JPH075395A - 位相格子光学的ローパスフィルタ及びその製造方法並びにビデオカメラ - Google Patents

位相格子光学的ローパスフィルタ及びその製造方法並びにビデオカメラ

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JPH075395A
JPH075395A JP5144436A JP14443693A JPH075395A JP H075395 A JPH075395 A JP H075395A JP 5144436 A JP5144436 A JP 5144436A JP 14443693 A JP14443693 A JP 14443693A JP H075395 A JPH075395 A JP H075395A
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JP
Japan
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glass plate
optical glass
pass filter
phase grating
optical low
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Withdrawn
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JP5144436A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ishibashi
儒雄 石橋
Hiroaki Okayama
裕昭 岡山
Shusuke Ono
周佑 小野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な方法で加工寸法精度を向上させること
によって、安定した性能の位相格子光学的ローパスフィ
ルタを低コストで製造する。 【構成】 位相格子光学的ローパスフィルタを構成する
光学硝子板12Aの切削加工工程において、ダイヤモン
ドホイール20を固定台30に対して所定の高さt1
保ちながら、ダイヤモンドホイール20の断面台形状の
突出部22により光学硝子板12Aを切削することによ
って光学硝子板12Aに断面台形状の溝16を形成す
る。このとき、ダイヤモンドホイール20における突出
部22の両側の肩部24により光学硝子板12Aにおけ
る溝16の両側の部分が切削され光学硝子板12Aの厚
さが均一になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切削加工用ホイールに
より切削加工された光学硝子板を備えた位相格子光学的
ローパスフィルタ及びその製造方法並びに上記位相格子
光学的ローパスフィルタを備えたビデオカメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】色分離フィルタを備えた単管式カラービ
デオカメラや固体撮像素子を備えたカラービデオカメラ
等においては、画像を離散的に得る際に位相格子光学的
ローパスフィルタが用いられ、位相格子光学的ローパス
フィルタが波長帯域毎に好適な光学的ローパス効果を与
えることによって有用な画像特性を得ることができる。
【0003】このような位相格子光学的ローパスフィル
タとしては、特定の波長で屈折率が互いに等しくなり且
つ屈折率分散が互いに異なる2枚の光学硝子板を合わせ
て構成され、さらに、光学硝子板同士の境界面に位相差
を発生させるために各光学硝子板に台形状の溝を形成す
ることによって、高いMTF特性を維持しつつ空間周波
数を波長選択性のある所望のカットオフ周波数で制限す
ることのできるものが知られている。
【0004】以下、上記従来の位相格子光学的ローパス
フィルタの製造方法について図面を参照しながら説明す
る。
【0005】図5は従来の位相格子光学的ローパスフィ
ルタの製造方法における光学硝子板の切削加工工程で用
いるダイヤモンドホイール50を示す一部切断斜視図で
あり、図5において、ダイヤモンドホイール50の外周
部には全周に亘って断面台形状の突出部52が設けられ
ており、突出部52の先端部の幅a0 は光学硝子板に形
成する断面台形状の溝の底面の所望の幅と同一の値に設
定されている。
【0006】図6は上記ダイヤモンドホイール50を用
いて光学硝子板60を切削加工する切削加工工程を示し
ており、(a)は当該切削加工工程におけるダイヤモン
ドホイール50と光学硝子板60との関係を示す側面図
であり、(b)は当該切削加工工程におけるダイヤモン
ドホイール50と光学硝子板60との関係を示す正面図
である。図6(a),(b)において、まず、厚さが不
均一で安価な加工前の光学硝子板60を固定台70に固
