JPH075361U - 魚釣用リールのクリック音発生装置 - Google Patents

魚釣用リールのクリック音発生装置

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JPH075361U
JPH075361U JP3396293U JP3396293U JPH075361U JP H075361 U JPH075361 U JP H075361U JP 3396293 U JP3396293 U JP 3396293U JP 3396293 U JP3396293 U JP 3396293U JP H075361 U JPH075361 U JP H075361U
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click sound
fishing
click
reel
spool
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朋宏 村山
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ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、魚釣用リールのクリック音発生装
置に関し、他人の魚釣用リールとのクリック音の区別化
を図って、釣果の向上を狙った魚釣用リールのクリック
音発生装置を提供することを目的とする。 【構成】 請求項1に係る魚釣用リールのクリック音発
生装置は、釣糸の繰出しに連動して回転する回転体に、
リール本体に取り付けた鳴き爪が当接し、クリック音を
断続的に発生させる不規則な突起部を設けたものであ
り、請求項2に係る魚釣用リールのクリック音発生装置
は、釣糸を巻回するスプールに、減速機構を介してクリ
ック音発生体を連結すると共に、当該クリック音発生体
に、リール本体に取り付けた鳴き爪が当接し、クリック
音を断続的に発生させる不規則な突起部を設けたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、魚釣用リールのクリック音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚釣用リールにあっては、魚のヒットによる釣糸の繰出しに伴い、スプ ールの逆回転を釣り人に知らせるクリック音発生装置が組み込まれている。
【0003】 このクリック音発生装置としては、実開昭55−97368号公報又は実開昭 63−98072号公報に開示されるように、スプール軸にクリックギヤを固定 し、そして、リール本体に取り付けた鳴き爪を当該クリックギヤの歯に当接させ てクリック音を発生させるものが広く知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
而して、魚がヒットすると、釣糸の繰出しに伴いスプールが逆回転してクリッ ク音が発せられるが、従来、クリックギヤの歯は等ピッチに形成されているため 、発生するクリック音は規則的な連続音となる。
【0005】 然し、釣りは数人の釣り人と一緒に行うことが多く、この場合、魚がヒットし てクリック音が発生しても、従来のクリック音は同じような一定した規則的な連 続音であるため、自分のものなのか他人のものなのか区別することが難しく、合 わせのタイミングが狂って釣果に影響を来すことがあった。
【0006】 又、船釣りの場合、船のエンジン音の影響も加わって、規則的な連続音のクリ ック音が更に聞き取り難くなるといった欠点もあった。 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、他人の魚釣用リールとのクリッ ク音の区別化を図って、釣果の向上を狙った魚釣用リールのクリック音発生装置 を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る魚釣用リールのクリック音発生装 置は、釣糸の繰出しに連動して回転する回転体に、リール本体に取り付けた鳴き 爪が当接し、クリック音を断続的に発生させる不規則な突起部を設けたものであ る。
【0008】 そして、請求項2に係る魚釣用リールのクリック音発生装置は、釣糸を巻回す るスプールに、減速機構を介してクリック音発生体を連結すると共に、当該クリ ック音発生体に、リール本体に取り付けた鳴き爪が当接し、クリック音を断続的 に発生させる不規則な突起部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1に係るクリック音発生装置によれば、魚がヒットして釣糸が繰り出さ れると、これに連動して回転体が回転し、当該回転体に設けた突起部と鳴き爪と によってクリック音が断続的且つ不規則に発生する。
