JPH0754290A - 繊維ウェブの強度を増大させつつ、有色廃紙からの繊維を増白させる方法 - Google Patents

繊維ウェブの強度を増大させつつ、有色廃紙からの繊維を増白させる方法

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JPH0754290A
JPH0754290A JP17572894A JP17572894A JPH0754290A JP H0754290 A JPH0754290 A JP H0754290A JP 17572894 A JP17572894 A JP 17572894A JP 17572894 A JP17572894 A JP 17572894A JP H0754290 A JPH0754290 A JP H0754290A
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Glynn A Hamilton
グライン・エイ・ハミルトン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、繊維ウェブの強度を増大させつ
つ、有色廃紙からの繊維を増白させる方法を提供する。 【構成】 本発明の方法は、選定されたエトキシル化ア
ミンの存在下にて、パルプを漂白剤(特にヒドロ亜硫酸
ナトリウム)で漂白する工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有色廃紙(例えば、リ
サイクルされる用済みの有色紙や、紙製造機からリサイ
クルされる有色損紙)からの色除去を高めることに関す
る。本発明の方法は、繊維ウェブまたはペーパーウェブ
の強度を増大させつつ、有色廃紙からの繊維を増白させ
るプロセスを説明している。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】リサ
イクルの紙物品に使用するために有色廃紙を処理する現
在の方法では、通常、新物品において所要の色と白色度
が得られるよう、新物品を形成する前に廃紙を漂白す
る。このような有色廃紙のリサイクルに関しては、これ
に付きものの多くの問題点がある。この中には、(1)
紙を染めるのに使用された染料や、特定のタイプの印刷
において使用された染料からの残留色の存在;および
(2)処理時における繊維の強度の低下;などがある。
一般には、白色度を高めるには、過酸化水素または塩素
含有酸化漂白剤による多段階漂白操作が含まれ、こうし
た操作はバルプの強度に悪影響を及ぼす。さらに、塩素
含有漂白剤は塩素化有機物質を生成することがあり、こ
れらは環境面から望ましくない。強度の低下を回復させ
る方法としては、高価なクラフトファイバーを加えるこ
と、あるいはパルプ状材料に薬剤を結合させることなど
がある。
【0003】改良されたパルプを形成させるための多く
の検討がなされている。
【0004】エルスビー(Elsby)らによる米国特
許第4,710,267号は、第三または第四アンモニ
ウム化合物を使用して、リサイクルされた繊維から染料
を除去することを開示している。これらのアンモニウム
化合物はカルボニルオキシ部分を有する。通常の漂白剤
をこれらのアンモニウム化合物と組み合わせて使用する
ことができる。
【0005】日本特許出願第82/25489号は、ア
ルキルアミン−プロポキシレート−エトキシレートでパ
ルプを洗浄することによる色の除去を開示している。
【0006】エバンスらによる米国特許第2,003,
928号は、亜ジチオン酸ナトリウムと10個以上の炭
素原子を有する第四アンモニウム塩を使用することによ
って、ナフトール染料を含有した織布の漂白を向上させ
ることを説明している。
【0007】クリスチャンセンらによる米国特許第5,
013,404号は、ヒドロキシル基を有する第四アミ
ン化合物(quaternary amine com
pound)〔例えば、塩化(3−クロロ−2−ヒドロ
キシプロピルトリメチル)アンモニウム〕を使用した、
メカニカル木材パルプのアルカリ性過酸化水素漂白につ
いて説明している。
【0008】ハーベイ(Hervey)らによる米国特
許第3,554,863号は、カチオン性第四アミン化
合物をパルプシートに対する剥離剤(debondin
gagent)として使用することを開示している。こ
うした化合物を使用すると、シートの引張強さが低下す
る。
【0009】チャップマン(Chapman)による米