定する。その後、回転するダイヤモンドホイール50を
前後方向に相対移動させて光学硝子板60を切削する。
これにより、光学硝子板60に断面台形状の溝62が形
成される。その後、光学硝子板60に次の溝62を形成
するために、ダイヤモンドホイール50を光学硝子板6
0に対して左右方向に相対移動させて位置決めを行な
う。以上のような作業を繰り返して、光学硝子板60に
互いに平行な複数の断面台形状の溝62を順次形成して
いく。
【0007】このような方法により断面台形状の溝が形
成された2枚の光学硝子板同士を重ね合わせ光学樹脂で
接合することによって位相格子光学的ローパスフィルタ
を製造することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような方法で製造された従来の位相格子光学的ローパス
フィルタにおいては、図6(a),(b)に示すよう
に、加工前の光学硝子板60の不均一な厚さの表面部分
64(斜線部分)がそのまま残り光学硝子板60の厚さ
0 が不均一となるため、光学硝子板60に形成された
溝62の深さc0 に寸法誤差が生じ位相格子光学的ロー
パスフィルタの性能が不安定になるという問題点があ
る。
【0009】そこで、上記問題点の解決策としては、光
学硝子板に断面台形状の溝を形成する切削加工工程の前
に、光学硝子板に厚さを均一にするための精密加工を施
すという方法が考えられる。
【0010】ところが、このような方法においては、光
学硝子板を精度よく研磨加工するために熟練した高度な
技術が必要であり、また、光学硝子板の厚さの測定に多
くの時間が必要である。従って、研磨加工装置、測定装
置の導入や人件費等によってコストが増大するという問
題点がある。
【0011】本発明は、上記に鑑みなされたものであっ
て、位相格子光学的ローパスフィルタの性能の安定化を
図り、その製造段階におけるコストを低減することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、切削加工用ホイールを用いて光学硝子板
を切削加工する際に、切削加工用ホイールの突出部によ
り切削して光学硝子板に所定の形状の溝を形成すると共
に、上記突出部の両側の肩部により切削して光学硝子板
の厚さを均一にするものである。
【0013】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、切削加工用ホイールにより切削加工された光学硝子
板を備えた位相格子光学的ローパスフィルタを対象と
し、上記光学硝子板は、上記切削加工用ホイールの外周
部に全周に亘って設けられた所定の断面形状の突出部に
より切削されて形成された上記所定の断面形状の溝を有
していると共に、上記切削加工用ホイールの外周部にお
ける上記突出部の両側に全周に亘って設けられた肩部に
より切削されて均一となった厚さを持っている構成とす
るものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に、上記所定の断面形状は台形状である構成を付加する
ものである。
【0015】具体的に請求項3の発明が講じた解決手段
は、所定の断面形状の溝を有する光学硝子板を備えた位
相格子光学的ローパスフィルタの製造方法を対象とし、
外周部に全周に亘って設けられた上記所定の断面形状の
突出部と該突出部の両側に全周に亘って設けられた肩部
とを有する切削加工用ホイールを用いて、該切削加工用
ホイールの突出部により切削して上記光学硝子板に上記
所定の断面形状の溝を形成すると共に、上記切削加工用
ホイールの肩部により切削して上記光学硝子板の厚さを
均一にする工程を備えている構成とするものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の発明の構成
に、上記所定の断面形状は台形状である構成を付加する
ものである。
【0017】請求項5の発明は、ビデオカメラを対象と
し、請求項1に記載の位相格子光学的ローパスフィルタ
を備えている構成とするものである。
【0018】請求項6の発明は、ビデオカメラを対象と
し、請求項2に記載の位相格子光学的ローパスフィルタ
を備えている構成とするものである。
【0019】
【作用】請求項1、2の発明の構成により、位相格子光
学的ローパスフィルタの光学硝子板に切削加工用ホイー
ルの突出部により切削されて所定の断面形状例えば台形
状の溝が形成される際に、上記光学硝子板における上記
溝の両側の部分が切削加工用ホイールの肩部により切削
されて上記光学硝子板の厚さは均一となっている。従っ
て、光学硝子板の溝の寸法精度が向上されるため位相格
子光学的ローパスフィルタの性能の安定化が図れる。
【0020】請求項3、4の発明の構成により、光学硝
子板の切削加工工程において、外周部に全周に亘って所
