JPH0753555A - テトラゾール誘導体、その製造法およびそれを含んでなる医薬 - Google Patents
テトラゾール誘導体、その製造法およびそれを含んでなる医薬Info
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- JPH0753555A JPH0753555A JP12128894A JP12128894A JPH0753555A JP H0753555 A JPH0753555 A JP H0753555A JP 12128894 A JP12128894 A JP 12128894A JP 12128894 A JP12128894 A JP 12128894A JP H0753555 A JPH0753555 A JP H0753555A
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Abstract
を有する新規テトラゾール誘導体を提供する。 【構成】一般式 【化1】 〔式中、n は 1 から 3 の整数を、Aは置換基を有して
いてもよい複素環残基を示す。Yは二価の炭化水素残基
を、XはCHまたはNを示す。〕で表されるテトラゾー
ル誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩。
Description
作用を有する新規テトラゾール誘導体およびそれを含ん
でなる糖尿病治療剤および高脂血症治療剤に関するもの
であり、医薬の分野において用いられるものである。
のビグアナイド系化合物およびスルホニルウレア系化合
物が用いられてきた。しかし、ビグアナイド系化合物は
乳酸アシド−シスを引き起こすため現在ほとんど用いら
れておらず、またスルホニルウレア系化合物は強力な血
糖低下作用を有するが、しばしば重篤な低血糖を引き起
こし、使用上の注意が必要である。また5位に置換基を
有するテトラゾール誘導体も知られており、たとえば、
ジャーナル オブ メディシナル ケミストリー(Journ
al of Medicinal Chemistry),35巻,944頁(19
92年)には、一連の5−置換テトラゾール誘導体が血
糖低下作用を有することが記載されている。しかし、こ
れらの化合物は活性の点で十分とは言えない。
い血糖及び血中脂質低下作用を有する5−置換テトラゾ
ール誘導体について種々検討を加えた結果、5位置換基
中に置換基を有していてもよい複素環残基を有するアル
コキシ基で置換されたフェニル基またはピリジル基を導
入することにより活性が著しく増強されることを見いだ
し、本発明を完成した。すなわち、本発明は (1) 一般式 (I)
いてもよい複素環残基を示す。Yは二価の炭化水素残基
を、XはCHまたはNを示す。〕で表されるテトラゾー
ル誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩。 (2) 一般式 (I)で表されるテトラゾール誘導体またはそ
の薬理学的に許容しうる塩を有効成分として含有してな
る糖尿病または高脂血症治療剤。 (3) 一般式 (II)
合物と金属アジド化合物とを反応させることを特徴とす
る一般式 (I)で表されるテトラゾール誘導体の製造法に
関する。
いてベンゼン環またはピリジン環に置換する−Y−はA
−(CH2)n−O−の置換位置とパラ位に置換しているも
のが好ましい。前記一般式 (I) および (II) 中、A で
表される複素環残基としては、1) 5員環であり、2) 環
を構成する原子として少なくとも1個の窒素原子を有す
る複素環残基(含窒素複素環残基)であり、かつ3) 環
は不飽和結合を有する芳香環であのものが好ましく、4)
環構成原子として2個以上の窒素原子を有していても
よく、また窒素の他酸素原子、イオウ原子などの異項原
子を有していてもよく、5) 環上の任意の位置に置換基
を有していても良い。該 A で示される複素環残基の具
体例としては、例えばピロリル(2−ピロリル)、ピラ
ゾリル(3−ピラゾリル)、イミダゾリル(2−イミダ
ゾリル,4−イミダゾリル),トリアゾリル(1,2,
3−トリアゾール−4−イル,1,2,4−トリアゾー
ル−3−イル),テトラゾリル,オキサゾリル(2−オ
キサゾリル,4−オキサゾリル),チアゾリル(2−チ
アゾリル,4−チアゾリル)などが挙げられる。これら
の複素環残基は、環の任意の位置に1個以上の置換基を
有していてもよく、該置換基としては炭化水素残基、複
素環基またはアミノ基があげられ、これらはさらに置換
基を有していてもよい。
残基、脂環族炭化水素残基、脂環族−脂肪族炭化水素残
基、芳香脂肪族炭化水素残基、芳香族炭化水素残基が挙
げられる。該脂肪族炭化水素残基としては、たとえばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、sec.-ブチル、t.-ブチル、ペンチル、イソペン
チル、ネオペンチル、t.-ペンチル、ヘキシル、イソヘ
キシル、ヘプチル、オクチルなど炭素数1〜8の飽和脂
肪族炭化水素残基、好ましくは炭素数1〜4のもの、お
よびたとえばエテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、
1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、2-メチル-1-プ
ロペニル、1-ペンテニル、2ーペンテニル、3-ペンテニ
ル、4-ペンテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-ヘキセニ
ル、3-ヘキセニル、2,4-ヘキサジエニル、5-ヘキセニ
ル、1-ヘプテニル、1-オクテニル、エチニル、1-プロピ
ニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチ
ニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-
ペンチニル、1-ヘキシニル、3-ヘキシニル、2,4-ヘキサ
ジイニル、5-ヘキシニル、1-ヘプチニル、1-オクチニル
など炭素数2〜8の不飽和脂肪族炭化水素残基、好まし
くは炭素数2〜4のものがあげられる。該脂環族炭化水
素残基としては、たとえばシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
など炭素数3〜7の飽和脂環族炭化水素残基、好ましく
は炭素数5または6のもの、および 1-シクロペンテニ
ル、2-シクロペンテニル、3-シクロペンテニル、1-シク
ロヘキセニル、2-シクロヘキセニル、3-シクロヘキセニ
ル、1-シクロヘプテニル、2-シクロヘプテニル、3-シク
ロヘプテニル、2,4-シクロヘプタジエニルなど炭素数5
〜7の不飽和脂環族炭化水素残基、好ましくは炭素数5
または6のものがあげられる。脂環族−脂肪族炭化水素
残基としては上記脂環族炭化水素残基と脂肪族炭化水素
残基とが結合したもののうち、炭素数4〜9のもの、た
とえばシクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、
シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、2-シクロ
ペンテニルメチル、3-シクロペンテニルメチル、シクロ
ヘキシルメチル、2-シクロヘキセニルメチル、3-シクロ
ヘキセニルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキ
シルプロピル、シクロヘプチルメチル、シクロヘプチル
エチルなどがあげられる。上記芳香脂肪族炭化水素残基
としては、たとえばベンジル、フェネチル、1-フェニル
エチル、3-フェニルプロピル、2-フェニルプロピル、1-
フェニルプロピルなど炭素数7〜9のフェニルアルキ
ル、α-ナフチルメチル、α-ナフチルエチル、β-ナフ
チルメチル、β-ナフチルエチルなど炭素数11〜13
のナフチルアルキルがあげられる。芳香族炭化水素残基
としては、たとえばフェニル、ナフチル(α-ナフチ
ル,β-ナフチル)などが挙げられる。
以外に N, O, S から選ばれた1〜3個を含む5または
6員環であって炭素を介して結合する基であり、その具
体例としてはたとえばチエニル(2−チエニル、3−チ
エニル)、フリル(2−フリル、3−フリル)、ピリジ
ル(2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、チ
アゾリル(2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チア
ゾリル)、オキサゾリル(2−オキサゾリル、4−オキ
サゾリル、5−オキサゾリル)、イミダゾリル(2−イ
ミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル)、
ピリミジニル(2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、
5−ピリミジニル、6−ピリミジニル)、ピラジニル、
ピリダジニル(3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、
5−ピリダジニル、6−ピリダジニルなどの不飽和のも
の、ピペリジニル(2−ピペリジニル、3−ピペリジニ
ル、4−ピペリジニル)、ピロリジニル(2−ピロリジ
ニル、3−ピロリジニル)、モルホリニル(2−モルホ
リニル、3−モルホリニル)、テトラヒドロフリル(2
−テトラヒドロフリル、3−テトラヒドロフリル)など
の飽和のものがあげられる。該アミノ基は置換されてい
てもよく、置換されたアミノ基としては、N−モノ置換
アミノ基およびN,N−ジ置換アミノ基が挙げられる。
「N−モノ置換アミノ基」とは、置換基1個を有するア
ミノ基を意味し、該置換基の例としては、例えば低級ア
ルキル基(例、メチル,エチル,プロピル,ブチル,i
−ブチル,t−ブチルなど炭素数1〜4のもの)、シク
ロアルキル基(例、シクロペンチル,シクロヘキシルな
ど炭素数3〜7のもの)、アリール基(例、フェニル,
ナフチルなど)、芳香族複素環基(例、ピリジル,チエ
ニル,フリル,オキサゾリル,チアゾリルなど)、非芳
香族複素環基(例、ピペリジニル,ピロリジニル,モル
ホリニルなど)、アラルキル基(例、ベンジル,フェネ
チルなど)、アシル基(例、アセチル,プロピオニルな
ど)、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基
(例、N−メチルカルバモイル,N−エチルカルバモイ
ル,N−プロピルカルバモイルなど)、N,N−ジ置換
カルバモイル基(例、N,N−ジメチルカルバモイル,
N−メチル−N−エチルカルバモイル,N,N−ジエチ
ルカルバモイルなど)、低級アルコキシカルボニル基
(例、メトキシカルボニル,エトキシカルボニル,プロ
ポキシカルボニルなど炭素数2〜5のもの)、ヒドロキ
シル基、低級アルコキシ基(例、メトキシ,エトキシ,
プロポキシ,ブトキシなど炭素数1〜4のもの)、アラ
ルキルオキシ基(例、ベンジルオキシ,フェネチルオキ
シ,ナフチルメチルオキシなど)などが挙げられる。
「N,N−ジ置換アミノ基」とは、置換基2個を有する
アミノ基を意味し、該置換基の一方の例としては、上記
「N−モノ置換アミノ基」における置換基と同様のもの
が挙げられ、他方の例としては、例えば低級アルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基など
が挙げられる。また2個の置換基が窒素原子と一緒にな
って環状アミノ基を形成する場合もあり、この様な環状
アミノ基の例としては、例えば1−アゼチジニル、ピロ
リジノ、ピペリジノ、モルホリノ、ピペラジノおよび4
位に低級アルキル基(例、メチル,エチル,プロピルな
ど炭素数1〜4のもの)、アラルキル基(例、ベンジ
ル,フェネチル,ナフチルメチルなど)、アリール基
(例、フェニル,4−メチルフェニル,ナフチルなど)
などを有するピペラジノなどが挙げられる。
としての炭化水素残基、複素環基は、その任意の位置に
置換基を有していてもよい。該炭化水素残基が脂環族基
を含む場合または該複素環基が飽和のものである場合、
その環上(N原子を含む)には炭素数1〜3の低級アル
キル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル)を1〜3個有していてもよい。また該炭化水素残基
が芳香族炭化水素残基を含む場合または複素環基が不飽
和のものである場合、その環上には同一または異なって
1〜4個の置換基を有していてもよく、該置換基として
してはたとえばハロゲン(フッ素、塩素、ヨウ素)、ヒ
ドロキシ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、低級
アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシなど炭素数1〜4のもの)、低
級アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチルなど炭素数1〜4のもの)、低級アルコ
キシカルボニル(例、メトキシカルボニル、エチキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニルなど炭素数2〜4のも
の)、低級アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオなど炭素数1〜3
のもの)、低級アルキルアミノ基(メチルアミノ、エチ
ルアミノ、ジメチルアミノなど炭素数1〜4のもの)な
どが挙げられる。
て2個以上の炭化水素残基を有し、かつこれらの炭化水
素残基が互いに複素環上の隣接する位置に置換している
とき、これらは互いに結合して縮合環を形成していても
よい。この場合、該2個の炭化水素残基が互いに連結し
て炭素数3〜5の飽和または不飽和の2価の鎖状炭化水
素残基を形成していることを意味する。該鎖状炭化水素
残基の具体例としては、例えば -CH2CH2CH2-, -CH2CH2C
H2CH2-, -CH2CH2CH2CH2CH2-, -CH=CHCH2-, -CH=CH-CH=C
H-, -CH=CH-CH=CH-CH2-, -CH=CH-CH2CH2CH2- などが挙
げられる。Aで示される複素環残基の中でも一般式
しRは水素原子、低級アルキル基(たとえばメチル,エ