国特許第3,617,439号は、空気組み込み吸収性
物品(air−laid absorbent pro
ducts)を製造することのできる繊維を造るため
に、セルロース繊維からのパルプシートの粉砕を改良す
る方法を説明している。該方法は、第四両性イオン界面
活性剤(quaternary zwitterion
ic surfactant)の使用を含む。
【0010】エマニュエルソン(Emanuelsso
n)らによる米国特許第4,144,122号は、セル
ロースパルプやセルロースペーパーを処理して繊維間結
合を弱め、これによって繊維に関して低い機械的強度を
得るために第四アンモニウム化合物を使用すること、を
説明している。
【0011】オズボーン(Osborn)による米国特
許第4,441,962号は、第四アンモニウム化合物
を繊維間結合の強さを弱めるための剥離剤として使用し
て吸収性の薄葉紙ウェブを製造する方法、を開示してい
る。
【0012】ウルベイ(Ulubay)らによる米国特
許第4,632,730号は、選定されたエトキシル化
化合物および/またはプロポキシル化化合物を使用し
て、紙の吸収速度を増大させる方法を開示している。
【0013】Joachimidesらによる米国特許
第5,129,987号は、リファイナー(refin
er)中にてヒドロ亜硫酸ナトリウムを使用してメカニ
カル木材パルプを漂白する方法を開示している。
【0014】染料を含有した織布の漂白を向上させるこ
とが、E.R.Troutmanによる「Dyeing
and Chemical Technology
ofTextile Fibers,第5版,Char
les Griffinand Co.,Ltd.,1
975」に説明されている。
【0015】有色廃紙を色抜きする方法で、これにより
充分に良く漂白されたパルプが得られ、そして特に繊維
強度のかなりの増大が果たされるような方法が依然とし
て求められている。したがって、本発明の目的は、この
ような方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、受け入れ可能なリサイクル物品を形成するのに使用
できるパルプが得られるような、有色廃紙のリサイクル
方法を提供することにある。本発明のさらに他の目的
は、環境面から許容しうる有色廃紙のリサイクル方法を
提供することにある。本発明の上記目的および他の目的
は、以下に記載の本発明の説明を読めば明らかとなろ
う。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、有色廃紙から
のパルプを含んだパルプの漂白を向上させる方法を提供
する。本発明の方法は、ペーパーウェブの強度を増大さ
せつつ、有色廃紙からの繊維を増白させる工程を含む。
本発明の方法は、それぞれ式Iと式II
【化2】 〔式中、Rは、8〜22個の炭素原子を有し、必要に応
じてメチルとエチル(特にメチル)から選ばれる1〜3
個の置換基をもった直鎖アルキルからなる群から選ばれ
る基であり;xとyはそれぞれ整数を表しており、xと
yはそれぞれ少なくとも1の値を有しており、xとyは
独立に選ばれ、そしてxとyの合計が2と12を含んで
2〜12の数である〕で示されるエトキシル化アミンま
たはプロポキシル化アミンの存在下にて、有色廃紙から
造られたパルプを、ヒドロ亜硫酸塩(例えば、ヒドロ亜
硫酸亜鉛やヒドロ亜硫酸ナトリウム)、ホルムアミジン
スルフィン酸(FAS)、および過酸化水素からなる群
から選ばれる漂白剤を使用して漂白する工程を含む。
【0017】本発明の方法は、式IまたはII(特に式
I)の1種以上の化合物を、ヒドロ亜硫酸塩、FAS、
および過酸化物から選ばれる漂白剤とともに使用して、
有色廃紙の漂白を向上させることを含む。このことは、
(1)前記式IまたはIIの化合物の少なくとも1種と
前記漂白剤とをプレミックスし、その混合物をパルプス
ラリーに加えること;(2)前記式IまたはIIの少な
くとも1種の化合物を、前記漂白剤をパルプスラリーに
加えるのとほぼ同時にパルプスラリーに加えること;あ
るいは(3)前記式Iの少なくとも1種の化合物を、前
記漂白剤をパルプスラリーに加えるわずか前にパルプス
ラリーに加えること;によって行うことができる。
【0018】漂白溶液は、キレート化合物〔例えば、エ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリア
ミン五酢酸(DTPA)、またはトリポリリン酸ナトリ
ウム〕および/または必要に応じてアルカリ(例えば、
水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸カルシ
ウム)を使用して安定化させることができる。
【0019】本発明の方法は、有色廃紙の漂白に対し
て、繊維ウェブの強度特性を増大させつつ、式Iまたは
IIの化合物(特に式Iの化合物)の1種以上を、ヒド
ロ亜硫酸塩、FAS、または過酸化物とともに使用する
ことを含む。特に好ましい漂白剤は、ヒドロ亜硫酸ナト
リウム等のヒドロ亜硫酸塩である。過酸化物を使用する
場合、市販濃度品(例えば、50%又は30%)であっ
てもよい。
【0020】式IとIIに対し、R基およびxとyの値
についての一般的な定義を前記したけれども、RはC12
〜C22直鎖アルキルから選ばれるのが好ましく、またx
とyは1〜5の数から互いに独立に選ばれるのが好まし
い。
【0021】式IとIIの化合物は、当技術者によく知
られている方法によって製造することもできるし、また
場合によっては市販品を購入することもできる。このよ
うな方法は、適切なアルキルアミンまたは天然物混合物
〔例えば、タローアミン(tallow amine)
やココアミン(coco amine)〕を液体になる
まで加熱する工程(上記アミンが固体の場合);および
水酸化ナトリウムをアミンの重量を基準として約0.1
%のレベルにて加える工程;を含む。次いで、エチレン
オキシドまたはプロピレンオキシドを加えて、エトキシ
ル化反応またはプロポキシル化反応を起こさせて、式I
またはIIの所望の化合物を形成させる。
【0022】有色廃紙のプロセシングにおいては、パル
プ製造機中にて、有色廃紙を水に加えて3〜40%ドラ
イファイバー(3〜40%コンシステンシーとも呼ばれ
る)のスラリーを形成させることによって再パルプ化さ
せる。この繊維スラリーを、本発明の化合物で処理する
前に、脱インキプロセスに付す(例えば、当技術者によ
く知られている洗浄プロセスや浮遊プロセスを使用する
ことによって)。このようにして得られたパルプを、必
要に応じてキレート化合物(例えば、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、およびトリポリ
リン酸ナトリウムなど)で前処理することができる。
【0023】必要とされる物理的・光学的特性に応じ
て、損紙や廃紙を苛性アルカリを使用して(あるいは使
用しないで)再パルプ化できる、という点に留意しなけ
ればならない。これらの方法は、当技術者には公知であ
る。
【0024】有色廃紙のプロセシングにおける1つ以上
のポイントにて、漂白工程が使用される。通常、こうし
た漂白は、過酸化物(例えば50%溶液を0〜5%);
ヒドロ亜硫酸塩(例えば0〜3%);またはFAS(例
えば0〜2%)を使用して行われる。これら漂白剤の添
加レベルに対する典型的な値は以下のとおりである: (a) ヒドロ亜硫酸塩 − 0.25〜1.0%(例
えば0.5〜1.0%)
または0.5〜1.5% (b) FAS − 0.25〜1.0% (c) 過酸化水素 − 0.5〜3% 従来技術においては、漂白溶液は、ポンプにてまたは充
分なミキシングが可能な箇所にてパルプスラリーに加え
られる(ヒドロ亜硫酸塩またはFASを使用する場合
は、空気との接触をできるだけ抑える)。このパルプ混
合物が、塔またはチェスト(ヒドロ亜硫酸塩またはFA
Sを使用する場合は、空気との接触をできるだけ抑え
る)中で少なくとも1時間保持される。この時間中に漂
白反応が起こる。
【0025】漂白プロセスは繰り返すことができるが、
通常はこうした漂白は、2回より多くは行われない。
【0026】本発明は、得られる繊維ウェブの強度を実
質的に増大させつつ、有色損紙または有色廃紙の漂白
(特に、ヒドロ亜硫酸ナトリウムを漂白剤として使用し
て)を向上させる方法を提供する。
【0027】水性パルプスラリーが約120〜180°
F(50〜82℃)の温度に加熱される。スラリーのp
Hが、3.5〜11.0の範囲となるように調整され
る。このpH調整は、NaOHまたはNa2CO3を塩基
として、またH2SO4を酸として使用することによって
行われる。式IまたはIIの少なくとも1種の化合物の
添加は、漂白剤の添加の前、あるいは漂白剤の添加と組
み合わせて、ミルシステム(mill system)
のいかなるときにも行うことができる。例えば、添加剤
