JPH0753681B2 - トロポン誘導体の製造法 - Google Patents
トロポン誘導体の製造法Info
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- JPH0753681B2 JPH0753681B2 JP33296189A JP33296189A JPH0753681B2 JP H0753681 B2 JPH0753681 B2 JP H0753681B2 JP 33296189 A JP33296189 A JP 33296189A JP 33296189 A JP33296189 A JP 33296189A JP H0753681 B2 JPH0753681 B2 JP H0753681B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた細胞賦活作用、抗菌、抗カビ作用を有
し、発毛育毛剤、歯磨き、基礎化粧品等に配合されるβ
−ツヤプリシン(4−イソプロピル−2−ヒドロキシシ
クロヘプタ−2,4,6−トリエン−1−オン又はヒノキチ
オール)の合成や、その同族体であるγ−ツヤプリシン
(5−イソプロピル−2−ヒドロキシシクロヘプタ−2,
4,6−トリエン−1−オン)の合成、更にアズレン誘導
体の合成にとって重要な合成中間体となる2−クロル−
5−イソプロピルトロポンの製造法に関する。
し、発毛育毛剤、歯磨き、基礎化粧品等に配合されるβ
−ツヤプリシン(4−イソプロピル−2−ヒドロキシシ
クロヘプタ−2,4,6−トリエン−1−オン又はヒノキチ
オール)の合成や、その同族体であるγ−ツヤプリシン
(5−イソプロピル−2−ヒドロキシシクロヘプタ−2,
4,6−トリエン−1−オン)の合成、更にアズレン誘導
体の合成にとって重要な合成中間体となる2−クロル−
5−イソプロピルトロポンの製造法に関する。
2−ヒドロキシシクロヘプタ−2,4,6−トリエン−1−
オン(トロポロン)誘導体はベラトロールにジアゾ酢酸
エステルを反応させ、ジメトキシシクロヘプタトリエン
カルボン酸エステルとし、これを臭素で酸化的加水分解
して得る方法(ジャーナル ケミカル ソサィティー
J.Chem.Soc.2351,(1951)、及びシクロペンタジエンに
ジクロル酢酸から得られるジクロルケテンを反応させ、
付加物をつくり、氷酢酸中酢酸ナトリウムで処理してト
ロポロンを得る方法が知られている(テトラヘドロンte
trahedron 27,4889,(1971)、特公昭51-33901号公
報)。シクロヘプタ−2,4,6−トリエン−1−オン(ト
ロポン)の合成としては4−イソプロピルアニソールを
液体アンモニア−エタノール中金属ナトリウムでバーチ
還元し、4−イソプロピル−1−メトキシシクロヘキサ
−1,4−ジエンを得て、このジエンのペンタン溶液中に
窒素気流下カリウムt−ブトキシドを加え、クロロホル
ムのn−ペンタン溶液を加えることで生成するジクロル
カルベンを反応させて付加物を得る。ホウフッ化水素酸
中に酸化銀を溶かし、これに前記付加物のエタノール溶
液を加えて4−イソプロピルシクロヘプタ−2,4,6−ト
リエン−1−オン(4−イソプロピルトロポン)を得て
いる(ジャーナル オブ ケミカルソサィティー シィ
ー(J.Chem.Soc.C,1968,109))。
オン(トロポロン)誘導体はベラトロールにジアゾ酢酸
エステルを反応させ、ジメトキシシクロヘプタトリエン
カルボン酸エステルとし、これを臭素で酸化的加水分解
して得る方法(ジャーナル ケミカル ソサィティー
J.Chem.Soc.2351,(1951)、及びシクロペンタジエンに
ジクロル酢酸から得られるジクロルケテンを反応させ、
付加物をつくり、氷酢酸中酢酸ナトリウムで処理してト
ロポロンを得る方法が知られている(テトラヘドロンte
trahedron 27,4889,(1971)、特公昭51-33901号公
報)。シクロヘプタ−2,4,6−トリエン−1−オン(ト
ロポン)の合成としては4−イソプロピルアニソールを
液体アンモニア−エタノール中金属ナトリウムでバーチ
還元し、4−イソプロピル−1−メトキシシクロヘキサ
−1,4−ジエンを得て、このジエンのペンタン溶液中に
窒素気流下カリウムt−ブトキシドを加え、クロロホル
ムのn−ペンタン溶液を加えることで生成するジクロル
