲光検出部(周囲光検出手段) 42 判定部(判定手段) 43 光検出変換部(光検出変換手段) 44,71 増幅部(増幅手段) 45 積分部(積分手段) 46 比較基準情報生成部(比較基準情報生成手段) 47,75 比較部(比較手段) 48,72 下限リミッタ部(下限リミッタ手段) 49 コンパレータ(増幅率制御手段) 50 指向性付与部(指向性付与手段) 51 OR回路(強制出力手段) 52 マニュアルスイッチ(マニュアルスイッチ手段) 53,73 平均レベル演算部(平均レベル演算手段) 54,74 比較按分部(比較按分手段) 60 レーザ点灯制御部(レーザ点灯制御手段) 61A,61B 周囲光検出装置 76 発振器 77〜80 フリップフロップ 81 AND回路 82 装置周囲ノイズ排除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置が配置される周囲の光を検出する周
    囲光検出手段(1)と、 該周囲光検出手段(1)で検出された周囲光に所定値且
    つ所定時間以上の変化があった場合にその旨の信号を出
    力する判定手段(2)とをそなえて構成されたことを特
    徴とする、周囲光検出装置。
  2. 【請求項2】 該周囲光検出手段(1)が、装置が配置
    される周囲の光を検出して該周囲光を電気信号に変換す
    る光検出変換手段(3)と、該光検出変換手段(3)か
    らの電気信号を増幅する増幅手段(4)とをそなえて構
    成されるとともに、 該判定手段(2)が、該増幅手段(4)からの信号を所
    定の時定数で積分する積分手段(5)と、該積分手段
    (5)からの信号より比較基準情報を生成する比較基準
    情報生成手段(6)と、該積分手段(5)の出力および
    該比較基準情報生成手段(6)の出力を比較する比較手
    段(7)とをそなえて構成されたことを特徴とする請求
    項1記載の周囲光検出装置。
  3. 【請求項3】 該積分手段(5)が、検出したい光の変
    化速度は通過し、装置周囲の光源によるノイズは通過し
    ないローパスフィルタとして構成されたことを特徴とす
    る、請求項2記載の周囲光検出装置。
  4. 【請求項4】 該積分手段(5)の出力側に、周囲光レ
    ベルが所定値以下のときには光変化検出を無効とする下
    限リミッタ手段(8)が設けられたことを特徴とする、
    請求項2記載の周囲光検出装置。
  5. 【請求項5】 装置が配置される周囲の光情報に基づい
    て該増幅手段(4)による増幅率を制御する増幅率制御
    手段(9)が設けられたことを特徴とする、請求項2記
    載の周囲光検出装置。
  6. 【請求項6】 該光検出変換手段(3)による光検出感
    度に指向性を付与する指向性付与手段(10)が該光検
    出変換手段(3)に付設されていることを特徴とする、
    請求項2記載の周囲光検出装置。
  7. 【請求項7】 該指向性付与手段(10)が該光検出変
    換手段(3)の前方に設けられるスリット部材であるこ
    とを特徴とする、請求項6記載の周囲光検出装置。
  8. 【請求項8】 該指向性付与手段(10)が該光検出変
    換手段(3)の前方に設けられるレンズであることを特
    徴とする、請求項6記載の周囲光検出装置。
  9. 【請求項9】 該周囲光検出手段(1)で検出された周
    囲光に所定時間以上の変化があった場合の旨の信号と等
    価な信号を強制的に出力させる強制出力手段(11)が
    該判定手段(2)の出力側に設けられたことを特徴とす
    る請求項1記載の周囲光検出装置。
  10. 【請求項10】 該強制出力手段(11)がマニュアル
    スイッチ手段(12)をオン操作すると該周囲光検出手
    段(1)で検出された周囲光に所定時間以上の変化があ
    った場合の旨の信号と等価な信号を強制的に出力させる
    手段として構成されたことを特徴とする請求項9記載の
    周囲光検出装置。
  11. 【請求項11】 該比較基準情報生成手段(6)が、該
    積分手段(5)からの信号の平均レベルを演算する平均
    レベル演算手段(13)と、該平均レベル演算手段(1
    3)の出力を所定割合で比例按分して出力する出力按分
    手段(14)とをそなえて構成されたことを特徴とする
    請求項2記載の周囲光検出装置。
  12. 【請求項12】 該周囲光検出手段(1)が、装置が配
    置される周囲の光を検出して該周囲光を電気信号に変換
    する光検出変換手段(3)と、該光検出変換手段(3)
    からの電気信号を増幅する増幅手段(4)とをそなえて
    構成されるとともに、 該判定手段(2)が、該増幅手段(4)からの信号より
    比較基準情報を生成する比較基準情報生成手段(6)
    と、該増幅手段(4)の出力および該比較基準情報生成
    手段(6)の出力を比較する比較手段(7)と、該比較
    手段(7)の出力が検出したい光の変化以下である場合
    に該出力を無効にする装置周囲ノイズ排除手段(15)
    とをそなえて構成されたことを特徴とする請求項1記載
    の周囲光検出装置。