の添加は、以下に記載の方法のうちの1つによって行う
ことができる: (a) 式IまたはIIのアミン化合物を漂白溶液に加
える。
【0028】(1) アミン化合物を水中に溶解させ
る。
【0029】(2) NaOHまたはNa2CO3でpH
を10に調整する。
【0030】(3) 固体ヒドロ亜硫酸ナトリウム、固
体FAS、またはH22の溶液を加え、溶解させる。
【0031】(b) 式IまたはIIのアミン化合物を
漂白剤とブレンドする。
【0032】(1) 少なくとも1種のアミン化合物を
選定された漂白剤と混合する。
【0033】(2) 前述のように調製されているパル
プスラリーにこのブレンド混合物を加える。
【0034】(c) 式IまたはIIのアミン化合物
を、漂白剤を加えるのと同時に加える。
【0035】(1) 前述のように調製されているパル
プスラリーに、少なくとも1種のアミン化合物を加え
る。
【0036】(2) 漂白剤をパルプスラリーに加える
のとほぼ同時に、アミン化合物の添加を行う。
【0037】加えるアミン化合物の量は、ドライファイ
バー1トン当たり約5ポンド(2.3kg)(0.25
%添加レベル)〜約20ポンド(9.1kg)(1.0
%添加レベル)であり、このとき (a) ヒドロ亜硫酸塩の含量は5〜50ポンド(2.
3〜22.7kg); (b) FASの含量は3〜15ポンド(1.4〜6.
8kg);そして (c) 過酸化水素溶液(50%)の含量は30〜10
0ポンド(18.1〜45.5kg); である。(当技術者であれば、上記の比率を保持しつつ
異なった濃度のH22溶液を使用できるという点に留
意。)漂白剤とアミン化合物をパルプスラリーに加えた
後、温度を80°F(25℃)〜212°F(100
℃)に保持しながら、ヒドロ亜硫酸塩またはFASが使
用されている場合には、好ましくは窒素雰囲気下で強く
ミキシングする。充分なミキシングがなされた後、漂白
に必要とされる時間は、通常は30分〜1.5時間の範
囲である。必要に応じて、より長い時間が使用されるこ
ともある。
【0038】漂白工程が完了した後、例えばミルプロセ
ス(mill process)または白水で希釈する
ことによってパルプを冷却する。次いで、特定の紙製造
機または製造される紙物品の要件に応じてpHを調整す
る。例えば、このようなpHは約3.5〜11の範囲で
あり、水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウム等の塩基、ま
たは硫酸等の酸を使用することによってpH調整を行う
ことができる。pHの選定は本発明の一部ではない。本
発明の方法が、有色廃紙の部分量(partial a
mount)を使用して製造されたパルプに対しても使
用できる、ということは当技術者には周知のとおりであ
る。
【0039】パルプに及ぼす漂白処理の影響の評価 パルプに及ぼす本発明の方法の影響を調べるために、2
つの評価を行うことができる。
【0040】白色度 先ず第一の評価は白色度の評価である。この評価は、紙
パルプ工業技術協会(Technical Assoc
iation of the Paper and P
ulp Industry; TAPPI)標準法T2
18om−91(本文献の全内容を参照のこと)を使用
してパッドを造ることによって行われる。次いでTAP
PI標準法T525om−86(本文献の全内容を参照
のこと)にしたがって白色度の評価が行われる。
【0041】一般には、標準法T218om−91はパ
ルプの反射率を測定するためのハンドシートの形成につ
いて説明しており、標準法T525om−86はパルプ
の拡散白色度(diffuse brightnes
s)の測定法について説明している。
【0042】下記の表IとIIに示されている白色度デ
ータから、ヒドロ亜硫酸塩単独で漂白したサンプルに対
する値63.5より上の値はいずれもかなりの改良を示
していることがわかる。“ISO白色度”は、国際標準
化機関(International Organiz
ation for Standardizatio
n)によって開発された白色度測定法であり、当技術者
によく知られている。
【0043】強度 第二の評価は、本発明の方法を使用して漂白したパルプ
で造られたハンドシートの強度の評価である。ハンドシ
ートは、TAPPI標準法T205om−88(この全
内容を参照のこと)を使用して作製した。対照標準は、
同じTAPPI法によって作製したハンドシートであ