チルなどの炭素数1〜3のもの)またはアラルキル基
(ベンジル基、フェネチルなど)を示す。〕で示される
基を、B2は窒素原子またはC−R2(R2は水素または
水酸基で置換されていてもよい低級アルキル基を示
す。)を示す。R1は水素原子またはそれぞれ置換され
ていてもよい炭化水素残基もしくは複素環残基を示す
が、R1とR2が隣接する炭素原子にそれぞれ結合してい
るとき、R1とR2は互いに結合して縮合環を形成してい
てもよい。}で表されるものが好ましい。R1 で示され
る炭化水素残基、複素環残基およびこれらの基の置換基
はAで示される複素環残基の置換基として上述した炭化
水素残基、複素環基およびそれらの基の置換基と同様で
ある。R2で示される低級アルキル基としては、たとえば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、sec.-ブチル、t-ブチル、ペンチルなど炭素
数1〜5のものが挙げられるが、炭素数1〜3のものが
好ましい。このアルキル基は任意の位置に水酸基を有し
ていてもよいが、とりわけα位が好ましい。B2がC−
R2でかつR2が水素原子であるときR1はB2で示される
炭素原子に置換していてもよい。この複素環残基は環上
の可能な原子を介して結合するが、窒素原子に隣接する
炭素原子を介して結合する基であるのが望ましい。たと
えばB1がNRでB2がC−R2である場合はB2を介して
結合する基も好ましい例である。
般式
が結合して縮合環を形成していてもよい。Bは、酸素
原子またはイオウ原子を示す。〕で示されるチアゾリル
またはオキサゾリルが好ましい。R3, R4 で表される炭
化水素残基,複素環残基およびそれらの置換基は芳香性
5員複素環残基の置換基として上述した炭化水素残基,
複素環残基およびそれらの置換基と同様である。この R
3, R4 は縮合環を形成していてもよく、この場合も芳
香性5員複素環残基がその置換基として2個の炭化水素
残基を互いに隣り合った位置に有するときに形成する縮
合環として述べたものと同様である。Xをその構成原子
とする環は、XがCHのときベンゼン環を、またXがN
のときピリジン環を示す。XはCHが好ましい。nは1
から3の整数を示すが、好ましくは1または2である。
Yで示される二価の炭化水素残基は、直鎖状または分枝
状のいずれでもよく、また飽和または不飽和のいずれで
もよい。通常炭素数1〜5のアルキレン,アルケニレン
があげられる。その例としては、たとえば、メチレン,
1,1−エチレン,1,2−エチレン,1,1−プロピ
レン,1,3−プロピレン,1−メチル−1,2−エチ
レン,1,4−ブチレンなどのアルキレン、例えば -CH
=CH-CH=CH- などのアルケニレンがあげられる。なかで
も1,3−プロピレンおよび1,4−ブチレンが好まし
い。
環に酸性窒素を、またピリジン環を有する場合は塩基性
窒素を有するため、塩基性塩、酸性塩が存在する。その
塩としては薬学的に許容される塩が好ましく、例えば無
機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸
との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げら
れる。無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナト
リウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウ
ム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;なら
びにアルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ
る。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメ
チルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'-ジベンジ
ルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。無機酸と
の塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝
酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。有機酸との
塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、
クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸などとの塩が
挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例として
は、例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩
が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、
例えばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げ
られる。本発明の化合物 (I) またはその薬理学的に許
容しうる塩は血糖低下作用を有し、毒性が低く、例え
ば、実施例1の化合物を15mg/kg,4日間マウスに経
口投与した場合、体重および肝臓重量には、コントロー
ルに対し何等変化は認められなかった。また実施例14
で製造した化合物を、100mg/kgの割合で経口投
与または50mg/kgの割合で腹腔内投与しても死亡
例は認められなかった。本発明の化合物は人を含む哺乳
動物に対して糖尿病治療剤,高脂血症治療剤として用い
ることができる。(I) は、薬学的に許容される担体と配
合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などの固形製
剤;またはシロップ剤、注射剤などの液状製剤として経
口または非経口的に投与することができる。
材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いら
れ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊
剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等
張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして配合される。また
必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤など
の製剤添加物を用いることもできる。賦形剤の好適な例
としては、例えば乳糖、白糖、D-マンニトール、デン
プン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸などが挙げられ
る。滑沢剤の好適な例としては、例えばステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイ
ドシリカなどが挙げられる。結合剤の好適な例として
は、例えば結晶セルロース、白糖、D-マンニトール、
デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン
などが挙げられる。崩壊剤の好適な例としては、例えば
デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリ
ウム、カルボキシメチルスターチナトリウムなどが挙げ
られる。溶剤の好適な例としては、例えば注射用水、ア
ルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ
油、トウモロコシ油などが挙げられる。溶解補助剤の好
適な例としては、例えばポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、D-マンニトール、安息香酸ベンジ
ル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロー
ル、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸
ナトリウムなどが挙げられる。懸濁化剤の好適な例とし
ては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシ
チン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モ
ノステアリン酸グリセリン、などの界面活性剤;例えば
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分
子などが挙げられる。等張化剤の好適な例としては、例
えば塩化ナトリウム、グリセリン、D-マンニトールな
どが挙げられる。緩衝剤の好適な例としては、例えばリ
ン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液など
が挙げられる。無痛化剤の好適な例としては、例えばベ
ンジルアルコールなどが挙げられる。防腐剤の好適な例
としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル類、クロ
ロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコ
ール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗
酸化剤の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコル
ビン酸などが挙げられる。投与方法は通常例えば錠剤、
カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含
む)、散剤、顆粒剤などとして経口的に用いられるが、
場合によっては注射剤、坐剤、ペレットなどとして非経
口的に投与できる。投与量は成人に経口投与する場合1
日 0.05 〜 10 mg/kg であり、この量を1日1回〜3回
投与するのが望ましい。
明する。 (A法)ニトリル誘導体 (II) とアジド化合物との反応
により、テトラゾール誘導体 (I) を製造する。(II) か
ら (I) への反応は、例えば、ジャーナル オブ アメ
リカン ケミカル ソサエティ(Journal of American C
hemical Society)、80巻、3908頁(1958年)
記載の方法に従い、N,N-ジメチルホルムアミド中、塩化
アンモニウムおよびナトリウムアジドとの反応で行われ
る。塩化アンモニウムおよびナトリウムアジドの使用量
は、化合物 (II) 1モルにつき1〜7モル、好ましくは
1〜5モルであり、50℃〜180℃で1〜50時間で
行われる。また、(II) から (I) への反応は、ジャーナ
ル オブ オーガニック ケミストリー(Journal of Or
ganic Chemistry)、56巻、2395頁(1991年)
記載の方法に従い、化合物 (II) をアジ化トリメチル錫
またはアジ化トリブチル錫との反応後、酸で処理するこ
とによっても行われる。このようにして得られるテトラ
ゾール誘導体およびその塩は公知の分離精製手段たとえ
ば濃縮、減圧濃縮、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラ
フィーなどにより単離精製することができる。
を、Y2は飽和の二価炭化水素残基を示し、その他の記
号は、前記と同意義を有する。〕Y1で表される二価の
不飽和結合を含む炭化水素残基としては、Yで表される
二価の炭化水素残基のうち不飽和結合を含むものを、Y
2で表される二価の飽和の炭化水素残基としては、Yで
表される二価の炭化水素残基のうち飽和のものが挙げら
れる。本法では、A法に従って製造された化合物のうち
(I-1) を還元反応に付すことにより (I-2) を製造す
る。本還元反応は、自体公知の方法で行うことができる
が、金属触媒を用いる接触還元により有利に行われる。
本接触還元は、常法に従い溶媒中、触媒の存在下、1〜
150気圧の水素雰囲気中で行われる。該溶媒として
は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、2−メトキシエタノール等のアルコール類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、クロロホルム、ジ
クロロメタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸またはこれ
らの混合溶媒が挙げられる。触媒としては、ニッケル化
合物などの金属、パラジウム、白金、ロジウムなどの遷
移金属触媒等を用いることにより有利に行われる。反応
温度は、0〜100℃、好ましくは10〜80℃、反応
時間は0.5〜50時間である。このようにして得られ
るテトラゾール誘導体およびその塩は公知の分離精製手
段たとえば濃縮、減圧濃縮、晶出、再結晶、転溶、クロ
マトグラフィーなどにより単離精製することができる。
本発明の方法において原料物質として用いられるニトリ
ル誘導体 (II) は、例えばつぎのようにして製造するこ
とができる。
Qは脱離基を示し、他の記号は前記と同意義である。〕
Zで表されるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素が挙げられる。Qで表される脱離基として
は、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子の他、メタ
ンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、p-ト
ルエンスルホニルオキシ等が挙げられる。
化合物 (V) を得、ついでアルデヒド誘導体 (VI-1) と
する製造工程は、例えば、ケミカル アンド ファーマ
シューチカル ビューレチン〔Chemical and Pharmaceu
tical Bulletin〕、39巻、1440頁(1991
年)、ジャーナル オブ メディシナル ケミストリー
〔Journal of Medicinal Chemistry〕、35巻、261
7頁(1992年)に記載の方法に従って行われる。つ
