JPH0753988A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH0753988A
JPH0753988A JP22209193A JP22209193A JPH0753988A JP H0753988 A JPH0753988 A JP H0753988A JP 22209193 A JP22209193 A JP 22209193A JP 22209193 A JP22209193 A JP 22209193A JP H0753988 A JPH0753988 A JP H0753988A
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fatty acid
acid amide
composition
anhydro
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JP22209193A
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Yutaka Abe
裕 安部
Tomoko Yasumasu
知子 安増
Takenobu Sakatani
武信 阪谷
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄力、起泡力に優れ、かつ皮膚に対する刺
激がなく、浸透力が高く、しかも低温での溶解性にも優
れた界面活性剤を用いた洗浄剤組成物を提供する。 【構成】 N−アルカノイル−N−アルキルグルカミド
の脱水環化物(N−オクチル−N−メチル−2,6−ア
ンヒドロ−ブルカミド等)を洗浄剤組成物中に0.1〜
95重量%含有することを特徴とする洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤組成物、特に食
器洗浄用洗剤に関する。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄用洗剤に用いる界面活性剤は、
油脂などの洗浄能力に優れ、しかも泡切れがよく、さら
には、その使用方法から考えて、皮膚に対する刺激が少
ないものが望まれる。近年、アルキルポリグリコシドや
N−アルカノイル−N−メチルグルカミドなど、原料に
糖を用いた界面活性剤が用いられるようになってきた
が、油脂可溶化能を高くするため、鎖長を長くすると、
これらの界面活性剤は、低温で結晶化したり、溶解性が
悪くなってしまうことがあり、配合時に工夫が必要であ
り、満足できるものではない。
【0003】N−アルカノイル−N−メチルグルカミド
(通称MEGA)などを総称するポリヒドロキシ脂肪酸
アミドは、古くから知られた化合物である(米国特許第
1985424号、第2703798号など)。1−デ
オキシソルビチル基部分が環状構造を持った、同種の化
合物については、米国特許第2993887号および、
英国特許第745036号に記載されているが、その洗
浄性能などは記載されておらず、その物性は未知であ
る。また、国際特許第9206160号では、ポリヒド
ロキシ脂肪酸アミドの合成時に生成する環状化合物を含
む副生成物については、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを
洗浄剤として用いる場合その含有量が10重量%以下、
好ましくは4重量%以下がよいと記載されている。ここ
では環状でない方が好ましいと主張していると言えるの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗浄力が良
好で、起泡力が高く、かつ皮膚に刺激がなく、浸透力が
高く、しかも低温での溶解性が高い界面活性剤を用いた
洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決すべく鋭意研究した結果、N−アルカノイル
−N−アルキルグルカミド系の界面活性剤を脱水、環状
化した化合物が、洗浄力が良好で、起泡力が高く、かつ
皮膚に刺激がなく、かつ低温での溶解性が高い、洗浄剤
組成物用界面活性剤として極めて優れていることを見い
だし、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明によれば一般式
【化1】 (式中、R1は、炭素数5〜17の直鎖または分岐鎖の
アルキル基、R2は、環状構造を有する炭素数4〜7の
ポリヒドロキシアルキル基であり、他の糖とグリコシド