【0010】 又、請求項2に係るクリック音発生装置にあっては、魚がヒットしてスプール が回転すると、減速機構を介してクリック音発生体が回転するので、当該クリッ ク音発生体に設けた突起部と鳴き爪とによってクリック音が断続的且つ不規則に 発生することとなる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案の第一実施例に係るクリック音発生装置を装着した両軸受リール の一部切欠き正面図を示し、図に於て、1は両軸受リールを構成するリール本体 で、当該リール本体1は、従来と同様、所定間隔を開けて対向する左右の内側板 3,5と、両内側板3,5間を連結する複数の支柱7、そして、内側板3,5の 外側面を覆う外側板9,11とで構成されており、下部側の支柱7には、リール を釣竿(図示せず)に取り付けるための取付脚13が支柱7と直交する方向に取 り付けられている。
【0012】 そして、内側板3,5の外側面を覆う上記外側板9,11に、軸受15を介し てスプール17のスプール軸19が回転可能に支持されている。そして、外側板 11に回転可能に支持した手動ハンドル21の回転力が、外側板11内に設けた 周知の駆動歯車列及びクラッチ(いずれも図示せず)を介して当該スプール17 に伝達されるようになっている。
【0013】 又、外側板9に対向するスプール17の一側縁部には環状のフランジ17aが 形成されており、その内周には、図2の如く複数の突起23が不規則に設けられ ている。そして、外側板9の内側に、当該各突起23に当接する鳴き爪25が取 り付けられている。
【0014】 鳴き爪25は、外側板9に設けた長孔27を貫通する摘み29の挿入側端部に 揺動可能に止め輪31で抜け止めされており、摘み29を上方へ操作することに よって図2の如く鳴き爪25が突起23に当接し、又、摘み29を下方へ操作す ることによって鳴き爪25が突起23から離間するようになっている。そして、 図2に示すように外側板9には、略C字状の弾性保持部材33が取り付けられて おり、摘み29を上方へ操作したとき、当該弾性保持部材33によって鳴き爪2 5が突起23に当接状態に保持され、又、摘み29を下方へ操作すると、当該弾 性保持部材33によって鳴き爪25が突起23から離間状態に保持されるように なっている。
【0015】 その他、図2中、35は釣糸である。 本実施例に係るクリック音発生装置を備えた両軸受リールはこのように構成さ れているから、釣りを行うには、先ず、摘み29の操作で図2の一点鎖線で示す ように鳴き爪25を突起23から離間させて、釣糸35をスプール17から繰り 出せばよい。そして、仕掛けが一定の深さまで繰り出されたところで釣糸35の 繰出しを止めて摘み29を操作し、鳴き爪25を突起23に当接させておく。
【0016】 而して、この状態で魚がヒットすると、釣糸35の繰出しに伴いスプール17 が繰出し方向に回転するので、当該スプール17のフランジ17aに設けた突起 23と鳴き爪25とによってクリック音が発生する。
【0017】 そして、このクリック音は、従来の同じような一定した規則的なクリック音と 異なり断続的且つ不規則な音であるから、たとえ数人の釣り人と一緒に釣りを行 っていても、従来に比し釣り人はそのクリック音が自分のものなのか他人のもの なのかを確実に区別することができ、又、船釣りの場合の如く船のエンジン音の 影響があってもクリック音が聞き取り難いといったこともなく、その結果、釣り 人は合わせのタイミングを確実に掴むことが可能となるので、従来に比べ釣果が 向上することとなる。
【0018】 図3は本考案の第二実施例に係るクリック音発生装置を備えた両軸受リールの 一部切欠き正面図を示す。尚、考案部分を除く構成については上記第一実施例と 同様の構成とされているため、ここではそれらについての説明は省略し、専ら考 案部分について説明する。そして、第一実施例と同一のものは同一符号を以って 表示する。
【0019】 図3に於て、37は内側板3の外側面を覆う外側板で、上記第一実施例と同様 、当該外側板37と外側板11の間にスプール39のスプール軸41が軸受15 を介して回転可能に支持されており、外側板11に回転可能に支持した手動ハン ドル21の回転力が、外側板11内に設けた周知の駆動歯車列及びクラッチ(い ずれも図示せず)を介してスプール39に伝達されるようになっている。
【0020】 そして、外側板37とスプール39との間のスプール軸41には、図4に示す ように複数の突起43が外周に不規則に設けられた略円盤状の回転プレート45 が取り付けられ、そして、外側板37の内側に、当該各突起43に当接する鳴き 爪25が取り付けられている。