いで化合物 (VI-1) を還元反応に付すことにより、アル
コール体 (VII-1)を製造する。本還元反応は、自体公知
の方法で行うことができる。例えば、金属水素化物によ
る還元、金属水素錯化合物による還元、ジボランおよび
置換ボランによる還元、接触水素添加等が用いられる。
すなわち、この反応は化合物 (VI-1) を還元剤で処理す
ることにより行われる。還元剤としては、水素化ホウ素
アルカリ金属(例、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホ
ウ素リチウム等)、水素化リチウムアルミニウムなどの
金属水素錯化合物、水素化ナトリウムなどの金属水素化
物、有機スズ化合物(水素トリフェニルスズ等)、ニッ
ケル化合物、亜鉛化合物などの金属および金属塩、パラ
ジウム、白金、ロジウムなどの遷移金属触媒と水素とを
用いる接触還元剤およびジボランなどが挙げられる。こ
の反応は、反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で行われ
る。該溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、クロロホルム、四塩化
炭素、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、1,1,2,2-
テトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの
エーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、2-メトキシエタノールなどのアルコ
ール類、N,N-ジメチルホルムアミドなどのアミド類、あ
るいはこれらの混合溶媒などが還元剤の種類により適宜
選択して用いられる。反応温度は−20℃〜150℃,
とくに0℃〜100℃が好適であり、反応時間は、約1
〜24時間程度である。
るいはスルホニル化剤と反応させて(VIII-1) を製造す
る。かかるハロゲン化剤としては、塩酸、塩化チオニ
ル、三臭化リンなどが好んで用いられ、この場合Qが塩
素または臭素で示される (VIII-1) が生成する。本反応
は適宜の不活性溶媒(例、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロホルム、ジクロロメタンなど)中あるいは過
剰のハロゲン化剤を溶媒として−10〜80℃で行われ
る。ハロゲン化剤の使用量は、(VII-1) に対して1〜2
0モルである。スルホニル化剤としてはメタンスルホニ
ルクロリド、p-トシルクロリド、ベンゼンスルホニルク
ロリドなどが好んで用いられ、Qがそれぞれメタンスル
ホニルオキシ、p-トルエンスルホニルオキシ、ベンゼン
スルホニルオキシで示される (VIII-1) が生成する。本
反応は適宜の不活性溶媒(例、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、エチルエーテル、酢酸エチル、テトラヒドロフ
ラン、クロロホルム、ジクロロメタンなど)中、塩基
(例、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなど)の存在下に−10〜30℃で行われ
る。スルホニル化剤および塩基の使用量は、(VII-1) 1
モルに対してそれぞれ1〜2モルである。以上のように
して生成したQが塩素、臭素あるいはスルホニルオキシ
である化合物 (VIII-1) 1モルにヨウ化ナトリウムある
いはヨウ化カリウムを1〜1.5モル反応させればQが
ヨウ素である (VIII-1) を製造することもできる。この
場合反応はアセトン、メチルエチルケトン、メタノー
ル、エタノールなどの溶媒中20〜80℃で行うことが
できる。次いで (VIII-1) をシアン化カリウムまたはシ
アン化ナトリウムと反応させることにより (II-1) を製
造する。反応は通常溶媒(例、エーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、クロロホルム、ジクロロメタン、
1,2-ジクロロエタン、メタノール、エタノール、酢酸エ
チル、アセトン、2-ブタノン、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシドなど)中、0℃〜100
℃で行われ、シアン化カリウムまたはシアン化ナトリウ
ムの使用量は、(VIII-1) 1モルに対して1〜8モルで
ある。
(II-1) は公知の分離精製手段たとえば濃縮、減圧濃
縮、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどによ
り単離精製することができる。 (D法)
キル基を、qは0または1を表し、他の記号は前記と同
意義を有する。〕JまたはR5で表される低級アルキル基
としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチルなど炭素数1〜4のものが挙げられる。
アノメチルホスホン酸エステル誘導体 (IX) と反応させ
て不飽和ニトリル誘導体 (II-2) を製造する。(VI-2)
と (IX) の反応は、常法に従い塩基の存在下適宜の溶媒
中で行われる。該溶媒としては例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、
メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコー
ル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジク
ロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン及び
これらの混合溶媒があげられる。該塩基としては水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属塩、ピ
リジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン
等のアミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなど
の金属水素化物、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメ
トキシド、カリウムt−ブトキシド等が挙げられ、これ
ら塩基の使用量は化合物 (VI-2) に対し1〜5モル程度
が好ましい。化合物 (IX) の使用量は、化合物 (VI-2)
に対し1〜5モル、好ましくは1〜3モル程度である。
本反応は通常−50゜C〜150゜C、好ましくは約−
10゜C〜100゜Cで行われる。反応時間は、0.5
〜30時間である。このようにして製造された化合物
(II-2) は還元反応に付すことにより、化合物 (II-3)
を製造する。本還元反応は、B法と同様にして行われ
る。このようにして得られるニトリル誘導体は公知の分
離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再
結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製す
ることができる。
キル基を、qは0または1を表し、他の記号は前記と同
意義を有する。〕R6 および R7 で表される低級アルキ
ル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチルなど炭素数1〜4のものが挙げられ
る。
導体 (VI-3) をホスホノ酢酸誘導体またはγ−ホスホノ
クロトン酸誘導体 (X) と反応させて不飽和エステル誘
導体(XI) を製造する。(VI-3) と (X) の反応は、D法
の化合物 (VI-2) と (IX) との反応と同様にして行われ
る。ついで化合物 (XI) を還元反応に付し、アルコール
誘導体 (VII-2) を製造する。本還元反応は、自体公知
の方法で行うことができる。例えば、金属水素化物によ
る還元、金属水素錯化合物による還元、ジボランおよび
置換ボランによる還元等が用いられる。すなわち、この
反応は化合物 (XI) を還元剤で処理することにより行わ
れる。還元剤としては、水素化ホウ素アルカリ金属
(例、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム
等)、水素化リチウムアルミニウムなどの金属水素錯化
合物およびジボランなどが挙げられるが、水素化ジイソ
ブチルアルミニウムを用いることにより有利に行われ
る。この反応は、反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で
行われる。該溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、1,
1,2,2-テトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、などのエーテル類、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、2-メトキシエタノールな
どのアルコール類、N,N-ジメチルホルムアミドなどのア
ミド類、あるいはこれらの混合溶媒などが還元剤の種類
により適宜選択して用いられる。反応温度は−20℃〜
150℃,とくに0℃〜100℃が好適であり、反応時
間は、約1〜24時間程度である。ついで化合物 (VII-
2) を還元反応に付すことにより、化合物 (VII-3) を製
造する。本還元反応は、B法と同様にして行われる。化
合物 (VII-3) は、C法の化合物 (VII-1) から (VIII-
1)へ、さらに (II-1) に導く方法と同様に処理して、ニ
トリル誘導体 (II-4) を製造する。このようにして得ら
れるニトリル誘導体は公知の分離精製手段例えば濃縮、
減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグ
ラフィーなどにより単離精製することができる。D法及
びE法に用いられるピリジンアルデヒド誘導体(VI-4)
は、例えばF法に従って製造することができる。
他の記号は前記と同意義を有する。〕
ン(XII)をアルコール誘導体 (III)と反応させて化合物
(XIII) を製造する。(XII) と (III) の反応は、常法に
従い塩基の存在下適宜の溶媒中で行われる。該溶媒とし
ては例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキ
シエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、クロロホルム、ジクロロ
メタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テ
トラクロロエタン及びこれらの混合溶媒があげられる。
該塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなど
のアルカリ金属塩、ピリジン、トリエチルアミン、N,
N−ジメチルアニリン等のアミン類、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウムなどの金属水素化物、カリウムt−
ブトキシド等が挙げられ、これら塩基の使用量は化合物
(III) に対し1〜5モル程度が好ましい。本反応は通
常−50℃〜150℃、好ましくは約−10℃〜100
℃で行われる。反応時間は、0.5〜30時間である。
ついで化合物 (XIII) を還元反応に付し、アミン誘導体
(XIV-1) を製造する。本還元反応は、自体公知の方法
で行うことができるが、金属触媒を用いる接触還元によ
り有利に行われる。本接触還元は、常法に従い溶媒中、
触媒の存在下、1〜150気圧の水素雰囲気中で行われ
る。該溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール、2−メトキシエタノール等
のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、エチルエーテル、イソプロピルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、
クロロホルム、ジクロロメタン、1,1,2,2−テト
ラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸またはこれらの混合溶媒が挙げられる。触媒と
しては、ニッケル化合物、などの金属、パラジウム、白
金、ロジウムなどの遷移金属触媒等を用いることにより
有利に行われる。反応温度は、0〜100℃、好ましく
は10〜80℃、反応時間は0.5〜50時間である。
ついで化合物(XIV-1) を自体公知のサンドマイヤー反応
に付し、ハロゲン誘導体 (XV) を製造する。本反応で
は、まず化合物 (XIV-1) を溶媒中塩酸、臭化水素酸ま
たはヨウ化水素酸の存在下、亜硝酸ナトリウム(NaNO2)
水溶液を滴下することによりジアゾ化し、ついでハロゲ
ン化ナトリウムまたはハロゲン化カリウム水溶液と反応
させ、化合物 (XV) を製造する。該溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、2−メトキシエタノール等のアルコール類、アセト
ン、2-ブタノン、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の
エーテル類あるいはこれらの混合溶媒が挙げられる。反
応温度は、−80℃〜100℃、好ましくは−50〜6
0℃、反応時間は0.5〜50時間である。ついで化合
物 (XV) をブチルリチウム、sec.-ブチルリチウム、ter
t.-ブチルリチウム、メチルリチウム、フェニルリチウ
ム等で処理して、リチオ化合物とした後、またはフェニ
ルマグネシウムブロミドで処理した後、N,N-ジメチルホ
ルムアミド(DMF) と反応させて化合物 (VI-4) を製造す
る。
たは COOR7 を示し、他の記号は前記と同意義を有す
る。〕。
反応は、ジャーナル オブ メディシナル ケミストリ
ー(Journal of Medicinal Chemistry)、35 巻、2617 頁
(1992 年)記載の方法に従って行われる。すなわち、化
合物(XIV-2)をハロゲン化水素酸 (HZ') の存在下にジア