結合していてもよい。R3は、水素原子、または、直鎖
または分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシ
アルキル基を表わす。)で表される、脂肪酸アミドを洗
浄剤組成物中に0.1〜95重量%含有することを特徴
とする洗浄剤組成物が提供され、また、特に前記一般式
で表わされる脂肪酸アミドが、式中のR2が3、6−ア
ンヒドロ−1−デオキシソルビチル基、2,6−アンヒ
ドロ−1−デオキシソルビチル基、または、2,5−ア
ンヒドロ−1.デオキシソルビチル基から選ばれた基を
有するものであることを特徴とする前記洗浄剤組成物が
提供され、更に、前記脂肪酸アミドを、洗浄組成物中に
含まれる全界面活性剤量の16重量%以上含有すること
を特徴とする前記洗浄剤組成物が提供され、更にまた、
前記一般式で表わされる脂肪酸アミドを洗浄剤組成物中
に0.1〜95重量%含有することを特徴とする食器洗
浄用洗剤が提供される。
【0007】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の洗浄剤組成物中に含有される前記一般式で表わされ
る脂肪酸アミドにおいて、式中、R1は、炭素数5〜1
7の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、その具体例
としては、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、
1−メチルヘキシル基、2−エチルヘキシル基、1−メ
チルオクチル基、1−メチルドデシル基等が挙げられ
る。
【0008】また式中、R2は環状構造を有する炭素数
4〜7のポリヒドロキシアルキル基であり、以下の糖ア
ルコール基類の脱水環化物が好ましい。1−デオキシエ
リスチル基、1−デオキシアラビチル基、1−デオキシ
ソルビチル基、2−デオキシソルビット−2−イル基、
1−デオキシマンニチル基、2−デオキシマンニット−
2−イル基、1−デオキシガラクチチル基、2−デオキ
シガラクチット−2−イル基。特に好ましくは、R2
3,6−アンヒドロ−1−デオキシソルビチル基、2,
6−アンヒドロ−1−デオキシソルビチル基、または、
2,5−アンヒドロ−1−デオキシソルビチル基であ
る。
【0009】更にR3は、水素原子、または、直鎖また
は分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアル
キル基である。直鎖または分岐鎖のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基が挙げられ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基と
しては、2−エタノール基、2−プロピノール基、3−
プロパノール基等が挙げられる。
【0010】従って、本発明で用いるN−アルカノイル
−N−アルキルグリカミドの例としては、以下の化合物
がある。N−オクタノイル−N−メチル−2,6−アン
ヒドロ−グルカミド、N−オクタノイル−N−メチル−
3,6−アンヒドロ−グルカミド、N−ノナノイル−N
−メチル−2,6−アンヒドロ−グルカミド、N−ノナ
ノイル−N−メチル−3,6−アンヒドロ−グルカミ
ド、N−デカノイル−N−メチル−2,6−アンヒドロ
−グルカミド、N−デカノイル−N−メチル−3,6−
アンヒドロ−グルカミド、N−ラウロイル−N−メチル
−2,6−アンヒドロ−グルカミド、N−ラウロイル−
N−メチル−3,6−アンヒドロ−グルカミド。
【0011】洗浄剤組成には、例えば以下のような界面
活性剤を含有させてもよい。非イオン系界面活性剤とし
ては、アルキルアルキレンオキシレート、脂肪酸ポリア
ルキレンオキサイドエステル、アルキルフェノールアル
キレンオキシレート、アルキレンオキサイド共重合体、
長鎖脂肪族アルコール、アルキルポリグリセリンエーテ
ル、脂肪酸ポリグリセリンエステル、アルキルグリコシ
ド、N−アルカノイル−N−アルカノイルグリカミド、
アルカノイルアルキルグリルコシドなどの糖エステル類
等。アニオン系界面活性剤としては、アルキルサルフェ
ート、アルキルアリールスルホナート、オレフィンスル
ホナート、α−スルホ脂肪酸エステル、スルホコハク酸
モノエステル、アルキルエトキシレートサルフェート
と、これらの各種金属塩等。両性界面活性剤としては、
ベタイン系、イミダゾリン系界面活性剤等。
【0012】好ましくは、前述の界面活性剤を全界面活
