JPH0753118Y2 - 電磁音響変換器の駆動部の取付け構造 - Google Patents

電磁音響変換器の駆動部の取付け構造

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JPH0753118Y2
JPH0753118Y2 JP1990096611U JP9661190U JPH0753118Y2 JP H0753118 Y2 JPH0753118 Y2 JP H0753118Y2 JP 1990096611 U JP1990096611 U JP 1990096611U JP 9661190 U JP9661190 U JP 9661190U JP H0753118 Y2 JPH0753118 Y2 JP H0753118Y2
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JP
Japan
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yoke
case
drive unit
pole
acoustic transducer
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JP1990096611U
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JPH0453298U (ja
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昭司 山際
稔 渋谷
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TDK Corp
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばポケットベルその他の音響発生を行な
う機器に使用される電磁音響変換器において、振動板を
振動させるための交番磁界を発生させる駆動部をケース
内に取付ける構造に関する。
(従来の技術) 従来の電磁音響変換器は、筒形をなすケース内に、振動
板と、該振動板を振動させる交番磁界を発生させる駆動
部とを収容し、該駆動部は、板状をなすヨークの片面
に、前記振動板に対向させる磁性材でなるポールを一体
にまたは固着して設け、該ポールに巻線を施し、かつ該
巻線部を包囲する磁性体をヨークに固定してなり、ヨー
クを接着剤によりケースの内部に固定することにより、
駆動部をケース内に固定していた。
(考案が解決すべき課題) 上記従来の駆動部の取付け構造においては、製品ごとに
接着剤の厚みのばらつきが生じ、その結果、ポール先端
と振動板とのギャップ幅にばらつきが生じて音響発生特
性(音圧)を一定に維持することが困難であるという問
題点があった。また、電磁音響変換器に衝撃が加わる
と、接合部の接着剤が変形して前記ギャップ幅が変わ
り、特性が劣化するという問題点があった。
本考案は、上記問題点に鑑み、ポール先端と振動板との
間のギャップのばらつきを小さくし、かつ衝撃による特
性の劣化を防止することのでき、さらに製造用の金型の
構造が簡単となる電磁音響変換器の駆動部の取付け構造
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、筒形をなす樹脂
製ケース内に、振動板と、該振動板を振動させる交番磁
界を発生させる駆動部とを収容し、該駆動部は、板状を
なすヨークの片面に、前記振動板に対向させる磁性材で
なるポールを一体にまたは固着して設け、該ポールに巻
線を施し、かつ該巻線部を包囲する磁性体を前記ヨーク
に固定してなる電磁音響発生器において、前記ケースの
内側に、ケースと一体に3本以上の弾性片を設け、各弾
性片の内面にヨーク係止部を設け、前記ケースの各弾性
片の間にヨーク受部を設け、該ヨーク受部と前記ヨーク
係止部との間でヨークの周辺部を挟持してヨークをケー
スに固定する構造としたことを特徴とする。
(作用) 本考案は、上述の構造としたので、ヨークはケース内の
一定位置に固定され、従ってヨークと一体または固定さ
れるポールと振動板との間のギャップが一定となる。ま
た、複数の弾性片の内面に形成したケース係止部と、弾
性片の間に配設したケース受部との間にヨークの周囲を
挟持してヨークを固定する構造としたので、ケースを上
下の金型のみで構成でき、特殊な金型を必要とせず、成
形作業も容易となる。
(実施例) 第1図は本考案による電磁音響変換器の一実施例を示す
縦断面図、第2図はその分解斜視図、第3図は組立て状
態における要部を示す斜視図である。これらの図におい
て、1は樹脂製下ケース、2は該下ケース1に嵌合さ
れ、音の出口となる開口部2aを有する樹脂製上ケース、
3は例えば下ケース1と上ケース2との間に組込まれて
収容される磁性材でなる振動板、4は下ケース1内に収
容され、振動板3に対して交番磁界を発生させる駆動部
である。
該駆動部4は、板状をなす磁性材でなるヨーク5と、該
ヨーク5の中心に一体に形成された(嵌着等により固定
してもよい)ポール6と、該ポール6に直接に、あるい
は図示のように樹脂製ボビン7を介して巻いた巻線8
と、ヨーク5の片面に例えば接着、磁気的吸着または嵌
着等により固定されるリング状の磁性体9(本実施例に
おいては、本磁性体9を永久磁石により構成した)と、
ボビン7に植設され、巻線8の両端をそれぞれ接続した
端子10とからなる。ヨーク5の外径は、磁性体9の外径
よりやや大きく形成してあるので、磁性体9より外側に
ヨーク5が突出する。
一方下ケース1には、その内部に縦向きに3本以上(本
実施例は4本)の弾性片1aを一体に形成する。該弾性片
1aは下ケース1の材質によって得られるもので、各弾性
片1aは上部が下ケース1の内壁から突出し、かつ下方に
延出した構造をなし、弾性片1aと下ケース1の内壁との
間には隙間1bが形成されている。また、該各弾性片1aの
下端内面には、ヨーク5の導入を容易にする傾斜面1cが
形成され、かつヨーク5の周囲を係止するケース係止部
1fが設けられている。
また、各弾性片1aの間には、前記ヨーク5の周囲を当接