る。但しこのとき、対照標準ハンドシートを造るのに使
用したパルプは、ヒドロ亜硫酸塩単独(エトキシル化ア
ミン添加剤は使用していない)で漂白したパルプであ
る。ヒドロ亜硫酸塩もしくはアミンのいずれか、または
その両方で処理されていないパルプからハンドシートを
作製したこと以外は、同じTAPPI標準法を使用して
ブランクを作製した。TAPPI標準法T494om−
88(この全内容を参照のこと)を使用して、ハンドシ
ートの強度を評価した。このT494法を使用し、一定
速度の伸びを測定するための装置を使用して、紙と板紙
の引張破断特性を評価した。
【0044】表Iの強度の有意性は、シグマスタット・
ソフトウェア・パッケージ(SigmaStat so
ftware package)(ジャンデル・サイエ
ンティフィック社)を使用して、95%コンフィデンス
レベルにて帰無仮説試験によって調べた。この結果、引
張強さに関して、実施例5は実施例1〜4より大幅に高
いことがわかった。
【0045】実施例 以下に記載の実施例は本発明を例証するためのものであ
って、本発明がこれによって限定されることはない。特
に明記しない限り、パーセントは全て重量%であり、記
号はそれらの通常の意味を有する:すなわち、℃は摂氏
温度であり、mlはミリリットルであり、kgはキログ
ラムであり、gはグラムであり、lbはポンドであり、
DTPAはジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウムで
ある。化学記号は、それらの通常の意味を有する。これ
らの実施例において使用した有色紙は、ノースカロライ
ナ州シャーロットのローカルオフィス物品サプライスト
アー(local office products
supply store)から入手し、ランダムに選
択した。先ずTAPPI標準法T205om−88にし
たがって漂白パルプからハンドシートを形成し、TAP
PI標準法T494om−88に記載の手順にしたがっ
て形成されたシートの強度を測定することによって強度
データを得た。
【0046】下記の実施例で作製したパルプはすべて、
使用するまでは34°F(1℃)にて貯蔵した。
【0047】実施例1 (無漂白パルプ)有色レジャー廃紙パルプ(color
ed ledger waste paper pul
p)のストックを以下に記載の方法によって作製した。
実験用パルプ製造機(アジロンダック・マシーン・カン
パニー,ニューヨーク州グリンズフォールズ)におい
て、5ポンド(2.27kg)の有色損紙に65°F
(25℃)にて20.7リットルの水を加えた。15分
間にわたって再パルプ化を行った。こうして得られたパ
ルプスラリー(10%のソリッドを含有)を、以下の実
施例のためのパルプの供給材料として使用した。
【0048】過酸化水素を使用して漂白を行った実施例
の場合、#4ホワットマン濾紙を取り付けたブフナー漏
斗により、パルプサンプルを水切りして12%コンシス
テンシー(12%ソリッド)にした。
【0049】下記の特定の実施例に対しては、脱イオン
水を使用してさらに希釈を行った。例えば、ヒドロ亜硫
酸塩を使用して漂白を行った実施例では、パルプのサン
プルを4%コンシステンシー(4%ソリッド)に希釈し
た。
【0050】実施例2 (過酸化物による漂白)実施例1にしたがって作製し、
12%コンシステンシーを有する100gのパルプを、
5つの各プラスチックバッグに詰めた。バッグを閉じ、
水浴中に入れ、水浴の温度を140°F(60℃)に上
げた。次いでバッグ中のパルプを、ホバート・プラネタ
リー・アクション・ミキサーのボウル(1ガロンすなわ
ち3.8リットル容量)中にあけた。パルプをミキシン
グしながら、漂白溶液をシリンジによって徐々に加え
た。この漂白溶液は、 (a) 10重量%H22水溶液20ml(乾燥パルプ
を基準として2%のH22に相当); (b) 7.5重量%NaOH水溶液20ml(乾燥パ
ルプを基準として1. 5%のNaOHに相当);およ
び (c) 0.2重量%DTPA水溶液20ml(乾燥パ
ルプを基準として0. 04%のDTPAに相当); をミキシングすることによって作製した。
【0051】パルプを漂白溶液とともにミキシングした
後、パルプを5等分し、プラスチックバッグに戻した。
バッグを、水浴中60℃にて90分保持した。パルプの
入った各バッグを浴から取り出し、ビーカー中にあけ
た。次いでミキシングしながら、10mlの亜硫酸(脱
イオン水中6%のSO2)をパルプに加えて、残留過酸