定の断面形状例えば台形状の突出部が設けられた切削加
工用ホイールを用いて、該切削加工用ホイールを光学硝
子板に対して所定の高さに保ちながら、上記切削加工用
ホイールの突出部により光学硝子板を切削することによ
って光学硝子板に断面台形状の溝を形成する。このと
き、切削加工用ホイールの外周部における上記突出部の
両側に全周に亘って設けられた肩部によって、光学硝子
板における上記溝の両側の部分が切削されるため、加工
前に不均一であっても光学硝子板の厚さを均一にするこ
とができる。また、切削加工用ホイール及び光学硝子板
の切削部分を水や油等で冷却しながら加工を行なうこと
によって、摩擦熱等による光学硝子板の屈折率の変化を
防止することができる。以上のように、簡易な方法で加
工寸法精度を向上できるため、安定した性能の位相格子
光学的ローパスフィルタを低コストで製造することがで
きる。
【0021】請求項5、6の発明の構成により、ビデオ
カメラは、安定した性能の位相格子光学的ローパスフィ
ルタを備えているため画像特性を向上させることができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0023】初めに、上記実施例に係る位相格子光学的
ローパスフィルタについて説明する。
【0024】図1は上記実施例に係る位相格子光学的ロ
ーパスフィルタ10を示す斜視図であり、図1におい
て、位相格子光学的ローパスフィルタ10はダイヤモン
ドホイールにより切削加工された2枚の光学硝子板12
A,12Bが合わされて構成されている。光学硝子板1
2A,12Bは、特定の波長で屈折率が互いに等しくな
り且つ屈折率分散が互いに異なるものである。以下、光
学硝子板12Aの構成について述べるが、光学硝子板1
2Bの構成も同様である。
【0025】光学硝子板12Aにおいて、その境界面部
14にはダイヤモンドホイールの外周部に全周に亘って
設けられた断面台形状の突出部により切削されて前後方
向に延びる断面台形状の溝16が形成され、境界面部1
4における溝16の両側にはダイヤモンドホイールの外
周部における上記突出部の両側に全周に亘って設けられ
た肩部により切削されて前後方向に延びる平坦面18が
形成されており、光学硝子板12Aの厚さtは均一とな
っている。溝16の底面の幅a、平坦面18の幅b、溝
16の深さc及び溝16のピッチxの寸法の誤差は位相
格子光学的ローパスフィルタ10の性能に直接影響する
が、a、b、c、xの寸法精度は以下に述べる製造方法
により非常に高いレベルに確保されている。
【0026】以上のように、上記実施例に係る位相格子
光学的ローパスフィルタ10においては、光学硝子板1
2Aと12Bとの境界面に位相差を発生させるために各
光学硝子板の境界面部14に断面台形状の溝16が形成
されているため、高いMTF特性を維持しつつ空間周波
数を波長選択性のある所望のカットオフ周波数で制限す
ることができる。
【0027】また、各光学硝子板の境界面部14に、ダ
イヤモンドホイールの突出部により切削されて溝16が
形成される際に、当該光学硝子板の境界面部14におけ
る溝16の両側の部分がダイヤモンドホイールの肩部に
より切削されて当該光学硝子板の厚さtは均一となって
いる。従って、溝16の深さcの寸法精度が向上されて
おり、位相格子光学的ローパスフィルタ10の性能の安
定化が図られている。
【0028】次に、上記位相格子光学的ローパスフィル
タ10の製造方法について説明する。
【0029】図2は位相格子光学的ローパスフィルタ1
0の製造方法における光学硝子板12Aの切削加工工程
で用いるダイヤモンドホイール20を示す一部切断斜視
図であり、図2において、ダイヤモンドホイール20の
外周部には、全周に亘って断面台形状の突出部22が設
けられ、該突出部22の両側に全周に亘って肩部24が
設けられており、突出部22及び肩部24の表面部には
電着法によりダイヤモンド砥粒が形成されている。突出
部22の先端部の幅a1 及び突出部22の高さc1 は図
1に示す光学硝子板12Aの溝16の底面の幅a及び溝
16の深さcと同一の値にそれぞれ設定されており、突
出部22は図1に示す光学硝子板12Aの溝16に対応
してその断面が溝16の断面と同形且つ同寸になるよう
に設けられている。また、肩部24の幅b1 は図1に示
す光学硝子板12Aの平坦面18の幅bと同一の値に設
定されている。
【0030】図3は上記ダイヤモンドホイール20を用
いて光学硝子板12Aを切削加工する切削加工工程を示
しており、(a)は当該切削加工工程におけるダイヤモ
ンドホイール20と光学硝子板12Aとの関係を示す側
面図であり、(b)は当該切削加工工程におけるダイヤ
モンドホイール20と光学硝子板12Aとの関係を示す
正面図である。図3(a),(b)において、まず、厚
さが不均一で安価な加工前の光学硝子板12Aを固定台