【0021】 鳴き爪25は、外側板37に設けた長孔27を貫通する摘み29の挿入側端部 に揺動可能に止め輪31で抜け止めされてスプール軸41方向へ配置されており 、摘み29をスプール軸41方向へ操作することによって図4の如く鳴き爪25 が突起43に当接し、又、摘み29を逆方向へ操作することによって鳴き爪25 が突起43から離間するようになっている。そして、図4に示すように外側板3 7には、略C字状の弾性保持部材47がスプール軸41を中心として取り付けら れており、摘み29をスプール軸41方向へ操作したとき、当該弾性保持部材4 7によって鳴き爪25が突起43に当接状態に保持され、又、摘み29を逆方向 へ操作すると、当該弾性保持部材47によって鳴き爪25が突起43から離間状 態に保持されるようになっている。
【0022】 本実施例に係るクリック音発生装置を備えた両軸受リールはこのように構成さ れているから、釣りを行うには、先ず、摘み29の操作で図4の一点鎖線で示す ように鳴き爪25を突起43から離間させて、釣糸35をスプール39から繰り 出せばよい。そして、仕掛けが一定の深さまで繰り出されたところで釣糸35の 繰出しを止めて摘み29を操作し、鳴き爪25を突起43に当接させておく。
【0023】 而して、この状態で魚がヒットすると、釣糸35の繰出しに伴いスプール39 が繰出し方向に回転するので、スプール軸41に固着した回転プレート45の突 起43と鳴き爪25とによってクリック音が発生する。
【0024】 そして、このクリック音も、第一実施例に於けるクリック音発生装置のクリッ ク音と同様、断続的且つ不規則な音であるから、たとえ数人の釣り人と一緒に釣 りを行っていても、釣り人はそのクリック音が自分のものなのか他人のものなの かを確実に区別することができ、又、船釣りの場合の如く船のエンジン音の影響 があってもクリック音が聞き取り難いといったこともない。
【0025】 従って、本実施例によっても、上記第一実施例と同様、所期の目的を達成する ことが可能である。 図5は本考案の第三実施例に係るクリック音発生装置を備えた両軸受リールの 一部切欠き平面図を示し、図に於て、49は両軸受リールを構成するリール本体 で、当該リール本体49も、上記リール本体1と同様、所定間隔を開けて対向す る左右の内側板51,53と、両内側板51,53間を連結する複数の支柱55 、そして、内側板51,53の外側面を覆う外側板57,59とで構成されてお り、下部側の支柱55には、リールを釣竿(図示せず)に取り付けるための取付 脚61が支柱55と直交する方向に取り付けられている。
【0026】 又、両外側板57,59には軸受63を介してスプール65のスプール軸67 が回転可能に支持されており、外側板59に回転可能に支持した手動ハンドル6 9の回転力が、外側板59内に設けた周知の駆動歯車列71及びクラッチ73を 介してスプール65に伝達されるようになっている。
【0027】 そして、外側板57内には、オルゴール構造からなる本実施例のクリック音発 生装置75が、ギヤ減速機構77を介してスプール65のスプール軸67と連結 されている。
【0028】 クリック音発生装置75は、一枚の鋼板を加工して櫛状にし、夫々の弁79a が適正な発音をするように調整された振動板からなる鳴き爪79と、複数本の針 (突起部)81を不規則に植え付けた円筒形のドラムからなるクリック音発生体 83とで構成されており、図6に示すようにクリック音発生体83の回転で針8 1が弁79aを弾くことによってクリック音が発生するようになっている。
【0029】 クリック音発生体83を回転させるギヤ減速機構77は、スプール軸67に固 着したギヤ77aと、これに順次噛合する2枚のギヤ77b、77cで構成され ている。そして、図6に示すように、ギヤ77cと一体に回転する治具85とク リック音発生体83との間には周知の一方向クラッチ87が介在されており、釣 糸88の繰出しでスプール65が繰出し方向(図7中、矢印A方向)へ回転する と、ギヤ減速機構77を介してクリック音発生体83が減速回転し、又、スプー ル65が巻取り方向に回転すると、一方向クラッチ87の働きでクリック音発生 体83は回転しないようになっている。
【0030】 一方、図5及び図6に示すように鳴き爪79には、クリック音発生体83方向 へ長孔89が設けられており、当該長孔89を介して鳴き爪79が外側板57に スライド可能にねじ止めされている。そして、図7に示すように鳴き爪79の上 部に設けた治具91には、外側板57に装着されたレバー93の偏心ピン95が 係合する長孔97が設けられており、当該レバー93の回転操作で図7の如く鳴 き爪79が針81に当接し、又、図8の如く鳴き爪79が針81から離間するよ うになっている。