カルベンを反応させて付加物を得る。ホウフッ化水素酸
中に酸化銀を溶かし、これに前記付加物のエタノール溶
液を加えて4−イソプロピルシクロヘプタ−2,4,6−ト
リエン−1−オン(4−イソプロピルトロポン)を得て
いる(ジャーナル オブ ケミカルソサィティー シィ
ー(J.Chem.Soc.C,1968,109))。
ところで2−クロル−5−イソプロピルトロポンの選択
的合成法としては、γ−ツヤプリシンのクロル化により
合成する方法や、トリエチルシリル4−イソプロピルフ
エニルエーテルをバーチ還元して得られるジエンにトリ
クロル酢酸ナトリウムより得られるジクロルカルベンを
付加させ、しかるのちトリエチルシリル基の脱離、m−
クロル過安息香酸によるエポキシ化、更にp−トルエン
スルホン酸により環拡大反応を行って合成する方法が知
られている(ジャーナル オブ オーガニック ケミス
トリー J.Org.Chem.,43,3621(1978))。
的合成法としては、γ−ツヤプリシンのクロル化により
合成する方法や、トリエチルシリル4−イソプロピルフ
エニルエーテルをバーチ還元して得られるジエンにトリ
クロル酢酸ナトリウムより得られるジクロルカルベンを
付加させ、しかるのちトリエチルシリル基の脱離、m−
クロル過安息香酸によるエポキシ化、更にp−トルエン
スルホン酸により環拡大反応を行って合成する方法が知
られている(ジャーナル オブ オーガニック ケミス
トリー J.Org.Chem.,43,3621(1978))。
前記従来技術に示すように、2−クロル−5−イソプロ
ピルトロポンはγ−ツヤプリシンから合成されるが、γ
−ツヤプリシンの合成が困難であるので商業上価値は無
いし、4−イソプロピルアニソールからはトロポンが合
成されトロポロンへは導かれない。更に4−イソプロピ
ルフェノールのトリメチルシリルエーテルはバーチ還元
の際、シリル基が脱離し、バーチ還元物は得られない。
そりために前記従来技術ではトリメチルシリル基をトリ
エチルシリル基に替えることでバーチ還元物を得てジク
ロルカルベンを付加した後、エポキシ化して環拡大反応
を行って4−イソプロピル−2−クロルトロポンを合成
しているがトリエチルシリルクロライドは非常に高価で
あって工業化には適しない。
ピルトロポンはγ−ツヤプリシンから合成されるが、γ
−ツヤプリシンの合成が困難であるので商業上価値は無
いし、4−イソプロピルアニソールからはトロポンが合
成されトロポロンへは導かれない。更に4−イソプロピ
ルフェノールのトリメチルシリルエーテルはバーチ還元
の際、シリル基が脱離し、バーチ還元物は得られない。
そりために前記従来技術ではトリメチルシリル基をトリ
エチルシリル基に替えることでバーチ還元物を得てジク
ロルカルベンを付加した後、エポキシ化して環拡大反応
を行って4−イソプロピル−2−クロルトロポンを合成
しているがトリエチルシリルクロライドは非常に高価で
あって工業化には適しない。
又、ジクロルカルベンの付加を行う際にトリクロル酢酸
ナトリウム/ジメトキシエタン−テトラクロルエタンを
もちいているが、トリクロル酢酸ナトリウムやジメトキ
シエタンが高価であるし、エポキシ化に用いているm−
クロル過安息香酸が高価であり、また多量の取扱いに向
いていないといった不都合があった。
ナトリウム/ジメトキシエタン−テトラクロルエタンを
もちいているが、トリクロル酢酸ナトリウムやジメトキ
シエタンが高価であるし、エポキシ化に用いているm−
クロル過安息香酸が高価であり、また多量の取扱いに向
いていないといった不都合があった。
従って本発明の目的は従来技術の前記問題点を解決し、
安価な原料を使って高収率で2−クロル−5−イソプロ
ピルトロポンを得る製造法を提供することにある。
安価な原料を使って高収率で2−クロル−5−イソプロ
ピルトロポンを得る製造法を提供することにある。
本発明者らは、上記問題を解決するために以下の〜
の条件を満たす種々の反応条件の鋭意検討をした結果、
取扱い易く、安価な原料である4−イソプロピルアニソ
ールを出発原料とし、簡単且つ収率の高い2−クロル−
5−イソプロピルトロポンの製造法を見出し、本発明を
完成した。
の条件を満たす種々の反応条件の鋭意検討をした結果、
取扱い易く、安価な原料である4−イソプロピルアニソ