ゾ化し、さらにアクリル酸エステル(CH2=CHCOOR7)また
はアクリロニトリル(CH2=CHCN)とを銅触媒(例、酸化第
一銅、酸化第二銅、塩化第一銅、塩化第二銅、臭化第一
銅,臭化第二銅など)の存在下に反応させるいわゆる
メ−ルワイン アリレイション(Meerwein arylation)反
応により行われる。ついで化合物 (XVI-1) を脱ハロゲ
ン化水素反応に付し化合物 (II-5) を製造する。本脱ハ
ロゲン化水素反応は、適宜の溶媒中、塩基の存在下に行
われる。該溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタノ
ール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、
酢酸エチル、アセトニトリル、ピリジン、N,N-ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、クロロホルム、
ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、1,1,2,2-テトラ
クロロエタン、アセトン、2-ブタノン及びこれらの混合
溶媒があげられる。該塩基としては、たとえばアルカリ
金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなど)、アルカリ土類金属水酸化物(たとえば水酸
化マグネシウム、水酸化カルシウムなど)、アルカリ金
属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムな
ど)、アルカリ土類金属炭酸塩(たとえば炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウムなど)、アルカリ金属重炭酸塩
(重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムなど)、アルカリ
金属酢酸塩(たとえば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム
等)などの無機塩基、トリアルキルアミン(たとえばト
リメチルアミン、トリエチルアミンなど)、ピコリン、
N-メチルピロリジン、N-メチルモルホリン、1,5-ジアザ
ビシクロ〔4,3,0〕ノン-5-エン、1,4-ジアザビシクロ
〔2,2,2〕ノン-5-エン、1,8-ジアザビシクロ〔5,4,0〕-
7-ウンデセンなどの有機塩基が挙げられる。これら塩基
の使用量は化合物 (XVI-1) に対し1〜5モル程度が好
ましい。本反応は通常−20℃〜150℃、好ましくは
約−10℃〜120℃で行われる。
α-ハロゲノプロピオニトリル誘導体 (XVI-2) を還元反
応に付すことによりプロピオニトリル誘導体 (II-6) を
製造する。本法は、例えばB法と同様にして接触還元す
るか、あるいは亜鉛または鉄と酢酸を用いて常法により
還元することにより容易に行われる。
酸エステル誘導体を縮合して化合物 (XVII) を製造す
る。本縮合反応は、塩基の存在下溶媒中で行われる。該
溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、2-メトキシエタノール等のアル
コール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ピリジ
ン、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、酢酸が挙げられる。該塩基としては、ナトリウムア
ルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド等)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化
ナトリウム、酢酸ナトリウムやピペリジン、ピペラジ
ン、ピロリジン、モルホリン、ジエチルアミン、ジイソ
プロピルアミン等の2級アミン類が用いられる。塩基の
使用量は、化合物 (VI-2) に対して0.01〜5モル当
量、好ましくは0.05〜2モル等量である。本反応は
0〜150℃、好ましくは20〜120℃で0.5〜3
0時間かけて行われる。ついで化合物 (XVII) を還元反
応に付し、化合物 (XVIII) を製造する。本還元反応
は、それ自体公知の方法で行うことができる。例えば、
金属水素化物による還元、金属水素錯化合物による還
元、接触水素添加等が用いられる。すなわち、この反応
は化合物 (XVII) を還元剤で処理することにより行われ
る。還元剤としては、水素化ホウ素アルカリ金属(例、
水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム等)、
水素化アルミニウムリチウムなどの金属水素錯化合物、
水素化ナトリウムなどの金属水素化物、有機スズ化合物
(水素トリフェニルスズ等)、ニッケル化合物、亜鉛化
合物などの金属および金属塩、パラジウム、白金、ロジ
ウムなどの遷移金属触媒と水素とを用いる接触還元剤お
よびジボランなどが挙げられるが、なかでも水素化ホウ
素アルカリ金属(例、水素化ホウ素ナトリウム、水素化
ホウ素リチウム等)を用いることにより有利に行われ
る。この反応は、反応に影響を及ぼさない有機溶媒中で
行われる。該溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、1,
1,2,2-テトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル類、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール、2-メトキシエタノールなど
のアルコール類、N,N-ジメチルホルムアミドなどのアミ
ド類、あるいはこれらの混合溶媒などが還元剤の種類に
より適宜選択して用いられる。反応温度は−20℃〜1
50℃,とくに0℃〜100℃が好適であり、反応時間
は、約1〜24時間程度である。ついで化合物 (XVIII)
を加水分解反応に付した後、脱炭酸反応に付し化合物
(II-3) を製造する。本加水分解反応は、それ自体公知
の方法に従い含水溶媒中酸または塩基の存在下に行わ
れ、得られるカルボン酸誘導体 (XIX) は単離後または
単離することなく、脱炭酸反応に付し化合物 (II-3) を
製造する。本脱炭酸反応は、溶媒中加熱することにより
行われる。該該溶媒としては、例えば、ベンゼン、トル
エン、キシレン、などの芳香族炭化水素類、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタ
ン、1,1,2,2-テトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化
水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなどのエーテル類、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール、2-メトキシエタノール
などのアルコール類、N,N-ジメチルホルムアミドなどの
アミド類、クロロベンゼン、o-ジクロロベンゼン、ピリ
ジンあるいはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度
は50℃〜250℃,とくに70℃〜160℃が好適で
あり、反応時間は、約1〜24時間程度である。
っても製造することが出来る。 (J法)
合物(XX)と化合物(XXI)との反応によりニトリル誘
導体(II−5)を製造する。(XX)と(XXI)の反応
は、常法に従い塩基の存在下適宜の溶媒中で行われる。
該溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタノール、
エタノール、プロパノールなどのアルコール類、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、クロ
ロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、
1,1,2,2−テトラクロロエタン及びこれらの2種
以上の混合溶媒があげられる。該塩基としては水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属塩、ピリ
ジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等
のアミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの
金属水素化物、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメト
キシド、カリウムt−ブトキシド等が挙げられ、これら
塩基の使用量は化合物(III)に対し1〜5モル程度が
好ましい。本反応は通常−50℃〜150℃、好ましく
は約−10℃〜100℃で行われる。反応時間は、0.
5〜30時間である。
ず化合物(XX)と化合物(XXII)との反応によりエステ
ル誘導体(XXIII)を製造する。本反応は、J法におけ
る化合物(XX)と化合物(XXI)との反応と同様にして
行われる。ついで化合物(XXIII)を、E法における化
合物(XI)から化合物(VII−2)への反応と同様に処
理してアルコール誘導体(VII−4)を製造する。化合
物(VII−4)は、E法における化合物(VII−3)から
化合物(VIII−2)への反応と同様にして化合物(VIII
−3)に導かれる。化合物(VIII−3)を、E法におけ
る化合物(VIII−2)から化合物(II−4)への反応と
同様に処理してニトリル誘導体(II−6)を製造する。
び血中脂質低下作用を有する。この点を裏づける実験デ
−タを記載する。 実験例 マウスにおける血糖および脂質低下作用 被検化合物を粉末飼料(CE−2,日本クレア)に0.
01%または0.005%の割合で混合し、KKAy-マウ
ス(9〜14週令)に自由に4日間与えた。この間、水
は自由に与えた。血液を眼窩静脈そうから採取し、血漿
中のグルコ−ス値とトリグリセライド値を酵素法によ
り、それぞれイアトロケム-GLU(A) およびイアトロ-MA7
01 TG キット(ヤトロン社)を用いて定量することによ
りそれぞれ測定した。それぞれの値は、薬物非投与群に
対する低下率(%)で表し、〔表1〕に示した。
れた血糖および血中脂質低下作用を有し、糖尿病治療
剤、高脂血症治療剤、高血圧治療薬など医薬品として有
用である。
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エタノー
ル(32.1g)のTHF(250ml)溶液に、氷冷下
油性水素化ナトリウム(60%,6.92g)を少量づ
つ加えかきまぜた。反応混合物は、室温でさらに15時
間かきまぜた後、水に注いで酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留
去した。残留する結晶をろ取、エタノールから再結晶し
て2−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリル)エトキシ〕−5−ニトロピリジン(25.4
g,49%)を得た。黄褐色結晶。融点 110.5〜
111.5℃。 参考例2 2−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)エトキシ〕−5−ニトロピリジン(13.4
g)、パラジウム炭素(5%,1.5g)および酢酸エ
チル(200ml)−メタノール(150ml)の混合物を
室温、1気圧で接触還元を行った。触媒をろ別し、ろ液
を減圧下に濃縮、残留結晶をろ取し5−アミノ−2−
〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ〕ピリジン(11.4g,93%)を得
た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。褐色結晶。
融点 107〜108℃。
4−オキサゾリル)エトキシ〕ピリジン(10.0
g)、濃塩酸(8.47ml)およびアセトン(100m
l)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(NaNO2)(2.46
g)の水(10ml)溶液を10℃以下の温度で滴下し
た。10℃で30分かきまぜた後、ヨウ化カリウム(KI)
(2.46g)の水(10ml)溶液を滴下した。反応混
合物は、さらに30〜35℃で1時間、35〜40℃で
1時間かきまぜた後減圧下に濃縮した。残留物を水に注
いで酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥
(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去し、残留油状物をシリカ
ゲルクロマトグラフィーに付した。酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,v/v)で溶出する部分より、5−ヨ−ド
−2−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリル)エトキシ〕ピリジン(7.22g,52%)を
得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色結
晶。融点 105〜106℃。 参考例4 5−ヨ−ド−2−〔2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリル)エトキシ〕ピリジン(2.5g)の
テトラヒドロフラン(40ml)溶液にn-ブチルリチウ
ムのヘキサン溶液(1.6M,4.61ml)を窒素気流
下、−65℃で滴下した。混合物を同温度で15分間か
きまぜた後、N,N−ジメチルホルムアミド(0.71
ml)を滴下した。冷却浴を除去し、さらに30分かきま
ぜた後、塩化アンモニウム飽和水溶液(6ml)を加え
た。反応混合物は、水に注いで酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留
去し、5−ホルミル−2−〔2−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕ピリジン(1.
5g,79%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶した。無色結晶。融点 99〜100℃。
リル)エトキシ〕ベンズアルデヒド(7.0g)のエタ
ノール(100ml)溶液に氷冷下、水素化ホウ素ナトリ
ウム(0.473g)を加え、室温で2時間かきまぜ
た。反応混合物に酢酸(2ml)を加えた後、氷−水に注
いで析出する結晶をろ取した。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶し、4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリル)エトキシ〕ベンジルアルコール
(6.9g,88%)を得た。無色板状晶。融点 11
2〜113℃。 参考例6 4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)エトキシ〕ベンジルアルコール(6.8g)のク
ロロホルム(100ml)溶液に塩化チオニル(3.1
g)を加え、室温で1時間かきまぜた。反応混合物を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順に洗浄、乾燥(MgS
O4)した後、溶媒を留去し、4−〔2−(5−メチル−
2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕ベンジル
クロリド(6.5g,90%)を得た。無色針状晶。融
点 93〜94℃。 参考例7 4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)エトキシ〕ベンジルクロリド(6.4g)、粉末
シアン化カリウム(4.0g)およびN,N-ジメチルホル
ムアミド(50ml)の混合物を60℃で2時間かきまぜ
た。反応混合物は水に注いで酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去
し、4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ〕ベンジルシアニド(5.2g,8
1%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。
無色針状晶。融点 109〜110℃。
メチルホスホン酸ジエチル(8.2g)のテトラヒドロ
フラン(150ml)の溶液に0℃で少量づつ加え、15
分同温度でかきまぜた。ついで、4−〔2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕ベン
ズアルデヒド(13.0g)を加え、室温で30分間か
きまぜた。反応混合物を氷−水に注いで酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)した後、溶
媒を留去し、4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリル)エトキシ〕シンナモニトリル(1
1.8g,85%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。無色針状晶。融点 112〜113℃。 参考例9〜15 参考例8と同様にして〔表2〕の化合物を得た。
s), 2.6-2.8(1H,m),2.89(2H,t,J=7Hz), 5.28(d,J=12Hz)
and 5.70(d,J=16.5Hz)(total 1H),6.88 and 6.91(tota
l 2H,each d,J=9Hz), 7.02(d,12Hz) and 7.32(d,J=16.5
Hz)(total 1H), 7.37 and 7.76(total 2H,each d,J=9H
z) 注2) 単離せず、次の反応に使用 注3) (E)体:(Z)体=5:2の混合物。 NMR(δppm in CDCl3): 2.24(3H,s), 2.38(3H,s), 2.
88(2H,t,J=7Hz),4.21 and 4.23(t,J=7Hz)(total 2H),
5.28(d,J=12Hz) and 5.71(d,J=16.5Hz)(total 1H), 6.8
9 and 6.93(total 2H, each d,J=9Hz), 7.02(d,J=12Hz)
and 7.32(d,J=16.5Hz)(total 1H), 7.37 and 7.77(tot
al 2H,each d,J=9Hz)。
リル)エトキシ〕シンナモニトリル(4.0g)、パラ
ジウム−炭素(5%,0.5g)および酢酸エチル(5
0ml)の混合物を、1気圧、室温で接触還元に付した。
触媒をろ別後、ろ液を減圧下に濃縮し、3−〔4−〔2
−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エ
トキシ〕フェニル〕プロピオニトリル(3.7g,93
%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無
色針状晶。融点 109〜110℃。 参考例17〜21 参考例16と同様にして〔表3〕の化合物を得た。
ノ酢酸トリエチル(11.2g)のテトラヒドロフラン
(200ml)の溶液に0℃で少量づつ加え、15分同温
度でかきまぜた。ついで、4−〔2−(5−メチル−2
−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕ベンズアル
デヒド(14.0g)を加え、室温で1時間かきまぜ
た。反応混合物を氷−水に注いで2N塩酸で中和し、析
出結晶をろ取した。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
し、4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ〕けい皮酸エチル(15.1g,8
8%)を得た。無色針状晶。融点 114〜115℃。 参考例23 水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液(1.
5M,67ml)を4−〔2−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリル)エトキシ〕けい皮酸エチル(1
5.0g)のトルエン(200ml)縣濁液に0℃で滴下
した。室温で2時間かきまぜた後、氷冷下に2NHCl
(200ml)を加えた。有機層は、水洗、乾燥(MgS
O4)後濃縮し、(E)−3−〔4−〔2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェ
ニル〕−2−プロペン−1−オール(12.0g,90
%)を得た。酢酸エチルから再結晶した。無色プリズム
晶。融点 127〜128℃。
−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェニル〕−2−プロ
ペン−1−オール(3.1g)、パラジウム−炭素(5
%,0.5g)および酢酸エチル(50ml)の混合物
を、1気圧、室温で接触還元に付した。触媒をろ別後、
ろ液を減圧下に濃縮し、3−〔4−〔2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェニ
ル〕プロパン−1−オール(2.8g,90%)を得
た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状
晶。融点99〜100℃。 参考例25 3−〔4−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エトキシ〕フェニル〕プロパン−1−オー
ル(2.6g)およびベンゼン(50ml)の混合物に三
臭化リン(PBr3)(2.1g)を加え、70℃で2時間か
きまぜた。反応混合物は、水に注いで酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)した後、溶
媒を留去し、3−〔4−〔2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェニル〕プロピ
ルブロミド(0.98g,32%)を得た。酢酸エチル
−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点 78〜
79℃。
4−オキサゾリル)エトキシ〕ピリジン(9.1g)、
HBr水(47%,14.2ml)およびアセトン(15
0ml)の混合物に、亜硝酸ナトリウム(NaNO2)(2.3
3g)の水(10ml)溶液を10℃以下の温度で滴下し
た。10℃で30分かきまぜた後、アクリロニトリル(C
H2=CHCN)(12.1ml)を加えた。混合物を激しくかきま
ぜながら酸化第1銅(Cu2O)(0.1g)を加えた。反応
混合物は、さらに30〜35℃で1時間かきまぜた後減
圧下に濃縮した。残留物を水に注いで濃アンモニア水で
アルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去し、残留油
状物をシリカゲルクロマトグラフィーに付した。酢酸エ
チル−ヘキサン(1:1,v/v)で溶出する部分よ
り、2−ブロモ−3−〔2−〔2−(5−メチル−2−
フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕−5−ピリジ
ル〕プロピオニトリル(6.11g,48%)を得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色結晶。融点
93〜94℃。 参考例27 2−ブロモ−3−〔2−〔2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕−5−ピリジル〕
プロピオニトリル(2.0g)、パラジウム−炭素(5
%,0.2g)およびジオキサン(30ml)の混合物
を、1気圧、室温で接触還元に付した。触媒をろ別後、
ろ液を減圧下に濃縮し、残留油状物をシリカゲルクロマ
トグラフィーに付した。酢酸エチル−ヘキサン(2:
3,v/v)で溶出する部分より、3−〔2−〔2−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
キシ〕−5−ピリジル〕プロピオニトリル(1.3g,
78%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。無色結晶。融点 105〜106℃。
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕−5−ピリジル〕
プロピオニトリル(4.5g)、臭化リチウム(LiBr)
(1.14g)、炭酸リチウム(Li2CO3)(2.17g)
および N,N-ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物
を120℃で2.5時間かきまぜた。反応混合物は、水
に注いで、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水
洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去し、(E)−3
−〔2−〔2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ〕−5−ピリジル〕アクリロニトリ
ル(3.2,89%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。淡黄色結晶。融点116〜117℃。 参考例29 4−〔2−〔2−(2−クロロルフェニル)−5−メチ
ル−4−オキサゾリル〕エトキシ〕ベンズアルデヒド
(2.0g)、シアノ酢酸エチル(0.795g)、ピ
ペリジン(0.15g)およびピリジン(30ml)の混
合物を100〜110℃で2時間かきまぜた。反応混合
物を、水に注ぎ析出した結晶をろ取、ジクロロメタン−
エタノールから再結晶し、4−〔2−〔2−(2−クロ
ロルフェニル)−5−メチル−4−オキサゾリル〕エト
キシ〕−α−シアノけい皮酸エチル(2.45g,96
%)を得た。無色針状晶。融点 120〜121℃。
ル−4−オキサゾリル〕エトキシ〕−α−シアノけい皮
酸エチル(2.25g)およびジオキサン(30ml)−
エタノール(30ml)の混合物に水素化ホウ素ナトリウ
ム(0.06g)を氷冷下に加え、同温度で1時間かき
まぜた。反応混合物を氷−水に注いで酸性化後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)後
減圧下に溶媒を留去し、残留油状物をシリカゲルクロマ
トグラフィーに付した。クロロホルム−メタノール(5
0:1,v/v)で溶出する部分より、3−〔4−〔2
−〔2−(2−クロロルフェニル)−5−メチル−4−
オキサゾリル〕エトキシ〕フェニル〕−2−シアノプロ
ピオン酸エチル(2.25g,quant.)の油状物
を得た。NMR(δ ppm in CDCl3): 1.27(3H,t,J=7Hz), 2.