性剤量に対して16重量%〜95重量%含有させると優
れた効果を発揮する。
【0013】本発明の洗浄剤の主成分であるN−アルカ
ノイル−N−アルキルグリカミド脱水環化物は、N−ア
ルカノイル−N−アルキルグルカミドを酸またはアルカ
リ触媒の存在下、減圧し加熱するか、或いは米国特許第
2993887号記載の、N−アルキルグリカミンに脂
肪酸を添加し加熱することにより、製造することができ
る。前者の方法においては、酸触媒は特に限定されるも
のではないが、通常、硫酸、塩酸、パラトルエンスルホ
ン酸などが挙げられ、その量としては、反応系全体に対
して、0.01重量%から20重量%であり、好ましく
は、0.1〜10重量%である。反応温度は、130〜
220℃であり、より好ましくは、反応の効率を考える
と140℃〜200℃である。反応中、生成する水分を
取り除くことにより、反応を促進することができ、この
ために減圧するとよい。減圧度は高いほうが良い。後者
の方法においては、米国特許第2993887号の実施
例では、温度は160℃程度から200℃程度まで、記
載されているが、160℃程度では、N−アルカノイル
−N−メチルグルカミドの生成が優先され、環化脱水物
はこれに比較すると少ない生成量となってしまう。温度
を200℃とすると、生成物は、環化脱水物が優先され
る。これら合成物には、副生成物が含まれるが、洗浄剤
組成物には、精製しても、またそのままでも使用が可能
である。純粋な単品の精製はカラムクロマトグラフィー
によって行うことができる。純粋な単品を同定すると環
の構造は5員環のものが確認されたが、同様に6員環の
ものなども存在していると考えられる。
【0014】得られた洗浄剤組成物は、低温でも安定
に、液体として配合できる。本発明の、洗浄剤組成物
は、洗浄剤としての効果が得られる濃度であれば、いか
なる濃度組成でもよいが、好ましくは0.05〜50重
量%である。希釈して用いる場合のある洗浄剤組成では
0.05重量%以下では良好な洗浄力は期待できない、
また、50重量%以上では、液性に問題が生じてくる。
【0015】本発明の洗浄剤組成物は、食器用洗浄剤、
皮膚洗浄剤、頭髪用洗浄剤、衣料用洗浄剤、種々の工業
用洗浄剤に用いることができる。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0017】製造例1 N−ドデカノイル−N−メチルグルカミド10gにパラ
トルエンスルホン酸1gを加え、10mmHgに減圧を
保った。徐々に温度を上げていき、160℃で攪拌しな
がら3時間保った。得られたグリース状の物質に、炭酸
水素ナトリウム飽和溶液を20mL加えて溶解後、酢酸
エチルを用いて抽出を行った。上層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムを加え乾燥させた。固体を濾別
した後、酢酸エチルを留去すると、グリース状の物質8
gが得られた。
【0018】〈化合物の同定〉得られたグリース状物質
をカラムクロマトグラフィーによって精製した。得られ
た精製物のNMRシグナルは以下の通りであった。 H1 0.88 (3H) t H2〜H9 1.2〜1.3 (12H) m H10 1.5〜1.6 (2H) m H11 2.33 (2H) t NMe 3.10 (3H) s H1’ 3.52 (1H) dd H1” 3.61 (1H) dd H2’ 4.00 (1H) ddd H3’ 3.85 (1H) t H4’ 4.10 (1H) t H5’ 3.89 (1H) dd H6’ 3.73 (1H) dd H6” 3.66 (1H) dd アンヒドロソルビタニル基部分の結合定数は、以下の通
りであった。 H1’−H2’ 6.4Hz H1”−H2’ 4.2Hz H2’−H3’ 5.9Hz H3’−H4’ 5.5Hz H4’−H5’ 5.8Hz H5’−H6’ 3.6Hz 結合定数から、5員環構造である、下記構造式で示され
る化合物、N−ドデカノイル−N−メチル−3,6−ア
ンヒドロ−グルカミドであると同定された。収率70
%。
【化2】
【0019】製造例2 製造例1と同様に、N−オクチノイル−N−メチルグル
カミド10gを減圧、加熱し、対応する環化脱水物6g
を得た。
【0020】製造例3 製造例1と同様に、N−デカノイル−N−メチルグルカ
ミド10gを減圧、加熱し、対応する環化脱水物7gを
得た。
【0021】製造例4 N−メチルグルカミド10gにラウリン酸10gを加
え、窒素気流下、200℃に加熱し、攪拌しながら2時