ールを出発原料とし、簡単且つ収率の高い2−クロル−
5−イソプロピルトロポンの製造法を見出し、本発明を
完成した。
高価なトリエチルシリル4−イソプロピルフェニル
エーテルを用いずに安価なアルキル4−イソプロピルフ
ェニルエーテルを用いる ジクロルカルベン生成として安価なクロロホルム−
50%水酸化ナトリウム−相関移動触媒系を用いる エポキシ化剤として取り扱い易く比較的安価な酸化
剤(過酢酸、過酸化水素水−酸化触媒系、等)を用いる シクロプロピルアルキルエーテルをケトンに変換す
る すなわち本発明は、一般式(I) (式中、Rは炭素数1〜3の低級アルキル基を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−1,4−
シクロヘキサジエンにジクロルカルベンを付加して一般
式(II) (式中、Rは前記と同意義を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−7,7−
ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−エンを得て、
次に一般式(II)の化合物を酸化して一般式(III) (式中、Rは前記と同意義を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−3,4−
エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタンを
得、次に一般式(III)の化合物を酸触媒を用いて環拡
大反応に付することを特徴とする式(IV) で表される2−クロル−5−イソプロピルトロポンの製
造法である。
エーテルを用いずに安価なアルキル4−イソプロピルフ
ェニルエーテルを用いる ジクロルカルベン生成として安価なクロロホルム−
50%水酸化ナトリウム−相関移動触媒系を用いる エポキシ化剤として取り扱い易く比較的安価な酸化
剤(過酢酸、過酸化水素水−酸化触媒系、等)を用いる シクロプロピルアルキルエーテルをケトンに変換す
る すなわち本発明は、一般式(I) (式中、Rは炭素数1〜3の低級アルキル基を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−1,4−
シクロヘキサジエンにジクロルカルベンを付加して一般
式(II) (式中、Rは前記と同意義を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−7,7−
ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−エンを得て、
次に一般式(II)の化合物を酸化して一般式(III) (式中、Rは前記と同意義を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−3,4−
エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタンを
得、次に一般式(III)の化合物を酸触媒を用いて環拡
大反応に付することを特徴とする式(IV) で表される2−クロル−5−イソプロピルトロポンの製
造法である。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に用いる1−アルコキシ−4−イソプロピル−1,
4−シクロヘキサジエン(I)の原料の1−アルコキシ
−4−イソプロピルベンゼンは一般的なエーテル化法に
より4−イソプロピルフェノールより容易に製造され
る。アルキル基としてはバーチ還元で脱離しないことを
要し、炭素数1〜3の低級アルキル基であるメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル基が選択される。
4−シクロヘキサジエン(I)の原料の1−アルコキシ
−4−イソプロピルベンゼンは一般的なエーテル化法に
より4−イソプロピルフェノールより容易に製造され
る。アルキル基としてはバーチ還元で脱離しないことを
要し、炭素数1〜3の低級アルキル基であるメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル基が選択される。
バーチ還元は一般的方法(東京化学同人社発行 講座
有機反応機構10第271〜280頁参照)により、アルカリ金
