JPH0755177Y2 - スキーリフト用座席の背あて - Google Patents

スキーリフト用座席の背あて

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JPH0755177Y2
JPH0755177Y2 JP1991036578U JP3657891U JPH0755177Y2 JP H0755177 Y2 JPH0755177 Y2 JP H0755177Y2 JP 1991036578 U JP1991036578 U JP 1991036578U JP 3657891 U JP3657891 U JP 3657891U JP H0755177 Y2 JPH0755177 Y2 JP H0755177Y2
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JP
Japan
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backrest
frame
cover
elastic cover
section
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JP1991036578U
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JPH04133969U (ja
Inventor
新一 鷲見
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天龍工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スキーリフト用座席の
背あてに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例は少なくないが、知られ
ているものに実願昭60−157576号公報に記載さ
れた考案がある。 この考案は、表面側に発泡プラスチッ
クスフオームによる背あてを収納するくぼみが設けら
れ、その周縁が断面略U字状に設けられてなる背あて台
と、前記した背あてからなり、くぼみ内に背あてが圧入
されてなるものである。 したがって、構造が比較的簡単
であって、製造工程の簡素化を図るという点で評価でき
るものの、この種の背あてはとりわけ、冬季の屋外で使
用される性質上、劣化が激しく、特に背あて台と背あて
の境目には水や埃が溜まることが回避できないため、そ
の境目の損傷が激しかった
【0003】 このため、スキーヤーがスキーリフトを
使用した際、スキーウエアが前記した境目に引っ掛かる
現象を起こすことも少なくなかったその上、前記した
境目は硬質のプラスチックスによる背あて本体と弾性体
による背あてにより構成されているから、使用上、背あ
て部分は圧縮されるが、背あて本体は材質上非圧縮であ
るから、境目に段部が形成され、使用上の違和感の生ず
ることを回避できなかった。
【0004】 また、背あて本体から背あてを外して掃
除をする場合に、背あてが圧入されているため、取り外
しの作業が容易でないという問題点があった。 とりわ
け、背あてがその物性上、水分や埃を吸収することを回
避できないため、比較的短時間に弾性力を喪失する結
果、圧入された背あてを取り外すことに困難性があり、
破けることも少なくなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 この考案が解決しよう
とする問題点は、使用上、違和感があること、スキーウ
エアが使用上引っ掛かること、そして背あて本体の交換
や保守、点検の作業の煩雑さなどである。 そこで、この
考案の目的は、従来の技術の問題点に鑑み、使用上の違
和感のないこと、スキーウエアが使用上引っ掛かること
のないこと、そして背あて本体の交換や保守、点検の作
業の簡素化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一対の支持棒が上下方向
であって並列状態に設けられるとともに、各支持棒の長
手方向の両端に側板がそれぞれ連結され、各支持棒の外
周囲を被って断面略C字型に形成されたフレームが装着
されてなる背あて本体が設けられ、背あて本体のフレー
ムの外周囲を被って断面略C字型に形成された弾性カバ
ーがフレームに巻回されるとともに、弾性カバーの巻回
端がフレームの背面側に臨ませられ、弾性カバーの巻回
端側が固定板により被覆され、かつ固定板がねじを介し
てフレームに固定されてなることを特徴とするスキーリ
フト用座席の背あて。
【0007】
【作用】背あて本体の構成は、一対の支持棒を上下方向
に配置させ、支持棒の両側に側板を連結させることによ
り、一対の支持棒を側板に固定させた上、一対の支持棒