【0031】 本実施例に係るクリック音発生装置75を備えた両軸受リールはこのように構 成されているから、釣りを行うには、先ず、レバー93の操作で図8の如く鳴き 爪79を針81から離間させて、釣糸88をスプール65から繰り出せばよい。 そして、仕掛けが一定の深さまで繰り出されたところで釣糸88の繰出しを止め 、図7の如くレバー93を操作して鳴き爪79を針81に当接させればよい。
【0032】 而して、この状態で魚がヒットすると、釣糸88の繰出しに伴いスプール65 が繰出し方向に回転するので、ギヤ減速機構77を介してクリック音発生体83 が回転し、針81が弁79aを弾いてクリック音が発生する。
【0033】 そして、このクリック音は、従来の同じような一定した規則的なクリック音と 異なり断続的且つ不規則なオルゴール音であるから、両軸受リールの製造に当た り、クリック音発生体83への針81の植付位置を適宜変化させておけば、たと え数人の釣り人と一緒に釣りを行っていても、釣り人はそのクリック音が自分の ものなのか他人のものなのかを確実に区別することができ、又、船釣りの場合の 如く船のエンジン音の影響があってもクリック音が聞き取り難いといったことも ない。
【0034】 従って、本実施例によっても、上記各実施例と同様、釣り人は合わせのタイミ ングを確実に掴むことが可能となるので、従来に比し釣果が向上する。 又、本実施例では、ギヤ減速機構77をスプール65とクリック音発生装置7 9との間に装着したため、急激な釣糸88の繰出しに伴うスプール65の繰出し 回転状態であっても、上記各実施例に比し釣り人に聞き易いクリック音を発生さ せることができる利点を有する。
【0035】 図9は本考案の第四実施例に係るクリック音発生装置を備えたスピニングリー ルの一部切欠き側面図を示し、図中、99は取付脚101を有するリール本体、 103はリール本体99の前部にフライヤ軸105により回転可能に取り付けた 周知のロータ、そして、107はロータ103にアームレバー109を介して取 り付けたベール、111はリール本体99に取り付けた手動ハンドルで、当該手 動ハンドル111と上記フライヤ軸105の間はリール本体99に内蔵した周知 の駆動歯車列113により連結されており、手動ハンドル111を回すことによ ってロータ103及びベール107を釣糸巻取り方向へ回転できるようになって いる。
【0036】 又、115は上記フライヤ軸105と同心にして回転不能且つ軸方向へ往復動 可能に支持されたスプール軸で、当該スプール軸115のロータ103側の突出 端側には、釣糸117を巻回するスプール119がスプール軸115の軸回り方 向へ回転可能に取り付けられている。そして、当該スプール119の前面側のス プール軸挿通部分には、スプール119にドラグ力を付与する周知のドラグ装置 121が装着されている。
【0037】 而して、本実施例に於けるスピニングリールは、上述した従来構造に加えて、 スプール119内に、上記クリック音発生装置75と同様なオルゴール構造から なるクリック音発生装置123をギヤ減速機構125を介して装着したものであ る。
【0038】 図10及び図11に示すようにギヤ減速機構125は、スプール119の一端 に刻設された太陽歯車127と、スプール軸115が挿通する環状の支持部材1 29に取り付き当該太陽歯車127と噛合する4つの遊星歯車131、そして、 スプール軸115に固定されて当該遊星歯車131と噛合する内歯歯車133と で構成されており、魚のヒットで釣糸117が繰り出されてスプール119が繰 出し方向へ回転すると、太陽歯車127に噛合する遊星歯車131が自転し乍ら 公転して上記支持部材129が同方向へ回転するようになっている。そして、ス プール119の回転に連動して斯様に回転する支持部材129に、クリック音発 生体として機能するクリック音発生装置123のキャリィ135が連結されてい る。
【0039】 キャリィ135はスプール軸115が中央を挿通するドラムで、上記支持部材 129に連結される大径部135aと、図10及び図12に示すように複数本の 針(突起部)81が外周面に不規則に植え付けられた円筒形の小径部135bと で構成されている。そして、スプール軸115には上記針81に当接する鳴き爪 79が支持部材137を介して取り付けられており、スプール119の回転でキ ャリィ135が回転すると、針81が弁79aを弾いてクリック音が発生するよ うになっている。