属はナトリウム又はリチウム、溶媒のアルコールは特に
問題なくt−ブタノール、イソプロパノール、エタノー
ル、メタノールが用いられる。
有機反応機構10第271〜280頁参照)により、アルカリ金
属はナトリウム又はリチウム、溶媒のアルコールは特に
問題なくt−ブタノール、イソプロパノール、エタノー
ル、メタノールが用いられる。
バーチ還元で得られた1−アルコキシ−4−イソプロピ
ル−1,4−シクロヘキサジエン(I)に相間移動触媒
(ベンジルメチル−2−ヒドロキシエチルアンモニウム
クロリド、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、
ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、セチル
トリメチルアンモニウムブロミド等)を用いてクロロホ
ルム−50%水酸化ナトリウムより生成させたジクロルカ
ルベンを付加させて(テトラヘドロン レターズ Tetr
ahedron letters No.34,3016,(1975)参照)1−アル
コキシ−4−イソプロピル−7,7−ジクロルビシクロ
〔4.1.0〕ヘプト−3−エン(II)を得る。この場合、
反応は室温〜60℃で行う。ジクロルカルベンの生成源と
しては、クロロホルム−50%水酸化ナトリウム−相間移
動触媒系の他に、クロロホルム−カリウムt−ブトキシ
ド−n−ペンタン溶媒系(反応温度−30℃〜室温)、ト
リクロル酢酸ナトリウム−テトラクロルエチレン・ジメ
トキシエタン溶媒系(反応温度70℃〜120℃)、トリク
ロル酢酸エチル−ナトリウムエトキシド−n−ペンタン
溶媒系(反応温度−10℃〜室温)等を用いることができ
る。
ル−1,4−シクロヘキサジエン(I)に相間移動触媒
(ベンジルメチル−2−ヒドロキシエチルアンモニウム
クロリド、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、
ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、セチル
トリメチルアンモニウムブロミド等)を用いてクロロホ
ルム−50%水酸化ナトリウムより生成させたジクロルカ
ルベンを付加させて(テトラヘドロン レターズ Tetr
ahedron letters No.34,3016,(1975)参照)1−アル
コキシ−4−イソプロピル−7,7−ジクロルビシクロ
〔4.1.0〕ヘプト−3−エン(II)を得る。この場合、
反応は室温〜60℃で行う。ジクロルカルベンの生成源と
しては、クロロホルム−50%水酸化ナトリウム−相間移
動触媒系の他に、クロロホルム−カリウムt−ブトキシ
ド−n−ペンタン溶媒系(反応温度−30℃〜室温)、ト
リクロル酢酸ナトリウム−テトラクロルエチレン・ジメ
トキシエタン溶媒系(反応温度70℃〜120℃)、トリク
ロル酢酸エチル−ナトリウムエトキシド−n−ペンタン
溶媒系(反応温度−10℃〜室温)等を用いることができ
る。
1−アルコキシ−4−イソプロピル−7,7−ジクロルビ
シクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−エン(II)をエポキシ化
する酸化剤は過酢酸が望ましいが、エポキシ化できる酸
化剤、例えばm−クロル過安息香酸−ジクロルメタン溶
媒系、過酸化水素水−タングステン酸ナトリウム−エタ
ノール溶媒系(特開昭59-108793号公報、ジャーナル
オーガニック ケミストリー J.Org.Chem.,53,1553,
(1988)参照)等を用いることができる。
シクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−エン(II)をエポキシ化
する酸化剤は過酢酸が望ましいが、エポキシ化できる酸
化剤、例えばm−クロル過安息香酸−ジクロルメタン溶
媒系、過酸化水素水−タングステン酸ナトリウム−エタ
ノール溶媒系(特開昭59-108793号公報、ジャーナル
オーガニック ケミストリー J.Org.Chem.,53,1553,
(1988)参照)等を用いることができる。
そして得られたエポキシ化物(III)を酸触媒の存在
下、環拡大反応に付して2−クロル−5−イソプロピル
トロポン(IV)とするが、この場合に、用いる酸触媒と
