JPH075296U - 保安灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】保安灯において、非常時及び通常時の保安灯と
しての実用性・非常時対応性を実現する。 【構成】保安灯へ人体検知５及び照度検知機能６を具備
し、一体として商用電源への接続可能な機構とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、商用電源コンセントへ接続し電源が停電した時自動的に照明が点灯 する保安灯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の保安灯は、図１に示す様に商用電源１が通電されている状態では充電器 ２により蓄電池Ｂ１へ充電を行い、停電検知回路が商用電源の停電を検知すると スイッチＳＷ１を動作させ非常用照明Ｌ１が点灯し、コンセントから取りはずす 事によって避難時の懐中電灯として使用する事ができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術では停電を検知しないと点灯しない為、地震・火災等で商用電源に は異常がなく照明用の電灯線に異常が発生した場合、照明が消え暗くなったにも かかわらず点灯しない為、保安灯の接続されている場所がわからないという欠点 があり、商用電源の停電時以外は動作する事がなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、この様な事情に鑑みてなされたものであってその手段とする所は１ ８０゜の検知範囲を持つ安定化電源及び人体検知器と照度検知器を具備し、それ らからのトリガ信号によって一定時間照明を点灯するタイマー回路を持ち停電時 以外でも人体検知又は照度検知によって照明を点灯できる事を特徴とする保安灯 である。

【０００５】

【作用】

本考案の保安灯は、停電・通電に係りなく人体検知及び照度検知によって、一 定時間点灯する事により非常時においては保安灯の位置を一早く知らせる事がで き、通常はセンサライトとして動作する事ができる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の保安灯を図面に示す実施例に従い説明する。図２は、本考案に係 る保安灯の回路図である。安定化電源４・人体検知器６・照度検知器５を具備し 、その出力によって動作するタイマー回路７と停電検知器３の出力によって閉路 するスイッチＳＷ２、そして閉路する事によって点灯する非常用照明Ｌ１を持つ 。商用電源１が通電されている状態では安定化電源４から抵抗Ｒ１を介してバッ テリーＢ１へ充電を行う。人体検知器５は人体検知を行うとアクティブハイのト リガパルスを発生し、照度検知器３は周囲照度が設定照度より下がるとローから ハイへ出力が立ち上がる。又、タイマー回路７は立ち上がり入力信号でトリガさ れ、一定時間スイッチＳＷ２を閉路する出力を出す。 商用電源１に異常がなく周囲が設定照度より低い照度の時、照度検知器６はハ イを出力しているので人体検知器５が人体を検知すると検知出力はそのままタイ マー回路７へ入力され一定時間スイッチＳＷ２が閉路し非常用照明Ｌ１が点灯し 、周囲を明るく照らす事ができる。 又、何らかの照明用電灯線の異常で点灯していた照明が消灯し、周囲照度が設 定照度より下がった場合、照度検知器６の出力はローからハイへ立ち上がりダイ オードＤ２を介して人体検知器５の出力にかかわりなくタイマー回路７をトリガ し非常用照明Ｌ１を一定時間点灯し、室内にいた人は保安灯の場所を安易に見つ ける事ができる。 商用電源１が停電した場合、停電検知回路３がスイッチＳＷ２を閉路しダイオ ードＤ３を介してバッテリーＢ１の電力で非常用照明Ｌ１が点灯し、この点灯は 停電の間保持される。 図３は本保安灯の人体検知範囲を上面から見た図であるが、１８０゜の検知範 囲を持つ事で廊下等の商用電源コンセントへ接続した場合でも一早く人体検知を 行う事ができ、保安灯又はセンサライトとしての機能を損なう事がない。

【０００７】

【本考案の効果】

本考案の保安灯の実施例は以上の通りであり、その効果を次に記付する。 （１） 本考案の保安灯は、商用電源に異常がなくても人体検知あるいは照度検 知によって点灯し、商用電源停電時及び照明用電灯線に異常が発生した場 合においても、保安灯としての機能を損なうことがなく、通常はセンサラ イトとして動作する事ができる。 （２） 商用電源コンセント前面１８０゜の範囲の人体検知を行う事によって一 早く人体を検知し、廊下等のコンセントへ接続してもその機能を損なう事 がない。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の保安灯の回路ブロック図

【図２】本考案の保安灯の回路ブロック図

【図３】本考案の保安灯の廊下設置時の検知範囲上視図

【０００９】

【符号の簡単な説明】

１．商用電源 ２．充電回路 ３．停電検知回路 ４．安定化電源 ５．人体検知器 ６．照度検知器 ７．タイマー回路 ８．ＡＮＤ回路 ９．検知範囲 １０．人体 １１．保安灯 Ｂ１．蓄電池 ＳＷ１、ＳＷ２．スイッチ Ｒ１．抵抗 Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３．ダイオード Ｌ１．非常用照明

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 榎並 義彦 鳥取県鳥取市雲山372番地４ 日本セラミ ック株式会社内

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】商用電源コンセントへ接続し、電源が停電
   した時自動的に非常灯が点灯する脱着可能な保安灯に関
   し、人体検知機能を具備する事によって停電時以外でも
   人体検知によって点灯する事を特徴とする保安灯。
2. 【請求項２】商用電源コンセント前面１８０゜の範囲の
   人体検知を行う事によって、コンセントへ接続した場合
   でも人体検知機能を損なわない事を特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の保安灯。
3. 【請求項３】照度検知センサを具備し、周囲環境が明る
   い状態から暗い状態へ急激に変化した時、人体検知に係
   りなく一定時間点灯する事を特徴とする実用新案登録請
   求の範囲第１項記載の保安灯。