化物を中和した。漂白パルプを、脱イオン水を使用して
4%コンシステンシーに希釈した。代表的なサンプルを
取り出し、前記のTAPPI標準法T218om−91
にしたがって白色度パッド(brightness p
ad)を作製した。白色度データを表Iに示す。このデ
ータは、2つのパッドに関して行った測定値の平均であ
る。
【0052】実施例3 (ヒドロ亜硫酸ナトリウムによる漂白)実施例1に記載
の方法にしたがって作製・貯蔵したパルプのサンプル
(4%コンシステンシーのサンプル375g)を、50
0ml容量の2つの広口ポリエチレン製ボトル中に入れ
た(375g/ボトル)。水浴を使用して、ボトルを1
50°F(65.5℃)に加熱した。次いでボトルを、
真空計、減圧装置(水アスピレーター)に接続されたラ
イン(ファイヤーストーン弁を装備)、および窒素供給
源、を備えた脱気ステーションに移した。ボトルを水ア
スピレーターによって減圧にし、次いでボトルを窒素で
フラッシングすることによって、パルプを脱気した。こ
の操作を3回行った。次いで、リングスタンドにしっか
り取り付けられたゴム栓(このゴム栓を貫通して速度可
変オーバーヘッドミキサーが据え付けられている)、p
Hプローブ、および窒素ラインからなるミキシングステ
ーションに、各ボトルを移した。ゴム栓はさらに、漂白
液をシリンジで加える際の開口を有している。ミキシン
グを開始し、必要に応じて0.1NのNaOHまたは
0.1NのH2SO4を使用してpHを7.0に調整し
た。次いで、ヒドロ亜硫酸ナトリウム(1.5%溶液1
0ml,ヒドロ亜硫酸ナトリウム/脱イオン水)をシリ
ンジによって加えた。撹拌を続け、その後各ボトルに再
び栓をし、水浴(150°F,65.5℃)に戻して1
時間保持した。パルプを水浴から取り出し、代表的なサ
ンプル(3g乾燥重量)を採り、これを使用して前記の
TAPPI標準法T218om−91にしたがって白色
度パッドを形成させた。白色度データを表Iに示す。
【0053】実施例4 (過酸化物/ヒドロ亜硫酸塩による2段階漂白)実施例
2に記載の方法(パッドの作製は除く)にしたがって作
製したパルプの全サンプルを4%コンシステンシーに希
釈した。次いで2つのボトルそれぞれに375gのスラ
リーを充填し、実施例3に記載の方法を使用して処理し
た。TAPPI標準法T218om−91にしたがっ
て、白色度パッドを作製した。白色度データを表Iに示
す。
【0054】実施例5 (ヒドロ亜硫酸塩とエトキシル化アミン化合物,プレブ
レンド)実施例1に記載の方法にしたがって作製した4
%パルプスラリーの2つのサンプル(それぞれ375
g)を、2つのボトルのそれぞれに入れた。1.5重量
%のヒドロ亜硫酸塩漂白液の10mlを、パルプに加え
る前に、5モルのエチレンオキシドでエトキシル化した
タローアミンの0.75重量%溶液の10mlとプレミ
ックスしたこと以外は、実施例3に記載の方法にしたが
ってパルプを処理した。TAPPI標準法T218om
−91にしたがって白色度パッドを作製した。白色度デ
ータを表Iに示す。
【0055】実施例6 (ヒドロ亜硫酸塩とエトキシル化アミン,エトキシル化
アミンを先に添加)5モルのエチレンオキシドでエトキ
シル化したタローアミンの0.75重量%溶液の10m
lを、1.5重量%のヒドロ亜硫酸塩溶液の10mlを
加える直前に加えたこと以外は、実施例5に記載の方法
を繰り返した。
【0056】実施例7 実施例6において使用したアミンの代わりに、5モルの
エチレンオキシドでエトキシル化したココアミンを使用
したこと以外は、実施例6に記載の方法を繰り返した。
【0057】実施例8 実施例6において使用したアミンの代わりに、20モル
のエチレンオキシドでエトキシル化したタローアミンを
使用したこと以外は、実施例6に記載の方法を繰り返し
た。
【0058】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ダブリュー・シェッパード,ザ・ サード アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28115,ムーアスヴィル,ティンバーラン ド・テラス 1386

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ式Iと式II 【化1】 (式中、Rは、8〜22個の炭素原子を有し、必要に応
    じてメチルとエチルから選ばれる1〜3個の置換基をも