してはトリフルオロメタンスルホン酸が好ましいが、p
−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、β−ナフタ
レンスルホン酸等が用いられ、エポキシ化物に対して酸
触媒を0.2〜100モル%好ましくは0.5〜5モル%を使用
する。また用いられる溶媒はベンゼン、トルエン、クロ
ロホルム等が用いられ、反応は室温〜90℃で行うことが
できる。
下、環拡大反応に付して2−クロル−5−イソプロピル
トロポン(IV)とするが、この場合に、用いる酸触媒と
してはトリフルオロメタンスルホン酸が好ましいが、p
−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、β−ナフタ
レンスルホン酸等が用いられ、エポキシ化物に対して酸
触媒を0.2〜100モル%好ましくは0.5〜5モル%を使用
する。また用いられる溶媒はベンゼン、トルエン、クロ
ロホルム等が用いられ、反応は室温〜90℃で行うことが
できる。
前記本発明方法で得られた2−クロル−5−イソプロピ
ルトロポン(IV)からは下記の合成経路により種々の化
合物が合成される。例えば氷酢酸中44%燐酸と還流する
ことでγ−ツヤプリシン(V)が得られ(ジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー J.Org.Chem.,43,3
621,(1978)参照)、0℃でアンモニアを反応させてア
ミノトロポンとし、それを含水メタノール中カセイカリ
の存在下還流してβ−ツヤプリシン(VI)を得る(プロ
ク ジャパン アカデミー (Proc.Japan.Acad.)30,4
73,(1954)参照)。
ルトロポン(IV)からは下記の合成経路により種々の化
合物が合成される。例えば氷酢酸中44%燐酸と還流する
ことでγ−ツヤプリシン(V)が得られ(ジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー J.Org.Chem.,43,3
621,(1978)参照)、0℃でアンモニアを反応させてア
ミノトロポンとし、それを含水メタノール中カセイカリ
の存在下還流してβ−ツヤプリシン(VI)を得る(プロ
ク ジャパン アカデミー (Proc.Japan.Acad.)30,4
73,(1954)参照)。
アズレン誘導体(VIII)へはクロルトロポン(IV)に活
性メチレン基例えばマロノニトリル、シアノアセトアミ
ド、シアノ酢酸エチル、マロン酸ジエチル等をナトリウ
ムアルコラート又はt−ブチルアミン等の塩基の存在下
低温で反応させて2H−シクロヘプタ〔b〕フラン−2−
オン(VII)を経由して以下のように導かれる(テトラ
ヘドロン Tetrahedron,27,3359,(1971)参照)。
性メチレン基例えばマロノニトリル、シアノアセトアミ
ド、シアノ酢酸エチル、マロン酸ジエチル等をナトリウ
ムアルコラート又はt−ブチルアミン等の塩基の存在下
低温で反応させて2H−シクロヘプタ〔b〕フラン−2−
オン(VII)を経由して以下のように導かれる(テトラ
ヘドロン Tetrahedron,27,3359,(1971)参照)。
〔実施例〕 以下に本発明を具体的な合成例を示す実施例に従って詳
細に説明する。
細に説明する。
(イ)式Iの合成物の合成 窒素気流下、液体アンモニア300mlの無水エタノール110
mlの混合液に4−イソプロピルアニソール20.00gを加
え、−65℃で攪拌する。これに、ナトリウム19.00gを小
片に切ったものを30分かけて加える。ナトリウムを加え
終わったのち、−65℃で5.5時間攪拌する。反応液に−6
5℃で水50mlを加えたのち、反応液を室温まで戻しアン
モニアを除去する。残留物に飽和食塩水50mlを加え、ヘ
キサン(100ml×3回)で抽出する。抽出液を飽和食塩
水(100ml×2回)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過、濃縮、減圧蒸留を行って16.87g(b.p.92〜
94℃:収率83%)の1−メトキシ−4−イソプロピル−
1,4−シクロヘキサジエンを得る(参考文献:J.Chem.So
c.(C),109(1978)。
mlの混合液に4−イソプロピルアニソール20.00gを加