の外周囲を被って断面略C字型のフレームが装着される
ことにより、背あて本体が設けられる。 そして、背あて
本体のフレームの外周囲を被って断面略C字型に形成さ
れた弾性カバーがフレームに巻回されるとともに、弾性
カバーの巻回端がフレームの背面部に臨ませられ、弾性
カバーの巻回端側が固定板により被覆され、かつ固定板
がねじを介してフレームに固定されるから、交換や保
守、点検のために取り外しされる弾性カバーは単に背面
側において固定板を介しねじ止めするに止まるから、そ
の作業は楽である。
【0008】 また、使用者の背あて部分は単一の弾性
カバーにより、かつ断面略C字型に設けられるから、使
用時の違和感が少ない。
【0009】 さらに、背あて部分は単一の弾性カバー
に構成されることにより、段部が形成されることがない
ので、スキーウエアが引っ掛かって破けるおそれもな
い。
【0010】
【実施例】この考案の詳細を図面を参照して説明する。
この考案の基本的構成は、背あて本体10と弾性カバー
12、固定板20とからなる。
【0011】 背あて本体10は一対の支持棒16、側
板14、フレーム18から構成されている。 細長い一対
の支持棒16が上下方向であってかつ並列状態に配置さ
れ、これらの一対の支持棒16の両側端は、側板14に
より連結されている。 側板14の外側には断面略L字型
の部材が取付けられており、この部材の上下には外側に
向けて突出された突起片38が設けられ、この突起片3
8には孔36が設けられている。 そして、上下の突起片
38の間の前記した部材には支持孔が設けられている
側板14の外側の部材は、この背あてをスキーリフトフ
レーム34に取りつけために必要なものであって、背あ
て固有のものとして必ずしも必須ではない。 前記した側
板14は一対の支持棒16の両側端を連結する役割をす
ることのほか、後述する蓋体30を取り付けるためのも
のである(図1を参照)。
【0012】 一対の支持棒16の外周囲を被って断面
略C字型に形成されたフレーム18がその一対の支持棒
16に装着され、後述する弾性カバー12を取り付ける
ための基台を構成しているフレーム18は図示のよう
に一対の支持棒16の長さに対応されているフレーム
18の背面側には断面コ字状のカバー支持部17が設け
られている。そして、このフレーム18はカバー支持部
17が背面側に臨ませられて前記した一対の支持棒16
に装着される。
【0013】 使用時にスキーウエアが当接される弾性
カバー12について説明すると、弾性力のある発泡材が
材料として採用され、前記した断面略C字型に形成され
たフレーム18を被うことができるように断面略C字型
に形成されてなるものである
【0014】 次に弾性カバー12の固定手段である固
定板20について説明すると(図2、図3を参照)、平
板状のものであって、背面となる側に横方向に断面半円
状の凹部22が設けられている。
【0015】 そこで、この考案の実施例の組付要領に
ついて説明する。前記した背あて本体10の一対の支持
棒16の両側に側板14を連結させる。各支持棒16の
外周囲を被って断面略C字型に形成されたフレーム18
を装着させる。 この場合、フレーム18のカバー支持部
17は背面側に臨ませられている。 そして、背あて本体
10のフレーム18の外周囲を被って断面略C字型に形
成された弾性カバー12がフレーム18に巻回されると
ともに、弾性カバー12の巻回端がフレーム18の背面
側に臨ませられ、弾性カバー12の巻回端側がフレーム
18に設けられたカバー支持部17により支持させられ
るとともに固定板20により被覆される。 そして、固定
板20に設けられた凹部22内にねじ26が螺入される
ことにより、フレーム18に挿入される(図3を参
照)この際、固定板20の周縁に設けられた係合部は
弾性カバー12の巻回端を押圧しながら、フレーム18
のカバー支持部17に係合されるそして、凹部26内
のねじ26を被って充填部材28が充填されている。
【0016】また、本考案に係るスキーリフト用座席の
背あてをスキーリフトフレーム34に取付る手段を以下
に説明する。
【0017】背あて本体10の長さ方向の両端の側板1
4に、通孔36を有する支持突起38の一対が外方に向
けて設けられている。
【0018】この支持突起38に対応する位置の蓋体3
0に長孔40が設けられている。
【0019】背あて本体10の支持突起38を、蓋体3
0の長孔40に挿入させると共に、蓋体30を背あて本
体10に固着させてある。
【0020】背あて本体10の支持突起38の通孔36
に対応する通孔42を備えた固定部44がスキーリフト
フレーム34に設けられている。
【0021】この固定部44の通孔42と支持突起38
の通孔36にねじ、ボルト等の固定具46を固着させる