させる弧状のガイド片1eがこれらによってポール6を中
心とする円を描くように配設されている。そして各ガイ
ド片1eには段差状のヨーク受部1h(該ヨーク受部は下ケ
ース1の内面に形成しても良い)を形成し、ヨーク受部
1hとケース係止部1fとの間でヨーク5の周辺部を挟持し
てヨーク5を固定するようにしたものである。
この電磁音響変換器は、駆動部4を下ケース1の下面開
口部から押し込み、ヨーク5で弾性片1aを押し開き、ヨ
ーク5の周囲の上面の複数箇所(本実施例においては4
箇所)を、ガイド片1eのヨーク受部1hに受けさせ、かつ
ヨーク5の周囲の下面の複数箇所(本実施例においては
4箇所)を弾性片1aの係止部1fに係止させることによ
り、ヨーク5ないしは駆動部4が下ケース1内に固定し
て取付けられる。この取付け状態において、磁性体9
は、ガイド片1eで囲まれることにより、半径方向の位置
が規制される。
このような取付け状態においては、ヨーク5は下ケース
1に機械的に結合されるので、ヨーク5は下ケース1内
の一定位置に保持され、従ってポール6の先端と振動板
3とのギャップもばらつきなく、一定に設定される。ま
た、電磁音響変換器に衝撃が加わっても、弾性片1aの係
止部1fとガイド片1eの受部1hとの間にヨーク5が保持さ
れているので、下ケース1内におけるヨーク5の位置す
なわちポール6の位置も一定に保持され、ポール6の先
端と振動板3とのギャップが一定に維持される。また、
弾性片1aに溝を設け、その溝にヨーク周辺を嵌めてヨー
クを固定する構造に比較して、上下の成形金型の構造が
上下方向に突出した部分のみですみ、金型構造が簡単と
なり、成形作業も容易となる。
上記実施例においては、ケースが上ケース2と下ケース
1とに分割され、合体させる例について示したが、これ
らは1つの成形材としても良い。また、上記説明におけ
る上下関係は、説明の便宜上規定したにすぎず、取付け
方向を限定するものではないことはいうまでもない。
(考案の効果) 請求項1によれば、ケース内に一体に形成した弾性片の
内面に設けたケース係止部と、ケース内部のケース受部
との間でヨークの周囲を挟持して固定する構造としたの
で、接着剤により固定する場合のように、接着剤の変形
によるポールと振動板との間によるギャップのばらつき
が無くなり、ギャップが一定に保持され、特性の揃った
電磁音響変換器が提供できる。また、電磁音響変換器に
衝撃が加わっても、ヨークがケース係止部とケース受部
との間から外れない限りポールと振動板との相対的位置
がずれず、衝撃により特性が劣化するおそれも無い。
また、弾性片に溝を設けてその溝にヨーク周辺を嵌めて
ヨークを固定する構造に比較して、上下の成形金型の構
造が上下方向に突出した部分のみですみ、金型構造が簡
単となり、成形作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電磁音響変換器の一実施例を示す
縦断面図、第2図はその分解斜視図、第3図はその組立
て状態における要部を示す斜視図である。 1:下ケース、1a:弾性片,1b:間隙、1c:傾斜面、1e:ガイ
ド片、1f:ヨーク係止部、1h:ヨーク受部、2:上ケース、
3:振動板、4:駆動部、5:ヨーク、6:ポール、7:ボビン、
8:巻線、9:磁性体、10:端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒形をなす樹脂製ケース内に、振動板と、
    該振動板を振動させる交番磁界を発生させる駆動部とを
    収容し、該駆動部は、板状をなすヨークの片面に、前記
    振動板に対向させる磁性材でなるポールを一体にまたは
    固着して設け、該ポールに巻線を施し、かつ該巻線部を
    包囲する磁性体を前記ヨークに固定してなる電磁音響発
    生器において、前記ケースの内側に、ケースと一体に3
    本以上の弾性片を設け、前記弾性片の内面にヨーク係止
    部を設け、前記ケースの各弾性片の間にヨーク受部を設
    け、該ヨーク受部と前記ヨーク係止部との間でヨークの
    周辺部を挟持してヨークをケースに固定したことを特徴
    とする電磁音響変換器の駆動部の取付け構造。
JP1990096611U 1990-09-14 1990-09-14 電磁音響変換器の駆動部の取付け構造 Expired - Lifetime JPH0753118Y2 (ja)

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JP1990096611U JPH0753118Y2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 電磁音響変換器の駆動部の取付け構造

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Publication Number Publication Date
JPH0453298U JPH0453298U (ja) 1992-05-07
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ID=31836287

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JP1990096611U Expired - Lifetime JPH0753118Y2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 電磁音響変換器の駆動部の取付け構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5216871U (ja) * 1975-07-22 1977-02-05
JPS55175200U (ja) * 1979-06-05 1980-12-16

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JPH0453298U (ja) 1992-05-07

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