え、−65℃で攪拌する。これに、ナトリウム19.00gを小
片に切ったものを30分かけて加える。ナトリウムを加え
終わったのち、−65℃で5.5時間攪拌する。反応液に−6
5℃で水50mlを加えたのち、反応液を室温まで戻しアン
モニアを除去する。残留物に飽和食塩水50mlを加え、ヘ
キサン(100ml×3回)で抽出する。抽出液を飽和食塩
水(100ml×2回)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過、濃縮、減圧蒸留を行って16.87g(b.p.92〜
94℃:収率83%)の1−メトキシ−4−イソプロピル−
1,4−シクロヘキサジエンを得る(参考文献:J.Chem.So
c.(C),109(1978)。
NMR(CDC13/Me4Si)1.02(d,J=6.6Hz,6H);2.20(m,J
=6.6Hz,1H);2.70(m,4H);3.48(s,3H);4.57(m,1
H);5.30(m,1H);m/e152(M+),137,109(base pea
k),91。
=6.6Hz,1H);2.70(m,4H);3.48(s,3H);4.57(m,1
H);5.30(m,1H);m/e152(M+),137,109(base pea
k),91。
(ロ)式(I)の化合物→式(II)の化合物 1−メトキシ−4−イソプロピル−1,4−シクロヘキサ
ジエン17.02gと相間移動触媒(ベンジルジメチル−2−
ヒドロキシエチルアンモニウムクロリド)1.00gを50%
水酸化ナトリウム水溶液140gに加え、激しく攪拌しなが
ら、これにクロロホルム16.73gを1.5時間かけて滴下す
る。反応液を室温で1晩攪拌したのち250mlの水に注
ぎ、トルエン(200ml×2回)で抽出する。トルエン抽
出液を水で良く洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過、濃縮を行って32.5gの粗1−メトキシ−4
−イソプロピル−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプ
ト−3−エンを得る。
ジエン17.02gと相間移動触媒(ベンジルジメチル−2−
ヒドロキシエチルアンモニウムクロリド)1.00gを50%
水酸化ナトリウム水溶液140gに加え、激しく攪拌しなが
ら、これにクロロホルム16.73gを1.5時間かけて滴下す
る。反応液を室温で1晩攪拌したのち250mlの水に注
ぎ、トルエン(200ml×2回)で抽出する。トルエン抽
出液を水で良く洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濾過、濃縮を行って32.5gの粗1−メトキシ−4
−イソプロピル−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプ
ト−3−エンを得る。
NMR(CDC13/Me4Si)0.98(d,J=6.9Hz,6H);1.88(d,J
=7.8Hz,1H);2.22(m,2H);2.46(m,1H);2.66(m,2
H);3.48(s,3H);5.26(m,1H);m/e234(M+),199(ba
se peak),125,77。
=7.8Hz,1H);2.22(m,2H);2.46(m,1H);2.66(m,2
H);3.48(s,3H);5.26(m,1H);m/e234(M+),199(ba
se peak),125,77。
(ハ)式(II)の化合物→式(III)の化合物 (ロ)で得た粗1−メトキシ−4−イソプロピル−7,7
−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−エンをジク
ロメタン200mlに溶かし、これに酢酸ナトリウム2.3gを
含む30%過酢酸49.1mlを加えて室温にて1時間攪拌す
る。反応液を水に注ぎジクロルメタンで抽出する。抽出
液を炭酸水素ナトリウム水溶液、亜硫酸ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、濾過、濃縮を行って粗1−メトキシ−4−イソプロ
ピル−3,4−エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.