39(3H,s), 3.00(2H,t,J=6.5Hz), 3.12(1H,dd,J=14&8H
z), 3.22(1H,dd,J=14&6Hz), 3.66(1H,dd,J=8&6Hz), 4.2
2(2H,q,J=7Hz), 4.24(2H,t,J=6.5Hz), 6.87(2H,d,J=9H
z), 7.17(2H,d,J=9Hz), 7.25-7.5(3H,m), 7.85-8.0(1H,
m)。 参考例31 3−〔4−〔2−〔2−(2−クロロルフェニル)−5
−メチル−4−オキサゾリル〕エトキシ〕フェニル〕−
2−シアノプロピオン酸エチル(2.24g)、1N
NaOH(15ml)およびエタノール(50ml)の混合
物を室温で1時間かきまぜた。反応混合物を、水に注ぎ
酸性化後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水
洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去し、残留結晶を
ろ取した。この結晶を、ピリジン(5ml)−o-ジクロロ
ベンゼン(50ml)に加え2時間還流下に加熱した。反
応混合物を減圧下に濃縮し、残留油状物をシリカゲルク
ロマトグラフィーに付した。クロロホルムで溶出する部
分より、3−〔4−〔2−〔2−(2−クロロルフェニ
ル)−5−メチル−4−オキサゾリル〕エトキシ〕フェ
ニル〕プロピオニトリル(1.5g,80%)を得た。
ジクロロメタン−イソプロピルエーテルから再結晶し
た。淡黄色結晶。融点 88〜89℃。
ニル−4−オキサゾリルメトキシ)けい皮酸エチルを得
た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色柱状
晶。融点 145−146℃。 参考例33 参考例23と同様にして、(E)−3−〔4−(5−メ
チル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェ
ニル〕−2−ペロペン−1−オールを得た。酢酸エチル
−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点 1
34−135℃。 参考例34 活性二酸化マンガン(MnO2)(9.0g)を(E)−3
−〔4−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ルメトキシ)フェニル〕−2−プロペン−1−オール
(3.7g)のジクロロメタン(80ml)溶液に加え、
室温で1時間かきまぜた。反応混合物は、セライト層を
通してろ過し、ろ液を減圧下に濃縮、4−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)シンナモ
アルデヒド(2.6g,70%)を得た。酢酸エチル−
ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点 11
4−115℃。
ノメチルホスホン酸ジエチル(1.3g)のテトラヒド
ロフラン(50ml)の溶液に0℃で少量ずつ加え、15
分間同温度でかきまぜた。ついで、4−(5−メチル−
2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)シンナモア
ルデヒド(2.0g)を加え、氷冷下に30分間かきま
ぜた。反応混合物は、水に注ぎ酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に濃
縮、(E,E)−5−〔4−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕−2,4−
ペンタジエンニトリル(1.5g,68%)を得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点
120−121℃。 参考例36 参考例24と同様にして、3−〔4−(5−メチル−2
−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕プ
ロパン−1−オールを得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。無色プリズム晶。融点 72−73℃。 参考例37 参考例25と同様にして、3−〔4−(5−メチル−2
−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕プ
ロピルブロミドを得た。エチルエーテル−ヘキサンから
再結晶した。無色プリズム晶。融点 80−81℃。
リルメトキシ)フェニル〕プロピルブロミド(1.5
g)、粉末シアン化カリウム(1.52g)およびN,
N−ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を80℃
で3時間かきまぜた。反応混合物は、水に注ぎ酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)
後減圧下に濃縮、4−〔4−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕ブチロニト
リル(1.2g,92%)を得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。無色針状晶。融点 73−74℃。 参考例39 参考例38と同様にして、4−〔4−〔2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェ
ニル〕ブチロニトリルを得た。エチルエーテル−ヘキサ
ンから再結晶した。無色針状晶。融点 69−70℃。 参考例40 参考例22と同様に、4−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリルメトキシ)シンナモアルデヒドとホ
スホノ酢酸トリエチルとの反応により、(E,E)−5
−〔4−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ルメトキシ)フェニル〕−2,4−ペンタジエン酸エチ
ルを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色
プリズム晶。融点 137−138℃。
チル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェ
ニル〕−2,4−ペンタジエン酸エチルを接触還元反応
に付し、5−〔4−(5−メチル−2−フェニル−4−
オキサゾリルメトキシ)フェニル〕吉草酸エチルを得
た。ヘキサンから再結晶した。無色柱状晶。融点 57
−58℃。 参考例42 5−〔4−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リルメトキシ)フェニル〕吉草酸エチル(2.55g)
のエーテル(20ml)溶液を氷点下、水素化リチウムア
ルミニウム(LiAlH4)(0.247g)のエーテル(4
0ml)懸濁液に滴下した。混合物を氷点下に15分間か
きまぜた後、水(2ml)を滴下し、不溶物をろ別、ろ液
を濃縮し5−〔4−(5−メチル−2−フェニル−4−
オキサゾリルメトキシ)フェニル〕−1−ペンタノール
(2.15g,94%)を得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶した。無色柱状晶。融点 78−79℃。 参考例43 参考例25と同様に、5−〔4−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕−1−
ペンタノールと三臭化リンとの反応で、5−〔4−(5
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)
フェニル〕ペンチルブロミドを得た。エーテル−ヘキサ
ンから再結晶した。無色針状晶。融点58−59℃。
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕ペンチ
ルブロミドとシアン化カリウムとの反応で、5−〔4−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキ
シ)フェニル〕ヘキサンニトリルを得た。エーテル−ヘ
キサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点 76−
77℃。 参考例45 4−クロロメチル−5−メチル−2−フェニルオキサゾ
ール(9.2g)、p−ヒドロキシアセトフェノン
(7.95g)、炭酸カリウム(6.73g)及びN,
N−ジメチルホルムアミド(DMF)(100ml)の混合
物を70〜80℃で2.5時間かきまぜた後、水に注い
で酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥
(MgSO4)後、溶媒を留去し4'−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)アセトフェノン
(11.6g,85%)を得た。酢酸エチル−エーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 126−12
7℃。 参考例46 参考例22と同様に、4'−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリルメトキシ)アセトフェノンとホス
ホノ酢酸トリメチルとの反応により、(E)−3−〔4
−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメト
キシ)フェニル〕−2−ブテン酸メチルを得た。酢酸エ
チル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点
125−126℃。
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−ブテン酸メチルを水素化ジイソブチルアルミ
ニウムによる還元反応に付し、(E)−3−〔4−(5
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)
フェニル〕−2−ブテン−1−オールを得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点
126−127℃。 参考例48 参考例34と同様に、(E)−3−〔4−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−ブテン−1−オールを活性二酸化マンガンに
よる酸化反応に付し、(E)−3−〔4−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−ブテン−1−アールを得た。酢酸エチル−ヘ
キサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点 94−
95℃。 参考例49 参考例35と同様に、(E)−3−〔4−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−ブテン−1−アールとシアノメチルホスホン
酸ジエチルとの反応により(E,E)−5−〔4−(5
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)
フェニル〕−2,4−ヘキサジエンニトリルを得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。
融点 134−136℃
2−フェニルオキサゾールとm−ヒドロキシベンズアル
デヒドとの反応により、3−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドを得
た。エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融点
67−68℃。 参考例51 参考例22と同様に、3−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドとホス
ホノ酢酸トリエチルとの反応により、3−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)けい皮酸
エチルを得た。エタノールから再結晶した。無色プリズ
ム晶。融点 94−95℃。 参考例52 参考例23と同様に、3−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリルメトキシ)けい皮酸エチルを水素化
ジイソブチルアルミニウムによる還元反応に付し、
(E)−3−〔3−(5−メチル−2−フェニル−4−
オキサゾリルメトキシ)フェニル〕−2−プロペン−1
−オールを得た。酢酸エチルから再結晶した。無色プリ
ズム晶。融点 120−121℃。
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−オールを活性二酸化マンガン
による酸化反応に付し、(E)−3−〔3−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−アールを得た。酢酸エチル−
ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点 10
3−104℃。 参考例54 参考例35と同様に、(E)−3−〔3−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−アールとシアノメチルホスホ
ン酸ジエチルとの反応により(E,E)−5−〔3−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキ
シ)フェニル〕−2,4−ペンタジエンニトリルを油状
物として得た。 参考例55 参考例45と同様に、2−クロロメチル−5−メチル−
4−フェニルチアゾールとp−ヒドロキシベンズアルデ
ヒドとの反応により、4−(5−メチル−4−フェニル
−2−チアゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドを得た。
酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶した。無
色プリズム晶。融点 81−82℃。
−2−チアゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドとホスホ
ノ酢酸トリメチルとの反応により、4−(5−メチル−
4−フェニル−2−チアゾリルメトキシ)けい皮酸メチ
ルを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色
プリズム晶。融点 142−143℃。 参考例57 参考例23と同様に、4−(5−メチル−4−フェニル
−2−チアゾリルメトキシ)けい皮酸メチルを水素化ジ
イソブチルアルミニウムによる還元反応に付し、(E)
−3−〔4−(5−メチル−4−フェニル−2−チアゾ
リルメトキシ)フェニル〕−2−プロペン−1−オール
を得た。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶
した。無色プリズム晶。融点 125−126℃。 参考例58 参考例34と同様に、(E)−3−〔4−(5−メチル
−4−フェニル−2−チアゾリルメトキシ)フェニル〕
−2−プロペン−1−オールを活性二酸化マンガンによ
る酸化反応に付し、(E)−3−〔4−(5−メチル−
4−フェニル−2−チアゾリルメトキシ)フェニル〕−
2−プロペン−1−アールを得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。無色プリズム晶。融点 116−1
17℃。
−4−フェニル−2−チアゾリルメトキシ)フェニル〕
−2−プロペン−1−アールとシアノメチルホスホン酸
ジエチルとの反応により(E,E)−5−〔4−(5−
メチル−4−フェニル−2−チアゾリルメトキシ)フェ
ニル〕−2,4−ペンタジエンニトリルを得た。酢酸エ
チル−エーテルから再結晶した。無色プリズム晶。融点
108−109℃。 参考例60 参考例45と同様に、2−クロロメチル−5−メチル−
4−フェニルオキサゾールとp−ヒドロキシベンズアル
デヒドとの反応により、4−(5−メチル−4−フェニ
ル−2−チアゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドを得
た。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点 90−91℃。 参考例61 参考例22と同様に、4−(5−メチル−4−フェニル
−2−オキサゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドとホス
ホノ酢酸トリメチルとの反応により、4−(5−メチル
−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)けい皮酸
メチルを得た。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから
再結晶した。無色プリズム晶。融点 109−110
℃。
−2−オキサゾリルメトキシ)けい皮酸メチルを水素化
ジイソブチルアルミニウムによる還元反応に付し、
(E)−3−〔4−(5−メチル−4−フェニル−2−
オキサゾリルメトキシ)フェニル〕−2−プロペン−1
−オールを得た。クロロホルム−イソプロピルエーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 154−15
5℃。 参考例63 参考例34と同様に、(E)−3−〔4−(5−メチル
−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−オールを活性二酸化マンガン
による酸化反応に付し、(E)−3−〔4−(5−メチ
ル−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−アールを得た。クロロホルム
−エーテルから再結晶した。無色プリズム晶。融点 1
44−146℃。 参考例64 参考例35と同様に、(E)−3−〔4−(5−メチル
−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−アールとシアノメチルホスホ