【0040】 本実施例に係るクリック音発生装置123を備えたスピニングリールはこのよ うに構成されているから、魚がヒットすると、釣糸117が繰り出されてスプー ル119が回転する。そして、これに伴い太陽歯車127に噛合する遊星歯車1 31が自転し乍ら公転して支持部材129,キャリィ135が同方向に回転する ので、当該キャリィ135の小径部135bに植え付けた針81が弁79aを弾 くことによってクリック音が発生する。
【0041】 そして、このクリック音は、第三実施例のクリック音発生装置75のクリック 音と同様、断続的且つ不規則なオルゴール音であるから、スピニングリールの製 造に当たり、キャリィ135への針81の植付位置を適宜変化させておけば、た とえ数人の釣り人と一緒に釣りを行っていても、釣り人はそのクリック音が自分 のものなのか他人のものなのかを確実に区別することができ、又、船釣りの場合 の如く船のエンジン音の影響があってもクリック音が聞き取り難いといったこと もない。
【0042】 従って、本実施例によっても、上記各実施例と同様、所期の目的を達成するこ とが可能であることは勿論、ギヤ減速機構125をスプール119とクリック音 発生装置123との間に装着したため、急激な釣糸117の繰出しに伴うスプー ル119の繰出し回転状態であっても、釣り人に聞き易いクリック音が発生でき る利点を有する。
【0043】
【考案の効果】
以上述べたように、各請求項に係るクリック音発生装置のクリック音は、従来 の同じような一定した規則的なクリック音と異なり断続的且つ不規則な音である から、本考案によれば、たとえ数人の釣り人と一緒に釣りを行っていても、釣り 人はそのクリック音が自分のものなのか他人のものなのかを確実に区別すること ができ、又、船釣りの場合の如く船のエンジン音の影響があってもクリック音が 聞き取り難いといったこともない。
【0044】 従って、釣り人は合わせのタイミングを確実に掴むことが可能となり、釣果が 向上する。 又、請求項2に係るクリック音発生装置によれば、上記効果に加え、急激な釣 糸の繰出しに伴うスプールの繰出し回転状態であっても、釣り人に聞きやすいク リック音を発生させることができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係るクリック音発生装置
を備えた両軸受リールの一部切欠き正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本考案の第二実施例に係るクリック音発生装置
を備えた両軸受リールの一部切欠き正面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本考案の第三実施例に係るクリック音発生装置
を備えた両軸受リールの一部切欠き平面図である。
【図6】図5に示すクリック音発生装置の要部拡大側面
図である。
【図7】図5に示す両軸受リールの断面図である。
【図8】図5に示す両軸受リールの一部断面図である。
【図9】本考案の第四実施例に係るクリック音発生装置
を備えたスピニングリールの一部切欠き側面図である。
【図10】クリック音発生装置の要部拡大断面図であ
る。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】図10のXII − XII線断面図である。
【符号の説明】
1,49,99 リール本体 17,39,65,119 スプール 19,41,67,115 スプール軸 23,43 突起 25,79 鳴き爪 45 回転プレート 75,123 クリック音発生装置 77,125 ギヤ減速機構 83 クリック音発生体 93 レバー 103 ロータ 121 ドラグ装置 127 太陽歯車 131 遊星歯車 133 内歯歯車 135 キャリィ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣糸の繰出しに連動して回転する回転体
    に、リール本体に取り付けた鳴き爪が当接し、クリック
    音を断続的に発生させる不規則な突起部を設けたことを
    特徴とする魚釣用リールのクリック音発生装置。
  2. 【請求項2】 釣糸を巻回するスプールに、減速機構を
    介してクリック音発生体を連結すると共に、当該クリッ
    ク音発生体に、リール本体に取り付けた鳴き爪が当接
    し、クリック音を断続的に発生させる不規則な突起部を
    設けたことを特徴とする魚釣用リールのクリック音発生
    装置。
JP3396293U 1993-06-23 1993-06-23 魚釣用リールのクリック音発生装置 Pending JPH075361U (ja)

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