0〕ヘプタン34.3gを得る。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ワコーゲルC−300、1000g、展開溶
媒;n−ヘキサン:ジエチルエーテル=4:1)により精製
し、23.75gの1−メトキシ−4−イソプロピル−3,4−
エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタンを
得る。
−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−エンをジク
ロメタン200mlに溶かし、これに酢酸ナトリウム2.3gを
含む30%過酢酸49.1mlを加えて室温にて1時間攪拌す
る。反応液を水に注ぎジクロルメタンで抽出する。抽出
液を炭酸水素ナトリウム水溶液、亜硫酸ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、濾過、濃縮を行って粗1−メトキシ−4−イソプロ
ピル−3,4−エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.
0〕ヘプタン34.3gを得る。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ワコーゲルC−300、1000g、展開溶
媒;n−ヘキサン:ジエチルエーテル=4:1)により精製
し、23.75gの1−メトキシ−4−イソプロピル−3,4−
エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタンを
得る。
m.p.68〜69℃ NMR(CDC13/Me4Si)0.91(d,J=6.9Hz,3H);0.99(d,J
=6.9Hz,3H);1.52(m,J=6.9Hz,1H);1.65(dd,J=9.6
Hz,J=1.6Hz,1H);1.88(dd,J=16.1Hz,J=1.6Hz,1H);
2.28(dd,J=16.1Hz,J=9.6Hz,1H);2.44(dd,J=16.5H
z,J=2.6Hz,1H);2.53(dd,J=16.5Hz,J=1.9Hz,1H);
2.92(m,1H);3.37(s,3H);m/e250(M+)215,43(base
peak)。
=6.9Hz,3H);1.52(m,J=6.9Hz,1H);1.65(dd,J=9.6
Hz,J=1.6Hz,1H);1.88(dd,J=16.1Hz,J=1.6Hz,1H);
2.28(dd,J=16.1Hz,J=9.6Hz,1H);2.44(dd,J=16.5H
z,J=2.6Hz,1H);2.53(dd,J=16.5Hz,J=1.9Hz,1H);
2.92(m,1H);3.37(s,3H);m/e250(M+)215,43(base
peak)。
1−メトキシ−4−イソプロピル−1,4−シクロヘキサ
ジエンからの収率は2段階で84.8%であった。
ジエンからの収率は2段階で84.8%であった。
(ニ)式(III)の化合物→式(IV)の化合物 (ハ)で得られた1−メトキシ−4−イソプロピル−3,
4−エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタ
ン25.10gをトルエン800mlに溶かし、60℃にて加熱攪拌
しながら0.15gのトリフルオロメタンスルホン酸をゆっ
くりと加える。反応液を60℃で4時間攪拌したのち室温
まで冷却する。この反応液を水、炭酸水素ナトリウム水
溶液、食塩水で順次洗浄したのち、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過、濃縮を行って粗2−クロル−5−イソ
プロピルトロポン21.80gを得る。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ワコーゲルC-300、750g、展開
溶媒;n−ヘキサン:ジエチルエーテル=1:1)により精
製して油状の2−クロル−5−イソプロピルトロポン
(化合物(5))12.60gを得る。
4−エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタ
ン25.10gをトルエン800mlに溶かし、60℃にて加熱攪拌
しながら0.15gのトリフルオロメタンスルホン酸をゆっ
くりと加える。反応液を60℃で4時間攪拌したのち室温
まで冷却する。この反応液を水、炭酸水素ナトリウム水
溶液、食塩水で順次洗浄したのち、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、濾過、濃縮を行って粗2−クロル−5−イソ
プロピルトロポン21.80gを得る。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ワコーゲルC-300、750g、展開
溶媒;n−ヘキサン:ジエチルエーテル=1:1)により精
製して油状の2−クロル−5−イソプロピルトロポン
(化合物(5))12.60gを得る。
NMR(CDC13/Me4Si)1.24(d,J=6.9Hz,6H);2.82(m,J
=6.9Hz,1H);6.79(d,J=9.9Hz,1H);7.16(d,J=12.6
Hz,1H);7.23(d,J=12.6Hz,1H);7.73(d,J=9.9Hz,1
H);m/e182(M+),139(base peak),103; IR(neat)1635,1595,950cm-1。
=6.9Hz,1H);6.79(d,J=9.9Hz,1H);7.16(d,J=12.6
Hz,1H);7.23(d,J=12.6Hz,1H);7.73(d,J=9.9Hz,1
H);m/e182(M+),139(base peak),103; IR(neat)1635,1595,950cm-1。
このもののIR、NMR、およびMassスペクトルは標品のも
のと一致した。
のと一致した。
1−メトキシ−4−イソプロピル−3,4−エポキシ−7,7
−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタン(化合物