ン酸ジエチルとの反応により(E,E)−5−〔4−
(5−メチル−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキ
シ)フェニル〕−2,4−ペンタジエンニトリルを得
た。ついで参考例16と同様に、(E,E)−5−〔4
−(5−メチル−4−フェニル−2−オキサゾリルメト
キシ)フェニル〕−2,4−ペンタジエンニトリルを接
触還元反応に付し、5−〔4−(5−メチル−4−フェ
ニル−2−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕吉草酸ニ
トリルを得た。酢酸エチル−エーテル−ヘキサンから再
結晶した。無色プリズム晶。融点 65−66℃。
2−(2−ナフチル)オキサゾールとp−ヒドロキシベ
ンズアルデヒドとの反応により、4−〔5−メチル−2
−(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕ベン
ズアルデヒドを得た。クロロホルム−エーテルから再結
晶した。無色プリズム晶。融点 163−164℃。 参考例66 参考例22と同様に、4−〔5−メチル−2−(2−ナ
フチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕ベンズアルデヒ
ドとホスホノ酢酸トリメチルとの反応により、4−〔5
−メチル−2−(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメ
トキシ〕けい皮酸メチルを得た。クロロホルム−エーテ
ルから再結晶した。無色プリズム晶。融点 185−1
86℃。 参考例67 参考例23と同様に、4−〔5−メチル−2−(2−ナ
フチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕けい皮酸メチル
を水素化ジイソブチルアルミニウムによる還元反応に付
し、(E)−3−〔4−〔5−メチル−2−(2−ナフ
チル)−4−オキサゾリルメトキシ〕フェニル〕−2−
プロペン−1−オールを得た。クロロホルム−エーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 159−16
0℃。
−2−(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕
フェニル〕−2−プロペン−1−オールを活性二酸化マ
ンガンによる酸化反応に付し、(E)−3−〔4−〔5
−メチル−2−(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメ
トキシ〕フェニル〕−2−プロペン−1−アールを得
た。クロロホルム−エーテルから再結晶した。無色プリ
ズム晶。融点 179−180℃。 参考例69 参考例35と同様に、(E)−3−〔4−〔5−メチル
−2−(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕
フェニル〕−2−プロペン−1−アールとシアノメチル
ホスホン酸ジエチルとの反応により(E,E)−5−
〔4−〔5−メチル−2−(2−ナフチル)−4−オキ
サゾリルメトキシ〕フェニル〕−2,4−ペンタジエン
ニトリルを得た。酢酸エチル−エーテルから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点 159−160℃。 参考例70 参考例45と同様に、4−クロロメチル−5−メチル−
2−(2−ナフチル)オキサゾールと4−(4−ヒドロ
キシフェニル)ブチロニトリルとの反応により、4−
〔4−〔5−メチル−2−(2−ナフチル)−4−オキ
サゾリルメトキシ〕フェニル〕ブチロニトリルを得た。
クロロホルム−エーテルから再結晶した。無色プリズム
晶。融点 149−151℃。
2−(2−ナフチル)オキサゾールと5−(4−ヒドロ
キシフェニル)吉草酸メチルとの反応により、5−〔4
−〔5−メチル−2−(2−ナフチル)−4−オキサゾ
リルメトキシ〕フェニル〕吉草酸メチルを得た。ついで
参考例42と同様に、5−〔4−〔5−メチル−2−
(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕フェニ
ル〕吉草酸メチルを水素化リチウムアルミニウムによる
還元反応に付し、5−〔4−〔5−メチル−2−(2−
ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕フェニル〕ペ
ンタン−1−オールを得た。酢酸エチル−エーテルから
再結晶した。無色針状晶。融点 128−129℃。 参考例72 5−〔4−〔5−メチル−2−(2−ナフチル)−4−
オキサゾリルメトキシ〕フェニル〕ペンタン−1−オー
ル(1.1g)、トリエチルアミン(0.333g)及
びジクロロメタン(40ml)の混合物に氷冷下メタンス
ルホニルクロリド(0.345g)を滴下した。混合物
を室温で2時間かきまぜた後、水洗、乾燥(MgSO4)
し、溶媒を留去して5−〔4−〔5−メチル−2−(2
−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕フェニル〕
ペンチル メタンスルホネート(1.21g,92%)
を得た。ジクロロメタン−エーテルから再結晶した。無
色プリズム晶。融点 132−133℃。
(2−ナフチル)−4−オキサゾリルメトキシ〕フェニ
ル〕ペンチル メタンスルホネートとシアン化カリウム
との反応で、6−〔4−〔5−メチル−2−(2−ナフ
チル)−4−オキサゾリルメトキシ〕フェニル〕ヘキサ
ンニトリルを得た。酢酸エチル−イソプロピルエーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 116−11
7℃。 参考例74 参考例35と同様に、4−〔3−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリル)プロポキシ〕ベンズアルデ
ヒドとシアノメチルホスホン酸ジエチルとの反応により
4−〔3−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)プロポキシ〕シンナモニトリルを得た。酢酸エチ
ル−イソプロピルエーテル−ヘキサンから再結晶した。
無色プリズム晶。融点 97−98℃。 参考例75 参考例45と同様に、2−クロロメチル−5−メチル−
4−フェニルオキサゾールとo−ヒドロキシベンズアル
デヒドとの反応により、2−(5−メチル−4−フェニ
ル−2−オキサゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドを得
た。酢酸エチル−エーテルから再結晶した。無色プリズ
ム晶。融点 95−96℃。 参考例76 参考例22と同様に、2−(5−メチル−4−フェニル
−2−オキサゾリルメトキシ)ベンズアルデヒドとホス
ホノ酢酸トリメチルとの反応により、2−(5−メチル
−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)けい皮酸
メチルを得た。酢酸エチル−クロロホルム−エーテルか
ら再結晶した。無色プリズム晶。融点128−129
℃。
−2−オキサゾリルメトキシ)けい皮酸メチルを水素化
ジイソブチルアルミニウムによる還元反応に付し、
(E)−3−〔2−(5−メチル−4−フェニル−2−
オキサゾリルメトキシ)フェニル〕−2−プロペン−1
−オールを得た。酢酸エチル−クロロホルム−エーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 128−12
9℃。 参考例78 参考例34と同様に、(E)−3−〔2−(5−メチル
−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−オールを活性二酸化マンガン
による酸化反応に付し、(E)−3−〔2−(5−メチ
ル−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−アールを得た。クロロホルム
−イソプロピルエーテルから再結晶した。無色プリズム
晶。融点112−113℃。 参考例79 参考例35と同様に、(E)−3−〔2−(5−メチル
−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2−プロペン−1−アールとシアノメチルホスホ
ン酸ジエチルとの反応により(E,E)−5−〔2−
(5−メチル−4−フェニル−2−オキサゾリルメトキ
シ)フェニル〕−2,4−ペンタジエンニトリルを得
た。エタノール−クロロホルムから再結晶した。無色プ
リズム晶。融点128−129℃。
イル)−4−クロロメチル−5−メチルオキサゾールと
4−(4−ヒドロキシフェニル)ブチロニトリルとの反
応により、4−〔4−〔2−(ベンゾ〔b〕フラン−2
−イル)−5−メチル−4−オキサゾリルメトキシ〕フ
ェニル〕ブチロニトリルを得た。ジクロロメタン−イソ
プロピルエーテルから再結晶した。無色プリズム晶。融
点 118−119℃。 参考例81 参考例45と同様に、4−クロロメチル−2−(フラン
−2−イル)−5−メチルオキサゾールと4−(4−ヒ
ドロキシフェニル)ブチロニトリルとの反応により、4
−〔4−〔2−(フラン−2−イル)−5−メチル−4
−オキサゾリルメトキシ〕フェニル〕ブチロニトリルを
油状物として得た。 NMR(δ ppm in CDCl3): 1.85-2.05(2H,m), 2.31(2H,
t,J=7Hz), 2.42(3H,s),2.72(2H,t,J=7.5Hz), 4.97(2H,
s), 6.52(1H,dd,J=3.5&2Hz), 6.9-7.0(3H,m), 7.10(2
H,d,J=9Hz), 7.53(1H,dd,J=2&1Hz)。 参考例82 参考例45と同様に、3−クロロメチル−1−メチル−
5−フェニル−1,2,4−トリアゾールと4−(4−
ヒドロキシフェニル)ブチロニトリルとの反応により、
4−〔4−(1−メチル−5−フェニル−1,2,4−
トリアゾール−3−イルメトキシ)フェニル〕ブチロニ
トリルを得た。ジクロロメタン−イソプロピルエーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 106−10
7℃。
5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメタノー
ルとの反応により、2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリルメトキシ)−5−ニトロピリジンを得
た。収率 84%。ジクロロメタン−イソプロピルエー
テルから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点 142
−143℃。 参考例84 参考例2と同様に、2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリルメトキシ)−5−ニトロピリジンを接
触還元反応に付し、5−アミノ−2−(5−メチル−2
−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)ピリジンを得
た。収率 81%。メタノール−イソプロピルエーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 106−10
7℃。 参考例85 5−アミノ−2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリルメトキシ)ピリジン(4.00g)、47%
HBr(12.2g)、およびアセトン(80ml)の
混合物に、亜硝酸ナトリウム(1.08g)の水(2m
l)溶液を5℃以下の温度で滴下した。30分間かきま
ぜた後、アクリル酸メチル(6.12g)を加え、10
〜20℃の温度でかきまぜながら酸化第一銅(Cu
2O)(0.20g)を加えた。室温で1時間かきまぜ
た後、反応混合物を濃縮した。残留物に濃アンモニア水
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水
洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去し、残留
物をシリカゲルクロマトグラフィーに付した。酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:5,v/v)で溶出する部分から2
−ブロモ−3−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]プロピオン
酸メチルを油状物(2.27g,37%)として得た。 NMR(δ ppm in CDCl3):2.48(3H,s), 3.18(1H,dd,
J=14.5&7Hz), 3.39(1H,dd,J=14.5&8Hz), 3.76(3H,s),
4.34(1H,dd,J=8&7Hz), 5.28(2H,s), 6.78(1H,d,J=8.5H
z), 7.35-7.5(4H,m), 7.95-8.1(3H,m).
4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]プロピオ
ン酸メチル(4.00g)、1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]−7−ウンデセン(DBU)(1.41
g)およびトルエン(80ml)の混合物を90〜10
0℃で2時間かきまぜた。反応混合物を水に注いで酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥(Mg
SO4)後減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル
クロマトグラフィーに付した。酢酸エチル−ヘキサン
(1:3,v/v)で溶出する部分から(E)−3−
[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル
メトキシ)−5−ピリジル]アクリル酸メチルの結晶
(2.71g,83%)を得た。ジエチルエーテル−イ
ソプロピルエーテルから再結晶した。無色プリズム晶。
融点 116−117℃。 参考例87 参考例23と同様に、(E)−3−[2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピ
リジル]アクリル酸メチルを水素化ジイソブチルアルミ
ニウムによる還元反応に付し、(E)−3−[2−(5
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)
−5−ピリジル]−2−プロペン−1−オールを得た。
収率 76%。ジクロロメタン−イソプロピルエーテル
から再結晶した。無色プリズム晶。融点 116−11
7℃。 参考例88 参考例34と同様に、(E)−3−[2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピ
リジル]−2−プロペン−1−オールを活性二酸化マン
ガンによる酸化反応に付し、(E)−3−[2−(5−
メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−
5−ピリジル]−2−プロペン−1−アールを得た。収
率 92%。ジクロロメタン−イソプロピルエーテルか
ら再結晶した。無色プリズム晶。融点 147−148
℃。 参考例89 参考例24と同様に、(E)−3−[2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピ
リジル]−2−プロペン−1−オールを接触還元反応に
付し、3−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]プロパノールを
得た。収率 82%。ジエチルエーテル−ヘキサンから
再結晶した。無色針状晶。融点 89−90℃。
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]
プロパノールをメタンスルホニル化して、3−[2−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキ
シ)−5−ピリジル]プロピル メタンスルホネートを
油状物として得た。収率 89%。 NMR(δ ppm in CDCl3):1.95-2.15(2H,m), 2.48(3
H,s), 2.70(2H,t,J=7.5Hz), 3.01(3H,s), 4.24(2H,t,J=
6.5Hz), 5.28(2H,s), 6.78(1H, d,J=8.5Hz), 7.35-7.5
(4H,m), 7.95-8.1(3H,m). 参考例91 参考例38と同様に、3−[2−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]
プロピル メタンスルホネートとシアン化カリウムとの
反応により、4−[2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]ブチロニ
トリルを油状物として得た。 収率 95%。 NMR(δ ppm in CDCl3):1.85-2.05(2H,m), 2.35(2
H,t,J=7Hz), 2.48(3H,s),2.73(2H,t,J=7.5Hz), 5.28(2
H,s), 6.80(1H,d,J=8.5Hz), 7.35-7.5(4H,m), 7.95-8.1
(3H,m). 参考例92 参考例64と同様に、(E)−3−[2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピ
リジル]−2−プロペン−1−アールにシアノメチルホ
スホン酸ジエチルを反応し、次いで接触還元することに
より、5−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]吉草酸ニトリル
を油状物として得た。収率 96%。 NMR(δ ppm in CDCl3):1.55-1.85(4H,m), 2.37(2
H,t,J=6.5Hz), 2.48(3H,s), 2.59(2H,t,J=7Hz), 5.27(2
H,s), 6.77(1H,d,J=8.5Hz), 7.35-7.5(4H,m), 7.95-8.1
(3H,m).
