JPH0754362Y2 - 吐水具 - Google Patents

吐水具

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JPH0754362Y2
JPH0754362Y2 JP1989053140U JP5314089U JPH0754362Y2 JP H0754362 Y2 JPH0754362 Y2 JP H0754362Y2 JP 1989053140 U JP1989053140 U JP 1989053140U JP 5314089 U JP5314089 U JP 5314089U JP H0754362 Y2 JPH0754362 Y2 JP H0754362Y2
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JP
Japan
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water
spout
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hot water
shape
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JP1989053140U
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JPH02144059U (ja
Inventor
俊秀 牛田
八平 渡辺
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、浴槽,洗面台付近等に設備される吐水具に関
する。
さらに詳しくは、湯水の自然的な流込み等の装飾効果を
得る目的等のために、吐水口から湯水を滝状に吐出する
ように構成してなる吐水具における吐水口周りの構造の
改良に関する。
[従来の技術] 従来、吐水口から湯水を滝状に吐出するように構成して
なる吐水具としては、例えば、接続された給湯,給油パ
イプ等から供給された湯水が吐出される吐水口を、広巾
細長形のスリット状に開口してなるものが知られてい
る。(実開昭59−27272号公報参照) [考案が解決しようとする課題] 前述の従来の吐水具では、吐水口の巾両側部が略垂直状
になっていることから、吐水される湯水に特別な作用力
が付加されず、吐水口から吐出される湯水が大流量にな
ると、液体抵抗によって吐水された湯水の巾の中央寄り
に向かい形成される応力の作用に抗し得ないため、吐水
が先細り形となって滝状の吐水形態が乱れてしまうとい
う問題点を有している。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、湯水が大流量でも滝状の吐水形
態が乱れることのない吐水具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本考案の吐水具では、流体の
流入口と、流体が吐水される広巾細長形のスリット状に
開口した吐水口と、これら流入口と吐水口を連通する通
路とを備えた吐水具において、前記吐水口の巾両側部を
吐水口端部へ向けて広がるテーパー形状に形成するもの
である。
[作用] 前述の手段によると、吐水口のテーパ形が吐水される湯
水に巾の外側方向への作用力を付与することから、この
作用力によって巾の中央寄りに向かう前述の応力が相殺
されるため、吐水の先細り形を修正して全体としては滝
状の吐水形態を保持することができ、湯水が大流量でも
滝状の吐水形態が乱れることのない吐水具を提供すると
いう目的が達成される。
[実施例] 以下、本考案に係る吐水具の実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図,第2図は、本考案に係る吐水具の第1実施例を
示すものである。
この実施例では、浴槽Bのリム部上面に操作コックCと
共に並設設置されたものを示してある。
この実施例は全体が鋳造形成されたものであり、立上り
部1,本体部2,コーナ部3,前下がり部4から構成されてい
る。
立上り部1は下端部に不図示の流入口を開口し、該開口
を給湯,給水パイプ等に接続するもので、浴槽Bのリム
部上面に固定立設されている。本体部2は立上り部1に
連通したもので、立上り部1から水平に浴槽Bの内部方
向へ突出形成されている。コーナ部3は本体部2を浴槽
Bの内部下方向へ角度変更するもので、L字形に形成さ
れている。前下がり部4はコーナ部3を介して本体部2
に連通したもので、浴槽Bの底部へ向けて垂設形成され
ている。
なお、前記前下がり部4の下端には吐水口5が開口され
ており、この吐水口5は前記流入口と通路で連絡すると
共に広巾細長形のスリット状に形成されている。また、
前記前下がり部4の巾両側部4′はコーナー部3以降吐
水口5の開口縁に達するまで外側へ向けて斜形になって
おり、吐水口5が下方へ向けて広がるテーパ形となって
いる。
このような実施例によると、前下がり部4の巾両側部
4′によって形成される吐水口5のテーパ形が、吐水さ
れる湯水に巾の外側方向への作用力を付与することにな
る。このため、この作用力によって巾の中央寄りに向か
う前述の応力が相殺されるため、吐水の先細り形を修正
して全体としては滝状の吐水形態を保持することがで
き、湯水が大流量でも滝状の吐水形態が乱れることがな
くなる。
なお、この実施例では、前記コーナ部3の内側内面とな
る下側の通水接触面6が曲面形に形成されており、通水
方向の急激的,強制的な変更を緩和して、吐水口5から
のエア噛み現象を防止している。
第3図,第4図は、本考案に係る吐水具の第2実施例を
示すものである。
この実施例は全体が鋳造形成部分と合成樹脂形成部分と
により組付け形成されたものであり、第1実施例の立上
り部1(図示せず),本体部2が鋳造形成されコーナ部
3,前下がり部4が合成樹脂形成されている。
コーナ部3,前下がり部4は合成樹脂成形部分aとこの合
成樹脂成形部分を保護するステンレス等の金属枠部分b
とからなり、ネジ7で本体部2に取付けられるようにな
っている。なお、この合成樹脂成形部分aに、前述の曲
面形の通水接触面6やテーパ形等が構成されている。
この実施例によると、前述の第1実施例と同様の作用,
効果を奏する外に、コーナ部3,前下がり部4周りの製造
が容易(鋳造一体化に比し)であり、コーナ部3,前下が
り部4部分の交換により下側の通水接触面6の曲面形の
曲面度合やテーパ形の拡開度合を変更することができる
利点がある。
[考案の効果] 以上のように、本考案に係る吐水具は、吐水口後端部に
形成された吐水口開口縁に向けて広がるテーパ部が、吐
水される湯水に巾の外側方向への作用力を付与すること
から、この作用力によって巾の中央寄りに向かう応力が
相殺されるため、吐水の先細り形を修正して、吐水流が
略平行の滝状となる吐水形態を保持することができ、湯
水が大流量でも滝状の吐水形態が乱れることがない効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吐水具の第1実施例を示す斜視
図、第2図は第1図のX−X線断面図、第3図は本考案
に係る吐水具の第2実施例を示す要部断面図、第4図は
第3図のY−Y線断面図である。 4′……巾両側部 5……吐水口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の流入口と、流体が吐水される広巾細
    長形のスリット状に開口した吐水口と、これら流入口と
    吐水口を連通する通路とを備えた吐水具において、前記
    吐水口はその端部の巾両側部を吐水口開口縁へ向けて広
    がるテーパ形状としたことを特徴とする吐水具。
  2. 【請求項2】水流を約90°屈曲させて下方に吐出させる
    吐水具であって、テーパ部が上記水流の屈曲部以降に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の吐水具。
JP1989053140U 1989-05-08 1989-05-08 吐水具 Expired - Fee Related JPH0754362Y2 (ja)

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