間保った。得られた粘調物質を製造例1の方法に基づき
精製を行った。
【0022】実施例1 下記表1に示す本発明の洗浄剤組成物に対し、起泡力、
洗浄力、蛋白変性、溶解性、浸透性について試験した。
尚、各試料は製造例に準拠して製造した。また、性能評
価は以下の方法に従った。 (1)起泡力 1重量%の界面活性剤水溶液20mlを100ml容量
のエプトン管に入れ室温で10秒間に20回上下に振と
うし、3分後の泡の体積(ml)を測定してこれを起泡
力とした。 (2)洗浄力 局方牛脂40g、局方大豆油40g及びオイルレッド
0.4gをクロロホルム240mlに溶解した。これを
ビーカーに入れ、洗浄済みのスライドグラス(76mm
×26mm)を上端1cmを残し浸漬し、素早く引き上
げた。これを空気中において25℃で30分乾燥し、試
験用の汚垢板とした。0.1重量%の界面活性剤水溶液
300mlを300mlのビーカーに加え、試験用汚垢
板4枚を汚垢が付着している部分が溶液に浸漬するよう
に外部から固定した。マグネチックスターラーを用い2
5℃で5分間攪拌する。マグネチックスターラーを停止
した後、汚垢板を引き上げ、室温で一晩乾燥した。洗浄
率の計算は次の式を用いて行った。 (3)蛋白変性 100ppmの牛血清アルブミンをリン酸バッファー
(pH7.0)下、1000ppmの界面活性剤水溶液
中に24時間放置した後、円偏光二色性(220nm
値)を測定し、界面活性剤不含水中で同様に放置した場
合の値からの牛血清アルブミン減少量(%)を求めた。
減少量の少ないものをより低刺激な界面活性剤と判定し
た。 (4)低温安定性 1%の界面活性剤溶液を−20℃で一晩放置した後、1
0℃に昇温し、目視により水溶液の状態を観察した。 (5)浸透力 界面活性剤の0.1%溶液に1cm×1cmの白フェル
トAW8020を落とし、液面から沈降を始めるまでの
時間を測定した。これらの評価結果を表1に示す。
【0023】
【表1】 界面活性剤:(1)N−オクタノイル−N−メチルグル
カミド環化脱水物、(2)N−デカノイル−N−メチル
グルカミド環化脱水物、(3)N−ドデカノイル−N−
メチルグルカミド環化脱水物、(4)N−アクタノイル
−N−メチルグルカミド、(5)N−デカノイル−N−
メチルグルカミド、(6)N−ドデカノイル−N−メチ
ルグルカミド、(7)ドデシルサルフェートNa塩−:
未測定
【0024】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、起泡性、洗浄
力が良好で、かつ皮膚に対して低刺激で、低温での溶解
性にも極めて優れたものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また式中、R2は環状構造を有する炭素数
4〜7のポリヒドロキシアルキル基であり、以下の糖ア
ルコール基類の脱水環化物が好ましい。1−デオキシエ
リトリチル基、1−デオキシアラビチル基、1−デオキ
シソルビチル基、2−デオキシソルビット−2−イル
基、1−デオキシマンニチル基、2−デオキシマンニッ
ト−2−イル基、1−デオキシガラクチチル基、2−デ
オキシガラクチット−2−イル基。特に好ましくは、R
2が3,6−アンヒドロ−1−デオキシソルビチル基、
2,6−アンヒドロ−1−デオキシソルビチル基、また
は、2,5−アンヒドロ−1−デオキシソルビチル基で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】更にR3は、水素原子、または、直鎖また
は分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアル
キル基である。直鎖または分岐鎖のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基が挙げられ、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基と
しては、2−エタノール基、2−プロパノール基、3−
プロパノール基等が挙げられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】製造例2 製造例1と同様に、N−オクタノイル−N−メチルグル
カミド10gを減圧、加熱し、対応する環化脱水物6g
を得た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】実施例1 下記表1に示す本発明の洗浄剤組成物に対し、起泡力、
洗浄力、蛋白変性、溶解性、浸透性について試験した。