  13. 【請求項13】 該判定手段(2)の入力側に、周囲光
    レベルが所定値以下のときには光変化検出を無効とする
    下限リミッタ手段(8)が設けられたことを特徴とす
    る、請求項12記載の周囲光検出装置。
  14. 【請求項14】 装置が配置される周囲の光情報に基づ
    いて該増幅手段(4)による増幅率を制御する増幅率制
    御手段(9)が設けられたことを特徴とする、請求項1
    2記載の周囲光検出装置。
  15. 【請求項15】 該光検出変換手段(3)による光検出
    感度に指向性を付与する指向性付与手段(10)が該光
    検出変換手段(3)に付設されていることを特徴とす
    る、請求項12記載の周囲光検出装置。
  16. 【請求項16】 該指向性付与手段(10)が該光検出
    変換手段(3)の前方に設けられるスリット部材である
    ことを特徴とする、請求項15記載の周囲光検出装置。
  17. 【請求項17】 該指向性付与手段(10)が該光検出
    変換手段(3)の前方に設けられるレンズであることを
    特徴とする、請求項15記載の周囲光検出装置。
  18. 【請求項18】 該比較基準情報生成手段(6)が、該
    増幅手段(4)からの信号の平均レベルを演算する平均
    レベル演算手段(13)と、該平均レベル演算手段(1
    3)の出力を所定割合で比例按分して出力する出力按分
    手段(14)とをそなえて構成されたことを特徴とする
    請求項12記載の周囲光検出装置。
  19. 【請求項19】 該装置周囲ノイズ排除手段(15)が
    シフトレジスタとして構成されたことを特徴とする請求
    項12記載の周囲光検出装置。
  20. 【請求項20】 レーザ(16)からの光を光走査手段
    (17)を介してバーコード(18)に照射し、該バー
    コード(18)で反射してきた光を受信手段(19)で
    受信するバーコードリーダにおいて、 装置が配置される周囲の光を検出する周囲光検出手段
    (1)と、該周囲光検出手段(1)で検出された周囲光
    に所定値且つ所定時間以上の変化があった場合にその旨
    の信号を出力する判定手段(2)とをそなえて構成され
    た周囲光検出装置が設けられるとともに、 該周囲光検出装置(20)の検出結果に応じて該レーザ
    (16)の点灯状態を制御するレーザ点灯制御手段(2
    1)が設けられたことを特徴とする、周囲光検出装置を
    用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置。
  21. 【請求項21】 該周囲光検出手段(1)が、装置が配
    置される周囲の光を検出して該周囲光を電気信号に変換
    する光検出変換手段(3)と、該光検出変換手段(3)
    からの電気信号を増幅する増幅手段(4)とをそなえて
    構成されるとともに、 該判定手段(2)が、該増幅手段(4)からの信号を所
    定の時定数で積分する積分手段(5)と、該積分手段
    (5)からの信号より比較基準情報を生成する比較基準
    情報生成手段(6)と、該積分手段(5)の出力および
    該比較基準情報生成手段(6)の出力を比較する比較手
    段(7)とをそなえて構成されたことを特徴とする請求
    項20記載の周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ
    用レーザ点灯制御装置。
  22. 【請求項22】 該積分手段(5)が、検出したい光の
    変化速度は通過し、装置周囲の光源によるノイズは通過
    しないローパスフィルタとして構成されたことを特徴と
    する、請求項21記載の周囲光検出装置を用いたバーコ
    ードリーダ用レーザ点灯制御装置。
  23. 【請求項23】 該積分手段(5)の出力側に、周囲光
    レベルが所定値以下のときには光変化検出を無効とする
    下限リミッタ手段(8)が設けられたことを特徴とす
    る、請求項21記載の周囲光検出装置を用いたバーコー
    ドリーダ用レーザ点灯制御装置。
  24. 【請求項24】 装置が配置される周囲の光情報に基づ
    いて該増幅手段(4)による増幅率を制御する増幅率制
    御手段(9)が設けられたことを特徴とする、請求項2
    1記載の周囲光検出装置(20)を用いたバーコードリ
    ーダ用レーザ点灯制御装置。
  25. 【請求項25】 該光検出変換手段(3)による光検出
    感度に指向性を付与する指向性付与手段(10)が該光
    検出変換手段(3)に付設されていることを特徴とす
    る、請求項21記載の周囲光検出装置を用いたバーコー
    ドリーダ用レーザ点灯制御装置。
  26. 【請求項26】 該指向性付与手段(10)が該光検出
    変換手段(3)の前方に設けられるスリット部材である
    ことを特徴とする、請求項25記載の周囲光検出装置を
    用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置。
  27. 【請求項27】 該指向性付与手段(10)が該光検出
    変換手段(3)の前方に設けられるレンズであることを