30に固定する。その後、ダイヤモンドホイール20の
肩部24を固定台30に対して所定の高さt1 に保ちな
がら、回転するダイヤモンドホイール20を前後方向に
相対移動させて光学硝子板12Aを切削する。これによ
って、ダイヤモンドホイール20の突出部22により切
削されて光学硝子板12Aに前後方向に延びる断面台形
状の溝16が形成される。このとき、ダイヤモンドホイ
ール20の肩部24によって光学硝子板12Aの不均一
な厚さの表面部分19(図3(a),(b)の斜線部
分)が切削除去される。ここで、ダイヤモンドホイール
20の肩部24の固定台30に対する上記所定の高さt
1 は図1に示す光学硝子板12Aの厚さtと同一の値に
設定する。その後、光学硝子板12Aに次の溝16を形
成するために、ダイヤモンドホイール20を光学硝子板
12Aに対して左右方向に移動距離x1 だけ相対移動さ
せて位置決めを行なう。ここで、ダイヤモンドホイール
20の左右方向への上記移動距離x1 は図1に示す光学
硝子板12Aの溝16のピッチxと同一の値に設定す
る。以上のような作業を繰り返して、光学硝子板12A
に互いに平行な複数の断面台形状の溝16を順次形成し
ていく。
【0031】同様にして、光学硝子板12Bにも互いに
平行な複数の断面台形状の溝を形成し、光学硝子板12
Aと12Bとを重ね合わせ光学樹脂で接合することによ
って、図1に示す位相格子光学的ローパスフィルタ10
を製造することができる。
【0032】以上のように、上記実施例に係る位相格子
光学的ローパスフィルタ10の製造方法においては、ダ
イヤモンドホイール20を光学硝子板12Aに対して所
定の高さに保ちながら、ダイヤモンドホイール20の突
出部22により切削することによって光学硝子板12A
に断面台形状の溝16を形成することができる。このと
き、ダイヤモンドホイール20の肩部24により光学硝
子板12Aにおける溝16の両側の部分が切削されるた
め、加工前に不均一であっても光学硝子板12Aの厚さ
を均一にすることができる。また、ここでは、ダイヤモ
ンドホイール20及び光学硝子板12Aの切削部分を水
や油等で冷却しながら加工を行なう。これにより、摩擦
熱等による光学硝子板12Aの屈折率の変化は無視でき
る。このように、簡易な方法で加工寸法精度を向上でき
るため、安定した性能の位相格子光学的ローパスフィル
タを低コストで製造することができる。
【0033】最後に、図1に示す位相格子光学的ローパ
スフィルタ10を備えたビデオカメラについて説明す
る。
【0034】図4は上記ビデオカメラ40の構成例を示
しており、図4において、ビデオカメラ40は、位相格
子光学的ローパスフィルタ10を初めとする必要な光学
的ローパスフイルタ及び原色カラーフィルタからなるフ
ィルタ群42を備えており、レンズ41及びフィルタ群
42を有する光学系43を通じて固体素子44でサンプ
リングされた信号は、サンプルホールド回路18でホー
ルドされ、ゲインコントロール回路46で利得制御さ
れ、γ補正回路47でγ補正が行われた後、信号処理回
路48に入力される。
【0035】ビデオカメラ40は、安定した性能の位相
格子光学的ローパスフィルタ10を備えているため画像
特性を向上させることができる。
【0036】なお、本実施例においては、断面台形状の
溝を有する光学硝子板を備えた位相格子光学的ローパス
フィルタについて説明したが、サインカーブ状、矩形状
又は三角形状等の断面形状の溝を有する光学硝子板を備
えた位相格子光学的ローパスフィルタに応用できること
は勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に係
る位相格子光学的ローパスフィルタによると、その光学
硝子板に所定の断面形状例えば台形状の溝が形成される
際に該溝の両側の部分も切削されて上記光学硝子板の厚
さは均一となっているため、上記溝の寸法精度を向上さ
せることができるので位相格子光学的ローパスフィルタ
の性能の安定化を図ることができる。
【0038】請求項3、4に係る位相格子光学的ローパ
スフィルタの製造方法によると、光学硝子板の切削加工
工程において、外周部に全周に亘って所定の断面形状例
えば台形状の突出部が設けられ且つ該突出部の両側に全
周に亘って肩部が設けられた切削加工用ホイールを用い
て切削加工することによって、光学硝子板に断面台形状
の溝を形成すると共に上記光学硝子板の厚さを均一にす
ることができる。このような簡易な方法で加工寸法精度
を向上できるため、安定した性能の位相格子光学的ロー
パスフィルタを低コストで製造することができる。
【0039】請求項5、6に係るビデオカメラによる
と、安定した性能の位相格子光学的ローパスフィルタを
備えているため画像特性を向上させることができる。
【0040】以上のように、本発明によると、位相格子