(4))からの収率は69%であった。また1−メトキシ
−4−イソプロピル−1,4−シクロヘキサジエンからの
収率は3段階で58.5%であった。
−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタン(化合物
(4))からの収率は69%であった。また1−メトキシ
−4−イソプロピル−1,4−シクロヘキサジエンからの
収率は3段階で58.5%であった。
尚、原料とする4−イソプロピルアニソールは4−イソ
プロピルフェノールより文献(Bu11.Soc.Chim.,37,1379
(1925))記載の方法により合成した。
プロピルフェノールより文献(Bu11.Soc.Chim.,37,1379
(1925))記載の方法により合成した。
それぞれの実験で得られた化合物は単離、精製を行った
のち、IR、NMR、およびMassスペクトルを測定してその
構造を確認した。
のち、IR、NMR、およびMassスペクトルを測定してその
構造を確認した。
本発明の製造法によればトロポン誘導体は従来より高収
率で得ることができ、又、従来ではβ−、又はγ−ツヤ
プリシンの一方のみしか合成できなかったものがこの中
間体からそれぞれ合成することができて工業的に非常に
価値あるものである。
率で得ることができ、又、従来ではβ−、又はγ−ツヤ
プリシンの一方のみしか合成できなかったものがこの中
間体からそれぞれ合成することができて工業的に非常に
価値あるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(I) (式中、Rは炭素数1〜3の低級アルキル基を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−1,4−
シクロヘキサジエンにジクロルカルベンを付加して一般
式(II) (式中、Rは前記と同意義を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−7,7−
ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−エンを得、次
に一般式(II)の化合物を酸化して一般式(III) (式中、Rは前記と同意義を示す。) で表される1−アルコキシ−4−イソプロピル−3,4−
エポキシ−7,7−ジクロルビシクロ〔4.1.0〕ヘプタンを
得、次に一般式(III)の化合物を酸触媒を用いて環拡
大反応に付することを特徴とする式(IV) で表される2−クロル−5−イソプロピルトロポンの製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33296189A JPH0753681B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | トロポン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33296189A JPH0753681B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | トロポン誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03193743A JPH03193743A (ja) | 1991-08-23 |
JPH0753681B2 true JPH0753681B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=18260751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33296189A Expired - Fee Related JPH0753681B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | トロポン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753681B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6689342B1 (en) | 2002-07-29 | 2004-02-10 | Warner-Lambert Company | Oral care compositions comprising tropolone compounds and essential oils and methods of using the same |
US6787675B2 (en) | 2002-07-29 | 2004-09-07 | Warner-Lambert Company | Substituted tropolone compounds, oral care compositions containing the same and methods of using the same |
JP5193118B2 (ja) * | 2009-04-16 | 2013-05-08 | 壽製薬株式会社 | γ−ツヤプリシンの製造方法 |
JPWO2013038931A1 (ja) * | 2011-09-12 | 2015-03-26 | 壽製薬株式会社 | 2−オキソ−2H−シクロヘプタ[b]フラン類縁体の製造方法 |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP33296189A patent/JPH0753681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03193743A (ja) | 1991-08-23 |
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---|---|---|---|
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