    特徴とする、請求項25記載の周囲光検出装置(20)
    を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置。
  28. 【請求項28】 該周囲光検出手段(1)で検出された
    周囲光に所定時間以上の変化があった場合の旨の信号と
    等価な信号を強制的に出力させる強制出力手段(11)
    が該判定手段(2)の出力側に設けられたことを特徴と
    する請求項20記載の周囲光検出装置を用いたバーコー
    ドリーダ用レーザ点灯制御装置。
  29. 【請求項29】 該強制出力手段(11)がマニュアル
    スイッチ手段(12)をオン操作すると該周囲光検出手
    段(1)で検出された周囲光に所定時間以上の変化があ
    った場合の旨の信号と等価な信号を強制的に出力させる
    手段として構成されたことを特徴とする請求項28記載
    の周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点
    灯制御装置。
  30. 【請求項30】 該比較基準情報生成手段(6)が、該
    積分手段(5)からの信号の平均レベルを演算する平均
    レベル演算手段(13)と、該平均レベル演算手段(1
    3)の出力を所定割合で比例按分して出力する出力按分
    手段(14)とをそなえて構成されたことを特徴とする
    請求項21記載の周囲光検出装置を用いたバーコードリ
    ーダ用レーザ点灯制御装置。
  31. 【請求項31】 該周囲光検出手段(1)が、装置が配
    置される周囲の光を検出して該周囲光を電気信号に変換
    する光検出変換手段(3)と、該光検出変換手段(3)
    からの電気信号を増幅する増幅手段(4)とをそなえて
    構成されるとともに、 該判定手段(2)が、該増幅手段(4)からの信号より
    比較基準情報を生成する比較基準情報生成手段(6)
    と、該増幅手段(4)の出力および該比較基準情報生成
    手段(6)の出力を比較する比較手段(7)と、該比較
    手段(7)の出力が検出したい光の変化以下である場合
    に該出力を無効にする装置周囲ノイズ排除手段(15)
    とをそなえて構成されたことを特徴とする請求項20記
    載の周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ
    点灯制御装置。
  32. 【請求項32】 該判定手段(2)の入力側に、周囲光
    レベルが所定値以下のときには光変化検出を無効とする
    下限リミッタ手段(8)が設けられたことを特徴とす
    る、請求項31記載の周囲光検出装置を用いたバーコー
    ドリーダ用レーザ点灯制御装置。
  33. 【請求項33】 装置が配置される周囲の光情報に基づ
    いて該増幅手段(4)による増幅率を制御する増幅率制
    御手段(9)が設けられたことを特徴とする、請求項3
    1記載の周囲光検出装置。
  34. 【請求項34】 該光検出変換手段(3)による光検出
    感度に指向性を付与する指向性付与手段(10)が該光
    検出変換手段(3)に付設されていることを特徴とす
    る、請求項31記載の周囲光検出装置。
  35. 【請求項35】 該指向性付与手段(10)が該光検出
    変換手段(3)の前方に設けられるスリット部材である
    ことを特徴とする、請求項34記載の周囲光検出装置。
  36. 【請求項36】 該指向性付与手段(10)が該光検出
    変換手段(3)の前方に設けられるレンズであることを
    特徴とする、請求項34記載の周囲光検出装置。
  37. 【請求項37】 該比較基準情報生成手段(6)が、該
    増幅手段(4)からの信号の平均レベルを演算する平均
    レベル演算手段(13)と、該平均レベル演算手段(1
    3)の出力を所定割合で比例按分して出力する出力按分
    手段(14)とをそなえて構成されたことを特徴とする
    請求項31記載の周囲光検出装置。
  38. 【請求項38】 該装置周囲ノイズ排除手段(15)が
    シフトレジスタとして構成されたことを特徴とする請求
    項31記載の周囲光検出装置。
  39. 【請求項39】 該受信手段(19)と該周囲光検出手
    段(1)とが共用されていることを特徴とする請求項2
    0記載の周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レ
    ーザ点灯制御装置。
  40. 【請求項40】 該受信手段(19)と該周囲光検出手
    段(1)とが共用されているものにおいて、所定時間読
    み取り操作がない場合は該レーザ(16)の停止中にお
    いても該光走査手段(17)を動作させた状態にしてお
    く手段が設けられたことを特徴とする請求項39記載の
    周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯
    制御装置。
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