光学的ローパスフィルタの性能の安定化を図ることがで
き、且つ、その製造段階におけるコストを低減すること
ができ、さらに、優れた画像特性を持つビデオカメラを
提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る位相格子光学的ローパ
スフィルタを示す斜視図である。
【図2】上記位相格子光学的ローパスフィルタの製造方
法で用いられるダイヤモンドホイールを示す一部切断斜
視図である。
【図3】上記位相格子光学的ローパスフィルタの製造方
法を示しており、(a)は切削加工工程におけるダイヤ
モンドホイールと光学硝子板との関係を示す側面図であ
り、(b)は切削加工工程におけるダイヤモンドホイー
ルと光学硝子板との関係を示す正面図である。
【図4】上記位相格子光学的ローパスフィルタを備えた
ビデオカメラを示すブロック図である。
【図5】従来の位相格子光学的ローパスフィルタの製造
方法で用いられるダイヤモンドホイールを示す一部切断
斜視図である。
【図6】上記従来の位相格子光学的ローパスフィルタの
製造方法を示しており、(a)は切削加工工程における
ダイヤモンドホイールと光学硝子板との関係を示す側面
図であり、(b)は切削加工工程におけるダイヤモンド
ホイールと光学硝子板との関係を示す正面図である。
【符号の説明】
10 位相格子光学的ローパスフィルタ 12A,12B 光学硝子板 16 溝 20 ダイヤモンドホイール(切削加工用ホイール) 22 突出部 24 肩部 40 ビデオカメラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削加工用ホイールにより切削加工され
    た光学硝子板を備えた位相格子光学的ローパスフィルタ
    において、 上記光学硝子板は、上記切削加工用ホイールの外周部に
    全周に亘って設けられた所定の断面形状の突出部により
    切削されて形成された上記所定の断面形状の溝を有して
    いると共に、上記切削加工用ホイールの外周部における
    上記突出部の両側に全周に亘って設けられた肩部により
    切削されて均一となった厚さを持っていることを特徴と
    する位相格子光学的ローパスフィルタ。
  2. 【請求項2】 上記所定の断面形状は台形状であること
    を特徴とする請求項1に記載の位相格子光学的ローパス
    フィルタ。
  3. 【請求項3】 所定の断面形状の溝を有する光学硝子板
    を備えた位相格子光学的ローパスフィルタの製造方法で
    あって、 外周部に全周に亘って設けられた上記所定の断面形状の
    突出部と該突出部の両側に全周に亘って設けられた肩部
    とを有する切削加工用ホイールを用いて、 該切削加工用ホイールの突出部により切削して上記光学
    硝子板に上記所定の断面形状の溝を形成すると共に、上
    記切削加工用ホイールの肩部により切削して上記光学硝
    子板の厚さを均一にする工程を備えていることを特徴と
    する位相格子光学的ローパスフィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記所定の断面形状は台形状であること
    を特徴とする請求項3に記載の位相格子光学的ローパス
    フィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の位相格子光学的ローパ
    スフィルタを備えていることを特徴とするビデオカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の位相格子光学的ローパ
    スフィルタを備えていることを特徴とするビデオカメ
    ラ。
JP5144436A 1993-06-16 1993-06-16 位相格子光学的ローパスフィルタ及びその製造方法並びにビデオカメラ Withdrawn JPH075395A (ja)

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JP (1) JPH075395A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7405883B2 (en) 2004-12-03 2008-07-29 Ohara Inc. Optical component and method of manufacture of optical component
US10454040B2 (en) 2012-09-18 2019-10-22 Merck Patent Gmbh Materials for electronic devices

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