尚、各試料は製造例に準拠して製造した。また、性能評
価は以下の方法に従った。 (1)起泡力 1重量%の界面活性剤水溶液20mlを100ml容量
のエプトン管に入れ室温で10秒間に20回上下に振と
うし、3分後の泡の体積(ml)を測定してこれを起泡
力とした。 (2)洗浄力 局方牛脂40g、局方大豆油40g及びオイルレッド
0.4gをクロロホルム240mlに溶解した。これを
ビーカーに入れ、洗浄済みのスライドグラス(76mm
×26mm)を上端1cmを残し浸漬し、素早く引き上
げた。これを空気中において25℃で30分乾燥し、試
験用の汚垢板とした。0.1重量%の界面活性剤水溶液
300mlを300mlのビーカーに加え、試験用汚垢
板4枚を汚垢が付着している部分が溶液に浸漬するよう
に外部から固定した。マグネチックスターラーを用い2
5℃で5分間攪拌する。マグネチックスターラーを停止
した後、汚垢板を引き上げ、室温で一晩乾燥した。洗浄
率の計算は次の式を用いて行った。 (3)蛋白変性 100ppmの牛血清アルブミンをリン酸バッファー
(pH7.0)下、1000ppmの界面活性剤水溶液
中に24時間放置した後、円偏光二色性(220nm
値)を測定し、界面活性剤不含水中で同様に放置した場
合の値からの円偏先二色性測定値の減少量(%)を求め
た。減少量の少ないものをより低刺激な界面活性剤と判
定した。 (4)低温安定性 1%の界面活性剤溶液を−20℃で一晩放置した後、1
0℃に昇温し、目視により水溶液の状態を観察した。 (5)浸透力 界面活性剤の0.1%溶液に1cm×1cmの白フェル
トAW8020を落とし、液面から沈降を始めるまでの
時間を測定した。これらの評価結果を表1に示す。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【表1】 界面活性剤:(1)N−オクタノイル−N−メチルグル
カミド環化脱水物、(2)N−デカノイル−N−メチル
グルカミド環化脱水物、(3)N−ドデカノイル−N−
メチルグルカミド環化脱水物、(4)N−オクタノイル
−N−メチルグルカミド、(5)N−デカノイル−N−
メチルグルカミド、(6)N−ドデカノイル−N−メチ
ルグルカミド、(7)ドデシルサルフェートNa塩,
−:未測定

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R1は、炭素数5〜17の直鎖または分岐鎖の
    アルキル基、R2は、環状構造を有する炭素数4〜7の
    ポリヒドロキシアルキル基であり、他の糖とグリコシド
    結合していてもよい。R3は、水素原子、または、直鎖
    または分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシ
    アルキル基を表わす。)で表される、脂肪酸アミドを洗
    浄剤組成物中に0.1〜95重量%含有することを特徴
    とする洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記一般式で表わされる脂肪酸アミド
    が、式中のR2が3、6−アンヒドロ−1−デオキシソ
    ルビチル基、2,6−アンヒドロ−1−デオキシソルビ
    チル基、または、2,5−アンヒドロ−1−デオキシソ
    ルビチル基から選ばれた基を有するものであることを特
    徴とする請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記脂肪酸アミドを、洗浄剤組成物中に
    含まれる全界面活性剤量の16重量%以上含有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記一般式で表わされる脂肪酸アミドを
    洗浄剤組成物中に0.1〜95重量%含有することを特
    徴とする食器洗浄用洗剤。
JP22209193A 1993-08-13 1993-08-13 洗浄剤組成物 Pending JPH0753988A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018002100A1 (en) 2016-06-29 2018-01-04 Clariant International Ltd Composition for inhibiting micro-organisms
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