キサゾリル)エトキシ〕フェニル〕プロピオニトリル
(0.7g)、アジ化ナトリウム(0.411g)、塩
化アンモニウム(0.337g)および N,N-ジメチル
ホルムアミド(15ml)の混合物を120℃で24時間
かきまぜた。反応混合物は水に注いで酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)した後、溶
媒を留去し、5−〔2−〔4−〔2−(5−メチル−2
−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ〕フェニル〕
エチル〕テトラゾール(0.38g,48%)を得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム
晶。融点 143〜144℃。 実施例2〜実施例14 実施例1と同様にして、〔表4〕および〔表5〕の化合
物を得た。
Oとして 計算値: C,55.81; H,5.56; N,20.34 分析値: C,56.01; H,5.82; N,20.68
オキサゾリルメトキシ)スチリル〕テトラゾール(1.
0g)、パラジウム−炭素(5%,0.5g)およびジ
オキサン(100ml)の混合物を、1気圧、室温で接触
還元に付した。触媒をろ別、ろ液を減圧下に濃縮、5−
〔2−〔4−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリルメトキシ)フェニル〕エチル〕テトラゾール
(0.81g,81%)を得た。メタノール−クロロホ
ルムから再結晶した。無色板状晶。融点 203−20
4℃。 実施例16 実施例15と同様にして、5−〔4−〔4−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−1,3−ブタジエン−1−イル〕テトラゾールを
接触還元に付し、5−〔4−〔4−(5−メチル−2−
フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニル〕ブチ
ル〕テトラゾールを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶した。無色プリズム晶。融点 116−117℃。
得た。
ル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2,4−ペンタジエンニトリルとアジ化ナトリウ
ム−塩化アンモニウムとの反応により、5−〔4−〔3
−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメト
キシ)フェニル〕−1,3−ブタジエン−1−イル〕テ
トラゾールを得た。メタノールから再結晶した。無色プ
リズム晶。融点 201−202℃。 実施例29 実施例1と同様に、(E,E)−5−〔2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリルメトキシ)フェニ
ル〕−2,4−ペンタジエンニトリルとアジ化ナトリウ
ム−塩化アンモニウムとの反応により、5−〔4−〔2
−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリルメト
キシ)フェニル〕−1,3−ブタジエン−1−イル〕テ
トラゾールを得た。ジクロロメタン−メタノールから再
結晶した。無色プリズム晶。融点 192−193℃。
=7Hz), 1.35-1.85(4H,m), 2.47(3H,s), 2.47-2.68(1H,
m), 2.68-2.95(2H,m), 4.91(2H,s), 6.73(2H,d,J=8.8H
z), 6.92(2H,d,J=8.8Hz), 7.35-7.52(3H,m), 7.90-8.05
(2H,m)。
ニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]ブ
チロニトリルとアジ化ナトリウム−塩化アンモニウムと
の反応により、5−[3−[2−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]
プロピル]−1H−テトラゾールを得た。収率 45
%。メタノール−酢酸エチルから再結晶した。無色プリ
ズム晶。融点 137−138℃。 実施例37 実施例1と同様に、5−[2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]吉
草酸ニトリルとアジ化ナトリウム−塩化アンモニウムと
の反応により、5−[4−[2−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)−5−ピリジル]
ブチル]−1H−テトラゾールを得た。収率 46%。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム
晶。融点 104−105℃。
水で練合し、真空乾燥後製粒を行う。この製粒末に14
gの(4)及び1gの(5)を混合し、打錠機で錠剤と
することにより、一錠当たり(1)10mgを含有する錠
剤1000錠を製造する。
水で練合し、真空乾燥後製粒を行う。この製粒末に14
gの(4)及び1gの(5)を混合し、打錠機で錠剤と
することにより、一錠当たり(1)30mgを含有する錠
剤1000錠を製造する。
Claims (14)
- 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、n は 1 から 3 の整数を、Aは置換基を有して
いてもよい複素環残基を示す。Yは二価の炭化水素残基
を、XはCHまたはNを示す。〕で表されるテトラゾー
ル誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩。 - 【請求項2】Aが置換基を有していてもよい含窒素複素
環残基である請求項1記載のテトラゾール誘導体または
その薬理学的に許容しうる塩。 - 【請求項3】Aが置換基を有していてもよい式 【化2】 〔式中、B1はS,OまたはNR(式中Rは水素原子,
低級アルキル基またはアラルキル基を示す。)で示され
る基を、B2は窒素原子またはC−R2(R2は水素また
は水酸基で置換されていてもよい低級アルキル基を示
す。)を示す。R1は水素原子またはそれぞれ置換され
ていてもよい炭化水素残基または複素環残基を示すが、
R1とR2が隣接する炭素原子にそれぞれ置換していると
きはR1とR2が互いに結合して縮合環を形成していても
よい。〕で表される芳香性5員環残基である請求項1記
載のテトラゾール誘導体またはその薬理学的に許容しう
る塩。 - 【請求項4】Aが式 【化3】 〔式中、R1は水素またはそれぞれ置換されていてもよ
い炭化水素残基または複素環残基を、R2は水素または
水酸基で置換されていてもよい低級アルキル基を、Bは
酸素原子またはイオウ原子を示す。〕で示される基であ
る請求項1記載のテトラゾール誘導体またはその薬理学
的に許容しうる塩。 - 【請求項5】Aが式 【化4】 〔式中、Bは酸素原子またはイオウ原子を示し、R3,
R4は水素またはそれぞれ置換されていてもよい炭化水
素残基または複素環残基を示すが、R3とR4が結合した
縮合環を形成してもよい。〕で示される基である請求項
1記載のテトラゾール誘導体またはその薬理学的に許容
される塩。 - 【請求項6】B1がNR(式中、Rは水素原子、低級ア
ルキル基またはアラルキル基を示す。)であり、B2が
窒素原子である請求項3記載のテトラゾール誘導体また
はその薬理学的に許容しうる塩。 - 【請求項7】nが1または2である請求項1記載のテト
ラゾール誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩。 - 【請求項8】XがCHである請求項1記載のテトラゾー
ル誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩。 - 【請求項9】Yが炭素数1〜5の二価の炭化水素残基で
ある請求項1記載のテトラゾール誘導体またはその薬理
学的に許容しうる塩。 - 【請求項10】Yが炭素数1〜5のアルキレンである請
求項1記載のテトラゾール誘導体またはその薬理学的に
許容しうる塩。 - 【請求項11】Yが−CH2CH2CH2−または−CH2
CH2CH2CH2−である請求項1記載のテトラゾール
誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩。 - 【請求項12】一般式 【化5】 〔式中、nは1から3の整数を、Aは置換基を有してい
てもよい複素環残基を示す。Yは二価の炭化水素残基
を、XはCHまたはNを示す。〕で表されるテトラゾー
ル誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩を有効成分
として含有してなる糖尿病治療剤。 - 【請求項13】一般式 【化6】 〔式中、nは1から3の整数を、Aは置換基を有してい
てもよい複素環残基を示す。Yは二価の炭化水素残基
を、XはCHまたはNを示す。〕で表されるテトラゾー
ル誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩を有効成分
として含有してなる高脂血症治療剤。 - 【請求項14】一般式 【化7】 〔式中、nは1から3の整数を示し、Aは置換基を有し
ていてもよい複素環残基を示す。Yは二価の炭化水素残
基を、XはCHまたはNを示す。〕で表される化合物と
金属アジド化合物とを反応させることを特徴とする一般
式 【化8】 〔式中、各記号は前記と同意義である。〕で表されるテ
トラゾール誘導体の製造法。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14090693 | 1993-06-11 | ||
JP5-140906 | 1993-06-11 | ||
JP12128894A JP3466273B2 (ja) | 1993-06-11 | 1994-06-02 | テトラゾール誘導体、その製造法およびそれを含んでなる医薬 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0753555A true JPH0753555A (ja) | 1995-02-28 |
JP3466273B2 JP3466273B2 (ja) | 2003-11-10 |
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ID=26458698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12128894A Expired - Fee Related JP3466273B2 (ja) | 1993-06-11 | 1994-06-02 | テトラゾール誘導体、その製造法およびそれを含んでなる医薬 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3466273B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998007699A1 (fr) * | 1996-08-19 | 1998-02-26 | Japan Tobacco Inc. | Derives d'acide propionique et applications de ces derives |
WO2002076959A1 (fr) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Derive heterocyclique a cinq membres d'acide alcanoique |
US6710063B1 (en) | 1999-06-25 | 2004-03-23 | Smithkline Beecham Corporation | Activators of PPAR delta |
JP2010519306A (ja) * | 2007-02-22 | 2010-06-03 | アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | Gタンパク質共役受容体を調節するための化合物および方法 |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP12128894A patent/JP3466273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998007699A1 (fr) * | 1996-08-19 | 1998-02-26 | Japan Tobacco Inc. | Derives d'acide propionique et applications de ces derives |
US6710063B1 (en) | 1999-06-25 | 2004-03-23 | Smithkline Beecham Corporation | Activators of PPAR delta |
US6723740B2 (en) | 1999-06-25 | 2004-04-20 | Smithkline Beecham Corporation | Activator of PPAR delta |
WO2002076959A1 (fr) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Derive heterocyclique a cinq membres d'acide alcanoique |
JP2010519306A (ja) * | 2007-02-22 | 2010-06-03 | アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | Gタンパク質共役受容体を調節するための化合物および方法 |
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---|---|
JP3466273B2 (ja) | 2003-11-10 |
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