    った直鎖アルキルからなる群から選ばれる基であり;x
    とyはそれぞれ整数を表しており、xとyはそれぞれ少
    なくとも1の値を有しており、xとyは独立に選ばれ、
    そしてxとyの合計が2〜12の数である)で示される
    エトキシル化アミンとプロポキシル化アミンからなる群
    から選ばれるアルコキシル化アミンの存在下にて、有色
    廃紙から造られたパルプを、ヒドロ亜硫酸亜鉛、ヒドロ
    亜硫酸ナトリウム、ホルムアミジンスルフィン酸、およ
    び過酸化水素からなる群から選ばれる漂白剤を使用して
    漂白する工程を含む、繊維ウェブの強度を増大させつ
    つ、有色廃紙からの繊維を増白させる方法。
  2. 【請求項2】 Rが、C12〜C22からなる群から選ばれ
    る直鎖アルキル基である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 xとyが、1〜5の数から互いに独立に
    選ばれる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 Rが、メチルとエチルからなる群から選
    ばれる1〜3個の置換基を有する、請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記置換基がメチルである、請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記漂白溶液が、 (a) エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
    ン五酢酸、およびトリポリリン酸ナトリウムからなる群
    から選ばれるキレート化合物;ならびに (b) 水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、および炭
    酸カルシウムからなる群から選ばれる苛性アルカリ; からなる群からの少なくとも1つの成分を含む、請求項
    1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記式Iの化合物が、5モルのエチレン
    オキシドでエトキシル化したタローアミンである、請求
    項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記式Iの化合物が、5モルのエチレン
    オキシドでエトキシル化したココアミンである、請求項
    1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記式Iの化合物が、20モルのエチレ
    ンオキシドでエトキシル化したタローアミンである、請
    求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記方法が、 (1) 前記式Iの化合物の少なくとも1種と前記漂白
    剤とをプレミックスし、その混合物をパルプスラリーに
    加える、というミキシング法; (2) 前記式Iの少なくとも1種の化合物を、前記漂
    白剤をパルプスラリーに加えるのとほぼ同時にパルプス
    ラリーに加える、というミキシング法;および (3) 前記式Iの少なくとも1種の化合物を、前記漂
    白剤をパルプスラリーに加えるわずか前にパルプスラリ
    ーに加える、というミキシング法; からなる群から選ばれるミキシング法を含む、請求項1
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記漂白剤が、ホルムアミジンスルフ
    ィン酸とヒドロ亜硫酸ナトリウムから選ばれる漂白剤を
    含む、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記漂白剤がヒドロ亜硫酸ナトリウム
    を含む、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の方法によって漂白され
    たパルプ。
JP17572894A 1993-07-27 1994-07-27 繊維ウェブの強度を増大させつつ、有色廃紙からの繊維を増白させる方法 Pending JPH0754290A (ja)

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