ことにより、背あてをスキーリフトフレーム34に取付
けてある。
【0022】なお、本実施例において、背あてとスキー
リフトフレーム34との固定手段は、背あて本体10の
支持突起38と、スキーリフトフレーム34の固定部4
4との固定によるものであるが、他の固定手段でもよ
い。
【0023】また、本考案に係る背あては、スキーリフ
ト用座席の座褥にそのまま利用できることは自明のこと
である。
【0024】
【考案の効果】この考案は、上記の構成であるから、以
下の利点を奏する。 (1)使用時において使用者の背あてとなる弾性カバー
は継ぎ目のない断面略C字型のものであるから、当接し
ても何ら違和感がない。 (2)弾性カバーは継ぎ目のないものであるから、使用
時にスキーウエアが引っ掛かることがない。 (3)弾性カバーの装着や取り外しの作業は、単に固定
板のねじを外したり、ねじ込むことにより実施できるか
ら、弾性カバーの交換や保守、点検を簡素化できる。
【0025】また、弾性カバーの背あて本体への固着手
段は、固定板により背あて本体側へ押圧させ、弾性カバ
ーを固定板と背あて本体との間に挟着させてあるため、
従来例のようなねじ、ボルト等の固定具により背あて本
体に直接カバーを固着させないので、弾性カバーの交換
時に弾性カバーが損傷することがなく、弾性カバーの再
利用性に優れている。
【0026】また、弾性カバーの巻回端と直交する方向
の背あて本体の両端に蓋体を固着させてあるため、弾性
カバーの弾性力により蓋体と背あて本体との固着力が増
大されるので、弾性カバーの背あて本体に対する固着力
が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスキーリフト用座席の背あての分
解斜視図。
【図2】同、要部縦断面図。
【図3】図2のC部分の拡大断面図。
【図4】同、要部横断面図。
【図5】同、使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
10 背あて本体 12 弾性カバー 14 側板 16 支持棒 18 フレーム 20 固定板 30 蓋体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の支持棒16が上下方向であって並
    列状態に設けられるとともに、各支持棒16の長手方向
    の両端に側板14がそれぞれ連結され、 各支持棒16の外周囲を被って断面略C字型に形成され
    たフレーム18が装着されてなる背あて本体10が設け
    られ、 背あて本体10のフレーム18の外周囲を被って断面略
    C字型に形成された弾性カバー12がフレーム18に巻
    回されるとともに、弾性カバー12の巻回端がフレーム
    18の背面側に臨ませられ、 弾性カバー12の巻回端側が固定板20により被覆さ
    れ、かつ固定板20がねじ26を介してフレーム18に
    固定されてなることを特徴とする スキーリフト用座席の
    背あて。
JP1991036578U 1991-04-22 1991-04-22 スキーリフト用座席の背あて Expired - Lifetime JPH0755177Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991036578U JPH0755177Y2 (ja) 1991-04-22 1991-04-22 スキーリフト用座席の背あて

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Publication Number Publication Date
JPH04133969U JPH04133969U (ja) 1992-12-14
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JP1991036578U Expired - Lifetime JPH0755177Y2 (ja) 1991-04-22 1991-04-22 スキーリフト用座席の背あて

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157576U (ja) * 1984-03-30 1985-10-19 天龍工業株式会社 クツシヨンを有するチエア−リフト座席
JPH084374Y2 (ja) * 1988-01-08 1996-02-07 日本ケーブル株式会社 リフト搬器の椅子構造

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JPH04133969U (ja) 1992-12-14

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